JPH0517078B2 - - Google Patents

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JPH0517078B2
JPH0517078B2 JP1150069A JP15006989A JPH0517078B2 JP H0517078 B2 JPH0517078 B2 JP H0517078B2 JP 1150069 A JP1150069 A JP 1150069A JP 15006989 A JP15006989 A JP 15006989A JP H0517078 B2 JPH0517078 B2 JP H0517078B2
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JP
Japan
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chamber
valve
cylinder
outboard motor
working fluid
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JP1150069A
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JPH0270596A (ja
Inventor
Takashi Iwashita
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Yamaha Marine Co Ltd
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Sanshin Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd, Sanshin Kogyo KK filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP1150069A priority Critical patent/JPH0270596A/ja
Publication of JPH0270596A publication Critical patent/JPH0270596A/ja
Publication of JPH0517078B2 publication Critical patent/JPH0517078B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Actuator (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は船外機のチルトロツク装置に関する。
(従来技術) 船外機のチルトロツク装置は次のような基本的
機能を満足する必要がある。
即ち、先ず第1に後進時プロペラの回転に伴つ
て発生する推力によつて船外機が跳ね上がらない
ようその掛止状態を保持すること。
第2に減速時或いは制動時船外機が水の抵抗に
よつて跳ね上がらないようその掛止状態を保持す
ること。
第3に走行時船外機が流木等の障害物に衝突し
た際、船外機を変位させてその損傷を防止できる
よう掛止状態が自動的に解除されること。
第4に浅瀬走行或いは陸揚げするために船外機
を引き揚げる所謂チルトアツプ操作を行う場合、
掛止状態を解除できること。
しかるに、従来のチルトロツク装置は上記基本
的機能を満足するためにリンクやバネを多用し、
しかも多数の掛止機構を備え、部品点数がいたず
らに増大して構造が複雑であつた。
また、略垂直状態まで下げられている船外機を
チルトアツプする際には、船外機の自重に伴なつ
てかなり大きなチルトアツプ荷重が加わる状態と
なるので、チルトアツプ操作を行なうのも大変で
ある。
さらに、上記した様に走行時船外機が流木等の
障害物に衝突した際の衝撃力は船外機を損傷させ
る危険性がある程大きなものであり、従つて、衝
突時における衝撃力はできるだけ効果的且つ確実
に緩和されることが望ましい。
