JPH05177673A - 成形品形状および金型構造 - Google Patents
成形品形状および金型構造Info
- Publication number
- JPH05177673A JPH05177673A JP34579191A JP34579191A JPH05177673A JP H05177673 A JPH05177673 A JP H05177673A JP 34579191 A JP34579191 A JP 34579191A JP 34579191 A JP34579191 A JP 34579191A JP H05177673 A JPH05177673 A JP H05177673A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molded product
- shape
- molding material
- weir
- flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】プラスチック成形品のパネルシート貼り付け部
の段差表面に出来る光沢不良をなくする。 【構成】シール貼り付け用段差2を有する成形品1を射
出成形する際に、ゲート4からの成形材料の流動方向に
直交する段差2に、平行する形で構成された堰3を持つ
成形品およびそれを構成する金型。 【効果】成形材料の流れ方向と直交する段差部に出来る
成形品表面の光沢不良を防止出来る。
の段差表面に出来る光沢不良をなくする。 【構成】シール貼り付け用段差2を有する成形品1を射
出成形する際に、ゲート4からの成形材料の流動方向に
直交する段差2に、平行する形で構成された堰3を持つ
成形品およびそれを構成する金型。 【効果】成形材料の流れ方向と直交する段差部に出来る
成形品表面の光沢不良を防止出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】プラスチック成形品のパネル部の
シートはり付部の段差、または意匠形状による段差形状
など肉厚の急激な変化を有する成形品において、成形時
にプラスチック材料が金型内で段差部を通過するときに
発生する成形品表面の光沢不良(くもり)を防止する為
に、プラスチック材料の流れを変える堰を付けて、良品
を得るものである。
シートはり付部の段差、または意匠形状による段差形状
など肉厚の急激な変化を有する成形品において、成形時
にプラスチック材料が金型内で段差部を通過するときに
発生する成形品表面の光沢不良(くもり)を防止する為
に、プラスチック材料の流れを変える堰を付けて、良品
を得るものである。
【0002】
【従来の技術】段差形状部に成形材料が流入する際にコ
ーナ隅部が未充填となり、エアーポケット部が生ずる。
これを保圧を加えて、充填する時に金型キャビティ面と
密着出来ずに、成形品表面がくもる現象が発生する。ま
た、このくもりは成形材料の流れ方向と直交する段差部
の上面に発生し、平行方向には発生しないものである。
材料の型内充填速度との関係はとても密であると考え
る。ゲート幅、厚みを大きくし、充填速度を低くし、形
状にそって材料を流してやる事により解決するものであ
る。
ーナ隅部が未充填となり、エアーポケット部が生ずる。
これを保圧を加えて、充填する時に金型キャビティ面と
密着出来ずに、成形品表面がくもる現象が発生する。ま
た、このくもりは成形材料の流れ方向と直交する段差部
の上面に発生し、平行方向には発生しないものである。
材料の型内充填速度との関係はとても密であると考え
る。ゲート幅、厚みを大きくし、充填速度を低くし、形
状にそって材料を流してやる事により解決するものであ
る。
【0003】また、サブマリンゲートの金型において
も、ゲート直下の充填材料を金型の側壁面に当てて、キ
ャビティ空間内への直接流入を防止し、ゼッティング現
象とか、くもりなどの成形品表面欠陥を防止している。
も、ゲート直下の充填材料を金型の側壁面に当てて、キ
ャビティ空間内への直接流入を防止し、ゼッティング現
象とか、くもりなどの成形品表面欠陥を防止している。
【0004】以上の様な、解決方法を応用する形で、段
差部コーナ部へ確実に成形材料を充填させながら、材料
を流してやる為に、段差下部に堰を設置し、強制的に材
料の流動を制御し、成形品表面に発生する、くもりを防
止出来るものである。
差部コーナ部へ確実に成形材料を充填させながら、材料
を流してやる為に、段差下部に堰を設置し、強制的に材
料の流動を制御し、成形品表面に発生する、くもりを防
止出来るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】プラスチック成形品の
シートはり付部などの段差部に、成形材料が直交する様
に流れる時に、段差表面に扇状のくもりが発生する。
シートはり付部などの段差部に、成形材料が直交する様
に流れる時に、段差表面に扇状のくもりが発生する。
【0006】くもりは、主として意匠部に表れる場合が
ある。よってこれをなくすることにより、意匠的価値を
向上させることを目的としている。
ある。よってこれをなくすることにより、意匠的価値を
向上させることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】成形材料の流動に直交す
る段差部の角部に材料が充填する様に、金型に成形品肉
厚が均一になる様な、堰(凸形状)を設けた。
る段差部の角部に材料が充填する様に、金型に成形品肉
厚が均一になる様な、堰(凸形状)を設けた。
【0008】
【作用】成形品段差の近くに設けられた凸状堰により、
段差部に直交する形で流入してきた成形材料は、堰の壁
に当り流動方向を上向きに変えて、段差部角部にまで流
入し、空気ダマリをなくする様になり、金型表面に密着
し、成形品表面の光沢を均一にし、光沢ムラをなくす
る。
