JPH05175970A - 優先制御方式 - Google Patents

優先制御方式

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JPH05175970A
JPH05175970A JP3343194A JP34319491A JPH05175970A JP H05175970 A JPH05175970 A JP H05175970A JP 3343194 A JP3343194 A JP 3343194A JP 34319491 A JP34319491 A JP 34319491A JP H05175970 A JPH05175970 A JP H05175970A
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station
data
address
stations
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Application number
JP3343194A
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English (en)
Inventor
Shunji Inada
俊司 稲田
Norihiko Sugimoto
則彦 杉本
Katsuhiko Yoneda
勝彦 米田
Hisao Ogawa
尚雄 小川
Kazuhisa Inada
和久 稲田
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ伝送に関する全体の優先制御を行なう
ことができ、各ステーションのデータ処理に対する優先
度の変更を柔軟に行なえる優先制御方式の提供。 【構成】 複数ステーション11が共通の通信路10に
より結合され、通信路10を介して各ステーション11
間で優先度順位にデータ伝送を行う優先制御方式におい
て、各ステーション11はステーションアドレスに対応
してステーション優先度が設定された優先度テーブルを
具備し、各ステーションは、データの処理時に、前記優
先度テーブルに供給される当該データの送信元ステーシ
ョンアドレス及び宛先ステーションアドレスにより前記
送信元及び宛先ステーション優先度の検索を行ない、そ
の検索により得られた前記優先度順位に従って前記デー
タの処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優先制御方式に係わ
り、特に、各ステーションにステーションアドレスに対
応してステーション優先度が設定された優先度テーブル
を設け、各ステーションにおけるデータ処理の順序が前
記優先度テーブルに従って実行される優先制御方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数ステーションが共通の通信路
により結合され、前記通信路を介して各ステーション間
で優先度順位に従ってデータ伝送を行う優先制御方式と
しては、特開昭61−4341号に開示のもの(以下、
これを第1の方式という)、特開昭61−285845
号に開示のもの(以下、これを第2の方式という)、特
開昭59−205848号に開示のもの(以下、これを
第3の方式という)、特開平2−127836号に開示
のもの(以下、これを第4の方式という)等が知られて
いる。
【0003】ここにおいて、第1の方式は、1つの主デ
ータ処理ステーションと複数のデータ処理ステーション
がリング状の通信路により結合され、前記複数のデータ
処理ステーションの各々には他の複数のデータ処理ステ
ーションに対応した複数のデータキュー優先度決定回路
が設けられ、これらデータキュー優先度決定回路は前記
主データ処理ステーションが送信する制御パケットの内
容により優先度が決定され、これによって前記他の複数
のデータ処理ステーションに送信するデータの送信順序
の設定が行われるものである。
【0004】また、第2の方式は、複数のノード(ステ
ーションに相当)が共通の伝送路により結合され、前記
複数のノードはそれぞれ通信時における自己ノードの優
先度情報を設定保持する優先度情報保持部を備え、デー
タ通信を行なう際は、トークンにおいて通信を指定され
た通信優先度指定情報と前記優先度情報保持部に保持さ
れている優先度情報とを比較し、前記保持されている優
先度情報が前記通信優先度指定情報に該当するときだけ
