JPH05173829A - エラー発生方法 - Google Patents
エラー発生方法Info
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- JPH05173829A JPH05173829A JP3338808A JP33880891A JPH05173829A JP H05173829 A JPH05173829 A JP H05173829A JP 3338808 A JP3338808 A JP 3338808A JP 33880891 A JP33880891 A JP 33880891A JP H05173829 A JPH05173829 A JP H05173829A
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- Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、エラー発生方法に関し、従来のク
リップテスタは不可能であったLSI内部のクリップ
や、狙ったタイミングでのクリップを可能とし、十分な
エラー処理機能のテストができるようにすることを目的
とする。 【構成】 ある装置の基本機能部1に、MPU5の実行
するマイクロプログラムでエラー発生できるハードウェ
ア(エラー生成回路10)があったとする。この場合、
メンテナンス部2のMPU12が、予めヒューマンイン
ターフェイス部3を介して設定されたエラー発生条件に
従って、MPU5を監視し、エラー発生条件を満たした
場合、MPU12の指示で、診断レジスタ8にエラー発
生のためのデータを設定する。その後、MPU5が動作
すると、エラー生成回路10でエラーが発生し、これを
チェッカー11が検出してエラーレジスタに反映させ
る。エラーレジスタ9のデータはMPU5が読み取りエ
ラー処理を行う。
リップテスタは不可能であったLSI内部のクリップ
や、狙ったタイミングでのクリップを可能とし、十分な
エラー処理機能のテストができるようにすることを目的
とする。 【構成】 ある装置の基本機能部1に、MPU5の実行
するマイクロプログラムでエラー発生できるハードウェ
ア(エラー生成回路10)があったとする。この場合、
メンテナンス部2のMPU12が、予めヒューマンイン
ターフェイス部3を介して設定されたエラー発生条件に
従って、MPU5を監視し、エラー発生条件を満たした
場合、MPU12の指示で、診断レジスタ8にエラー発
生のためのデータを設定する。その後、MPU5が動作
すると、エラー生成回路10でエラーが発生し、これを
チェッカー11が検出してエラーレジスタに反映させ
る。エラーレジスタ9のデータはMPU5が読み取りエ
ラー処理を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロプロセッサを
使用した各種の装置において、擬似的にエラーを発生し
て、エラー処理が正常にできるか否か等のテストを行う
際に使用されるエラー発生方法に関する。
使用した各種の装置において、擬似的にエラーを発生し
て、エラー処理が正常にできるか否か等のテストを行う
際に使用されるエラー発生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、コンピュータ本体、ある
いはその周辺装置等の製品については、各種のテストが
実施されていた。これらのテストの内、例えば工場出荷
前に行うエラー処理機能のテストがある。
いはその周辺装置等の製品については、各種のテストが
実施されていた。これらのテストの内、例えば工場出荷
前に行うエラー処理機能のテストがある。
【0003】このテストは、擬似的にエラーを発生させ
て、エラー処理機能が正常か否かをテストするものであ
る。従来、前記のように、製品内部で起こったエラーを
如何に処理するかをテストするには、クリップテスタと
呼ばれる装置を使用していた。
て、エラー処理機能が正常か否かをテストするものであ
る。従来、前記のように、製品内部で起こったエラーを
如何に処理するかをテストするには、クリップテスタと
呼ばれる装置を使用していた。
【0004】前記のクリップテスタは、テスタのクリッ
プ(電極)を、被テスト装置を構成しているプリント板
の裏面から突き出しているピンや、IC、LSIの脚
(端子ピン)などに接続し、その部分を通っていく信号
が常に「0」であるように設定できる機能を持ってい
る。
プ(電極)を、被テスト装置を構成しているプリント板
の裏面から突き出しているピンや、IC、LSIの脚
(端子ピン)などに接続し、その部分を通っていく信号
が常に「0」であるように設定できる機能を持ってい
る。
【0005】また、前記クリップテスタは、信号をクリ
ップする時のトリガとなる別の信号を配線すれば、そこ
からクリップのトリガをかけることができ、クリップし
ておく時間なども設定できることができるものである。
ップする時のトリガとなる別の信号を配線すれば、そこ
からクリップのトリガをかけることができ、クリップし
ておく時間なども設定できることができるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) 被テスト装置に対して、クリップテスタを用いてエ
ラー処理機能のテストを行う場合、うまくトリガーをか
けるには、エラーさせたいタイミングにだけ上がってく
る信号を用意しなければならない。
のにおいては、次のような課題があった。 (1) 被テスト装置に対して、クリップテスタを用いてエ
ラー処理機能のテストを行う場合、うまくトリガーをか
けるには、エラーさせたいタイミングにだけ上がってく
る信号を用意しなければならない。
【0007】丁度良い信号が無い場合には、エラーを起
こすタイミングを特定することができない。 (2) エラーを起こすタイミングを特定できない場合に
は、装置の内部がどんな処理をしているのか判らないよ
うなタイミングでクリップするか、もしくは、テスト時
間中、永久にクリップし続けざるを得ない。
こすタイミングを特定することができない。 (2) エラーを起こすタイミングを特定できない場合に
は、装置の内部がどんな処理をしているのか判らないよ
うなタイミングでクリップするか、もしくは、テスト時
間中、永久にクリップし続けざるを得ない。
【0008】この場合、無作為にクリップをして、予想
外のエラーを検出しても、なぜそのような結果が出たの
かを調べるのは、内部的にどのような条件が揃った時に
エラーしたのか分からないので難しい。
外のエラーを検出しても、なぜそのような結果が出たの
かを調べるのは、内部的にどのような条件が揃った時に
エラーしたのか分からないので難しい。
【0009】また、同じタイミングでエラーするよう
に、再現テストをすることもできない。 (3) クリップテスタでは、信号の通っているところを物
理的にクリップの先でつままなければならず、そのため
には、目的のプリント板(被テスト用のプリント板)を
エクステンション等により張り出させる等の手間をかけ
なければならない。
