JPH05171893A - 小口径管拡径ロボット - Google Patents
小口径管拡径ロボットInfo
- Publication number
- JPH05171893A JPH05171893A JP16077192A JP16077192A JPH05171893A JP H05171893 A JPH05171893 A JP H05171893A JP 16077192 A JP16077192 A JP 16077192A JP 16077192 A JP16077192 A JP 16077192A JP H05171893 A JPH05171893 A JP H05171893A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- diameter
- pipe
- cylinder
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小口径の既埋設管の内面を切削して拡径す
る。 【構成】 小口径管拡径ロボット3は、先端に首振り可
能且つ回転して管路の内面を切削するカッタ33を有す
る切削部15、カッタ33を回転させる切削駆動部1
6、切削した内面を監視するカメラ部17、切削部を制
御して切削時に切削部を管路2内に突っ張らせ、管路内
面にカッタを押し付ける切削制御部18、管路内を走行
する推進部19及び推進部を制御する推進制御部20
を、ジョイント21〜25で順次連結して構成されてい
る。ロボット3は、遠隔操作により小径の既埋設管2の
内面を切削しながら当該既埋設管内を自走して長距離に
亘り連続的に拡径する。
る。 【構成】 小口径管拡径ロボット3は、先端に首振り可
能且つ回転して管路の内面を切削するカッタ33を有す
る切削部15、カッタ33を回転させる切削駆動部1
6、切削した内面を監視するカメラ部17、切削部を制
御して切削時に切削部を管路2内に突っ張らせ、管路内
面にカッタを押し付ける切削制御部18、管路内を走行
する推進部19及び推進部を制御する推進制御部20
を、ジョイント21〜25で順次連結して構成されてい
る。ロボット3は、遠隔操作により小径の既埋設管2の
内面を切削しながら当該既埋設管内を自走して長距離に
亘り連続的に拡径する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中に埋設されている
小口径管の管路の内面を切削しながら自走して拡径する
小口径管拡径ロボットに関する。
小口径管の管路の内面を切削しながら自走して拡径する
小口径管拡径ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】道路や歩道の下には上下水道管、ガス
管、通信ケーブル、電力ケーブル等が多数埋設されてお
り、更に近年、多くの都市が街の景観を高めるために前
記通信ケーブル、電力ケーブル等を埋設して街路から電
柱を無くするような傾向になってきている。従って、埋
設する通信ケーブル、電力ケーブルの容量を大きくする
ことが必要となり、これらのケーブルを太くしたり、或
いは増設することが必要となってきている。
管、通信ケーブル、電力ケーブル等が多数埋設されてお
り、更に近年、多くの都市が街の景観を高めるために前
記通信ケーブル、電力ケーブル等を埋設して街路から電
柱を無くするような傾向になってきている。従って、埋
設する通信ケーブル、電力ケーブルの容量を大きくする
ことが必要となり、これらのケーブルを太くしたり、或
いは増設することが必要となってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、既に埋設さ
れている電力ケーブルの埋設管は、その管径が100〜
120φ程度の小口径管であり、電力容量を大きくすべ
く電力ケーブルの径を太くし、或いはケーブルを増設す
るためには、既埋設管の管径を150〜160φ程度に
拡径するか、又は既に埋設されている小口径管を大口径
管に交換するか、或いは新たに別の管路を敷設する必要
がある。
れている電力ケーブルの埋設管は、その管径が100〜
120φ程度の小口径管であり、電力容量を大きくすべ
く電力ケーブルの径を太くし、或いはケーブルを増設す
るためには、既埋設管の管径を150〜160φ程度に
拡径するか、又は既に埋設されている小口径管を大口径
管に交換するか、或いは新たに別の管路を敷設する必要
がある。
【0004】しかしながら、道路の下に埋設されている
埋設管を交換したり、或いは新たに埋設するためには大
掛かりな道路工事が必要となり、工事費が極めて高価に
なるばかりでなく、交通量を規制したり、場合によって
は通行止めをしたりする必要がある。従って、既埋設管
の管径を拡径することが工事費用や、交通規制等の点か
らみて望ましい。
埋設管を交換したり、或いは新たに埋設するためには大
掛かりな道路工事が必要となり、工事費が極めて高価に
なるばかりでなく、交通量を規制したり、場合によって
は通行止めをしたりする必要がある。従って、既埋設管
の管径を拡径することが工事費用や、交通規制等の点か
らみて望ましい。
【0005】既埋設管の管径を拡径すると一口に言って
も容易ではない。即ち、埋設管は、コンクリート製であ
り、その長さは、1区間が数百メートルもあり、しか
も、道路のカーブや上下の変化に伴い複雑に変化してお
り、半径が数メートル(3m程度)と小さい箇所もあ
る。更に場所によっては埋設管が水没している可能性も
ある。また、切削時に管路内に発生する切り屑(切粉)
をどのように処理するか等の問題もある。従って、既に
埋設されている100〜120φ程度の小口径管の管径
の内面を連続的に切削して150〜160φ程度に拡径
することは極めて困難である。
も容易ではない。即ち、埋設管は、コンクリート製であ
り、その長さは、1区間が数百メートルもあり、しか
も、道路のカーブや上下の変化に伴い複雑に変化してお
り、半径が数メートル(3m程度)と小さい箇所もあ
る。更に場所によっては埋設管が水没している可能性も
ある。また、切削時に管路内に発生する切り屑(切粉)
をどのように処理するか等の問題もある。従って、既に
埋設されている100〜120φ程度の小口径管の管径
の内面を連続的に切削して150〜160φ程度に拡径
することは極めて困難である。
【0006】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、既に埋設されている小口径管内を自走してその内面
を長距離に亘り連続的に切削し、しかも半径の小さい箇
所でも容易に追従して拡径することが可能な小口径管拡
径ロボットを提供することを目的とする。
で、既に埋設されている小口径管内を自走してその内面
を長距離に亘り連続的に切削し、しかも半径の小さい箇
所でも容易に追従して拡径することが可能な小口径管拡
径ロボットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、内筒の先端にジョイントを介して回
転可能且つ首振り可能に取り付けられ且つ先端に管路の
内面を切削して拡径するカッタが設けられたヘッドと、
前記内筒に外嵌されて当該内筒を進退可能に支持するシ
リンダ機構と、前記内筒の外周に拡径可能に配設され前
記拡径された管路の内面に圧接して当該内筒を支持する
支持機構とを有する切削部と、前記切削部に連結され前
記カッタを回転駆動する油圧モータを有する切削駆動部
と、前記切削駆動部に連結され前記切削部のシリンダ機
構と支持機構とを制御する切削制御部と、前記切削制御
部に連結され内筒の前後両端の外周に夫々拡径可能に配
設されて前記拡径された管路の内面に圧接して当該内筒
を支持する支持機構と、前記内筒に外嵌されて当該内筒
を進退可能に支持し前記前後の各支持機構と協働して前
記拡径された管路内を推進するシリンダ機構とを有する
推進部と、前記推進部に連結され当該推進部の各支持機
構とシリンダ機構とを制御する推進制御部とを備えた構
成としたものである。
に本発明によれば、内筒の先端にジョイントを介して回
転可能且つ首振り可能に取り付けられ且つ先端に管路の
内面を切削して拡径するカッタが設けられたヘッドと、
前記内筒に外嵌されて当該内筒を進退可能に支持するシ
リンダ機構と、前記内筒の外周に拡径可能に配設され前
記拡径された管路の内面に圧接して当該内筒を支持する
支持機構とを有する切削部と、前記切削部に連結され前
記カッタを回転駆動する油圧モータを有する切削駆動部
と、前記切削駆動部に連結され前記切削部のシリンダ機
構と支持機構とを制御する切削制御部と、前記切削制御
部に連結され内筒の前後両端の外周に夫々拡径可能に配
設されて前記拡径された管路の内面に圧接して当該内筒
を支持する支持機構と、前記内筒に外嵌されて当該内筒
を進退可能に支持し前記前後の各支持機構と協働して前
記拡径された管路内を推進するシリンダ機構とを有する
推進部と、前記推進部に連結され当該推進部の各支持機
構とシリンダ機構とを制御する推進制御部とを備えた構
成としたものである。
【0008】
【作用】小口径管拡径ロボットは、切削制御部により切
削部の支持機構を管路内面に圧接させて突っ張り、且つ
シリンダ機構を駆動して内筒を押し出して切削部のカッ
タを拡径すべき管路の内面に押圧させ、切削駆動部によ
り切削部のカッタを回転駆動して内面を切削拡径する。
推進制御部は、推進部の前後の支持機構とシリンダ機構
とを駆動して前記切削部、切削駆動部、切削制御部を押
し、推進制御部を引っ張りながら前記管路内を自走す
る。このようにしてロボットは、長距離に亘り管路内を
自走しつつその内面を連続的に切削して拡径する。
削部の支持機構を管路内面に圧接させて突っ張り、且つ
シリンダ機構を駆動して内筒を押し出して切削部のカッ
タを拡径すべき管路の内面に押圧させ、切削駆動部によ
り切削部のカッタを回転駆動して内面を切削拡径する。
推進制御部は、推進部の前後の支持機構とシリンダ機構
とを駆動して前記切削部、切削駆動部、切削制御部を押
し、推進制御部を引っ張りながら前記管路内を自走す
る。このようにしてロボットは、長距離に亘り管路内を