優先的にデータ通信が行なわれるものである。
【0005】さらに、第3の方式は、複数の伝送装置
(ステーション相当)が共通の伝送路により結合され、
前記複数の伝送装置はそれぞれ優先順位テーブルを備え
ており、各伝送装置はデータ送信を行なう際にデータ転
送スロットの空き状態を待ち、前記スロットが空き状態
になると前記スロットの一部にあるモードフラグ及び優
先フラグを取り込んで前記優先順位テーブルとの比較を
行ない、その結果、自己の伝送装置の優先度が高いとき
だけ前記空き状態のスロットにデータを乗せて送信が行
なわれるものである。
【0006】最後に、第4の方式は、それぞれ複数のノ
ード(ステーション相当)を収容している複数のLAN
(ローカルエリアネットワーク)がプロトコル変換装置
に結合され、このプロトコル変換装置は、各LANに収
容されている各ノードに関する優先度情報を蓄積してい
る優先度情報蓄積手段と、発信元の1つのLANの1つ
のノードからのデータを宛先のLANのノードに送信す
る送信装置とを具備し、前記送信装置はデータ発信元ノ
ードのアドレスに対応した優先度情報を前記優先度情報
蓄積手段から検索し、検索の結果、優先度の高いデータ
から順に宛先のLANのノードに送信が行なわれるもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
方式は、各データ処理ステーションが他のそれぞれのデ
ータ処理ステーションに対応して設けられた複数のデー
タキュー優先度決定回路(優先度テーブルに相当)を有
しており、データの送信時においては前記データキュー
優先度決定回路に設定されている他のそれぞれのデータ
処理ステーションの優先度順位に従って各宛先の他のデ
ータ処理ステーションにデータを送り出すようにしてい
るものであるが、データの受信時については受信したデ
ータの処理順序について何等の開示もなされていないの
で、データ伝送に関する全体の優先制御を行なうことが
できないという問題を有し、しかも、データキュー優先
度決定回路の優先度の設定は主データ処理ステーション
からの制御パケットにより一義的に決められてしまうた
め、優先度の設定に柔軟性が乏しいという問題を有する
ものである。
【0008】また、第2の方式は、各ノード(ステーシ
ョンに相当)が自己ノードの優先度情報を保持している
優先度情報保持部を有しており、データ通信時には、ト
ークン中の通信優先度指定情報と前記優先度情報保持部
に保持された優先度情報との比較を行なった後に、前記
優先度情報が前記通信優先度指定情報に該当するときの
みデータ通信を行なうものであって、やはり、データ伝
送に関する全体の優先制御を行なうことができない等の
問題を有するものである。
【0009】さらに、第3の方式は、各伝送装置(ステ
ーション相当)がそれぞれ優先順位テーブルを備えてい
るものの、前記優先順位テーブルは、データの送信時
に、データ転送スロットの一部にある優先フラグとの比
較を行ない、自己の伝送装置の優先度が高いときだけ前
記スロットにおける空きスロットを用いてデータの送信
を行なうに留まるものであって、これも前述の方式と同
様に、データ伝送に関する全体の優先制御を行なうこと
ができない等の問題を有するものである。
【0010】また、第4の方式は、それぞれのLANに
属する各ノード(ステーション相当)に関した優先度情
報を蓄積している優先度情報蓄積手段を有しているが、
この優先度情報蓄積手段は各ノードに設けられるもので
はなく、それぞれのLANに共通のプロトコル変換装置
内に設けられるものであるので、各ノードにおいてはデ
ータ処理の順序を各ノード優先度テーブルに基づいて行
なうことできないものであり、これも前述の方式と同様
に、データ伝送に関する全体の優先制御を行なうことが
できない等の問題を有するものである。
【0011】本発明は、前述の問題点を除去するもの
で、その目的は、データ伝送に関する全体の優先制御を
行なうことができるとともに、各ステーションのデータ
処理に対する優先度の変更を柔軟性をもって行なうこと
ができる優先制御方式を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的の達成のため
に、本発明は、複数ステーションが共通の通信路により
結合され、前記通信路を介して各ステーション間で優先
度順位に従ってデータ伝送を行う優先制御方式におい
て、各ステーションはステーションアドレスに対応して
