JPH0516738Y2 - - Google Patents

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JPH0516738Y2
JPH0516738Y2 JP7012687U JP7012687U JPH0516738Y2 JP H0516738 Y2 JPH0516738 Y2 JP H0516738Y2 JP 7012687 U JP7012687 U JP 7012687U JP 7012687 U JP7012687 U JP 7012687U JP H0516738 Y2 JPH0516738 Y2 JP H0516738Y2
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signal
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circuits
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synchronization
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、鉄道の踏切に設置される踏切障害
物検出用の発光装置等に用いられる多重変調回路
に関するものである。
〔従来の技術〕
踏切内の障害物を検出するための装置は、保安
機器としての性格上、確実な検出機能を持ち、か
つ誤動作のない信頼性の高い機器とする必要があ
る。このため、発光装置と受光装置で構成される
ものがあるとき、その間の制御光は外来光の影響
を防止するために変調光(変調された光)が用い
られ、この変調光は外来光との相違を明確にする
ため、1波による連続的な単一変調を避け、1度
変調した光をさらに変調する特殊な2重変調方式
を採用しているものが多い。さらに、万一の機器
故障によつて機能が停止したときには安全側であ
る列車停止条件となるようにシステム化されてお
り、機器の機能停止は列車の大幅な遅延と混乱を
招くことから、機器不良によつて直ちに機能の停
止に至ることのないように、機器内部の回路構成
を2組以上の設備で2系統以上による冗長系と
し、系不良発見の容易さとメンテナンス性の良さ
から、並列形の多重系とすることが多い。また機
器は踏切付近の線路間に設置されるものであり、
小形化を図るため簡単な回路構成でコンパクトな
ものとし、各系はメンテナンスの良い構成が要求
される。
従つて、発光装置の変調回路についても簡単な
回路構成のもので2系以上の設備とし、各系の変
調回路は受光装置を制御する制御光の変調を各々
重ねるため、同期を取つて動作させる必要があ
る。一般に同期形の変調回路としては、親ユニツ
ト、子ユニツトの構成とし、親ユニツトの動作に
従つて子ユニツトを制御する方法が簡単なものと
して考えられるが、この方法では親ユニツトが不
良になると全体機能が停止するので、冗長系とは
ならない。発光装置として要求される変調回路は
各系単独で動作する機能を持ちながら、各系と同
期して動作し、系不良の発生時には不良となつた
系に関係なく他の系が動作を続けることのできる
回路構成のものが要求される。
従来、踏切障害物検出用の発光装置に採用され
ている変調回路は第3図に示すものであり、第4
図は各回路の信号波形である。図はA系、B系を
表わしており、1a,1bは発振回路、2a,2
bは第1の変調回路、3a,3bは第2の変調回
路、4a,4bは第3の変調回路、5は発振回路
1a,1bに対するA系、B系間の周期回路、6
は変調回路3a,3bに対するA系、B系間の同
期回路であり、発振回路1a,1bは同期回路5
を経由して回路が構成され、変調回路3a,3b
は同期回路6を経由して回路が構成されている。
第2図において、aは発振回路1a,1bの出力
信号、bは変調回路2a,2bの出力信号、cは
変調回路3a,3bの出力信号、dは変調回路4
a,4bの出力信号である。
この回路の動作はA系、B系ともaに示す発振
回路1a,1bの出力信号を変調回路2a,2b
によつて分周してbに示す信号を出力し、変調回
路3a,3bはこの信号をさらに分周してcに示
す信号として出力し、変調回路4a,4bによつ
て、bに示す信号をcに示す信号の繰返し周期と
する2重変調した信号を出力し、駆動回路7aま
たは7bを介して発光素子8aまたは8bを発光
させている。同期回路5,6は微分回路で構成し
た双方向性の回路であり、同期回路5,6はA
系、B系のうちどちらか早い方の信号を取込み、
取込んだ信号が立上がる都度、同期パルスを出力
している。
この回路は両系の同期をとるために発振回路用
と、第2の変調回路用の2組の同期回路が組込ま
れ、しかも各々の同期回路はトランス、コンデン
サ、パルス増幅器を持つた複雑で大形の部品を使
用した微分回路の構成となつている。このため発
光装置への採用に際しては各系ともに各々の同期
回路を組込んだ同一の変調回路で、並列2重系の
構成とすることは機器を大形のものとさせること
になるため、図に示すようにA系側の系だけに同
期回路を組込み、回路の簡素化と機器のコンパク
ト化を図つている。これはB系側の発振回路およ
び第2の変調回路が各々に対応したA系の同期回
