JPH05176599A - オルタネータの発電制御装置 - Google Patents
オルタネータの発電制御装置Info
- Publication number
- JPH05176599A JPH05176599A JP3354581A JP35458191A JPH05176599A JP H05176599 A JPH05176599 A JP H05176599A JP 3354581 A JP3354581 A JP 3354581A JP 35458191 A JP35458191 A JP 35458191A JP H05176599 A JPH05176599 A JP H05176599A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control
- alternator
- engine speed
- power generation
- control signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
落込みを生じないようにオルタネータを最適に制御す
る。 【構成】 制御ユニット10からのデューティ制御信号
によりオルタネータ1を発電させる制御系において、制
御ユニット10は、落込み判定手段12と、制御モード
設定手段13と、制御信号決定手段14とを備え、制御
ユニット10においてエンジン回転数のアイドル以下の
落込みが判断されると、その落込み状態毎に制御モード
が設定され、これに応じたデューティ制御信号が出力し
てオルタネータ1の発電が強制的に抑制制御される。こ
うして、落込みの条件に応じ過度に発電を中断すること
なく、最適にエンジン回転数の落込みを防止することを
可能にする。
Description
てエンジン動力により発電してバッテリに充電し、且つ
各種電気負荷に電力を供給するオルタネータ(交流発電
機)の制御装置に関する。
力により発電するオルタネータを備えており、このオル
タネータはレギュレータ,イグニッションスイッチを介
してバッテリに回路接続され、イグニッションスイッチ
がONしてエンジンが正常に運転する際には常にバッテ
リに充電することが可能になっている。ここで、近年車
両においては、エンジンのみならず車体,ブレーキ系等
で益々電気的に制御及び動作する傾向にあり、電力消費
の増大に伴いオルタネータが発電容量の大きいものが使
用されてきている。このため、オルタネータが発電して
いる場合は、発電を中断するときに比べてエンジンにか
かる負荷が比較的大きくなり、エンジン回転数の下降中
に電気負荷が大きい条件では、回転下降速度が速くなり
すぎたり、目標アイドリング回転数を大きく下回ること
がある。このことから、オルタネータの発電を制御し
て、エンジン回転数の落込みやエンストを防止すること
が必要になる。
は、例えば特開昭58−131342号公報、特開昭6
1−171840号公報の先行技術がある。ここで、エ
ンジン回転数が設定値以下になると、発電機の発電を抑
制または停止する。また、オルタネータの充電回路にお
いてレギュレータとバッテリの回路中にスイッチング手
段を接続し、スイッチング手段を一時的に非通電状態に
切換えてオルタネータの発電を中断することが示されて
いる。
術のものにあっては、オルタネータの発電をエンジン回
転数の低い場合に単に中断する手段にすぎない。ここ
で、オルタネータの制御はバッテリの充電特性に直接影
響するものであり、このため適確に制御しないと、エン
ジン回転数の高い状態で過度に発電を中断したり、エン
ジン回転数の低下防止効果をタイミング良く発揮できな
い等の問題を生じる。
で、発電を過度に中断したり、エンジン回転数の落込み
等を生じないようにオルタネータを最適に制御すること
を目的とする。
め、本発明は、制御ユニットからのデューティ制御信号
によりオルタネータを発電させる制御系において、制御
ユニットは、エンジン回転数が所定の設定値を下回った
ときに落込みを判断する落込み判定手段と、エンジン回
転数の落込み状態毎に制御モードを設定する制御モード
設定手段と、各制御モードに応じたデューティ制御信号
を出力する制御信号決定手段とを備えるものである。
ータが必要に応じて発電作動しており、この状態で制御
ユニットにおいてエンジン回転数のアイドル以下の落込
みが判断されると、その落込み状態毎に制御モードが設
定され、これに応じたデューティ制御信号が出力してオ
ルタネータが強制的に発電を抑制制御される。こうし
て、エンジン回転数の落ち込みの条件に応じて過度に発
電を中断することなく、最適にエンジン回転数の落込み
等を防止することが可能になる。
する。図1において、本発明の制御系について説明する
と、符号1はオルタネータであり、このオルタネータ1
のフィールドコイルがレギュレータ2に接続され、オル
タネータ1のステータコイルがバッテリ3に接続され、
レギュレータ2がイグニッションスイッチ4を介してバ
ッテリ3に接続される。オルタネータ1は、ベルトを介
しエンジンのクランク軸に連結して駆動され、回転数に
応じた出力を発生する。レギュレータ2は、オルタネー
タ1の出力電圧に対してフィールドコイルの界磁電流を
変化して規定電圧に調整し、このときバッテリ3の電圧
が低下している場合は充電して実質的に発電作動する。
スイッチ手段5は、制御ユニット10からのデューティ
制御信号により通常は所定の界磁電流の供給状態に保持
され、後述するようにエンジン回転数がアイドル以下に
落込む場合に一時的に界磁電流を減少するようにデュー
ティ制御され、オルタネータ1の発電を強制的に低減さ
せる。
ると、クランク角センサ6を有し、このクランク角セン
サ6の信号が制御ユニット10のエンジン回転数検出部
11に入力してエンジン回転数Nを検出する。このエン
ジン回転数Nは落込み判定部に12に入力し、アイドル
以下の例えば600rpm,550rpm,520rp
mの設定値と比較されて落込み状態を判断する。この落
込みの判断信号は制御モード設定部13に入力し、落込
み状態に応じたオルタネータ1への界磁電流の供給を異
にした制御モードを定め、制御信号決定部14から制御
モードに応じたデューティ制御信号をスイッチ手段5に
出力するようになっている。
ーティ比とフィールドコイルへの供給平均電流の関係,
図3ないし図6のフローチャートと図7のタイムチャー