ステーション優先度が設定された優先度テーブルを具備
し、各ステーションは、データ処理時に、前記優先度テ
ーブルに供給される当該データに関連したステーション
アドレスにより前記データに関連したステーション優先
度の検索を行ない、その検索により得られた前記優先度
順位に従って前記データの処理を行う第1の手段を備え
る。
【0013】また、前記目的の達成のために、本発明
は、複数ステーションが共通の通信路により結合され、
前記通信路を介して各ステーション間で優先度順位に従
ってデータ伝送を行う優先制御方式において、各ステー
ションはステーションアドレスに対応してステーション
優先度が設定された優先度テーブルを具備し、いずれか
のステーションが前記通信路を介して自己ステーション
の優先度情報を他の各ステーションへ送信した際に、そ
の優先度情報を受信した前記他の各ステーションは自己
の優先度テーブルを前記優先度情報に従って設定更新す
る第2の手段を備える。
【0014】
【作用】前記第1の手段によれば、各ステーションにお
ける複数のデータの処理は、当該ステーションが具備し
ている優先度テーブルに基づいて受信データの送信元ス
テーションアドレスから当該受信データの優先度の検索
が行なわれ、その検索の結果、優先度の高い受信データ
から順に受信用のデータ処理が行なわれるようになり、
また、前記優先度テーブルに基づいて送信要求があった
データの宛先ステーションアドレスから当該送信データ
の優先度の検索が行なわれ、その検索の結果、優先度の
高い送信データから順に送信用のデータ処理が行なわれ
るようになる。このように、前記第1の手段は、各ステ
ーションアドレスに対応させてそれらのステーション優
先度を設定した1つの優先度テーブルを用いているの
で、各ステーションのデータ受信時及びデータ送信時の
双方において各データ処理の順序を決めることができ
る、即ち、前記1つの優先度テーブルを用いるだけで、
データ伝送に関する全体の優先制御を行なうことができ
るようになる。
【0015】前記第2の手段によれば、各ステーション
が具備している優先度テーブルは、各ステーションにお
いて管理ステーションが送信する優先度情報を受信した
場合、及び、各ステーションにおいて他のいずれかステ
ーションが送信する優先度情報を受信した場合に限っ
て、既に前記優先度テーブル内に設定されているそれぞ
れのステーション優先度が変更される。このように、前
記第2の手段は、各ステーションが具備している優先度
テーブルを、管理ステーション及びいずれかの他のステ
ーションからの優先度情報によって変更可能であるた
め、各ステーションにおけるデータ処理に対する優先度
の変更を柔軟性をもって行なうことができるようにな
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0017】図1は、本発明に係わる優先制御方式が適
用される伝送系の概要を示す構成図である。
【0018】図1において、10は通信路、11、1
2、13はステーション、14、15、16は端末、1
7、18、19はシステムバスである。
【0019】そして、各ステーション11、12、13
はリング状の共通の通信路20の適当な個所に配置さ
れ、また、各ステーション11、12、13はそれぞれ
システムバス17、18、19を介して端末14、1
5、16に結合される。
【0020】前記伝送系においては、概略、次のような
動作が行なわれる。
【0021】いま、1つの端末14からデータの送信要
求が出力され、それがシステムバス17を介してステー
ション11に供給されたときには、ステーション11は
通信路10に対するアクセス権を確保した後、宛先アド
レス等を付加して前記データを宛先のステーション、例
えば、ステーション12に送信する。前記データを受信
したステーション12では、当該データとともに送信さ
れてきた宛先アドレスのチェックを行ない、それが自己
ステーション12のアドレスに一致していれば、前記デ
ータを受信バッファに転送する。このとき、他のステー
ション13も前記データを受信するが、前記宛先アドレ
スのチェックの結果、それが自己ステーション13のア
ドレスに一致していないため、受信した前記データは廃
棄されるものである。また、ステーション11以外の他
のステーション12、13がデータの送信を行なう場合
も、前述の動作と全く同様である。
【0022】次に、図2は、本発明に係わる優先制御方