に、再現テストをすることもできない。 (3) クリップテスタでは、信号の通っているところを物
理的にクリップの先でつままなければならず、そのため
には、目的のプリント板(被テスト用のプリント板)を
エクステンション等により張り出させる等の手間をかけ
なければならない。
【0010】(4) 回路の集積化が進んでいる現在、トリ
ガしたい信号や、クリップしたい部分が、LSI等の中
に入っていることが多く、直接クリップを装着すること
は不可能になってきている。
ガしたい信号や、クリップしたい部分が、LSI等の中
に入っていることが多く、直接クリップを装着すること
は不可能になってきている。
【0011】このため、クリップテスタのみで、十分な
エラー処理機能のテストを行うことは難しくなってきて
いる。本発明は、このような従来の課題を解決し、従来
のクリップテスタでは不可能であった、LSI内部のク
リップ(ビットを0に反転)や、狙ったタイミングでの
クリップを可能とし、十分なエラー処理機能のテストが
できるようにすることを目的とする。
エラー処理機能のテストを行うことは難しくなってきて
いる。本発明は、このような従来の課題を解決し、従来
のクリップテスタでは不可能であった、LSI内部のク
リップ(ビットを0に反転)や、狙ったタイミングでの
クリップを可能とし、十分なエラー処理機能のテストが
できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
あり、図中、1は基本機能部、2はメンテナンス部、3
はヒューマンインターフェイス部、4はコントロールス
トレッジ(CS)、5はマイクロプロセッサ(MP
U)、6はマイクロプロセッサ監視回路、7はマイクロ
プログラムカウンタ(MPC)、8は診断レジスタ、9
はエラーレジスタ、10はエラー生成回路、11はチェ
ッカー、12はマイクロプロセッサ(MPU)、13は
コントロールストレッジ(CS)、14はメモリを示
す。
あり、図中、1は基本機能部、2はメンテナンス部、3
はヒューマンインターフェイス部、4はコントロールス
トレッジ(CS)、5はマイクロプロセッサ(MP
U)、6はマイクロプロセッサ監視回路、7はマイクロ
プログラムカウンタ(MPC)、8は診断レジスタ、9
はエラーレジスタ、10はエラー生成回路、11はチェ
ッカー、12はマイクロプロセッサ(MPU)、13は
コントロールストレッジ(CS)、14はメモリを示
す。
【0013】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。 (1) プロセッサ5、10を有し、かつ該プロセッサから
アクセスできるハードウェア(LSI等)を具備した装
置で、エラー機能をテストする際のエラー発生方法にお
いて、ハードウェアが、プロセッサの実行するマイクロ
プログラムにより、エラーを発生する機能を有する場
合、このエラー発生機能を有効利用し、外部からエラー
発生条件等を設定して、プロセッサに指示することによ
り、該プロセッサがマイクロプログラムを実行して、自
動的にハードウェア10等にエラーを発生させるように
した。
ように構成した。 (1) プロセッサ5、10を有し、かつ該プロセッサから
アクセスできるハードウェア(LSI等)を具備した装
置で、エラー機能をテストする際のエラー発生方法にお
いて、ハードウェアが、プロセッサの実行するマイクロ
プログラムにより、エラーを発生する機能を有する場
合、このエラー発生機能を有効利用し、外部からエラー
発生条件等を設定して、プロセッサに指示することによ
り、該プロセッサがマイクロプログラムを実行して、自
動的にハードウェア10等にエラーを発生させるように
した。
【0014】(2) 前記構成(1)の装置が、装置本来の
機能を行う基本機能部1と、それ以外の機能を行うメン
テナンス部2と、データの入出力機能を有するヒューマ
ンインターフェイス部3とで構成され、前記基本機能部
1に、プロセッサ5の実行するマイクロプログラムによ
り、エラーを発生させるハードウェア10があった場
合、メンテナンス部2のプロセッサ12が、予めヒュー
マンインターフェイス部3を介して設定されたエラー発
生条件に従って、基本機能部1のプロセッサ5を監視
し、エラー発生条件を満たした場合、前記プロセッサ1
2の指示に基づき、基本機能部1のプロセッサ5が実行
するマイクロプログラムによって、エラーを発生させる
ようにした。
機能を行う基本機能部1と、それ以外の機能を行うメン
テナンス部2と、データの入出力機能を有するヒューマ
ンインターフェイス部3とで構成され、前記基本機能部
1に、プロセッサ5の実行するマイクロプログラムによ
り、エラーを発生させるハードウェア10があった場
合、メンテナンス部2のプロセッサ12が、予めヒュー
マンインターフェイス部3を介して設定されたエラー発
生条件に従って、基本機能部1のプロセッサ5を監視
し、エラー発生条件を満たした場合、前記プロセッサ1
2の指示に基づき、基本機能部1のプロセッサ5が実行
するマイクロプログラムによって、エラーを発生させる
ようにした。
【0015】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1を参照
しながら説明する。メンテナンス部2のコントロールス
トレッジ(CS)13には、予めエラー発生時に使用す
る画面データや、エラーとその発生条件の対応表などの
データが格納されているものとする。
しながら説明する。メンテナンス部2のコントロールス
トレッジ(CS)13には、予めエラー発生時に使用す
る画面データや、エラーとその発生条件の対応表などの
データが格納されているものとする。
【0016】エラー発生時には、次の順序でエラーを発
生させる。 (1) ヒューマンインターフェイス部3からメニュー表示
の指示があると、マイクロプロセッサ12は、コントロ
ールストレッジ13を参照して、所定の画面データを取
り出し、ヒューマンインターフェイス部3で表示する。
生させる。 (1) ヒューマンインターフェイス部3からメニュー表示
の指示があると、マイクロプロセッサ12は、コントロ
ールストレッジ13を参照して、所定の画面データを取
り出し、ヒューマンインターフェイス部3で表示する。
【0017】(2) 表示画面で選択が行われると、マイク
ロプロセッサ12は、選択された診断レジスタと設定デ
ータをメモリ14に格納しておく。 (3) 次に、エラー発生のタイミングを選択する画面を表
示して、選択が行われると、マイクロプロセッサ12
は、そのエラー発生の条件を、マイクロプロセッサ監視
回路6に送ってマイクロプロセッサ5を監視させる。
ロプロセッサ12は、選択された診断レジスタと設定デ
ータをメモリ14に格納しておく。 (3) 次に、エラー発生のタイミングを選択する画面を表
示して、選択が行われると、マイクロプロセッサ12
は、そのエラー発生の条件を、マイクロプロセッサ監視
回路6に送ってマイクロプロセッサ5を監視させる。
【0018】(4) マイクロプロセッサ監視回路6は、マ
イクロプログラムカウンタ(MPC)7を監視し、エラ
