JPH05174681A - ランプチェック機能を有するリレー・ランプ回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源電圧が変動した場合にも、ランプによる
リレー動作表示およびランプのチェックが可能で、信頼
性を向上することができるリレー・ランプ回路を提供す
ること。 【構成】 第１の接点７を介して電圧を印加されるリレ
ー９と第２の接点８を介して上記電圧を印加されるラン
プ１０とを備えるリレー・ランプ回路、この回路に開閉
器５と切換スイッチ６の１つの切換接点を介して上記電
圧を印加する電源２を備え、この電源２が中間タップ付
のトランスであって、タップ電圧は、上記開閉器と切換
スイッチ６の他の切換接点を介して上記リレーと上記ラ
ンプに印加されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ランプチェック機能を
有するリレー・ランプ回路に関する。

【０００２】

【従来の技術】図２は、例えば、実開昭６０−２３１２
号公報に開示された閉鎖配電盤に関連する従来のリレー
・ランプの制御回路を示したものである。同図におい
て、１は電圧Ｅ１の電源、１３はトランス、３はトラン
ス１３の出力電圧（定格電圧）Ｅ２、１４はブレーカ
ー、６は切換スイッチＳＷ、７は図示しない外部リレー
のａ接点ａ₁ 、８は図示しない外部リレーのａ接点
ａ₂ 、９はリレーＸ１、１０はランプＬ、１１はリレー
Ｘｏ、１２はリレーＸｏのａ接点Ｘｏ−ａである。

【０００３】この構成において、切換スイッチ６が図示
の状態である場合に、接点７および接点８が閉路される
と、リレー９に定格電圧Ｅ２が印加されて当該リレー９
が付勢されるとともにランプ１０に定格電圧Ｅ２が印加
されて当該ランプ１０が点灯する。

【０００４】ランプ１０のみのチェックを行いたい場合
は、切換スイッチ６を切換える。切換スイッチ６を切換
えると、リレー１１が付勢されて接点１２が閉路し、ラ
ンプ１０に電圧Ｅ２が印加され、ランプ１０の点灯の有
無により当該ランプのチェックが行なえる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】この構成においては、
リレー・ランプ回路の電源電圧が１種類であるので、電
源電圧が低下した場合には、ランプによるリレー動作の
表示またランプのチェックが不能になるという問題があ
った。

【０００６】本発明はこの問題を解消するためになされ
たもので、電源電圧が変動した場合にも、ランプによる
リレー動作の表示またランプのチェックが可能な信頼性
の高いリレー・ランプ回路を提供することを目的とす
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、第１の接点を介して電圧を印加されるリレ
ーと第２の接点を介して上記電圧を印加されるランプと
を備えるリレー・ランプ回路、このリレー・ランプ回路
に開閉器と切換スイッチの１つの切換接点を介して上記
電圧を印加する電源とを備え、この電源は中間タップ付
のトランスであって、タップ電圧は、開閉器と上記切換
スイッチの他の切換接点を介して上記リレーおよび上記
ランプに印加される構成とした。

【０００８】

【作用】本発明では、切換スイッチを切り換えることに
より、リレー・ランプ回路に印加する電圧を複数段階に
切り替えることができるので、電圧変動があっても、ラ
ンプによるリレー動作の表示、またランプのチェックは
可能である。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の１実施例を図面を参照して説
明する。

【００１０】図１において、２は二次中間タップｃを有
するトランス、５は３つの接点を有するブレーカーであ
る。トランス２の出力端子ａとｂ間の電圧（定格電圧）
Ｅ２は切換スイツチ６の１つの接点を介して、接点７と
リレーＸ１の直列回路、接点８とランプＬ１の直列回路
に印加される。中間タップｃの電圧（例えば、上記定格
電圧の８５％の電圧）Ｅ３はブレーカー５の１つの接点
と切換スイツチ６の他の接点を介してリレーＸ１、ラン
プＬに印加される。

【００１１】この構成では、切換スイッチ６が図示の状
態であると、接点７および８が閉路した場合、定格電圧
がリレーＸ１に印加されるとともにランプＬにも印加さ
れ当該ランプＬは点灯する。

【００１２】切換スイツチ６が切り換られると、中間タ
ップｃの電圧（例えば、上記定格電圧の８５％の電圧）
Ｅ３が直接リレーＸ１とランプＬに印加され、接点７、
８に関係にく、低電圧域でのリレー動作およびランプ表
示のチッェクが可能となる。

【００１３】本実施例では、リレー・ランプ回路に切換
スイッチ６を組み込んでいるので、従来のものに比し、
回路構成が簡素になる利点がある。

【００１４】なお、上記実施例では中間タップをトラン
スの二次側に設けているが、一次側に設けてもよく、切
換スイッチ６はリレーの接点等であってもよく、タップ
電圧Ｅ３＞Ｅ２であっても良い。

【００１５】

【発明の効果】本発明は以上説明した通り、リレー・ラ
ンプ回路に印加する電圧を複数段階に切り替えることが
できるので、電源電圧が変動した場合にも、ランプによ
るリレー動作の表示またランプのチェックが可能で、従
来に比し、信頼性を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す回路図である。

【図２】従来のリレー・ランプ回路の回路図である。

【符号の説明】

２ トランス ５ ブレーカー ６ 切換スイッチ ７、８ 外部リレーの接点 ９ リレー １０ ランプ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 第１の接点を介して電圧を印加されるリ
   レーと第２の接点を介して上記電圧を印加されるランプ
   とを備えるリレー・ランプ回路、このリレー・ランプ回
   路に開閉器と切換スイッチの１つの切換接点を介して上
   記電圧を印加する電源とを備え、この電源は中間タップ
   付のトランスであって、タップ電圧は、開閉器と上記切
   換スイッチの他の切換接点を介して上記リレーおよび上
   記ランプに印加されることを特徴とするランプチェック
   機能を有するリレー・ランプ回路。