JPH05168726A - 舶用分散配置消火システム - Google Patents
舶用分散配置消火システムInfo
- Publication number
- JPH05168726A JPH05168726A JP3338849A JP33884991A JPH05168726A JP H05168726 A JPH05168726 A JP H05168726A JP 3338849 A JP3338849 A JP 3338849A JP 33884991 A JP33884991 A JP 33884991A JP H05168726 A JPH05168726 A JP H05168726A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fire extinguishing
- foaming
- fire
- pump
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A62—LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
- A62C—FIRE-FIGHTING
- A62C3/00—Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places
- A62C3/07—Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places in vehicles, e.g. in road vehicles
- A62C3/10—Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places in vehicles, e.g. in road vehicles in ships
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- Emergency Management (AREA)
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 船舶用消火システムにおいて、ダクトを不要
としてスペースの有効利用をはかると共に、消火時間を
短縮し、有効な泡による消火システムを提供すること。 【構成】 船舶の消火対象区域外１に、発泡液のタンク
Ｔと、その液を移送するポンプＰ１と、発泡用の水を供
給するポンプＰ２と、発泡液と水との混合装置を配置
し、この混合装置と接続した消火混合液を供給する配管
を消火対象区域外から消火対象区域内２の必要個所に延
在し、これらの配管にそれぞれ発泡器Ｆ１〜Ｆ８を接続
することにより、消火対象区域内に必要とする発泡器を
分散して配置する。
としてスペースの有効利用をはかると共に、消火時間を
短縮し、有効な泡による消火システムを提供すること。 【構成】 船舶の消火対象区域外１に、発泡液のタンク
Ｔと、その液を移送するポンプＰ１と、発泡用の水を供
給するポンプＰ２と、発泡液と水との混合装置を配置
し、この混合装置と接続した消火混合液を供給する配管
を消火対象区域外から消火対象区域内２の必要個所に延
在し、これらの配管にそれぞれ発泡器Ｆ１〜Ｆ８を接続
することにより、消火対象区域内に必要とする発泡器を
分散して配置する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶火災に対して高発
泡の泡によって消火する消火システムに関するものであ
る。
泡の泡によって消火する消火システムに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の船舶火災に対する泡消火システム
としては、大きな容量の一ないし数個の発泡器を船舶の
消火対象区域外（例えば上甲板）に配置し、この消火対
象区域外で発泡した泡をダクト等で消火対象区域内（例
えば機関室）に送り込んで消火するシステムであった。
としては、大きな容量の一ないし数個の発泡器を船舶の
消火対象区域外（例えば上甲板）に配置し、この消火対
象区域外で発泡した泡をダクト等で消火対象区域内（例
えば機関室）に送り込んで消火するシステムであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述のように消火対象
区域外で発泡する方式では、発泡した泡を、消火対象区
域内に送り込むダクトが必要になるが、船舶のような場
所に余裕のないところでは、ダクトを設置するための場