ー発生条件を検出すると、マイクロプロセッサ12に通
知する。
イクロプログラムカウンタ(MPC)7を監視し、エラ
ー発生条件を検出すると、マイクロプロセッサ12に通
知する。
【0019】(5) マイクロプロセッサ12では、メモリ
14内のデータ(診断レジスタ+設定データ)を取り出
して、マイクロプロセッサ5を介して、診断レジスタ8
にそのデータを設定する。
14内のデータ(診断レジスタ+設定データ)を取り出
して、マイクロプロセッサ5を介して、診断レジスタ8
にそのデータを設定する。
【0020】(6) その後、診断レジスタ8にデータが設
定されたことにより、エラー発生回路10でエラーが発
生する。このエラーは、チェッカー11が検出し、エラ
ーレジスタ9に反映させる。そして、エラーレジスタ9
の内容をマイクロプロセッサ5が読みとって、エラーを
認識し、エラー処理を実行する。
定されたことにより、エラー発生回路10でエラーが発
生する。このエラーは、チェッカー11が検出し、エラ
ーレジスタ9に反映させる。そして、エラーレジスタ9
の内容をマイクロプロセッサ5が読みとって、エラーを
認識し、エラー処理を実行する。
【0021】このようにすれば、装置内で持っているエ
ラー発生機能を有効に利用して、エラーを発生させるこ
とができる。しかも、エラー発生は、LSI等の内部で
発生させることができると共に、狙ったタイミングで任
意にエラーを発生することができる。
ラー発生機能を有効に利用して、エラーを発生させるこ
とができる。しかも、エラー発生は、LSI等の内部で
発生させることができると共に、狙ったタイミングで任
意にエラーを発生することができる。
【0022】従って、十分なエラー処理機能のテストを
行うことが可能になる。
行うことが可能になる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図4は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2は、テスト対象装置の説明図、図3は磁気ディ
スク制御装置の構成図、図4は診断レジスタの設定デー
タ例、図5は表示画面例である。
する。図2〜図4は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2は、テスト対象装置の説明図、図3は磁気ディ
スク制御装置の構成図、図4は診断レジスタの設定デー
タ例、図5は表示画面例である。
【0024】図中、図1と同符号は同一のものを示す。
また、15は表示部、16はキーボード、30は基本機
能部、31はメンテナンス部、40はマイクロプロセッ
サ、41、51はコントロールストレッジ、42、5
3、56、57はインターフェイス制御回路、43はチ
ャネルインターフェイス回路、44はチャネルインター
フェイス制御回路、45は排他制御回路、46は排他制
御用メモリ、47はデータ転送制御回路、48はデータ
バッファ、49はデバイスインターフェイス制御回路、
50はマイクロプロセッサ、52はROM、54はロー
ダー制御回路、55はメモリ、60はローダー(フロッ
ピィディスクドライブ)、61は電源ユニット、62は
スイッチを示す。
また、15は表示部、16はキーボード、30は基本機
能部、31はメンテナンス部、40はマイクロプロセッ
サ、41、51はコントロールストレッジ、42、5
3、56、57はインターフェイス制御回路、43はチ
ャネルインターフェイス回路、44はチャネルインター
フェイス制御回路、45は排他制御回路、46は排他制
御用メモリ、47はデータ転送制御回路、48はデータ
バッファ、49はデバイスインターフェイス制御回路、
50はマイクロプロセッサ、52はROM、54はロー
ダー制御回路、55はメモリ、60はローダー(フロッ
ピィディスクドライブ)、61は電源ユニット、62は
スイッチを示す。
【0025】先ず、図2に基づいて、テスト対象装置の
基本的な構成と、テスト方法について説明する。本発明
のエラー発生方法によりテストを行うには、テスト対象
装置に、エラーを発生させるための回路と、その回路
を、マイクロプログラムから動作させるためのインター
フェイス(MPUからセットすることのできるレジス
タ)と、エラーを発生させるタイミングを特定する手段
とが必要である。
基本的な構成と、テスト方法について説明する。本発明
のエラー発生方法によりテストを行うには、テスト対象
装置に、エラーを発生させるための回路と、その回路
を、マイクロプログラムから動作させるためのインター
フェイス(MPUからセットすることのできるレジス
タ)と、エラーを発生させるタイミングを特定する手段
とが必要である。
【0026】このため、テスト対象装置は、基本的に図
2のように構成されることが必要である。図示のよう
に、テスト対象装置は、基本機能部1と、メンテナンス
部2と、ヒューマンインターフェイス部3とで構成す
る。
2のように構成されることが必要である。図示のよう
に、テスト対象装置は、基本機能部1と、メンテナンス
部2と、ヒューマンインターフェイス部3とで構成す
る。
【0027】メンテナンス部2は、装置の電源オンによ
る内部の立ち上げ(マイクロプログラムのローディン
グ)、電源オフ時の手続き、あるいは、基本機能部1に
重大なエラーが起きて止まってしまった時に、これをリ
セットし、再度走らせるなどの機能を負っている。
る内部の立ち上げ(マイクロプログラムのローディン
グ)、電源オフ時の手続き、あるいは、基本機能部1に
重大なエラーが起きて止まってしまった時に、これをリ
セットし、再度走らせるなどの機能を負っている。
【0028】また、メンテナンス部2は、ヒューマンイ
ンターフェイス部3の表示制御等もサポートしている。
基本機能部1は、装置の本来の機能を行うための部分で
ある。
ンターフェイス部3の表示制御等もサポートしている。
基本機能部1は、装置の本来の機能を行うための部分で
ある。
【0029】前記基本機能部1には、コントロールスト
レッジ(以下「CS」という)4、マイクロプロセッサ
(以下「MPU」という)5、マイクロプログラムカウ
ンタ(以下「MPC」という)7、MPU監視回路6、
診断レジスタ8、エラーレジスタ9、エラー生成回路1
0、チェッカー11等を設ける。
レッジ(以下「CS」という)4、マイクロプロセッサ
(以下「MPU」という)5、マイクロプログラムカウ
ンタ(以下「MPC」という)7、MPU監視回路6、
診断レジスタ8、エラーレジスタ9、エラー生成回路1
0、チェッカー11等を設ける。
【0030】また、メンテナンス部2は、MPU12、
CS13、メモリ14を設け、ヒューマンインターフェ
イス部3には、表示部15とキーボード16を設ける。
CS4はRAMで構成され、その内部には、マイクロプ
ログラムが格納されている。MPU5は、CS4内のマ
イクロプログラムを1つづつ実行するものである。MP
C7は、MPU5が実行するプログラムのアドレスを、
順次格納するものである。
CS13、メモリ14を設け、ヒューマンインターフェ
イス部3には、表示部15とキーボード16を設ける。
