JPH0517429Y2 - - Google Patents

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JPH0517429Y2
JPH0517429Y2 JP1986081694U JP8169486U JPH0517429Y2 JP H0517429 Y2 JPH0517429 Y2 JP H0517429Y2 JP 1986081694 U JP1986081694 U JP 1986081694U JP 8169486 U JP8169486 U JP 8169486U JP H0517429 Y2 JPH0517429 Y2 JP H0517429Y2
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は内燃機関の回転数を制御する回転数
制御装置、特に制御回転数を切り換え可能とした
回転数制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の回転数制御装置においても、制御回転数
を切り換えることができるものはあつた。例えば
船外機においては、通常時は機関が過回転によつ
て破損するのを防止するため約6000r/min以上
になると点火火花を停止させる等の制御を行つて
過回転を防止し、また機関がオーバヒートすると
オーバヒートセンサから信号を発し制御回転数を
約2500r/minに切り換えて機関が焼き付くのを
防止し、かつ最低限の航行を可能とする装置が使
用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来装置においては、外部信号によ
り制御回転数が切り換わるため運転者が予期しな
い時に切り換わるという問題点があつた。例えば
船外機においては、オーバヒートして制御回転数
が5900r/minから2500r/minに切り換わる場合
は回転が低下する方向であり、それほどの危険は
ない。しかし、2500r/minから5900r/minに切
り換わる場合には運転者がスロツトルを戻し忘れ
てフルスロツトルの位置にしていると、回転数が
切り換わると同時に機関の回転は急激に上昇して
船外機を装着している船が急加速し、運転者が振
り落とされたりあるいは暴走して他の船に衝突す
る等の重大な危険を伴なつた。このような危険を
避けるために、オーバヒートセンサの信号を保持
回路で保持し、オーバヒートセンサからの信号が
無くなつても制御回転数は約2500r/minを保持
するようにしていた。しかし、上記保持回路は機
関を停止しなければ解除されず、オーバヒート状
態が正常となり高速走行を再開しようとする時に
は機関の停止および再始動が必要となり、操作が
煩わしいという問題点があつた。
上記のように従来装置では、回転数切り換え時
に危険を伴い、また危険を回避するためには操作
が煩わしくなるという問題点があつた。
この考案は上記のような問題点を解決するため
に成されたものであり、回転数切り換え時の危険
を回避するとともに機関の停止、再始動等の煩わ
しい操作を必要とせずに回転数の切り換えを行う
ことができる内燃機関の回転数制御装置を得るこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る回転数制御装置は、回転数制御
を行う回転数に第1の所定値とこの第1の所定値
より低い第2の所定値を設定し、第1の所定値か
ら第2の所定値への切換は外部信号により行い、
第2の所定値による制御動作中は第1の所定値へ
の切換を禁止し、第2の所定値による非制御状態
の所定時間継続後は外部信号により第1の所定値
への切換を可能としたものである。
〔作用〕
この考案においては、第2の所定値による制御
動作中は第1の所定値への切換は禁止されるの
で、外部信号が切り換わつても回転数は変動せ
ず、急加速の危険は回避できる。又、機関回転数
が回転数制御を行う回転数以下に所定時間継続し
てなると外部信号により第1の所定値への切換が
可能となるため、機関の停止、再始動は不要とな
る。
〔実施例〕 以下、この考案の実施例を図面とともに説明す
る。第1図において、1は機関により駆動される
磁石発電機の発電コイル、2は発電コイル1の交
流出力を整流するダイオード、3はダイオード2
の整流出力により充電されるコンデンサ、4は機
関の点火時期に点火信号を発生する信号コイル、
5は信号コイル4の交流出力を整流するダイオー
ド、6はダイオード5の整流出力電流を制限する
抵抗、7は信号コイル4の出力を受け機関の点火
時期に導通してコンデンサ3の充電々荷を放電さ
せる第1のサイリスタ、8はコンデンサ3の放
電々荷を1次コイルに導通して2次コイルに高電
圧を発生するイグニツシヨンコイル(点火コイ
ル)、9はイグニツシヨンコイル8の高電圧を受
けて放電し機関を点火する点火プラグ、10は信
