JPH0517461U - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0517461U
JPH0517461U JP6288891U JP6288891U JPH0517461U JP H0517461 U JPH0517461 U JP H0517461U JP 6288891 U JP6288891 U JP 6288891U JP 6288891 U JP6288891 U JP 6288891U JP H0517461 U JPH0517461 U JP H0517461U
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JP
Japan
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evaporator
temperature
compressor
detecting means
refrigerant
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Pending
Application number
JP6288891U
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English (en)
Inventor
功 山本
Original Assignee
東芝機器株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 蒸発器4の冷媒入口温度を、入口温度検出手
段27で検出する。蒸発器4の冷媒出口温度を、出口温度
検出手段28で検出する。入口温度検出手段27が蒸発器4
の凍結温度を検出したとき、圧縮機1を断続運転させ
る。入口温度検出手段27および出口温度検出手段28の両
方が凍結温度を検出したとき、圧縮機1の運転を停止さ
せる。 【効果】 蒸発器4の凍結状態を確実に検出でき、圧縮
機1の断続運転や停止などの対処を適確に行える。両温
度検出手段27,28が蒸発器4の凍結温度を検出するまで
は、圧縮機1の運転可能とするため、使用温度範囲を広
くできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、冷凍サイクルを有し、蒸発器により冷却された空気を送風する空気 調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の空気調和機は、冷媒を圧縮機から凝縮器、流量制限手段および蒸発器 を通じて圧縮機に循環させる冷凍サイクルを有し、蒸発器による熱交換により冷 媒の蒸発潜熱を利用して空気を冷却し、冷却された空気を室内に送風するととも に、除湿するようにしている。
【0003】 ところで、このような空気調和機において、使用する室内温度が約15℃以下 になると、蒸発器が凍結してしまい、本来の機能をはたさないばかりか、圧縮機 への冷媒の液戻り等が発生し、圧縮機に生じた結露水が製品にこぼれたり、故障 の原因となっている。
【0004】 そこで、従来、室内の温度を検出し、約15℃になると圧縮機の運転を停止す るようになされている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、室内の温度を検出して圧縮機の運転を停止するのでは、蒸発器に空気 を吸入する吸入口のフィルタが塵埃で目詰まりしたり吸込口が塞がれ、蒸発器で の熱交換が低下した場合に、蒸発器が凍結温度に達しても室内の温度が約15℃ 以上であれば圧縮機の運転を停止することはなく、上述のような問題が発生して しまう。
【0006】 また、使用温度範囲においても、室内の温度が約15℃以下では使用できず、 除湿機として使用する場合において不便なものであった。
【0007】 本考案は、このような点に鑑みてなされたもので、室内の温度にかかわらず蒸 発器の凍結状態を確実に検出して対処でき、運転可能とする使用温度範囲を広く することができる空気調和機を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、冷媒を圧縮機から凝縮器、流量制限手段および蒸発器を通じて圧縮 機に循環させる冷凍サイクルを有し、蒸発器により冷却された空気を送風する空 気調和機において、前記蒸発器の冷媒入口温度を検出する入口温度検出手段と、 前記蒸発器の冷媒出口温度を検出する出口温度検出手段と、前記入口温度検出手 段のみが凍結温度を検出したときに前記圧縮機を断続運転させるとともに、入口 温度検出手段および前記出口温度検出手段の両方が凍結温度を検出したときに圧 縮機の運転を停止させる制御手段とを具備したものである。
【0009】
【作用】
本考案では、例えば室温が10℃〜15℃の状態で運転を行った場合、蒸発器 の冷媒入口側の温度は0℃〜−5℃位となって凍結し始め、蒸発器の冷媒出口側 の温度は熱交換により0℃以上となって凍結はしていない。この状態では、入口 温度検出手段が蒸発器の凍結温度を検出する。そのため、制御手段は、圧縮機を 断続運転させ、10℃〜15℃の使用温度範囲においても、蒸発器4を凍結させ ることなく、運転を継続させる。
