JPH05171872A - 袖飾り付きドア - Google Patents

袖飾り付きドア

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JPH05171872A
JPH05171872A JP34392491A JP34392491A JPH05171872A JP H05171872 A JPH05171872 A JP H05171872A JP 34392491 A JP34392491 A JP 34392491A JP 34392491 A JP34392491 A JP 34392491A JP H05171872 A JPH05171872 A JP H05171872A
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door
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sleeve decoration
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Ryoichi Hozumi
良一 穂積
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Tostem Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】比較的廉価に実施できる袖飾りの枠体の電食防
止手段を備えた袖飾り付きドアを提供する。 【構成】ステンレス製のドア下枠2上に、アルミニウム
合金製枠体を有する袖飾り6を取付ける。袖飾り6の下
桟9の下部に下縁材13を設け、下縁材13をドア下枠
2上に接触させて取付ける。下縁材13と袖飾り6の枠
体とを結合部材20を介して電気的に絶縁して結合す
る。袖飾り6の枠体をドア下枠2と電気的に絶縁して取
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、玄関や勝手口等に設置
される袖飾り付きドアに係り、特にその袖飾りの枠体の
電食防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】高級ドアにおいては、四方のサッシがす
べてアルミニウム合金製の通常のサッシと異なり、強度
が要求される下枠がステンレス製で、上枠、左右の縦枠
および袖飾りの枠がアルミニウム合金でなる場合が通常
である。
【0003】このようなドアにおいては、下枠のステン
レスと他の枠部材であるアルミニウム合金との間に電位
差があるので、両者が接触していると、アルミニウム合
金製の枠部材に電食が起きることが知られている。
【0004】そこで、本出願人は、この問題点を解決す
るため、特開平1−256684号において、下枠と左
右の縦枠との間に絶縁材により電気的に絶縁させて結合
した枠組立装置を提案した。
【0005】一方、ドアのうち、袖飾り付きのものは、
袖飾りのアルミニウム合金製枠体が下枠の上に載置され
るものであり、枠体が下枠より高位置にあって、電食が
起こり難い構造であるため、近年まで下枠上に袖飾りの
枠体については下枠上に該袖飾りの枠体を下縁材を介し
て載置する構造をとってきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし近年において
は、塩分含有率の高い海砂を使用してコンクリートによ
る下枠基礎部分を施工していることが多いので、袖飾り
の枠体が電食を受ける事態も発生している。
【0007】本発明は、上記した実情に鑑み、比較的廉
価に実施できる袖飾りの枠体の電食防止手段を備えた袖
飾り付きドアを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ステンレス製のドア下枠上に、アルミニウ
ム合金製枠体を有する袖飾りを取付けてなる袖飾り付き
ドアにおいて、前記袖飾りの下桟の下部に下縁材を設
け、該下縁材をドア下枠上に接触させて取付け、該下縁
材と前記袖飾りの枠体とを結合部材を介して電気的に絶
縁して結合し、かつ該袖飾りの枠体を前記ドア下枠と電
気的に絶縁して取付けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明は、上記構成を有するので、下縁材は下
枠との作用で電食を起こしたとしても、これが袖飾りの
下桟で覆われているため、外観上電食部分は目視できな
い。また、袖飾りの枠体は下縁材やステンレス製下枠と
電気的に絶縁されているので、電食を起こさない。