自走しつつその内面を連続的に切削して拡径する。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1は、本発明に係る小口径管拡径ロボット
により既埋設管の管径を拡径するための概要を示し、道
路1の下方には当該道路1に沿って管路2が埋設されて
おり、当該管路(以下「既埋設管」という)2は、例え
ば、内径が120φ程度のコンクリート製の小口径管と
されている。小口径管拡径ロボット(以下単に「ロボッ
ト」という)3は、既埋設管2の内面を連続的に切削し
てその内径を例えば、150φに拡径する。
詳述する。図1は、本発明に係る小口径管拡径ロボット
により既埋設管の管径を拡径するための概要を示し、道
路1の下方には当該道路1に沿って管路2が埋設されて
おり、当該管路(以下「既埋設管」という)2は、例え
ば、内径が120φ程度のコンクリート製の小口径管と
されている。小口径管拡径ロボット(以下単に「ロボッ
ト」という)3は、既埋設管2の内面を連続的に切削し
てその内径を例えば、150φに拡径する。
【0010】道路1上には、ロボット3を制御するため
のシステム操作盤を搭載した車両4、油圧ユニットを搭
載した車両5、切削時に水を供給するための水タンクを
搭載した車両6、切削屑を含有する泥水を処理する濾過
装置7、濾過後の水を搬出するタンクローリ車8等が配
置されている。また、道路1の既埋設管2の始端2a、
終端2b側には夫々縦穴1a、1bが設けられており、
更に当該道路1の下方には、既埋設管2の始端2a、終
端2b側に夫々チャンバ1c、1dが設けられ、チャン
バ1dには既埋設管2の終端2bに取付られたガイド2
cの開口端の下方に泥水回収槽9が配設され、当該泥水
回収槽9内にはポンプユニット10が収納されている。
のシステム操作盤を搭載した車両4、油圧ユニットを搭
載した車両5、切削時に水を供給するための水タンクを
搭載した車両6、切削屑を含有する泥水を処理する濾過
装置7、濾過後の水を搬出するタンクローリ車8等が配
置されている。また、道路1の既埋設管2の始端2a、
終端2b側には夫々縦穴1a、1bが設けられており、
更に当該道路1の下方には、既埋設管2の始端2a、終
端2b側に夫々チャンバ1c、1dが設けられ、チャン
バ1dには既埋設管2の終端2bに取付られたガイド2
cの開口端の下方に泥水回収槽9が配設され、当該泥水
回収槽9内にはポンプユニット10が収納されている。
【0011】そして、ロボット3は、車両4〜6と高圧
油ケーブル11、コントロールケーブル12、水ホース
13等により接続されており、濾過装置7と泥水回収槽
9とはホース14により接続されている。尚、図中にお
いて既埋設管2、ロボット3等は、分かり易くするため
に道路1、車両4〜6、8等に比べて誇張して大きく描
いてある。
油ケーブル11、コントロールケーブル12、水ホース
13等により接続されており、濾過装置7と泥水回収槽
9とはホース14により接続されている。尚、図中にお
いて既埋設管2、ロボット3等は、分かり易くするため
に道路1、車両4〜6、8等に比べて誇張して大きく描
いてある。
【0012】ロボット3は、図2に示すように切削部1
5、切削駆動部16、カメラ部17、切削制御部18、
推進部19及び推進制御部20等により構成されてお
り、これらは互いにジョイント21〜25により連結さ
れ、屈曲可能とされている。このロボット3は、各部1
5〜20が短く構成されており、その全長が約2.7m
程度とされている。
5、切削駆動部16、カメラ部17、切削制御部18、
推進部19及び推進制御部20等により構成されてお
り、これらは互いにジョイント21〜25により連結さ
れ、屈曲可能とされている。このロボット3は、各部1
5〜20が短く構成されており、その全長が約2.7m
程度とされている。
【0013】切削部15は、図3に示すように本体3
0、ヘッド31、これらの本体30とヘッド31とを連
結するユニバーサルジョイント32とにより構成されて
おり、ヘッド31にはカッタ33、ガイド34が設けら
れている。本体30の内筒35の後部には中間筒36が
摺動可能に外嵌され、前部にはリング37が外嵌固定さ
れており、これらの中間筒36、リング37には夫々外
筒38、39が摺動可能且つ液密に外嵌されている。ま
た、外筒39は、内筒35に対しても液密且つ摺動可能
に外嵌されており、且つその後端は、中間筒36の前端
にねじ結合により固定されて一体とされている。中間筒
36は、略中央にピストン36aが形成されている。ま
た、リング37もピストンとされている。そして、内筒
35と外筒39とは相対的に摺動可能とされている。
0、ヘッド31、これらの本体30とヘッド31とを連
結するユニバーサルジョイント32とにより構成されて
おり、ヘッド31にはカッタ33、ガイド34が設けら
れている。本体30の内筒35の後部には中間筒36が
摺動可能に外嵌され、前部にはリング37が外嵌固定さ
れており、これらの中間筒36、リング37には夫々外
筒38、39が摺動可能且つ液密に外嵌されている。ま
た、外筒39は、内筒35に対しても液密且つ摺動可能
に外嵌されており、且つその後端は、中間筒36の前端
にねじ結合により固定されて一体とされている。中間筒
36は、略中央にピストン36aが形成されている。ま
た、リング37もピストンとされている。そして、内筒
35と外筒39とは相対的に摺動可能とされている。
【0014】内筒35には壁内に軸方向に沿って油路3
5a〜35dが設けられており、油路35a、35bの
各前端は中間筒36のピストン36a、リング37の各
一側に、油路35c、35dはこれらのピストン36
a、リング37の各他側の油室に連通されており、これ
らの油路35a〜35dの各後端は、内筒35の後端に
開口(図12)されている。
5a〜35dが設けられており、油路35a、35bの
各前端は中間筒36のピストン36a、リング37の各
一側に、油路35c、35dはこれらのピストン36
a、リング37の各他側の油室に連通されており、これ
らの油路35a〜35dの各後端は、内筒35の後端に
開口(図12)されている。
【0015】外筒38の後端には図4に示すようにアリ
状の係止部38aが周方向に等間隔で複数例えば、4個
形成されており、これらの各係止部38aには脚40の
後端が連結される。脚40は、図5乃至図7に示すよう
に外周面が曲面をなし、前端には径方向に溝40aが、
下面の略中央から後端に亘り且つ外周面方向に向かって
傾斜する蟻溝40bが設けられている。また、この脚4
0の外周面には摩擦力の大きい例えば、ゴム部材41が
固着されている。尚、ゴム部材41の外径は、前記拡径
すべき内径(150φ)程度とされている。この脚40
は、蟻溝40aを介して外筒38の係止部38aに当該
外筒38の径方向に摺動可能に嵌合される。
状の係止部38aが周方向に等間隔で複数例えば、4個
形成されており、これらの各係止部38aには脚40の
後端が連結される。脚40は、図5乃至図7に示すよう
に外周面が曲面をなし、前端には径方向に溝40aが、
下面の略中央から後端に亘り且つ外周面方向に向かって
傾斜する蟻溝40bが設けられている。また、この脚4
0の外周面には摩擦力の大きい例えば、ゴム部材41が
固着されている。尚、ゴム部材41の外径は、前記拡径
すべき内径(150φ)程度とされている。この脚40
は、蟻溝40aを介して外筒38の係止部38aに当該
外筒38の径方向に摺動可能に嵌合される。
【0016】一方、中間筒36の後端には傾斜台42が
外筒38の各係止部38aと対応する箇所に固定されて
いる。この傾斜台42は、図8、図9に示すように側面
視三角形状をなし、前端から後端まで中間筒36の径方
向外方に向かって傾斜しており、傾斜せる上端に脚40
の下面の蟻溝40bと摺動可能に嵌合するアリ42aが
形成されている。
外筒38の各係止部38aと対応する箇所に固定されて
いる。この傾斜台42は、図8、図9に示すように側面
視三角形状をなし、前端から後端まで中間筒36の径方
向外方に向かって傾斜しており、傾斜せる上端に脚40
の下面の蟻溝40bと摺動可能に嵌合するアリ42aが
形成されている。
【0017】脚40は、図10、図11に示すように前
端が蟻溝40aを介して外筒38の係止部38aに、下
面が蟻溝40bを介して傾斜台42の上端のアリ42a
に夫々摺動可能に嵌合されており、外筒38の軸方向の
移動に伴い傾斜台42に沿って当該外筒38の径方向に
摺動する。即ち、脚40は、図10に示すように外筒3
8が前方に移動した状態においては外周面が当該外筒3
8の外周面と略面一となり、後退するに伴い傾斜台42
の傾斜せる上面に沿って当該外筒38の後方且つ径方向
外方に張り出す。他の各脚40も同様に構成されてい
る。そして、これらの各脚40は、拡径して張り出した
時に管路2の内面に圧接してカッタ33の反力を突っ張
って受け止める作用をする。また、内筒35の後端には
端末金具43が固定されている。
端が蟻溝40aを介して外筒38の係止部38aに、下
面が蟻溝40bを介して傾斜台42の上端のアリ42a
に夫々摺動可能に嵌合されており、外筒38の軸方向の
移動に伴い傾斜台42に沿って当該外筒38の径方向に
摺動する。即ち、脚40は、図10に示すように外筒3
8が前方に移動した状態においては外周面が当該外筒3
8の外周面と略面一となり、後退するに伴い傾斜台42
の傾斜せる上面に沿って当該外筒38の後方且つ径方向
外方に張り出す。他の各脚40も同様に構成されてい
る。そして、これらの各脚40は、拡径して張り出した
時に管路2の内面に圧接してカッタ33の反力を突っ張
って受け止める作用をする。また、内筒35の後端には
端末金具43が固定されている。
【0018】図3に戻り内筒35の軸心には中空の軸4
5が貫通されており、当該軸45は両端が夫々ベアリン
グを介して相対回転可能に支持されている。この軸45
の先端にはユニバーサルジョイント32が嵌合固定され
ている。このユニバーサルジョイント32の前面にはピ
ン46が、軸45の軸方向に沿って且つ同一円周上に周