所の確保がむずかしい上に、ダクトの工事費がかさむの
で不都合である。また、火災場所が消火対象区域内の上
部の甲板である場合は、下から泡が充満してくるまで時
間がかかるので、消火までの時間がながびくという問題
点がある。
区域外で発泡する方式では、発泡した泡を、消火対象区
域内に送り込むダクトが必要になるが、船舶のような場
所に余裕のないところでは、ダクトを設置するための場
所の確保がむずかしい上に、ダクトの工事費がかさむの
で不都合である。また、火災場所が消火対象区域内の上
部の甲板である場合は、下から泡が充満してくるまで時
間がかかるので、消火までの時間がながびくという問題
点がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため本発明においては、船舶の消火対象区域外に配置し
た発泡液と溶液（水または海水など）との混合装置と接
続した消火混合液を供給する配管を消火対象区域外から
消火対象区域内の必要個所に延在し、これらの配管にそ
れぞれ発泡器を接続することにより、消火対象区域内に
必要とする発泡器を分散して配置することにより舶用分
散配置消火システムを構成する。
ため本発明においては、船舶の消火対象区域外に配置し
た発泡液と溶液（水または海水など）との混合装置と接
続した消火混合液を供給する配管を消火対象区域外から
消火対象区域内の必要個所に延在し、これらの配管にそ
れぞれ発泡器を接続することにより、消火対象区域内に
必要とする発泡器を分散して配置することにより舶用分
散配置消火システムを構成する。
【０００５】また前記した発泡器に至る配管途中に電動
制御弁などの流量調節部を設けて、タイマーなどの制御
を用いて流量を変化できるようにしてもよい。
制御弁などの流量調節部を設けて、タイマーなどの制御
を用いて流量を変化できるようにしてもよい。
【０００６】さらに前記した消火システムにおいて、泡
の発泡倍率を300 〜500 倍とするようにしてもよい。
の発泡倍率を300 〜500 倍とするようにしてもよい。
【０００７】
【作用】上述のように本発明においては、消火対象区域
内に発泡器を分散して配置したから、ダクトが不要にな
り、従来必要としたダクトのスペースおよびダクトの工
事費が不要になる。このことは限られたスペースの船舶
においては大きなメリットとなる。また、各甲板に泡を
放出できるので、火災場所に関係なく、全域を泡で覆う
ことにより効果的な消火ができる。すなわち従来のダク
ト方式のように、下から泡が充満して火災場所に泡が達
するまで待つ必要がない。
内に発泡器を分散して配置したから、ダクトが不要にな
り、従来必要としたダクトのスペースおよびダクトの工
事費が不要になる。このことは限られたスペースの船舶
においては大きなメリットとなる。また、各甲板に泡を
放出できるので、火災場所に関係なく、全域を泡で覆う
ことにより効果的な消火ができる。すなわち従来のダク
ト方式のように、下から泡が充満して火災場所に泡が達
するまで待つ必要がない。
【０００８】また本発明においては、発泡器に至る配管
途中に電動制御弁などの流量調節部を設けて、タイマー
などの制御を用いて流量を変化できるようにしたから、
これにより各消火対象区域内の発泡量を変化させて消火
システムを効率よく作動させることができる。
途中に電動制御弁などの流量調節部を設けて、タイマー
などの制御を用いて流量を変化できるようにしたから、
これにより各消火対象区域内の発泡量を変化させて消火
システムを効率よく作動させることができる。
【０００９】また本発明においては、従来800 倍程度で
あった発泡倍率を300 〜500 倍にしたから、このように
すると、従来の800 倍程度の高発泡の泡に比較して、水
分の含有量が多いので火災に強く、また泡が重くなるの
で、開口部からの落下性能も良くなる。このため火災に
あおられにくい本消火システムに適した泡となる。
あった発泡倍率を300 〜500 倍にしたから、このように
すると、従来の800 倍程度の高発泡の泡に比較して、水
分の含有量が多いので火災に強く、また泡が重くなるの
で、開口部からの落下性能も良くなる。このため火災に
あおられにくい本消火システムに適した泡となる。
【００１０】
【実施例】以下、図面について本発明の一実施例を説明
する。図１において、１は船舶の消火対象区域外（例え
ば上甲板）で、1aはその水ホンプ設置場所、２は消火対
象区域内で、2aは機関室、2bはポンプ室である。
する。図１において、１は船舶の消火対象区域外（例え