【0010】
【実施例】図1(A)は本発明による袖飾り付きドアの
一実施例を室外側から見た図、(B)はその袖飾りの正
面図である。図中1はヒンジ16によりドア枠に取付け
られるドア本体、2はステンレス製の下枠である。3、
4は左右の縦枠、5は上枠であり、これらの枠3〜5は
アルミニウム合金製である。下枠2は、図1(A)のE
−E断面図である図2(A)に示すように、下方に突出
したアンカー2aを一体に有し、そのアンカー2aをコ
ンクリート基礎(図示せず)に埋め込んで固定される。
また、下枠2の両端は、左右の縦枠3、4に対して、例
えば前記特開平1−256684号公報で開示したよう
に、絶縁材を使用して電気的に絶縁して結合するが、本
発明の要旨から逸脱するので詳細を省く。
【0011】図1(A)、(B)および図1(B)のF
−F断面図である図2(B)において、6は前記枠2〜
5で方形に組まれた枠体内の片側に組み込まれる袖飾り
である。該袖飾り6は、左右の縦桟7、8間に下桟9、
上桟10、複数の中桟11および上縁材14をビス止め
により固定する(図2(B)の15はビス止め用タッピ
ングホールである)と共に、これらの桟の間にパネル1
2を組み込んでなる。13は袖飾りの下縁材である。袖
飾り6の桟7〜11および縁材13、14はアルミニウ
ム合金製である。
【0012】下縁材13は上縁材14と異なり、図3に
示す樹脂製絶縁材でなる結合部材20および固定具21
を用いて、袖飾り6の左右の縦桟7、8に電気的に絶縁
して結合される。すなわち、該結合部材20は、図3
(A)の水平断面図、同(B)の縦桟側より見た図、同
(C)の平面図、同(D)の嵌合部側より見た図に示す
ように、本実施例の結合部材20は、下縁材13への嵌
合部22と鍔部23とを有し、また、固定具21をねじ
込むための先端部が小径となるテーパー穴24を有し、
結合部材20の外周面よりテーパー穴24に至るスリッ
ト25を設けてなる。
【0013】そして、縦桟7、8と下縁材13との結合
は、前記図2(B)、図3(A)、図1(B)のG−G
断面図である図4(A)に示すように、結合部材20の
嵌合部22を下縁材13の端部に嵌合し、鍔部23を下
縁材13の端面と縦桟7、8との間に介在させ、固定具
21としてのビスを縦桟7、8に設けた孔より挿通して
テーパー穴24へねじ込むことにより、前記結合部材2
0の嵌合部22が拡大されて前記下縁材13の内面に圧
接され抜け止めされる。固定具21としては、ビス以外
に、テーパー穴24に圧入するリベット等を用いること
ができる。
【0014】このように、下縁材13は結合部材20お
よび固定具21を介して縦桟7、8に結合される。ま
た、図2(B)に示すように、下縁材13の室内側には
取付け片13aを有し、取付け片13aと本体部分との
間にV字形溝13bを有し、該溝13bに下桟9の室内
側下縁9aが嵌め込まれて下縁材13を下桟9により覆
った形で、しかも下桟9および縦桟7、8の下面より下
縁材13の下面が下方に突出した形で組合わされる。
【0015】このようにして組合わされた袖飾り6のド
ア枠体への取付けは、図2(A)に示すように、下縁材
13を下枠2上に載せ、下縁材13の取付け片13aを
下枠2の室内側に設けた水平突出部2bの下にもぐらせ
てビス等の固定具28により固定し(26は取付け片1
3aと下枠2との間に介在させたゴム製シール材であ
る)、上縁材14の取付け片14aを上枠5にビス等の
固定具28により固定し、また、図1(A)のH−H断
面図である図4(B)に示すように、前記縦桟7に組合
わされるアルミニウム合金製の縁材27を前記縦枠3に
ビス等の固定具28により固定して取付ける。
【0016】このような取付け構造においては、下縁材
13は下枠2に接触しており、下縁材13の端部切断面
のアルマイトで覆われていない部分で下枠2に電気的に
接続されるが、下縁材13は袖飾り6の桟7、8とは電
気的に絶縁される。なお、図2(B)に示したように、
下縁材13の溝13bに下桟9の室内側下縁9aが嵌め
込まれているが、下桟9の端部切断面以外の表面にはア
ルマイトが形成されているので、下桟9と下縁材13と
が電気的に接続されることはない。
【0017】したがって、下枠2と下縁材13との間に
塩分を含んだ水分が浸入すると、下縁材13に電食が起
きることがある。しかし、袖飾り6の下桟9、縦桟7、
8は、下枠2に対して電気的に絶縁されているので、電
食が起きない。仮に下縁材13に電食が起きても、下縁
材13は下桟9に覆われているので、外観が損なわれる
ことはない。
【0018】このように、下縁材13と下枠2との電気