方向に等間隔で複数例えば、4本植設されている。
5が貫通されており、当該軸45は両端が夫々ベアリン
グを介して相対回転可能に支持されている。この軸45
の先端にはユニバーサルジョイント32が嵌合固定され
ている。このユニバーサルジョイント32の前面にはピ
ン46が、軸45の軸方向に沿って且つ同一円周上に周
方向に等間隔で複数例えば、4本植設されている。
【0019】ヘッド31は、大径部31aと小径部31
bとが一体に形成されており、大径部31a内にはチャ
ンバ31cが形成され、当該チャンバ31cは小径部3
1bとの段差部近傍の外周面に複数の小孔31dを介し
て開口されている。小径部31bにはガイド34が、周
方向に等間隔で複数例えば、4個設けられている。そし
て、各ガイド34は、軸方向に沿って配列された複数例
えば、3個のローラ48により構成されている。
bとが一体に形成されており、大径部31a内にはチャ
ンバ31cが形成され、当該チャンバ31cは小径部3
1bとの段差部近傍の外周面に複数の小孔31dを介し
て開口されている。小径部31bにはガイド34が、周
方向に等間隔で複数例えば、4個設けられている。そし
て、各ガイド34は、軸方向に沿って配列された複数例
えば、3個のローラ48により構成されている。
【0020】小径部31bの端面中央には穴31eが穿
設されており、当該穴31eにはフック49の基端がベ
アリングを介して相対回転可能に且つ逸脱不能に装着さ
れている。このフック49は、ロボット3を牽引する際
に牽引用ロープの先端を取りつけるためのものである。
カッタ33は、図13、図14に示すように環状の円盤
をなし、その外径は大径部31aと略同径、内径はヘッ
ド31の小径部31bよりも僅かに大径とされており、
前端面の周縁には周方向に沿って溝33aが多数設けら
れている。そして、各溝33a及びこれらの各溝33a
と対応する外周面にはダイヤモンドビット50、51が
装着固定されている。そして、カッタ33の外径は、ダ
イヤモンドビット51が装着された状態において拡径す
べき管路の内径とされている。
設されており、当該穴31eにはフック49の基端がベ
アリングを介して相対回転可能に且つ逸脱不能に装着さ
れている。このフック49は、ロボット3を牽引する際
に牽引用ロープの先端を取りつけるためのものである。
カッタ33は、図13、図14に示すように環状の円盤
をなし、その外径は大径部31aと略同径、内径はヘッ
ド31の小径部31bよりも僅かに大径とされており、
前端面の周縁には周方向に沿って溝33aが多数設けら
れている。そして、各溝33a及びこれらの各溝33a
と対応する外周面にはダイヤモンドビット50、51が
装着固定されている。そして、カッタ33の外径は、ダ
イヤモンドビット51が装着された状態において拡径す
べき管路の内径とされている。
【0021】このカッタ33は、図3に示すようにヘッ
ド31の小径部31bに嵌合されて大径部31aとの間
の段差面に強固に固定される。そして、ヘッド31にカ
ッタ33を装着した図示の状態において大径部31aの
チャンバ31cに連通する各小孔31dは、カッタ33
の前端に開口する。ヘッド31の大径部31aの後端面
中央にはチャンバ31cに連通する軸孔31fが穿設さ
れている。
ド31の小径部31bに嵌合されて大径部31aとの間
の段差面に強固に固定される。そして、ヘッド31にカ
ッタ33を装着した図示の状態において大径部31aの
チャンバ31cに連通する各小孔31dは、カッタ33
の前端に開口する。ヘッド31の大径部31aの後端面
中央にはチャンバ31cに連通する軸孔31fが穿設さ
れている。
【0022】ジョイント52は、先端がヘッド31の軸
孔31fに、後端が軸45の先端に夫々液密に嵌合され
ている。このジョイント52は、フレキシブルとされ、
ヘッド31が本体30に対して360度に亘り首振り可
能とされている。チャンバ31cには中空の軸45、ジ
ョイント52を通して高圧の切削水が供給され、更に各
小孔31dからカッタ33の前面に噴射されて切削時に
おける当該カッタ33の冷却及び粉末状の切削屑(切
粉)の排出を行なう。
孔31fに、後端が軸45の先端に夫々液密に嵌合され
ている。このジョイント52は、フレキシブルとされ、
ヘッド31が本体30に対して360度に亘り首振り可
能とされている。チャンバ31cには中空の軸45、ジ
ョイント52を通して高圧の切削水が供給され、更に各
小孔31dからカッタ33の前面に噴射されて切削時に
おける当該カッタ33の冷却及び粉末状の切削屑(切
粉)の排出を行なう。
【0023】ヘッド31とユニバーサルジョイント32
との間にはスプリング47が4本縮設されており、各ス
プリング47は、夫々一端がジョンイト31の各ピン4
6に外嵌され、他端がヘッド31の大径部31aの後端
面に圧接されている。ヘッド31は、通常の状態におい
ては4本のスプリング47のばね力により本体30ニ対
して直線状に保持され、横方向の力が加わるとスプリン
グ47のばね力に抗して当該方向に向けられる。これに
よりヘッド31は、既埋設管2の小さいカーブ(半径3
m程度)の部分でも当該カーブに沿って進行可能とされ
る。
との間にはスプリング47が4本縮設されており、各ス
プリング47は、夫々一端がジョンイト31の各ピン4
6に外嵌され、他端がヘッド31の大径部31aの後端
面に圧接されている。ヘッド31は、通常の状態におい
ては4本のスプリング47のばね力により本体30ニ対
して直線状に保持され、横方向の力が加わるとスプリン
グ47のばね力に抗して当該方向に向けられる。これに
よりヘッド31は、既埋設管2の小さいカーブ(半径3
m程度)の部分でも当該カーブに沿って進行可能とされ
る。
【0024】切削駆動部16は、図17に示すように油
圧モータ55の先端にケース56が嵌合固定され、当該
ケース56の先端には端末金具57が嵌合固定されてい
る。中空軸58は、油圧モータ55の回転軸55aの軸
線上にその略中央を端末金具57に回転可能に軸支され
て配設されており、基端にはロータリジョイント59が
装着されている。軸60は、油圧モータ55の出力軸5
5aと軸58との一側に並設されており、その両端は夫
々ケース56、端末金具57に回転可能に軸支されてい
る。油圧モータ55の回転軸55a、軸58にはギヤ6
1、62が固定され、軸60にはギヤ61、62と夫々
噛合するギヤ63、64が固定されている。そして、油
圧モータ55の駆動力は、ギヤ61〜64を介して軸5
8に伝達される。
圧モータ55の先端にケース56が嵌合固定され、当該
ケース56の先端には端末金具57が嵌合固定されてい
る。中空軸58は、油圧モータ55の回転軸55aの軸
線上にその略中央を端末金具57に回転可能に軸支され
て配設されており、基端にはロータリジョイント59が
装着されている。軸60は、油圧モータ55の出力軸5
5aと軸58との一側に並設されており、その両端は夫
々ケース56、端末金具57に回転可能に軸支されてい
る。油圧モータ55の回転軸55a、軸58にはギヤ6
1、62が固定され、軸60にはギヤ61、62と夫々
噛合するギヤ63、64が固定されている。そして、油
圧モータ55の駆動力は、ギヤ61〜64を介して軸5
8に伝達される。
【0025】油圧モータ55の基端にはフランジ65が
固定され、フランジ65には端末金具66が固定されて
おり、当該フランジ65には大径の油圧ホース67、6
8、小径の油圧ホース69〜72、及び水ホース73が
支持(図18)されている。大径の油圧ホース67、6
8の各先端は、夫々油圧モータ55に接続(図19)さ
れ、小径の油圧ホース67〜68は、油圧モータ55の
側部を通りケース56、端末金具57内を貫通(図2
0)して図3に示す切削部15の内筒35の各油路35
a〜35dに接続される。また、水ホース73の先端
は、ケース56内においてロータリジョイント59に連
結されている。
固定され、フランジ65には端末金具66が固定されて
おり、当該フランジ65には大径の油圧ホース67、6
8、小径の油圧ホース69〜72、及び水ホース73が
支持(図18)されている。大径の油圧ホース67、6
8の各先端は、夫々油圧モータ55に接続(図19)さ
れ、小径の油圧ホース67〜68は、油圧モータ55の
側部を通りケース56、端末金具57内を貫通(図2
0)して図3に示す切削部15の内筒35の各油路35
a〜35dに接続される。また、水ホース73の先端
は、ケース56内においてロータリジョイント59に連
結されている。
【0026】この切削駆動部16の軸58の先端は、切
削部15(図2)の軸45の後端にユニバーサルジョイ
ント21を介して連結されると共にフレキシブルホース
75を介して液密に接続されている。軸58の回転は、
ユニバーサルジョイント21を介して軸45に伝達され
る。また、水ホース73に供給される高圧の切削水は、
ロータリジョイント59を介して軸58に供給され、更
にフレキシブルホース75を介して軸45に供給され
る。
削部15(図2)の軸45の後端にユニバーサルジョイ
ント21を介して連結されると共にフレキシブルホース
75を介して液密に接続されている。軸58の回転は、
ユニバーサルジョイント21を介して軸45に伝達され
る。また、水ホース73に供給される高圧の切削水は、
ロータリジョイント59を介して軸58に供給され、更
にフレキシブルホース75を介して軸45に供給され
る。
【0027】カメラ部17は、図21に示すように円筒
状のケース80の前、後両端に端末金具81、82が液
密に装着されており、ケース80は、透明なアクリル等
の樹脂部材により形成され、前部4/3程度を残して円
筒状の保護カバー83が外嵌されている。このケース8
0内には略中央にカメラ85がレンズを前方に向けて収
納されており、当該カメラ85の先端外周部にはライト
86が周方向に沿って等間隔で複数例えば、4箇所設け
られている。これらのライト86は、拡径された管路2
の内面2d’を4箇所から略全周を照明する。
状のケース80の前、後両端に端末金具81、82が液
密に装着されており、ケース80は、透明なアクリル等
