JPH05170650A - 医薬組成物およびその製造方法 - Google Patents
医薬組成物およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH05170650A JPH05170650A JP3354563A JP35456391A JPH05170650A JP H05170650 A JPH05170650 A JP H05170650A JP 3354563 A JP3354563 A JP 3354563A JP 35456391 A JP35456391 A JP 35456391A JP H05170650 A JPH05170650 A JP H05170650A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cyclodextrin
- dideoxypurine
- ribonucleoside
- derivative
- amino
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 サイクロデキストリンまたはサイクロデキス
トリン誘導体を下記式[I]または下記式[II]に混合
することにより、溶液中での安全性を改善した医薬組成
物。さらにサイクロデキストリンまたはサイクロデキス
トリン誘導体を下記式[I]に混合することにより、水
に対する溶解性を改善した医薬組成物。 [式中 X=SH、OH、NH2 、F、Cl、Br又は
I] [式中 X=SH、OH、NH2 、F、Cl、Br又は
I]
トリン誘導体を下記式[I]または下記式[II]に混合
することにより、溶液中での安全性を改善した医薬組成
物。さらにサイクロデキストリンまたはサイクロデキス
トリン誘導体を下記式[I]に混合することにより、水
に対する溶解性を改善した医薬組成物。 [式中 X=SH、OH、NH2 、F、Cl、Br又は
I] [式中 X=SH、OH、NH2 、F、Cl、Br又は
I]
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶解性と安定性に優れ
た医薬組成物とその製造方法に関するものである。
た医薬組成物とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】2−ア
ミノ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド
誘導体および2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレ
オシド誘導体は試験管内で強力なAIDSウイルス増殖
抑制作用を有する。
ミノ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド
誘導体および2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレ
オシド誘導体は試験管内で強力なAIDSウイルス増殖
抑制作用を有する。
【0003】しかしながら上記の2−アミノ−2´,3
´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体は水に対
する溶解性に劣るため、溶解媒としてジメチルスホキシ
ドやアルコール類を用いるか、プロピレングリコール等
の高分子溶解助剤を用いる必要がある。ところがこのよ
うに溶解のために溶媒、または溶解助剤を用いた場合に
は服用時に不快感を伴うとともに、副作用等にも注意す
る必要がある。また、これらを用いず、粉剤として服用
した場合には、溶解性の悪さから生体内への移行性が低
くなるといった問題があった。
´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体は水に対
する溶解性に劣るため、溶解媒としてジメチルスホキシ
ドやアルコール類を用いるか、プロピレングリコール等
の高分子溶解助剤を用いる必要がある。ところがこのよ
うに溶解のために溶媒、または溶解助剤を用いた場合に
は服用時に不快感を伴うとともに、副作用等にも注意す
る必要がある。また、これらを用いず、粉剤として服用
した場合には、溶解性の悪さから生体内への移行性が低
くなるといった問題があった。
【0004】さらに上記2−アミノ−2´,3´−ジデ
オキシプリンリボヌクレオシド誘導体及び2´,3´−
ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体は、共に溶液
中での安定性、特に酸性領域での安定性に劣るという欠
点がある。また、生体に一般的に含まれる各種の分解酵
素(ヌクレオシドフォスフォリラーゼなど)のために分
解され易いことも大きな問題となる。従って強力なAI
DSウイルス増殖抑制作用を有する2−アミノ−2´,
3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体または
2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体
をAIDS患者、HIV感染者に対して治療を目的に使
用する場合、生体内での安定性に劣るため、十分な治療
効果が得られない恐れがある。
オキシプリンリボヌクレオシド誘導体及び2´,3´−
ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体は、共に溶液
中での安定性、特に酸性領域での安定性に劣るという欠
点がある。また、生体に一般的に含まれる各種の分解酵
素(ヌクレオシドフォスフォリラーゼなど)のために分
解され易いことも大きな問題となる。従って強力なAI
DSウイルス増殖抑制作用を有する2−アミノ−2´,
3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体または
2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体
をAIDS患者、HIV感染者に対して治療を目的に使
用する場合、生体内での安定性に劣るため、十分な治療
効果が得られない恐れがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、第1に
2−アミノ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレ
オシド誘導体を含む、溶解性の向上した医薬品組成物お
よび、その製造方法を提供すること、及び第2に2−ア
ミノ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド
誘導体または2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレ
オシド誘導体を含む、安定性の向上した医薬品組成物お
よび、その製造方法を提供することにある。
2−アミノ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレ
オシド誘導体を含む、溶解性の向上した医薬品組成物お
よび、その製造方法を提供すること、及び第2に2−ア
ミノ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド
誘導体または2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレ
オシド誘導体を含む、安定性の向上した医薬品組成物お
よび、その製造方法を提供することにある。
【0006】即ち本発明の一つは、上記第1の目的を達
成するために鋭意検討した結果、2−アミノ−2´,3
´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体にサイク
ロデキストリンまたはサイクロデキストリン誘導体を混
合することにより、上記目的を達成できることを見いだ
したものである。これは、サイクロデキストリンまたは
サイクロデキストリン誘導体が2,3−ジデオキシリボ
ース部分を抱接すため、顕著な溶解性の改善が達成され
たと考えられる。
成するために鋭意検討した結果、2−アミノ−2´,3
´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体にサイク
ロデキストリンまたはサイクロデキストリン誘導体を混
合することにより、上記目的を達成できることを見いだ
したものである。これは、サイクロデキストリンまたは
サイクロデキストリン誘導体が2,3−ジデオキシリボ
ース部分を抱接すため、顕著な溶解性の改善が達成され
たと考えられる。
【0007】また本発明の他の一つは、上記第2の目的
を達成するために鋭意検討した結果、2−アミノ−2
´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体ま
たは2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘
導体をサイクロデキストリンまたはサイクロデキストリ
ン誘導体と混合することにより、上記目的を達成できる
ことを見いだしたものである。これは、サイクロデキス
トリンまたはサイクロデキストリン誘導体が2,3−ジ
デオキシリボース部分を抱接するため、溶液中の酸また
は酵素等の攻撃から守るためと考えられる。
を達成するために鋭意検討した結果、2−アミノ−2
´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体ま
たは2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘
導体をサイクロデキストリンまたはサイクロデキストリ
ン誘導体と混合することにより、上記目的を達成できる
ことを見いだしたものである。これは、サイクロデキス
トリンまたはサイクロデキストリン誘導体が2,3−ジ
デオキシリボース部分を抱接するため、溶液中の酸また
は酵素等の攻撃から守るためと考えられる。
【0008】この場合サイクロデキストリンまたはその
誘導体を2−アミノ−2´,3´−ジデオキシプリンリ
ボヌクレオシドまはた2´,3´−ジデオキシプリンリ
ボヌクレオシドに混合する割合は、このジデオキシプリ
ンリボヌクレオシドに対してサイクロデキストリンまた
はその誘導体を0.1〜10.0の範囲が良く、望まし
くは0.3〜5.0の混合比とすることで、より溶解性
または安定性の向上が達成できるものである。
誘導体を2−アミノ−2´,3´−ジデオキシプリンリ
ボヌクレオシドまはた2´,3´−ジデオキシプリンリ
ボヌクレオシドに混合する割合は、このジデオキシプリ
ンリボヌクレオシドに対してサイクロデキストリンまた