トを用いて説明する。
チンが実行され、ステップS1でエンジン回転数Nが検
出され、ステップS2でエンジン回転数Nが最も高い設
定値の600rpmと比較されて、エンジン回転数Nの
落込みの有無がチェックされる。そしてオルタネータ1
の負荷も影響してエンジン回転数Nが図7の実線のよう
に略600rpmに落込むと、ステップS2からステッ
プS3を介してステップS4の短時間抑制モードに移行
する。
ステップS11で図2に示すデューティ比初期値D1の
デューティ制御信号が出力され、ステップS12で直ち
に所定の減少量ΔDにより一定の割合で減少され、ステ
ップS13でデューティ比が0%になると終了して元に
復帰する。従って、アイドルより僅か低くてエンジン回
転数Nの低下に余裕のあるこの落込み条件では、図7の
Aのようなデューティ可変制御信号により、一旦オルタ
ネータ1の発電作動が抑制されてエンジン負荷が軽減さ
れ、これによりエンジン回転数Nが回復して落込みが防
止され、その後に徐々に発電量が増大される。
うに上述より低い略550rpmに落込むと、図3のス
テップS3からステップS5を介してステップS6の中
時間抑制モードに移行する。そこで、図5のサブルーチ
ンが実行され、この場合はステップS21で図2に示す
デューティ比初期値D1のデューティ制御信号が出力さ
れ、ステップS22で保持時間初期値tsがセットさ
れ、ステップS23でその時間tが減じられ、ステップ
S24で時間tが0になるとステップS25に進む。そ
して所定の減少量ΔDにより一定の割合でデューティ比
が減少され、ステップS26でデューティ比が0%にな
ると終了して元に復帰する。
この条件では、図7のBのようなデューティ制御信号に
より、オルタネータ1の発電が保持時間初期値tsの間
抑制され、このときエンジンにはオルタネータ1の負荷
が僅かしかかからなくなってエンジン回転数Nが積極的
に回復される。こうして、エンジン回転数Nの落込みの
増大に応じてオルタネータ1の発電を抑制する時間も長
く制御され、効果的に落込み防止され、その後ショック
を生じないように滑らかに発電状態に戻る。
に更に低い520rpm以下に落込んでエンスト等を生
じ易い条件になると、図3のステップS5からステップ
S7の長時間抑制モードに移行する。そこで、図5のサ
ブルーチンが実行され、ステップS31で図2に示すデ
ューティ比初期値D1のデューティ制御信号が出力され
る。またこの条件では、エンジン回転数Nをアイドル付
近に確実に回復することが望まれ、このためステップS
32で例えば650rpmの復帰設定値Nsが設定さ
れ、エンジン回転数がこの復帰設定値と比較される。
帰設定値Ns以下の場合は、上記制御信号によりオルタ
ネータ1の発電が抑制された状態に保持されて、エンジ
ン回転数Nの回復が図られる。こうして、回復したエン
ジン回転数Nが復帰設定値Nsに達してエンスト等の危
険が回避されると、ステップS32からステップS33
に進み、所定の減少量ΔDにより一定の割合でデューテ
ィ比が減少され、ステップS34でデューティ比が0%
になると終了して元に復帰する。従って、エンジン回転
数Nの落込みの最も大きいこの条件では、図7のCのよ
うなデューティ制御信号になり、オルタネータ1の発電
抑制の時間がエンジン回転数Nの回復状態に依存して決
まり、エンジン回転数Nを確実に回復するように制御さ
れる。
が、これのみに限定されない。
ルタネータの発電を制御してエンジン回転数の落込みを
防止する制御系において、各エンジン回転数の落込み状
態毎に制御モードが設定され、その制御モードに応じた
デューティ制御信号で発電を抑制制御するように構成さ
れるので、各回転域で過度に発電を中断することなく、
最適にエンジン回転数の落込みを防止することができ
る。エンジン回転数の落込みが最も大きい条件では、エ
ンジン回転数が充分に回復するまでオルタネータの発電
を抑制するように制御されるので、この場合のエンスト
等を確実に防止できる。アイドル以下に複数の設定値を
設け、それぞれの設定値に応じてオルタネータの発電の
抑制時間を増大するように制御されるので、エンジン始
動時にはその負荷が軽減して始動性を向上することが可
能になる。
施例を示す構成図である。
電流の関係を示す図である。
ある。
ある。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 制御ユニットからのデューティ制御信号
によりオルタネータを発電させる制御系において、制御
ユニットは、エンジン回転数が所定の設定値を下回った
ときに落込みを判断する落込み判定手段と、エンジン回
転数の落込み状態毎に制御モードを設定する制御モード
設定手段と、各制御モードに応じたデューティ制御信号
を出力する制御信号決定手段とを備えることを特徴とす
るオルタネータの制御装置。 - 【請求項2】 上記制御モード設定手段は、アイドル以
下へのエンジン回転数の落込み量の小,中,大に対し、
それぞれ短時間抑制モード,中時間抑制モード,及び長
時間抑制モードを設定することを特徴とする請求項1記
載のオルタネータの発電制御装置。 - 【請求項3】 上記制御信号決定手段は、短時間抑制モ
ードの際に初期値から一定の割合で減少するデューティ
制御信号を、中時間抑制モードの際に初期値を一定時間
保持しその後一定の割合で減少するデューティ制御信号
を、長時間抑制モードの際に初期値をエンジン回転数の
復帰回転数までの間保持しその後一定の割合で減少する
デューティ制御信号を出力することを特徴とする請求項
1記載のオルタネータの発電制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35458191A JP3258055B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | オルタネータの発電制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35458191A JP3258055B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | オルタネータの発電制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05176599A true JPH05176599A (ja) | 1993-07-13 |
