JPH0517851Y2 - - Google Patents

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JPH0517851Y2
JPH0517851Y2 JP16554188U JP16554188U JPH0517851Y2 JP H0517851 Y2 JPH0517851 Y2 JP H0517851Y2 JP 16554188 U JP16554188 U JP 16554188U JP 16554188 U JP16554188 U JP 16554188U JP H0517851 Y2 JPH0517851 Y2 JP H0517851Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ハウジング内に、2個のコイルとそ
の両コイル間に配置される環形の永久磁石とを同
軸上に固設するとともに、被駆動部材が連結され
るロツドを可動鉄心に固着してなるプランジヤを
永久磁石に貫通させて軸線方向の移動を自由に装
着し、一方のコイルの励磁による磁気吸引力によ
りそのコイル側へプランジヤを移動させた後にそ
のコイルの励磁を解除してそのプランジヤを永久
磁石の磁気吸引力により移動不能に保持する作動
を両コイルで交互に行うようにした双安定キープ
ソレノイドに関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点 上記のような双安定キープソレノイドにおい
て、可動鉄心とロツドを結合する場合に、従来
は、ロツドに形成した雄ねじと可動鉄心に形成し
た雌ねじとを接着剤を塗布した状態で螺合させ、
ロツドの可動鉄心からの突出長さを調整するとと
もに余分な接着剤を拭き取つた後に、カシメ付け
により可動鉄心をロツドに固定するという方法が
用いられていたが、このような手段によつて固着
した場合には、作業工程数が多いためにコストが
高くつき、また、可動鉄心とロツドの結合がねじ
込みによつて行われるために、両者の軸線の間に
ずれや傾きが生じ易くて軸線を正確に一致させる
のが難しいばかりでなく、ロツドの突出長の調節
を、接着剤を塗布した状態でロツドを回転させる
という手間の掛かる方法によつて行わなければな
らないという問題があつた。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記問題点を解決するための手段と
して、プランジヤの可動鉄心に形成した中心孔に
ロツドを緊密に嵌入するとともに、そのロツドの
外周に形成した円周方向の嵌合溝を可動鉄心の中
心孔の開口縁に沿うように配置し、可動鉄心の端
面の中心孔の開口縁近傍をカシメ具で軸線方向に
打圧することによつてその開口縁近傍の肉厚を塑
性変形させて嵌合溝内に嵌入することにより、ロ
ツドを可動鉄心に固着した構成とした。
考案の作用及び効果 本考案は上記構成になり、可動鉄心とロツドを
固着する作業は、ロツドを可動鉄心の中心孔に嵌
入してその軸線方向における位置を決めた後に、
可動鉄心の端面を打圧するという簡単な手順によ
つて行われるのであつて、作業工程の数が少ない
から、コストを低く抑えることができ、また、ロ
ツドと可動鉄心の結合を、ねじ込みではなく、可
動鉄心の中心孔にロツドを緊密に嵌入することに
よつて行うから、可動鉄心とロツドの軸線を高い
精度で一致させることができるとともに、ロツド
の突出長の調節を簡単に行うことができる効果が
ある。
実施例 以下、本考案の第1実施例を第1図乃至第3図
に基づいて説明する。
本第1実施例の双安定キープソレノイドは、円
筒形をなすハウジング1の中空内に、軸線方向に
間隔を空けた2個のコイル3,3を両コイル3,
3の間に配置された環形の永久磁石4とを固定
し、永久磁石4の内周を貫通して両コイル3,3
の内周に嵌めた摺動案内筒5内に、一対の固定鉄
心6,6を両端に配置して固定するとともに、可
動鉄心9に形成した中心孔10にロツド11を貫
通させて固着してなるプランジヤ8を、緊密に、
かつ、両固定鉄心6,6の間での摺動自由に嵌装
したものであつて、一方のコイル3を励磁すると
その磁気吸引力によりプランジヤ8がそのコイル
3と同じ側に配置された固定鉄心6側に移動し
て、可動鉄心9がその端面に形成した凹部12を
固定鉄心6の対応面に突成した突出部13に整合
させた状態で吸着され、その後にコイル3への励
磁を解除すると、永久磁石4の磁気吸引力によつ
てプランジヤ8が移動不能に保持され、また、他
方のコイル3について励磁とその解除とを行うこ
とによつてプランジヤ8がその他方のコイル3側
に吸引されて移動不能に保持され、上記の作動が
交互に行われることによつてロツド11のハウジ
ング1から突出した端部14が伸縮し、その端部
14に連結される図示しない被駆動部材が直線往
復駆動されるようになつている。
次に、プランジヤ8のロツド11と可動鉄心9
の固着構造について説明すると、第2図に拡大し
て示すように、可動鉄心9の両凹部12,12の
奥端面には、夫々、そのロツド11を緊密に貫通
させた前記中心孔10の開口縁に連続する環形の
突当面15が軸線と直角に形成され、一方、ロツ
ド11の外周には、可動鉄心9の中心孔10の両
開口縁に沿う2本の嵌合溝16,16が全周にわ
たつて形成されていて、ロツド11と可動鉄心9
とを、ロツド11の両嵌合溝16,16が共に可