はその誘導体を0.1〜10.0の範囲が良く、望まし
くは0.3〜5.0の混合比とすることで、より溶解性
または安定性の向上が達成できるものである。
【0009】本発明に使用されるサイクロデキストリン
としては、α、β、γおよびそれらの誘導体であるグリ
コシル化、メチル化、エチル化サイクロデキストリン等
が挙げられる。これらの中では、特にβ、γまたはグリ
コシル化サイクロデキストリンが適している。このよう
なサイクロデキストリンは、溶液あたり1〜50重量%
に溶解した後、目的とする2−アミノ−2´,3´−ジ
デオキシプリンリボヌクレオシド誘導体または2´,3
´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体を加え溶
解させ、この溶解液を、そのまま溶液状態で用いても、
またスプレイドライ、凍結乾燥、送風乾燥等の方法によ
り乾燥物とすることもできる。この乾燥物を用い、錠
剤、顆粒剤またはカプセルを調整することもできる。
としては、α、β、γおよびそれらの誘導体であるグリ
コシル化、メチル化、エチル化サイクロデキストリン等
が挙げられる。これらの中では、特にβ、γまたはグリ
コシル化サイクロデキストリンが適している。このよう
なサイクロデキストリンは、溶液あたり1〜50重量%
に溶解した後、目的とする2−アミノ−2´,3´−ジ
デオキシプリンリボヌクレオシド誘導体または2´,3
´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体を加え溶
解させ、この溶解液を、そのまま溶液状態で用いても、
またスプレイドライ、凍結乾燥、送風乾燥等の方法によ
り乾燥物とすることもできる。この乾燥物を用い、錠
剤、顆粒剤またはカプセルを調整することもできる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、優れた抗AIDSウイ
ルス作用を有するが、水に対する溶解度の低い2−アミ
ノ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘
導体の溶解度を改善することにより、薬剤服用時の問題
点(溶剤等による不快感、副作用、低い吸収効率)を解
消することができる。さらに本発明によれば、優れた抗
AIDSウイルス作用を有するが、溶液中での安定性に
劣る2−アミノ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌ
クレオシド誘導体および2´,3´−ジデオキシプリン
リボヌクレオシド誘導体の安定性を改善することによ
り、保存時の安定性の向上と薬剤服用時の問題点(胃腸
内等での分解)を解消することができる。
ルス作用を有するが、水に対する溶解度の低い2−アミ
ノ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘
導体の溶解度を改善することにより、薬剤服用時の問題
点(溶剤等による不快感、副作用、低い吸収効率)を解
消することができる。さらに本発明によれば、優れた抗
AIDSウイルス作用を有するが、溶液中での安定性に
劣る2−アミノ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌ
クレオシド誘導体および2´,3´−ジデオキシプリン
リボヌクレオシド誘導体の安定性を改善することによ
り、保存時の安定性の向上と薬剤服用時の問題点(胃腸
内等での分解)を解消することができる。
【0011】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明の有用性を説明
する。
する。
【0012】(実施例1)小島らの方法(特開平3−1
18324号公報)により調整した2−アミノ−6−ク
ロロ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド
10mgを、0.05Mリン酸緩衝液、およびそれにβ、
γ−サイクロデキストリンを各2%溶解した各溶液2ml
に添加後、5分間超音波処理し、次に0.45μmフィ
ルター(ミリポア社製)でろ過した。得られたろ液をH
PLCで分析したところ、以下のような結果が得られ
た。
18324号公報)により調整した2−アミノ−6−ク
ロロ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド
10mgを、0.05Mリン酸緩衝液、およびそれにβ、
γ−サイクロデキストリンを各2%溶解した各溶液2ml
に添加後、5分間超音波処理し、次に0.45μmフィ
ルター(ミリポア社製)でろ過した。得られたろ液をH
PLCで分析したところ、以下のような結果が得られ
た。
【0013】 2−アミノ−6−クロロ−2´,3´−ジデオキシ プリンリボヌクレオシドの溶解量(mg/ml) β−CD 6.0 γ−CD 4.9 対照 3.8
【0014】(実施例2)グリコシル化β−サイクロデ
キストリン(G2 −β−サイクロデキストリン;塩水港
製糖社製)を実施例1で用いたリン酸緩衝液2mlに0、
30、50%になるように溶解した後、2−アミノ−6
−クロロ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオ
シド100mgを添加し10分間激しく攪拌する。次に、
