JPH05178162A - エアバッグ用ガス発生器における点火器の固定手段 - Google Patents
エアバッグ用ガス発生器における点火器の固定手段Info
- Publication number
- JPH05178162A JPH05178162A JP4000956A JP95692A JPH05178162A JP H05178162 A JPH05178162 A JP H05178162A JP 4000956 A JP4000956 A JP 4000956A JP 95692 A JP95692 A JP 95692A JP H05178162 A JPH05178162 A JP H05178162A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- igniter
- squib
- housing
- section
- hole
- Prior art date
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- Pending
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- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 点火器を安全かつ容易に装着できる点火器の
固定手段を有するエアバッグ用ガス発生器を提供するこ
と。 【構成】 本エアバッグ用ガス発生器における点火器の
固定手段は、ハウジングと、該ハウジング内に配設され
るガス発生剤と、該ガス発生剤を燃焼するための点火器
及び点火薬と、ガスを冷却しミストを捕集するクーラン
ト及びフィルタと、ハウジングとエアバッグとを連通す
る開口とを有し、燃焼により前記ガス発生剤から発生す
るガスをエアバッグ内に導入して衝撃から乗員を保護す
るガス発生器において、前記ハウジング又はアダプタは
点火器を配設する孔部を有し、前記点火器は少なくとも
該孔部に当接する領域に樹脂材料より構成される外周部
を有し、該外周部は外周面より突出する突起を有し、前
記孔部は所定位置に前記突起が嵌合する凹所を有するこ
とを特徴とする。
固定手段を有するエアバッグ用ガス発生器を提供するこ
と。 【構成】 本エアバッグ用ガス発生器における点火器の
固定手段は、ハウジングと、該ハウジング内に配設され
るガス発生剤と、該ガス発生剤を燃焼するための点火器
及び点火薬と、ガスを冷却しミストを捕集するクーラン
ト及びフィルタと、ハウジングとエアバッグとを連通す
る開口とを有し、燃焼により前記ガス発生剤から発生す
るガスをエアバッグ内に導入して衝撃から乗員を保護す
るガス発生器において、前記ハウジング又はアダプタは
点火器を配設する孔部を有し、前記点火器は少なくとも
該孔部に当接する領域に樹脂材料より構成される外周部
を有し、該外周部は外周面より突出する突起を有し、前
記孔部は所定位置に前記突起が嵌合する凹所を有するこ
とを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、衝撃から乗員を保護す
るエアバッグ用のガス発生器に係り、特にその点火器の
固定手段に関する。
るエアバッグ用のガス発生器に係り、特にその点火器の
固定手段に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ガス発生器に点火器を取付ける方
法としては、かしめ、接着剤等が一般的である。
法としては、かしめ、接着剤等が一般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かしめ
による固定は、点火器に荷重をかけることになり、作業
の安全上問題がある。また、接着剤による固定は、塗
布、取付け、乾燥といった一連の作業を要し、取付けに
時間がかかる（通常２４時間）といった問題がある。更
に、コネクタの向きを規制するため、点火器を周方向の
所定位置に固定する場合、取付け時に位置を確認しなが
ら作業をしなければならないといった問題もある。また
更に、コネクタを点火器に巻き込むとき伝火薬に力をか
けないようにするため、複雑な固定方法を採用しなけれ
ばならないという問題もある。
による固定は、点火器に荷重をかけることになり、作業
の安全上問題がある。また、接着剤による固定は、塗
布、取付け、乾燥といった一連の作業を要し、取付けに
時間がかかる（通常２４時間）といった問題がある。更
に、コネクタの向きを規制するため、点火器を周方向の
所定位置に固定する場合、取付け時に位置を確認しなが
ら作業をしなければならないといった問題もある。また
更に、コネクタを点火器に巻き込むとき伝火薬に力をか
