JPH0516748A - 自動車のウインドガラス支持装置 - Google Patents

自動車のウインドガラス支持装置

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JPH0516748A
JPH0516748A JP3177892A JP17789291A JPH0516748A JP H0516748 A JPH0516748 A JP H0516748A JP 3177892 A JP3177892 A JP 3177892A JP 17789291 A JP17789291 A JP 17789291A JP H0516748 A JPH0516748 A JP H0516748A
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JP
Japan
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window glass
windshield
vehicle body
vehicle
sensor
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JP3177892A
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English (en)
Inventor
Munemasa Shimamura
宗正 嶋村
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体開口部に取り付けられるウインドガラス
の衝撃吸収を良くする。 【構成】 開口部16周縁の車体に回転可能に取り付け
た支持棒55に、ロ字閉環状のウエザストリップ6Aを
組み付け、このウエザストリップ6Aにウインドガラス
1Aの周縁部を嵌合して、ウインドガラス1Aが開口部
16に嵌め殺しに取り付けてある。そして、センサ21
で検出した衝撃が設定値以上のときに、制御装置22か
らの指示により、支持棒55が実線示から仮想線示のよ
うに回転してウエザストリップ6Aをこじり、ウエザス
トリップ6Aからウインドガラス1Aを離脱させるとと
もに、エアバック41を膨張展開させ、仮想線示のよう
に車室側に移動したウインドガラス1Aを展開したエア
バック41で受け止める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体の開口部を封止す
るように、ウインドガラスを支持する装置であって、特
に、ウインドガラスの衝撃吸収を良くする構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドガラス支持装置として
は、実開昭58−89018号公報に開示されているよ
うに、車体に形成された開口部に、ウインドガラスをウ
エザストリップで嵌め殺しに取り付ける構造が知られて
いる。
【0003】これを、フロントウインドガラスを例とし
て、図11〜図13に図示して説明する。
【0004】図11は、従来の乗用車を斜め前方より見
た外観を示している。矩形状のフロントウインドガラス
1が、フロントフェンダ2や閉扉したエンジンフード3
で覆われた後述のカウルボックス10と、閉扉したフロ
ントドア4のサッシュで覆われた後述の左右のフロント
ピラー12,13と、ルーフ5とに、口字閉環状のウエ
ザストリップ6を介して取り付けてある。
【0005】具体的には、図12に示すルーフパネル7
の前縁にルーフフロントレール8を結合したルーフ5の
接合フランジ部9と、同図に示すカウルボックス10の
後側の接合フランジ部11と、図13に示す左右のフロ
ントピラー12,13の車幅方向内側の接合フランジ部
14,15とが、矩形状の開口部16を区画形成してい
る。そして、接合フランジ部9,11,14,15それ
ぞれに、前記口字閉環状のウエザストリップ6の外周面
に形成された溝17を嵌合し、この溝17の車外側でウ
エザストリップ6の内周面に形成された溝18に、開口
部16よりも大きい相似形に形成された前記フロントウ
インドガラス1の全周縁部を嵌合することにより、フロ
ントウインドガラス1が、ウエザストリップ6を介して
開口部16を区画する車体に嵌め殺しに取り付けられ、
開口部16を封止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例にあっ
ては、フロントウインドガラス1の外形が開口部16よ
りも大きくなっているので、図12に矢印Pで示すよう
に、フロントウインドガラス1が車外側から車室側に向
かう衝撃を受けた場合、開口部16を区画している接合
フランジ部9,11,14,15とフロントウインドガ