0.45μmフィルターでろ過し、溶解した2−アミノ
−6−クロロ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌク
レオシドの量をHPLCにより定量した。結果を以下に
示す。
キストリン(G2 −β−サイクロデキストリン;塩水港
製糖社製)を実施例1で用いたリン酸緩衝液2mlに0、
30、50%になるように溶解した後、2−アミノ−6
−クロロ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオ
シド100mgを添加し10分間激しく攪拌する。次に、
0.45μmフィルターでろ過し、溶解した2−アミノ
−6−クロロ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌク
レオシドの量をHPLCにより定量した。結果を以下に
示す。
【0015】 G−β−CD溶解量 2−アミノ−6−クロロ−2´,3´−ジデオキシ プリンリボヌクレオシドの溶解量(mg/ml ) 0% 3.8 30 26.2 50 35.3
【0016】(実施例3)G2 −β−サイクロデキスト
リンを実施例1で用いたリン酸緩衝液に50%になるよ
うに溶解した溶液100mlに2−アミノ−6−クロロ−
2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド3.5
gを加え激しく攪拌し溶解した後、凍結乾燥により乾燥
物51gを得た。この乾燥物10gおよび2−アミノ−
6−クロロ−2´,3´ジデオキシプリンリボヌクレオ
シド0.7gを実施例1で用いたリン酸緩衝液10mlに
添加し、10分間緩やかに攪拌したところ、前者は速や
かに溶解したが、後者は未溶解物が多量に残った。
リンを実施例1で用いたリン酸緩衝液に50%になるよ
うに溶解した溶液100mlに2−アミノ−6−クロロ−
2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド3.5
gを加え激しく攪拌し溶解した後、凍結乾燥により乾燥
物51gを得た。この乾燥物10gおよび2−アミノ−
6−クロロ−2´,3´ジデオキシプリンリボヌクレオ
シド0.7gを実施例1で用いたリン酸緩衝液10mlに
添加し、10分間緩やかに攪拌したところ、前者は速や
かに溶解したが、後者は未溶解物が多量に残った。
【0017】(実施例4)実施例3に従い調整したG−
β−サイクロデキストリンと2−アミノ−6−クロロ−
2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシドの易溶
解性凍結乾燥物(以下S−1)を用い、以下のように各
種錠剤、顆粒剤およびカプセル剤を調製した。なお、錠
剤は打錠機を用い、顆粒剤は流動層造粒機を用いて製造
した。カプセル剤はゼラチンカプセルを使用した。
β−サイクロデキストリンと2−アミノ−6−クロロ−
2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシドの易溶
解性凍結乾燥物(以下S−1)を用い、以下のように各
種錠剤、顆粒剤およびカプセル剤を調製した。なお、錠
剤は打錠機を用い、顆粒剤は流動層造粒機を用いて製造
した。カプセル剤はゼラチンカプセルを使用した。
【0018】(参考例1) 錠剤A 凍結乾燥物S−1 150mg マンニトール 128 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 7 微結晶セルロース 60 タルク 5 計 350mg
【0019】 錠剤B 凍結乾燥物S−1 150mg 可溶性澱粉粉 25 微結晶セルロース 65 酸化ケイ素 6 ステアリン酸マグネシウム 4 計 250mg
【0020】 顆粒剤A 凍結乾燥物S−1 150mg 乳糖 20 微結晶セルロース 60 トウモロコシでんぷん 15 ヒドロキシメチルセルロース 5 計 250mg
【0021】 カプセル剤A 凍結乾燥物S−1 150mg マンニトール 50 トウモロコシでんぷん 50 計 250mg
【0022】 カプセル剤B 凍結乾燥物S−1 150mg ラリウル硫酸ナトリウム 4 リン酸−水素ナトリウム 1 マンニトール 93 ステアリン酸マグネシウム 2 計 250mg
【0023】(実施例5)小島らの方法(特開平3−1
1324号公報)により調製した2−アミノ−6−クロ
ロ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド8
mgをpH3、pH4、pH5、pH6の緩衝液にβ−サ
イクロデキストリンを0および5%溶解した溶液2mlに
添加後、5分間超音波処理し完全に溶解する。次に37
℃で放置し、2および24時間後にHPLCで分析し
た。結果を以下に示す。
1324号公報)により調製した2−アミノ−6−クロ
ロ−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシド8
mgをpH3、pH4、pH5、pH6の緩衝液にβ−サ
イクロデキストリンを0および5%溶解した溶液2mlに
添加後、5分間超音波処理し完全に溶解する。次に37
℃で放置し、2および24時間後にHPLCで分析し
た。結果を以下に示す。
