JPH05177329A - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JPH05177329A
JPH05177329A JP35752591A JP35752591A JPH05177329A JP H05177329 A JPH05177329 A JP H05177329A JP 35752591 A JP35752591 A JP 35752591A JP 35752591 A JP35752591 A JP 35752591A JP H05177329 A JPH05177329 A JP H05177329A
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JP
Japan
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molten metal
hot water
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inner cylinder
yoke
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Noriyuki Motomura
則行 本村
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶湯が低い吐出圧力でむくれあがり状態で給
湯されるジャンピングリング式電磁ポンプを使用するこ
とにより、誘導コイルを小型化し、構造を単純化し、安
価で汎用性の優れた給湯装置を提供する。 【構成】 溶湯を貯留する定湯面保温炉に接続された配
湯管から給湯口ブロックを介してプランジャスリーブへ
給湯する装置で、非磁性材の給湯口ブロック内に穿設し
た流路に下方より挿通される非磁性材の内筒(コア保護
管)と、同内筒の内部へ挿通され下方へ伸長される強磁
性材の継鉄(コア)と、給湯口ブロックの下側へ伸長さ
れる継鉄に周設される誘導コイルとからなるジャンピン
グリング式電磁ポンプを構成し、むくれあがり状態で溶
湯を供給する給湯装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】コールドチャンバーダイカストマ
シンのプランジャスリーブへ溶湯を供給する装置に係る
もので、特に吐出圧力が低く、溶湯がむくれあがり状態
で給湯されるジャンピングリング式電磁ポンプを使用す
る給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の環状流路形リニア誘導電磁ポンプ
を使用した給湯装置を図2に示し説明する。溶湯31を
貯留する保温炉32の側壁開口部33に一端を接続して
電磁ポンプ34が配設されており、その他端に連結した
配湯管35がダイカストマシンのプランジャスリーブ3
6の給湯口37に押接された給湯口ブロック38に接続
されている。電磁ポンプ34は環状流路形であって、外
筒(ダクト)39とこれに嵌遊されたセラミックス材の
内筒(コア保護管)40とで環状流路41を形成してお
り、両者を取着するフタ42には環状流路41と配湯管
35内を連通する開口部43が穿設されている。内筒4
0の内部には継鉄(コア)44が両端にセラミックスフ
ァイバ45をクッション材として埋設し挿入されてい
る。外筒39の外周に誘導コイル46が設けられてい
る。
【0003】このように構成された電磁ポンプ34を作
動することにより、保温炉32内の溶湯31が電磁ポン
プ34内の環状流路41を1Kg/cm2 程度の吐出圧力で
給送され、配湯管35を経て給湯口ブロック38を介し
て給湯口37からプランジャスリーブ36に給湯され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にして使用される環状流路形リニア誘導電磁ポンプは、
1Kg/cm2 程度の吐出圧力を生じさせるために必要な移
動磁界が発生できる容量の誘導コイルを備える必要があ
り通常複数のコイルを並設させて使用しており、また、
コアを溶湯と接触しないよう保持するコア保護管および
フタが複雑な構造をしているうえにそれらがセラミック
ス材を使用していることなどにより、その取扱いが困難
で、保守が容易でなく、かつ高価であり、、高強度アル
ミニュウム合金等の特殊用途に限られているのが現状で
ある。
【0005】そこで本発明は、溶湯が低い吐出圧力でむ
くれあがり状態で給湯されるジャンピングリング式電磁
ポンプを使用することにより、誘導コイルを小型化し、
構造を単純化し、安価で汎用性の優れた給湯装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、定湯面保温炉に貯留する溶湯が接続された
配湯管から給湯口ブロックを介してプランジャスリーブ
へ供給される給湯装置において、非磁性材からなる前記
給湯口ブロック内に穿設した流路に下方より挿通される
非磁性材からなる内筒(コア保護管)と、同内筒の内部
へ挿通され下方へ伸長される強磁性材からなる継鉄(コ
ア)と、前記給湯口ブロックの下側へ伸長される前記継
鉄に周設される誘導コイルとからなるジャンピングリン
グ式電磁ポンプを構成し、同電磁ポンプを作動すること
により前記給湯口ブロック内の流路に定湯面保持された
溶湯をむくれあがり状態で前記プランジャスリーブへ供
給するようにした給湯装置とする。
【0007】
【作用】誘導コイルに交流電流を供給すると、内筒(コ
ア保護管)に挿通された強磁性材の継鉄(コア)に発生
した移動磁界が、非磁性材の内筒を通過し給湯口ブロッ
ク内の流路に定湯面保持された溶湯をむくれあがり状態
にするように作用して、低い吐出圧力で溶湯がプランジ
ャスリーブへ供給される。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る給湯装置の実施例を図1
に基づいて説明する。12は定湯面保温炉で、溶湯13
を貯留しており、溶湯13を空圧加圧制御により定湯面
に保持する加圧装置14および湯面センサ15を具備す
る公知の空圧形定湯面炉である。もちろん定湯面炉は空
圧形に限定されるものではない。16は配湯管で、保温