CS4はRAMで構成され、その内部には、マイクロプ
ログラムが格納されている。MPU5は、CS4内のマ
イクロプログラムを1つづつ実行するものである。MP
C7は、MPU5が実行するプログラムのアドレスを、
順次格納するものである。
【0031】MPU監視回路6は、MPU12からの依
頼を受け、MPU5の処理等を監視するものであり、M
PC7のアドレス情報を取り込んで監視を行うものであ
る。診断レジスタ8は、MPU5により、エラーを発生
させる際に、所定のデータを設定するレジスタである。
エラー生成回路10は、診断レジスタ8の設定データに
従って、エラーを生成する回路(LSI)である。
頼を受け、MPU5の処理等を監視するものであり、M
PC7のアドレス情報を取り込んで監視を行うものであ
る。診断レジスタ8は、MPU5により、エラーを発生
させる際に、所定のデータを設定するレジスタである。
エラー生成回路10は、診断レジスタ8の設定データに
従って、エラーを生成する回路(LSI)である。
【0032】チェッカー11は、エラー生成回路10で
生成したエラー情報、あるいはその他の回路からのチェ
ック対象信号をチェックする回路である。このチェッカ
ー11は、例えば、エラー生成回路10において、特定
の信号が反転するなどのエラーを生成した際、該エラー
を検出してエラーレジスタ9に反映させる(エラーレジ
スタ9のデータを変える)。
生成したエラー情報、あるいはその他の回路からのチェ
ック対象信号をチェックする回路である。このチェッカ
ー11は、例えば、エラー生成回路10において、特定
の信号が反転するなどのエラーを生成した際、該エラー
を検出してエラーレジスタ9に反映させる(エラーレジ
スタ9のデータを変える)。
【0033】エラーレジスタ9は、エラー情報を格納し
ておくレジスタであり、MPU5により、内部の情報が
読み取られるようになっている。なお、診断レジスタ8
と、エラーレジスタ9は、MPU5によって直接アクセ
スされるレジスタである。
ておくレジスタであり、MPU5により、内部の情報が
読み取られるようになっている。なお、診断レジスタ8
と、エラーレジスタ9は、MPU5によって直接アクセ
スされるレジスタである。
【0034】CS13は、メンテナンス機能用のマイク
ロプログラムを格納しておくものであり、MPU12
は、CS13のマイクロプログラムを1つづつ実行する
ものである。
ロプログラムを格納しておくものであり、MPU12
は、CS13のマイクロプログラムを1つづつ実行する
ものである。
【0035】また、MPU12は、MPU監視回路6の
制御をしたり、MPU監視回路6を介してMPU5へア
クセスすることができる。例えばMPU12により、M
PU5の動作を止めたり、あるいは止めてあった動作の
リセットを行ったりすることができる。
制御をしたり、MPU監視回路6を介してMPU5へア
クセスすることができる。例えばMPU12により、M
PU5の動作を止めたり、あるいは止めてあった動作の
リセットを行ったりすることができる。
【0036】また、MPU12は、MPU5がアクセス
することのできる全てのレジスタにアクセスすることが
できると共に、表示部15を制御したり、キーボード1
6から入力したデータの処理等も行うものである。
することのできる全てのレジスタにアクセスすることが
できると共に、表示部15を制御したり、キーボード1
6から入力したデータの処理等も行うものである。
【0037】なお、CS13には、前記のマイクロプロ
グラムの外に、画面データ(エラーを発生させたい部分
を選択する画面のデータ)、及びエラーとその発生条件
の対応表(テーブルデータ)等を、予め格納しておき、
エラー発生時には、これらのデータを用いて、エラーを
発生させる。
グラムの外に、画面データ(エラーを発生させたい部分
を選択する画面のデータ)、及びエラーとその発生条件
の対応表(テーブルデータ)等を、予め格納しておき、
エラー発生時には、これらのデータを用いて、エラーを
発生させる。
【0038】エラーを発生させる際は、エラー発生のト
リガーを行うが、このトリガーは、例えば、基本機能
プログラムの任意のアドレスを実行した時、あるアド
レスを、指定回数通った時、あるレジスタの内容が期
待通りになった時、前記〜の組み合わせでできる
条件の揃った時等があるが、これらは任意に指定すれば
よい。
リガーを行うが、このトリガーは、例えば、基本機能
プログラムの任意のアドレスを実行した時、あるアド
レスを、指定回数通った時、あるレジスタの内容が期
待通りになった時、前記〜の組み合わせでできる
条件の揃った時等があるが、これらは任意に指定すれば
よい。
【0039】以下、任意の指定したアドレスを通った
時、エラー発生のトリガーを行うものとして、エラー発
生方法の例を説明する。エラー発生時には、例えばオペ
レータがヒューマンインターフェイス部3の表示部15
を見ながら、キーボード16の操作を行って、エラーを
発生させる。エラー発生は次の順序で行う。
時、エラー発生のトリガーを行うものとして、エラー発
生方法の例を説明する。エラー発生時には、例えばオペ
レータがヒューマンインターフェイス部3の表示部15
を見ながら、キーボード16の操作を行って、エラーを
発生させる。エラー発生は次の順序で行う。
【0040】(1) 先ず、オペレータがキーボード16を
操作して、エラーを発生させたい部分を選択しようとす
る要求を出す(エラー発生時のメニューを要求)。 (2) MPU12では、前記の要求を受け付けると、CS
13は格納してある画面データを取り出し、エラー発生
時のメニューを表示する。
操作して、エラーを発生させたい部分を選択しようとす
る要求を出す(エラー発生時のメニューを要求)。 (2) MPU12では、前記の要求を受け付けると、CS
13は格納してある画面データを取り出し、エラー発生
時のメニューを表示する。
【0041】(3) オペレータは、表示されたメニューを
見て、エラーを発生させたい部分(LSIや回路の番
号)を選択する(図2ではエラー生成回路10を選
択)。 (4) MPU12は、入力されたデータから、セットすべ
き、診断レジスタ(この例では診断レジスタ8)と、そ
こにセットすべきデータを判断し、その情報を、一旦メ
モリ14に格納しておく。
見て、エラーを発生させたい部分(LSIや回路の番
号)を選択する(図2ではエラー生成回路10を選
択)。 (4) MPU12は、入力されたデータから、セットすべ
き、診断レジスタ(この例では診断レジスタ8)と、そ
こにセットすべきデータを判断し、その情報を、一旦メ
モリ14に格納しておく。
【0042】(5) MPU12はCS13の情報に基づ
き、エラーを起こすモードの選択肢のデータを、表示部
15に送り表示する。 (6) オペレータは表示画面を見て、モードの選択を行
う。この例では、あるアドレスを通った時にエラーを発
生させるモードを選択する。
き、エラーを起こすモードの選択肢のデータを、表示部
15に送り表示する。 (6) オペレータは表示画面を見て、モードの選択を行