けないようにするため、複雑な固定方法を採用しなけれ
ばならないという問題もある。
【０００４】よって、本発明は、上記従来技術の有する
問題点を解消する、エアバッグ用ガス発生器における点
火器の固定手段を提供することを目的とする。
問題点を解消する、エアバッグ用ガス発生器における点
火器の固定手段を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ用ガ
ス発生器における点火器の固定手段は、ハウジングと、
該ハウジング内に配設されるガス発生剤と、該ガス発生
剤を燃焼するための点火器及び点火薬と、ガスを冷却し
ミストを捕集するクーラント及びフィルタと、ハウジン
グとエアバッグとを連通する開口とを有し、燃焼により
前記ガス発生剤から発生するガスをエアバッグ内に導入
して衝撃から乗員を保護するガス発生器において、前記
ハウジング又はアダプタは点火器を配設する孔部を有
し、前記点火器は少なくとも該孔部に当接する領域に樹
脂材料より構成される外周部を有し、該外周部は外周面
より突出する突起を有し、前記孔部は所定位置に前記突
起が嵌合する凹所を有することを特徴とする。
ス発生器における点火器の固定手段は、ハウジングと、
該ハウジング内に配設されるガス発生剤と、該ガス発生
剤を燃焼するための点火器及び点火薬と、ガスを冷却し
ミストを捕集するクーラント及びフィルタと、ハウジン
グとエアバッグとを連通する開口とを有し、燃焼により
前記ガス発生剤から発生するガスをエアバッグ内に導入
して衝撃から乗員を保護するガス発生器において、前記
ハウジング又はアダプタは点火器を配設する孔部を有
し、前記点火器は少なくとも該孔部に当接する領域に樹
脂材料より構成される外周部を有し、該外周部は外周面
より突出する突起を有し、前記孔部は所定位置に前記突
起が嵌合する凹所を有することを特徴とする。
【０００６】点火器は、ハウジングの孔部に当接する領
域に樹脂材料より構成される外周部を有する。この外周
部は突起を有し、この突起は樹脂材料の有する弾性によ
り半径方向に移行することができ、出没可能なポッチ部
材のように機能する。
域に樹脂材料より構成される外周部を有する。この外周
部は突起を有し、この突起は樹脂材料の有する弾性によ
り半径方向に移行することができ、出没可能なポッチ部
材のように機能する。
【０００７】また、孔部は所定位置に前記突起が嵌合す
る凹所を有する。この突起が凹所内に嵌合することによ
り、点火器はハウジングに対し軸方向及び周方向の位置
決め・固定がされる。
る凹所を有する。この突起が凹所内に嵌合することによ
り、点火器はハウジングに対し軸方向及び周方向の位置
決め・固定がされる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。
する。
【０００９】図１は、本発明の点火器の固定手段を有す
るガス発生器の半断面図である。本ガス発生器における
ハウジングは、ディフューザシェル１と、クロージャシ
ェル３とからなる。ディフューザシェル１とクロージャ
シェル３は、それぞれ、円形部１ｃ及び３ｃとこの円形
部の外周部に形成される周壁部１ｄ及び３ｄとを有す
る。ディフューザシェル１は、円形部１ｃの中央部に円
形部と一体に形成された中央筒状体１ａを具える。この
中央筒状体１ａは、その先端がクロージャシェル３の外
面位置まで延びている。また、クロージャシェル３は、
この中央筒状体１ａが嵌合可能な穴３ａを具える。中央
筒状体１ａの内周部は、点火器、すなわちスクイブ１０
を配設する孔部１８を構成し、この孔部１８は所定位置
に後述するスクイブの突起１６が嵌合する凹所１７を有
している。スクイブ１０は、樹脂材料より構成され、孔
部１８に当接する外周部２０を有する。この外周部２０
は、孔部１８の内径よりも僅かに小さい外径を有する。
そしてこの外周部２０は、外周部２０と一体に形成され
外周部外面より突出する突起１６を有する。これら突起
１６は、周方向に等間隔に複数個（本実施例では４つ）
配設されている（図２）。この突起１６が凹所１７内に
嵌合することにより、スクイブ１０はハウジングに対し
軸方向及び周方向の位置決めがされる。なお、スクイブ
１０が孔部に当接する領域及びその近傍に樹脂材料より
構成される外周部２０′を有するようにしてもよい。こ
の外周部２０′は、図３の斜線部分で示されるようにス
クイブの外面上に樹脂材料の層を形成することにより構
成される。
るガス発生器の半断面図である。本ガス発生器における
ハウジングは、ディフューザシェル１と、クロージャシ
ェル３とからなる。ディフューザシェル１とクロージャ
シェル３は、それぞれ、円形部１ｃ及び３ｃとこの円形
部の外周部に形成される周壁部１ｄ及び３ｄとを有す