的絶縁については配慮せず、下縁材13と袖飾りの枠体
との電気的絶縁を行うことにより、下縁材13と下枠2
との間の固定具25による結合における電気的絶縁を考
慮する必要がなくなり、安価にかつ部品点数少なく実施
できる。
【0019】また、本実施例のように、結合部材20を
下縁材13の端面に嵌合して固定具21により結合する
構造とすることにより、結合に要する部品が小形部品で
良く、また、下縁材13の長さを結合部材20の鍔部2
3の厚み分だけ短くすることにより実施できるので、電
食対策を行わないものと基本構造をほとんど変化させる
ことなく、安価に実施できる。
【0020】また、結合部材20にテーパー穴24およ
びスリット25を設け、固定具21のねじ込みまたは圧
入で結合部材20が拡大され、これにより、結合部材2
0が下縁材13の内面に圧接され抜け止めされるように
したので、下縁材13と縦桟7、8との結合が強固に行
われる。
【0021】以上本発明を実施例により説明したが、上
記実施例以外に、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、袖飾りの構成、袖飾りやドア枠の構造、これらの組
合わせ等について種々の変更、付加が可能である。
【0022】
【発明の効果】請求項1によれば、電食を起こす部材を
袖飾りの下桟に覆われた下縁材に限ったので、電食が起
きても外観が電食によって損なわれることがない。ま
た、袖飾りの下縁材とドア下枠との間の固定具による結
合における電気的絶縁を考慮する必要がないので、安価
にかつ部品点数少なく実施できる。
【0023】請求項2によれば、結合部材を下縁材の端
面に嵌合して固定具により結合する構造としたので、結
合に要する部品が小形部品で良く、また、電食対策を行
わないものと基本構造をほとんど変化させることなく、
安価に実施できる請求項3によれば、結合部材が固定具
により拡大され、下縁材の内面に圧接され抜け止めされ
るようにしたので、下縁材と縦桟との結合が強固に行わ
れる。また、結合部材に対する固定具の取付け作業によ
り結合部材の拡大がなされるので、取付け作業が簡単と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明による袖飾り付きドアの一実施
例を室外側から見た図、(B)はその袖飾りの正面図で
ある。
【図2】(A)は図1(A)のE−E断面図、(B)は
図1(B)のF−F断面図である。
【図3】(A)は本実施例の結合部材の水平断面図、
(B)は該結合部材を縦桟側より見た図、(C)は該結
合部材の平面図、(D)は該結合部材を嵌合部側より見
た図である。
【図4】(A)は図1(B)のG−G断面図、(B)は
図1(A)のH−H断面図である。
【符号の説明】
1 ドア本体 2 下枠 3、4 縦枠 5 上枠 6 袖飾り 7、8 縦桟 9 下桟 10 上桟 11 中桟 12 パネル 13 下縁材 13a 取付け片 14 上縁材 20 結合部材 21、28 固定具 22 嵌合部 23 鍔部 24 テーパー穴 25 スリット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステンレス製のドア下枠上に、アルミニウ
    ム合金製枠体を有する袖飾りを取付けてなる袖飾り付き
    ドアにおいて、前記袖飾りの下桟の下部に下縁材を設
    け、該下縁材をドア下枠上に接触させて取付け、該下縁
    材と前記袖飾りの枠体とを結合部材を介して電気的に絶
    縁して結合し、かつ該袖飾りの枠体を前記ドア下枠と電
    気的に絶縁して取付けたことを特徴とする袖飾り付きド
    ア。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記下縁材の両端に樹
    脂製結合部材を嵌入し、前記袖飾りの枠体を構成する縦
    桟と前記結合部材とを固定具により結合したこと特徴と
    する袖飾り付きドア。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記結合部材に先端部
    が小径となるテーパー穴および該結合部材の外周面より
    テーパー穴に至るスリットを設け、前記縦桟と下縁材と
    の結合用固定具の前記テーパー穴へのねじ込みまたは圧
    入により前記結合部材が拡大されて前記下縁材に圧接さ
    れ抜け止めされること特徴とする袖飾り付きドア。
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