また、チルトロツク装置を備える従来の船外機
の中には船外機のクランクブラケツトとスイベル
ブラケツトとの間に油を収容したシリンダを設
け、油圧回路により上記シリンダの伸縮動作を制
御することにより上記した機能を発揮するように
構成したものがある。
例えば、特開昭51−131092号や特開昭49−
126097号がそれである。
前者のチルトロツク装置はシリンダと共に作動
気体を収容するタンクを備え、これらを油圧回路
を介して連絡することにより、上記した機能を具
備せしめている。
しかし、上記したものはシリンダの他にタンク
を必要とするのでコスト高を招くと共に、船外機
を取外し保管する際に船外機本体の姿勢を変化さ
せるとタンク内に収容した気体が油圧回路を介し
てシリンダの一室、即ち船外機を跳ね上げる際に
シリンダロツド内端のピストンにより圧縮される
側の一室に流れ込んでしまう不具合があつた。
そして、上記したようにシリンダ内の一室に気
体が混入すると、再び船外機を船体に取付け船走
する場合、その気体が後進時に圧縮され、その
分、船外機が跳ね上がつて船の後進走行が不安定
になる不具合を生じる。
また、後者のものも同様なシリンダを備え、該
シリンダ内の一室に気体を収容し、シリンダ内の
一室と他室とを常時連通させるように構成してあ
る。
従つて、上記したものと同様に、後進時にシリ
ンダ一室内の気体が圧縮される上、作動液体が他
室側に移動する為に僅かな後進スラストにより船
外機が跳ね上がつてしまう問題があつた。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は叙上事情に鑑みなされたものであり、
その課題は、上記したチルトロツク装置の基本機
能とチルトアツプ操作を行なう際の荷重を低減せ
しめる機能を簡素な構成によつて具備させること
である。
また、これと同時に、後進スラストにより生じ
る船外機の跳ね上がりを防止することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記した課題を解決する為に請求項1の船外機
のチルトロツク装置は、船体に掛止して取付ける
クランプブラケツトと船外機本体を取付支持して
上記クランプブラケツトに対して上下回動自在に
軸支されるスイベルブラケツトとの一方に回動自
在に支持され作動流体を収容するシリンダと、こ
のシリンダに進入及び退出自在に挿入され前記両
ブラケツトの残る一方に回動自在に支持されるロ
ツドと、該ロツドの内端に連結されシリンダに摺
動自在に嵌め合つて該シリンダ内を上記ロツドに
退出方向の外力が作用した際に膨張する第1室と
逆に圧縮される第2室との二つの室に区画するピ
ストンと、上記第1室と第2室との間を連通する
複数の連通路の一つである第1連通路に配置さ
れ、第1室から第2室への作動流体の移動を阻止
すると共に第2室の圧力が所定以上上昇した時に
開弁し、第2室から第1室への作動流体の移動を
許容する逆止弁と、第1連通路以外の連通路に設
けられ、第2室から第1室への作動流体の移動を
阻止する状態と移動を許容する状態とを切換選択
する弁機構とを備え、上記シリンダ内の第1室、
第2室よりなる作動流体の収容部内に作動流体と
して、作動液体を収容すると共に、第1室内にの
み作動気体を収容したものである。
請求項2のチルトロツク装置は、弁座に着座し
て第1室側へ向けて開弁する弁体と、この弁体を
開弁側と閉弁側とに移動させるよう切換操作する
操作部材、及び上記弁体を所定の圧力で着座方向
に押圧しながら支持し、且つ第2室の圧力が所定
以上に上昇した時にその圧力により弁体を開弁方
向へ向けて他動的に退動させる弁支持体から弁機
構を構成したものである。
請求項3のチルトロツク装置は、連通路端部の
開口をシリンダの収容部内における作動気体と作
動液体との境界の変動範囲よりも作動液体側に配
置したものである。
また、請求項4のチルトロツク装置は、シリン
ダの第1室内に対して摺動可能に内装され、第1
室内を少なくともピストン側と反ピストン側とに
区画する遊離ピストンを備え、第1室内の反ピス
トン側のみに作動気体を収容し、上記遊離ピスト