る。ディフューザシェル１は、円形部１ｃの中央部に円
形部と一体に形成された中央筒状体１ａを具える。この
中央筒状体１ａは、その先端がクロージャシェル３の外
面位置まで延びている。また、クロージャシェル３は、
この中央筒状体１ａが嵌合可能な穴３ａを具える。中央
筒状体１ａの内周部は、点火器、すなわちスクイブ１０
を配設する孔部１８を構成し、この孔部１８は所定位置
に後述するスクイブの突起１６が嵌合する凹所１７を有
している。スクイブ１０は、樹脂材料より構成され、孔
部１８に当接する外周部２０を有する。この外周部２０
は、孔部１８の内径よりも僅かに小さい外径を有する。
そしてこの外周部２０は、外周部２０と一体に形成され
外周部外面より突出する突起１６を有する。これら突起
１６は、周方向に等間隔に複数個（本実施例では４つ）
配設されている（図２）。この突起１６が凹所１７内に
嵌合することにより、スクイブ１０はハウジングに対し
軸方向及び周方向の位置決めがされる。なお、スクイブ
１０が孔部に当接する領域及びその近傍に樹脂材料より
構成される外周部２０′を有するようにしてもよい。こ
の外周部２０′は、図３の斜線部分で示されるようにス
クイブの外面上に樹脂材料の層を形成することにより構
成される。
【００１０】スクイブ１０を取付ける際は、スクイブ１
０を孔部１８内に挿入すると突起１６は半径方向に移行
し樹脂層が変形して挿入を可能とする。その後、スクイ
ブ１０を回転させながら軸方向に挿入していく。突起１
６が凹所１７の位置に来ると樹脂材料の有する弾性によ
り突起１６は凹所１７内に嵌合し、このようにしてスク
イブ１０を軸方向及び周方向の所定位置に位置決めする
と共に、その位置にスクイブ１０を固定する。その後、
アダプタ２１をネジ込み、先端のテーパ部でスクイブ１
０を固定する。なお、図４に示すように、アダプタ２
１′に凹所１７′を設け、このアダプタ２１′にスクイ
ブ１０を固定することもできる。
０を孔部１８内に挿入すると突起１６は半径方向に移行
し樹脂層が変形して挿入を可能とする。その後、スクイ
ブ１０を回転させながら軸方向に挿入していく。突起１
６が凹所１７の位置に来ると樹脂材料の有する弾性によ
り突起１６は凹所１７内に嵌合し、このようにしてスク
イブ１０を軸方向及び周方向の所定位置に位置決めする
と共に、その位置にスクイブ１０を固定する。その後、
アダプタ２１をネジ込み、先端のテーパ部でスクイブ１
０を固定する。なお、図４に示すように、アダプタ２
１′に凹所１７′を設け、このアダプタ２１′にスクイ
ブ１０を固定することもできる。
【００１１】ハウジング内２は中央筒状体１ａにより円
周方向に画定され、中央筒状体内側には点火装置収容室
４が、その外側には燃焼リング２３により燃焼室５とク
ーラント室２４が、更にこの燃焼室５を囲繞してフィル
タ室１９が形成されている。
周方向に画定され、中央筒状体内側には点火装置収容室
４が、その外側には燃焼リング２３により燃焼室５とク
ーラント室２４が、更にこの燃焼室５を囲繞してフィル
タ室１９が形成されている。
【００１２】点火装置収容室４と燃焼室５の間には、伝
火薬６の火炎を燃焼室５に伝えるための開口７が設けら
れ、また燃焼室５とクーラント室２４間には、燃焼室５
で発生したガスを導入するための開口８が設けられ、ク
ーラント室２４とフィルタ室１９間は図示しない開口に
より連通され、更にまたフィルタ室１９とエアバッグ
（図示せず）間には、クーラント、フィルタを通過した
ガスを導入するための開口、すなわち噴出口９が設けら
れている。
火薬６の火炎を燃焼室５に伝えるための開口７が設けら
れ、また燃焼室５とクーラント室２４間には、燃焼室５
で発生したガスを導入するための開口８が設けられ、ク
ーラント室２４とフィルタ室１９間は図示しない開口に
より連通され、更にまたフィルタ室１９とエアバッグ
（図示せず）間には、クーラント、フィルタを通過した
ガスを導入するための開口、すなわち噴出口９が設けら
れている。
【００１３】衝撃によりセンサ（図示せず）が作動する
と、電気信号がスクイブの起爆薬に送られ起爆薬が発火
し、これにより伝火薬６が着火する。これにより発生す
る高圧、高温の火炎は開口７を通り、燃焼室５内のガス
発生剤を着火させる。燃焼室５内で発生したガスは、開
口８を通り、クーラント１２、フィルタ１３を通過して
噴出口９を経てエアバッグ内に流入するようになってい
る。
と、電気信号がスクイブの起爆薬に送られ起爆薬が発火
し、これにより伝火薬６が着火する。これにより発生す
る高圧、高温の火炎は開口７を通り、燃焼室５内のガス
発生剤を着火させる。燃焼室５内で発生したガスは、開
口８を通り、クーラント１２、フィルタ１３を通過して
