JPH0516719Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0516719Y2 JPH0516719Y2 JP1987132156U JP13215687U JPH0516719Y2 JP H0516719 Y2 JPH0516719 Y2 JP H0516719Y2 JP 1987132156 U JP1987132156 U JP 1987132156U JP 13215687 U JP13215687 U JP 13215687U JP H0516719 Y2 JPH0516719 Y2 JP H0516719Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- edges
- cleaner
- tape cleaner
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 3
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 9
- 229910052594 sapphire Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000010980 sapphire Substances 0.000 description 5
- MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N Zirconium dioxide Chemical compound O=[Zr]=O MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 4
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000007517 polishing process Methods 0.000 description 3
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Description
〔産業上の利用分野〕
本考案はコンピユータの磁気テープやオーデイ
オテープまたは写真のフイルムなどの表面に付着
したゴミを除去するためのテープクリーナに関す
るものである。 〔従来の技術〕 テープドライブ装置には、磁気テープ表面のゴ
ミなどの付着物を取り除くため、第３図に示すテ
ープクリーナ１０を備えていた。このテープクリ
ーナ１０は単結晶サフアイアやアルミナ、ジルコ
ニアなどから成る正三角柱体であり、３ケ所の鋭
いエツジ１１ａ，１１ｂ，１１ｃを有するもので
あつた。第３図に示すようにテープクリーナ１０
の一つのエツジ１１ａが一定の角度でテープＴと
摺動するように配置しておき、テープＴが矢印方
向に送られるとテープＴ表面の付着物がエツジ１
１ａによつて取り除かれるようになつていた。 また、前記したようにテープクリーナ１０は正
三角柱状体であり、全く同じ形状の３カ所のエツ
ジ１１ａ，１１ｂ，１１ｃを形成してあることか
ら、ひとつのエツジ１１ａが摩耗した場合でもテ
ープクリーナ１０の位置を回転させて他のエツジ
１１ｂ，１１ｃを用いることができ、１本で３回
分使用することができるものであつた。 このようなテープクリーナ１０においてエツジ
１１ａ，１１ｂ，１１ｃは鋭利にしておかなけれ
ばならず、そのためには第４図に示すように側面
１２ａ，１２ｂ，１２ｃを研磨盤Ｋで研磨して、
それぞれ表面粗さ0.4s以下の鏡面としていた。 〔従来技術の問題点〕 ところが、このような従来のテープクリーナ１
０は前記したように、エツジ１１ａ，１１ｂ，１
１ｃを鋭くするために側面１２ａ，１２ｂ，１２
ｃの全面を研磨しなければならず、非常に手間が
かかり効率の悪いものであつた。特にテープクリ
ーナ１０の材質として単結晶サフアイアを用いた
場合、研磨には長時間を要するため、前記のよう
な研磨効率の悪さは重要な問題であつた。 また、第４図に示すように研磨盤Ｋを矢印方向
に動かして側面１２ａを研磨する場合、エツジ１
１ｂ側が逆目となりチツピングを生じやすかつ
た。従来のテープクリーナ１０は２つのエツジが
同一平面上にあるため、一方のエツジにチツピン
グが生じることは避けられなかつた。エツジにチ
ツピングが生じると、テープのクリーニング効果
が悪くなるだけでなく、表面にキズを付けてしま
うという不都合があつた。 〔問題点を解決するための手段〕 上記に鑑みて本考案は、セラミツクから成る正
三角柱状体のテープクリーナにおいて、エツジ近