ば上甲板）で、1aはその水ホンプ設置場所、２は消火対
象区域内で、2aは機関室、2bはポンプ室である。
【００１１】本実施例においては、消火対象区域外１
に、まづ発泡液のタンクＴと、このタンクＴ内の発泡液
を移送するポンプ P1 を設ける。SCV1はタンクＴとポン
プ P1 を結ぶ管系ａ中に設けた電磁弁、S1はこの電磁弁
SCV1とポンプP1との間に設けたストレーナ、BV1 は電磁
弁SCV1と並列に設けた玉型弁である。またRVはポンプP1
の吐出側の管系ｂとタンクＴとを接続する管系ｃに介挿
したリリーフ弁で、BRVはタンクＴに接続したブリザー
弁である。
に、まづ発泡液のタンクＴと、このタンクＴ内の発泡液
を移送するポンプ P1 を設ける。SCV1はタンクＴとポン
プ P1 を結ぶ管系ａ中に設けた電磁弁、S1はこの電磁弁
SCV1とポンプP1との間に設けたストレーナ、BV1 は電磁
弁SCV1と並列に設けた玉型弁である。またRVはポンプP1
の吐出側の管系ｂとタンクＴとを接続する管系ｃに介挿
したリリーフ弁で、BRVはタンクＴに接続したブリザー
弁である。
【００１２】また水ポンプ設置場所1aに発泡用の水を供
給するポンプP2を設け、このポンプP2と、発泡液を移送
するポンプ P1 との間に、発泡液と水との混合装置 (各
種弁類と配管からなる装置) を設ける。
給するポンプP2を設け、このポンプP2と、発泡液を移送
するポンプ P1 との間に、発泡液と水との混合装置 (各
種弁類と配管からなる装置) を設ける。
【００１３】すなわちポンプ P1 の吐出側の管系ｂを二
つの管系ｄ，ｅに分岐し、これら各管系ｄ，ｅにそれぞ
れ電磁弁 SCV2, SCV3,定流量弁 CFV1, CFV2 、逆止弁 C
V1,CV2を順に設ける。また PG1は前記管系ｂに設けた圧
力計、BV2 は管系ｂから分岐した管系ｆに設けた玉型弁
である。
つの管系ｄ，ｅに分岐し、これら各管系ｄ，ｅにそれぞ
れ電磁弁 SCV2, SCV3,定流量弁 CFV1, CFV2 、逆止弁 C
V1,CV2を順に設ける。また PG1は前記管系ｂに設けた圧
力計、BV2 は管系ｂから分岐した管系ｆに設けた玉型弁
である。
【００１４】また前記したポンプP2の吐出側の管系ｇに
ストレーナS2を介挿すると共に、この管系ｇを二つの管
系ｈ，ｉに分岐し、これら各管系ｈ，ｉにそれぞれ電動
制御弁（電動ボール弁）SBV1, SBV2、定流量弁 CFV3, C
FV4 、逆止弁 CV3, CV4 を順に設け、この逆止弁CV3, C
V4をそれぞれ前記逆止弁 CV1, CV2 と管系ｊ，ｋによっ
て接続する。なおPSは前記管系ｇに接続した圧力スイッ
チで、PG2 は同じく圧力計である。
ストレーナS2を介挿すると共に、この管系ｇを二つの管
系ｈ，ｉに分岐し、これら各管系ｈ，ｉにそれぞれ電動
制御弁（電動ボール弁）SBV1, SBV2、定流量弁 CFV3, C
FV4 、逆止弁 CV3, CV4 を順に設け、この逆止弁CV3, C
V4をそれぞれ前記逆止弁 CV1, CV2 と管系ｊ，ｋによっ
て接続する。なおPSは前記管系ｇに接続した圧力スイッ
チで、PG2 は同じく圧力計である。
【００１５】また前記管系ｊより分岐した管系ｌを消火
対象区域内２まで延在し、この消火対象区域内２の機関
室2a内において、さらに四つの管系ｍ，ｎ，ｏ，ｐに分
岐すると共に、各管系の端部にそれぞれ発泡器 F1, F2,
F3, F4 を接続する。
対象区域内２まで延在し、この消火対象区域内２の機関
室2a内において、さらに四つの管系ｍ，ｎ，ｏ，ｐに分
岐すると共に、各管系の端部にそれぞれ発泡器 F1, F2,
F3, F4 を接続する。
【００１６】また前記管系ｌの途中から二つの管系ｑ，
ｒを分岐し、この管系ｑの途中に電動制御弁 SBV3 を介
挿すると共に、この管系ｑを消火対象区域内２の機関室
2a内に設置した発泡器 F5 に接続する。またもう一つの
管系ｒの途中に電動制御弁SBV4を介挿すると共に、この
管系ｒを消火対象区域内２の機関室2a内に設置した発泡
器 F6, F7 にそれぞれ接続する。
ｒを分岐し、この管系ｑの途中に電動制御弁 SBV3 を介
挿すると共に、この管系ｑを消火対象区域内２の機関室
2a内に設置した発泡器 F5 に接続する。またもう一つの
管系ｒの途中に電動制御弁SBV4を介挿すると共に、この
管系ｒを消火対象区域内２の機関室2a内に設置した発泡
器 F6, F7 にそれぞれ接続する。
【００１７】また前記管系ｋより分岐した管系ｓを消火
