JPH0517244U - 緩衝器 - Google Patents
緩衝器Info
- Publication number
- JPH0517244U JPH0517244U JP7206891U JP7206891U JPH0517244U JP H0517244 U JPH0517244 U JP H0517244U JP 7206891 U JP7206891 U JP 7206891U JP 7206891 U JP7206891 U JP 7206891U JP H0517244 U JPH0517244 U JP H0517244U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shock absorber
- dust seal
- side tube
- dust
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 緩衝器の作動性を悪化させることなく、粗い
ダストの侵入を防止し、かつ、オイルの密封性を増す緩
衝器を提供すること。 【構成】車体側チューブ2と車輪側チューブ1間をダス
トシール3で摺動自在に密封する緩衝器において、前記
ダストシール3には、リップ部32より前側に、該ダス
トシール3より硬度の高いリング状部材4を、半径方向
へ可動可能に配設してなるとする。
ダストの侵入を防止し、かつ、オイルの密封性を増す緩
衝器を提供すること。 【構成】車体側チューブ2と車輪側チューブ1間をダス
トシール3で摺動自在に密封する緩衝器において、前記
ダストシール3には、リップ部32より前側に、該ダス
トシール3より硬度の高いリング状部材4を、半径方向
へ可動可能に配設してなるとする。
Description
【0001】
この考案は、自動二輪車の車体側と車軸間に介装して路面からの振動を減衰す るフォークを兼ねた緩衝器に関するものである。
【0002】
従来のこの種緩衝器は、図4に図示したように、車輪側チューブaと車体側チ ューブb間にダストシールcを配置し、摺動自在な密封構造にしている。
【0003】 また、該ダストシールcの内方にはスナップリングeを介してオイルシールd を配置し、該オイルシールdの内方には、ワッシャfを介してスライドメタルg を配置している。
【0004】
しかし、前記従来の技術では、ダストシールcは、ゴム材等比較的柔らかい材 質であるため、細かいダストの侵入は防ぐことはできるが、粗いダスト(砂)の 侵入は防ぎきれないという問題点がある。
【0005】 また、ダストの侵入を防止するためには、ダストシールcのゴム材の硬度を上 げるか又は締代を多くするしか方法はないが、反面摩擦係数が大きくなり、作動 性に悪影響を与え、減衰力に悪影響を及ぼすという問題点がある。
【0006】 そこで、本考案は、上記従来の技術の問題点に鑑み案出されたもので、緩衝器 の作動性を悪化させることなく、粗いダストの侵入を防止し、かつオイルの密封 性を向上されることが可能な緩衝器の提供を目的としている。
【0007】
上記目的を達成するために、本考案における緩衝器においては、車体側チュー ブと車輪側チューブ間をダストシールで摺動自在に密封する緩衝器において、前 記ダストシールには、リップ部より前側に、該ダストシールより硬度の高いリン グ状部材を、半径方向へ可動可能に配設したことを特徴としている。
【0008】
リング状部材を、ダストシールの環状溝内に、径方向が自由に可動可能に挿着 し、摺動方向での作動性を悪化させることなく、粗いダストの侵入を阻止し、か つ、オイルの密封性を増大できる。
【0009】
実施例について図1から図3を参照して説明すると、本考案は車体側チューブ 2と車輪側チューブ1間をダストシール3で摺動自在に密封する構造の緩衝器で ある。
【0010】 車輪側チューブ1の下端部には車軸取付部8が形成され、該車輪側チューブ1 の内部には、ピストン7を介してピストンロッド6が移動自在に配設され、該ピ ストンロッド8の上方には懸架スプリング5が介装されて車体側チューブ2とピ ストンロッド8とを常時伸び方向に付勢している。なお、51はスプリングであ る。
【0011】 前記ダストシール3には、リップ部32より前側に環状溝33を設け、該環状 溝33には、一定の隙間34を保持させて該ダストシール3より硬度の高いリン グ状部材4が半径方向へ可動可能に挿着させて配設している。
【0012】 前記リング状部材4は、例えばポリアセタール樹脂等の樹脂材で製作され、車 体側チューブ2と精度の良いクリアランス、すなわち、粗いダストよりは小さい クリアランスを保持している。
【0013】 また、該リング状部材4は、ダストシール3内に径方向が自由に可動可能に配 設され、摺動方向での作動性を悪化させない状態にされている。
【0014】 更に、ダストシール3の内方には、スナップリング11を介して緩衝オイルシ ール31を配置し、該オイルシール31の内方にはワッシャ12を介してスライ ドメタル13を配置したシール密封構造に形成されている。
【0015】
本考案は、上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0016】 ダストシールは、リップ部より前側にダストシールより硬度の高いリング状部 材を、半径方向へ可動可能に配設したため、緩衝器の作動性を悪化させることな く、耐ダスト性を向上させ、かつオイルの密封性を向上させることができる。
【図1】本考案の緩衝器の一部切欠正面図である。
【図2】図1のシール部の一部切欠拡大正面図である。
【図3】本考案の要部断面図である。
【図4】従来のシール部の要部断面図である。
1 車輪側チューブ 2 車体側チューブ 3 ダストシール 32 リップ部 4 リング状部材
Claims (1)
- 【請求項1】 車体側チューブと車輪側チューブ間をダ
ストシールで摺動自在に密封する緩衝器において、前記
ダストシールには、リップ部より前側に、該ダストシー
ルより硬度の高いリング状部材を、半径方向へ可動可能
に配設したことを特徴とする緩衝器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7206891U JPH0517244U (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7206891U JPH0517244U (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 緩衝器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517244U true JPH0517244U (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=13478718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7206891U Pending JPH0517244U (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 緩衝器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517244U (ja) |
-
1991
- 1991-08-13 JP JP7206891U patent/JPH0517244U/ja active Pending
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