ラス1との間に位置しているウエザストリップ6の部分
が圧縮されて、フロントウインドガラス1が図12の実
線示から仮想線示へとわずかに移動するだけであり、過
大な衝撃入力があった場合は衝撃を十分に吸収できない
可能性がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、衝突を検出す
るセンサと、通常時には車体開口部封止用のウインドガ
ラスを車体に連結し、前記センサからの出力信号により
前記ウインドガラスを車体から解除する連結解除装置
と、前記ウインドガラス裏側の車室内に設けられ、前記
車体から解除されるウインドガラスを受け止める捕捉装
置と、を備えている。
【0008】
【作用】センサで検出した衝撃により、連結解除装置が
解除動作すると、ウインドガラスが車体から離脱し、こ
の車体から離脱したウインドガラスを捕捉装置で受け止
める。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面とともに前述
の従来例と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0010】第1実施例 図6は、第1実施例をフロントウインドガラスの支持装
置に適用した自動車の斜め前方からの外観を示してい
る。矩形状のフロントウインドガラス1Aが、左右のフ
ロントフェンダ2や閉扉したエンジンフード3で覆われ
た後述するカウルボックス10と、閉扉したフロントド
ア4のサッシュで覆われた後述する左右のフロントピラ
ー12,13と、ルーフ5とに、後述の連結解除装置2
3に組み込まれた口字閉環状のウエザストリップ6Aを
介して連結してある。フロントバンパ20には、車両の
前面衝突時の衝撃を検出するセンサ21が設けてある。
このセンサ21からの出力信号が、車室内に設けられた
制御装置22に出力され、この制御装置22が、センサ
21からの出力信号により、後述する連結解除装置23
と、インストルメントパネル40に設けられた捕捉装置
24とを制御するようになっている。
【0011】具体的には、図1および図2に示すよう
に、ロ字閉環状のウエザストリップ6Aの内周面には、
断面U字形の溝30が内周面の周方向に沿って連設して
ある。この溝30の車室側で、ウエザストリップ6Aの
外周面には、断面鍵穴形の溝31が外周面の周方向に沿
って連設してある。また、ウエザストリップ6Aには、
支持剛性強化用の可撓性を有する心材32が、溝30,
31を取り囲むように埋め込まれている。このウエザス
トリップ6Aの外周面には、ルーフパネル7,カウルボ
ックス10,左右のフロントピラー12,13等の車体
に当接させるシールリップ33が設けてある。ウエザス
トリップ6Aの溝30を取り囲む心材32とシールリッ
プ33との間に位置する部分には、空洞34を形成して
ある。この空洞34は、溝30のフロントウインドガラ
ス1Aへの密着性、およびシールリップ33のルーフパ
ネル7,カウルボックス10,左右のフロントピラー1
2,13への密着性を良くするためのものである。
【0012】一方、図1に示すように、ウエザストリッ
プ6Aの上下縁部の溝30には、フロントウインドガラ
ス1Aの上下縁部が嵌め込まれている。このフロントウ
インドガラス1Aの上下方向の外形L1は、ルーフパネ
ル7とルーフフロントレール8とからなるルーフ5の接
合フランジ部9ならびにカウルボックス10の接合フラ
ンジ部11で区画された開口部16の上下方向の開口幅
2よりも小さな寸法になっている。このウエザストリ
ップ6Aの上下縁部の溝31には、ルーフ5の接合フラ
ンジ部9およびカウルボックス10の接合フランジ部1
1それぞれの車室側に取り付けられた連結解除装置23
の後述する支持棒55が嵌め込まれている。つまり、フ
ロントウインドガラス1Aが、ウエザストリップ6Aの
組み込まれた連結解除装置23により車体としてのルー
フ5とカウルボックス10とに連結されている。
【0013】この連結解除装置23は、図1に示すよう
に、センサ21からの出力信号を受け取った制御装置2
2からの指示により、支持棒55が、後述する車体側の
シャフト51を中心として実線示から仮想線示のように
回転することにより、ウエザストリップ6Aの溝30を
開いて、前記フロントウインドガラス1Aの車体との連
結を解除するようになっている。この連結解除装置23
の解除動作により、フロントウインドガラス1Aは、図
1の実線示から仮想線示のように、車外側から開口部1
6を通り抜けて車室側に移動する。
【0014】前記捕捉装置24は、図1に示すように、
インストルメントパネル40に設けられたエアバッグ装
置になっている。捕捉装置24のエアバッグ本体41
は、インストルメントパネル40に形成された開口部4