式を実行するためのステーションの一実施例を示すブロ
ック構成図であって、(a)は送信時の状態、(b)は
受信時の状態をそれぞれ示している。
【0023】図2において、1はインタフェイス(I/
F)回路、2はマイクロプロセッサユニット(MP
U)、3はランダムアクセスメモリ(RAM)、4は内
部バス、5はアクセス制御部、6は優先度検索回路であ
り、図3に示した構成要素と同じ構成要素には同じ符号
を付けている。なお、図2には、代表的なものとして1
つのステーション11のみを示しているが、他のステー
ション12、13についてもステーション11と同様の
構成を有しているものである。
【0024】そして、ステーション11では、内部バス
4を介してI/F回路1、MPU2、RAM3、アクセ
ス制御部5、優先度検索回路6が適宜結合され、アクセ
ス制御部5から優先度検索回路6に至る情報の伝送ルー
トも形成されている。アクセス制御部5は通信路10に
接続されており、I/F回路1はシステムバス17を介
して端末14に結合されている。また、図示されていな
いが、RAM3内には受信データを優先度順にかつ先着
順に処理するための受信データ処理待ちキュー管理テー
ブルが設けられている。
【0025】前記構成によるステーション11は、以下
に述べるような動作を行なう。
【0026】始めに、図2の(a)を用いて受信データ
について優先制御を行なう場合について述べる。
【0027】ステーション11が通信路10からデータ
を受信すると、アクセス制御部5は、当該受信データ内
に含まれている宛先ステーションアドレスと送信元ステ
ーションアドレスとをチェックし、宛先ステーションア
ドレスが自己のステーションアドレスに一致していると
判断すると、MPU2は前記受信データを内部バス4を
介してRAM3内に転送する。また、アクセス制御部5
は、この宛先ステーションアドレスと送信元ステーショ
ンアドレスのチェックと並行して、前記データの送信元
ステーションアドレスを優先度検索回路10に供給す
る。優先制御回路10は、前記送信元ステーションアド
レスを受けると、この送信元ステーションアドレスに対
応した受信データの優先度の検索を行ない、その優先度
を内部バス4に出力する。このとき、MPU2は、前記
受信データをRAM7に転送した後、内部バス4に出力
された優先度を読取り、RAM3内の受信データ処理待
ちキュー管理テーブルの更新を行なう。この場合に、M
PU2は、優先度検索回路10で検索した前記受信デー
タの優先度と、既にRAM3内に転送されて処理待ち状
態にある他の受信データの優先度との比較を行ない、そ
の比較結果に従って受信データ処理待ちキューの処理順
序を示す受信データ処理待ちキュー管理テーブルの内容
を優先度順にかつ先着順になるように更新する。
【0028】ここで、複数の受信データの処理待ちキュ
ーの状態、及び、処理待ちキュー管理テーブルの内容に
ついて、図3及び図4を用いてさらに詳しく説明する。
【0029】図3は、次々に受信された複数のデータに
対する処理待ちキューの状態を示す説明図であり、図4
は、複数の処理待ちデータが入力された処理待ちキュー
管理テーブルの内容を示す説明図である。
【0030】これらの図において、D0、D1、D2は
それぞれ異なる送信元ステーションから送られてきた処
理待ち受信データであり、Ai、Aj、Akはそれぞれ
前記データD0、D1、D2の送信元ステーションアド
レスである。また、Pi、Pj、Pkはそれぞれ前記送
信元ステーションアドレスAi、Aj、Akに対応した
データD0、D1、D2の優先度であって、例えば、優
先度の順位はPi>Pk>Pjのように設定されてい
る。
【0031】最初に、処理待ちデータがない状態のとき
にデータD0を受信すると、図3に示すように、処理待
ちキューの先頭にデータD0が入る。このときには、図
4に示すように、処理待ちキュー管理テーブルにおける
データD0の管理データとして、優先度検索回路6で検
索したデータD0の優先度PiとRAM3に転送したデ
ータD0の格納アドレスR0の設定が行われる。
【0032】この状態のとき、続いて、データD1を受
信すると、優先度検索回路6で検索した今回のデータD
1の優先度Pjと既に処理待ちキューに入っているデー
タD0の優先度Piとを比較し、前記順位のように、P
i>Pjであるので、図3に示すように、処理待ちキュ
ーの順番は先頭にデータD0が入り、その次にデータD
1がくる。このときには、図4に示すように、処理待ち
