JPH05167788A - 反射型原稿照明装置 - Google Patents

反射型原稿照明装置

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JPH05167788A
JPH05167788A JP3354847A JP35484791A JPH05167788A JP H05167788 A JPH05167788 A JP H05167788A JP 3354847 A JP3354847 A JP 3354847A JP 35484791 A JP35484791 A JP 35484791A JP H05167788 A JPH05167788 A JP H05167788A
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JP
Japan
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light
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optical fibers
optical
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Pending
Application number
JP3354847A
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English (en)
Inventor
Shinji Ito
慎二 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3以上の多方向から原稿を照明しつつ、装置
の小型化および組立作業の簡易化を図る。 【構成】 多方向から原稿8を照明する複数本の光ファ
イバー5を、光軸Yと交差する単一の方向に配置し、各
光ファイバー5からの出射光を異なった位置から原稿読
み取り点Pに導く反射ミラー12を設ける。単一方向に光
ファイバー5を配置しているため、その取り付け姿勢が
周囲に向けて広がることがなく、また、光ファイバー5
の取り付け作業も簡単化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製版用スキャナやファ
クシミリ等の原稿を走査する走査ヘッドの原稿照明装置
に係り、特には、反射原稿に対しての照明を行う反射型
原稿照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、製版用スキャナの反射型原稿照
明装置は、円筒形の回転ドラムにセットされた原稿を回
転ドラムの軸方向に沿って読み取り走査する走査ヘッド
に設けられている。走査ヘッドにはその他に色分解光学
系が備えられており、反射型原稿照明装置で照明された
原稿からの反射光をピックアップしてR(赤),G
(緑),B(青)の3原色に分解し、それぞれを電気信
号に変換した3原色信号(RGB信号)を製版用スキャ
ナの画像処理装置に出力するようになっている。
【0003】回転ドラムにセットされた原稿にキズがあ
ると、反射型原稿照明装置から照射される光の方向によ
っては、キズの内面部分が十分に照明されないこととな
って、キズからの反射光量が減少し、陰影部分としてピ
ックアップされる。その結果、製版用スキャナから出力
される感光材上にもキズが陰影として再現されてしま
う。そこで、原稿を3方向以上の多方向から照明してキ
ズの内面部分まで十分に光を照射する反射型原稿照明装
置が本出願人によって提案されている(特開昭60−5877
0 号公報)。これを従来例として図6に示し、以下に説
明する。
【0004】走査ヘッドのケーシング2に、ピックアッ
プレンズ3を内装した円筒形のレンズ構体4が取り付け
られており、レンズ構体4の周壁部には光ファイバー5
を保持するためのホルダ6が固定設置されている。ピッ
クアップレンズ3は、その光軸Yが回転ドラム7にセッ
トされた原稿8の面に対して垂直になるように取り付け
られる。光軸Yと原稿8との交点Pが原稿読み取り点と
なる。
【0005】光軸Yと直交する水平軸線Xから例えば4
5°の傾斜角度をもって前記原稿読み取り点Pを臨む複
数の光ファイバー挿入管9が、光軸Yの周りに沿って等
間隔にホルダ6に配設されている。これら光ファイバー
挿入管9に挿入固定された光ファイバー5は、ケーシン
グ2内で1つに束ねられ光源(図示せず)に向かって配
設される。そして光ファイバー5のそれぞれの入射端は
光源に接続される。
【0006】この装置によると、原稿読み取り点Pを上
斜め45°の角度から照明する光が、ピックアップレン
ズ3の光軸Yの周りの3方向以上の多方向から出射され
ることになり、原稿8のキズの内面部分を十分な光量で
もって照明することが可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数本
の光ファイバー5は、ある傾斜角度でホルダ6の周辺部
に取り付けられ、ケーシング2内で1つに束ねられる関
係から、図7に示すような湾曲した姿勢となる。周知の
とおり、光路としての光ファイバー5を直角に折り曲げ