2の背面に設けられたケーシング43内に折り畳んで収
納してある。このエアバッグ本体41の収納状態におい
ては、前記開口部42は、インストルメントパネル40
に薄肉ヒンジのようなヒンジを介して開閉可能に取り付
けられた扉44で塞がれている。上記ケーシング43の
底部には、インフレータ45が取り付けられている。そ
して、捕捉装置24は、前記センサ21からの出力信号
を受け取った制御装置22からの指示により、インフレ
ータ45がインフレータガスをエアバッグ本体41内に
吹き込むことにより、エアバッグ本体41が膨張しつ
つ、扉44を跳ね上げて開き、エアバッグ本体41が開
口部42から図1の仮想線示のように上方に展開して、
前記連結解除装置23の解除動作で車体から離れて車室
側に移動するフロントウインドガラス1Aを弾力的に受
け止めるようになっている。
【0015】また、図2に示すように、ウエザストリッ
プ6Aの左右縁部の溝30には、フロントウインドガラ
ス1Aの車幅方向の左右側縁部が嵌め込まれている。こ
のフロントウインドガラス1Aの車幅方向の外形L
3は、左右のフロントピラー12,13の車幅方向内側
の接合フランジ部14,15で区画された開口部16の
車幅方向の開口幅L4よりも小さな寸法になっている。
このウエザストリップ6Aの左右縁部の溝31には、左
右のフロントピラー12,13の接合フランジ部14,
15の車室側に取り付けられた連結解除装置23の後述
する支持棒55が嵌め込まれている。つまり、フロント
ウインドガラス1Aが、ウエザストリップ6Aの組み込
まれた連結解除装置23により、車体としての左右のフ
ロントピラー12,13に連結されている。
【0016】図3は、前記連結解除装置23の外観を示
している。この連結解除装置23は、フロントピラー1
2,13とルーフ5とカウルボックス10等の車体に個
別に設けられるものであって、車体に取り付けられる複
数のブラケット50を備えている。これらのブラケット
50の先端部には、1本のシャフト51が回転可能に内
接嵌合してある。このシャフト51の両端部には、シャ
フト51に一方向の回転力を付勢するコイルスプリング
に形成されたばね52が個別に外嵌装着してある。これ
らのばね52の一端が、シャフト51の両端部に固定さ
れたスプリングシート53に係止されている。ばね52
の他端が、両端側のブラケット50に係止されている。
シャフト51の隣接するブラケット50間に位置する部
分には、複数のアーム54が固定してある。これらのア
ーム54のシャフト51径方向の一方向外側に延びる先
端部には、シャフト51に対して並列配置される1本の
パイプ状の支持棒55が貫装固定してある。また、両端
側のブラケット50には、電磁駆動自己復帰形のアクチ
ュエータ56が取り付けられている。この電磁アクチュ
エータ56は、図4に示すように、上記ブラケット50
にねじ57で取り付けられたケーシング58に内蔵され
ている図外のソレノイドに励磁電力が供給された電磁駆
動時には、アーマチュア59がソレノイドに吸引され、
アーマチュア59のケーシング58からの突出量が最小
となる。これとは逆に、上記ソレノイドへの励磁電力の
供給が遮断された自己復帰時には、アーマチュア59が
ケーシング58に内蔵された図外のリターンスプリング
で押され、アーマチュア59のケーシング58からの突
出量が最大となる。この電磁アクチュエータ56の自己
復帰時においては、アーマチュア59の先端部は、図5
に示すように、アーム54のシャフト嵌合部とシャフト
51とに跨って形成された溝60に挿入されている。し
たがって、アーマチュア59の先端部が、ばね52の付
勢力により溝60の壁面に当接し、ばね52の付勢力に
よるシャフト51の回転、つまり、ばね52の付勢力に
よるシャフト51を中心とする支持棒55の回転が阻止
される。そして、電磁アクチュエータ56の電磁駆動時
においては、アーマチュア59の先端部が、溝60から
引き抜かれて溝60の壁面との当接が切り離される。し
たがって、ばね52の付勢力により、シャフト51が回
転、つまり、支持棒55がシャフト51を中心として一
方向に回転する。
【0017】前記制御装置22は、図7に示すように、
図外の車載バッテリからの電力供給により起動し、セン
サ21からの出力信号に相当する検出衝撃を受け取る
と、この検出衝撃が制御装置22に予め設定されている
設定値以上であるかを判断し、検出衝撃が設定値以上で
ある場合に、センサ21が衝撃を感知した時刻t=0を
基準として、連結解除装置23の電磁アクチュエータ5
6を作動させるべき時間t=t1と、捕捉装置24のイ
ンフレータ45を作動させるべき時間t=t2とを計算
し、センサ21が衝撃を感知した時刻t=0から時間t
1となったときに、電磁アクチュエータ56に駆動開始