段差部に直交する形で流入してきた成形材料は、堰の壁
に当り流動方向を上向きに変えて、段差部角部にまで流
入し、空気ダマリをなくする様になり、金型表面に密着
し、成形品表面の光沢を均一にし、光沢ムラをなくす
る。
【0009】従来は段差部形状のある場合は、肉厚を均
一にするクランク形状にし、成形材料の流れを一様にす
ることが一般的な方法であった。
一にするクランク形状にし、成形材料の流れを一様にす
ることが一般的な方法であった。
【0010】今回の原理を採用し、同様な効果を上げる
為には、従来のクランク形状部を一部、材料の流れを制
御可能なように肉厚を変えて、堰を付加したのと同様な
効果が得られる。
為には、従来のクランク形状部を一部、材料の流れを制
御可能なように肉厚を変えて、堰を付加したのと同様な
効果が得られる。
【0011】また、リブへの材料流入が多いと、流れる
材料流速が遅くなりヨドミ現象が発生し、成形品表面に
光沢ムラが生じる。これを防止する為に、リブ付根部に
堰を付加し、リブに材料を流入させないで、上面を流れ
る様にし、成形品表面の光沢ムラを防止するものであ
る。
材料流速が遅くなりヨドミ現象が発生し、成形品表面に
光沢ムラが生じる。これを防止する為に、リブ付根部に
堰を付加し、リブに材料を流入させないで、上面を流れ
る様にし、成形品表面の光沢ムラを防止するものであ
る。
【0012】
【実施例】洗濯機用フロントパネル,食器洗機用パネル
用成形品のパネルシート貼り付け用段差(凹形状)部を
有する成形品図1において、ゲート4からの成形材料の
流動方向に直交する段差部2に平行する形で堰3を構成
されている成形品である。ゲート4から注入された成形
材料は、堰3により、成形品1の表面方向へ流れの向き
を変えて、段差2部のコーナ角部へも充填されて、コー
ナ角部に空気層を残すことなく流れるものである。
用成形品のパネルシート貼り付け用段差(凹形状)部を
有する成形品図1において、ゲート4からの成形材料の
流動方向に直交する段差部2に平行する形で堰3を構成
されている成形品である。ゲート4から注入された成形
材料は、堰3により、成形品1の表面方向へ流れの向き
を変えて、段差2部のコーナ角部へも充填されて、コー
ナ角部に空気層を残すことなく流れるものである。
【0013】よって、キャビティ面に均一に成形材料が
密着することにより、光沢ムラのない成形品が出来る。
密着することにより、光沢ムラのない成形品が出来る。
【0014】
【発明の効果】成形材料流動方向と直交する段差部に発
生する扇状の光沢不良(くもり)を、なくすることが出
来る。
生する扇状の光沢不良(くもり)を、なくすることが出
来る。
【図1】パネル貼り付け用凹形状の段差部を有する成形
品の成形材料流動制御用の堰形状を示す図である。
品の成形材料流動制御用の堰形状を示す図である。
1…パネルシート貼り付け用段差形状を有するプラスチ
ック成形品、2…成形品の段差部、3…成形材料の流れ
を制御する凹状堰、4…ゲート部。
ック成形品、2…成形品の段差部、3…成形材料の流れ
を制御する凹状堰、4…ゲート部。
Claims (2)
- 【請求項1】プラスチック射出成形品の段差形状部に発
生する光沢不良を防止する為に成形品段差部に凹形状の
堰を付加することを特徴とする成形品形状。 - 【請求項2】請求項1記載の成形不良を防止する為に、
段差形状下部に凸形状の堰を有することを特徴とする金
型構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34579191A JPH05177673A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 成形品形状および金型構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34579191A JPH05177673A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 成形品形状および金型構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05177673A true JPH05177673A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18379008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34579191A Pending JPH05177673A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 成形品形状および金型構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05177673A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001088173A (ja) * | 1999-09-22 | 2001-04-03 | Sumitomo Chem Co Ltd | 液晶ポリエステル樹脂からなる成形体の製造方法及びコネクタ部品の製造方法 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP34579191A patent/JPH05177673A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001088173A (ja) * | 1999-09-22 | 2001-04-03 | Sumitomo Chem Co Ltd | 液晶ポリエステル樹脂からなる成形体の製造方法及びコネクタ部品の製造方法 |
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