JPH05176618A

JPH05176618A - 芝刈り機

Info

Publication number: JPH05176618A
Application number: JP35850891A
Authority: JP
Inventors: Mineichi Iwamoto; 峰一岩本
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-12-26
Filing date: 1991-12-26
Publication date: 1993-07-20

Abstract

(57)【要約】【目的】芝刈り機の刃を取り外すことなく、そのまま研
磨することができるようにする。【構成】一端に歯車９を有し水平に支持された刃３付き
のリール４と、一端に歯車10を有し水平に支持されリー
ル４より遠ざかる方向に付勢された丸棒砥石５とよりな
り、丸棒砥石５をリール４の刃３に接触させるときに上
記各歯車９、10が噛み合う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、芝庭、公園、ゴルフ
場等の伸び過ぎた芝生を刈る芝刈り機に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】水平に支持され、周囲に刃を有するリー
ルをモーターで駆動することによって芝をカットする、
図２に示すごとき外観のリール式芝刈り機は、従来より
広く使用されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記の芝刈り機は、リ
ールの刃がすぐに切れなくなって芝がリールに絡んで動
き難くなることがある。また、切れなくなった刃を研磨
するには、それを取外してメーカーに研磨を依頼しなけ
ればならず、そのための手間、費用もばかにならないも
のである。

【０００４】この発明は、刃を取り外すことなく、その
まま研磨することのできる芝刈り機を提供することを目
的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の芝刈り機は、一端に歯車を有し水平に支
持された刃付きのリールと、一端に歯車を有し水平に支
持されリールより遠ざかる方向に付勢された丸棒砥石と
よりなり、丸棒砥石をリールの刃に接触させるときに上
記各歯車が噛み合うものである。

【０００６】

【作用】上記のように構成された芝刈り機において
は、リールより遠ざかる方向に付勢する力に抗して丸棒
砥石をリールの刃に接触させると、リール及び丸棒砥石
のそれぞれの一端に固定されている歯車が互いに噛み合
い、リールの回転力が丸棒砥石に伝わって回転し、リー
ルの刃は研がれる。

【０００７】

【実施例】図１及び図２を参照し、この発明の芝刈り機
の実施例について説明する。

【０００８】この芝刈り機は、キャスター１１、取外し
自在の刈り屑容器１２、手押し枠１３を有する本体の側
枠１、２間に支持されたリール４と、リール４に支持さ
れた刃３と、本体側枠１、２間に支持された丸棒砥石５
等より構成されている。

【０００９】リール４は、本体側枠１、２に嵌挿支持さ
れた水平軸６に固定されており、水平軸６は、本体側枠
１に固定さているモーターＭによって駆動される。その
動力伝達手段は、図１では図示省略しているが、歯車、
タイミングベルト（歯付き伝動ベルト）等、どのような
ものでもい。また、リール４は、モーターによらず、人
が手押し枠１３を押す力を利用するようにしてもよい。

【００１０】刃３は、水平軸６に対して捩じれた状態で
リール４に固定されており、その刃先はリール４の接線
方向外側、且つ、回転方向前方に向いている。そのた
め、後述する研磨時における刃３の先端と丸棒砥石５の
位置関係が研磨に都合の良い角度となる。

【００１１】丸棒砥石５は、人造研削剤を粉砕した砥粒
を結合材で結合し、丸棒体としたものであり、本体側枠
１、２の上部支持壁１ａ、２ａに回動自在に支持されて
いる丸棒砥石取付枠７に回転可能に支持される。

【００１２】丸棒砥石取付枠７は、支持壁１ａ、２ａに
支軸７ａによって回動自在に支持されており、図示省略
した適宜のスプリングによって時計方向（芝刈り機の後
方）に付勢され、通常はリール４の刃３から離れた位置
にある。また、丸棒砥石取付枠７の中央板７ｂには、丸
棒砥石取付枠７をスプリングの力に抗して反時計方向
（芝刈り機の前方）に回動させるための把手８が固定さ
れている。

【００１３】水平軸６及び丸棒砥石５のそれぞれの一方
の端部は、本体側枠１から外へ延びており、それぞれに
歯車９、歯車１０が固定されている。また、本体側枠１
には、丸棒砥石５を刃３と接する位置に回動させるとき
に丸棒砥石５の軸が移動するための長孔１ａ’が設けら
れている。

【００１４】このような構成の芝刈り機において、把手
８を前記スプリングの力に抗して芝刈り機前方に起こす
と、丸棒砥石取付枠７は支軸７ａの回りに反時計方向に
回動し、丸棒砥石５も刃３に接触する位置まで回動する
と共に、歯車１０は歯車９と噛み合う。そして、モータ
ーＭの駆動力が歯車９、歯車１０を介して丸棒砥石５に
伝達され、丸棒砥石５はリール４、刃３と反対方向に回
転する。この際、歯車１０は歯車９より小さいので、丸
棒砥石５は刃３より高速で回転し、刃３は丸棒砥石５に
よって研磨される。

【００１５】

【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。

【００１６】即ち、本体から取り外すことなく、誰にで
も簡単に刃を研ぐことができる。従って、従来のものの
ようにメーカーに研磨依頼をするための手間、費用が掛
からず、経済的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の芝刈り機の要部斜視図である。

【図２】芝刈り機の斜視図である。

【符号の説明】

１本体側枠２本体側枠３刃４リール５丸棒砥石７丸棒砥石取付枠９歯車１０歯車

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】一端に歯車を有し水平に支持された刃付き
のリールと、一端に歯車を有し水平に支持されリールよ
り遠ざかる方向に付勢された丸棒砥石とよりなり、丸棒
砥石をリールの刃に接触させるときに上記各歯車が噛み
合う芝刈り機。