ンの摺動範囲を規制するストツパーを有し、且
つ、連通路端部の第1室側口を摺動規制される遊
離ピストンにより区画される第一室内のピストン
側に配置したものである。
(実施例) 本発明実施の一例を図面により説明すると、第
1図においてAは船体、Bは船外機、bは船外機
本体、1はプロペラである。
上記船外機本体bはアツパーケーシングb1とロ
ワーケーシングb2とにより構成され、そのアツパ
ーケーシングb1がクランプブラケツト2及びスイ
ベルブラケツト3を介して船体Aに取付支持され
ている。
前記両ブラケツト2,3を第2図及び第3図に
拡大して示す。
クランプブラケツト2は船体Aの船尾a上端部
に嵌め合つてそれを内外から挾持するように固定
されている。
4はクランプブラケツト2の下部に前後に間隔
をおいて複数個開穿された挿着孔であり、ピン5
が選択的に挿着されるようになつている。
一方、スイベルブラケツト3はその上端部がク
ランプブラケツト2上部に回動自在に軸支され、
該ブラケツト2の内側にゆるく嵌め合うと共に後
縁に船外機本体bのアツパーケーシングb1が取付
固定されている。
従つて、上記スイベルブラケツト3の軸支点を
中心にして船外機Bが回動自在とされる。
6はスイベルブラケツト3の下部前縁に切欠形
成された係止部であり、この係止部6を介してス
イベルブラケツト3が上記ピン5に係止され、前
方即ち船体A側への回動を規制されるようになつ
ている。
従つて、前進時船外機Bがその推力により船体
A側へ移動しようとしても、上記スイベルブラケ
ツト3がピン5に係止されることによりその移動
が規制される。
また、ピン5を他の挿着孔4に差し換えること
によつてスイベルブラケツト3の係止位置が変更
され、それに伴つて船外機Bの取付角度が変更さ
れる。
7はスイベルブラケツト3の上部に回動自在に
軸支された係止レバーであり、L字形に屈曲して
いる。
この係止レバー7は船外機Bの引き上げに伴つ
てスイベルブラケツト3が上方へ回動した際下端
がクランプブラケツト2の上縁に係合され、スイ
ベルブラケツト3を係止して船外機Bの引き上げ
状態を保持するようにする。
8は前記両ブラケツト2,3の一方例えばスイ
ベルブラケツト3に回動自在に取付支持されたシ
リンダであり、ロツド11及びピストン12が嵌
挿されるがその構造を第4図乃至第6図に拡大し
て示す。
シリンダ8はその内部に作動流体として油9を
収容すると共に、この油9と境を接して上方にチ
ツ素ガス等の不活性ガス10が封入されている。
ロツド11はシリンダ8に進入及び退出自在に
挿入され、その外端が上記両ブラケツト2,3の
残る一方即ちクランプブラケツト2に回動自在に
取付支持されている。
ピストン12はロツド11の内端に連結されて
シリンダ8に摺動自在に嵌め合い、シリンダ8内
を二つの室、即ちロツド11が退出した際に膨張
する第1室8aと逆に圧縮される第2室8bに区
画し、この両室8a,8bでもつて作動流体の収
容部を構成している。
その第1室8aは上記不活性ガス10及び油9
が収容され、第2室8bは油9のみが収容され
る。
上記した様に、シリンダ8内の第1室8a上部
を利用して不活性ガス10を収容することによれ
ば、例えば不活性ガス10を収容する気体用のシ
リンダを別に設けたものと比較すると、気体用シ
リンダが不用になる分部品点数を低減することが
できる。
13,14は前記ピストン12に形成された通
路であり、上記両室8a,8bを連絡するように
する。
15,16は前記通路13,14に設けられた
逆止弁であり、各通路13,14において油9の
一方向の流動のみを許容するようになつている。
その一方即ち第4図において左側の逆止弁15
は第2室8bの圧力が所定以上上昇した際に開弁
して該室8bから第1室8aへの油9の流動を許
容するもので、通路13の途中に形成された弁座
17とそれに対応する球状の弁体29とからなつ
ている。
19は支持部材20を介して前記本体18を閉
弁方向に付勢するバネであり、このバネ19のバ
ネ力よりも第2室8bの圧力が上昇した際に弁体
18が開動し、逆止弁15が開弁されるようにな