【0024】 2時間後 2−アミノ−6−クロロ−2´, 3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシドの定量値(mM) β−CD添加 β−CD無添加 pH3 1.1 0.4 4 1.2 1.0 5 1.5 1.4 6 1.5 1.5
【0025】 24時間後 2−アミノ−6−クロロ−2´, 3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシドの定量値(mM) β−CD添加 β−CD無添加 pH3 0.2 0 4 1.0 0.3 5 1.3 1.0 6 1.5 1.5
【0026】(実施例6)グリコシル化β−サイクロデ
キストリン(G2 −β−サイクロデキストリン;塩水港
製糖社製)をpH3、pH4、pH5、pH6の溶液3
mlに0および10%になるように溶解した後、2、3−
ジデオキシプリンリボヌクレオシド(ddI)10mgを
添加し、37℃の恒温槽中で放置する。2および4時間
後に残存する2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレ
オシドの量をHPLCにより定量した。結果を以下に示
す。
キストリン(G2 −β−サイクロデキストリン;塩水港
製糖社製)をpH3、pH4、pH5、pH6の溶液3
mlに0および10%になるように溶解した後、2、3−
ジデオキシプリンリボヌクレオシド(ddI)10mgを
添加し、37℃の恒温槽中で放置する。2および4時間
後に残存する2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレ
オシドの量をHPLCにより定量した。結果を以下に示
す。
【0027】 2時間後 2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシドの定量値(mM) G−β−CD無添加 G−β−CD添加 pH3 0 0.4 4 0.4 1.2 5 1.3 1.5 6 1.5 1.5
【0028】 4時間後 2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシドの定量値(mM) G−β−CD無添加 G−β−CD添加 pH3 0 0 4 0.2 1.0 5 1.2 1.5 6 1.5 1.5
【0029】(実施例7)G2 −β−サイクロデキスト
リトンを実施例1で用いたリン酸緩衝液に50%になる
ように溶解した溶液100mlに2−アミノ−6−クロロ
−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシドを
3.5g加え溶解した後、凍結乾燥により乾燥物51g
を得た。この凍結乾燥物(以下S−1)を用い、以下の
ように各種錠剤、顆粒剤およびカプセル剤を調製した。
なお、錠剤は打錠機を用い、顆粒剤は流動層造粒機を用
いて製造した。カプセル剤はゼラチンカプセルを使用し
た。
リトンを実施例1で用いたリン酸緩衝液に50%になる
ように溶解した溶液100mlに2−アミノ−6−クロロ
−2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシドを
3.5g加え溶解した後、凍結乾燥により乾燥物51g
を得た。この凍結乾燥物(以下S−1)を用い、以下の
ように各種錠剤、顆粒剤およびカプセル剤を調製した。
なお、錠剤は打錠機を用い、顆粒剤は流動層造粒機を用
いて製造した。カプセル剤はゼラチンカプセルを使用し
た。
【0030】(参考例2) 錠剤A 凍結乾燥物S−1 150mg マンニトール 128 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 7 微結晶セルロース 60 タルク 5 計 350mg
【0031】 錠剤B 凍結乾燥物S−1 150mg 可溶性澱粉粉 25 微結晶セルロース 65 酸化ケイ素 6 ステアリン酸マグネシウム 4 計 250mg
【0032】 顆粒剤A 凍結乾燥物S−1 150mg 乳糖 20 微結晶セルロース 60 トウモロコシでんぷん 15 ヒドロキシメチルセルロース 5 計 250mg
【0033】 カプセル剤A 凍結乾燥物S−1 150mg マンニトール 50 トウモロコシでんぷん 50 計 250mg
【0034】 カプセル剤B 凍結乾燥物S−1 150mg ラリウル硫酸ナトリウム 4 リン酸−水素ナトリウム 1 マンニトール 93 ステアリン酸マグネシウム 2 計 250mg
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】しかしながら上記の2−アミノー2′,
3′−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体は水に
対する溶解性に劣るため、溶媒としてジメチルスホキシ
ドやアルコール類を用いるか、プロピレングリコール等
の高分子溶解助剤を用いる必要がある。ところがこのよ
うに溶解のために溶媒、または溶解助剤を用いた場合に
は服用時に不快感を伴うとともに、副作用等にも注意す
る必要がある。また、これらを用いず、粉剤として服用
した場合には、溶解性の悪さから生体内への移行性が低
くなるといった問題があった。
3′−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体は水に