キュー管理テーブルにおけるデータD0の管理データの
中に、データD0の次処理データとしてデータD1の設
定が行われ、これと同時に、データD1の管理データと
して、優先度検索回路6で検索したデータD1の優先度
PjとRAM3に転送したデータD1の格納アドレスR
1の設定が行われる。
【0033】前記状態のときに、さらに、データD2を
受信すると、優先度検索回路6で検索した今回のデータ
D2の優先度Pkと既に処理待ちキューに入っている2
つのデータD0、D1の各優先度Pi、Pjとを比較
し、前記順位のように、Pi>Pk>Pjであるので、
図3に示すように、処理待ちキューの順番は先頭にデー
タD0が残り、その次に今回のデータD2が入り、最後
にデータD1がくる。このときには、図4に示すよう
に、処理待ちキュー管理テーブルにおけるデータD0の
管理データの中に、データD0の次処理データとして設
定されていたデータD1が今回のデータD2に変更さ
れ、新たに加えられるデータD2の管理データとして、
優先度検索回路6で検索したデータD2の優先度Pkと
RAM3に転送したデータD2の格納アドレスR2の設
定が行われる。
【0034】図5は、優先度検索回路6の内部構成の一
例を示す構成図であって、(a)は連想メモリとRAM
により構成されているもの、(b)はRAMのみにより
構成されているものである。
【0035】図5において、7はアドレステーブル、
8、8’は優先度テーブルであり、その他、図2に示す
構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付けている。
【0036】そして、アドレステーブル7は連想メモリ
により構成され、その中には通信路10に結合されてい
る各ステーション11乃至13のステーションアドレス
Ai、Aj、Ak… …が格納され、また、優先度テー
ブル8、8’はそれぞれRAMにより構成され、優先度
テーブル8の中に前記ステーションアドレスAi、A
j、Ak… …の番地に対応した番地に各ステーション
優先度Pi、Pj、Pk… …が、優先度テーブル8’
の中に前記ステーションアドレスAi、Aj、Ak…
…とそれらに対応した各ステーション優先度Pi、P
j、Pk… …が収納されている。
【0037】一般的に述べるならば、単に、各ステーシ
ョン優先度Pi、Pj、Pk… …を検索するだけであ
れば、メモリ上に優先度テーブルを設定し、ソフトウェ
アを用いて前記ステーション優先度Pi、Pj、Pk…
…の検索をすれば足りるものであるが、この方法で
は、前記検索に要する時間が比較的長くなってしまう。
【0038】この点を改良したのが図5に示す優先度検
索回路6であって、この回路によれば、前記検索に要す
る時間を短縮することができるようになる。
【0039】まず、図5の(a)に示す優先度検索回路
6の動作について説明する。
【0040】ステーション優先度の検索時に、連想メモ
リで構成されているアドレステーブル7に優先度を検索
すべきステーションアドレスが入力される。このステー
ションアドレスは、データ受信の場合においてデータの
優先度の検索を実行するときには受信データの送信元ス
テーションアドレスであり、また、データ送信の場合に
おいてデータの優先度の検索を実行するときには送信デ
ータの宛先ステーションアドレスである。このステーシ
ョンアドレスの入力時に、入力されたステーションアド
レスがアドレステーブル7に既に設定されているもので
あれば、アドレステーブル7から一致信号と当該ステー
ションアドレスの優先度と前記ステーションアドレスに
対応した設定番地の3つが出力される。しかし、入力さ
れたステーションアドレスがアドレステーブル7に未だ
設定されていないものであれば、アドレステーブル7か
ら不一致信号のみが出力される。なお、前記不一致のス
テーションアドレスをもっているデータは直ちに廃棄処
分にしてもよいが、最低のデータ優先度を付してその後
の処理を続行してもよい。
【0041】続いて、優先度テーブル8においては、ア
ドレステーブル7から入力された前記一致信号と設定番
地に応答して、前記設定番地と同じ番地がアクセスさ
れ、当該番地に設定されているステーションアドレスの
優先度が出力され、この出力が前記入力されたステーシ
ョンアドレスに対応したデータ優先度になる。
【0042】また、図5の(b)に示す優先度検索回路
6の動作について説明する。
【0043】ステーション優先度の検索時に、RAMで