う。この例では、あるアドレスを通った時にエラーを発
生させるモードを選択する。
【0043】(7) MPU12は、画面に、アドレス入力
を求める表示を行う。これを見てオペレータはエラーを
発生させるアドレスを入力する。 (8) MPU12では、アドレスが入力されると、そのア
ドレスを、MPU監視回路6へ送って、該MPU監視回
路6にアドレスの監視を依頼する。
を求める表示を行う。これを見てオペレータはエラーを
発生させるアドレスを入力する。 (8) MPU12では、アドレスが入力されると、そのア
ドレスを、MPU監視回路6へ送って、該MPU監視回
路6にアドレスの監視を依頼する。
【0044】(9) MPU5は、CS4内のマイクロプロ
グラムを1つづづ実行するが、この時のマイクロプログ
ラムの格納アドレスが、順次MPC7にセットされる。
従って、MPU監視回路6では、MPU12から送られ
てきたアドレス(エラーを発生させるトリガーとなるア
ドレス)を、MPC7にセットされたアドレスと比較す
ることで監視を行う。
グラムを1つづづ実行するが、この時のマイクロプログ
ラムの格納アドレスが、順次MPC7にセットされる。
従って、MPU監視回路6では、MPU12から送られ
てきたアドレス(エラーを発生させるトリガーとなるア
ドレス)を、MPC7にセットされたアドレスと比較す
ることで監視を行う。
【0045】(10)MPU5が前記アドレスのマイクロプ
ログラムを実行すると、MPU監視回路6では、期待の
アドレスを検出(比較している両アドレスが一致)す
る。この時、MPU監視回路6では、前記アドレスを検
出したことをMPU12に通知し、MPU12からの指
示でMPU5の動作を停止させる。
ログラムを実行すると、MPU監視回路6では、期待の
アドレスを検出(比較している両アドレスが一致)す
る。この時、MPU監視回路6では、前記アドレスを検
出したことをMPU12に通知し、MPU12からの指
示でMPU5の動作を停止させる。
【0046】(11)MPU12は、メモリ14に格納して
おいたデータ(診断レジスタ名+セットするデータ)を
取り出して、診断レジスタ8にセットする。その後、M
PU12は、MPU5を再び動作させる。
おいたデータ(診断レジスタ名+セットするデータ)を
取り出して、診断レジスタ8にセットする。その後、M
PU12は、MPU5を再び動作させる。
【0047】(12)診断レジスタ8にデータがセットされ
ると、エラー生成回路10が動作する。このエラー生成
回路10は、チェッカー11に直接つながっていてもよ
いし、診断レジスタ8にデータをセットした後、当該エ
ラー箇所の回路が動作して初めてエラーが発生するよう
に構成されていてもよい。
ると、エラー生成回路10が動作する。このエラー生成
回路10は、チェッカー11に直接つながっていてもよ
いし、診断レジスタ8にデータをセットした後、当該エ
ラー箇所の回路が動作して初めてエラーが発生するよう
に構成されていてもよい。
【0048】(13) チェッカー11のエラーチェックに
引っ掛かると、エラーレジスタ9に、エラー情報が出力
される。 (14)MPU5がエラーレジスタ9を参照してエラーを検
出すると、エラー情報を収集してエラーをリセットす
る。また、MPU5は、診断レジスタ8もリセットす
る。
引っ掛かると、エラーレジスタ9に、エラー情報が出力
される。 (14)MPU5がエラーレジスタ9を参照してエラーを検
出すると、エラー情報を収集してエラーをリセットす
る。また、MPU5は、診断レジスタ8もリセットす
る。
【0049】(15)装置が上位装置にエラー報告したり、
LEDの表示等で、エラーしたことを外部に知らせるよ
うに構成されていれば、オペレータは予想通りの結果が
得られたか否かをチェックすることができる。このよう
にして、1つのチェックが終了する。
LEDの表示等で、エラーしたことを外部に知らせるよ
うに構成されていれば、オペレータは予想通りの結果が
得られたか否かをチェックすることができる。このよう
にして、1つのチェックが終了する。
【0050】以下、磁気ディスク制御装置に適用した場
合の具体例を、図3に基づいて説明する。図3に示した
磁気ディスク制御装置は二重化されており、その内の片
方(ディレクタDIR)を図示したものである。
合の具体例を、図3に基づいて説明する。図3に示した
磁気ディスク制御装置は二重化されており、その内の片
方(ディレクタDIR)を図示したものである。
【0051】図中、30はこの装置の基本機能部であ
り、チャネルインターフェイス(chI/F)43と、
磁気ディスクインターフェイス(DV I/F)49を
持っている。31はメンテナンス機能部であり、基本機
能部30とは別のマイクロプロセッサで動作している。
り、チャネルインターフェイス(chI/F)43と、
磁気ディスクインターフェイス(DV I/F)49を
持っている。31はメンテナンス機能部であり、基本機
能部30とは別のマイクロプロセッサで動作している。
【0052】CS41には、基本機能のためのマイクロ
プログラムが格納されており、MPU40は、このCS
41内のマイクロプログラムを実行することにより、基
本機能(データのリード/ライトの制御等)を行う。
プログラムが格納されており、MPU40は、このCS
41内のマイクロプログラムを実行することにより、基
本機能(データのリード/ライトの制御等)を行う。
【0053】チャネルインターフェイス制御回路44
は、チャネルインターフェイス43を制御する回路であ
り、MPU40と、チャネルインターフェイス回路43
との間の仲介作業をしながら、例えば、MPU40が、
あるチャネル処理を行っている時に、他のチャネルから
アクセスがあると、チャネルにビジーを知らせ、MPU
40にその旨を知らせるなどの仕事を行う。
は、チャネルインターフェイス43を制御する回路であ
り、MPU40と、チャネルインターフェイス回路43
との間の仲介作業をしながら、例えば、MPU40が、
あるチャネル処理を行っている時に、他のチャネルから
アクセスがあると、チャネルにビジーを知らせ、MPU
40にその旨を知らせるなどの仕事を行う。
【0054】排他制御回路45は、ディスクを共有して
いる他系のディレクタDIRとの間で、ディスクの排他
制御を行う。また、排他制御メモリ46は、二重化して
いるもう片方の排他制御メモリと同一の内容を保持す
る。
いる他系のディレクタDIRとの間で、ディスクの排他
制御を行う。また、排他制御メモリ46は、二重化して
いるもう片方の排他制御メモリと同一の内容を保持す
る。
【0055】データ転送回路47には、データバッファ
48を有し、リード/ライトデータの転送制御を行う。
メンテナンス部31には、MPU50を有し、CS51
内のマイクロプログラムを実行することにより、各種の
メンテナンス制御等を行う。
48を有し、リード/ライトデータの転送制御を行う。
メンテナンス部31には、MPU50を有し、CS51
内のマイクロプログラムを実行することにより、各種の
メンテナンス制御等を行う。
【0056】インターフェイス制御回路53は、プロセ