つている。
残る一方即ち第4図において右側の逆止弁16
は第1室8aから第2室8bへの油9の流動を許
容するもので、前記逆止弁15と同様に弁座21
と弁体22とからなつている。
23は前記弁体22の開弁状態を保持するバネ
であり、そのバネ力が上記バネ19のそれよりも
弱く設定されている。
24は前記ピストン12をバイパスして第1室
8aと第2室8bを連絡する連通路であり、シリ
ンダ8の外周部にその軸線方向に沿つて一体に形
成されている。
この連通路24はその下部において小通路25
を介して第2室8bと連通し、上部において同じ
く小通路26を介して第1室8aと連通してい
る。
上記した小通路26は連通路24端部の開口と
なるものであり、その開口位置は後述する様に船
外機Bを引き上げてロツド11が限度まで退出し
た状態において膨張し、且つ傾斜する不活性ガス
10と油9との境界よりも油9側、即ちこの場合
においては下位に配置させ、これによつて連通路
24内に不活性ガス10が混入するのを防止して
いる。
尚、連通路24はパイプ等を使用してシリンダ
8と別体に形成してもよい。
そして、上記連通路24の途中に該連通路24
を開閉する開閉装置が設けられるが、この開閉装
置は図示せる例ではシリンダ8外部からの手動に
よる切換操作によつて開閉される切換弁27が使
用されている。
28は第1室8a側の小通路26と連通路24
上端との間に形成された弁室であり、球状の弁体
29が収容されている。
弁体29は弁座30に対応しバネ31によつて
閉弁方向に付勢されている。従つて、切換弁27
は上記したバネ31のバネ力の範囲内で第1室8
aから第2室8bへの油9の移動を抑止する。
そして、上記弁体29を開閉する手段としてピ
ン32、カム33、操作軸34からなる操作機構
が設けられている。
ピン32はその一端が弁体29に係合し、他端
がカム33外周に係合している。
カム33はその外周に切欠部33aを有し、操
作軸34にそれと一体に回動するよう固定されて
いる。
操作軸34はシリンダ8外部へ突出し、外部か
ら回動操作できるようになつている。
尚、この操作軸34にレバー又はワイヤ等を介
して該軸34を遠隔操作により回動させ、切換弁
27を開閉できるようにしてもよい。
35は前記カム33の一側面にバネ36を介し
て圧接係合する球体であり、操作軸34によるカ
ム33の回動に節度をもたせるようにする。
しかして、上記開閉機構はピン32がカム33
の切欠部33aに係合することにより弁体29か
ら離れる方向に変位し、弁体29がバネ31によ
り付勢されて開弁し切換弁27が閉じられる。
そして、この状態から操作軸34を回動操作し
てカム33を回動させることにより、ピストン3
2がカム33の切欠部33aからそれより大径な
部分に乗り上げ、弁体29を押動してそれを開弁
させ切換弁27が開かれる。
斯るチルトロツク装置の作動を第7図乃至第1
1図に示す。
先ず、通常走行時船外機Bの掛止状態を保持す
る場合を第7図に示す。
この場合、ロツド11がシリンダ8内に最大限
進入しピストン12が上方に位置して第1室8a
がせばめられると共に、切換弁27が閉じられて
いる。
この状態で第1室8a内の不活性ガスは圧縮さ
れ、ロツド11の進入に伴う容積の増大を補償し
ている。
そして、斯る状態で後進時における推力によつ
て船外機Bにそれを跳ね上げようとする力が作用
すると、ロツド11がシリンダ8から退出しよう
として第2室8bの圧力が上昇するが、この程度
の圧力上昇では逆止弁15は開かず又連通路24
が閉じられているから、第2室8bの油9が第1
室8aへ流動することはない。
従つて、ロツド11の退出が規制されて船外機
Bの掛止状態が保持される。
これと同様にして減速時或いは制動時において
も船外機Bが跳ね上げられることがなく、掛止状
態を保持する。
次に、浅瀬走行又は陸揚げする際に船外機Bの
掛止状態を解除する場合を第8図及び第9図に示
す。
この場合、切換弁27を切換操作して連通路2
4を開く。
従つて、船外機Bを引き上げるチルトアツプ操
作を行うと、ロツド11がシリンダ8から退出し