ることはできないからである。各光ファイバー5は、図
6に示したように、走査ヘッドのケーシング2内に挿入
されるため、走査ヘッドの内部において各光ファイバー
5の湾曲姿勢を許容するための空間が必要となり、走査
ヘッドのサイズの大型化を招く。この走査ヘッドの大型
化に伴って、製版用スキャナやファクシミリ等の本体サ
イズも大きくなるという問題が発生する。
【0008】また、ホルダ6に対して複数方向から光フ
ァイバー5を取り付けるため、その組立作業が複雑化
し、作業効率の低下を招くという問題もある。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、上記の問題点を解消しながら3方向以
上の多方向からの原稿照明を可能にする反射型原稿照明
装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために次のような構成をとる。すなわち、本発
明は、原稿面に対して垂直な方向に光軸を有するピック
アップレンズの周辺部に、光源からの光を伝達する複数
本の光ファイバーを設置し、前記ピックアップレンズの
光軸と原稿面との交点である原稿読み取り点を3方向以
上の多方向から照明する反射型原稿照明装置において、
前記ピックアップレンズの光軸と交差する単一の方向に
前記複数本の光ファイバーを配置し、これら光ファイバ
ーから出射される光をそれぞれ異なった位置で反射して
前記原稿読み取り点へ導く光反射手段を設置したことを
特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の構成による作用は、次のとおりであ
る。すなわち、ピックアップレンズの光軸と交差する単
一の方向に複数本の光ファイバーを配置してあるから、
これらの光ファイバーの取り付け姿勢がピックアップレ
ンズの光軸の周りに広がるように湾曲することがなく、
各光ファイバーを納める走査ヘッドのサイズの大型化が
抑えられる。また、単一の方向からのみ光ファイバーを
取り付けるだけなので、その組立作業は簡単化する。複
数本の光ファイバーを前記のような同一の方向に配置す
ると、各光ファイバーから出射される光もそれぞれ同一
の方向に沿った光となる。しかし、光反射手段が、これ
らの同一方向の光をそれぞれ異なった位置で反射して原
稿読み取り点に導くので、原稿読み取り点は3方向以上
の多方向から照明される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1はこの実施例に係る反射型原稿照明装
置の要部断面図である。図6に示した従来のものと同
様、回転ドラム7にセットされた原稿8の面に対して垂
直な方向に光軸Yを有するピックアップレンズ3が、円
筒形のレンズ構体4に内装されて走査ヘッドのケーシン
グ2に取り付けられている。
【0013】レンズ構体4の周壁部にはホルダ10が取り
付けられ、このホルダ10に光ファイバー5を挿入固定す
る光ファイバー挿入管9がねじ止め固定されている。こ
の例の光ファイバー挿入管9および光ファイバー5はそ
れぞれ3本設けられており、ピックアップレンズ3の光
軸Yと直交する水平軸線Xの方向に並列配置されている
(図1に示した方向からは互いに重なってみえる)。
【0014】この図1の要部断面図あるいは図2のホル
ダ10の上面図に示すように、ホルダ10の内部における各
光ファイバー挿入管9の投光端の前方には光路11が形成
され、各光路11の終端にはそれぞれに反射ミラー12が取
り付けられている。これらの反射ミラー12は、ピックア
ップレンズ3の光軸Yと原稿8との交点である原稿読み
取り点Pを中心とした円周に沿って略等間隔に配置さ
れ、3本の光ファイバー挿入管9から出射される光をそ
れぞれ異なった位置で反射するようになっている。ま
た、それらの反射光が水平軸線Xから例えば45°の傾
斜角度をもって原稿読み取り点Pに集結するように、各
反射ミラー12はそれぞれに傾斜した姿勢となっている。
【0015】この反射型原稿照明装置によると、3本の
光ファイバー5によって図示しない光源から伝達される
光は、水平軸線Xの方向に沿った3本の平行な光線とし
て光ファイバー挿入管9から出射され、光路11を通り、
それぞれ異なる位置において反射ミラー12で反射されて
原稿読み取り点Pに向かう。すなわち、原稿読み取り点
Pを、3つの異なる方向から出射する光によって、上斜
め45°の角度から照明する。
【0016】また、3本の光ファイバー5は水平軸線X
に沿った単一の方向に取り付けられているので、従来例
のように光軸Yの周りに広がるような湾曲姿勢とはなら
ず、光ファイバー5を納める走査ヘッドの内部において
そのような湾曲姿勢を許容するためのスペースが不要に
なる。
【0017】特に、図1に示したような光ファイバー5
の取り付け方向、すなわち、回転ドラム7の軸方向に沿
った走査ヘッドの副走査方向と水平に直交する方向に、
光ファイバー5を取り付けた場合には、副走査方向にお
ける光ファイバー5の取り付けスペースがごく僅かにな
る。つまり、走査ヘッドの副走査方向のサイズを小さく
することが可能になる。その結果、走査ヘッドの副走査
方向のストロークを許容するためのスペースも小さくな
り、製版用スキャナやファクシミリ等の横幅を狭め、こ