構成されている優先度テーブル8’に優先度を検索すべ
きステーションアドレスが入力される。この場合におい
ても、ステーションアドレスは、データ受信の場合にお
いてデータの優先度の検索を実行するときには受信デー
タの送信元ステーションアドレスであり、また、データ
送信の場合においてデータの優先度の検索を実行すると
きには送信データの宛先ステーションアドレスである。
このステーションアドレスの入力時に、入力されたステ
ーションアドレスが優先度テーブル8’に既に設定され
ているものであれば、優先度テーブル8’においては、
その設定されている番地がアクセスされ、当該番地に設
定されているステーションアドレスの優先度が出力さ
れ、この出力が前記入力されたステーションアドレスに
対応したデータ優先度になる。
【0044】次に、図2の(b)を用いて送信データに
ついて優先制御を行なう場合について述べる。
【0045】データ送信時において、端末14がシステ
ムバス17を介してステーション11にデータ送信を行
なうと、そのデータはステーション11内のI/F回路
1を介してRAM3に転送される。このデータ転送後
に、RAMはMPU2に対して送信要求を出力し、送信
要求を受けたMPU2は送信データの宛先ステーション
アドレスを優先度検索回路6に入力する。このとき、優
先度検索回路6においては、その優先度テーブル8から
前記宛先ステーションアドレスに対応した優先度が検索
され、前記宛先ステーションアドレスにおけるデータの
優先度が出力される。続いて、MPU2は、当該データ
の優先度を読取り、他の送信待ちのデータの優先度との
比較を行ない、当該データの優先度より低いデータの優
先度をもつデータがあったときには、前述のデータ受信
処理で行なったときと同様の手法によってデータ送信処
理の順序の変更を行なう。そして、送信タイミングが得
られたデータは、宛先ステーションアドレス及び自己ス
テーションアドレス等が付加され、アクセス制御部5か
ら通信路10に出力送信される。
【0046】この場合、待機中の複数の送信データに対
する処理待ちキューの状態及びそれが変更される状態、
並びに、処理待ちキュー管理テーブルの内容及びその内
容が変更される状態は、いずれも、受信データにおける
前述の各状態と殆ど同じであるので、これ以上の詳しい
説明は省略する。
【0047】なお、前記データの優先度は、通信路10
のアクセス権獲得のための優先度として使用されてもよ
い。
【0048】以上のように、本実施例によれば、各ステ
ーション11乃至13における複数のデータの処理は、
当該ステーション11乃至13が保持する優先度テーブ
ル8(8’)に従って実行されるものである。このた
め、伝送データに優先度情報を付加したり、中央ステー
ションにおける全体的な制御を行なうことなく、データ
伝送に関する全体の優先制御を達成することができるよ
うになる。
【0049】ここで、前述の実施例を実行する場合に
は、始めに、優先度検索回路6内の優先度テーブル8、
8’の優先度の設定を行なう必要があり、次いで、各ス
テーション11乃至13における優先度の条件がこれま
でのものと変わったときは改めて前記優先度テーブル
8、8’の優先度の設定を変更する必要がある。
【0050】ところで、前記優先度の設定を行なうため
の一般的な方法としては、伝送系の初期化を行なう際
に、通信路10に結合されている少なくとも一つの管理
ステーションが、前記伝送系の全ステーション宛に同報
データによって優先度情報の送信を行ない、この優先度
情報を受信した各ステーションはその優先度情報に従っ
て自己ステーションの優先度テーブル8、8’の設定を
行なう方法が考えられる。この方法は、各ステーション
の優先度テーブル8、8’の優先度の設定を、伝送系の
初期化時という特定の時期に、管理ステーションが行な
うものであるため、前記優先度の設定が固定化されてし
まい、その設定変更に柔軟性がないものである。
【0051】前述の点を改良する方法として、前記管理
ステーションが、伝送系の立ち上げ後において、定期的
に、前記伝送系の全ステーション宛に同報データによっ
て優先度情報の送信を行ない、この優先度情報を受信し
た各ステーションはその優先度情報に従って自己ステー
ションの優先度テーブル8、8’の設定を行なう方法が
考えられる。この方法は、前記優先度の設定及びその設
定変更を、管理ステーションが定期的に行なうものであ
るため、前述の方法よりはやや柔軟性があるけれども、