号コイル4の交流出力を整流するダイオード、1
1はダイオード10の整流出力により充電される
コンデンサ、12,13はコンデンサ11の電圧
を分圧する抵抗、14は抵抗12,13による分
圧電圧を受けて導通し発電コイル1の出力を短絡
する第2のサイリスタ、15,16はコンデンサ
11の電圧を分圧する抵抗、17は抵抗15,1
6による分圧電圧を受けて導通し発電コイル1の
出力を短絡する第3のサイリスタ、18は第3の
サイリスタ17が導通時に流れる発電コイル1の
短絡電流を通流し電圧降下を発生する抵抗、19
は抵抗18に発生した電圧降下を通流し逆流を阻
止するダイオード、20はダイオード19を通流
した電流により充電されるコンデンサ、21はコ
ンデンサ20の電圧を抵抗26を介して受けて導
通するトランジスタ、22は機関に装着されたバ
ツテリ、23は機関に装着されたサーモセンサ
で、バイメタルにより構成され、機関温度が一定
値以上になると接点が閉じて導通状態となる。2
4はサーモセンサ23に流れる電流を制限する抵
抗、25はバツテリ22から抵抗24を介して電
流を受けて導通するトランジスタである。
次に、動作について説明する。発電コイル1に
発生した交流出力はダイオード2により整流され
てコンデンサ3に図示方向に充電される。信号コ
イル4に信号が発生すると、この信号はダイオー
ド5および抵抗6を介して第1のサイリスタ7の
ゲートに印加されて第1のサイリスタ7は導通状
態となり、コンデンサ3の電荷はイグニツシヨン
コイル8の1次コイルを通じて放電し、イグニツ
シヨンコイル8の2次コイルに高電圧を発生す
る。この高電圧は点火プラグ9に印加され、点火
プラグ9は放電して機関を点火する。
一方、信号コイル4の交流出力はダイオード1
0により整流され、コンデンサ11に充電され
る。信号コイル4は磁石発電機に内蔵されたコイ
ルであり、磁石発電機の回転数即ち機関回転数に
比例した電圧を発生する。従つて、コンデンサ1
1の電圧は機関回転数に比例して増減する直流電
圧となる。コンデンサ11の電圧は抵抗12,1
3および抵抗15,16により分圧されて夫々第
2のおよび第3のサイリスタ14,17のゲート
に供給され、分圧電圧がゲートトリガ電圧に達す
ると第2および第3のサイリスタ14,17は導
通し、発電コイル1の出力を短絡して点火プラグ
9の点火火花を停止させる。コンデンサ11の電
圧は機関回転数に比例するため抵抗12,13お
よび抵抗15,16による分圧電圧も機関回転数
に比例し、また第2および第3のサイリスタ1
4,17のゲートトリガ電圧は略一定値であるの
で、第2および第3のサイリスタ14,17は機
関の定められた一定回転数以上になると導通し、
点火プラグ9の点火火花を停止し、機関の回転数
を制御する。
ここで、抵抗12,13の分圧比よりも抵抗1
5,16の分圧比の方を小さく設定しておき、第
3のサイリスタ17の方が第2のサイリスタ14
より低い回転数で導通するようにしておく。通常
運転状態ではサーモセンサ23は開状態であるの
で、バツテリ22の電圧は抵抗24を通じてトラ
ンジスタ25のベースに流入し、トランジスタ2
5は導通状態となつており、第3のサイリスタ1
7のゲート・カソード間が短絡されているので第
3のサイリスタ17は非導通状態を保つ。このた
め、機関は第2のサイリスタ14によつてのみ回
転制御される。次に、機関がオーバヒートしてサ
ーモセンサ23が閉状態となるとトランジスタ2
5のベース電流が零となり、トランジスタ25は
非導通状態となつて第3のサイリスタ17は抵抗
15,16の分圧電圧によつてトリガされる。従
つて、オーバヒート時は通常運転状態よりも低い
回転数に機関回転数は制御される。第3のサイリ
スタ17が導通時即ち機関回転数を制御している
間は抵抗18に発電コイル1の短絡電流が流れて
電圧降下が発生し、この電圧降下はダイオード1
9を通じてコンデンサ20を充電し、コンデンサ
20の電圧は抵抗26を介してトランジスタ21
を導通状態とする。従つて、トランジスタ21に
よりトランジスタ25のベース・エミツタ間が短
絡され、トランジスタ25は非導通状態を保ち、
サーモセンサ23が開状態に復帰してもトランジ
スタ25が導通状態になるのを禁止し、機関の制
御回転数が切り換わるのを禁止する。機関の回転
数を回転数制御を行わない回転数まで下げると第
3のサイリスタ17は非導通状態となり、抵抗1
8の電圧降下は零となりコンデンサ20は充電さ
れなくなるので抵抗26を介して放電し抵抗26
による時定数で端子電圧は低下し、所定時間後に
なるとトランジスタ21のベース・エミツタ間の
順方向電圧以下になり、トランジスタ21は非導
通状態となる。従つて、サーモセンサ23が開状
態に復帰すればトランジスタ25は導通状態とな
り、第3のサイリスタはトリガされなくなるので
機関の制御回転数は第2のサイリスタ14によつ
て制御される回転数に復帰する。即ち、低い方の