の樹脂部材により形成され、前部4/3程度を残して円
筒状の保護カバー83が外嵌されている。このケース8
0内には略中央にカメラ85がレンズを前方に向けて収
納されており、当該カメラ85の先端外周部にはライト
86が周方向に沿って等間隔で複数例えば、4箇所設け
られている。これらのライト86は、拡径された管路2
の内面2d’を4箇所から略全周を照明する。
【0028】前側の端末金具81の内面には軸心にカメ
ラ85のレンズに臨んで穴81aが穿設されており、当
該穴81aにはモータ87が収納されている。このモー
タ87の回転軸には反射ミラー88が取り付けられてい
る。この反射ミラー88は、回転軸に対して45度の角
度をなしており、各ライト86により照明された管路2
の内面2d’を、モータ87の回転に応じてケース80
を透してカメラ85のレンズに向けて反射させる。そし
て、カメラ85は、拡径された管路2の内面2d’を撮
影する。
ラ85のレンズに臨んで穴81aが穿設されており、当
該穴81aにはモータ87が収納されている。このモー
タ87の回転軸には反射ミラー88が取り付けられてい
る。この反射ミラー88は、回転軸に対して45度の角
度をなしており、各ライト86により照明された管路2
の内面2d’を、モータ87の回転に応じてケース80
を透してカメラ85のレンズに向けて反射させる。そし
て、カメラ85は、拡径された管路2の内面2d’を撮
影する。
【0029】カメラ85、モータ87に接続される各ケ
ーブル90、91(図22)は、後側の端末金具82の
中央から後方に延出されている。また、端末金具81、
82の周縁部に設けられた孔には前記大径の油圧ホース
67、68、小径の油圧ホース69〜72及び水ホース
73(図22、23)が挿通支持されている。端末金具
81の先端81bは、切削駆動部16の端末金具66に
連結される。そして、端末金具66と端末金具81の先
端81bとによりジョイント22(図2)が構成され
る。また、切削用の水ホース73にはケース80の前部
の外周面に附着した塵埃を流して管路2の内面2bの照
明及び撮影を良好にするための洗浄用の水ホース92
(図26)が分岐接続されている。
ーブル90、91(図22)は、後側の端末金具82の
中央から後方に延出されている。また、端末金具81、
82の周縁部に設けられた孔には前記大径の油圧ホース
67、68、小径の油圧ホース69〜72及び水ホース
73(図22、23)が挿通支持されている。端末金具
81の先端81bは、切削駆動部16の端末金具66に
連結される。そして、端末金具66と端末金具81の先
端81bとによりジョイント22(図2)が構成され
る。また、切削用の水ホース73にはケース80の前部
の外周面に附着した塵埃を流して管路2の内面2bの照
明及び撮影を良好にするための洗浄用の水ホース92
(図26)が分岐接続されている。
【0030】切削制御部18は、図24に示すように円
筒状のケース100の前後両端に液密に端末金具10
1、102が装着され、ケース100の内部は、隔壁1
03、104により3室に画成され、各室内には夫々電
磁弁105、サーボ弁106、107が配設されてお
り、電磁弁105、サーボ弁106は隔壁103、10
4に、サーボ弁107は端板102に夫々固定されてい
る。電磁弁105は、ポート100aを介して切削部1
5(図3)のヘッド31のチャンバ31cに切削水を、
ポート100bを介してカメラ部17に洗浄水を夫々供
給し、サーボ弁106は、ポート100c、100dを
介して切削部15の突っ張り用の各脚40を制御する油
路35a、35cに接続され、サーボ弁106は、ポー
ト100e、100fを介して当該切削部15の内筒3
5を推進制御する油路35b、35dに接続されてい
る。
筒状のケース100の前後両端に液密に端末金具10
1、102が装着され、ケース100の内部は、隔壁1
03、104により3室に画成され、各室内には夫々電
磁弁105、サーボ弁106、107が配設されてお
り、電磁弁105、サーボ弁106は隔壁103、10
4に、サーボ弁107は端板102に夫々固定されてい
る。電磁弁105は、ポート100aを介して切削部1
5(図3)のヘッド31のチャンバ31cに切削水を、
ポート100bを介してカメラ部17に洗浄水を夫々供
給し、サーボ弁106は、ポート100c、100dを
介して切削部15の突っ張り用の各脚40を制御する油
路35a、35cに接続され、サーボ弁106は、ポー
ト100e、100fを介して当該切削部15の内筒3
5を推進制御する油路35b、35dに接続されてい
る。
【0031】後側端末金具102には電磁弁105、サ
ーボ弁106、107に制御信号を供給し、また、ケー
ブル90、91に接続されるケーブル110、111の
端末が固定され、前側端末金具101にはケーブル9
0、91の後端が接続されている。また、隔壁103、
104、端末金具102には図27、28、29に示す
ように油路が形成されており、各油圧ホース67、6
8、69〜72、水ホース73等が連通接続されてい
る。そして、端末金具101の先端101aは、カメラ
部17の端末金具82(図21)の後端82bに連結さ
れる。これらの端末金具101の先端101aと端末金
具82の後端82bとによりジョイント23が構成され
る。
ーボ弁106、107に制御信号を供給し、また、ケー
ブル90、91に接続されるケーブル110、111の
端末が固定され、前側端末金具101にはケーブル9
0、91の後端が接続されている。また、隔壁103、
104、端末金具102には図27、28、29に示す
ように油路が形成されており、各油圧ホース67、6
8、69〜72、水ホース73等が連通接続されてい
る。そして、端末金具101の先端101aは、カメラ
部17の端末金具82(図21)の後端82bに連結さ
れる。これらの端末金具101の先端101aと端末金
具82の後端82bとによりジョイント23が構成され
る。
【0032】図30は推進部19を示し、推進部19の
内筒120は、後部に中間筒121が外嵌固定され、前
部から略中央まで中間筒122が軸方向に摺動可能に外
嵌され、中間軸122の略中央にはリング123が外嵌
固定されている。中間筒121は、略中央にピストン1
21aが設けられ、中間筒122の後端にはピストン1
22aが設けられており、リング123は、中間筒12
2のピストンとされている。内筒120の前端及び後端
には夫々端末金具124、125が固定されており、端
末金具124は、中間筒122の内筒120からの逸脱
を防止する。
内筒120は、後部に中間筒121が外嵌固定され、前
部から略中央まで中間筒122が軸方向に摺動可能に外
嵌され、中間軸122の略中央にはリング123が外嵌
固定されている。中間筒121は、略中央にピストン1
21aが設けられ、中間筒122の後端にはピストン1
22aが設けられており、リング123は、中間筒12
2のピストンとされている。内筒120の前端及び後端
には夫々端末金具124、125が固定されており、端
末金具124は、中間筒122の内筒120からの逸脱
を防止する。
【0033】中間筒121には外筒126が、中間筒1
22には外筒127、128が液密に摺動可能に外嵌さ
れており、外筒128の後端と中間筒121の前端とは
ねじ結合により固定されている。従って、外筒128
は、中間筒121を介して内筒120に固定されてい
る。そして、外筒126の後端及び127の前端には、
前述した切削部15(図3、図4)の外筒38と同様に
構成された走行用の脚が設けられている。
22には外筒127、128が液密に摺動可能に外嵌さ
れており、外筒128の後端と中間筒121の前端とは
ねじ結合により固定されている。従って、外筒128
は、中間筒121を介して内筒120に固定されてい
る。そして、外筒126の後端及び127の前端には、
前述した切削部15(図3、図4)の外筒38と同様に
構成された走行用の脚が設けられている。
【0034】即ち、外筒126の後端及び127の前端
には、前述した切削部15(図3、図4)に示す外筒3
8の係止部38aと同様の係止部126a、127a
が、周方向に等間隔に4個形成されており、中間筒12
1の後端及び122の前端には各係止部126a、12
7aと対応する位置に夫々傾斜台130、131が固定
されている。これらの傾斜台130、131は、切削部
15の傾斜台42(図3、図8、図9)と同様に形成さ
れている。そして、外筒126の各係止部126aと対
応する各傾斜台130との間、及び外筒127の各係止
部127aと対応する各傾斜台131との間には夫々切
削部15の脚40(図3、図5〜図7)と同様の脚13
2、133が嵌合されている。
には、前述した切削部15(図3、図4)に示す外筒3
8の係止部38aと同様の係止部126a、127a
が、周方向に等間隔に4個形成されており、中間筒12
1の後端及び122の前端には各係止部126a、12
7aと対応する位置に夫々傾斜台130、131が固定
されている。これらの傾斜台130、131は、切削部
15の傾斜台42(図3、図8、図9)と同様に形成さ
れている。そして、外筒126の各係止部126aと対
応する各傾斜台130との間、及び外筒127の各係止
部127aと対応する各傾斜台131との間には夫々切
削部15の脚40(図3、図5〜図7)と同様の脚13
2、133が嵌合されている。
【0035】内筒120には壁内に軸方向に沿って油路
120a〜120fが設けられており、これらの各油路
120a〜120fの後端は、当該内筒120の後端面
に開口(図31)している。油路120a〜120c
は、夫々外筒126、128、127の各ピストン12
1a、122a、123の各一側の油室に連通されてお
り、油路120d、120e、120fは、外筒12
6、128、127のピストン121a、122a、1
23の各他側の油室に連通されている。
120a〜120fが設けられており、これらの各油路
120a〜120fの後端は、当該内筒120の後端面
に開口(図31)している。油路120a〜120c
