JPH05170101A - 寝台客車の寝台設備 - Google Patents

寝台客車の寝台設備

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JPH05170101A
JPH05170101A JP35442191A JP35442191A JPH05170101A JP H05170101 A JPH05170101 A JP H05170101A JP 35442191 A JP35442191 A JP 35442191A JP 35442191 A JP35442191 A JP 35442191A JP H05170101 A JPH05170101 A JP H05170101A
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JP
Japan
Prior art keywords
constant
narrow
bed
width
berth
Prior art date
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Pending
Application number
JP35442191A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Fukutani
光雄 福谷
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寝台を座席として使用した際の座り心地が良
く、かつ前の寝台に座った乗客と正対面せず、また寝台
として使用した際の有効巾が大きく、更に寝具の配置が
容易な、従って居住性及び省力性に優れた寝台客車の寝
台設備を図る。 【構成】 一端の一定狭巾部3の長さ,他端の一定広巾
部4の長さがそれぞれ互いに同一であるとともに技通路
04に面した一定狭巾部3,一定広巾部4の一側が互い
に一直線に揃えられた端部狭巾下段寝台2と、他側が互
いに背合わせに配設された各端部狭巾下端寝台2,各端
部狭巾上段寝台をそれぞれ前後に仕切る中折れ状仕切壁
5とを具え、端部狭巾下段寝台2を寝台として使用しな
いときに一定狭巾部3を座席として使用したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は寝台客車の寝台設備に関
する。
【0002】
【従来の技術】2段式の普通寝台客車(以下B寝台客車
という)としては、従来、例えば、図3平面図及び図4
横断面図に示すように、車体01の片側の側窓09に沿
って前後方向に延びる通路02に面して開放型コンパー
トメント03が複数配設され、かつ1つのコンパートメ
ント03は技通路04を挟んで前後に左右方向に延びる
下段寝台05がそれぞれ配設され、また、各下段寝台0
5の上方に上段寝台06がそれぞれ配設された24系2
5形特急形B寝台客車(以下オハネ25形寝台客車とい
う)が知られている。ここで07は折畳式の梯子であ
る。なお、オハネ25形寝台客車の関係各部材の寸法を
図5表図に示す。
【0003】しかしながら、このような構造では、下記
のような欠点がある。 (1) 先々代に相当するナハネ20形寝台客車の寝台巾5
20mmに比べて、図3及び図5に示すように、寝台巾L
02が700mmに増大したので、下段寝台05を日中座
席として使用する際に、図6側面図に示すように、奥行
きが深過ぎ、従って着席乗客09の座り心地が十分良い
とはいえない。また、下段寝台05を夜中使用する際に
固定背摺り08が邪魔で、従って下段寝台05の有効巾
が600mm程度に減少している。 (2) 下段寝台05を座席として使用する際に、乗客の着
席位置が任意なので、乗客が下段寝台05の両端部にそ
れぞれ分かれて座った場合、そこでは向かいの下段寝台
05を座席として使用する乗客と正対面して了い、従っ
て物理的にも心理的にも狭苦しい。また、下段寝台05
での使用前後の寝具の配置が面倒で、従って寝具保全の
ために余計な人手を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、寝台を座席として使用
した際の座り心地が良く、かつ前の寝台に座った乗客と
正対面せず、また寝台として使用した際の有効巾が大き
く、更に寝具の配置が容易な、従って居住性及び省力性
に優れた寝台客車の寝台設備を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は車
体の側窓に沿って前後方向に延びる通路に面したコンパ
ートメントに左右方向に延びる技通路が配設された寝台
客車の寝台設備において、一端の一定狭巾部の長さ,他
端の一定広巾部の長さがそれぞれ互いに同一であるとと
もに上記技通路に面した上記一定狭巾部,上記一定広巾