傍部のみを研磨面とし、エツジ角αを60°＜α＜
80°としたものである。 〔実施例〕 以下、本考案の実施例を説明する。 第１図に斜視図を示すように本考案実施例に係
るテープクリーナ１は単結晶サフアイアやアルミ
ナ、ジルコニアなどからなる正三角柱状体であ
り、３ケ所のエツジ２ａ，２ｂ，２ｃを有してい
る。また、第２図に端面図を示すように前記エツ
ジ２ａ，２ｂ，２ｃは側面４ａ，４ｂ，４ｃの延
長面（破線部分）よりも内側にあつてエツジ角α
を60°より大きくし、エツジ２ａ，２ｂ，２ｃと
側面４ａ，４ｂ，４ｃの間はそれぞれ研磨面３
ａ，３ｂ，３ｃとなつている。該研磨面３ａ，３
ｂ，３ｃは表面粗さ0.4s以下に研磨して、エツジ
２ａ，２ｂ，２ｃを鋭利にしてあり、前記側面４
ａ，４ｂ，４ｃは特に研磨せず、焼成したままの
面でもよく、あるいはサフアイアの場合は切断し
たままの面でもよい。 このようなテープクリーナ１はあらかじめ正三
角柱体に形成しておき、研磨面３ａ，３ｂ，３ｃ
のみを研磨すればよく、研磨加工を施す部分の面
積が小さいため、加工効率が優れている。また、
各エツジ２ａ，２ｂ，２ｃが同一平面上にないた
め研磨加工時にエツジ２ａ，２ｂ，２ｃが逆目と
ならず、チツピングを防止することができる。 さらにエツジ角αが60°より大きいことから、
耐チツピング性を高くできるが、エツジ角αが
80°以上になると逆にテープクリーニング効果が
悪くなつてしまう。従つて、エツジ角αは60°よ
り大きく、80°より小さい範囲内にしておけばよ
い。 次に本考案実施例に係るテープクリーナ１を単
結晶サフアイアで形成し、全体の長さは14mm、正
三角形の一辺は５mm、エツジ角αは72°として試
作した。比較例として、同じ大きさの従来のテー
プクリーナ１０を用意し、それぞれ１個あたりの
研磨工程に要した時間と、エツジに発生したチツ
ピング（5μm×5μm程度以上のもの）数を調べ、
更に共に同一条件の下でテープドライブ装置に組
み込んで使用試験を行つた。結果は第１表の通り
である。
オテープまたは写真のフイルムなどの表面に付着
したゴミを除去するためのテープクリーナに関す
るものである。 〔従来の技術〕 テープドライブ装置には、磁気テープ表面のゴ
ミなどの付着物を取り除くため、第３図に示すテ
ープクリーナ１０を備えていた。このテープクリ
ーナ１０は単結晶サフアイアやアルミナ、ジルコ
ニアなどから成る正三角柱体であり、３ケ所の鋭
いエツジ１１ａ，１１ｂ，１１ｃを有するもので
あつた。第３図に示すようにテープクリーナ１０
の一つのエツジ１１ａが一定の角度でテープＴと
摺動するように配置しておき、テープＴが矢印方
向に送られるとテープＴ表面の付着物がエツジ１
１ａによつて取り除かれるようになつていた。 また、前記したようにテープクリーナ１０は正
三角柱状体であり、全く同じ形状の３カ所のエツ
ジ１１ａ，１１ｂ，１１ｃを形成してあることか
ら、ひとつのエツジ１１ａが摩耗した場合でもテ
ープクリーナ１０の位置を回転させて他のエツジ
１１ｂ，１１ｃを用いることができ、１本で３回
分使用することができるものであつた。 このようなテープクリーナ１０においてエツジ
１１ａ，１１ｂ，１１ｃは鋭利にしておかなけれ
ばならず、そのためには第４図に示すように側面
１２ａ，１２ｂ，１２ｃを研磨盤Ｋで研磨して、
それぞれ表面粗さ0.4s以下の鏡面としていた。 〔従来技術の問題点〕 ところが、このような従来のテープクリーナ１
０は前記したように、エツジ１１ａ，１１ｂ，１
１ｃを鋭くするために側面１２ａ，１２ｂ，１２
ｃの全面を研磨しなければならず、非常に手間が
かかり効率の悪いものであつた。特にテープクリ
ーナ１０の材質として単結晶サフアイアを用いた
場合、研磨には長時間を要するため、前記のよう
な研磨効率の悪さは重要な問題であつた。 また、第４図に示すように研磨盤Ｋを矢印方向
に動かして側面１２ａを研磨する場合、エツジ１
１ｂ側が逆目となりチツピングを生じやすかつ
た。従来のテープクリーナ１０は２つのエツジが
同一平面上にあるため、一方のエツジにチツピン
グが生じることは避けられなかつた。エツジにチ
ツピングが生じると、テープのクリーニング効果
が悪くなるだけでなく、表面にキズを付けてしま
うという不都合があつた。 〔問題点を解決するための手段〕 上記に鑑みて本考案は、セラミツクから成る正
三角柱状体のテープクリーナにおいて、エツジ近
傍部のみを研磨面とし、エツジ角αを60°＜α＜
80°としたものである。 〔実施例〕 以下、本考案の実施例を説明する。 第１図に斜視図を示すように本考案実施例に係