ッサ40や、そこからアクセスできるレジスタ、あるい
はメモリをアクセスするためのインターフェイスであ
る。ROM52は、自己診断用のプログラムを格納して
おくメモリであり、インターフェイス制御回路56は、
電源ユニット61との間のインターフェイス制御を行う
ものである。
ッサ40や、そこからアクセスできるレジスタ、あるい
はメモリをアクセスするためのインターフェイスであ
る。ROM52は、自己診断用のプログラムを格納して
おくメモリであり、インターフェイス制御回路56は、
電源ユニット61との間のインターフェイス制御を行う
ものである。
【0057】前記の磁気ディスク制御装置において、基
本機能部30内で、MPU40が直接アクセスできるL
SIは、チャネルインターフェイス制御回路44、排他
制御回路45、データ転送制御回路47である。
本機能部30内で、MPU40が直接アクセスできるL
SIは、チャネルインターフェイス制御回路44、排他
制御回路45、データ転送制御回路47である。
【0058】これらのLSIは、各LSI内部で、エラ
ーを発生させるための診断レジスタを、各々1つないし
2つ持っている。従って、これらのLSIを対象とし
て、エラーを発生させ、エラー処理機能のテストをする
ことができる。
ーを発生させるための診断レジスタを、各々1つないし
2つ持っている。従って、これらのLSIを対象とし
て、エラーを発生させ、エラー処理機能のテストをする
ことができる。
【0059】また、チャネルインターフェイス回路43
も、内部に診断レジスタを持つLSIである。このLS
Iは、MPU40が直接アクセスすることはできない
が、チャネルインターフェイス制御回路44内のレジス
タを経由して、アクセスすることができる。
も、内部に診断レジスタを持つLSIである。このLS
Iは、MPU40が直接アクセスすることはできない
が、チャネルインターフェイス制御回路44内のレジス
タを経由して、アクセスすることができる。
【0060】従って、前記のチャネルインターフェイス
回路43を対象としてエラーを発生させ、エラー処理機
能のテストを行うこともできる。前記のような各LSI
では、診断レジスタを用いて、LSIの診断が行えるよ
うになっている。すなわち、LSIの診断機能は、本来
は当該LSIのデバッグやエラー検出回路の診断のため
に作成されたものである。
回路43を対象としてエラーを発生させ、エラー処理機
能のテストを行うこともできる。前記のような各LSI
では、診断レジスタを用いて、LSIの診断が行えるよ
うになっている。すなわち、LSIの診断機能は、本来
は当該LSIのデバッグやエラー検出回路の診断のため
に作成されたものである。
【0061】本発明では、このようなLSIの診断機能
を利用して、例えば磁気ディス制御装置のエラー処理機
能のテストを行うものである。LSI内部でエラーを発
生させる際、各LSI内の診断レジスタにデータを設定
するが、その例を図4に示す。図4のAはチャネルイン
ターフェイス制御回路44の診断レジスタに設定するデ
ータ例であり、図4のBはデータ転送制御回路47の診
断レジスタに設定するデータ例である。
を利用して、例えば磁気ディス制御装置のエラー処理機
能のテストを行うものである。LSI内部でエラーを発
生させる際、各LSI内の診断レジスタにデータを設定
するが、その例を図4に示す。図4のAはチャネルイン
ターフェイス制御回路44の診断レジスタに設定するデ
ータ例であり、図4のBはデータ転送制御回路47の診
断レジスタに設定するデータ例である。
【0062】例えば、チャネルインターフェイス制御回
路44でエラーを発生させたい時は、その内部の診断レ
ジスタに、図のデータを設定すればよい。すなわち、内
部メモリのリードパリティエラーを発生させたければ、
診断レジスタにデータ「8000」(16進数)を設定
し、内部メモリのアクセスバスパリティエラーを発生さ
せたければ診断レジスタにデータ「4000」(16進
数)を設定すればよい。
路44でエラーを発生させたい時は、その内部の診断レ
ジスタに、図のデータを設定すればよい。すなわち、内
部メモリのリードパリティエラーを発生させたければ、
診断レジスタにデータ「8000」(16進数)を設定
し、内部メモリのアクセスバスパリティエラーを発生さ
せたければ診断レジスタにデータ「4000」(16進
数)を設定すればよい。
【0063】また、データ転送制御回路47において、
データ転送制御レジスタのパリティエラーを発生させた
ければ、診断レジスタにデータ「0002」(16進
数)を設定すればよく、バッファアドレスポインタ0の
パリティエラーを発生させたければ、診断レジスタにデ
ータ「0004」(16進数)を設定すればよい。
データ転送制御レジスタのパリティエラーを発生させた
ければ、診断レジスタにデータ「0002」(16進
数)を設定すればよく、バッファアドレスポインタ0の
パリティエラーを発生させたければ、診断レジスタにデ
ータ「0004」(16進数)を設定すればよい。
【0064】以下同様に、エラー発生対象の各LSIに
ついて、それぞれ、エラーの内容と、診断レジスタに設
定する設定データを作成しておく。そして、メンテナン
ス部31内のCS51には、メンテナンス用のマイクロ
プログラムの外、データとして画面に出力する情報(画
面データ)、エラーとその発生条件の対応表(図3のデ
ータ)等を予め設定しておく。
ついて、それぞれ、エラーの内容と、診断レジスタに設
定する設定データを作成しておく。そして、メンテナン
ス部31内のCS51には、メンテナンス用のマイクロ
プログラムの外、データとして画面に出力する情報(画
面データ)、エラーとその発生条件の対応表(図3のデ
ータ)等を予め設定しておく。
【0065】なお、テスト時には、メンテナンス部31
内のインターフェイス回路57を介して、端末に接続し
てあり、この端末には表示部とキーボードがあるものと
する。
内のインターフェイス回路57を介して、端末に接続し
てあり、この端末には表示部とキーボードがあるものと
する。
【0066】以下、磁気ディスク制御装置におけるエラ
ー処理機能のテスト方法を説明する。装置に電源が投入
されると、MPU50は、ROM52に格納されている
プログラムにより自己診断を行い、ローダー制御回路5
4を通じて、ローダー60にアクセスし、MPU40、
50で使用するプログラムを読み込み、CS41、CS
51にそれぞれ格納する。
ー処理機能のテスト方法を説明する。装置に電源が投入
されると、MPU50は、ROM52に格納されている
プログラムにより自己診断を行い、ローダー制御回路5
4を通じて、ローダー60にアクセスし、MPU40、
50で使用するプログラムを読み込み、CS41、CS
51にそれぞれ格納する。
【0067】その後、オペレータは、端末のキーボード
を操作することにより、発生させることのできるエラー
の一覧表を表示させる。この場合、端末からの指示を受
けたMPU50は、CS51からデータを取り出して、
端末へ送り、図5に示したようなデータを表示する。