てピストン12が下方へ変位し、それに伴つて第
2室8bが縮小され該室8bの油9が連通路24
を介して第1室8aへ流入する。
チルトアツプ操作以前において、船外機Bの自
重はロツド11を介してピストン12を第1室側
へ押し上げて不活性ガス10を圧縮する状態にあ
る。そして、上記の如くチルトアツプ操作によつ
て船外機Bが引上げると、圧縮状態にある不活性
ガス10による反発力がロツド11を退出させる
方向へ働き、それによつて船外機B自体を引き上
げる際の荷重が低減され、その分チルトアツプ操
作を楽に行なうことができる。
また、チルトアツプ操作が行なわれてロツド1
1がシリンダ8から退出するとその退出容積分だ
け第1室8aの不活性ガス10が膨張し、容積の
減少が補償される。
そして、第8図に示す如く船外機Bをロツド1
1の退出限度まで引き上げると、第2室8bの油
9の殆どが第1室8aへ流入し第1室8aの不活
性ガス10が更に膨張するが、この不活性ガス1
0が連通路24へ流入しないよう該連通路24に
おける小通路26は、膨張した不活性ガス10と
油9の境界よりも下位に開口されていて、これに
より、不活性ガス10が連通路24内に混入して
開閉弁27の作動が不安定になるのを防止せしめ
る。
また、第8図に示した状態で切換弁27を閉じ
て船外機Bを離すと、連通路24は閉じられてい
るからそこからは油9は流動しないが、船外機B
の自重によつてロツド11に進入方向の力が作用
し第1室8aの圧力が上昇する。
そして、この第1室8aの圧力上昇によつて逆
止弁16が開弁し、第1室8aの油9が第2室8
bへと流入してロツド11がシリンダ8内へ進入
する。
従つて、このままでは船外機Bが下方へ回動し
てしまうので、船外機Bの引き上げ状態を保持す
るには前記の如く係止レバー7をクランプブラケ
ツト2に係合させるようにする。
次に、船外機Bが流木等の障害物に衝突した際
にその掛止状態が自動的に解除される場合を第1
0図に示す。
この場合、走行時即ち第1図に示した状態で船
外機Bが衝撃を受けると、ロツド11にそれを退
出させる方向の力が作用する。
この力は非常に大きいものであるから第2室8
bの圧力が大きく上昇する。
そして、この第2室8bの圧力上昇に伴つて逆
止弁15が開弁し第2室8bの油9が第1室へと
流入する。
これによつてロツド11がシリンダ8から退出
して船外機Bが跳ね上がり、衝撃が緩和されて船
外機B即ち水中に存する部材であるロワーケーシ
ングb2の損傷が防止される。
次いで、衝撃が解除された後は第11図に示す
如く逆止弁15が閉弁するが、その状態で船外機
Bの自重がロツド11に作用して第1室8aの圧
力が上昇し、それに伴つて逆止弁16が開弁して
第1室8aの油9が第2室8bへと流入する。
これにより、ロツド11がシリンダ8へ進入し
て船外機Bは第1図に示した元の状態に復帰す
る。
また、船外機Bは使用後に保管場所に保管する
場合などに船体Aから脱着されるが、この時、船
外機Bが横倒しされるなどして姿勢が大きく変化
する場合がある。
そして、切換弁27が開弁する状態にあると、
第1室8a内の不活性ガス10が連通路24を通
過して第2室8b内に侵入することになる。
第2室8b内に不活性ガス10が侵入すると、
後進の際に生じるスラスト荷重により第2室8b
内に侵入した不活性ガス10が圧縮させ、その
分、船外機Bが跳ね上がつて船の後進が非常に不
安定になる。
しかし、上記した切換弁27を閉弁させておく
ことによれば、バネ31のばね力の範囲内で 第1室8aと第2室8bとの間の油9の移動を
抑止することができる。
従つて、上記したように船外機Bを船体Aから
取り外した場合にも、第1室8a内の不活性ガス
10が連通路24を経由して第2室8b内に流れ
込む不具合を防止することができる。また、不活
性ガス10の混入により切換弁27の作動が不安
定になることも防止することができる。
次に、第12図にて示す第2実施例を説明す
る。この実施例は、連通路24を切換操作して開
閉する切換弁37を備えると共に、ピストン12
における第1室8a側の端部にそれと嵌め合つて
