JPH05173031A - 多分岐導波路装置 - Google Patents

多分岐導波路装置

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JPH05173031A
JPH05173031A JP34115191A JP34115191A JPH05173031A JP H05173031 A JPH05173031 A JP H05173031A JP 34115191 A JP34115191 A JP 34115191A JP 34115191 A JP34115191 A JP 34115191A JP H05173031 A JPH05173031 A JP H05173031A
Authority
JP
Japan
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waveguide
branch
branched
slab
pair
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Pending
Application number
JP34115191A
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English (en)
Inventor
Masaru Yui
大 油井
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で低損失の多分岐導波路装置を提供する
こと。 【構成】 多分岐導波路2は、LiNbO3 結晶から作
製した誘電体基板上2に金属Tiを拡散してY分岐導波
路4とスラブ導波路6と形成したものである。Y分岐導
波路4は、入力ポートを構成する導波路部分4aと、ス
ラブ導波路6の入射端面6aに接続される導波路部分4
b、4cとを備える。導波路部分4aに信号光を入射さ
せると、この信号光はY分岐導波路4で1:1に分岐さ
れる。分岐された2光束は、一対の導波路部分4b、4
c及び入射端面6aを介してスラブ導波路6中に入射す
る。スラブ導波路6中では、分岐されたこの2光束に起
因して干渉パターンが形成される。この結果、スラブ導
波路6の出射端面6bに明暗の縞が所定間隔で並び、信
号光が16分割される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信等の分野で使用
する多分岐導波路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来型の多分岐導波路装置であ
る1×16型の分岐導波路の構成を示した図である。誘
電体基板上には1×2型の分岐導波路が鼠算式に形成さ
れている。つまり、第1段目の1×2型分岐導波路の各
分岐側導波路には、第2段目の1×2型分岐導波路がそ
れぞれ接続されている。また、第2段目の各1×2型分
岐導波路の各分岐側導波路には、第3段目の1×2型分
岐導波路がそれぞれ接続されている。さらに、第3段目
の各1×2型分岐導波路の各分岐側導波路には、第4段
目の1×2型分岐導波路がそれぞれ接続されている。こ
のように多数の1×2型分岐導波路を4段に接続するこ
とで、第1段目の1×2型分岐導波路の非分岐側導波路
の端部の入力ポートに入力した信号光を、第4段目の1
×2型分岐導波路の分岐側導波路の端部の24 =16個
の出力ポートに分岐することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の多分岐
導波路装置においては、基本的に多数の1×2型分岐導
波路を多段直列に接続した構造を有するため、多分岐導
波路装置全体の長さが非常に長くなるといった問題があ
った。また、多段の1×2型分岐導波路で分岐されるた
びに損失が増加するといった問題点もあった。
【0004】そこで本発明は、小型で低損失の多分岐導
波路装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る多分岐導波路装置は、(a)基板上に
形成されたY分岐導波路と、(b)基板上に形成される
とともに、Y分岐導波路の一対の分岐側導波路部分の端
部に2箇所で接続されるスラブ導波路とを備える。そし
て、この多分岐導波路装置では、Y分岐導波路の非分岐
側導波路部分に入力した光を、スラブ導波路の一対の分
岐側導波路部分を接続していない側の端部から分岐して
出力することとしている。
【0006】
【作用】上記の多分岐導波路装置においては、基板上に
形成されたスラブ導波路が、同様に基板上に形成された
Y分岐導波路の一対の分岐側導波路部分の端部に2箇所
で接続されている。このため、Y分岐導波路の非分岐側
導波路部分への入力光に応じてその一対の分岐側導波路
部分からスラブ導波路中に出射される一対の光を、この
スラブ導波路中で干渉させた干渉光を得ることができ
る。この干渉光はスラブ導波路中で周期的な強度変化の
分布を有するので、干渉光の強度がほぼ最大となるスラ
ブ導波路の端部の多数点で出力光を取り出せば、結果的
に入力光を多数の出力光に分岐したことになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例について簡単に
説明する。
【0008】図2は、実施例に係る多分岐導波路装置の
構造を示した図である。この多分岐導波路2は、LiN
bO3 結晶から作製した誘電体基板上2に金属Tiを拡
散して形成したものである。具体的には、誘電体基板2
上にリフトオフ法によって厚さ50nmのTiからなる
Y分岐導波路パターンとこれに接続されたスラブ(平
面)導波路パターンとを形成する。次に、この誘電体基
板を1000℃で5時間熱拡処理する。これにより、導
波路幅が7μmで分岐角が1゜の1×2型Y分岐導波路
4と、図面上下方向の幅が2.1mmで図面左右方向の
長さが1cmのスラブ導波路6とが形成される。
【0009】1×2型Y分岐導波路4は、入力ポートを
構成する非分岐側導波路部分4aと、スラブ導波路6に
光学的に接続される一対の分岐側導波路部分4b、4c
とを備える。また、スラブ導波路6は、図面左端側に入
射端面6aが形成され、図面右側に出射端面6bが形成
されている。この入射端面6aは上記の分岐側導波路部
分4b、4cに2箇所で光学的に接続され、出射端面6
bは出力ポートとして外部の導波路、光ファイバ等に接
続される。
【0010】図2の多分岐導波路装置の動作について説
明する。非分岐側導波路部分4aに例えば波長1.3μ
mの信号光を入射させると、この信号光は1×2型Y分
岐導波路4で1:1に分岐される。分岐された2光束
は、一対の分岐側導波路部分4b、4c及び入射端面6
aを介してスラブ導波路6中に入射する。スラブ導波路
6中では、分岐されたこの2光束に起因して干渉パター
ンが形成される。この結果、スラブ導波路6の出射端面
6bに明暗の縞が130μm間隔で並び、信号光が16
分割される。
【0011】以上の説明から明らかなように、実施例の
多分岐導波路装置の場合、その素子部分の長さが約1c
mである。一方、同様に16分岐の従来型の多分岐導波
路装置の場合、その素子部分の長さが約4cmになって
しまう。つまり、実施例の多分岐導波路装置は、1×2
型Y分岐導波路のみを組み合わせた従来型の多分岐導波
路装置に比して、その素子部分の長さが約1/4に短縮
されている。
【0012】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はない。例えば誘電体基板のかわりに、GaAs等の半
導体基板を用いて半導体導波路を形成することもでき
る。また、分岐の数や間隔は、一対の分岐側導波路部分
4b、4cの出射ポートの間隔、スラブ導波路6の幅及
び長さで決まるものなので、これらを短縮したり伸ばし
たりすることができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る多分
岐導波路装置によれば、スラブ導波路が一対の分岐側導
波路の端部に2箇所で接続されているので、Y分岐導波
路への入力光に応じてその一対の分岐側導波路からスラ
ブ導波路中に出射される光を、このスラブ導波路中で干
渉させることができる。この干渉光の強度がほぼ最大と
なる多数点で出力光を取り出せば、結果的に入力光を多
数の出力光に分岐したことになる。これにより、多分岐
導波路装置全体の長さを非常に短くすることができ、か
つ、分岐による損失を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の多分岐導波路装置の構成を示した図。
【図2】実施例に係る多分岐導波路装置を示した図。
【符号の説明】
2…基板、4…Y分岐導波路、4b、4c…一対の分岐
側導波路、6…スラブ導波路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成されたY分岐導波路と、前
    記基板上に形成されるとともに、前記Y分岐導波路の一
    対の分岐側導波路部分の端部に2箇所で接続されるスラ
    ブ導波路とを備え、 前記Y分岐導波路の非分岐側導波路部分に入力した光
    を、前記スラブ導波路の前記一対の分岐側導波路部分を
    接続していない側の端部から分岐して出力する多分岐導
    波路装置。
JP34115191A 1991-12-24 1991-12-24 多分岐導波路装置 Pending JPH05173031A (ja)

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JP34115191A JPH05173031A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 多分岐導波路装置

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JPH05173031A true JPH05173031A (ja) 1993-07-13

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ID=18343729

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JP34115191A Pending JPH05173031A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 多分岐導波路装置

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JP (1) JPH05173031A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007003603A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Oki Electric Ind Co Ltd 光素子、光分岐素子および光波長合分波器
JP2010015190A (ja) * 2009-10-23 2010-01-21 Oki Electric Ind Co Ltd 光素子、光分岐素子および光波長合分波器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007003603A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Oki Electric Ind Co Ltd 光素子、光分岐素子および光波長合分波器
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