るテープクリーナ１は単結晶サフアイアやアルミ
ナ、ジルコニアなどからなる正三角柱状体であ
り、３ケ所のエツジ２ａ，２ｂ，２ｃを有してい
る。また、第２図に端面図を示すように前記エツ
ジ２ａ，２ｂ，２ｃは側面４ａ，４ｂ，４ｃの延
長面（破線部分）よりも内側にあつてエツジ角α
を60°より大きくし、エツジ２ａ，２ｂ，２ｃと
側面４ａ，４ｂ，４ｃの間はそれぞれ研磨面３
ａ，３ｂ，３ｃとなつている。該研磨面３ａ，３
ｂ，３ｃは表面粗さ0.4s以下に研磨して、エツジ
２ａ，２ｂ，２ｃを鋭利にしてあり、前記側面４
ａ，４ｂ，４ｃは特に研磨せず、焼成したままの
面でもよく、あるいはサフアイアの場合は切断し
たままの面でもよい。 このようなテープクリーナ１はあらかじめ正三
角柱体に形成しておき、研磨面３ａ，３ｂ，３ｃ
のみを研磨すればよく、研磨加工を施す部分の面
積が小さいため、加工効率が優れている。また、
各エツジ２ａ，２ｂ，２ｃが同一平面上にないた
め研磨加工時にエツジ２ａ，２ｂ，２ｃが逆目と
ならず、チツピングを防止することができる。 さらにエツジ角αが60°より大きいことから、
耐チツピング性を高くできるが、エツジ角αが
80°以上になると逆にテープクリーニング効果が
悪くなつてしまう。従つて、エツジ角αは60°よ
り大きく、80°より小さい範囲内にしておけばよ
い。 次に本考案実施例に係るテープクリーナ１を単
結晶サフアイアで形成し、全体の長さは14mm、正
三角形の一辺は５mm、エツジ角αは72°として試
作した。比較例として、同じ大きさの従来のテー
プクリーナ１０を用意し、それぞれ１個あたりの
研磨工程に要した時間と、エツジに発生したチツ
ピング（5μm×5μm程度以上のもの）数を調べ、
更に共に同一条件の下でテープドライブ装置に組
み込んで使用試験を行つた。結果は第１表の通り
である。
叙上のように本考案によれば、セラミツクから
成る正三角柱状体のテープクリーナにおいて、エ
ツジ近傍のみを研磨して、エツジ角を60°より大
きくしたことによつて研磨加工の効率を良くし、
低コストで製造できるだけでなく、研磨時あるい
は使用時のエツジのチツピングの発生を防止し、
テープ面に傷を付けることなく長時間にわたつて
優れたテープクリーニング作用を行うことができ
るなど多くの特長を有したテープクリーナを提供
することができる。
成る正三角柱状体のテープクリーナにおいて、エ
ツジ近傍のみを研磨して、エツジ角を60°より大
きくしたことによつて研磨加工の効率を良くし、
低コストで製造できるだけでなく、研磨時あるい
は使用時のエツジのチツピングの発生を防止し、
テープ面に傷を付けることなく長時間にわたつて
優れたテープクリーニング作用を行うことができ
るなど多くの特長を有したテープクリーナを提供
することができる。
第１図は本考案実施例に係るテープクリーナを
示す斜視図、第２図は同じく端面図である。第３
図は従来のテープクリーナを示す斜視図、第４図
は従来のテープクリーナの研磨工程を示す端面図
である。 １……テープクリーナ、２ａ，２ｂ，２ｃ……
エツジ、３ａ，３ｂ，３ｃ……研磨面、４ａ，４
ｂ，４ｃ……側面。
示す斜視図、第２図は同じく端面図である。第３
図は従来のテープクリーナを示す斜視図、第４図
は従来のテープクリーナの研磨工程を示す端面図
である。 １……テープクリーナ、２ａ，２ｂ，２ｃ……
エツジ、３ａ，３ｂ，３ｃ……研磨面、４ａ，４
ｂ，４ｃ……側面。
Claims (1)
- セラミツクからなる正三角柱状体の３カ所の頂
角部をクリーナエツジとしたテープクリーナにお
いて、前記エツジを側面にそつた延長線の交点よ
りも内側に形成し、かつそのエツジ角αを60°＜
α＜80°の範囲内としたことを特徴とするテープ
クリーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987132156U JPH0516719Y2 (ja) | 1987-08-28 | 1987-08-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987132156U JPH0516719Y2 (ja) | 1987-08-28 | 1987-08-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6437979U JPS6437979U (ja) | 1989-03-07 |
| JPH0516719Y2 true JPH0516719Y2 (ja) | 1993-05-06 |
Family