噴出口９を経てエアバッグ内に流入するようになってい
る。
【００１４】
【発明の効果】本発明は、以上述べた通り構成されてい
るから、点火器のハウジングに対する軸方向と周方向の
位置決めが同時に果せ、かつその位置に点火器を固定す
ることができる。従って、点火器の取付けが容易とな
り、かつ作業上安全でしかも短時間で行なえる。
るから、点火器のハウジングに対する軸方向と周方向の
位置決めが同時に果せ、かつその位置に点火器を固定す
ることができる。従って、点火器の取付けが容易とな
り、かつ作業上安全でしかも短時間で行なえる。
【図１】本発明の点火器の固定手段を有するガス発生器
の半断面図である。
の半断面図である。
【図２】スクイブの平面図である。
【図３】別の実施例のスクイブの正面図である。
【図４】点火器の固定手段の別の実施例を示す部分断面
図である。
図である。
１ ディフューザシェル ３ クロージャシェル ９ 噴出口（開口） １０ スクイブ（点火器） １６ 突起 １７ 凹所 １８ 孔部 ２０ 外周部
Claims (1)
- 【請求項１】ハウジングと、該ハウジング内に配設され
るガス発生剤と、該ガス発生剤を燃焼するための点火器
及び点火薬と、ガスを冷却しミストを捕集するクーラン
ト及びフィルタと、ハウジングとエアバッグとを連通す
る開口とを有し、燃焼により前記ガス発生剤から発生す
るガスをエアバッグ内に導入して衝撃から乗員を保護す
るガス発生器において、 前記ハウジング又はアダプタは点火器を配設する孔部を
有し、前記点火器は少なくとも該孔部に当接する領域に
樹脂材料より構成される外周部を有し、該外周部は外周
面より突出する突起を有し、前記孔部は所定位置に前記
突起が嵌合する凹所を有することを特徴とするエアバッ
グ用ガス発生器における点火器の固定手段。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4000956A JPH05178162A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | エアバッグ用ガス発生器における点火器の固定手段 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4000956A JPH05178162A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | エアバッグ用ガス発生器における点火器の固定手段 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05178162A true JPH05178162A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=11488122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4000956A Pending JPH05178162A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | エアバッグ用ガス発生器における点火器の固定手段 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05178162A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5753852A (en) * | 1994-09-23 | 1998-05-19 | Temic Bayern-Chemie Airbag Gmbh | Gas generator |
| DE102022105493A1 (de) | 2022-03-09 | 2023-09-14 | Zf Airbag Germany Gmbh | Anzündermodul und gasgenerator |
-
1992
- 1992-01-07 JP JP4000956A patent/JPH05178162A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5753852A (en) * | 1994-09-23 | 1998-05-19 | Temic Bayern-Chemie Airbag Gmbh | Gas generator |
| DE102022105493A1 (de) | 2022-03-09 | 2023-09-14 | Zf Airbag Germany Gmbh | Anzündermodul und gasgenerator |
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