部の一側が互いに一直線に揃えられた一端部一定狭巾寝
台と、他端が互いに背合わせに配設された上記各一端部
一定狭巾寝台を前後に仕切る中折れ状仕切壁とを具え、
上記一端部一定狭巾寝台を寝台として使用しないときに
上記一定狭巾部を座席として使用したことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】このような構成によれば、車体の側窓に沿って
前後方向に延びる通路に面したコンパートメントに左右
方向に延びる技通路が配設された寝台客車の寝台設備に
おいて、一端の一定狭巾部の長さ,他端の一定広巾部の
長さがそれぞれ互いに同一であるとともに上記技通路に
面した上記一定狭巾部,上記一定広巾部の一側が互いに
一直線に揃えられた一端部一定狭巾寝台と、他端が互い
に背合わせに配設された上記各一端部一定狭巾寝台を前
後に仕切る中折れ状仕切壁とを設けているので下記の作
用が行われる。 (1) 上記一端部一定狭巾寝台の一定狭巾部を座席として
使用すると、座席の奥行きが深過ぎず、座り心地の良い
座席を提供することができる。また、着席乗客が互いに
ずれて正対面しなくなり、前面が広々となる。更に、上
記一端部一定狭巾寝台の一定広巾部を使用前後の寝具の
配置場所として確保できる。 (2) 上記一端部一定狭巾寝台を寝台として使用すると、
上記一定広巾部に身巾の大きい上半身側を,上記一定狭
巾部に身巾の小さい下半身側をそれぞれ位置することに
より、周囲に対する人間工学的余裕スペースがほぼ一様
になり、無駄がなくなり、乗客定員が増加する。また、
固定背摺りが不要となり、寝台の上記一定広巾部の有効
巾が増大する。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図3〜図6と同一の符号はそれぞれ同図と同一の部
材を示し、まず、図1平面図において、1は通路02の
片側に面して配設された複数の開放型コンパートメン
ト、2はコンパートメント1内に技通路04を挟んで前
後1対的に配設されそれぞれ横手方向に延びる一端部一
定狭巾下段寝台(以下端部狭巾下段寝台という)で、そ
れの一端部の一定狭巾部3の長さと他端部の一定広巾部
4の長さとは同一で、かつ一定狭巾部3,一定広巾部4
の一側が互いに一直線に揃えられ、また本実施例では一
定狭巾部3,一定広巾部4の巾L1,L2はそれぞれ5
56mm,700mmである。5は他側が互いに背中合わせ
に配設された端部狭巾下段寝台2,2や下記の端部狭巾
上段寝台をそれぞれ仕切る中折れ状仕切壁、7は端部狭
巾下段寝台2と同一型状でこれの上方に配設された図示
省略の一端部一定狭巾上段寝台(以下端部狭巾上段寝台
という)へ技通路04から昇降するための折畳式梯子、
8,9はそれぞれ就寝乗客,着席乗客である。
【0008】このような構造において、図1に示すよう
に、端部狭巾下段寝台2及び端部狭巾上段寝台を寝台と
して使用する際には、就寝乗客8は上半身を一定広巾部
4の方に、下半身を一定狭巾部3の方にそれぞれ位置し
て就寝する。また、端部狭巾下段寝台2を座席として使
用する際には、着席乗客9は一定狭巾部3に2人宛着席
する。なお、本実施例における関係各部材の寸法を図2
表図に示す。
【0009】このような、実施例の構造によれば、車体
の側窓に沿って前後方向に延びる通路に面したコンパー
トメントに左右方向に延びる技通路が配設された寝台客
車の寝台設備において、一端の一定狭巾部の長さ,他端
の一定広巾部の長さがそれぞれ互いに同一であるととも
に上記技通路に面した上記一定狭巾部,上記一定広巾部
の一側が互いに一直線に揃えられた一端部一定狭巾寝台
と、他端が互いに背合わせに配設された上記各一端部一
定狭巾寝台を前後に仕切る中折れ状仕切壁とを設けてい
るので下記効果が奏せられる。 (1) 上記一端部一定狭巾寝台の一定狭巾部を座席として
使用すると、座席の奥行きが深過ぎず、座り心地の良い
座席を提供することができ、従って居住性が向上する。
また、着席乗客が互いにずれて正対面しなくなり、前面
が広々とし、従って居住性が向上する。更に、上記一端
部一定狭巾寝台の一定広巾部を使用前後の寝具の配置場
所として確保でき、従って寝具保全のための人手が不要
となる。 (2) 上記一端部一定狭巾寝台を寝台として使用すると、
上記一定広巾部に身巾の大きい上半身側を,上記一定狭
巾部に身巾の小さい下半身側をそれぞれ位置することに
より、周囲に対する人間工学的余裕スペースがほぼ一様
になり、無駄がなくなり、乗客定員が増加し、従って経
済性が向上する。ちなみに、本発明をオハネ25型寝台
客車に適用すると、公知のコンパートメント長さL04
(図3)=1960mm(図5)がコンパートメント長さ
L3(図1)=1816mm(図2)に短縮し、乗客定員
が34人から36人に、すなわち106%に増加する。