対象区域内２のポンプ室2b内まで延在させ、このポンプ
室2b内に設置した発泡器 F8 に接続する。なおAHはこの
ポンプ室2b内に設置したエアーホーンで、このエアホー
ンAHは圧縮空気供給源 (図示せず）に管系ｔを介して接
続されている。SCV4はこの管系ｔに介挿した電磁弁であ
る。
対象区域内２のポンプ室2b内まで延在させ、このポンプ
室2b内に設置した発泡器 F8 に接続する。なおAHはこの
ポンプ室2b内に設置したエアーホーンで、このエアホー
ンAHは圧縮空気供給源 (図示せず）に管系ｔを介して接
続されている。SCV4はこの管系ｔに介挿した電磁弁であ
る。
【００１８】またMS1 , MS2 は、消火対象区域内２の機
関室2a内に設置したモーターサイレン、CBは消火対象区
域外１に設置したコントロールボックスで、このコント
ロールポックスCB内には、各種信号を処理する機器およ
び各発泡器に至る配管内の流量調整時期を制御するため
のタイマー (図示せず）等が設けてある。図中点線で示
すu1はコントロールボックスCBへの電源入力であり、
u2, u3は各種信号用入力である。また他の点線は、各種
電動機器を制御するためコントロールボックスCBより出
る信号出力である。
関室2a内に設置したモーターサイレン、CBは消火対象区
域外１に設置したコントロールボックスで、このコント
ロールポックスCB内には、各種信号を処理する機器およ
び各発泡器に至る配管内の流量調整時期を制御するため
のタイマー (図示せず）等が設けてある。図中点線で示
すu1はコントロールボックスCBへの電源入力であり、
u2, u3は各種信号用入力である。また他の点線は、各種
電動機器を制御するためコントロールボックスCBより出
る信号出力である。
【００１９】また図２は発泡器Ｆの一例を示すもので、
図中３は中空円筒状の胴体で、４は胴体３に固着した固
定用支柱である。この胴体３の一方の開口部には、四本
の支柱５を介して発泡液用の噴射ノズル６が胴体３の中
心部に向って取り付けられている。７はこの噴射ノズル
６に接続した発泡液供給用の配管である。
図中３は中空円筒状の胴体で、４は胴体３に固着した固
定用支柱である。この胴体３の一方の開口部には、四本
の支柱５を介して発泡液用の噴射ノズル６が胴体３の中
心部に向って取り付けられている。７はこの噴射ノズル
６に接続した発泡液供給用の配管である。
【００２０】また８は胴体３の他の開口部に設けた円錐
状の発泡ネットで、これは円錐状に形成した板に多数の
孔8aを分布配設したものである。なおこの発泡器Ｆは、
高温ガスや炎にさらされても損傷しない耐熱性に富む金
属製にするのがよい。図２の(b) 中に示した噴霧９は、
発泡液を噴射した状態を示すものである。
状の発泡ネットで、これは円錐状に形成した板に多数の
孔8aを分布配設したものである。なおこの発泡器Ｆは、
高温ガスや炎にさらされても損傷しない耐熱性に富む金
属製にするのがよい。図２の(b) 中に示した噴霧９は、
発泡液を噴射した状態を示すものである。
【００２１】つぎに上述のように構成した本発明消火シ
ステムの作用を図３のフローシートを参照して説明す
る。すなわちステップＡに示すように火災が発生して、
ステップＢに示すように、火災の発生を確認し、消火作
業を始めてよいことを確認して、ステップＣに示すよう
に起動スイッチをONにすると、コントロールボックスCB
より信号が出力されて、エアーホーンAHおよびモーター
サイレンMS1,MS2が泡の発生の警報を発生すると共に、
各種の起動スイッチがONになる。
ステムの作用を図３のフローシートを参照して説明す
る。すなわちステップＡに示すように火災が発生して、
ステップＢに示すように、火災の発生を確認し、消火作
業を始めてよいことを確認して、ステップＣに示すよう
に起動スイッチをONにすると、コントロールボックスCB
より信号が出力されて、エアーホーンAHおよびモーター
サイレンMS1,MS2が泡の発生の警報を発生すると共に、
各種の起動スイッチがONになる。
【００２２】起動スイッチがONになると、ステップＤで
示すように、発泡液移送用のポンプP1（図１参照）が始
動すると共に、ステップＥのように、水供給用のポンプ
P2が始動する。そしてステップＦに示すように、水の圧
力スイッチPSが２kg／cm2 になれば、ステップＧのよう
に水のバルブ（電動制御弁SBV1, SBV2) を開くと共に、
ステップＨのように発泡液のバルブ（電磁弁SCV1, SC
V2, SCV3 )を開いて、水と発泡液を混合して消火液と