対する溶解性に劣るため、溶媒としてジメチルスホキシ
ドやアルコール類を用いるか、プロピレングリコール等
の高分子溶解助剤を用いる必要がある。ところがこのよ
うに溶解のために溶媒、または溶解助剤を用いた場合に
は服用時に不快感を伴うとともに、副作用等にも注意す
る必要がある。また、これらを用いず、粉剤として服用
した場合には、溶解性の悪さから生体内への移行性が低
くなるといった問題があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】即ち本発明の一つは、上記第1の目的を達
成するために鋭意検討した結果、2−アミノ−2′,
3′−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体にサイ
クロデキストリンまたはサイクロデキストリン誘導体を
混合することにより、上記目的を達成できることを見い
だしたものである。これは、サイクロデキストリンまた
はサイクロデキストリン誘導体が2′,3′−ジデオキ
シリボース部分を抱接するため、顕著な溶解性の改善が
達成されたと考えられる。
成するために鋭意検討した結果、2−アミノ−2′,
3′−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体にサイ
クロデキストリンまたはサイクロデキストリン誘導体を
混合することにより、上記目的を達成できることを見い
だしたものである。これは、サイクロデキストリンまた
はサイクロデキストリン誘導体が2′,3′−ジデオキ
シリボース部分を抱接するため、顕著な溶解性の改善が
達成されたと考えられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また本発明の他の一つは、上記第2の目的
を達成するために鋭意検討した結果、2−アミノ−
2′,3′−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体
または2′,3′−ジデオキシプリンリボヌクレオシド
誘導体をサイクロデキストリンまたはサイクロデキスト
リン誘導体と混合することにより、上記目的を達成でき
ることを見いだしたものである。これは、サイクロデキ
ストリンまたはサイクロデキストリン誘導体が2,3−
ジデオキシリボース部分を抱接することにより、溶液中
の酸または酵素等の攻撃から守るためと考えられる。
を達成するために鋭意検討した結果、2−アミノ−
2′,3′−ジデオキシプリンリボヌクレオシド誘導体
または2′,3′−ジデオキシプリンリボヌクレオシド
誘導体をサイクロデキストリンまたはサイクロデキスト
リン誘導体と混合することにより、上記目的を達成でき
ることを見いだしたものである。これは、サイクロデキ
ストリンまたはサイクロデキストリン誘導体が2,3−
ジデオキシリボース部分を抱接することにより、溶液中
の酸または酵素等の攻撃から守るためと考えられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】(実施例1)小島らの方法(特開平3−1
18324号公報)により調整した2−アミノ−6−ク
ロロ−2′,3′−ジデオキシプリンリボヌクレオシド
10mgを、0.05Mリン酸緩衝液pH7.0、およ
びそれにβ、γ−サイクロデキストリンを各2%溶解し
た各溶液2mlに添加後、5分間超音波処理し、次に
0.45μmフィルター(ミリポア社製)でろ過した。
得られたろ液をHPLCで分析したところ、以下のよう
な結果が得られた。
18324号公報)により調整した2−アミノ−6−ク
ロロ−2′,3′−ジデオキシプリンリボヌクレオシド
10mgを、0.05Mリン酸緩衝液pH7.0、およ
びそれにβ、γ−サイクロデキストリンを各2%溶解し
た各溶液2mlに添加後、5分間超音波処理し、次に
0.45μmフィルター(ミリポア社製)でろ過した。
得られたろ液をHPLCで分析したところ、以下のよう
な結果が得られた。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 G2−β−CD溶解量 2−アミノ−6−クロロ−2′,3′−ジデオキシ プリンリボヌクレオシドの溶解量(mg/ml) 0% 3.8 30 26.2 50 35.3
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】(実施例4)実施例3に従い調整したG2
−β−サイクロデキストリンと2−アミノ−6−クロロ
−2′,3′−ジデオキシプリンリボヌクレオシドの易
溶解性凍結乾燥物(以下S−1)を用い、以下のように
各種錠剤、顆粒剤およびカプセル剤を調製した。なお、
錠剤は打錠機を用い、顆粒剤は流動層造粒機を用いて製
造した。カプセル剤はゼラチンカプセルを使用した。
−β−サイクロデキストリンと2−アミノ−6−クロロ
−2′,3′−ジデオキシプリンリボヌクレオシドの易
溶解性凍結乾燥物(以下S−1)を用い、以下のように
各種錠剤、顆粒剤およびカプセル剤を調製した。なお、
錠剤は打錠機を用い、顆粒剤は流動層造粒機を用いて製
造した。カプセル剤はゼラチンカプセルを使用した。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】 2時間後 2′,3′−ジデオキシプリンリボヌクレオシドの定量値(mM) G−β−CD無添加 G2−β−CD添加 pH3 0 0.4 4 0.4 1.2 5 1.3 1.5 6 1.5 1.5