また、固定背摺りが不要となり、寝台の上記一定広巾部
の有効巾が増大し、従って居住性が向上する。ちなみ
に、本発明をオハネ25型寝台客車に適用すると、寝台
の有効巾が約600mm(図6)からL2(図1)=70
0mm(図2)に、すなわち117%に増加する。
【0010】
【発明の効果】要するに本発明によれば、車体の側窓に
沿って前後方向に延びる通路に面したコンパートメント
に左右方向に延びる技通路が配設された寝台客車の寝台
設備において、一端の一定狭巾部の長さ,他端の一定広
巾部の長さがそれぞれ互いに同一であるとともに上記技
通路に面した上記一定狭巾部,上記一定広巾部の一側が
互いに一直線に揃えられた一端部一定狭巾寝台と、他端
が互いに背合わせに配設された上記各一端部一定狭巾寝
台を前後に仕切る中折れ状仕切壁とを具え、上記一端部
一定狭巾寝台を寝台として使用しないときに上記一定狭
巾部を座席として使用したことにより寝台を座席として
使用した際の座り心地が良く、かつ前の寝台に座った乗
客と正対面せず、また寝台として使用した際の有効巾が
大きく、更に寝具の配置が容易な、従って居住性及び省
力性に優れた寝台客車の寝台設備を得るから、本発明は
産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の関係部材の寸法を示す表図である。
【図3】公知の寝台客車の寝台設備を示す平面図であ
る。
【図4】図3のIV−IVに沿った横断面図である。
【図5】図3の関係部材の寸法を示す表図である。
【図6】図3のVI−VIに沿った側面図である。
【符号の説明】
1 コンパートメント 2 端部狭巾下段寝台 3 一定狭巾部 4 一定広巾部 5 仕切壁 7 梯子 8 就寝乗客 9 着席乗客 01 車体 02 通路 04 技通路 09 側窓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の側窓に沿って前後方向に延びる通
    路に面したコンパートメントに左右方向に延びる技通路
    が配設された寝台客車の寝台設備において、一端の一定
    狭巾部の長さ,他端の一定広巾部の長さがそれぞれ互い
    に同一であるとともに上記技通路に面した上記一定狭巾
    部,上記一定広巾部の一側が互いに一直線に揃えられた
    一端部一定狭巾寝台と、他端が互いに背合わせに配設さ
    れた上記各一端部一定狭巾寝台を前後に仕切る中折れ状
    仕切壁とを具え、上記一端部一定狭巾寝台を寝台として
    使用しないときに上記一定狭巾部を座席として使用した
    ことを特徴とする寝台客車の寝台設備。
JP35442191A 1991-12-20 1991-12-20 寝台客車の寝台設備 Pending JPH05170101A (ja)

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JP35442191A JPH05170101A (ja) 1991-12-20 1991-12-20 寝台客車の寝台設備

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JP35442191A JPH05170101A (ja) 1991-12-20 1991-12-20 寝台客車の寝台設備

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JPH05170101A true JPH05170101A (ja) 1993-07-09

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ID=18437447

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JP35442191A Pending JPH05170101A (ja) 1991-12-20 1991-12-20 寝台客車の寝台設備

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JP (1) JPH05170101A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001151108A (ja) * 1999-11-25 2001-06-05 Kinki Sharyo Co Ltd 鉄道車両の内装構造
JP2018103986A (ja) * 2013-02-19 2018-07-05 シーアンドディー ゾディアック,インコーポレイティド アルコーブを伴うモジュール式ラバトリー

Cited By (2)

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