通路13,14を塞ぐように可動壁49を設ける
と共に、シリンダ8第1室8a内には遊離ピスト
ン50を摺動自在に内嵌し、該遊離ピストン50
を介して不活性ガス10を区画させて収容してあ
る。
遊離ピストン50は係止リング51によつて第
1室8a内における第2室8b側への移動範囲が
連通路24端部の連通位置よりも下側の範囲内に
規制されている。
即ち、遊離ピストン50によつて第1室8a内
における油9と不活性ガス10との間の境界を機
械的に分離せしめると共に、境界となる遊離ピス
トン50よりも油9側に連通路24の端部を連通
させることにより、連通路24端部の第1室8a
との連通位置まで不活性ガス10が膨張しないよ
うにして、連通路24への不活性ガス10の流入
を完全に規制している。
切換弁37は第1、第2の二つの弁室39,4
0と、その各弁室39,40に設けられ夫々弁座
41,42に対応する二つの弁体43,44を備
えている。
前記第1の弁室39はシリンダ8内の第2室8
bと連通し第2の弁室40はガス室38を構成す
るタンク45及びシリンダ8内の第1室8aと連
通している。
弁体43,44は連繋部材46を介して連繋さ
れ、第2の弁室40の弁体44に背部に弾装させ
たバネ47によつて夫々閉弁方向に付勢された状
態で支持されている。
このバネ47のバネ力は逆止弁15のバネ19
のそれと同等又はそれ以上に設定されている。
上記したバネ47はそのバネ力の範囲内におい
て第2室8bから第1室8aへの油9の移動を阻
止すると同時に、第2室8b内の圧力が所定以上
に上昇した際にはその圧力によつて圧縮されて第
1室8a側へ退動し、弁体44を開弁させて第2
室8bから第1室8aへの油9の移動を許容する
ものである。
48は第1の弁室39に進退自在に臨む切換操
作用の操作軸であり、弁体43,44を押動して
開弁させるようにする。
しかして、斯る実施例のものは切換弁37を閉
じることによつて油9の流動が規制され、船外機
Bの掛止状態が保持される。
一方、切換弁37を開いて船外機Bを引き上げ
ると、ロツド11がシリンダ8から退出して第2
室8bの油9が連通路24を介して第1室8aへ
と流入して可動壁49の下方に溜る。そして、こ
の状態即ち船外機Bを引き上げる途中で切換弁3
7を閉じると、連通路24からの油9の流動が規
制されると共に、第1室8a内における油9の圧
力によつて可動壁49がピストン12に嵌め合つ
た状態に保持される。
従つて、通路14から逆止弁16に第1室8a
の圧力が作用しないので逆止弁16は開かず、第
1室8aから第2室8bへの油9の流動が規制さ
れ、船外機Bを所望の引き上げ状態で確実に保持
できる。
一方、船外機Bが障害物に衝突した場合は、第
2室8bの圧力上昇に伴なつて逆止弁15が開弁
し、さらに、第2室8bの圧力がそれと連通路2
4を介して連通する第1の弁室39に作用し、バ
ネ47のバネ力が逆止弁のバネ19と同等である
場合は、該室39の圧力上昇に伴つて弁体44が
開く。
従つて、第2室8bの油9がピストン12の通
路13及び連通路24の両通路を介して第1室8
aへ流入する。
また、バネ47のバネ力が前記バネ19よりも
大きく設定されている場合は、船外機Bが逆止弁
15を開弁させる力よりも大きな衝撃を受けた際
に、逆止弁15の開弁後更に弁体44の開動に伴
つて切換弁37が開き、連通路24からも油9を
流動させることにより衝撃を二段階に緩和でき
る。
また、上記した様に、第2室8bの圧力上昇に
伴つて逆止弁15が開き、第2室の油9が第1室
8aへ移動し、ピストン12と可動壁49の間に
流入して可動壁49を押下げる。
尚、前記した第1実施例のものにおいては、第
1室8a内の不活性ガス10と油9との比重の差
によつて物理的に生じる境界よりも油9側に連通
路24の端部を連通させることによつて、連通路
24内に不活性ガス10が大量に流入するのを防
止しているが、上記したものの様に第1室8a内
の不活性ガス10と油9との境界を遊離ピストン
50によつて分離すれば、第1室8aが圧縮され
た状態においても油9と不活性ガス10とが混じ