を操作することにより、発生させることのできるエラー
の一覧表を表示させる。この場合、端末からの指示を受
けたMPU50は、CS51からデータを取り出して、
端末へ送り、図5に示したようなデータを表示する。
【0068】図5は表示画面例であり、図の「OP
L」、「PDC−0」はLSIの名称を示し、0印の部
分(「MEM IORD PARITY」、「ACIF
A−BUS PARITY」・・・)はエラーの種類
を表している。
L」、「PDC−0」はLSIの名称を示し、0印の部
分(「MEM IORD PARITY」、「ACIF
A−BUS PARITY」・・・)はエラーの種類
を表している。
【0069】この表示を見て、オペレータは発生させた
いエラーを選択する。MPU50は、選択されたエラー
に対応する診断レジスタ(どのLSI内の診断レジスタ
かを示すデータ)と、その診断レジスタの設定データ
を、CS51を参照して認識し、メモリ55に格納する
(診断レジスタ+設定データの格納)。
いエラーを選択する。MPU50は、選択されたエラー
に対応する診断レジスタ(どのLSI内の診断レジスタ
かを示すデータ)と、その診断レジスタの設定データ
を、CS51を参照して認識し、メモリ55に格納する
(診断レジスタ+設定データの格納)。
【0070】オペレータは、エラーを全部選択し終えた
ら画面上の「GO」を選択する。その後、MPU50
は、エラーを発生させるタイミングを選択させるため
に、アドレスをセットできるフレームを画面に表示させ
る。
ら画面上の「GO」を選択する。その後、MPU50
は、エラーを発生させるタイミングを選択させるため
に、アドレスをセットできるフレームを画面に表示させ
る。
【0071】この画面では、次の要素を選択できるよう
になっている。 LSI内の診断レジスタに設定データをセットするタ
イミングを特定する。基本機能プログラムのアドレス
(MPU40がCS41内のプログラムを実行する際の
実行プログラムの格納アドレス)。
になっている。 LSI内の診断レジスタに設定データをセットするタ
イミングを特定する。基本機能プログラムのアドレス
(MPU40がCS41内のプログラムを実行する際の
実行プログラムの格納アドレス)。
【0072】エラーを発生させる頻度のモード 例えば、ある特定のアドレスを通ったら1回だけエラー
を発生させるとか、あるいは特定のアドレスを通る度に
エラーを発生させるなど。
を発生させるとか、あるいは特定のアドレスを通る度に
エラーを発生させるなど。
【0073】前記のエラーを発生させるタイミングが選
択されると、MPU50は、MPU40の動作を監視す
る。MPU40はCS41内のマイクロプログラムを1
つづつ実行して基本機能の処理を行う。
択されると、MPU50は、MPU40の動作を監視す
る。MPU40はCS41内のマイクロプログラムを1
つづつ実行して基本機能の処理を行う。
【0074】この時、MPU50では、インターフェイ
ス回路42、53を介して、MPU40が実行している
マイクロプログラムのアドレスを監視する。そして、エ
ラーを発生させるタイミングになったら、MPU40に
割り込みを行う。
ス回路42、53を介して、MPU40が実行している
マイクロプログラムのアドレスを監視する。そして、エ
ラーを発生させるタイミングになったら、MPU40に
割り込みを行う。
【0075】すなわち、MPU50は、条件が合ったと
ころでMPU40との通信用レジスタに、エラー生成を
表す割り込み命令コードと、診断レジスタにセットすべ
き値を記述(メモリ55のデータを取り出して記述)
し、MPU40に割り込む。
ころでMPU40との通信用レジスタに、エラー生成を
表す割り込み命令コードと、診断レジスタにセットすべ
き値を記述(メモリ55のデータを取り出して記述)
し、MPU40に割り込む。
【0076】割り込みを受けたMPU40は、現在実行
しようとしていた命令のアドレスを記憶し、CS41の
固定番地の命令を実行する。そこには、メンテナンス機
能部31との通信用レジスタに書かれている割り込み命
令を実行するプログラムが展開されている。
しようとしていた命令のアドレスを記憶し、CS41の
固定番地の命令を実行する。そこには、メンテナンス機
能部31との通信用レジスタに書かれている割り込み命
令を実行するプログラムが展開されている。
【0077】命令に従って、通信用レジスタに書かれて
いるデータを、該当する診断レジスタにセットする処理
を終了すると、MPU40は、メモしておいたCS41
の元のアドレスの命令を取り出して実行する。
いるデータを、該当する診断レジスタにセットする処理
を終了すると、MPU40は、メモしておいたCS41
の元のアドレスの命令を取り出して実行する。
【0078】これにより該当するLSIでエラーが発生
する。この時のエラー処理機能を確認し、前記のテスト
を終了する。なお、基本的なエラー発生方法では、メン
テナンス用のMPUが、基本機能のMPUを動作停止状
態にして診断レジスタへのデータの設定を行っていた
が、この例では、MPU40への割り込みにより、MP
U50が自動でエラーを植えつけるようにしている。
する。この時のエラー処理機能を確認し、前記のテスト
を終了する。なお、基本的なエラー発生方法では、メン
テナンス用のMPUが、基本機能のMPUを動作停止状
態にして診断レジスタへのデータの設定を行っていた
が、この例では、MPU40への割り込みにより、MP
U50が自動でエラーを植えつけるようにしている。
【0079】これは、MPU50の動作が遅く、システ
ム試験中にMPU40を止めてしまうと、装置の性能が
落ち、期待しているエラー以外の事象が起こる可能性が
あるためである。
ム試験中にMPU40を止めてしまうと、装置の性能が
落ち、期待しているエラー以外の事象が起こる可能性が
あるためである。
【0080】前記のようにしてエラー機能のテストを行
った後、MPU40は、エラーをリセットするが、この
エラーリセットのタイミングで全ての診断レジスタをリ
セットする。また、オペレータがエラー選択画面におい
て、リセット「RESET」を選択した時、MPU50
は、MPU40に割り込み命令を発し、全ての診断レジ
スタをクリアする。
った後、MPU40は、エラーをリセットするが、この
エラーリセットのタイミングで全ての診断レジスタをリ
セットする。また、オペレータがエラー選択画面におい
て、リセット「RESET」を選択した時、MPU50
は、MPU40に割り込み命令を発し、全ての診断レジ
スタをクリアする。
【0081】なお、エラーを発生させることのできるハ
ードウェアは、LSIに限らず、通常の回路でも、その
機能さえあれば適用可能である。また、基本機能部1、
メンテナンス部2、ヒューマンインターフェイス部3
は、各々別々の装置で構成し、通信機能を用いて接続さ
れていてもよい。
ードウェアは、LSIに限らず、通常の回路でも、その
機能さえあれば適用可能である。また、基本機能部1、
メンテナンス部2、ヒューマンインターフェイス部3
は、各々別々の装置で構成し、通信機能を用いて接続さ
