JPH05169136A - 二重管の熱間押出用ビレット組立方法 - Google Patents
二重管の熱間押出用ビレット組立方法Info
- Publication number
- JPH05169136A JPH05169136A JP29032391A JP29032391A JPH05169136A JP H05169136 A JPH05169136 A JP H05169136A JP 29032391 A JP29032391 A JP 29032391A JP 29032391 A JP29032391 A JP 29032391A JP H05169136 A JPH05169136 A JP H05169136A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷間においてビレット組立てを平易に実施し
て、困難性なしに作業能率を大幅に向上させる。さら
に、二重管における境界部において良好な密着性を得し
め、内外管の組合わせについて制約を受けずに夫々の場
合に適合した組合わせ関係を自在に選択した二重管を提
供する。 【構成】 内管と外管とのすき間をArガスで置換し、
そのすき間をシール溶接するときにビレットの後端側を
ガス抜き穴として少くとも1ヵ所以上溶接しない部分を
残す。
て、困難性なしに作業能率を大幅に向上させる。さら
に、二重管における境界部において良好な密着性を得し
め、内外管の組合わせについて制約を受けずに夫々の場
合に適合した組合わせ関係を自在に選択した二重管を提
供する。 【構成】 内管と外管とのすき間をArガスで置換し、
そのすき間をシール溶接するときにビレットの後端側を
ガス抜き穴として少くとも1ヵ所以上溶接しない部分を
残す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二重管の熱間押出用ビレ
ット組立方法に係り、押出ビレットの組立能率を著しく
向上し、しかも密着性の良好な二重管を製造することの
できるビレット組立方法に関するものである。
ット組立方法に係り、押出ビレットの組立能率を著しく
向上し、しかも密着性の良好な二重管を製造することの
できるビレット組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱間押出法で二重管を製造する場合に
は、境界部の良好な密着性を得ることが必要であり、斯
かる境界部の良好な密着性を得るためには外管と内管と
をビレットとして組立て熱間押出しするが、このような
ビレットとしての組立をなすに当ってはそのすき間の空
気を除去することが必要である。
は、境界部の良好な密着性を得ることが必要であり、斯
かる境界部の良好な密着性を得るためには外管と内管と
をビレットとして組立て熱間押出しするが、このような
ビレットとしての組立をなすに当ってはそのすき間の空
気を除去することが必要である。
【0003】即ち、このビレット組立法としては焼ばめ
法が一般的であって、この方法は外管の内径を内管の外
径より僅かに小さく加工し、該外管をスケールが発生し
ない程度(例えば600℃以下)に加熱膨張させた状態
で内管を挿入し、室温に冷却した状態ですき間のない焼
ばめ状態を形成することによって実質的に境界部におけ
る空気を除去するものである。
法が一般的であって、この方法は外管の内径を内管の外
径より僅かに小さく加工し、該外管をスケールが発生し
ない程度(例えば600℃以下)に加熱膨張させた状態
で内管を挿入し、室温に冷却した状態ですき間のない焼
ばめ状態を形成することによって実質的に境界部におけ
る空気を除去するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し前記焼ばめ法は相
当の高温に加熱し、そうした高温条件下で内管を挿入す
ることが必要で、斯かる操作は作業能率、工数的に不利
の多いことは明かである。また約700mm以上の長尺ビ
レットでは図5に示すようにインダクションヒータでの
均加熱が難しく、しかも内管の挿入が完了しないうちに
外管が冷却収縮し、長尺になるほど組立不良が発生し易
いことになる。
当の高温に加熱し、そうした高温条件下で内管を挿入す
ることが必要で、斯かる操作は作業能率、工数的に不利
の多いことは明かである。また約700mm以上の長尺ビ
レットでは図5に示すようにインダクションヒータでの
均加熱が難しく、しかも内管の挿入が完了しないうちに
外管が冷却収縮し、長尺になるほど組立不良が発生し易