り合うことがなく、よつて、不活性ガス10混入
による影響は全く改善される。
また、上記した様に遊離ピストン50によつて
不活性ガス10が完全に区画されることによれ
ば、走行中に船外機Bが流木等に衝突した際にお
ける振動が加わつても連通路24から切換弁37
に流れ込む油9内に不活性ガス10が混入するの
を防止することができるので、逆止弁15及び切
換弁37は衝突するごとに緩和特性がばらつくこ
となく、常に安定した衝撃緩和特性を発揮する。
ちなみに、上記した逆止弁及び切換弁における
緩和特性は、気泡が混入した油がそれらの弁を通
過する際に生じる粘性摩擦の大きさによつて変化
し、その度合はガス泡の混入状態によつて大きく
左右されるものであり、ガス泡が混入しない状態
において同弁の緩和特性が安定するのはガス泡に
よる不安定要素が削除される為である。
(発明の効果) 本発明第1請求項の船外機のチルトロツク装置
は以上に説明した如く構成したものであるから以
下に記載する効果を奏する。
1 シリンダ内の第2室の圧力が所定以上に上昇
した際に開弁する逆止弁を第1連通路に設けて
いるので、通常の走行時に生じる範囲内のバツ
クスラスト荷重を受け止めて、急減速時におけ
る船外機の跳ね上がりを防止する一方、流木等
の障害物に衝突した際においては、急激に上昇
した第2室内の圧力を上記逆止弁から第1室へ
向けて放出させて船外機の跳ね上げを可能に
し、その際に生じる衝撃力を緩和することがで
きる。
2 シリンダ内の第1室に収容する作動流体とし
て作動液体を収容すると共に、第1室内にの作
動気体を収容したものであるから、弁機構を開
弁させて作動流体が連通路内を移動可能な状態
において、シリンダの第1室内に収容される作
動気体は船外機の自重がロツドを介して加わる
ピストンによつて圧縮された状態となる。従つ
て、下位にある船外機を引き上げるチルトアツ
プ操作を行なう際において、上記の如く圧縮さ
れた作動気体による反発力がロツドを退出させ
る方向に働き、その分、チルトアツプ荷重が低
減されるのでチルトアツプ操作を楽に行なうこ
とができる。
3 第1室から第2室への作動流体の移動を阻止
する状態と移動を許容する状態とを切換選択す
る弁機構とを備えているので、例えば船外機の
脱着等により船外機の姿勢が大きく変化してと
しても、上記弁機構を作動液体の移動を抑止す
る状態にしておくことにより、気体シリンダ第
1室から第2室への作動気体の移動を上記弁機
構により抑止して作動気体が第2室内に流込む
のを防止することができる。
よつて、作動気体が第2室に侵入することに
より発生する後進時における船外機の跳ね上が
りを防止することができる。また弁機構の作動
を安定化させることもできる。
4 作動流体と作動気体の収容部をシリンダ内部
の第1室で構成したので、例えば作動気体用の
収容部をシリンダとは別に設けたものと比較す
ると、気体収容シリンダが不要となる分、部品
点数を削減してコストの低減を図ることができ
る。
請求項2のチルトロツク装置においては、弁機
構の弁体が閉弁される状態において、第2室が所
定以上に上昇した時にその圧力により弁体を開弁
方向へ向けて他動的に退動させるものである。従
つて、船外機が流木等の障害物に衝突して第2室
内の圧力が急激に上昇した際において、第2室内
の作動流体を逆止弁に加えて弁機構からも第1室
へ向けて逃がすことができ、これにより船外機を
速やかに跳ね上げ、その時の衝撃力をより効果的
に緩和することができる。
請求項3のチルトロツク装置においては、連絡
路の上部側口をシリンダの収容部内における作動
気体と作動液体との境界の変動範囲よりも作動液
体側に配置したものであるから、スイベルブラケ
ツトの回動に伴なつて変動する船外機の引き上げ
位置や作動気体の圧縮状態に拘らず、連絡路の上
部側口を作動液体内に常時位置させて連絡路内に
作動気体が混入するのを防止せしめ、これにより
逆止弁及び弁機構の作動を安定させることができ
る。
請求項4のチルトロツク装置においては、シリ
ンダ第1室内を遊離ピストンにて区画すると共
に、その反ピストン側に作動気体を収容し、連通