前記設定変更の時期が一義的に決められているため、前
記設定変更に対しては充分な柔軟性を得ることができな
いものである。
【0052】本発明は、このような柔軟性の欠如を除く
ための方法を提案するもので、以下、その方法を実施す
るための実施例について説明する。
【0053】その方法の第1の実施例は、伝送系の初期
化を行なった後で、新たに通信路10に結合されたステ
ーション、または、優先度の変更を行なったステーショ
ンは、前記伝送系の全ステーションに対して同報データ
によって自己ステーションの優先度を表す優先度情報の
送信を行ない、この優先度情報を受信したステーション
はその優先度情報に従って自己ステーションの優先度テ
ーブル8、8’の設定を行なうようにしたものである。
この場合、前記伝送系の初期化時に行われる前記優先度
の設定は、ここで述べた第1の実施例の方法によって行
なってもよいが、前述のような一般的な方法によって行
なってもよい。
【0054】その方法の第2の実施例は、伝送系の初期
化を行なった後で、新たに通信路10に結合されたステ
ーション、または、優先度の変更を行なったステーショ
ンは、前記管理ステーションに宛て自己ステーションの
優先度を送信し、前記管理ステーションが前記伝送系の
全ステーション宛に同報データによって優先度情報の送
信を行ない、この優先度情報を受信した各ステーション
はその優先度情報に従って自己ステーションの優先度テ
ーブル8、8’の設定を行なうようにしたものである。
この場合においても、前記伝送系の初期化時に行われる
前記優先度の設定は、この第2の実施例の方法によって
行なってもよいが、前述のような一般的な方法によって
行なってもよい。
【0055】この第1または第2の方法によれば、伝送
系の初期化時に、各ステーションの優先度テーブル8、
8’の優先度の設定を行なえるだけでなく、通信路10
への新たなステーションの付加等による通信路10の構
成の変更があったとき、及び/または、自己ステーショ
ンの優先度を変更する必要が生じたときは、直ちに、各
ステーションの優先度テーブル8、8’の優先度の設定
を変更させることができるので、柔軟性をもって前記優
先度の設定及びその設定変更を行なうことが可能にな
る。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、各ステーション11乃
至13において実行される複数のデータの処理は、当該
ステーション11乃至13が保持する優先度テーブル8
(8’)に従って実行されるものであるため、伝送デー
タに優先度情報を付加したり、中央ステーションにおけ
る全体的な制御を行なうことなしに、データ伝送に関す
る全体の優先制御を達成することができるという効果が
ある。
【0057】また、本発明によれば、伝送系の初期化時
に、各ステーションの優先度テーブル8、8’の優先度
の設定が行えるだけでなく、通信路10への新たなステ
ーションの付加等による通信路10の構成の変更があっ
たとき、及び/または、自己ステーションの優先度を変
更する必要が生じたときは、直ちに、各ステーションの
優先度テーブル8、8’の優先度の設定を変更させるこ
とができるので、柔軟性をもって前記優先度の設定及び
その設定変更を行なうことが可能になるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる優先制御方式が適用される伝送
系の概要を示す構成図である。
【図2】本発明に係わる優先制御方式を実行するステー
ションの一実施例を示すブロック構成図である。
【図3】複数の受信データの処理待ちキューの状態を示
す説明図である。
【図4】処理待ち管理テーブルの内容の一例を示す説明
図である。
【図5】優先度検索回路の内部構成の一例を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 インタフェイス(I/F)回路 2 マイクロプロセッサユニット(MPU) 3 ランダムアクセスメモリ(RAM) 4 内部バス 5 アクセス制御部 6 優先度検索回路 7 アドレステーブル 8、8’ 優先度テーブル 10 通信路 11、12、13 ステーション 14、15、16 端末 17、18、19 システムバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米田 勝彦 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 小川 尚雄 茨城県日立市大みか町5丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 稲田 和久 茨城県日立市大みか町5丁目1番26号 日 立エンジニアリング株式会社電子工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ステーションが共通の通信路により