いことになる。
【0005】更に外管と内管の材質如何によってその困
難性の著しい場合があり、例えば外管が熱膨張率の小さ
い炭素鋼で内管がステンレス鋼のような場合においては
高温加熱による熱膨張が少いことから頗る困難であっ
て、適用される内外管の組合わせに制限を受けざるを得
ない。
難性の著しい場合があり、例えば外管が熱膨張率の小さ
い炭素鋼で内管がステンレス鋼のような場合においては
高温加熱による熱膨張が少いことから頗る困難であっ
て、適用される内外管の組合わせに制限を受けざるを得
ない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来のものにおける不利を解消することについて検討を
重ね、内外管のすき間に対する不活性ガスでの置換とガ
ス抜き穴の採用により適切な解決を図ることに成功した
ものであって、以下の如くである。
従来のものにおける不利を解消することについて検討を
重ね、内外管のすき間に対する不活性ガスでの置換とガ
ス抜き穴の採用により適切な解決を図ることに成功した
ものであって、以下の如くである。
【0007】内管と外管とのすき間をArガスで置換
し、そのすき間をシール溶接するときにビレットの後端
側をガス抜き穴として少くとも1ヵ所以上溶接しない部
分を残すことを特徴とする二重管の熱間押出用ビレット
組立方法。
し、そのすき間をシール溶接するときにビレットの後端
側をガス抜き穴として少くとも1ヵ所以上溶接しない部
分を残すことを特徴とする二重管の熱間押出用ビレット
組立方法。
【0008】
【作用】内管と外管とのすき間をArガスで置換するこ
とによって両管の間における酸化を防止し、熱間押出に
よって境界部に良好な密着性を得しめる。又それらの処
理を冷間で容易且つ能率的に実施することを可能とする
し、外管と内管の材質的な組合わせについての制約を解
消する。
とによって両管の間における酸化を防止し、熱間押出に
よって境界部に良好な密着性を得しめる。又それらの処
理を冷間で容易且つ能率的に実施することを可能とする
し、外管と内管の材質的な組合わせについての制約を解
消する。
【0009】上記のようなすき間をシール溶接するとき
にビレットの後端側をガス抜き穴として少くとも1ヵ所
以上溶接しない部分を残すことにより熱間押出成形に当
ってArガスを有効に抜き、境界部における密着性を有
効に得しめる。
にビレットの後端側をガス抜き穴として少くとも1ヵ所
以上溶接しない部分を残すことにより熱間押出成形に当
ってArガスを有効に抜き、境界部における密着性を有
効に得しめる。
【0010】不活性ガスとしてArガスを用いることに
よりステンレスなどの内管または外管に吸収されて変質
することがなく、又入手が容易で比較的低コストに実施
せしめる。
よりステンレスなどの内管または外管に吸収されて変質
することがなく、又入手が容易で比較的低コストに実施
せしめる。
【0011】
【実施例】上記したような本発明について更に仔細を説
明すると、冷間でのビレット組立をなすには外管内径を
内管外径より僅かに大きくすることが必要であり、例え
ば1m前後の長さをもったビレットを組立てる場合にお
いて外管内に内管を略円滑に挿入するためには少くとも
外管内径を0.3mm以上大きくすることが必要である。
明すると、冷間でのビレット組立をなすには外管内径を
内管外径より僅かに大きくすることが必要であり、例え
ば1m前後の長さをもったビレットを組立てる場合にお
いて外管内に内管を略円滑に挿入するためには少くとも
外管内径を0.3mm以上大きくすることが必要である。
【0012】一方上記のようなすき間に空気が充満して
おれば、ビレットを加熱したときに内管および外管の境
界面にスケールが発生し、密着性のよい二重管を得るこ
とができないので、前記すき間における空気を不活性の
Arガスで置換するものであって、その具体的方法は図
1に示すように予め外管1とArガス置換設備10上に
セットし、外管1の内側における空気をArガスで置換
し、この状態で内管2を挿入し、すき間をシール溶接3
する。
おれば、ビレットを加熱したときに内管および外管の境
界面にスケールが発生し、密着性のよい二重管を得るこ
とができないので、前記すき間における空気を不活性の
Arガスで置換するものであって、その具体的方法は図
1に示すように予め外管1とArガス置換設備10上に
セットし、外管1の内側における空気をArガスで置換
し、この状態で内管2を挿入し、すき間をシール溶接3
する。