は、夫々外筒126、128、127の各ピストン12
1a、122a、123の各一側の油室に連通されてお
り、油路120d、120e、120fは、外筒12
6、128、127のピストン121a、122a、1
23の各他側の油室に連通されている。
【0036】内筒120の油路120aに油圧が供給さ
れると外筒126が実線の位置から後方(矢線R方向)
に摺動し、各脚(以下「後脚」という)132が二点鎖
線で示すように後方に摺動しつつ半径方向外方に摺動即
ち、斜め後方且つ外方に張り出す。また、油路120d
に油圧が供給されると、外筒126が前方(矢印F方
向)に摺動し、各後脚132が二点鎖線の位置から引っ
込んで実線で示す元の位置に戻る。
れると外筒126が実線の位置から後方(矢線R方向)
に摺動し、各脚(以下「後脚」という)132が二点鎖
線で示すように後方に摺動しつつ半径方向外方に摺動即
ち、斜め後方且つ外方に張り出す。また、油路120d
に油圧が供給されると、外筒126が前方(矢印F方
向)に摺動し、各後脚132が二点鎖線の位置から引っ
込んで実線で示す元の位置に戻る。
【0037】油路120cに油圧が供給されると外筒1
27が実線の位置から前方(矢印F方向)に摺動し、各
前脚133が二点鎖線で示すように前方に摺動しつつ半
径方向外方に摺動即ち、斜め前方且つ外方に張り出す。
また、油路120fに油圧が供給されると、外筒127
が後方に摺動し、各脚(以下「前脚」という)133が
引っ込んで実線で示す元の位置に戻る。
27が実線の位置から前方(矢印F方向)に摺動し、各
前脚133が二点鎖線で示すように前方に摺動しつつ半
径方向外方に摺動即ち、斜め前方且つ外方に張り出す。
また、油路120fに油圧が供給されると、外筒127
が後方に摺動し、各脚(以下「前脚」という)133が
引っ込んで実線で示す元の位置に戻る。
【0038】また、図33に示すように各前脚133が
張り出して管路2の内面2d’に圧接して突っ張り、各
後脚132が引っ込んで管路2の内面2d’から離隔し
た状態において油路120eに油圧が供給されると、外
筒128が中間筒122に対して前方に摺動しこれと共
に外筒121、内筒120が前方に移動する。また、各
後脚132が張り出して管路2の内面2d’に圧接して
突っ張り、各前脚132が引っ込んで管路2の内面2
d’から離隔した状態において油路120bに油圧が供
給されると、中間筒120が押され、外筒128に対し
て前方に摺動(図30)する。
張り出して管路2の内面2d’に圧接して突っ張り、各
後脚132が引っ込んで管路2の内面2d’から離隔し
た状態において油路120eに油圧が供給されると、外
筒128が中間筒122に対して前方に摺動しこれと共
に外筒121、内筒120が前方に移動する。また、各
後脚132が張り出して管路2の内面2d’に圧接して
突っ張り、各前脚132が引っ込んで管路2の内面2
d’から離隔した状態において油路120bに油圧が供
給されると、中間筒120が押され、外筒128に対し
て前方に摺動(図30)する。
【0039】また、内筒120内には図31、32に示
すように前記切削部15、切削駆動部16、カメラ部1
7及び切削制御部18に油圧、水等を供給するための油
圧ホース67、68、水ホース73等のホース、切削駆
動部16、カメラ部17等に制御信号を供給するケーブ
ル等が貫通されている。そして、この推進部19の前側
の端末金具124の先端124aは、切削制御部18の
後側の端末金具102の後端102aに連結される。こ
れらの端末金具102の後端102aと端末金具124
の先端124aとによりジョイント24が構成される。
すように前記切削部15、切削駆動部16、カメラ部1
7及び切削制御部18に油圧、水等を供給するための油
圧ホース67、68、水ホース73等のホース、切削駆
動部16、カメラ部17等に制御信号を供給するケーブ
ル等が貫通されている。そして、この推進部19の前側
の端末金具124の先端124aは、切削制御部18の
後側の端末金具102の後端102aに連結される。こ
れらの端末金具102の後端102aと端末金具124
の先端124aとによりジョイント24が構成される。
【0040】推進制御部20は、図34に示すように円
筒状のケース140の前後両端に液密に端末金具14
1、142が装着され、ケース140の内部は隔壁14
3、144により3室に画成され、各室内には夫々サー
ボ弁145〜147が配設されており、サーボ弁14
5、146は隔壁143、144に、サーボ弁147は
端末金具142に夫々固定されている。
筒状のケース140の前後両端に液密に端末金具14
1、142が装着され、ケース140の内部は隔壁14
3、144により3室に画成され、各室内には夫々サー
ボ弁145〜147が配設されており、サーボ弁14
5、146は隔壁143、144に、サーボ弁147は
端末金具142に夫々固定されている。
【0041】後側端末金具142には図35に示すよう
にサーボ弁145〜147に油圧を供給する油圧ホース
150、151が接続されており、サーボ弁145は、
ポート140a、140bを介して推進部20の前脚1
33を制御する油路120c、120fに、サーボ弁1
46は、ポート140c、140dを介して推進部19
の外筒128を制御する油路120b、120eに、サ
ーボ弁147は、ポート140e、140fを介して推
進部19の後脚132を制御する油路120a、120
dに接続されている。端末金具141の先端141aは
推進部19の端末金具125の後端125a(図30)
に連結される。これらの端末金具125の後端125a
と端末金具141の先端141aとによりジョイント2
5が構成される。
にサーボ弁145〜147に油圧を供給する油圧ホース
150、151が接続されており、サーボ弁145は、
ポート140a、140bを介して推進部20の前脚1
33を制御する油路120c、120fに、サーボ弁1
46は、ポート140c、140dを介して推進部19
の外筒128を制御する油路120b、120eに、サ
ーボ弁147は、ポート140e、140fを介して推
進部19の後脚132を制御する油路120a、120
dに接続されている。端末金具141の先端141aは
推進部19の端末金具125の後端125a(図30)
に連結される。これらの端末金具125の後端125a
と端末金具141の先端141aとによりジョイント2
5が構成される。
【0042】推進制御部20の周りには切削部15、切
削制御部16に油圧を供給する油圧ホース67、68、
69〜72、切削部15、カメラ部17に水を供給する
水ホース73が配設(図36)されており、内部には切
削制御部16、カメラ部17、推進制御部19等に制御
信号を供給するケーブル153、154等が貫通(図3
5、36)されている。そして、これらの各油圧ホー
ス、ケーブルは、推進制御部20の後端から後方に延出
され、纏められて夫々コントロールケーブル12、油圧
ホース11、水ホース13に接続され、第1図に示すよ
うにロボット3を制御するためのシステム操作盤を搭載
した車両4、油圧ユニットを搭載した車両5、水タンク
を搭載した車両6等に接続されている。このようにして
ロボット3が構成されている。
削制御部16に油圧を供給する油圧ホース67、68、
69〜72、切削部15、カメラ部17に水を供給する
水ホース73が配設(図36)されており、内部には切
削制御部16、カメラ部17、推進制御部19等に制御
信号を供給するケーブル153、154等が貫通(図3
5、36)されている。そして、これらの各油圧ホー
ス、ケーブルは、推進制御部20の後端から後方に延出
され、纏められて夫々コントロールケーブル12、油圧
ホース11、水ホース13に接続され、第1図に示すよ
うにロボット3を制御するためのシステム操作盤を搭載
した車両4、油圧ユニットを搭載した車両5、水タンク
を搭載した車両6等に接続されている。このようにして
ロボット3が構成されている。
【0043】以下に作用を説明する。先ず、図1に示す
ように管路2を、始端2aからロボット3の全長よりも
僅かに長い距離例えば、3m程度の長さに予め拡径すべ
き管径150φに拡径しておく。これは管路2の始端2
aから前記長さ分だけ大径の管路に交換する等により行
なう。尚、管路2は、元の管径の内面を2d、拡径した
内面を2d’で示してある。
ように管路2を、始端2aからロボット3の全長よりも
僅かに長い距離例えば、3m程度の長さに予め拡径すべ
き管径150φに拡径しておく。これは管路2の始端2
aから前記長さ分だけ大径の管路に交換する等により行
なう。尚、管路2は、元の管径の内面を2d、拡径した
内面を2d’で示してある。
【0044】次に、ロボット3の切削部15の各脚40
(図3)、推進部19の前後の各脚133、132(図
30)を実線の位置に保持させて管路2内に図1に示す
ように挿入する。この状態において切削部15は、ヘッ
ド31の大径部31aが拡径された管路内にあり、カッ
タ33(図3)の前面のダイヤモンドビット50(図1
3)が管路2の内面2dと2d’との段差面2e(図
1)に当接し、外周面のダイヤモンドビット51が内面
2d’に当接又は僅かなギャップを存して離隔してお
り、小径部31bが管路2の小径の管路内に挿入されて
ガイド34の各ローラ48が内面2dに当接、又は僅か
なギャップを存して対抗している。尚、切削部15のヘ
ッド31の先端に設けたフック49に牽引用のワイヤロ
ープ(図示せず)を固定し、管路2の終端2b側から当
該ロープを引っ張り、管路2内にロボット3を引き込ん
でも良い。
(図3)、推進部19の前後の各脚133、132(図
30)を実線の位置に保持させて管路2内に図1に示す
ように挿入する。この状態において切削部15は、ヘッ
ド31の大径部31aが拡径された管路内にあり、カッ
タ33(図3)の前面のダイヤモンドビット50(図1
3)が管路2の内面2dと2d’との段差面2e(図
1)に当接し、外周面のダイヤモンドビット51が内面
2d’に当接又は僅かなギャップを存して離隔してお