【0010】 また、室温がさらに5℃程度下がった5℃〜10℃の状態で運転を行った場合 、蒸発器の冷媒入口側とともに、蒸発器の冷媒出口側の温度も0℃以下となって 凍結し始める。この状態では、入口側および出口側の両方の温度検出手段が蒸発 器の凍結温度を検出する。そのため、制御手段は、圧縮機を停止させる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例の構成を図面を参照して説明する。
【0012】 図1は冷凍サイクルの回路図を示し、冷媒を圧縮機1から凝縮器2、流量制限 手段としてのキャピラリチューブ3および蒸発器4を通じて圧縮機1に循環させ るように構成されている。
【0013】 図3は空気調和機として室内に配置して使用する冷風機を示し、機体11の前面 上部に吹出口12が形成され、この吹出口12内には、複数の縦ルーバ13および横ル ーバ14が回動調節可能に設けられている。吹出口12の内側には送風枠15内に形成 された送風路16が連通されている。
【0014】 機体11の背面上部に吸込口17が形成され、この吸込口17は送風枠15の上下面に 開口形成された通口15a を通じて送風路16に連通している。吸込口17の内側には 前記蒸発器4が配設され、この蒸発器4の下方に蒸発器4に結露した結露水を受 取る受皿18が設けられている。
【0015】 機体11の背面中央部に排気口19が形成され、この排気口19の内側には排気風枠 20内に形成された排気風路21が連通されている。また、機体11の背面下部に吸込 口22が形成され、この吸込口22は排気風枠20の下面に開口形成された通口20a を 通じて排気風路21に連通されている。通口20a の下側に前記凝縮器2が配設され ている。
【0016】 前記送風路16および排気風路21にはファン23,24がそれぞれ配設され、各ファ ン23,24は、モータ25の両端から突出する駆動軸にそれぞれ固定され、モータ25 により一体的に回転駆動される。
【0017】 機体11の底部には、前記圧縮機1が固定されているとともに、前記受皿18に受 けた結露水をホース等を通じて受入れて溜める排水タンク26が着脱可能に配置さ れている。
【0018】 また、前記蒸発器4の冷媒入口側の配管部分に蒸発器4の冷媒入口温度を検出 する入口温度検出手段としてのサーミスタ27が配設されているとともに、蒸発器 4の冷媒出口側の配管部分に蒸発器4の冷媒出口温度を検出する出口温度検出手 段としてのサーミスタ28が配設されている。
【0019】 図2は冷風機の制御手段31を示し、この制御手段31は、機体11の前面や上面に 設けられた操作部32の操作あるいはリモコンの操作に基づいて圧縮機1およびモ ータ25を制御する。それとともに、冷媒入口側のサーミスタ27のみが蒸発器4の 凍結温度(例えば0℃〜−2℃)を検出したときに圧縮機1を断続運転させると ともに、冷媒入口側および冷媒出口側の両方のサーミスタ27,28が凍結温度(例 えば0℃〜−2℃)を検出したときに圧縮機1の運転を停止させるように制御す る。
【0020】 次に、本実施例の作用を説明する。
【0021】 この実施例の冷風機は、機体11の下面に設けられた図示しないキャスターによ って室内を自由に移動でき、冷風を送りたい方向に機体11の前面を向けて配置す る。
【0022】 そして、操作部32による運転操作に基づいて、圧縮機1およびモータ25が駆動 される。
【0023】 圧縮機1の駆動により、冷凍サイクル内の冷媒が、凝縮器2で凝縮されて熱を 放出するとともに、蒸発器4で蒸発されて蒸発潜熱により熱を吸収する。
【0024】 モータ25の駆動により、ファン23が回転され、吸込口17から吸込まれた室内の 空気が、蒸発器4との接触で熱交換されて冷却され、送風路16を通じて吹出口12 から吹出される。同時に、ファン24が回転され、吸込口22から吸込まれた室内の 空気が、凝縮器2との接触で熱交換されて暖められ、排気風路21を通じて排気口 19から排気される。
【0025】 そして、室内から吸込まれた空気が蒸発器4と接触する際、空気中の水分が凝 縮されるため、吹出口12からは除湿された低温の空気が吹出される。なお、凝縮 されて蒸発器4に結露した結露水は、受皿18上に流れ落ち、排水タンク26に溜め られる。
【0026】 ここで、室温が10℃〜15℃の状態で運転を行った場合、蒸発器4の冷媒入 口側の温度は0℃〜−5℃位となって凍結し始め、蒸発器4の冷媒出口側の温度 は熱交換により0℃以上となって凍結はしていない。
【0027】 この状態では、入口側のサーミスタ27のみが蒸発器4の凍結温度を検出する。 そのため、制御手段31は、圧縮機1を断続運転させる。この断続運転は、圧縮機 1を所定時間毎に運転および停止させるもので、例えば10分間運転し、3分間 停止させるようにする。
【0028】 そして、この断続運転により、10℃〜15℃の使用温度範囲においても、蒸 発器4を凍結させることなく、運転を継続させることができる。