信号を出力するとともに、センサ21が衝撃を感知した
時刻t=0から時間t2となったときに、インフレータ
45に駆動開始信号を出力する。この制御装置22から
の駆動開始信号により、電磁アクチュエータ56の図外
のソレノイドに励磁電力が供給され、センサ21が衝撃
を感知した時刻t=0から時間t3〜t4の間に、フロン
トウインドガラス1Aが車外側から車室側に移動する。
また制御装置22からの駆動開始信号により、インフレ
ータ45がインフレータガスを噴射し、センサ21が衝
撃を感知した時刻t=0から時間t5〜t6の間に、エア
バッグ本体41が膨張,展開する。上記時間はt1<t2
<t3<t4<t5<t6の関係にあるものとする。また時
間t3は、センサ21が衝撃を感知してから、図1の実
線で示すフロントウインドガラス1Aに図外の衝突物が
干渉するであろう時間である。
【0018】次に第1実施例の作用を説明する。
【0019】先ず、制御装置22が図外の車載バッテリ
から電力供給を受けている図6に示す状態において、フ
ロントバンパ20に衝突物が干渉すると、センサ21が
検出衝撃に相当する出力信号を制御装置22に出力す
る。そして、センサ21が衝撃を感知した時刻t=0か
ら時間t1が経過したときに、図1に示すように、制御
装置22が駆動開始信号を連結解除装置23の電磁アク
チュエータ56に出力する。すると、電磁アクチュエー
タ56が電磁駆動し、アーマチュア59が溝60から引
き抜かれ、シャフト51がばね52の力により一方向に
回転する。このシャフト51の回転により、支持棒55
がシャフト51を中心として図1の実線示から仮想線示
のように回転する。この支持棒55の回転により、図8
および図9に示すように、ウエザストリップ6Aがこじ
られて弾性変形し、断面U字形の溝18が断面V字形に
大きく開口する。この弾性変形するウエザストリップ6
Aがフロントウインドガラス1Aを動かすことにより、
フロントウインドガラス1Aが車外側から開口部16を
通り抜けて車室側に移動する。このフロントウインドガ
ラス1Aの移動は、図8に矢印Pで示す衝撃がガラス面
に干渉する時点で始まる。
【0020】一方、上記衝撃を受ける時間t3を踏まえ
て、制御装置22が駆動開始信号を捕捉装置24のイン
フレータ45に出力する。すると、インフレータ45が
インフレータガスをエアバッグ本体41内に吹き込み、
図8に示すように、エアバッグ本体41がインストルメ
ントパネル40の扉44を開きつつ、インストルメント
パネル40の開口部42を通って、インストルメントパ
ネル40の上方に膨張,展開し、前記連結解除装置23
の解除動作により車外側から車室側に移動するフロント
ウインドガラス1Aを弾力的に受け止める。
【0021】要するに、この第1実施例によれば、フロ
ントウインドガラス1Aが衝撃を受ける際に、連結解除
装置23の解除動作により、フロントウインドガラス1
Aが車外側から車体の開口部16を通して車室側に移動
する。このフロントウインドガラス1Aの移動量(図1
の実線示から仮想線示までの移動量)が、前述した従来
例のフロントガラス1の移動量(図12の実線示から仮
想線示までの移動量)に比べて、大幅に増大するので、
フロントウインドガラス1Aの受ける衝撃または、フロ
ントウインドガラス1Aに衝突した衝突物の衝撃は、極
めて低下する。しかも、前記車室側に移動したフロント
ウインドガラス1Aが、図8に示すように、展開された
エアバッグ本体41で弾力的に受け止められるので、上
記衝撃を大幅に吸収できるとともに、フロントウインド
ガラス1Aの破損も阻止でき、しかも、捕捉装置24が
エアバッグ装置になっていることから、この捕捉装置2
4で前倒れしようとする乗員を拘束することもできる。
また、支持棒55がパイプになって軽量化されている。
【0022】第2実施例 図10は、第2実施例の要部を示す断面図であって、前
記第1実施例と同一部分に同一符号を付してある。この
第2実施例では、捕捉装置24Aを、前記第1実施例の
エアバッグ装置に代えて、インストルメントパネルのよ
うな内装部材70で構成してある。
【0023】具体的には、内装部材70が、上部内装部
材71と下部内装部材72とに分割してある。この上部
内装部材71の車体前後方向の前端部と後端部との背面
それぞれには、ブラケット73,74が形成してある。
内装部材70裏側のブラケット73,74と対向する車
体部分75,76には、別のブラケット77,78が形
成してある。前記ブラケット73とブラケット77に
は、コイルスプリングに形成されたばね79の両端部が
個別に係留してある。ブラケット74とブラケット78
とには、別のコイルスプリングに形成されたばね80の
両端部が個別に係留してある。また、内装部材70の裏