JP3258055B2 JP3258055B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=18438521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35458191A Expired - Fee Related JP3258055B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | オルタネータの発電制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3258055B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6426609B2 (en) | 1999-12-24 | 2002-07-30 | Denso Corporation | Control device for vehicular AC generator, and connector |
US7285938B2 (en) | 2004-07-06 | 2007-10-23 | Denso Corporation | Apparatus for controlling on-vehicle generator |
US7528585B2 (en) | 2006-04-21 | 2009-05-05 | Denso Corporation | Vehicle-use power generation control apparatus |
JP2014125352A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd | リフマグ付き作業機械 |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP35458191A patent/JP3258055B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6426609B2 (en) | 1999-12-24 | 2002-07-30 | Denso Corporation | Control device for vehicular AC generator, and connector |
US7285938B2 (en) | 2004-07-06 | 2007-10-23 | Denso Corporation | Apparatus for controlling on-vehicle generator |
US7528585B2 (en) | 2006-04-21 | 2009-05-05 | Denso Corporation | Vehicle-use power generation control apparatus |
JP2014125352A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd | リフマグ付き作業機械 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3258055B2 (ja) | 2002-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1111753B1 (en) | Control device for vehicular AC generator | |
EP1168569B1 (en) | Vehicle alternator | |
US20080224671A1 (en) | Electric power generation control apparatus for vehicle alternator | |
JP2009044911A (ja) | 車両用発電制御装置 | |
JPH0937597A (ja) | 車両用発電装置 | |
JP4127078B2 (ja) | 車両用電源制御装置 | |
JPH05176599A (ja) | オルタネータの発電制御装置 | |
JPH04252823A (ja) | 車両の補機制御装置 | |
JP2000125483A (ja) | 車両用発電機の制御装置 | |
JP3972762B2 (ja) | 車両の発電制御装置 | |
JP2004112917A (ja) | オルタネータ制御装置 | |
JPH08308299A (ja) | 車両充電発電機用制御装置 | |
JP3337805B2 (ja) | オルタネータ制御装置 | |
JP2837307B2 (ja) | 車両用充電発電機 | |
JP3004296B2 (ja) | 車両用交流発電機の制御装置 | |
JP3028867B2 (ja) | オルタネータの発電制御装置 | |
JPH0683550B2 (ja) | 車両充電発電機用制御装置 | |
JP3087762B2 (ja) | 車両の補機制御装置 | |
JPH0914009A (ja) | エンジン回転数変動防止装置 | |
JPH02136550A (ja) | 車両エンジンの回転数制御装置 | |
JP3087295B2 (ja) | 車両用アイドル回転速度の制御装置 | |
JP2956209B2 (ja) | アイドル回転数制御装置 | |
JPH0564498A (ja) | オルタネータの発電制御装置 | |
JP2994444B2 (ja) | オールタネータの制御装置 | |
JP3994940B2 (ja) | 車両の発電機制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071207 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081207 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081207 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091207 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |