JPH05172B2 - - Google Patents

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JPH05172B2
JPH05172B2 JP62064805A JP6480587A JPH05172B2 JP H05172 B2 JPH05172 B2 JP H05172B2 JP 62064805 A JP62064805 A JP 62064805A JP 6480587 A JP6480587 A JP 6480587A JP H05172 B2 JPH05172 B2 JP H05172B2
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JP
Japan
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workpiece
tape
nose
polishing
amount
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JP62064805A
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Toyohiko Hyoshi
Mikio Iwata
Kazuo Watanabe
Shinkichi Ookawa
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Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPS63232941A publication Critical patent/JPS63232941A/ja
Priority to US07/535,982 priority patent/US4993190A/en
Priority to US07/839,702 priority patent/US5157878A/en
Publication of JPH05172B2 publication Critical patent/JPH05172B2/ja
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は研摩装置に関し、特にレンズやモール
ド型等の光学鏡面を有するワークの面形状の部分
修正研摩に好適な研摩装置に関する。
[従来の技術] レンズ等のワーク(工作物)を設計の面形状に
高精度に加工し、滑らかな光学鏡面を得るには、
研削加工等により創成加工された面を均等研摩加
工により仕上げ、形状測定の後、その測定結果に
基づいて部分的な形状誤差を除去しつつ表面を研
摩する部分修正研摩加工が必要とされる。この部
分修正研摩加工に用いられる従来装置を第32図
に示す。
本図において、1は回転するレンズ等のワー
ク、2は駆動モータ3で回転するスピンドル4の
先端に取付けられたフエルトであり、スピンドル
4は玉軸受を介してブラケツト5に支持され、ブ
ラケツト5はワーク1の方向に移動可能なスライ
ド軸6に取付けられている。
従来装置では、以上の構成において、回転させ
たワーク1に研摩材を塗布したフエルト2を押し
当て、駆動モータ3でフエルト2を回転させて、
ワーク1を部分修正研摩していた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上述のような従来装置では、ス
ピンドル4の支持に玉軸受を使用しているので、
高精度の回転が得られず、そのためフエルト2の
振れ回り(回転ぶれ)が大きくなつてワーク1の
加工面に当る部分が広くなり、微小範囲の部分研
摩がしにくいという問題がある。また、フエルト
2のワーク1に当る部分が常に同じ位置であるの
で、フエルト2に塗布した研摩材が目づまりを起
こしてワーク1の研摩量が安定しないという問題
がある。また、ツール(工具)としては上述のフ
エルトの他に、ベークライト、鋳鉄が使用され、
研摩材としては、ねり状のダイヤモド+グリスや
ダイヤモンド+油(または水)の混合物等が用い
られているが、研摩材がいずれも浮遊砥粒のため
に研摩量が一定にとれず安定しないという問題が
ある。
そこで、本発明は上述の従来の問題点に鑑み、
微小部分の修正研摩の研摩量が安定して、より高
精度な研摩加工が得られる研摩装置を提供するこ
とを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、加工物の
加工面と研摩工具との間に研摩材付きテープを供
給するテープ供給手段と、前記テープ供給手段か
ら供給されるテープを走行駆動するテープ駆動手
段と、前記研摩工具を前記テープを挟んで前記加
工面に押圧する押圧手段と、前記加工物を回転軸
のまわりに回転させ、かつ該回転軸と直交する軸
に対して所定の旋回角度と旋回速度で旋回運動さ
せる加工物駆動手段と、前記加工物の加工面の加
工すべき前記各旋回角度ごとの加工量を入力した
記憶手段と、前記テープ駆動手段を介して前記テ
ープの速度を前記記憶手段の前記加工量に比例し
て制御し、また前記加工物駆動手段を介して前記
旋回速度を前記記憶手段の前記加工量に反比例し
て制御する制御手段とを具備したことを特徴とす
る。
[作用] 本発明は、記憶手段に入力した加工物の加工面
の加工すべき各旋回角度毎の加工量に比例して研
磨材付きテープの速度を制御し、またその加工量
に反比例して加工量の旋回速度を制御するように
したので、部分修正研摩を極めて正確にかつ高精
度に行うことができる。すなわち、研摩速度と加
工時間で研摩量が決まるので、あらかじめ設定し
た入力データ(制御データ)で加工量を精密に制
御できるからである。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
A 研摩装置の全体構成 第1図および第2図に、本発明を適用した研
摩装置の実施例の全体構成を示す。正面の全体
の装置外観を示す第1図において、10は定
盤、11は定盤上に固定し、水平に回転可能な
旋回テーブル、12は旋回テーブル11の上方
に固定した大径の歯車、13は歯車12と噛み
合う小径の歯車14を介して旋回テーブル11
の回転が伝えられ、旋回テーブル11の回転角
(以下、旋回角と称する)を読み取るエンコー
ダ(角度検出器)、15はエンコーダ13を定
盤10上に固定するブラケツトである。16は
旋回テーブル11の旋回角の原点を検出する原
点スイツチ、17は原点スイツチ16を定盤1
0上に固定する支柱である。
18は旋回テーブル11の回転歯車12に固
定したワーク側のベース、19はベース18に
固定したリニアガードレール、20はリニアガ
ードレール19に搭載されてリニアガードレー
ル19上を摺動可能なスライダ、21はスライ
ダ20上に取付けたスピンドル、22はスピン
ドル21を介してスピンドル21の先端に装着
されたワーク1を回転するワーク駆動モータで
ある。23はスライダ20を移動してワーク1
の曲率中心と旋回テーブル11の旋回中心とを
一致させるためのワーク送り用ハンドル、24
はスライダ20の動きを止めるロツクねじであ
る。
25は定盤10に固定した工具側のベース、
26はベース25に固定したリニアガードレー
ル、27はリニアガードレール26に搭載した
スライダ、28はスライダ27を直進に水平方
向に摺動させる送りねじ、29は送りねじ28
に取付けたハンドル、30は送りねじ28をベ
ース25上で支持している軸受、31はスライ
ダ27に固定した軸受箱、32は軸受箱31に
支持されて水平方向に摺動するエアースライド
軸、33はスライド軸32に加重をかけるおも
り(錘)である。おもり33は、スライド軸3
2の端部に突設したピン34に固定されて、軸
受箱31に取付けられた滑車35に巻回された
ワイヤ36の下端に取付けられ、自重によりス
ライド軸32をワーク1の方向に定圧で押圧す
る作用をする。37はスライダ27の動きを止
めるロツクねじである。
38はスライド軸32の先端部分に装着さ
れ、ラツプテープ39をワーク1に押付ける先
端球状の工具(以下、ノーズと称する)であ
り、そのラツプテープ39のワーク側の片側表
面には研摩材が均一に塗布固着され、テープ3
9の移動によりワーク1の表面に残つた微小突
起部分を均一な研摩材で削り落して鏡面研摩す
る。40はラツプテープ39をワーク1とノー
ズ38間に供給する研摩材供給装置であり、テ
ープ送り出しの供給リール41とテープ巻取り
の巻取リール42とを有する。
次に上方からの全体の装置外観を示す第2図
において、43は旋回テーブル11を旋回させ
る旋回テーブル駆動モータ、44はスライダ2
7をスライドさせる送りねじであり、この送り
ねじ44にハンドル29が取付けられている。
45は送りねじ44を支持している軸受であ
る。46はベース25に取付けたスケール、4
7はスケール46の原点を検出する原点スイツ
チ、48はスライド軸32をスライドさせるス
ライド軸駆動モータ、49は軸受箱31に固定
したモータブラケツト、50は送りねじ、51
は送りねじ50に取付けたストツパである。
以上の構成において、ワーク1は種々のサイ
ズのものがあり、スピンドル21に着脱自由に
取付けられるようになつている。作業開始時に
は、作業者(操作者)は本図の右側のハンドル
23を回してスケール46の値を読みながら、
スライダ20をワーク1のサイズに合つた位置
まで動かし、ロツクねじ24を締めてスライダ
20の動きを固定する。次に、作業者は本図の
左側のハンドル29を回して研摩材供給装置
(テープ送り装置)40に取付けたノーズ38
がワーク1の近くにくるまでスライダ27をス
ライドさせ、ロツクねじ37でスライダ27を
固定する。
次に、作業者がスタートボタン(図示しな
い)を押下げると、駆動モータ48が起動して
送りねじ50を回転させ、スライド軸32をワ
ーク1の方向にスライドさせる。この時、軸受
箱31を空気静圧軸受にすることにより、スラ
イド軸32の走り(動き)を高精度に制御でき
る。このようにして、スライド軸32に固定さ
れた研摩材供給装置40に取付けたノーズ38
をラツプテープ39を間にはさんでワーク1に
突き当てる。この時、ワーク1にラツプテープ
39の研摩材塗布面が当る。また、スライド軸
32にはおもり33が作用するのでノーズ38
はワーク1に定圧で押圧することとなる。
続いて、駆動モータ22を起動してワーク1
を回転させ、同時に後述の駆動モータによつて
ラツプテープ39をノーズ38の先端の曲面に
沿つて略垂直上方向に緊張走行し、ラツプテー
プ39上の研摩材によりノーズ38の先端とワ
ーク1が当つている部分だけ研摩が行われる。
この時、ラツプテープ39で研摩する量はワ
ーク1をノーズ38が加圧する力と、その加圧
時間、ワーク1の回転数、ラツプテープ39の
走行速度とラツプテープ39に塗布された研摩
材の種類によつて変化する。そのワーク1をノ
ーズ38が加圧する力Fはおもり33の重量W
によつて調整できる。また、駆動モータ43の
速度を変化させることにより、ワーク1のある
角度にラツプテープ39を介してノーズ38が
接触している加圧時間Tを調整できる。また、
ワーク1を部分的に研摩するために、駆動モー
タ43を駆動させて、旋回テーブル11を、ワ
ーク1の研摩したい部分にノーズ38が当る位
置(旋回角)まで比較的高速で旋回させる。こ
のときの旋回角はエンコーダ13で読み取る。
また、旋回テーブル11の軸受に、空気静圧軸
受を使用することにより高精度の回転制御が得
られる。
B 研摩材供給装置の構成 第3図〜第8図は、本発明を適用した研摩材
供給装置40の一実施例の構成を示し、第3図
は正面図、第4図は右側面図、第5図は平面
図、第6図は第3図のA−A断面、第7図は第
3図のB−B断面および第8図は第3図のC−
CB断面を示す。
第3図において、55〜60はガイドコロで
あり、供給リール41から供給されるラツプテ
ープ39はガイドコロ55〜60および回転駆
動されるゴム輪61の順に巻回されて送られ、
最後に巻取リーム42で巻取られる。ガイドコ
ロ55,56,58,60はコロ軸55a,5
6a,58a,60aを介してブラケツト62
に回転自由に固定されているが、ガイドコロ5
7はアーム63を介して支持軸64を中心に自
重により本図実線の位置から本図破線の位置ま
で移動可能に支持されており、上下のストツパ
65,66により上方と下方への移動範囲を制
限されている。ラツプテープ39が供給リール
41にほとんど残り少なくなつたり、ガイドコ
ロ等からはずれたりすると、ラツプテープ39
の張力が低下するのでガイドコロ57は自重に
よりただちに降下し、マイクロスイツチ67は
このガイドコロ57の降下を検出棒68を介し
て検出する。
69はラツプテープ39に適切な張力を与え
るテンシヨンコロであり、70はテシシヨンコ
ロ69を支持するテンシヨンアーム、71はテ
ンシヨンアーム70を引張る引張ばね、72は
テンシヨンアーム70を回転自在に支持する支
持軸、73は引張ばね71のばね支持軸であ
る。テンシヨンアーム70は引張ばね71に付
勢されて、テンシヨンコロ69をゴム輪61に
押し付け、テンシヨンコロ69とゴム輪61間
を走行するラツプテープ39に適切な張力を与
える。
74はラツプテープ39がノーズ38からは
ずれるのを防止するスリーブであり、ラツプテ
ープ39はスリーブ74の内側を通つてノーズ
38の先端で反転し、再びスリーブ74の内側
を通つてガイドコロ59へ行く。75は巻取リ
ール42に回転力を伝えるベルトである。
次に、第4図において、76は巻取リール4
2とゴム輪61を駆動するリール駆動モータ、
77aと77bは駆動モータ76の回転プーリ
軸78に伝える一対の傘歯車、79aと79b
はブーリー軸78の軸受であり、プーリー軸7
8に上述のゴム輪61が固定されている。80
は従動側のプーリー軸であり、ベルト75を介
して原動側のプーリー軸78から駆動力が伝達
される。81はプーリー軸80の軸受、82は
プーリー軸80の止め輪、83は巻取リール4
2の両側面に配設したスラストワツシヤ、84
は巻取リール42の軸受、85は巻取リール4
2の押え座金、86は圧縮ばね、87は圧縮ば
ね86を介して巻取リール42をプーリー軸8
0に固定する押えねじである。
第5図において、88は供給リール42の支
持軸であり、ブラケツト62に固定される。8
9〜93の部材は供給リール42の着脱等に用
いられるもので、89はスラストワツシヤ、9
0は軸受、91は押え座金、92は圧縮ばね、
93は押えねじである。
第6図はアーム63の近傍の構造を示し、こ
こで94はガイドコロ57のコロ軸57aに設
けた軸受、95はガイドコロ57のぬけ落ちを
防止する止め輪であり、ガイドコロ57の週面
にはラツプテープ39を案内する溝部(ガイド
溝)57bが形成されている。96はガイドコ
ロ57を取突けたアーム63を回転自由に支持
する軸受であり、支持軸64に取付けられて、
止め輪97によりぬけ止めされている。
第7図はテンシヨンアーム70の近傍の構造
を示し、ここで98は支持軸72に取付けた止
め輪、99はテンシヨンアーム70に取付けた
圧縮ばね、100は圧縮ばね99の止め輪、1
01はテンシヨンコロ69の止め輪、102は
テンシヨンコロ69の止めピン、103はスト
ツパ軸である。
また、第8図はガイドコロ60の近傍の構造
を示す。ここで104はガイドコロ60の軸
受、105は止め輪であり、ガイドコロ60は
コロ軸60aによりブラケツト62に回転自由
に固定される。ガイドコロ60の周面にはラツ
プテープ39を案内する溝部(ガイド溝)60
bが形成されている。第3図に示す他の固定の
ガイドコロ55,56,58,59も第8図の
ガイドコロ60とほぼ同様の構造をしている。
第3図および第4図に示すように、研摩材供
給装置(テープ送り装置)40は、そのブラケ
ツト62がスライド軸32に取付けられ、スラ
イド軸32のスライドによりノーズ38と一体
に動く。供給リール42に巻かれていたラツプ
テープ39はガイドコロ55,56,57,5
8、ノーズ38の先端部、ガイドコロ59,6
0の順で通り、プーリー軸78に取付けられた
ゴム輪61とテンシヨンコロ69にはさまれ、
回転する巻取リール14に巻かれていく。この
とき、プーリー軸78は歯車77a,78bを
介して駆動モータ76により回転し、ゴム輪6
1を回転させる。駆動モータ76の回転数は任
意に変えることができ、これによりラツプテー
プ39の走行速度を可変にできる。
プーリー軸78が回転すると、ベルト75を
介してプーリー軸80が回転し、回転したプー
リー軸80はスラストワツシヤ83の摩擦力に
よつて巻取リール41を回転させる。スラスト
ワツシヤ83の摩擦力は押えねじ87の位置に
より調整でき、押えねじ87によりたわませた
圧縮ばね80の付勢力によりスラストワツシヤ
83の摩擦力を生じさせている。
巻取リール41に巻取られたラツプテープ3
9はしだいに巻取径を増し、巻取速度が早くな
つてゴム輪61で走行させているテープ速度よ
りも早くなつてしまうので、ブーリー輪80と
巻取リール41とがスラストワツシヤ83を介
して滑るようにしてあり、これによりラツプテ
ープ39の走行速度を常に一定に保つように構
成してある。また、テンシヨンコロ69のゴム
輪1に押付ける力は引張ばね71によつて行わ
れ、その押付ける力はテンシヨンアーム70の
引張ばね71を引つかける穴位置を変えること
により変えられる。
ノーズ38には後述のようにラツプテープ3
9がはずれない様にテープ案内溝が切ってあ
り、そのノーズ38の先端部の形状はワーク1
の微小部分の研摩が可能なように球状に加工し
てあつて、ワーク1と点で当るようになつてい
る。また、ノーズ38の外周には円筒状のスリ
ーブ74が嵌着されており、ラツプテープ39
はスリーブ74とノーズ38の上下の溝間を通
つて送られるのでラツプテープ39はノーズ3
8からはずれない。
また、ガイドコロ57はアーム63に取付け
られていて、ラツプテープ39の張力により支
えられている。供給リール42に巻かれていた
ラツプテープ39は上述のように巻取リール4
1によつて巻取られて行き、最後にラツプテー
プ39が供給リール42からはずれてラツプテ
ープ39の張力が低下するので、ガイドコロ5
7を支え切れなくなり、ガイドコロ57が下端
方向へ下がる。ガイドコロ57が下がるとただ
ちにマイクロスイツチ67が作動し、駆動モー
タ76を停止してラツプテープ39の走行を止
める。
一方、供給リール42は第5図に示すよう
に、スラストワツシヤ89の摩擦力によりブレ
ーキがかけられ、ラツプテープ39に張力を与
えている。スラストワツシヤ89の摩擦力は押
えねじ93を調整して圧縮ばね92をたわま
せ、そのばね力により与えられる。研巻材供給
装置40を長時間保管する時に、テンシヨンコ
ロ69をゴム輪61に押えつけたままにしてお
くと、ゴム輪61が変形して加工時にラツプテ
ープ39の走行が不安定になるので、ブラケツ
ト62に開けた穴にストツパ軸103を入れて
テンシヨンコロ69を固定し、テンシヨンコロ
69がゴム輪61と離れるようにしている(第
7図参照)。
C ノーズ(加工工具)の構成 第9図〜第18図は、本発明実施例のノーズ
38の構成例を示す。
第9図は研摩加工時のノーズ38部分の縦断
面、第10図は第9図のX−X断面、第11図
はノーズ38のみの縦断面、第12図はその右
側面を示す。第9図〜第12図において、38
aはラツプテープ38の走行方向に沿つて成形
したノーズ38のテープ案内溝、38bはノー
ズ38の先端部の球状部分(凸状曲面)であ
る。また、ノーズ38の溝部38aの位置で、
溝部38aを覆う円筒形のスリーブ74が嵌着
されている。ラツプテープ39はガイドコロ5
8に案内されてノーズ38の下側の溝部38a
とスリーブ74の間に入り、ノーズ38の露出
した球状先端38bを通つてノーズ38の上側
の溝部38aとスリーブ74の間に再び入り、
ガイドコロ59に導かれる。このように、スリ
ーブ74が溝部38aを覆つているので、ラツ
プテープ39は正確に案内されてはずれること
がない。また、ノーズ38の先端部分38bは
球状なので、ワーク1と点で当り、ワーク1の
微小部分の研摩が可能となる。
ノーズ38の先端形状は、正しい加工位置へ
圧力を作用させる為の高い形状精度が要求され
るが、特に本発明実施例では高精度の真球度が
要求される。しかし、第9図〜第12図に示す
ような一体形状のノーズ38では先端部38b
の球面の加工が難しく、高精度の球面を得にく
い。
第13図〜第18図は、ノーズ38の先端部
分に別体の鋼球106を取付けて高精度の球面
を得るようにした実施例を示す。鋼球106は
要求される高い真球度のものが容易に手に入
り、例えば市販の鋼球(例えばベアリング球)
も用いることができる。この鋼球106を接着
剤等によりノーズ本体38cの先端に固着して
取付け、ノーズ本体38と鋼球106の上面と
下面にテープ案内溝106aを形成する。ワー
ク1の加工量が多い場合には第13図〜第16
図の実施例に示すような比較的大径の鋼球10
6を用いて研摩量を多くし、小径ワークの如き
加工量が少ない場合には第17図・第18図に
示すように比較的小径の鋼球106を用いると
良い。
D 加工原理 第19図〜第21図は本発明実施例の加工原
理を示す。第19図に示すように、ラツプテー
プ39の研摩材が塗布された面をワーク1側に
して、ワーク1の研摩したい部分にノーズ38
の先端をラツプテープ39をはさんで押し当
て、ワーク1を矢印時計方向に回転し、ラツプ
テープ39を上方向に走行すると、そのノーズ
38が当つたワーク1の部分が研摩される。ラ
ツプテープ39上の研摩材は均一に塗布できる
ので、従来の浮遊砥粒のような問題は生ぜず、
研摩量を一定にすることができる。また、ラツ
プテープ39の走行により研摩中はワーク1に
対して常に新しい研摩材が供給されるので、研
摩材の目づまりは生ぜず、常に理想的な切れ刃
により加工面が研摩されるので研摩量が安定化
し、高精度な鏡面仕上げが得られる。また、工
具(ノーズ)38自体は回転させないので、工
具の回転ぶれによる問題は生ぜず、かつノーズ
38の先端を真球面にしたので、ワーク1にノ
ーズ38が点で当り、極めて微小範囲の部分研
摩を高精度にできる。さらに、ノーズ38をワ
ーク1に押し当てる定圧力はおもり33によつ
て調整されるので、最適な加工圧でワーク1を
研摩することができ、加工量を安定化できる。
ここで、ラツプテープ39により研摩される
研摩量は、上述のように、ワーク1の回転数と
ラツプテープ39の走行速度、ラツプテープ3
9に塗布された研摩材の種類およびノーズ38
のワーク1に押し当てる加圧力と加圧時間で定
まる。
従つて、第20図に示すように、ワーク1が
速度V2で等速回転され、ラツプテープ39が
速度V1で等速走行し、ノーズ38のワーク1
に押当てる加圧力Fがおもり33により一定圧
に調整され、ラツプテープ20の研摩材の種類
が一定であるとすれば、ノーズ38がワーク1
に押し当てる加圧時間を調整制御することによ
り、研摩される量を適切に制御して高精度の鏡
面研摩を得ることができることがわかる。だ
が、ワーク1上の微小突起部分107は一般に
大小さまざまであり、その位置も第21図に示
すようにばらついているので、実際には研摩す
る突起部分107の位置と大きさを予め測定
し、その測定した位置にワーク1を移動してノ
ーズ38を押し当て、突起107の大きさに応
じてその押し当てる加圧時間を増減する必要が
ある。このワーク1の移動は旋回テーブル11
の旋回角度を駆動モータ43で制御することに
より達成され、加圧時間は旋回テーブル11の
旋回速度を可変制御することにより達成され
る。また、上述の加工量と旋回速度は逆比例の
関係にあることが実験によつても確認されてい
る。
E 制御装置の構成 第22図は本発明実施例の制御系の回路構成
例を示す。本図において、110は制御様コン
ピユータであり、メモリ111に予め格納した
第23図に示すような制御手順に従つて、本発
明に係る加工制御を司る。112はワーク1を
回転する駆動モータ22を駆動制御するワーク
軸モータドライバ(駆動回路)、113はラツ
プテープ39を送る駆動モータ76を駆動制御
するテープ送りモータドライバ、114はノー
ズ38をスライド軸32を介して送る駆動モー
タ48を駆動制御するノーズ送りモータドライ
バであり、これらのモータドライバ112〜1
14は制御コンピユータ110の指令信号(制
御信号)に応じて対応するモータの回転を制御
する。115は旋回テーブル11の旋回角を検
知するエンコーダ13からの出力を入力して、
旋回軸角度データを制御用コンピユータ110
に送出する旋回軸角度検出器、116は旋回テ
ーブル11を回転(旋回)させる駆動モータ4
3を駆動制御する旋回軸モータドライバであ
る。
117はメインコンピユータ118から供給
される後述のような加工プログラムを入力する
加工プログラム入力部であり、加工プログラム
は旋回テーブル11の旋回角度と旋回速度の組
合せデータから成る。119はフロツピーデイ
スク(FD)120を駆動制御するFDドライバ
である。
次に、第23図のフローチヤートを参照し
て、本発明実施例の制御動作例を説明する。
まず、ワーク1を部分修正する前に、制御コ
ンピユータ110は修正用プログラム(加工プ
ログラム)を加工プログラム入力部117から
入力し、メモリ111の所定領域に格納する
(ステツプS1)。次に、作業者はハンドル29
を回してワーク1の曲率中心を旋回テーブル1
1の旋回中心に合致させるが、この合致を制御
コンピユータ110が確認したら(ステツプ
S2)、次に制御コンピユータ110はメモリ1
11に記憶した修正用プログラムに基づいて旋
回軸モータドライバ116に指令を出して駆動
モータ43を作動させ、ワーク1の修正部分ま
で旋回テーブル11を旋回させる(ステツプ
S3)。
続いて制御用コンピユータ110はワーク軸
モータドライバ112に指令を出して駆動モー
タ22を作動させ、ワーク1を回転させるとと
もに、またテープ送りモータドライバ113に
指令を出して駆動モータ76を作動させ、ラツ
プテープ39を走行させる(ステツプS4)。
次に、制御用コンピユータ110はノーズ送
りモータドライバ114に指令を出して駆動モ
ータ48を作動させ、ノーズ38をワーク1に
ラツプテープ39を間にはさんだ状態で突き当
て停止する(ステツプS5)。続いて、制御用コ
ンピユータ110はメモリ111に記憶された
修正用プログラムに基づいて旋回軸モータドラ
イバ116に旋回速度指令を与えてモータ43
を作動し、エンコーダ13から旋回角度データ
を旋回角度検出器115を介して入力する(ス
テツプS6)。
続いて、制御用コンピユータ110はメモリ
111に記憶された修正用プログラムに基づい
て、検出旋回角度に対応した旋回速度を旋回軸
モータドライバ116に出力し、モータ43の
旋回速度を制御する(ステツプS7)。上述のス
テツプS6、S7の制御動作を、エンコーダ13
の検出値が修正用プログラムに記憶された所定
の終了角度に達するまで順次繰り返し、エンコ
ーダ13で検出された検出旋回角度が上述の所
定の終了角度に到達したら(ステツプS8)、制
御コンピユータ110はノーズ送りモータドラ
イバ114に指令を出して駆動モータ48を作
動して、ラツプテープ39をワーク1から離し
(ステツプS9)、ワーク軸モータドライバ11
2とテープ送りモータドライバ113に指令を
出して両駆動モータ22および76を停止さ
せ、ひとつの部分の修正研摩を終了する(ステ
ツプS10)。
修正プログラムのデータの全てが完了しない
とき、すなわちワーク1の他の部分も修正研摩
するときには、上述のステツプS3に戻り、ス
テツプS3からS10までの処理を修正プログラム
が完了するまで繰り返す(ステツプS11)。
F 加工量測定手段の構成 第1図に示した本発明実施例装置に非接触測
定器を設けることにより、研摩加工の加工前後
の加工量測定手段(装置)としても簡単に使用
(共用)できることを第24図に示す。
第24図において、121は非接触測定器で
あり、非接触電気マイクロメータ、レーザ測距
計、光学スケール等の一般的な非接触型の測定
器を用いることができる。この非接触測定器1
21の取付位置は、ノーズ38と一体に変位す
るスライド軸32の変位が測定できる位置であ
ればどこででも良く、例えば本図のようにスラ
イド軸32の後方に配置される。122は非接
触測定器121を取付位置に固定する位置調整
可能なスタンド、123は非接触測定器121
の出力信号を増幅して表示することの可能な測
定メータである。非接触測定器121の測定デ
ータは増幅処理された後、デジタル信号に変換
され、第22図の制御用コンピユータ110に
送られて処理される。その他の構成部分は第1
図の実施例と同様なので、その詳細な説明は省
略する。
以上の構成において、ワーク(加工物)1の
加工面にラツプテープ(テープ状研摩部材)3
9を押圧して研削・研摩する上述のノーズ(押
圧部材)38から、そのラツプテープ39を取
り外し、ノーズ38を加工量測定手段の測定子
としてワーク1に直接接触させる。
ノーズ38をワーク1に直接接触させた後、
旋回テーブル11の旋回角を原点位置にセツト
し、軸受箱31をロツクねじ37で固定し、旋
回テーブル11を回転する。このように、ノー
ズ38をワーク1に直接接触させた後、ワーク
1を旋回させれば、ノーズ38はおもり33の
押圧力によりスライド軸32を介して一定圧で
ワーク1に接触しているので、第25図に示す
ように、ワーク1の表面の形状および微細な凹
凸に追従して変位し、ノーズ38が取付けられ
ているスライド軸32も同時にノーズ38と一
体に変位する。
このスライド軸32の変位を非接触測定器1
21で所定ピツチで測定し、制御用コンピユー
タ110へ出力する。制御用コンピユータ11
0はその測定器121の測定データとエンコー
ダ13から得られる旋回テーブル11の旋回角
度データとをメモリ111に一旦記憶した後、
ワーク1の設計データ(理想値)との差(誤
差)を求めて修正加工量とその加工位置からな
る修正データを作成する。
特に、本実施例では、スライド軸32が軸受
箱31の空気軸受に支持され、おもり33によ
り適切な一定の接触圧が与えられ、かつノーズ
38の先端が点接触の球状に形成されているの
で、極めて追従性が良く、ワーク1の表面の微
細な凹凸変化も非接触測定器121により、例
えば5/100〜2/100μmの単位で極めて精密に測
定することができる。また、このように、本実
施例では、工具である押圧部材を測定子として
も共用できるので、高価な専用測定装置を用い
る必要がなくなり、またワーク1のセツト調整
による問題(セツテイングずれ)が生じない利
点があり、かつ測定後、ただちに修正研削・研
摩加工が行えるので加工処理の大幅な短縮とな
る。さらに、測定から修正加工まで全自動化が
可能になるので操作作業が大幅に減少し、製造
コストダウンが達成できる。
G 加工データ作成手段の構成 第26図は第1図に示すような部分修正研摩
装置に共される加工データ(修正用プログラ
ム)を作成する加工データ作成手段の構成例を
示す。本図において、131は測定データと後
述の理想曲線(データ)とから誤差曲線(デー
タ)を出力する測定器、132はその理想曲線
を測定器131に与えるフロツピーデイスク
(FD)、133は測定器131からの誤差曲線
と後述の切削量曲線(データ)とから加工デー
タを出力する自動プログラマ、134はその切
削量曲線を自動プログラマ133に与えるフロ
ツピーデイスク、135は自動プログラマ13
3から得られる加工データを修正用プログラム
として入力し、部分修正研摩加工を行う第1図
に示すような加工機である。
測定器131は例えば第24図の非接触電気
マイクロメータ121の如き変位測定手段と、
第22図の制御用コンピユータまたはメインコ
ンピユータ118の如き演算制御手段等からな
り、第22図のメモリ111の如き記憶手段に
予め格納された第29図に示すような処理手順
に従つて、第27図Aに示すような旋回角θと
ワーク1の球面からの偏差で示されるワーク1
の測定値と、フロツピーデイスク132に記憶
されている理想曲線(設計曲線)との偏差γと
から、第27図Bに示すようなγ−θ方式で表
わした誤差曲線を演算出力する。
自動プログラマ133は例えば第22図のメ
インコンピユータ118の如き演算制御手段等
からなり、測定器131から供給される第27
図Bに示すような誤差曲線と、フロツピーデイ
スク134に記憶されている第27図Cに示す
ような切削量曲線とから、第30図に示すよう
な処理手順に従つて第27図Dに示すような加
工データを出力する。
第27図Cは、旋回テーブル11を一定速度
で旋回させた時の旋回角θと切削量との関係を
表わす切削量曲線を示す。旋回角θが零(原
点)に近い時には、ノーズ38は回転するワー
ク1の中心近傍に位置し、旋回角θが増大する
につれて、ノーズ38はワーク1の外周方向に
向つて相対的に移動するので、回転するワーク
1の周速度は中心ほど低下し、旋回速度が一定
ならば、旋回角θの増大に応じて加工量が減少
することを第27図Cは示している。また、切
削量は旋回速度が速くなれば少なくなり、遅く
なれば多くなるので、第27図Cの破線の曲線
で示すように、切削量は旋回速度に反比例する
関係となる。
そのため自動プログラマ133では誤差曲線
と切削量曲線とを所定のピツチで(同一旋回角
で)比較し、部分修正加工時の各旋回角度に対
する旋回速度を算出する。例えば、ある旋回角
θiにおいて、誤差が5μm、一定旋回速度Vpでの
切削量が1μmであるとすると、加工時の旋回速
度VはV=Vp/5となる。また、実際の修正加工 部分はワーク1上にランダムに散乱していると
考えられるので、加工機135に与えられる加
工データは第28図に示すように、ある旋回角
度間を算出した旋回速度で旋回する旨を指示す
る内容となる。
加工機135は加工データを修正用プログラ
ムとして入力し、第31図に示すような制御手
順、または上述した第23図に示すような制御
手順に従つて、ワーク1の部分修正研摩加工を
実行する。
次に、第29図のフローチヤートを参照して
上述の測定器131の動作例を詳述する。
上述の第24図に示すように、非接触測定器
(例えば、非接触電気マイクロメータ)121
をスライド軸32の後方に設置し、ワーク1を
スピンドル21に取付けて、ハンドル29の操
作によりワーク1の曲率中心と旋回テーブル1
1の旋回中心とを合致させ、ノーズ38からラ
ツプテープ39を取除いてハンドル29の操作
によりノーズ38をワーク1に近づけて軸受箱
31をロツクナツト37で固定する。また、お
もり33は適切な接触圧となるものが選択され
る。操作者は以上の準備作業が完了したら、図
示しない操作卓上の測定開始ボタンを押し下げ
る。このボタンの押し下げにより、第29図の
制御手順が開始される。
まず、測定開始指示に応じて、制御用コンピ
ユータ110は旋回軸モータドライバ116を
介して駆動モータ43を起動し、旋回テーブル
11の旋回角を原点0°にする。この原点位置は
原点スイツチ16(第1図参照)により検出さ
れる(ステツプS21)。
次いで、制御用コンピユータ110はノーズ
送りモータドライバ114を介して駆動モータ
48を起動し、スライド軸32を前進してノー
ズ(以下、接触子と称する)38とワーク1と
を直接接触させる(ステツプS22)。続いて、
制御用コンピユータ110はスライド軸32の
現在位置を零にセツトし(ステツプS23)、旋
回軸モータドライバ116に駆動信号を出力し
て旋回テーブル11およびそのテーブルの歯車
12を一定速度で回転しながら(ステツプ
S24)、一定ピツチ角度(旋回角度)毎にスラ
イド軸32の位置を非接触測定器121から入
力して、メモリ111に順次記憶し(ステツプ
S25)、これらのステツプS24およびS25の処理
を旋回テーブル11の終了角度になるまで繰り
返す(ステツプS26)。旋回テーブル111の
旋回角はエンコーダ13で検知される。
これにより、メモリ111には第27図Aに
示すような測定値曲線のデータが格納される。
検出旋回角度が旋回テーブル111の所定終了
角度に達したら、制御用コンピユータ110は
ノーズ送りモータドライバ114に指令信号を
出力して駆動モータ48を逆回転させ、これに
よりスライド軸32を後退させて接触子38を
ワーク1から離し(ステツプS27)、続いてメ
モリ111に格納した上述の測定データD1か
らフロツピーデイスク132の理想曲線(理想
値データ)D2を減算した値(D1−D2)を
誤差値γ(θ)とする計算を旋回角θのピツチ
角度毎に行い(ステツプS28)、その計算結果
を誤差曲線(データ)として順次フロツピーデ
イスク112に書き込む(ステツプS29)。
次に、第30図のフローチヤートを参照して
上述の自動プログラマ133の動作例を詳述す
る。
まず、制御用コンピユータ110(またはメ
インコンピユータ118)は、FDドライバ1
19を介してフロツピーデイスク112から誤
差曲線(測定データ)を読み込み、メモリ11
1に格納する。また、フロツピーデイスク11
3から切削量曲線(切削量データ)を読み込
み、メモリ111に格納する(ステツプS31)。
次に、上述の切削量データ(切削量曲線)と
測定データ(誤差曲線)とから旋回角度毎の切
削時間を算出し(ステツプS32)、算出した切
削時間の逆数から該当旋回角度毎の旋回速度を
計算し(ステツプS33)、その計算結果を加工
データとしてフロツピーデイスク120に記憶
する(ステツプS34)。
第31図は上述の加工機135の動作例を示
すが、上述の第23図の制御手順とほぼ同様な
のでその詳細な説明は省略する。
なお、上述の本発明実施例では、ワーク1の
加工面の突出部分を研削・研摩により取除く場
合に、第20図に示すように、ラツプテープ3
9の速度V1を一定にして研摩量(研削量)に
反比例してワーク1の速度(本例では旋回速
度)V2を制御しているが、本発明はこれに限
定されず、例えばワーク1の速度V2の方を一
定にしてラツプテープ39の速度V1を研摩量
(研削量)に比例して制御するようにしてもよ
く、またその両方の制御を組み合せてもよい。
H 加圧手段の構成 研摩材供給装置を備えた研摩装置の工具に加
工物方向の加工圧力を作用せる手段としては、
本発明実施例ではおもり33を用い、第1図お
よび第2図に示すように、研摩材供給装置40
を取付けたスライド軸32を軸受箱31の静圧
空気軸受により静圧支持し、かつスライド軸3
2に一端を接続したワイヤ36を介しておもり
33の自重によりノーズ(工具)38に一定の
加圧力を作用させるようにしている。このよう
に、おもり33で加工圧を作用させているの
で、スライド軸32の移動に伴う加工圧力の変
化がない。また、スライド軸32を静圧支持し
ているので、極く滑らかにノーズ38がワーク
1の研摩面の形状にトレースする。また、ラツ
プテープ39のワーク1への押圧力が常に一定
であるので、安定した研摩が行える。
さらに、第24図に示すように、研摩量測定
手段として用いる場合にも、加圧手段による上
述と同様な理由により、極めて高精度な測定デ
ータが得られる。
なお、本発明は研削装置にも適用できるのは
勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、記憶手
段に入力した加工物の加工面の加工すべき各旋回
角度毎の加工量に比例して研摩材付きテープの速
度を制御し、またその加工量に反比例して加工物
の旋回速度を制御するようにしたので、部分修正
研摩を極めて正確にかつ高精度に行うことができ
る。すなわち、研摩速度と加工時間で研摩量が決
まるので、あらかじめ設定した入力データ(制御
データ)で加工量を精密に制御できるからであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した研摩装置の全体の構
成例を示す正面図、第2図はその平面図、第3図
は第1図の研摩材供給装置の全体の構成例を示す
正面図、第4図はその右側面図、第5図はその正
面図、第6図は第3図のA−A切断線に沿う断面
図、第7図は第3図のB−B切断線に沿う断面
図、第8図は第3図のC−C切断線に沿う断面
図、第9図は第1図のノーズ(研摩工具)の部分
の構成例を示す縦断面図、第10図は第9図のX
−X切断線に沿う横断面図、第11図は第9図の
ノーズのみの構成を示す縦断面図、第12図は第
11図のノーズの右側面図、第13図はノーズの
他の実施例を示す縦断面図、第14図は第13図
のノーズの右側面図、第15図はノーズの変形例
を示す縦断面図、第16図は第15図のノーズの
右側面図、第17図はノーズのさらに他の変形例
を示す縦断面図、第18図は第17図のノーズの
右側面図、第19図は本発明実施例の加工原理を
示す要部斜視図、第20図は本発明実施例の加工
原理を示す模式図、第21図は第19図のY−Y
切断線に沿う断面図、第22図は本発明実施例の
制御系の回路構成例を示すブロツク図、第23図
は本発明実施例の加工時の制御動作例を示すフロ
ーチヤート、第24図は研摩装置を研摩量測定手
段として共用する場合の本発明実施例の構成を示
す正面図、第25図は第24図の測定時のノーズ
部分を示す水平方向の断面図、第26図は加工デ
ータ作成システムの本発明実施例の構成を示すブ
ロツク図、第27図A〜Dは第26図の実施例に
おける出力データの特性を示す線図、第28図は
第26図の加工データの具体例を示す説明図、第
29図は第26図の測定器の動作例を示すフロー
チヤート、第30図は第26図の自動プログラマ
の動作例を示すフローチヤート、第31図は第2
6図の加工機の動作例を示すフローチヤート、第
32図は従来装置の構成を示す要部正面図であ
る。 1……ワーク、11……旋回テーブル、13…
…エンコーダ、16……原点スイツチ、20……
スライダ、21……スピンドル、22……ワーク
駆動モータ、23……ハンドル、24……ロツク
ねじ、27……スライダ、28……送り軸、29
……ハンドル、30……軸受箱、32……スライ
ド軸、33……おもり、37……ロツクねじ、3
8……ノーズ(接触子)、39……ラツプテープ、
40……研摩材供給装置、41……供給リール、
42……巻取リール、43……旋回テーブル駆動
モータ、46…スケール、47……原点スイツ
チ、48……スライド軸駆動モータ、55〜60
……ガイドコロ、61……ゴム輪、63……アー
ム、67……マイクロスイツチ、69……テンシ
ヨンコロ、70……テンシヨンアーム、76……
リール駆動モータ、83……スラストワツシヤ、
89……スラストワツシヤ、106……鋼球、1
10……制御用コンピユータ、111……メモ
リ、112〜114,116……モータドライ
バ、117……加工プログラム入力部、121…
…非接触測定器、131……測定器、133……
自動プログラマ、135……加工機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加工物の加工面と研摩工具との間に研摩材付
    きテープを供給するテープ供給手段と、 前記テープ供給手段から供給されるテープを走
    行駆動するテープ駆動手段と、 前記研摩工具を前記テープを挟んで前記加工面
    に押圧する押圧手段と、 前記加工物を回転軸のまわりに回転させ、かつ
    該回転軸と直交する軸に対して所定の旋回角度と
    旋回速度で旋回運動させる加工物駆動手段と、 前記加工物の加工面の加工すべき前記各旋回角
    度ごとの加工量を入力した記憶手段と、 前記テープ駆動手段を介して前記テープの速度
    を前記記憶手段の前記加工量に比例して制御し、
    また前記加工物駆動手段を介して前記旋回速度を
    前記記憶手段の前記加工量に反比例して制御する
    制御手段と を具備したことを特徴とする研摩装置。
JP6480587A 1987-03-19 1987-03-19 研摩装置 Granted JPS63232941A (ja)

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US07/839,702 US5157878A (en) 1987-03-19 1992-02-24 Polishing method with error correction

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DE10333500A1 (de) * 2003-07-22 2005-02-24 Optotech Optikmaschinen Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Glätten von Werkstück-Oberflächen
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