【0013】このシール溶接3については図2に示すよ
うに行い、即ち同図Aのように両端側でシール溶接3す
るが、ビレットの押出後端側においては同図Bのように
少くとも1ヵ所以上のガス抜き穴4を形成し、シール溶
接しない部分を残すものである。ガス抜き穴4の大きさ
については幅2mm以上で、2〜10mm程度とすることが
適切である。
うに行い、即ち同図Aのように両端側でシール溶接3す
るが、ビレットの押出後端側においては同図Bのように
少くとも1ヵ所以上のガス抜き穴4を形成し、シール溶
接しない部分を残すものである。ガス抜き穴4の大きさ
については幅2mm以上で、2〜10mm程度とすることが
適切である。
【0014】前記のようにして得られたビレットは両管
のすき間に不活性のArガスが充満しているが該ビレッ
ト加熱時に熱膨張したArガスは前記ガス抜き穴4から
抜け出し、しかも熱間押出しが図3に示すように押出成
形される場合においてもすき間内のArガスは押出成形
過程においても同様にArガスがガス抜き穴4から順次
に絞り出される。従ってビレット加熱中は不活性ガスと
してスケールの発生を防止し、しかも押出時には順次ガ
ス抜きされて密着性に優れた二重管が得られる。
のすき間に不活性のArガスが充満しているが該ビレッ
ト加熱時に熱膨張したArガスは前記ガス抜き穴4から
抜け出し、しかも熱間押出しが図3に示すように押出成
形される場合においてもすき間内のArガスは押出成形
過程においても同様にArガスがガス抜き穴4から順次
に絞り出される。従ってビレット加熱中は不活性ガスと
してスケールの発生を防止し、しかも押出時には順次ガ
ス抜きされて密着性に優れた二重管が得られる。
【0015】冷間での組立てとしたものであるから焼ば
め法における如き加熱状態の形成および加熱条件下での
挿入上の困難性や煩雑さは何もないことになり、組立作
業能率は数倍に向上する。又内外管の間における熱膨張
率を考慮する必要もない。
め法における如き加熱状態の形成および加熱条件下での
挿入上の困難性や煩雑さは何もないことになり、組立作
業能率は数倍に向上する。又内外管の間における熱膨張
率を考慮する必要もない。
【0016】具体的な二重管製造についての実施例を示
すと、以下の如くである。
すと、以下の如くである。
【実施例1】外径213mm、内径188.6mmで、長さ
が816mmのステンレス外管1の内側を前記した図1の
方式によりArガスで予め置換し、空気を除去した条件
下で、外径188.0mm、内径65mmで、長さが816
mmの炭素鋼内管2を挿入し、前述した図2のように先端
側全円周をシール溶接し、後端側には2ヵ所ガス抜き用
穴を残したものとしてステンレス溶接棒でシール溶接
し、その部分の外管1に幅2〜3mmで深さも2〜3mmの
溝加工をなした。
が816mmのステンレス外管1の内側を前記した図1の
方式によりArガスで予め置換し、空気を除去した条件
下で、外径188.0mm、内径65mmで、長さが816
mmの炭素鋼内管2を挿入し、前述した図2のように先端
側全円周をシール溶接し、後端側には2ヵ所ガス抜き用
穴を残したものとしてステンレス溶接棒でシール溶接
し、その部分の外管1に幅2〜3mmで深さも2〜3mmの
溝加工をなした。
【0017】前記のように組立てたビレットは1180
℃に加熱した後、外径が72mmで、肉厚12mm(外管肉
厚2.5mm)、長さ8800mmに熱間押出した。得られた
二重管の押出後境界部についての倍率100倍の顕微鏡
写真は図4に示す如くであって、境界部に酸化物が認め
られず、良好な接合性を有することが確認された。
℃に加熱した後、外径が72mmで、肉厚12mm(外管肉
厚2.5mm)、長さ8800mmに熱間押出した。得られた
二重管の押出後境界部についての倍率100倍の顕微鏡
写真は図4に示す如くであって、境界部に酸化物が認め
られず、良好な接合性を有することが確認された。
【0018】
【実施例2】外径215mm、内径110.5mmで長さ1
100mmの炭素鋼による外管1と、外径109.9mmで
内径が65mmであり長さが同じく1100mmのステンレ
ス内管2を前記した実施例1におけると同様にビレット
として組立てた。
100mmの炭素鋼による外管1と、外径109.9mmで
内径が65mmであり長さが同じく1100mmのステンレ
ス内管2を前記した実施例1におけると同様にビレット
として組立てた。
【0019】前記ビレットは実施例1と同様に加熱し、
これを外径82.7mm、肉厚15.4mm(内管肉厚3.