り、小径部31bが管路2の小径の管路内に挿入されて
ガイド34の各ローラ48が内面2dに当接、又は僅か
なギャップを存して対抗している。尚、切削部15のヘ
ッド31の先端に設けたフック49に牽引用のワイヤロ
ープ(図示せず)を固定し、管路2の終端2b側から当
該ロープを引っ張り、管路2内にロボット3を引き込ん
でも良い。
【0045】さて、道路1上に配置された油圧ユニット
を搭載した車両5、水タンクを搭載した車両6からロボ
ット3に油圧、水を供給する。車両4のシステム操作盤
は、所定のシーケンスに従って切削制御部18(図2
4)の各電磁弁105、サーボ弁107、推進制御部2
0(図34)の各サーボ弁145〜147を制御してロ
ボット3を制御する。
を搭載した車両5、水タンクを搭載した車両6からロボ
ット3に油圧、水を供給する。車両4のシステム操作盤
は、所定のシーケンスに従って切削制御部18(図2
4)の各電磁弁105、サーボ弁107、推進制御部2
0(図34)の各サーボ弁145〜147を制御してロ
ボット3を制御する。
【0046】図3において切削部15は、油路35aに
油圧が供給されると外筒38が後方に摺動して図16に
示すように各脚40を斜め後方外方に張り出させて管路
2の内面2d’に圧接させ、当該管路2に切削部15を
突っ張らせて強固に固定する。また、高圧の切削水が軸
45からヘッド31のチャンバ31cに供給され、各小
孔31dからカッタ33と管路2の段差面2e(図1)
との間に噴射される。これにより管路2の切削が可能と
なる。
油圧が供給されると外筒38が後方に摺動して図16に
示すように各脚40を斜め後方外方に張り出させて管路
2の内面2d’に圧接させ、当該管路2に切削部15を
突っ張らせて強固に固定する。また、高圧の切削水が軸
45からヘッド31のチャンバ31cに供給され、各小
孔31dからカッタ33と管路2の段差面2e(図1)
との間に噴射される。これにより管路2の切削が可能と
なる。
【0047】次に、切削駆動部16の油圧モータ55
(図17)が回転して軸45を回転させる。軸45の回
転に伴いヘッド31が回転し、カッタ33の前面及び周
面に取り付けられている各ダイヤモンドビット50、5
1(図13)が回転して管路2の内面2d(図1)を連
続的に切削して拡径する。このときヘッド31の各ガイ
ド34即ち、ローラ48が内面2dに当接しながら転動
して当該ヘッド31を管路2に沿って導く。また、カッ
タ33は、ヘッド31の各小孔31dから噴射される水
により内面2dを良好に切削することができると共に冷
却される。
(図17)が回転して軸45を回転させる。軸45の回
転に伴いヘッド31が回転し、カッタ33の前面及び周
面に取り付けられている各ダイヤモンドビット50、5
1(図13)が回転して管路2の内面2d(図1)を連
続的に切削して拡径する。このときヘッド31の各ガイ
ド34即ち、ローラ48が内面2dに当接しながら転動
して当該ヘッド31を管路2に沿って導く。また、カッ
タ33は、ヘッド31の各小孔31dから噴射される水
により内面2dを良好に切削することができると共に冷
却される。
【0048】同時に油路35bに油圧が供給される。油
路35bに油圧が供給されると内筒35が前方に押し出
される。即ち、外筒39は、中間筒36に固定されてお
り、当該中間筒36は、脚40により管路2の内面2
d’に強固に圧接されて固定されており、リング37
は、内筒35に固定されている。従って、油路35bに
油圧が供給されると、内筒35が、外筒39に対して前
方に摺動し、カッタ33の前面のダイヤモンドビット5
0を段差面2eに圧接させる。これによりカッタ33
は、内筒35のストローク分連続的に管路2の内面2d
を切削して拡径することができる。
路35bに油圧が供給されると内筒35が前方に押し出
される。即ち、外筒39は、中間筒36に固定されてお
り、当該中間筒36は、脚40により管路2の内面2
d’に強固に圧接されて固定されており、リング37
は、内筒35に固定されている。従って、油路35bに
油圧が供給されると、内筒35が、外筒39に対して前
方に摺動し、カッタ33の前面のダイヤモンドビット5
0を段差面2eに圧接させる。これによりカッタ33
は、内筒35のストローク分連続的に管路2の内面2d
を切削して拡径することができる。
【0049】切削時に発生する切削屑(切粉)は、ヘッ
ド31の各小孔31dから噴射される切削水により主と
して前方に押し流される。この切削屑を含む泥水は、管
路2の前方の終端2b(図1)から押し出されて泥水回
収槽9に流れ込み、ポンプユニット10により濾過装置
7に汲み上げられ、切削屑が沈澱される。そして、切削
屑が沈澱除去された水は、タンクローリ車8に回収され
る。
ド31の各小孔31dから噴射される切削水により主と
して前方に押し流される。この切削屑を含む泥水は、管
路2の前方の終端2b(図1)から押し出されて泥水回
収槽9に流れ込み、ポンプユニット10により濾過装置
7に汲み上げられ、切削屑が沈澱される。そして、切削
屑が沈澱除去された水は、タンクローリ車8に回収され
る。
【0050】ヘッド31は、ジョイント32の4本のス
プリング47のばね力により前方に向けて支持されてお
り、管路2がカーブしている場合には当該カーブに沿っ
てスプリング47のばね力に抗して首振り可能とされ
る。これによりカッタ33は、管路2がカーブしている
箇所でも当該カーブに沿って内面を切削することができ
る。また、カメラ部17は、管路2の拡径された内面2
d’を連続的に撮影して車両4に搭載されているモニタ
に映像信号を供給する。
プリング47のばね力により前方に向けて支持されてお
り、管路2がカーブしている場合には当該カーブに沿っ
てスプリング47のばね力に抗して首振り可能とされ
る。これによりカッタ33は、管路2がカーブしている
箇所でも当該カーブに沿って内面を切削することができ
る。また、カメラ部17は、管路2の拡径された内面2
d’を連続的に撮影して車両4に搭載されているモニタ
に映像信号を供給する。
【0051】切削部15の内筒35が所定のストローク
分だけ前進して切削すると切削駆動部16の油圧モータ
55が停止してカッタ33を停止させる。同時に切削制
御部18が切削部15(図3)の油路35cに油圧を供
給して外筒38を前方に移動させ、各脚40を引き込ま
せ(図15)管路2の内面2c’から離隔させると共
に、油路35dに油圧を供給して外筒39を後方に引っ
込ませる。これにより外筒38が外筒39と共に後方に
移動して次の切削に備える。
分だけ前進して切削すると切削駆動部16の油圧モータ
55が停止してカッタ33を停止させる。同時に切削制
御部18が切削部15(図3)の油路35cに油圧を供
給して外筒38を前方に移動させ、各脚40を引き込ま
せ(図15)管路2の内面2c’から離隔させると共
に、油路35dに油圧を供給して外筒39を後方に引っ
込ませる。これにより外筒38が外筒39と共に後方に
移動して次の切削に備える。
【0052】次に、推進制御部20(図34)が作動し
て推進部19(図30)を制御する。即ち、推進部19
は、内筒120の油路120cに油圧が供給されて外筒
127が実線の位置から前方(矢印F方向)に摺動し、
各前脚133が二点鎖線で示すように張り出して図33
に示すように拡径された管路2の内面2d’に圧接す
る。同時に油路120dにも油圧が供給されて外筒12
6が前方(矢印F方向)に実線の位置まで摺動し、各後
脚132が二点鎖線の位置から引っ込んで元の位置に戻
る。これにより推進部19は、各前脚133により管路
2の内面2d’に圧接して当該位置に固定される。
て推進部19(図30)を制御する。即ち、推進部19
は、内筒120の油路120cに油圧が供給されて外筒
127が実線の位置から前方(矢印F方向)に摺動し、
各前脚133が二点鎖線で示すように張り出して図33
に示すように拡径された管路2の内面2d’に圧接す
る。同時に油路120dにも油圧が供給されて外筒12
6が前方(矢印F方向)に実線の位置まで摺動し、各後
脚132が二点鎖線の位置から引っ込んで元の位置に戻
る。これにより推進部19は、各前脚133により管路
2の内面2d’に圧接して当該位置に固定される。
【0053】次に、油路120eに油圧が供給されて外
筒128が中間筒122に対して前方に摺動しこれと共
に外筒121、内筒120が前方に移動(図33)す
る。そして、推進部19は、内筒120が前方への移動
する際に切削部15、切削駆動部16、カメラ部17、
切削制御部18を前方に押し、推進制御部20を引っ張
りながら管路2内を前進し、切削部15のヘッド31の
カッタ33の前面のダイヤモンドビット50を、今拡径
したばかりの内面2d’と小径の内面2dとの間の段差
面2eに当接させる。
筒128が中間筒122に対して前方に摺動しこれと共
に外筒121、内筒120が前方に移動(図33)す
る。そして、推進部19は、内筒120が前方への移動
する際に切削部15、切削駆動部16、カメラ部17、
切削制御部18を前方に押し、推進制御部20を引っ張
りながら管路2内を前進し、切削部15のヘッド31の
カッタ33の前面のダイヤモンドビット50を、今拡径
したばかりの内面2d’と小径の内面2dとの間の段差
面2eに当接させる。
【0054】次に、内筒120の油路120aに油圧が
供給されて外筒126が実線の位置から後方(矢線R方
向)に摺動し、各後脚132が図30に二点鎖線で示す
ように張り出して管路2の内面2d’に圧接する。ま
た、油路120fに油圧が供給されて外筒127が後方
に実線の位置まで摺動し、各前脚133が引っ込んで元
の位置に戻る。同時に油路120bに油圧が供給されて
中間筒122が押し出されて外筒128に対して前方に
摺動し、油路120cに油圧が供給されて外筒127が
再び実線の位置から前方(矢印F方向)に摺動し、各前
脚133が二点鎖線で示すように張り出して拡径された
管路2の内面2d’に圧接して次の走行に備える。す
る。そして、推進部19は、当該前進した位置に各前脚
133と各後脚132とにより支持される。