れていてもよい。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) 従来のクリップテスタで、できなかったLSI内部
のエラー発生等が簡単にできる。
のような効果がある。 (1) 従来のクリップテスタで、できなかったLSI内部
のエラー発生等が簡単にできる。
【0083】(2) 狙ったタイミングでのエラー発生が容
易にできる。また、同じタイミングでエラーするような
再現テストも簡単にできる。 (3) エラーが発生した時に、その状態が上位装置に報告
されたかというテストや、連続してエラーが発生した
時、上位装置側でバスを切り替え、システム全体として
は正常に使うことができるかなどをチェックするテスト
が十分に行える。
易にできる。また、同じタイミングでエラーするような
再現テストも簡単にできる。 (3) エラーが発生した時に、その状態が上位装置に報告
されたかというテストや、連続してエラーが発生した
時、上位装置側でバスを切り替え、システム全体として
は正常に使うことができるかなどをチェックするテスト
が十分に行える。
【0084】(4) 従来のクリップテスタにくらべて、エ
ラーを準備する時間を節約できる。 (5) 装置内で、あるエラーが発生した時に、システムの
具合が悪くなる障害のテストにも有用である。
ラーを準備する時間を節約できる。 (5) 装置内で、あるエラーが発生した時に、システムの
具合が悪くなる障害のテストにも有用である。
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施例におけるテスト対象装置の説明
図である。
図である。
【図3】磁気ディスク制御装置の構成図である。
【図4】診断レジスタの設定データ例である。
【図5】表示画面例である。
1 基本機能部 2 メンテナンス部 3 ヒューマンインターフェイス部 4、13 コントロールストレッジ(CS) 5、12 マイクロプロセッサ(MPU) 6 マイクロプロセッサ監視回路 7 マイクロプログラムカウンタ(MPC) 8 診断レジスタ 9 エラーレジスタ 10 エラー生成回路 11 チェッカー 14 メモリ
Claims (2)
- 【請求項1】 プロセッサ(5、12)を有し、かつ該
プロセッサからアクセスできるハードウェア(LSI
等)を具備した装置で、エラー機能をテストする際のエ
ラー発生方法において、 ハードウェア(LSI等)が、プロセッサの実行するマ
イクロプログラムにより、エラーを発生する機能を有す
る場合、 このエラー発生機能を有効利用し、外部からエラー発生
条件等を設定して、プロセッサに指示することにより、 該プロセッサがマイクロプログラムを実行して、自動的
にハードウェア(10)にエラーを発生させるようにし
たことを特徴とするエラー発生方法。 - 【請求項2】 前記装置が、 装置本来の機能を行う基本機能部(1)と、それ以外の
機能を行うメンテナンス部(2)と、 データの入出力機能を有するヒューマンインターフェイ
ス部(3)とで構成され、 前記基本機能部(1)に、プロセッサ(5)の実行する
マイクロプログラムにより、エラーを発生するハードウ
ェア(10)があった場合、 メンテナンス部(2)のプロセッサ(12)が、予めヒ
ューマンインターフェイス部(3)を介して設定された
エラー発生条件に従って、基本機能部(1)のプロセッ
サ(5)を監視し、 エラー発生条件を満たした場合、前記プロセッサ(1
2)の指示に基づき、基本機能部(1)のプロセッサ
(5)が実行するマイクロプログラムによって、エラー
を発生させるようにしたことを特徴とする請求項1記載
のエラー発生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3338808A JPH05173829A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | エラー発生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3338808A JPH05173829A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | エラー発生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05173829A true JPH05173829A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18321662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3338808A Pending JPH05173829A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | エラー発生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05173829A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020154508A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | 三菱電機株式会社 | 半導体回路装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01232445A (ja) * | 1988-03-11 | 1989-09-18 | Nec Corp | 疑似エラー発生方式 |
JPH03184134A (ja) * | 1989-12-13 | 1991-08-12 | Nec Corp | データ処理装置における擬似障害発生機構 |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP3338808A patent/JPH05173829A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01232445A (ja) * | 1988-03-11 | 1989-09-18 | Nec Corp | 疑似エラー発生方式 |
JPH03184134A (ja) * | 1989-12-13 | 1991-08-12 | Nec Corp | データ処理装置における擬似障害発生機構 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020154508A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | 三菱電機株式会社 | 半導体回路装置 |
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A02 | Decision of refusal |
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