し、ついでステップＩで示すように、各甲板に設けられ
たバルブ（電動制御弁SBV3, SBV4) を開いて、ステップ
Ｊで示すように、各甲板に設置した発泡器F1〜F8で消火
液を噴射することによって発泡を開始する。
示すように、発泡液移送用のポンプP1（図１参照）が始
動すると共に、ステップＥのように、水供給用のポンプ
P2が始動する。そしてステップＦに示すように、水の圧
力スイッチPSが２kg／cm2 になれば、ステップＧのよう
に水のバルブ（電動制御弁SBV1, SBV2) を開くと共に、
ステップＨのように発泡液のバルブ（電磁弁SCV1, SC
V2, SCV3 )を開いて、水と発泡液を混合して消火液と
し、ついでステップＩで示すように、各甲板に設けられ
たバルブ（電動制御弁SBV3, SBV4) を開いて、ステップ
Ｊで示すように、各甲板に設置した発泡器F1〜F8で消火
液を噴射することによって発泡を開始する。
【００２３】発泡器による発泡開始後は、例えばステッ
プＫで示すように、Ｘ分後にタンクトップのバルブを閉
じて、その部分の発泡を停止し、ついでステップＬのよ
うに、Ｙ分後に、第４デッキのバルブを閉じて、その部
分の発泡を停止し、さらにステップＭで示すようにＺ分
後に、第３デッキのバルブを閉じて、その部分の発泡を
停止すると共に、第２デッキの予備バルブを開いて予備
発泡器を始動する。そしてステップＮのように消火を確
認したならば、ステップＯのように、すべての機器を停
止させる。
プＫで示すように、Ｘ分後にタンクトップのバルブを閉
じて、その部分の発泡を停止し、ついでステップＬのよ
うに、Ｙ分後に、第４デッキのバルブを閉じて、その部
分の発泡を停止し、さらにステップＭで示すようにＺ分
後に、第３デッキのバルブを閉じて、その部分の発泡を
停止すると共に、第２デッキの予備バルブを開いて予備
発泡器を始動する。そしてステップＮのように消火を確
認したならば、ステップＯのように、すべての機器を停
止させる。
【００２４】
【発明の効果】上述のように本発明においては、消火対
象区域内２に発泡器F1〜F8を分散して配置したから、ダ
クトが不要になり、従来必要としたダクトのスペースお
よびダクトの工事費が不要になる。このことは限られた
スペースの船舶においては大きなメリットとなる。ま
た、各甲板に泡を放出できるので、火災場所に関係な
く、全域を泡で覆うことにより効果的な消火ができる。
すなわち従来のダクト方式のように、下から泡が充満し
て火災場所に泡が達するまで待つ必要がない。
象区域内２に発泡器F1〜F8を分散して配置したから、ダ
クトが不要になり、従来必要としたダクトのスペースお
よびダクトの工事費が不要になる。このことは限られた
スペースの船舶においては大きなメリットとなる。ま
た、各甲板に泡を放出できるので、火災場所に関係な
く、全域を泡で覆うことにより効果的な消火ができる。
すなわち従来のダクト方式のように、下から泡が充満し
て火災場所に泡が達するまで待つ必要がない。
【００２５】また本発明においては、発泡器F1〜F8に至
る配管途中に電動制御弁SBV1〜SBV4を設けて、コントロ
ールボックスCB内に設けたタイマーによって流量を変化
できるようにしたから、これにより各消火対象区域内2
a, 2b各部の発泡量を変化させて消火システムを効率よ
く作動させることができる。
る配管途中に電動制御弁SBV1〜SBV4を設けて、コントロ
ールボックスCB内に設けたタイマーによって流量を変化
できるようにしたから、これにより各消火対象区域内2
a, 2b各部の発泡量を変化させて消火システムを効率よ
く作動させることができる。
【００２６】また本発明においては、従来800 倍程度で
あった発泡倍率を300 〜500 倍にしたから、このように
すると、従来の800 倍程度の高発泡の泡に比較して、水
分の含有量が多いので火炎に強く、また泡が重くなるの
で、開口部からの落下性能も良くなる。このため火炎に
あおられにくい本消火システムに適した泡となる等、本
発明によれば、多くのすぐれた効果が得られる。
あった発泡倍率を300 〜500 倍にしたから、このように
すると、従来の800 倍程度の高発泡の泡に比較して、水
分の含有量が多いので火炎に強く、また泡が重くなるの
で、開口部からの落下性能も良くなる。このため火炎に
あおられにくい本消火システムに適した泡となる等、本
発明によれば、多くのすぐれた効果が得られる。
【図１】本発明の消火システムを示す説明図である。
【図２】(a) は、発泡器の正面図であり、(b) は、その