供給されて外筒126が実線の位置から後方(矢線R方
向)に摺動し、各後脚132が図30に二点鎖線で示す
ように張り出して管路2の内面2d’に圧接する。ま
た、油路120fに油圧が供給されて外筒127が後方
に実線の位置まで摺動し、各前脚133が引っ込んで元
の位置に戻る。同時に油路120bに油圧が供給されて
中間筒122が押し出されて外筒128に対して前方に
摺動し、油路120cに油圧が供給されて外筒127が
再び実線の位置から前方(矢印F方向)に摺動し、各前
脚133が二点鎖線で示すように張り出して拡径された
管路2の内面2d’に圧接して次の走行に備える。す
る。そして、推進部19は、当該前進した位置に各前脚
133と各後脚132とにより支持される。
【0055】次に、切削駆動部16の油圧モータ55が
回転して切削部15のカッタ33を回転させ、前述した
ように再び管路2の内面2dの切削を開始する。ロボッ
ト3は、このような動作を順次繰り返して行ない、尺取
虫のようにして管路2内を自走し、その内面2dを切削
する。このようにしてロボット3は、数百メートルの長
距離に亘り管路2の内面2dを連続的に切削して拡径す
る。
回転して切削部15のカッタ33を回転させ、前述した
ように再び管路2の内面2dの切削を開始する。ロボッ
ト3は、このような動作を順次繰り返して行ない、尺取
虫のようにして管路2内を自走し、その内面2dを切削
する。このようにしてロボット3は、数百メートルの長
距離に亘り管路2の内面2dを連続的に切削して拡径す
る。
【0056】切削部15のヘッド31は、首振り可能と
され、しかも、切削部15、切削駆動部16、カメラ部
17、切削制御部18、推進部19及び推進制御部20
と機能別に構成され、且つ各々の長さが短く、互いにジ
ョイント21〜25により連結されて構成されているた
めに管路2の半径が3m程度の小さいカーブの箇所でも
容易に走行することができる。更に、管路2が水没して
いるような悪条件でも難無く走行することができる。
され、しかも、切削部15、切削駆動部16、カメラ部
17、切削制御部18、推進部19及び推進制御部20
と機能別に構成され、且つ各々の長さが短く、互いにジ
ョイント21〜25により連結されて構成されているた
めに管路2の半径が3m程度の小さいカーブの箇所でも
容易に走行することができる。更に、管路2が水没して
いるような悪条件でも難無く走行することができる。
【0057】尚、本実施例においては、管路2の切削し
た内面2d’の状態を監視するためにロボット3にカメ
ラ部17を連結した場合について説明したが、切削した
内面を必ずしも監視する必要はなく、従って、かかる場
合にはカメラ部17を連結する必要はない。そして、ロ
ボット3にカメラ部17を連結しない場合には、当該カ
メラ部17の重量分だけ推進部19の負荷が軽減され
る。
た内面2d’の状態を監視するためにロボット3にカメ
ラ部17を連結した場合について説明したが、切削した
内面を必ずしも監視する必要はなく、従って、かかる場
合にはカメラ部17を連結する必要はない。そして、ロ
ボット3にカメラ部17を連結しない場合には、当該カ
メラ部17の重量分だけ推進部19の負荷が軽減され
る。
【0058】尚、切削部15のヘッド31の首振り機構
としては、図37に示すようにヘッド31’の先端31
b’に周方向に等間隔で複数例えば、3個の接触子16
0〜162を設け、各作動子160a、161a、16
2aの先端にローラ163〜165を取り付けて管路の
内面に転動可能に当接させ、当該管路のカーブ等の状態
を検出して油圧機構(図示せず)を駆動させ、ヘッド3
1’を首振り制御するように構成してもよい。
としては、図37に示すようにヘッド31’の先端31
b’に周方向に等間隔で複数例えば、3個の接触子16
0〜162を設け、各作動子160a、161a、16
2aの先端にローラ163〜165を取り付けて管路の
内面に転動可能に当接させ、当該管路のカーブ等の状態
を検出して油圧機構(図示せず)を駆動させ、ヘッド3
1’を首振り制御するように構成してもよい。
【0059】図38は、切削部15の脚40の他の実施
例を示し、脚40(図6)の外周面にゴム部材41より
も摩擦力の大きい係止部材41’を固着したものであ
る。即ち、切削部15が埋設管2の内面を切削するため
には各脚40と当該埋設管2の内面2d’との間の面圧
を高くして滑らないように支えることが必要であり、図
6においては脚40の外周面に摩擦力の大きいゴム部材
41を固定している。
例を示し、脚40(図6)の外周面にゴム部材41より
も摩擦力の大きい係止部材41’を固着したものであ
る。即ち、切削部15が埋設管2の内面を切削するため
には各脚40と当該埋設管2の内面2d’との間の面圧
を高くして滑らないように支えることが必要であり、図
6においては脚40の外周面に摩擦力の大きいゴム部材
41を固定している。
【0060】埋設管2が完全なコンクリート製の管であ
る場合には強度が高く、当該埋設管2の内面2d’に大
きな面圧を加えることが可能であるが、埋設管が完全な
コンクリート製よりも強度が低い例えば、コンクリート
胴締め石綿管である場合には脚40とその内壁面との間
にコンクリート製の既埋設管と同様な大きな面圧を加え
ることができない。更に、カッタ33を冷却するために
大量の冷却水を供給すると管の強度が更に低下する。
る場合には強度が高く、当該埋設管2の内面2d’に大
きな面圧を加えることが可能であるが、埋設管が完全な
コンクリート製よりも強度が低い例えば、コンクリート
胴締め石綿管である場合には脚40とその内壁面との間
にコンクリート製の既埋設管と同様な大きな面圧を加え
ることができない。更に、カッタ33を冷却するために
大量の冷却水を供給すると管の強度が更に低下する。
【0061】そこで、脚40の外周面40cに滑り難い
係止部材41’を固着する。この係止部材41’は、そ
の表面に洗濯板のように、前後(矢印F、R)方向に沿
い、周方向に平行な連続した凹凸例えば、三角波状をな
す係止部41’aが形成されている。係止部41’a
は、余り細かいと目詰まりし易く、粗過ぎると内壁面を
傷め易くなる。従って、係止部41’aの大きさ即ち、
高さやピッチ等は既埋設管の材質、必要な面圧等に応じ
て設定することが好ましい。かかる形状の係止部材4
1’は、硬度の高い金属例えば、クロムモリブデン鋼
(SCM)により一体に形成され、更に、表面に焼入が
施されて高硬度(例えば、HRC50程度)とされてい
る。
係止部材41’を固着する。この係止部材41’は、そ
の表面に洗濯板のように、前後(矢印F、R)方向に沿
い、周方向に平行な連続した凹凸例えば、三角波状をな
す係止部41’aが形成されている。係止部41’a
は、余り細かいと目詰まりし易く、粗過ぎると内壁面を
傷め易くなる。従って、係止部41’aの大きさ即ち、
高さやピッチ等は既埋設管の材質、必要な面圧等に応じ
て設定することが好ましい。かかる形状の係止部材4
1’は、硬度の高い金属例えば、クロムモリブデン鋼
(SCM)により一体に形成され、更に、表面に焼入が
施されて高硬度(例えば、HRC50程度)とされてい
る。
【0062】脚40は、矢印Cで示す半径方向に押し出
されて既埋設管2の内壁面2d’に圧接されると、各係
止部41’aが当該内壁面2d’に食い込み、前方(矢
印F方向)、後方(矢印R方向)への滑りが防止され
る。この結果、小さい面圧で大きな摩擦を発生すること
ができ、内壁面2d’との間の面圧を余り高くしなくと
も切削部15を支持することが可能となる。これにより
既埋設管が前述したコンクリート胴締め石綿管のような
場合でも脚40により破損することなくなる。
されて既埋設管2の内壁面2d’に圧接されると、各係
止部41’aが当該内壁面2d’に食い込み、前方(矢
印F方向)、後方(矢印R方向)への滑りが防止され
る。この結果、小さい面圧で大きな摩擦を発生すること
ができ、内壁面2d’との間の面圧を余り高くしなくと
も切削部15を支持することが可能となる。これにより
既埋設管が前述したコンクリート胴締め石綿管のような
場合でも脚40により破損することなくなる。
【0063】尚、係止部材41’の凹凸即ち、係止部4
1’aの形状は、連続した三角波状に限るものではな
く、角錐状の突起を網目のように多数形成してもよい。
また、係止部材41’は、切削部15の脚40の他、推
進部19(図30)の脚132、133にも適用しても
よい。このように切削部15及び推進部19の脚40、
132、133に係止部材41’を適用することにより
既埋設管との面圧を低くすることができ、これに伴い制
御系の油圧を低くすることが可能となり、制御系の軽量
化、小型化等が可能となる。
1’aの形状は、連続した三角波状に限るものではな
く、角錐状の突起を網目のように多数形成してもよい。
また、係止部材41’は、切削部15の脚40の他、推
進部19(図30)の脚132、133にも適用しても
よい。このように切削部15及び推進部19の脚40、
132、133に係止部材41’を適用することにより
既埋設管との面圧を低くすることができ、これに伴い制
御系の油圧を低くすることが可能となり、制御系の軽量
化、小型化等が可能となる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
筒の先端にジョイントを介して回転可能且つ首振り可能
に取り付けられ且つ先端に管路の内面を切削して拡径す
るカッタが設けられたヘッドと、前記内筒に外嵌されて
当該内筒を進退可能に支持するシリンダ機構と、前記内
筒の外周に拡径可能に配設され前記拡径された管路の内
面に圧接して当該内筒を支持する支持機構とを有する切
削部と、前記切削部に連結され前記カッタを回転駆動す
る油圧モータを有する切削駆動部と、前記切削駆動部に
連結され前記切削部のシリンダ機構と支持機構とを制御
する切削制御部と、前記切削制御部に連結され内筒の前
後両端の外周に夫々拡径可能に配設されて前記拡径され
た管路の内面に圧接して当該内筒を支持する支持機構
と、前記内筒に外嵌されて当該内筒を進退可能に支持し
