JPH0517602Y2 - - Google Patents

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JPH0517602Y2
JPH0517602Y2 JP17818585U JP17818585U JPH0517602Y2 JP H0517602 Y2 JPH0517602 Y2 JP H0517602Y2 JP 17818585 U JP17818585 U JP 17818585U JP 17818585 U JP17818585 U JP 17818585U JP H0517602 Y2 JPH0517602 Y2 JP H0517602Y2
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temperature
melting point
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  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば鋼製の溶融亜鉛槽の肉厚測
定装置に関し、さらに詳しくは、超音波探傷器の
耐高温超音波探触子に関する。
〔従来の技術〕
高温用の超音波探触子のハウジングに焼成セラ
ミツクス(マイカレツクス)を使用したものは、
本考案の考案者の中の一名が発明した特願昭60−
211087号に示された超音波探傷法による鋼製亜鉛
溶融槽の肉厚測定装置に用いられた高温用超音波
探触子がある。第3図はその発明で示された高温
用超音波探触子の説明図である。同図aは鋼製槽
の側面用探触子の断面図、bは底面用の探触子の
断面図をそれぞれ示している。これらの図におい
て、1は振動子、2は振動子1の電極、3は導
線、4はコネクタであり、1,2,3および4を
マイカレツクス5中に埋込んで一体化した高温用
超音波探触子を形成している。なお、6はシース
管への結合用のネジを示す。
従来の高温用超音波探触子は上記のように構成
され、探触子は高温溶融亜鉛中に浸漬されるの
で、耐熱性が必要であり、このため振動子1はキ
ユーリ温度が1210℃であるニオブ酸リチウム単結
晶を用いている。電極2は振動子端面に金メツキ
を施したものであり、導線3は例えば金線を用
い、これら2および3はコネクタ4に結線されて
いる。マイカレツクス5は合成マイカ粉末および
低融点ガラス粉末を加圧、加熱成形して作られ
る。なお、この従来例では、振動子1、電極2、
導線3およびコネクタ4を一体化した後、マイカ
レツクス5用粉末材を700℃の温度で加熱・加圧
成形して探触子を作製している。したがつて、こ
の探触子の最高使用可能温度は約700℃である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の高温用超音波探触子では、
この探触子を高温の溶融亜鉛等に浸漬させた場
合、探触子内部の構成材料とハウジングとして用
いたマイカレツクスの熱膨張係数に若干の違いが
あるため、長期間の使用による熱サイクルに対し
て、探触子の全体または一部の変形、破損をきた
す可能性があることが問題であつた。
この考案は、かゝる問題点を解消するためにな
されたもので、探触子内部各構成材料が熱膨張係
数の違いにより変形しても、内部に緩衝剤として
粉末を用いることで変形分を吸収することがで
き、熱サイクルによる探触子の変形や破損を防ぎ
長寿命の高温用超音波探触子を得ることを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る高温用超音波探触子は、振動子
である結晶板の片側平面部および側面部を包囲し
て高融点絶縁物粉末を内設し、焼成セラミツクス
によりこの絶縁物粉末を封止するとともに、この
焼成セラミツクスで、少くとも振動子、導線およ
びコネクタを一体成形したものである。
〔作用〕
この考案においては、上記緩衝剤として、探触
子の内部特に振動子の内側部を主体とする周辺部
に高融点の絶縁物粉末を封入したので、探触子の
各部構成部材の熱膨張係数の違いによつて、構成
部材が変形した場合でも、その変形力の大部分は
応力に対する自由度の大きい粉末によつて緩和さ
れる。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示す断面説明図
であり、1〜6は上記従来例と全く同一のもので
ある。第1図Aは鋼製槽の側面肉厚測定用探触子
の断面図、Bは底面用の探触子の断面図をそれぞ
れ示しているが、内部構成部品はAおよびBとも
全く同一のものである。図において、1は超音波
用の振動子であり、キユーリー温度が1210℃であ
るニオブ酸リチウムの単結晶を用いている。2は
金メツキで形成される電極、3は例えば金線を用
いた導線であり、振動子1およびコネクタ4に結
線される。5はマイカレツクスすなわち焼成セラ
ミツクスであり、合成マイカ粉末および低融点ガ
ラス粉末を加熱・加圧成形して作られ、探触子の
ハウジングを形成する。7は高融点絶縁物である
酸化マグネシウム(MgO)粉末であり、振動子
1とマイカレツクス5の間の図の様に封入され
る。したがつて、振動子1の電極2の片方は外気
に露出された携帯で探触子は構成されている。つ
まり、本実施例では、振動子1、電極2、導線
3、コネクタ4およびMgO粉末7を図のように
一体化した後、上記のマイカレツクス5の原料を
700℃の高温下で加圧成形して探触子のハウジン
グが形成される。また、この探触子の最高使用可
能温度は約700℃である。さらに、このマイカレ
ツクス5すなわち焼成セラミツクスは機械加工が
可能であり、この特性を生かしてシース結合のた
めのネジ6が図示のように切つてある。
上記のように構成された高温用超音波探触子
は、コネクタ4およびシース管を介して超音波探
傷器に接続されて、鋼製の亜鉛溶融槽の肉厚測定
のための超音波送受信信号用のプローブとして使
用される。
また、他の実施例として、第2図に、シース管
8を含めてマイカレツクス5で一体成形された高
温用超音波探触子を示した。
なお、実施例では高融点絶縁物粉末7として、
酸化マグネシウムすなわちMgO粉末を用いた場
合の証明をしたがこれに限定されるものではな
く、これに使用可能な粉末としては、ポプユラー
なものとして他の三酸化アルミニウム(Al2O3
等も考えられ、材質としては少くとも1000℃以上
の融点をもち、化学的に安定性の高い高絶縁性粉
末物質であれば、すべて使用できて同様の効力を
奏することはいうまでもない。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したとおり、焼成セラミツ
クスで一体化された高温用超音波探触子の内部に
高融点絶縁物粉末を埋設したので、この部分がい
わば熱応力に対する自由空間を形成する。したが
つて、この探触子を例えば溶融亜鉛中に浸漬した
とき、各部材が熱膨張係数が異るため変形して
も、その粉末部分にてその変形分を吸収すること
となり、探触子全体又は一部分の変形、破損を防
止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す説明図、第
2図は他の実施例すなわちシース管も含めての一
体化探触子の説明図、第3図は従来例のを示す高
温用超音波探触子の説明図である。 図において、1は振動子、7は酸化マグネシウ
ム粉末、8はシース管である。なお、各図中同一
符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 振動子である結晶板の片側平面部および側面部
    を包囲して高融点絶縁物粉末を内設し、焼成セラ
    ミツクスにより該絶縁物粉末を封止するととも
    に、該焼成セラミツクスで、少くとも上記振動
    子、導線およびコネクタを一体成形したことを特
    徴とする高温用超音波探触子。
JP17818585U 1985-11-21 1985-11-21 Expired - Lifetime JPH0517602Y2 (ja)

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JP17818585U JPH0517602Y2 (ja) 1985-11-21 1985-11-21

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JP17818585U JPH0517602Y2 (ja) 1985-11-21 1985-11-21

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JPS6286550U JPS6286550U (ja) 1987-06-02
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JP5248099B2 (ja) * 2007-12-19 2013-07-31 新日鐵住金株式会社 耐火物の厚み測定用端子および耐火物の厚み測定方法

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JPS6286550U (ja) 1987-06-02

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