制御回転数によつて回転制御を行つている時に、
スロツトル操作を行わずエンジンの回転変動等の
要因で一時的に回転が低下しても、コンデンサ2
0と抵抗26の時定数により所定時間はトランジ
スタ21は導通状態を継続しており、低い方の制
御回転数による回転制御を継続する。又、運転者
が高い方の制御回転数による回転数制御を行いた
い場合には、スロツトル操作を行えば回転数が低
下し、所定時間後には高い方の制御回転数による
回転制御に切換わる。
尚、上記実施例では、外部信号としてサーモセ
ンサ23を信号源としたが、エンジンオイル、冷
却水等が減少したことを検出するスイツチを信号
源としても同様の効果を奏する。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、2種類の制御
回転数のうち低い方の制御回転数による制御動作
中は制御回転数の切換を禁止し、機関の回転数が
制御回転数以下になると制御回転数の切換を可能
としており、急加速による危険を回避できると共
に、制御回転数の切換が自動的に行われるので機
関の停止、再始動を必要とせずスロツトル操作の
みを行えば良く、操作が簡単になる。又、第2の
所定値による制御中に一時的に回転数が低下して
も第1の所定値による制御に切換わることはな
く、安定した回転数制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案装置の回路図である。 1……発電コイル、3,11,20……コンデ
ンサ、4……信号コイル、7,14,17……サ
イリスタ、8……点火コイル、12,13,1
5,16,18,26……抵抗、21,25……
トランジスタ、23……サーモセンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関を点火する点火コイル、点火コイルに通流
    する電流を制御する点火回路、機関の回転数が所
    定値を越えた時に点火回路を制御して点火コイル
    に発生する点火火花を制御することにより機関回
    転数を制御する回転数制御回路を備えた内燃機関
    の回転数制御装置において、機関回転数を第1の
    所定値に制限する手段と、機関のオーバヒートを
    検出するオーバヒート検出手段と、機関のオーバ
    ヒート時に機関回転数を上記第1の所定値より低
    い第2の所定値に制限する手段と、上記第2の所
    定値に制限するために点火火花制御中であること
    を検出する手段と、上記第2の所定値に点火火花
    制御中はオーバヒート状態が解消されても第1の
    所定値への切換を禁止する手段と、機関回転数が
    所定時間継続して第2の所定値以下であつて第2
    の所定値への点火火花制御が所定時間継続して停
    止された場合にオーバヒート状態でないことを条
    件に上記第1の所定値への切換を可能とする手段
    を備えたことを特徴とする内燃機関の回転数制御
    装置。
JP1986081694U 1986-05-27 1986-05-27 Expired - Lifetime JPH0517429Y2 (ja)

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JP1986081694U JPH0517429Y2 (ja) 1986-05-27 1986-05-27

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JP1986081694U JPH0517429Y2 (ja) 1986-05-27 1986-05-27

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JPS62190869U JPS62190869U (ja) 1987-12-04
JPH0517429Y2 true JPH0517429Y2 (ja) 1993-05-11

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62111172A (ja) * 1985-11-08 1987-05-22 アウトボ−ド・マ−リン・コ−ポレ−シヨン 容量性点火装置用ラツチ付き過速度・過熱回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62111172A (ja) * 1985-11-08 1987-05-22 アウトボ−ド・マ−リン・コ−ポレ−シヨン 容量性点火装置用ラツチ付き過速度・過熱回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62190869U (ja) 1987-12-04

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