JPH0517210Y2 - - Google Patents

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JPH0517210Y2
JPH0517210Y2 JP4144688U JP4144688U JPH0517210Y2 JP H0517210 Y2 JPH0517210 Y2 JP H0517210Y2 JP 4144688 U JP4144688 U JP 4144688U JP 4144688 U JP4144688 U JP 4144688U JP H0517210 Y2 JPH0517210 Y2 JP H0517210Y2
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resin
air
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はパウダスラツシユ成形装置に関し、さ
らに詳しくは樹脂パウダが予め収容されるパウダ
ボツクスの構造に関する。
従来の技術 パウダスラツシユ成形装置による基本的な成形
手順を第2図に示す。この方式では、予め樹脂パ
ウダPが収容されたパウダボツクス1と金型2と
を密着させてクランプした上で両者を反転させる
と、予め設定した分量の樹脂パウダPが金型2に
付着し、その付着した樹脂パウダPが金型2から
伝達される熱によつて溶融して樹脂膜W1が成形
される。一定時間経過後、余剰の樹脂パウダPを
パウダボツクス1側に戻すべくパウダボツクス1
と金型2とを再度反転させ、両者をアンクランプ
する。そして、成形品Wを例えば水やエアで冷却
固化させたのちに脱型する。
ここで、第3図に示すように金型2と密着する
パウダボツクス1のフランジ部1aにはシリコー
ン樹脂やラバー等からなるシール部材3が設けら
れ、このシール部材3はパウダボツクス1と金型
2とのなす閉空間から樹脂パウダPが流出するの
を防止するはたらきをする。
考案が解決しようとする課題 上記のようなパウダスラツシユ成形法において
は、樹脂膜W1(成形品W)が完全に固化する前
にパウダボツクス1と金型2とをアンクラツプす
るため、第2図5に示すように金型2とシール部
材3との間で溶融樹脂が糸状に引つ張られるいわ
ゆる糸引きが発生する。そして、その糸引き樹脂
Fがそのままシール部材3側に残り、次回成形時
に金型2表面に付着して成形不良を招く原因とな
る。
一方、糸引きが起きない程度まで樹脂膜W1を
冷却させると、単に成形サイクルタイムが長くな
るばかりでなく、パウダボツクス1内の樹脂パウ
ダPがプリゲル化してしまうという問題がある。
本考案は以上のような問題点に鑑み、サイクル
タイムの延長や樹脂パウダのブリゲル化を招くこ
となく、上記のような糸引きを防止したパウダボ
ツクス構造を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案のパウダスラツシユ成形装置において
は、パウダボツクスと金型との間に介装されるシ
ール部材に対しエアを吹き付けるエアブローノズ
ルを、前記パウダボツクス内に配置したことを特
徴としている。
作 用 この構造によると、シール部材のみが局部的に
迅速に冷却される結果、パウダボツクスと金型を
アンクランプする際の糸引きが防止できる。
実施例 第1図は本考案の一実施例を示すパウダボツク
スの破断斜視図であつて、パウダボツクス11の
フランジ部11aには従来と同様にシール部材3
が全周にわたつて配設されている一方、シール部
材3の内側の開口周縁部にはその全周にわたつて
エアブローノズル4が配設されている。エアブロ
ーノズル4は、シール部材3に向かつてすり割り
形成された吹出口5を有し、かつ数本の補助パイ
プ6を介してパウダボツクス11底部のエアパイ
プ7に接続されている。エアパイプ7は図示外の
ホースを介してエア供給源に接続される。また、
パウダボツクス11の側部には、樹脂パウダPを
通すことなくエアのみを逃がし得るフイルター8
付きのエア逃げ口9が形成されている。
かかる構造のパウダボツクス11を用いて成形
を行う場合、第2図3に示すように樹脂パウダP
が金型2に付着した状態、もしくは第2図4に示
すように金型2側で樹脂膜W1が成形され始め、
かつ余剰の樹脂パウダPをパウダボツクス11側
に戻した状態で、エアブローノズル4からシール
部材3に対しエアを吹き付ける。
その結果、パウダボツクス11と金型2とをア
ンクランプする時期よりもかなり早い時期からシ
ール部材3のみが冷却されるようになり、これに
よつて従来のような糸引きが防止される。
また、エアブローノズル4から吹き出されたエ
アは、パウダボツクス1内の圧力を大気圧とした
ままでエア逃げ口9から排出され、パウダボツク
ス11内の樹脂パウダPを外へ飛散させることは
ない。
考案の効果 以上のように本考案のパウダスラツシユ成形装
置においては、パウダボツクスと金型との間のシ
ール部材に対してエアを吹き付けて冷するエアブ
ローノズルをパウダボツクス内に配置したことに
より、パウダボツクスと金型とをアンクランプす
るよりもかなり早い時期からシール部材のみを冷
却できるようになり、その結果としてサイクルタ
イムの延長や樹脂パウダのプリゲル化を招くこと
なく、上記アンクランプ時の糸引きを未然に防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のパウダスラツシユ装置におけ
るパウダボツクスの破断斜視図、第2図は従来の
パウダスラツシユ装置による基本的な成形手順を
示す説明図、第3図は従来のパウダボツクスの拡
大断面図である。 2……金型、3……シール部材、4……エアブ
ローノズル、5……吹出口、11……パウダボツ
クス、P……樹脂パウダ、W1……樹脂膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 樹脂パウダが収容されたパウダボツクスと金型
    とを密着させた上で両者を反転させ、金型に付着
    した樹脂パウダを溶融させることで所定形状に成
    形するようにしたパウダスラツシユ成形装置にお
    いて、パウダボツクスと金型との間に介装される
    シール部材に対しエアを吹き付けるエアブローノ
    ズルを、前記パウダボツクス内に配置したことを
    特徴とするパウダスラツシユ成形装置。
JP4144688U 1988-03-29 1988-03-29 Expired - Lifetime JPH0517210Y2 (ja)

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JPH01145418U JPH01145418U (ja) 1989-10-05
JPH0517210Y2 true JPH0517210Y2 (ja) 1993-05-10

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