5mm)に押出して製品としたが、得られた二重管の境界
部において酸化物が認められなかったことは図4と同様
であって、良好な接合状態をなしていることが知られ
た。
これを外径82.7mm、肉厚15.4mm(内管肉厚3.
5mm)に押出して製品としたが、得られた二重管の境界
部において酸化物が認められなかったことは図4と同様
であって、良好な接合状態をなしていることが知られ
た。
【0020】なおこの実施例2のように炭素鋼を外管と
した場合において炭素鋼は内管であるステンレスよりも
熱膨張率が小さいことから焼ばめ法では製造自体が著し
く困難であることが明かである。本発明による実施例2
では頗る容易にビレット組立てをなし、目的の二重管を
得ることができた。
した場合において炭素鋼は内管であるステンレスよりも
熱膨張率が小さいことから焼ばめ法では製造自体が著し
く困難であることが明かである。本発明による実施例2
では頗る容易にビレット組立てをなし、目的の二重管を
得ることができた。
【0021】又本発明者は上記した実施例以外に二重管
としての外管をSUS304Lのステンレス鋼、内管を
炭素鋼とする場合において外径48〜230mm、全厚が
5.0〜40.0mmで、外管厚が1.0mmであり、内管
厚を4.0〜39.0mmとする何れの製品をも適切に製
造することができた。用いられたビレットとしては外管
の肉厚が2.5〜8.5mm(内径146〜319mm、外
径163〜324mm)、内管の肉厚が41.2〜10
6.7mm(内径51〜225mm、外径145.4〜31
9.0mm)であった。
としての外管をSUS304Lのステンレス鋼、内管を
炭素鋼とする場合において外径48〜230mm、全厚が
5.0〜40.0mmで、外管厚が1.0mmであり、内管
厚を4.0〜39.0mmとする何れの製品をも適切に製
造することができた。用いられたビレットとしては外管
の肉厚が2.5〜8.5mm(内径146〜319mm、外
径163〜324mm)、内管の肉厚が41.2〜10
6.7mm(内径51〜225mm、外径145.4〜31
9.0mm)であった。
【0022】更に外管を炭素鋼とし、内管をステンレス
鋼となし、あるいは内管をNIC42等の高合金とする
場合についても内管クラッド厚を1.0mm以上として、
製品外径50〜230mm、肉厚5〜40mmのものを適切
に製造することができた。
鋼となし、あるいは内管をNIC42等の高合金とする
場合についても内管クラッド厚を1.0mm以上として、
製品外径50〜230mm、肉厚5〜40mmのものを適切
に製造することができた。
【0023】更に本発明のものは内外管を共にステンレ
ス管とし、内外管のクラッド厚さを1mm以上として実施
し、ボイラ用管などを得ることができ、例えばSUS3
10S/17−14CuMo、35%Cr−Ni合金/18
%Cr−10%Ni−Nb−Ti、35%Cr−Ni合
金/NCF−2合金、SUS310S/18%Cr−1
0%Ni−Nb−Tiなどの組合わせで目的の製品を得
しめる。又ラインパイプとして、炭素鋼外管に対しSU
S−Ni基合金鋼(例えばNIC42またはハステロイ
G)を用いて適宜に実施でき、炭素鋼に対しNi基までの
合金鋼を適宜に選んで実施できる。炭素に対し13Cr鋼
の如きを採用してもよい。
ス管とし、内外管のクラッド厚さを1mm以上として実施
し、ボイラ用管などを得ることができ、例えばSUS3
10S/17−14CuMo、35%Cr−Ni合金/18
%Cr−10%Ni−Nb−Ti、35%Cr−Ni合
金/NCF−2合金、SUS310S/18%Cr−1
0%Ni−Nb−Tiなどの組合わせで目的の製品を得
しめる。又ラインパイプとして、炭素鋼外管に対しSU
S−Ni基合金鋼(例えばNIC42またはハステロイ
G)を用いて適宜に実施でき、炭素鋼に対しNi基までの
合金鋼を適宜に選んで実施できる。炭素に対し13Cr鋼
の如きを採用してもよい。
【0024】上記したような製造に当って、押出温度と
しては材料のオーバーヒートを避けるため1230℃程
度を上限とし、又下限を1100℃程度として適宜に実
施できる。一般的には1160℃前後で実施することが
好ましい。
しては材料のオーバーヒートを避けるため1230℃程
度を上限とし、又下限を1100℃程度として適宜に実
施できる。一般的には1160℃前後で実施することが
好ましい。