動鉄心9の中心孔10内にその開口縁に沿つて隠
れるように位置決めしておき、この状態で、第2
図に鎖線で示すように、ロツド11の外周に略緊
密かつ摺動自由に外嵌され、先端に可動鉄心9の
突当面15に整合する打圧面19とその打圧面1
9から同心円状に突出する楔形断面の食込部20
とを形成してなるカシメ具18を、可動鉄心9の
両凹部12,12内に配置し、そのカシメ具18
を可動鉄心9の両側から押圧してそれらの食込部
20,20を両突当面15,15に同時に食い込
ませることにより、第3図に示すように、中心孔
10の開口縁部を塑性変形させてロツド11の嵌
合溝16内に嵌入させるという手段によつて、ロ
ツド11が軸線方向の脱抜不能に、かつ、所定の
長さを突出させた状態で可動鉄心9に結合されて
いる。
上記のように、プランジヤ8は、ロツド11を
可動鉄心9の中心孔10に緊密に嵌入してカシメ
付けることによつて組み付けるようにしたから、
従来のロツドを可動鉄心にネジ込む方法を用いた
プランジヤに比べて、ロツド11と可動鉄心9の
両軸線のずれと傾きが極めて小さい高い精度で組
み付けられるとともに、組付作業が位置決めとカ
シメ付けの2工程で済むから、コストが低く抑え
られているのであり、また、ロツド11のハウジ
ング1から突出長さは、ロツド11に形成する嵌
合溝16,16の位置を変えることによつて任意
に調節することができる。
上記第1実施例においては、1本のロツド11
を用いてこれを可動鉄心9の中心孔10に貫通さ
せるようにしたが、これに代えて、可動鉄心の両
端面に、2つの中心孔を同一軸線上に、かつ、貫
通させずに形成して、両中心孔に2本のロツドを
嵌入するようにしてもよい。
次に、本考案の第2実施例を第4図乃至第6図
に基づいて説明する。
本第2実施例のプランジヤ28は、中心孔30
内にロツド31を貫通させた可動鉄心29の両端
部が、対応する固定鉄心32側にテーパ状に突出
して、その固定鉄心32に吸着されたときにその
対向面に形成した凹部33内に嵌入する形状をな
している。
この可動鉄心29の突出した両端部は、夫々、
その端面に軸線と直角な突当面35が形成されて
いるとともに、その突当面35から中心孔30の
開口縁に沿つて突出する方形断面の被変形部36
が形成され、一方、ロツド31の外周には、軸線
と直角な係合面38,38を有する嵌合溝37
が、可動鉄心29の被変形部36の内周に対応し
て全周にわたつて形成されていて、ロツド31と
可動鉄心29の組付けは、第5図に鎖線で示すよ
うに、開口縁内周の寸法が被変形部36の外径と
略等しく、奥に向かつて内径が次第に小さくなる
テーパ面41を有する打圧孔43の形成されたカ
シメ具40をロツド31に外嵌して、このカシメ
具40で可動鉄心29の突当面35を打圧し、カ
シメ具40のテーパ面41で被変形部36の肉厚
を内側に変形させてロツド31の嵌合溝37内に
嵌入させるという手段によつて行われる。
なお、本第2実施例のプランジヤ28は、ロツ
ド31の嵌合溝37に軸線と直角な係合面38を
形成したから、嵌合溝37内に嵌入した被変形部
36が係合面38に密着して係合することによ
り、ロツド31の可動鉄心29に対する軸線方向
の移動が確実に阻止されて両者がより強固に結合
されているという利点がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示し、第1図は第
1実施例の断面図、第2図及び第3図はその可動
鉄心とロツドの結合手段をあらわす部分拡大断面
図であり、第4図は本考案の第2実施例の断面
図、第5図及び第6図はその可動鉄心ロツドの結
合手順をあらわす部分拡大断面図である。 1……ハウジング、3……コイル、4……永久
磁石、8,28……プランジヤ、9,29……可
動鉄心、10,30……中心孔、11,31……
ロツド、16,37……嵌合溝、18,40……
カシメ具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハウジング内に、2個のコイルと該両コイル間
    に配置される環形の永久磁石とを同軸上に固設す
    るとともに、被駆動部材が連結されるロツドを可
    動鉄心に固着してなるプランジヤを前記永久磁石
    に貫通させて軸線方向の移動を自由に装着し、一
    方の前記コイルの励磁による磁気吸引力により該
    コイル側へ前記プランジヤを移動させた後に該コ
    イルの励磁を解除して該プランジヤを前記永久磁
    石の磁気吸引力により移動不能に保持する作動を
    前記両コイルで交互に行うようにした双安定キー
    プソレノイドにおいて、 前記プランジヤの前記可動鉄心に形成した中心
    孔に前記ロツドを緊密に嵌入するとともに、該ロ
    ツドの外周に形成した円周方向の嵌合溝を前記可
    動鉄心の前記中心孔の開口縁に沿うように配置
    し、前記可動鉄心の端面の前記中心孔の開口縁近
    傍をカシメ具で軸線方向に打圧することによつて
    該開口縁近傍の肉厚を塑性変形させて前記嵌合溝
    内に嵌入することにより、前記ロツドを前記可動
    鉄心に固着したことを特徴とする双安定キープソ
    レノイド。
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