一部を断面で示す側面図であり、(c) は、その背面図で
ある。
一部を断面で示す側面図であり、(c) は、その背面図で
ある。
【図３】本発明消火システムのフローシートである。
１ 消火対象区域外 1a 水ポンプ設置場所 ２ 消火対象区域内 2a 機関室 2b ポンプ室 ３ 発泡器の胴体 ４ 固定用支柱 ５ 支柱 ６ 噴射ノズル ７ 発泡液供給用の配管 ８ 発泡ネット 8a 多数の孔 ９ 噴霧 Ｔ タンク P1 発泡液を移送するポンプ P2 発泡用の水を供給するポンプ SCV1〜SCV4 電磁弁 S1, S2 ストレーナ BV1, BV2 玉型弁 RV リリーフ弁 BRV ブリザー弁 CFV1〜 CFV4 定流量弁 CV1 〜CV4 逆止弁 SBV1〜SBV4 電動制御弁 (電動ボール弁) PS 圧力スイッチ PG1, PG2 圧力計 F1〜 F8 発泡器 AH エアーホーン MS1, MS2 モーターサイレン CB コントロールボックス a 〜ｔ 管系 u1〜u3 コントロールボックスへの入力
Claims (3)
- 【請求項１】 船舶の消火対象区域外に配置した発泡液
と溶液（水または海水など）との混合装置と接続した消
火混合液を供給する配管を消火対象区域外から消火対象
区域内の必要個所に延在し、これらの配管にそれぞれ発
泡器を接続することにより、消火対象区域内に必要とす
る発泡器を分散して配置することを特徴とする舶用分散
配置消火システム。 - 【請求項２】 請求項１記載の発泡器に至る配管途中に
電動制御弁などの流量調節部を設けて、タイマーなどの
制御を用いて流量を変化できるようにしたことを特徴と
する舶用分散配置消火システム。 - 【請求項３】 請求項１および２の消火システムにおい
て、泡の発泡倍率を300 〜500 倍とすることを特徴とす
る舶用分散配置消火システム。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3338849A JPH05168726A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 舶用分散配置消火システム |
| KR1019920024816A KR930012051A (ko) | 1991-12-20 | 1992-12-19 | 선박용 분산배치 소화시스템 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3338849A JPH05168726A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 舶用分散配置消火システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05168726A true JPH05168726A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18321992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3338849A Pending JPH05168726A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 舶用分散配置消火システム |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05168726A (ja) |
| KR (1) | KR930012051A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012111620A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Daifuku Co Ltd | 自動倉庫設備 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200466639Y1 (ko) * | 2011-01-21 | 2013-04-29 | 삼성중공업 주식회사 | 선박용 소화수의 서지 방지 장치 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6411569A (en) * | 1987-07-06 | 1989-01-17 | Nittan Co Ltd | Foam fire extinguishing agent mixing apparatus |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP3338849A patent/JPH05168726A/ja active Pending