炉12の側壁に設けた開口部17に一端を接続し、外周
をヒータ18で被覆して保温されている。19は給湯口
ブロックで、セラミックス材からなり、内部に流路20
を穿設しており、この流路20が外部に開口する一側に
は前記配湯管16の他端を接続するとともに、他側の開
口部をコールドチャンバーダイカストマシンのプランジ
ャスリーブ21の給湯口22に押接させている。また、
給湯口ブロック19には流路20と干渉しない位置に不
図示のヒータを埋設させ、流路20内の溶湯13を保温
している。
【0009】23は内筒(コア保護管)で、セラミック
ス材からなり、給湯口ブロック19の流路20をストレ
ートに突き抜いた下方より挿通され、そのフランジ部で
給湯口ブロック19下面に取着されている。24は継鉄
(コア)で、コバルト鋼からなり、一端を内筒23の内
部へ挿通し、他端をフランジ部側より下方へ伸長してい
る。25は誘導コイルで、給湯口ブロック19の下方へ
伸長した前記継鉄24の外周に配設され、交流電流が供
給されることにより内筒23の周囲に金属溶湯流動用の
移動磁界が発生される。
【0010】このように構成されている本装置の作用に
ついて説明する。保温炉12に貯留している溶湯13
は、加圧装置14および湯面センサ15によって定湯面
に保持されており、配湯管16を介して保温炉12内と
連通する給湯口ブロック19内の流路20にも溶湯13
が保温炉12と同じ定湯面に保持されている。そこで、
溶湯13が定湯面にあることを湯面センサ15からの信
号で確認されている状態で、誘導コイル25に交流電流
が供給されると、継鉄24を挿通された内筒23の周囲
に移動磁界が発生される。この場合、給湯口ブロック1
9の流路20内に定湯面保持された溶湯13はプランジ
ャスリーブ21内の射出待機レベルまでの吐出ヘッドh
の量だけ給湯されれば済むので、誘導コイル25は前述
した従来の電磁ポンプの場合より小型のもので良く、移
動磁界の発生によって給湯口ブロック19内の溶湯13
に従来の電磁ポンプの半分(0.5Kg/cm2 )以下の低
い吐出圧力を作用させ、溶湯13が隆起するようにして
むくれあがり状態になって、いわゆるジャンピングリン
グ式電磁ポンプとして機能し、給湯口22からプランジ
ャスリーブ21内へ給湯される。この場合、給湯量の制
御は湯面センサ15で溶湯13の定湯面を確認した状態
から、誘導コイル25の通電時間をタイマーで制御する
ことによって精度良く行なわれる。
【0011】なお、図1では縦形プランジャスリーブの
場合を図示して説明したが、本装置は横形プランジャス
リーブの場合にも適応できることは明らかである。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、低い
吐出圧力でむくれあがり状態で溶湯を給湯するジャンピ
ングリング式電磁ポンプを採用することにより、誘導コ
イルを従来の環状流路形リニア誘導電磁ポンプに比べて
半分以下に小型化できること、給湯口ブロック内に電磁
ポンプを構成することが可能となること、電磁ポンプの
コアおよびコア保護管を垂直に組み込み曲げ応力が作用
しないこと、などにより構造を単純化し、電磁ポンプを
使用してしかも安価で汎用性の優れた給湯装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ジャンピングリング式電磁ポンプを使用した本
発明の給湯装置の実施例を示す概略断面図である。
【図2】環状流路形リニア誘導電磁ポンプを使用した従
来例の給湯装置の実施例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
12 定湯面保温炉 13 溶湯 14 加圧装置 15 湯面センサ 16 配湯管 19 給湯口ブロック 21 プランジャスリーブ 23 内筒(コア保護管) 24 継鉄(コア) 25 誘導コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定湯面保温炉に貯留する溶湯が接続され
    た配湯管から給湯口ブロックを介してプランジャスリー
    ブへ供給される給湯装置において、非磁性材からなる前
    記給湯口ブロック内に穿設した流路に下方より挿通され
    る非磁性材からなる内筒(コア保護管)と、同内筒の内
    部へ挿通され下方へ伸長される強磁性材からなる継鉄
    (コア)と、前記給湯口ブロックの下側へ伸長される前
    記継鉄に周設される誘導コイルとからなるジャンピング
    リング式電磁ポンプを構成し、同電磁ポンプを作動する
    ことにより前記給湯口ブロック内の流路に定湯面保持さ
    れた溶湯をむくれあがり状態で前記プランジャスリーブ
    へ供給するようにしたことを特徴とする給湯装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08309514A (ja) * 1995-05-22 1996-11-26 Sukegawa Electric Co Ltd 溶融金属供給装置
JP2006341281A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Sukegawa Electric Co Ltd 溶融金属用電磁ポンプ
JP2012101275A (ja) * 2010-11-15 2012-05-31 Sukegawa Electric Co Ltd 溶融金属供給装置とそのダクト汚れ検知方法
JP2012200732A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Sukegawa Electric Co Ltd 溶融金属搬送路用継手

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JP2012200732A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Sukegawa Electric Co Ltd 溶融金属搬送路用継手

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