ID=31388862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987132156U Expired - Lifetime JPH0516719Y2 (ja) | 1987-08-28 | 1987-08-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0516719Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5755679A (en) * | 1980-08-14 | 1982-04-02 | Rca Corp | Television ghost detecting system |
| JPS5928893B2 (ja) * | 1976-06-11 | 1984-07-17 | 富士ゼロツクス株式会社 | 画像蓄積・再生記録素子 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5928893U (ja) * | 1982-08-16 | 1984-02-22 | アンペツクス・コ−ポレ−シヨン | テ−プクリ−ニング装置 |
-
1987
- 1987-08-28 JP JP1987132156U patent/JPH0516719Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5928893B2 (ja) * | 1976-06-11 | 1984-07-17 | 富士ゼロツクス株式会社 | 画像蓄積・再生記録素子 |
| JPS5755679A (en) * | 1980-08-14 | 1982-04-02 | Rca Corp | Television ghost detecting system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6437979U (ja) | 1989-03-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3685216A (en) | Slider bearing surface generation | |
| JPH0516719Y2 (ja) | ||
| JP3046003B2 (ja) | 電子デバイス用ガラス基板及びその製造方法 | |
| JPH0617245Y2 (ja) | テープクリーナ | |
| JP2623251B2 (ja) | 面取加工装置 | |
| JP2811599B2 (ja) | 磁気ヘッドスライダーの製造方法 | |
| US4114226A (en) | Wear resistant alpha alumina article useful to clean magnetic tape and the process of producing said | |
| JP2000149477A (ja) | バニシ仕上げヘッド及びそれを形成する方法 | |
| US5077881A (en) | Tape scraper and process for producing same | |
| JPS63167489A (ja) | 磁気ディスク装置の組立て方法 | |
| JP2623252B2 (ja) | 面取加工装置 | |
| JPH035908A (ja) | 磁気ヘッドクリーニング用ディスク | |
| JP2002036080A5 (ja) | ||
| JPH04284629A (ja) | 半導体基板の製造方法 | |
| JPH05172709A (ja) | ミクロトーム用ダイヤモンドナイフおよびその製造方法 | |
| JP2987937B2 (ja) | ウェーハ劈開方法 | |
| JPS6253313B2 (ja) | ||
| JPS6347069A (ja) | 研磨テ−プの製造方法 | |
| JPS58177543A (ja) | ビデオディスク用再生針およびその製造方法 | |
| JPH02292108A (ja) | スロアウェイエンドミル | |
| JPS6386176A (ja) | テ−プクリ−ナ | |
| JPS63108531A (ja) | 磁気デイスク基板の鏡面仕上方法 | |
| JP3038101B2 (ja) | 磁気ヘッドクリーニング装置 | |
| RU2030286C1 (ru) | Способ изготовления полировального круга | |
| JPH0512820A (ja) | 磁気ヘツド |