【0029】 また、室温がさらに5℃程度下がった5℃〜10℃の状態で運転を行った場合 、蒸発器4の冷媒入口側とともに、蒸発器4の冷媒出口側の温度も0℃以下とな って凍結し始める。
【0030】 この状態では、入口側および出口側の両方のサーミスタ27,28が蒸発器4の凍 結温度を検出する。そのため、制御手段31は、圧縮機1を停止させ、圧縮機1へ の冷媒の液戻り等の発生を未然に防止する。
【0031】 また、排水タンク26に溜った水は、排水タンク26を機体11から取出して捨てる ようにする。なお、排水作業を省略するために連続排水する場合には、図4に示 すように、排水タンク26の下部に設けられた排水口26a にホース41を接続し、蒸 発器4から受皿18に流れ落ちた水をホース42を通じて排水タンク26内に一旦導い た後に、ホース41を通じて排水する。これは、受皿18にホース41を直接接続して 排水すると、ホース41の曲げ部分等でホース内部が閉塞されたときに受皿18から 水がこぼれ出してしまう問題が生じるが、排水タンク26を通じて排水することに より、ホース内部が閉塞されたときでも貯水容量のある排水タンク26内に溜まり 、しかも、排水タンク26には満水検出手段が設けられているので、排水タンク26 が満水になれば圧縮機1の運転を停止して、水がこぼれるのを防止することがで きる。
【0032】 なお、排気口19からは凝縮器2との接触で熱交換されて暖められた空気が排気 されるため、排気方向に人がいる場合には不快となり、風上の場合には冷風効果 が低減する。そのため、図5に示すように、排気口19に蛇腹状で伸縮可能とする ダクト体51を設け、このダクト体51により排気風を人のいない方向や風下の方向 等に排気することができる。このダクト体51の他の構成としては、図6に示すよ うに、複数の開口部52a ,52b を有する管体53とし、排気方向の開口部52a ,52 b を開放するとともにそれ以外の開口部52a ,52b を蓋体54で閉塞するようにす る。あるいは、図7に示すように、排気口19に回転自在にルーバ体55を設け、こ のルーバ体55の回動により排気方向を自由に設定できるようにしてもよい。
【0033】
【考案の効果】
本考案によれば、蒸発器の冷媒入口側と冷媒出口側の温度を温度検出手段で直 接的に検出することにより、蒸発器の凍結状態を確実に検出し、圧縮機の断続運 転や停止などの対処を適確に行うことができ、高い安全性を確保することができ る。しかも、蒸発器の冷媒入口側と冷媒出口側の両方の温度が凍結温度に達した ときに圧縮機の運転を停止させるため、運転可能とする使用温度範囲を広くする ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の空気調和機の一実施例を示す冷凍サイ
クルの回路図である。
【図2】制御ブロック図である。
【図3】空気調和機の断面図である。
【図4】排水例を示す一部を切欠いた側面図である。
【図5】排気例を示す斜視図である。
【図6】排気例を示す斜視図である。
【図7】排気例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮器 3 流量制限手段 4 蒸発器 27 入口温度検出手段 28 出口温度検出手段 31 制御手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を圧縮機から凝縮器、流量制限手段
    および蒸発器を通じて圧縮機に循環させる冷凍サイクル
    を有し、蒸発器により冷却された空気を送風する空気調
    和機において、 前記蒸発器の冷媒入口温度を検出する入口温度検出手段
    と、 前記蒸発器の冷媒出口温度を検出する出口温度検出手段
    と、 前記入口温度検出手段のみが凍結温度を検出したときに
    前記圧縮機を断続運転させるとともに、入口温度検出手
    段および前記出口温度検出手段の両方が凍結温度を検出
    したときに圧縮機の運転を停止させる制御手段とを具備
    したことを特徴とする空気調和機。
JP6288891U 1991-08-08 1991-08-08 空気調和機 Pending JPH0517461U (ja)

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JP6288891U JPH0517461U (ja) 1991-08-08 1991-08-08 空気調和機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012245857A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Nippon Soken Inc 冷却装置、冷却装置の制御方法および制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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