    結合され、前記通信路を介して各ステーション間で優先
    度順位に従ってデータ伝送を行う優先制御方式におい
    て、各ステーションはステーションアドレスに対応して
    ステーション優先度が設定された優先度テーブルを具備
    し、各ステーションは、データ処理時に、前記優先度テ
    ーブルに供給される当該データに関連したステーション
    アドレスにより前記データに関連したステーション優先
    度の検索を行ない、その検索により得られた前記優先度
    順位に従って前記データの処理を行うことを特徴とする
    優先制御方式。
  2. 【請求項2】 前記データ処理は受信データに対する処
    理であって、優先度テーブルに供給される受信データの
    送信元ステーションアドレスにより前記送信元のステー
    ション優先度の検索を行ない、その検索により得られた
    優先度順位に従って受信データの処理を行うことを特徴
    とする請求項1記載の優先制御方式。
  3. 【請求項3】 前記データ処理は送信データであって、
    優先度テーブルに供給される当該データの宛先ステーシ
    ョンアドレスにより前記宛先のステーション優先度の検
    索を行ない、その検索により得られた前記優先度順位に
    従って送信データの処理を行うことを特徴とする請求項
    1記載の優先制御方式。
  4. 【請求項4】 複数ステーションが共通の通信路により
    結合され、前記通信路を介して各ステーション間で優先
    度順位に従ってデータ伝送を行う優先制御方式におい
    て、各ステーションはステーションアドレスに対応して
    ステーション優先度が設定された優先度テーブルを具備
    し、いずれかのステーションが前記通信路を介して自己
    ステーションの優先度情報を他の各ステーションへ送信
    した際に、その優先度情報を受信した前記他の各ステー
    ションは自己の優先度テーブルを前記優先度情報に従っ
    て設定更新することを特徴とする優先制御方式。
  5. 【請求項5】 前記優先度情報は、前記いずれかのステ
    ーション自らが通信路に送信し、それを前記他の各ステ
    ーションが受信するものであることを特徴とする請求項
    4記載の優先制御方式。
  6. 【請求項6】 前記優先度情報は、前記いずれかのステ
    ーションがまず管理ステーションに送信し、その後、前
    記管理ステーションが通信路に送信し、それを前記他の
    各ステーションが受信するものであることを特徴とする
    請求項4記載の優先制御方式。
  7. 【請求項7】 前記複数ステーションが共通の通信路に
    より結合されて構成される伝送系において、その初期化
    時の各ステーションにおける優先度テーブルの設定は、
    管理ステーションが前記通信路に送信する前記優先度情
    報により行われることを特徴とする請求項4乃至6のい
    ずれかに記載の優先制御方式。
JP3343194A 1991-12-25 1991-12-25 優先制御方式 Pending JPH05175970A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112583740A (zh) * 2019-09-30 2021-03-30 北京国双科技有限公司 网络通信方法及装置

Cited By (2)

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CN112583740A (zh) * 2019-09-30 2021-03-30 北京国双科技有限公司 网络通信方法及装置
CN112583740B (zh) * 2019-09-30 2023-04-07 北京国双科技有限公司 网络通信方法及装置

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