-
1992
- 1992-12-19 KR KR1019920024816A patent/KR930012051A/ko not_active Application Discontinuation
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6411569A (en) * | 1987-07-06 | 1989-01-17 | Nittan Co Ltd | Foam fire extinguishing agent mixing apparatus |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012111620A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Daifuku Co Ltd | 自動倉庫設備 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR930012051A (ko) | 1993-07-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0755287B1 (en) | A fire fighting installation for discharging a liquid-gas fog | |
| CN207822315U (zh) | 泡沫产生模块及泡沫灭火设备 | |
| AU2018226928A1 (en) | Foam production method, fire extinguishing method, and foam extinguishing appliance | |
| JPH05168726A (ja) | 舶用分散配置消火システム | |
| SK15522000A3 (sk) | Metóda a veľkokapacitné zariadenie na výrobu protipožiarnej peny a rozpínacie / rozstrekovacie zariadenie peny | |
| US20040055764A1 (en) | Method and apparatus for distributing fire suppressant | |
| JP2648829B2 (ja) | 洞道内ケーブルの消火方法及び発泡消火装置 | |
| US8109341B1 (en) | Method and high-capacity apparatus for producing fire fighting foam and foam expanding spreading device | |
| JPH06165837A (ja) | 局所用高膨脹泡消火装置 | |
| JPH01151468A (ja) | 泡消火器 | |
| JPH10263102A (ja) | 泡消火設備 | |
| JPH0336373Y2 (ja) | ||
| JP4009498B2 (ja) | 消火設備 | |
| US6443233B1 (en) | Appliance for introducing an inert gas into an extinguishant | |
| JPH114904A (ja) | 高膨張泡消火装置 | |
| JP2001000567A (ja) | 延焼防止装置 | |
| SU946390A3 (ru) | Устройство дл образовани огнегасительной пены | |
| JPH11244406A (ja) | 制振水槽を利用する自動消火設備 | |
| CN117899396A (zh) | 一种集装箱船固定式消防水炮控制方法 | |
| JP2000202059A (ja) | 空気圧を利用した放水銃による消火装置 | |
| RU1784237C (ru) | Автономна установка дл тушени пожаров | |
| JPH04236972A (ja) | スプリンクラ消火装置 | |
| JP2001246009A (ja) | 消火設備 | |
| JPS635737Y2 (ja) | ||
| JPH0631013A (ja) | 消火設備 |