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】 4時間後 2′,3′−ジデオキシプリンリボヌクレオシドの定量値(mM) G−β−CD無添加 G2−β−CD添加 pH3 0 0 4 0.2 1.0 5 1.2 1.5 6 1.5 1.5
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 473/40
Claims (12)
- 【請求項1】 サイクロデキストリンまたはその誘導体
を、一般式[I]で表される2−アミノ−2´,3´−
ジデオキシプリンリボヌクレオシドに混合したことを特
徴とする溶解性の向上した医薬組成物。 [式中 X=SH、OH、NH2 、F、Cl、Br又は
I] - 【請求項2】 サイクロデキストリンの種類が、βまた
はγ−サイクロデキストリンであるところの請求項1記
載の溶解性の向上した医薬組成物。 - 【請求項3】 サイクロデキストリンの種類が、グリコ
シル化β−サイクロデキストリンであるところの請求項
1記載の溶解性の向上した医薬組成物。 - 【請求項4】 サイクロデキストリンまたはその誘導体
と一般式[I]で表される2−アミノ−2´,3´−ジ
デオキシプリンリボヌクレオシドとを混合することを特
徴とする溶解性の向上した医薬組成物の製造方法。 [式中 X=SH、OH、NH2 、F、Cl、Br又は
I] - 【請求項5】 サイクロデキストリトンの種類が、βま
たはγ−サイクロデキストリンであるところの請求項4
記載の溶解性の向上した医薬組成物の製造方法。 - 【請求項6】 サイクロデキストリンの種類がグリコシ
ル化サイクロデキストリンであるとろこの請求項4記載
の溶解性の向上した医薬組成物の製造方法。 - 【請求項7】 サイクロデキストリンまたはその誘導体
を、一般式[I]で表される2−アミノ−2´,3´−
ジデオキシプリンリボヌクレオシドまたは一般式[II]
で表される2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオ
シド誘導体に混合したことを特徴とする安定性の向上し
た医薬組成物。 [式中 X=SH、OH、NH2 、F、Cl、Br又は
I] [式中 X=SH、OH、NH2 、F、Cl、Br又は
I] - 【請求項8】 サイクロデキストリンの種類が、α、β
またはγ−サイクロデキストリンであるところの請求項
7記載の安定性の向上した医薬組成物。 - 【請求項9】 サイクロデキストリンの種類が、グリコ
シル化β−サイクロデキストリンであるところの請求項
8記載の安定性の向上した医薬組成物。 - 【請求項10】 サイクロデキストリンまたはその誘導体
と一般式[I]で表される2−アミノ−2´,3´−ジ
デオキシプリンリボヌクレオシドまたは一般式[II]で
表される2´,3´−ジデオキシプリンリボヌクレオシ
ドに混合することを特徴とする安定性の向上した医薬組
成物の製造方法。 [式中 X=SH、OH、NH2 、F、Cl、Br又は
I] [式中 X=SH、OH、NH2 、F、Cl、Br又は
I] - 【請求項11】 サイクロデキストリンの種類が、βまた
はγ−サイクロデキストリンであるところの請求項9記
載の安定性の向上した医薬組成物の製造方法。 - 【請求項12】 サイクロデキストリンの種類がグリコシ
ル化サイクロデキストリンであるところの請求項9記載
の安定性の向上した医薬組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3354563A JPH05170650A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 医薬組成物およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3354563A JPH05170650A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 医薬組成物およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05170650A true JPH05170650A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18438402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3354563A Pending JPH05170650A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 医薬組成物およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05170650A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995032739A1 (en) * | 1994-06-01 | 1995-12-07 | Hybridon, Inc. | Cyclodextrin cellular delivery system for oligonucleotides |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP3354563A patent/JPH05170650A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995032739A1 (en) * | 1994-06-01 | 1995-12-07 | Hybridon, Inc. | Cyclodextrin cellular delivery system for oligonucleotides |