前記前後の各支持機構と協働して前記拡径された管路内
を推進するシリンダ機構とを有する推進部と、前記推進
部に連結され当該推進部の各支持機構とシリンダ機構と
を制御する推進制御部とを備え、前記管路内を当該管路
に沿って自走しながら内面を切削して拡径する構成とし
たことにより、小口径の既埋設管をそのままの状態で拡
径することができ、しかも、半径の小さいカーブでも容
易に走行しながら切削することが可能であり、長距離に
亘り連続的に内面の切削を行なうことがでる。この結
果、工事費を大幅に低減させることが可能となり、しか
も交通規制等を行なうことなく工事を行なうことが可能
である等の優れた効果がある。
筒の先端にジョイントを介して回転可能且つ首振り可能
に取り付けられ且つ先端に管路の内面を切削して拡径す
るカッタが設けられたヘッドと、前記内筒に外嵌されて
当該内筒を進退可能に支持するシリンダ機構と、前記内
筒の外周に拡径可能に配設され前記拡径された管路の内
面に圧接して当該内筒を支持する支持機構とを有する切
削部と、前記切削部に連結され前記カッタを回転駆動す
る油圧モータを有する切削駆動部と、前記切削駆動部に
連結され前記切削部のシリンダ機構と支持機構とを制御
する切削制御部と、前記切削制御部に連結され内筒の前
後両端の外周に夫々拡径可能に配設されて前記拡径され
た管路の内面に圧接して当該内筒を支持する支持機構
と、前記内筒に外嵌されて当該内筒を進退可能に支持し
前記前後の各支持機構と協働して前記拡径された管路内
を推進するシリンダ機構とを有する推進部と、前記推進
部に連結され当該推進部の各支持機構とシリンダ機構と
を制御する推進制御部とを備え、前記管路内を当該管路
に沿って自走しながら内面を切削して拡径する構成とし
たことにより、小口径の既埋設管をそのままの状態で拡
径することができ、しかも、半径の小さいカーブでも容
易に走行しながら切削することが可能であり、長距離に
亘り連続的に内面の切削を行なうことがでる。この結
果、工事費を大幅に低減させることが可能となり、しか
も交通規制等を行なうことなく工事を行なうことが可能
である等の優れた効果がある。
【図1】本発明に係る小口径管拡径ロボットによる小口
径の既埋設管の拡径工事の概要を示す図である。
径の既埋設管の拡径工事の概要を示す図である。
【図2】本発明に係る小口径管拡径ロボットの一実施例
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図3】図2のロボット3の切削部15の断面図であ
る。
る。
【図4】図3の外筒38の後端の断面図である。
【図5】図3の脚40の平面図である。
【図6】図5の矢線VI−VIに沿う断面図である。
【図7】図5の端面図である。
【図8】図3の脚42の側面図である。
【図9】図8の端面図である。
【図10】図3の脚の作動を示す図である。
【図11】図3の脚の作動を示す図である。
【図12】図3の後方端面図である。
【図13】図3のカッタ33の正面図である。
【図14】図13の矢線XIV−XIVに沿う断面図で
ある。
ある。
【図15】図3の脚40が引っ込んだ状態を示す図であ
る。
る。
【図16】図3の脚40が張り出した状態を示す図であ
る。
る。
【図17】図2のロボット3の切削駆動部16の断面図
である。
である。
【図18】図17の後方端面図である。
【図19】図17の矢線XIX−XIXに沿う断面図で
ある。
ある。
【図20】図17の前方端面図である。
【図21】図2のロボット3のカメラ部17の断面図で
ある。
ある。
【図22】図21の後方端面図である。
【図23】図21の前方端面図である。
【図24】図2のロボット3の切削駆動部18の断面図
である。
である。
【図25】図24の後方端面図である。
【図26】図24の前方端面図である。
【図27】図24の矢線XXVII−XXVIIに沿う
断面図である。
断面図である。
【図28】図24の矢線XXVIII−XXVIIIに
沿う断面図である。
沿う断面図である。
【図29】図24の矢線XXIX−XXIXに沿う断面
図である。
図である。
【図30】図2のロボット3の推進部19の断面図であ
る。
る。
【図31】図30の後方端面図である。
【図32】図30の前方端面図である。
【図33】図30の前進走行動作を示す図である。
【図34】図2のロボット3の推進制御部20の断面図
である。
である。
【図35】図34の後方端面図である。
【図36】図34の前方端面図である。
【図37】図3の切削部15のヘッドの先端の他の実施
例を示す一部拡大図である。
例を示す一部拡大図である。
【図38】図3の切削部の脚40の他の実施例を示す断
面図である。
面図である。
1 道路 2 既埋設管 3 小口径管拡径ロボット 15 切削部 16 切削駆動部 17 カメラ部 18 切削制御部 19 推進部 20 推進制御部 30 切削部本体 31 ヘッド 32 ジョイント 33 カッタ 40 132、133 脚 41 ゴム部材 41’ 係止部材 50、51 ダイヤモンドビット 55 油圧モータ 85 カメラ 105 電磁弁 106、107、145〜147 サーボ弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和泉 正一郎 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 田中 洋 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 松田 和彦 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 徹男 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 安藤 幸雄 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 内筒の先端にジョイントを介して回転可
能且つ首振り可能に取り付けられ且つ先端に管路の内面
を切削して拡径するカッタが設けられたヘッドと、前記
内筒に外嵌されて当該内筒を進退可能に支持するシリン
ダ機構と、前記内筒の外周に拡径可能に配設され前記拡
径された管路の内面に圧接して当該内筒を支持する支持
機構とを有する切削部と、前記切削部に連結され前記カ
ッタを回転駆動する油圧モータを有する切削駆動部と、
前記切削駆動部に連結され前記切削部のシリンダ機構と
支持機構とを制御する切削制御部と、前記切削制御部に
連結され内筒の前後両端の外周に夫々拡径可能に配設さ
れて前記拡径された管路の内面に圧接して当該内筒を支
持する支持機構と、前記内筒に外嵌されて当該内筒を進
退可能に支持し前記前後の各支持機構と協働して前記拡
径された管路内を推進するシリンダ機構とを有する推進
部と、前記推進部に連結され当該推進部の各支持機構と
シリンダ機構とを制御する推進制御部とを備え、前記管
路内を当該管路に沿って自走しながら内面を切削して拡
径することを特徴とする小口径管拡径ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16077192A JPH05171893A (ja) | 1991-07-24 | 1992-06-19 | 小口径管拡径ロボット |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18465791 | 1991-07-24 | ||
JP3-184657 | 1991-07-24 | ||
JP16077192A JPH05171893A (ja) | 1991-07-24 | 1992-06-19 | 小口径管拡径ロボット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05171893A true JPH05171893A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=26487166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16077192A Pending JPH05171893A (ja) | 1991-07-24 | 1992-06-19 | 小口径管拡径ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05171893A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07178609A (ja) * | 1993-12-22 | 1995-07-18 | Chubu Electric Power Co Inc | 小口径管拡径ロボット |
CN105697023A (zh) * | 2016-02-05 | 2016-06-22 | 清华大学 | 一种隧道地质勘探方法、系统及微型掘进机 |
CN112196569A (zh) * | 2020-09-30 | 2021-01-08 | 清华大学 | 一种地下工程用智能钻孔装置及掘进机 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP16077192A patent/JPH05171893A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07178609A (ja) * | 1993-12-22 | 1995-07-18 | Chubu Electric Power Co Inc | 小口径管拡径ロボット |
CN105697023A (zh) * | 2016-02-05 | 2016-06-22 | 清华大学 | 一种隧道地质勘探方法、系统及微型掘进机 |
CN112196569A (zh) * | 2020-09-30 | 2021-01-08 | 清华大学 | 一种地下工程用智能钻孔装置及掘进机 |
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