路の端部口をピストン側に配置したものであるか
ら、シリンダ第1室内の作動気体が第2室内に侵
入するのを防止すると同時に、作動液体と作動気
体が混じり合うのを有効に防止して弁機構の作動
を安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置を示す側面図、第2図及び
第3図は装置の拡大側面図、第4図はシリンダの
拡大断面図、第5図は第4図の−線断面図、
第6図は第5図の−線断面図、第7図乃至第
11図は装置の作動説明図、第12図は第2実施
例を示す概略図である。 尚図中、B…船外機、b…船外機本体、A…船
体、2…クランプブラケツト、3…スイベルブラ
ケツト、8…シリンダ、8a…第1室、8b…第
2室、9…油(作動液体)、10…不活性ガス
(作動気体)、11…ロツド、12…ピストン、1
3…通路(第1連通路)、15,16…逆止弁、
27,37…切換弁(弁機構)、29,44…弁
体、47…バネ(弁支持部材)、48…操作軸
(操作部材)、50…遊離ピストン、51…係止リ
ング(ストツパ)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 船体に掛止して取付けるクランプブラケツト
    と船外機本体を取付支持して上記クランプブラケ
    ツトに対して上下回動自在に軸支されるスイベル
    ブラケツトとの一方に回動自在に支持され作動流
    体を収容するシリンダと、このシリンダに進入及
    び退出自在に挿入され前記両ブラケツトの残る一
    方に回動自在に支持されるロツドと、該ロツドの
    内端に連結されシリンダに摺動自在に嵌め合つて
    該シリンダ内を上記ロツドに退出方向の外力が作
    用した際に膨張する第1室と逆に圧縮される第2
    室との二つの室に区画するピストンと、上記第1
    室と第2室との間を連通する複数の連通路の一つ
    である第1連通路に配置され、第1室から第2室
    への作動流体の移動を阻止すると共に第2室の圧
    力が所定以上上昇した時に開弁し、第2室から第
    1室への作動流体の移動を許容する逆止弁と、第
    1連通路以外の連通路に設けられ、第2室から第
    1室への作動流体の移動を阻止する状態と移動を
    許容する状態とを切換選択する弁機構とを備え、
    上記シリンダ内の第1室、第2室よりなる作動流
    体の収容部内に作動流体として、作動液体を収容
    すると共に、第1室内にのみ作動気体を収容した
    船外機のチルトロツク装置。 2 弁座に着座して第1室側へ向けて開弁する弁
    体と、この弁体を開弁側と閉弁側とに移動させる
    よう切換操作する操作部材、及び上記弁体を所定
    の圧力で着座方向に押圧しながら支持し、且つ第
    2室の圧力が所定以上に上昇した時にその圧力に
    より弁体を開弁方向へ向けて他動的に退動させる
    弁支持体から弁機構を構成した請求項1記載の船
    外機のチルトロツク装置。 3 連通路端部の開口をシリンダの収容部内にお
    ける作動気体と作動液体との境界の変動範囲より
    も作動液体側に配置した請求項1又は請求項2の
    船外機のチルトロツク装置。 4 シリンダの第1室内に対して摺動可能に内装
    され、第1室内を少なくともピストン側と反ピス
    トン側とに区画する遊離ピストンを備え、第1室
    内の反ピストン側のみに作動気体を収容し、上記
    遊離ピストンの摺動範囲を規制するストツパーを
    有し、且つ、連通路端部の第1室側口を摺動規制
    される遊離ピストンにより区画される第一室内の
    ピストン側に配置した請求項1又は2記載のチル
    トロツク装置。
JP1150069A 1989-06-12 1989-06-12 船外機のチルトロック装置 Granted JPH0270596A (ja)

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