側の前記とは別の車体部分81,82それぞれには、電
磁駆動自己復帰形の電磁アクチュエータ83,84が取
り付けられている。この電磁アクチュエータ83,84
は、図外のソレノイドに励磁電力が供給された電磁駆動
時には、アーマチュア85,86がソレノイドに吸引さ
れ、アーマチュア85,86の突出量が最小となる。こ
れとは逆に、上記ソレノイドへの励磁電力の供給が遮断
された自己復帰時には、アーマチュア85,86が図外
のリターンスプリングで押され、アーマチュア85,8
6の突出量が最大となる。この電磁アクチュエータ8
3,84の自己復帰時においては、アーマチュア85,
86の先端部が、上部内装部材71のブラケット73,
74に形成された溝87,88に挿入されている。この
とき、上記ばね79,80は、圧縮されて上部内装部材
71を上向きの付勢している。このばね79,80を圧
縮した状態において、上部内装部材71が車体に対して
正規の状態に組み付けられている。そして、電磁アクチ
ュエータ83,84の電磁駆動時においては、アーマチ
ュア85,86の先端部が、溝87,88から引き抜か
れる。
【0024】したがって、この第2実施例によれば、捕
捉装置24Aの電磁アクチュエータ38,84が制御装
置22からの駆動開始信号により電磁駆動すると、アー
マチュア85,86の先端部が溝87,88から引き抜
かれ、ばね79,80が伸長するとともに、このばね7
9,80の付勢力により、上部内装部材71が、実線示
から点線示のようにフロントウインドガラス1Aの裏面
に展開し、連結解除装置23の解除動作により車外側か
ら車室側に移動するフロントウインドガラス1Aを弾力
的に受け止めることができる。
【0025】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、図示は省略するが、フロントウインドガ
ラス以外の嵌め殺しタイプのウインドガラスでも適用で
きる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、センサで
検出した衝撃により連結解除装置を解除動作し、この連
結解除装置の解除動作によりウインドガラスの車体との
連結を解除するので、衝撃を受ける際に、ウインドガラ
スの移動量を大幅に増大し、ウインドガラスの衝撃を極
めて低下することができる。しかも、前記車体との連結
が解除されたウインドガラスを車室側に設けた捕捉装置
で受け止めるので、上記ウインドガラスの衝撃を大幅に
吸収でき、かつ、ウインドガラスの破損も阻止できると
いう利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の図6に示すA−A線に沿
う断面を含む全体の構成図。
【図2】図6のB−B線に沿う断面図。
【図3】第1実施例の連結解除装置を示す斜視図。
【図4】図3の矢印C部分を拡大して示す斜視図。
【図5】図4のD−D線に沿う断面図。
【図6】第1実施例のフロントウインドガラス支持装置
が組み込まれた車両を示す斜視図。
【図7】第1実施例の電気回路構成図。
【図8】第1実施例の作用説明図。
【図9】第1実施例の作用説明図。
【図10】本発明の第2実施例を示す断面図。
【図11】従来のフロントウインドガラス支持装置が組
み込まれた車両を示す斜視図。
【図12】図11のE−E線に沿う断面図。
【図13】図11のF−F線に沿う断面図。
【符号の説明】
1A…フロントウインドガラス(ウインドガラス) 21…センサ 23…連結装置 24,24A…捕捉装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 衝突を検出するセンサと、 通常時には車体開口部封止用のウインドガラスを車体に
    連結し、前記センサからの出力信号により前記ウインド
    ガラスを車体から解除する連結解除装置と、 前記ウインドガラス裏側の車室内に設けられ、前記車体
    から解除されるウインドガラスを受け止める捕捉装置
    と、 を備えたことを特徴とする自動車のウインドガラス支持
    装置。
JP3177892A 1991-07-18 1991-07-18 自動車のウインドガラス支持装置 Pending JPH0516748A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112622580A (zh) * 2021-01-04 2021-04-09 林俊钦 一种防止汽车车窗玻璃炸裂组件
CN115257617A (zh) * 2022-06-30 2022-11-01 桂林电子科技大学 一种落水自解体车窗

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