US5605890A (en) * | 1994-06-01 | 1997-02-25 | Hybridon, Inc. | Cyclodextrin cellular delivery system for oligonucleotides |
US5616565A (en) * | 1994-06-01 | 1997-04-01 | Hybridon, Inc. | Cyclodextrin cellular delivery system for oligonucleotides |
US5691316A (en) * | 1994-06-01 | 1997-11-25 | Hybridon, Inc. | Cyclodextrin cellular delivery system for oligonucleotides |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW473392B (en) | Granulate for the preparation of fast-disintegrating and fast-dissolving compositions containing a high amount of drug | |
KR870001960B1 (ko) | 피록시캄 착물의 제조 방법 | |
JP5671560B2 (ja) | 固体投与形中のテトラサイクリン金属錯体 | |
US8785415B2 (en) | Oral formulations of cladribine | |
EP0656015B1 (en) | New nimesulide salt cyclodextrin inclusion complexes | |
JP2007070341A (ja) | 少なくとも2種の有効成分を含有する、注射可能無菌薬物配合物 | |
CA2892003A1 (en) | Modified cyclodextrin ring compounds having exactly two hydroxyl moieties substituted with an amino acid for therapeutics delivery | |
US7229980B2 (en) | Paroxetine cholate or cholic acid derivative salts, and composition comprising paroxetine and cholic acid or derivative thereof | |
JP2001064177A (ja) | ベンズアミド誘導体を有効成分とする製剤 | |
JP2003517432A (ja) | プラバスタチンナトリウム含有薬剤組成物 | |
CN115252604A (zh) | 药物组合物和使用方法 | |
JP2814513B2 (ja) | 溶出性の改良された製剤組成物 | |
JPH05170650A (ja) | 医薬組成物およびその製造方法 | |
JPH06100602A (ja) | 経口固形製剤およびその製造方法 | |
JPH08109134A (ja) | 細胞変成抑制並びに臓器毒性軽減剤 | |
WO2008110080A1 (fr) | Composition pharmaceutique contenant un complexe d'inclusion de cyclodextrine constitué de cefixime, et son procédé de préparation | |
WO2010150127A1 (en) | Glucosamine formulations | |
AU2012247051B2 (en) | Cyclodextrin-based polymers for therapeutics delivery | |
JPH0859485A (ja) | 3ーオキシゲルミルプロピオン酸化合物を主成分とするメイラード反応阻害剤 | |
US20150366858A1 (en) | Methods for Treating Infections | |
WO1999018965A1 (en) | Oral compositions containing a cephalosporin antibiotic | |
JP2701029B2 (ja) | 低刺激性薬物担体 | |
KR910004481B1 (ko) | 용출성이 개량된 제제 조성물 | |
JP2997848B2 (ja) | N―アセチルキトオリゴ糖とマイトマイシン類の複合体及び抗腫瘍剤 | |
AU2013203873B2 (en) | Oral formulations of cladribine |