路を経由することで回路の構成がなされるものと
しても、発光装置内にA系およびB系が組込ま
れ、両系の回路が接続された状態となれば、変調
回路として並列2重系の構成となることが理由と
なつている。また発光装置内の両系はA系は主ユ
ニツト、B系を副ユニツトとして収納し、各系を
個別にメンテナンス上の取扱いができるものとし
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながらこのような従来の回路は、2組の
同期回路を組込むことによつてコスト高となり、
また発光装置のメンテナンス面から見るなら各系
が主ユニツト、副ユニツトの構成で収納されてい
ることから、各ユニツトの取扱かい、特に主ユニ
ツト機器の取外しによつて副ユニツトの回路が構
成されないため、変調回路の機能が停止するとい
う問題があり、さらに各ユニツトは各系に対応し
た取扱かいとなるため、制約された作業および管
理の必要なメンテナンスが要求されるという問題
もある。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題を解決するためにこの考案は、
同期パルスが発生する度に各系の装置をリセツト
するようにしたものである。
〔作用〕
所定周期毎に回路動作がリセツトされるので、
同期ズレ量が拡大しない。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示すブロツク図
であり、第2図は各回路の信号波形である。第1
図において第3図と同一部分および相当部分は同
信号を用いている。図において6a,6bは同期
回路、10a,10bはリセツト回路、20a,
20bは変調回路である。第1図においてA系、
B系は同一の回路で構成され、両系の同期回路6
a,6bの出力とリセツト回路10a,10b入
力は同期線で共通に接続してある。発振回路1
a,1bは振動子とインバータを用い、変調回路
20a,20bは外部リセツト信号によつてクリ
ヤされ初期状態となる機能を持つたデジタル分周
回路、同期回路6a,6bはフリツプフロツプ回
路を用いた一時メモリ回路、リセツト回路12は
バツフア回路が主体で構成されている。
第2図において、a,eは発振回路1a,1b
の出力信号、bは変調回路20a,20bの出力
信号、cは変調回路3a,3bの出力信号、dは
同期回路6a,6bの動作信号{cを取込んだ同
期回路の動作信号}、fは同期回路6a,6bか
ら出力される同期パルス、gは変調回路4a,4
bの出力信号、hはcに示す信号の拡大波形、i
はdに示す信号の拡大波形、jはeに示す信号の
拡大波形、kはfに示す同期パルスの拡大波形で
ある。
この回路の動作はA系、B系ともaに示す発振
回路1a,1bの出力信号を変調回路20aまた
は20bによつて分周してbに示す信号とし、そ
の信号は変調回路3aまたは3bによつてさらに
分周されてcに示す信号となる。そして、変調回
路4aまたは4bはb,cに示す信号を取込み、
bに示す信号をcの繰返し周期とするgに示す信
号を出力し、その信号によつて発光素子を駆動す
る。また、変調回路20a,20b,3a,3b
は各々に入力する信号a,bの「L」レベルから
「H」レベルとなる立上り条件の分周動作が行な
われるよう構成し、変調回路20a,20bはリ
セツト回路10aまたは10bからのリセツト信
号が入力したときに分周動作を初期状態に戻して
各々が出力する信号b,cも「L」レベルとなる
ように構成してある。同期回路6a,6bは変調
回路3a,3bの出力信号cが「L」レベルであ
るか「H」レベルであるかを常に照査し、この信
号cの条件を信号eの「H」レベルから「L」レ
ベルとなる立下り条件で動作信号dとして取込
み、動作信号dが「H」レベルとなつて信号cが
「L」レベルとなつたとき、同期パルスfを出力
するようになつている。リセツト回路10a,1
0bは同期パルスfを取込み、変調回路20a,
20b,3a,3bをリセツトする。リセツトさ
れ初期状態となつた変調回路20a,20b,3
a,3bは各々の入力信号a,bに従つてあらた
めて分周動作を開始し、各々の信号b,cを出力
する。
同期回路11の動作をh〜kに示す拡大波形で
説明すると次のようになる。変調回路20a,2
0bの分周条件および同期回路6a,6bの信号
取込み条件から、変調回路3a,3bの出力信号
hは発振回路1a,1bの信号jの立上りに合わ
せて「H」レベルとなり、同期回路6a,6b、
jに示す信号の周期の1/2周期遅れた立下りでh
に示す信号の「H」レベル条件をiに示す動作信
号として取込む。変調回路3aの分周が進み、h
に示す信号がjに示す信号の立上りで「L」レベ
ルとなつたときも、同期回路6a,6bは動作信
号iとしてjに示す信号の周期の1/2周期遅れの
立下りでhに示す信号の「L」レベル条件を取込
むことになるので、このときhに示す信号が
「L」レベルでiに示す動作信号が「H」レベル
となつているタイミング条件が形成され、同期回
路6a,6bはこの条件が形成されているとき、
すなわちjで示す信号の1/2周期の周期パルスを
kに示すように出力する。また、この動作はhに
示す信号の周期毎に行なわれ、同期回路6a,6