れらの機器の設置スペースの縮小化を図ることができ
る。
【0018】以上の実施例では、3本の光ファイバー5
を用いて3方向から原稿読み取り点Pを照明する装置を
示したが、特に光ファイバー5の数に限定はなく、2本
の光ファイバー5を用いてもよいし、4本以上用いても
よい。ただし、原稿読み取り点Pに対する照明方向は少
なくとも3方向以上の多方向から行う必要がある。2方
向からの照明の場合、原稿8に形成されたキズの方向に
よっては、キズの内部の各面がいずれも2方向からの照
明を受けるとは限らず、キズ部分の反射光量の減量が生
じる(特開昭60−58770 号公報参照)。
【0019】光ファイバー5の数を3本以上とした場合
には、それぞれの光を異なる位置で反射することによ
り、3方向以上の多方向からの照明となるが、光ファイ
バー5の数を2本にした場合には、光を分光するなどし
て、3方向以上の多方向からの照明を実現することにな
る。そのような一例を図3に示す。
【0020】ホルダ20の内部に挿入固定された光ファイ
バー挿入管9の前方に主光路21を形成し、その終端に反
射ミラー12を取り付けるとともに、主光路21の途中にハ
ーフミラー22を設置する。さらに、ハーフミラー22で分
光された光を一方の反射ミラー12に導くための分光路23
および反射ミラー24を設ける。このような構成要素を2
本の光ファイバー5に対応してそれぞれ備えると、図の
一点鎖線で示すように、各光ファイバー挿入管9から出
射された光が4つの反射ミラー12で反射されて原稿読み
取り点Pに向かう。すなわち、4方向からの照明とな
る。
【0021】その他の実施例として、図4に示すよう
に、ホルダ10に挿入固定された光ファイバー挿入管9の
先端に集光レンズ30を取り付けて出射光を集束するよう
にしてもよいし、あるいは図5に示すように、反射ミラ
ー12からの反射光を集光レンズ30で集束させる構成にし
てもよい。この様な集光レンズ30を設けることにより、
光ファイバー5から出射される光の拡散が抑制される。
よって、原稿読み取り点Pにおける光量は集光レンズ30
を設けない場合よりも多くなる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の反射型原稿照射装置によれば、単一の方向に複数本の
光ファイバーを配置し、これらの光ファイバーから出射
される光をそれぞれ異なった位置で反射して原稿読み取
り点に導くので、原稿読み取り点は3方向以上の多方向
から照明される。単一の方向に光ファイバーを配してい
るので、従来例のようにその取り付け姿勢が周りに広が
るように湾曲することがなく、本装置を備える機器(製
版用スキャナやファクシミリ等)のサイズを小型化する
ことができる。また、単一の方向からのみ光ファイバー
を取り付けるだけなので、その組立作業は簡単化し、作
業効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る反射型原稿照明装置の
要部断面図である。
【図2】反射型原稿照明装置のホルダの上面図である。
【図3】その他の反射型原稿照明装置のホルダの上面図
である。
【図4】その他の実施例を示した簡略図である。
【図5】その他の実施例を示した簡略図である。
【図6】従来例に係る反射型原稿照明装置の要部断面図
である。
【図7】従来例における光ファイバーの取り付け姿勢を
示した図である。
【符号の説明】
3・・・ピックアップレンズ 5・・・光ファイバー 8・・・原稿 10・・・ホルダ 12・・・反射ミラー P・・・原稿読み取り点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿面に対して垂直な方向に光軸を有す
    るピックアップレンズの周辺部に、光源からの光を伝達
    する複数本の光ファイバーを設置し、前記ピックアップ
    レンズの光軸と原稿面との交点である原稿読み取り点を
    3方向以上の多方向から照明する反射型原稿照明装置に
    おいて、 前記ピックアップレンズの光軸と交差する単一の方向に
    前記複数本の光ファイバーを配置し、 これら光ファイバーから出射される光をそれぞれ異なっ
    た位置で反射して前記原稿読み取り点へ導く光反射手段
    を設置したことを特徴とする反射型原稿照明装置。
JP3354847A 1991-12-18 1991-12-18 反射型原稿照明装置 Pending JPH05167788A (ja)

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JP3354847A JPH05167788A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 反射型原稿照明装置

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JP3354847A JPH05167788A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 反射型原稿照明装置

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