【0025】又本発明によるものは熱膨脹差を考慮する
必要がなく、三重管やそれ以上の多重管に対しても適宜
に適用することができる。
必要がなく、三重管やそれ以上の多重管に対しても適宜
に適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したような本発明によるときは
冷間においてビレット組立てを平易に実施せしめ、何等
の困難性なしに作業能率を従来の焼ばめ法に比し大幅に
向上させることができ、しかも二重管における境界部に
おいて良好な密着性を得しめ、更には内外管の組合わせ
について制約を受けることがなく、夫々の場合に適合し
た組合わせ関係を自在に選択した優質の二重管を提供し
得るなどの効果を有しており、工業的にその効果の大き
い発明である。
冷間においてビレット組立てを平易に実施せしめ、何等
の困難性なしに作業能率を従来の焼ばめ法に比し大幅に
向上させることができ、しかも二重管における境界部に
おいて良好な密着性を得しめ、更には内外管の組合わせ
について制約を受けることがなく、夫々の場合に適合し
た組合わせ関係を自在に選択した優質の二重管を提供し
得るなどの効果を有しており、工業的にその効果の大き
い発明である。
【図1】外管と内管との間のすき間をArガスで置換す
る操作について要領を示した斜面図である。
る操作について要領を示した斜面図である。
【図2】内管と外管とのシール溶接関係を示したもの
で、Aは縦断面図、Bは横断面図である。
で、Aは縦断面図、Bは横断面図である。
【図3】熱間押出時において、両管間のすき間からガス
抜きされる状態の模式図である。
抜きされる状態の模式図である。
【図4】本発明による実施例に関して、境界部の健全性
を示す金属組織の顕微鏡写真である。
を示す金属組織の顕微鏡写真である。
【図5】管長600〜800mmのものについてインダク
ションヒータで加熱した場合の均熱度を対比して示した
図表である。
ションヒータで加熱した場合の均熱度を対比して示した
図表である。
1 外管 2 内管 3 シール溶接 4 ガス抜き穴 10 Arガス置換設備
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安永 勝志 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 内管と外管とのすき間をArガスで置換
し、そのすき間をシール溶接するときにビレットの後端
側をガス抜き穴として少くとも1ヵ所以上溶接しない部
分を残すことを特徴とする二重管の熱間押出用ビレット
組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29032391A JPH05169136A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 二重管の熱間押出用ビレット組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29032391A JPH05169136A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 二重管の熱間押出用ビレット組立方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05169136A true JPH05169136A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=17754595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29032391A Pending JPH05169136A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 二重管の熱間押出用ビレット組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05169136A (ja) |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP29032391A patent/JPH05169136A/ja active Pending
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