bはhに示す信号が「L」レベルでiで示す動作
信号が「H」レベルとなるタイミング条件が形成
される度にkに示す同期パルスを出力する。
次にA系とB系の関係について説明する。A系
とB系の同期ズレは各系の発振回路の発振周波数
の相違と、変調回路20a,20bおよび変調回
路3a,3bの分周スタートタイミングの相違に
よつておこるものである。このような同期ズレの
要因のうち、各系の変調回路20a,20b,3
a,3bのスタートタイミングの相違については
変調回路3a,3bが出力する信号cの第1周期
目で周期回路6a,6bからfに示す同期パルス
が出力され、変調回路20a,20b,3a,3
bはリセツトされ初期状態となつて、このときか
ら同一のスタートタイミングで分周されるよう同
期がとられ、さらにその後もcに示す信号の周期
毎の同期パルスfによつて常に同期がとられて動
作しているので除外することができる。したがつ
てこの変調回路の発光装置への利用に対しては、
各系の発振回路の発振周波数の相違についてのみ
考慮すれば良い。
A系の発振回路の発振周波数がB系の発振周波
数よりもわずかに高いとき、A系の信号aがわず
かに早いので、A系の各回路はB系より早いタイ
ミングで動作し、A系の同期回路6a,6bから
fに示す同期パルスが出力され、A系とB系のリ
セツト回路10a,10bはfに示す同期パルス
を取込んで両系の変調回路20a,20b,3
a,3bを初期状態に戻して分周をスタートさせ
るが、b,cで示す信号のうちA系の信号はB系
よりわずかに早く分周が進められるので、両系に
わずかずつ周期ズレが生じ、この周期ズレはA系
から出力されるfに示す同期パルスによつてcに
示す信号が発生する都度修正され、cに示す信号
の周期内で生じていることとなり、これに各系の
変調回路20a,20bが発振回路1a,1bの
a,eに示す信号を取込む周期タイミングの周期
ズレと、fに示す同期パルスの幅がcに示す信号
のデユーテイ比に与える影響が加わつて、これら
が両系の総合的な変調ズレとなつて現われる。こ
のような変調ズレについて、発光装置の制御光と
しての応用の肯否を判断すれば、変調ズレの程度
は変調光として受光装置を支障なく制御できる小
さいものであれば無視できる。変調ズレの大小は
各系の発振回路の発振周波数の差と、cに示す信
号の周期に対する同期パルスのパルス幅の比に左
右されるので、発振回路を水晶振動子等を用いた
周波数の安定性の高い回路構成として各系の発振
周波数値の差を微小なものとし、b,cに示す信
号に対しても充分な倍率をとつた高周波の発振と
することによつて、極めて微小な変調ズレとする
ことができる。このため、各系の変調回路の変調
が重なつた発光装置の変調光の変調ズレも無視で
きる極めて微小なものとなり、受光装置を支障な
く制御できる。
なお、以上の実施例は第2信号が存在している
状態から存在しない状態になつたとき同期信号を
発生させているが、第2信号が存在していない状
態から存在する状態となつたときに短時間リセツ
トし、同期信号を発生させても良い。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案は、同期パルスが
発生する度に各系の装置をリセツトするようにし
て、各系の回路構成を同一のものとしたので、経
済性および保守性が良くなるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すブロツク
図、第2図は第1図に示す回路の各部波形図、第
3図は従来の一例を示すブロツク図、第4図は第
3図に示す回路の各部波形図である。 1a,1b……発振回路、3a,3b,4a,
4b,20a,20b……変調回路、6a,6b
……同期回路、7a,7b……駆動回路、8a,
8b……発光素子、10a,10b……リセツト
回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 発振回路出力を分周して第1の信号とし、第
    1の信号を分周して第2の信号とし、第1の信
    号を第2の信号によつて変調することによる多
    重変調を行ない、この系を2系統並列にする多
    重変調回路において、第2の信号が変化したと
    き回路動作を短時間リセツトする同期信号を発
    生する同期回路を備え、同期信号は両系統へ共
    通信号として供給することを特徴とする多重変
    調回路。 (2) 第2信号の変化は、第2信号が存在している
    状態から存在しなくなつた状態であることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    多重変調回路。 (3) 第2信号の変化は、第2信号が存在しない状
    態から存在する状態となつた状態であることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の多重変調回路。
JP7012687U 1987-05-13 1987-05-13 Expired - Lifetime JPH0516738Y2 (ja)

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