JPH05166105A - 光磁気ディスク駆動装置のバイアス磁石装置 - Google Patents
光磁気ディスク駆動装置のバイアス磁石装置Info
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- JPH05166105A JPH05166105A JP3330498A JP33049891A JPH05166105A JP H05166105 A JPH05166105 A JP H05166105A JP 3330498 A JP3330498 A JP 3330498A JP 33049891 A JP33049891 A JP 33049891A JP H05166105 A JPH05166105 A JP H05166105A
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Abstract
希土類磁石を使用できる大型のバイアス磁石装置を提供
する。 【構成】バイアス磁石は複数の永久磁石15を軸方向に
長く連結して形成し、その磁石を補強部材17で保持し
て可動部19とし、この可動部19の両端を転がり軸受
20を介して支持する構造とし、コイル部材11への通
電で軽く磁界の反転が行えるようにした。これにより、
磁気の強い希土類磁石を使用して長いバイアス磁石を提
供することが可能になり、大径の光磁気ディスクに対し
ても磁化特性の制約を少なくできる。
Description
装置におけるバイアス磁石装置の改良に関する。
ように、光磁気ディスク2の記録面2aに向けて配した
光ヘッド3と対向する位置に、ディスク反対面2bに近
接させたバイアス磁石装置4を備えている。そして、光
磁気ディスク2の記録面2aに対して情報データの消去
/記録をおこなう際は、光ヘッド3により光磁気ディス
ク2の記録面2aの所定位置に強い半導体レーザ光を照
射し、これにより照射部分の記録膜をキュリー点以上の
温度に加熱して記録膜の磁化の向きをバイアス磁石装置
4の磁界の向きに一致させることにより前のデータを消
去する。次いで光磁気ディスク2が回転してもう一度同
じ場所がくるまでの間に、記録すべきデータの磁化方向
に応じてバイアス磁石装置4の向きを選び、再び光ヘッ
ド3でレーザ光を照射して加熱することにより、バイア
ス磁石装置4の磁界の向きに応じて磁化された新しいデ
ータが記録される。
レーザ光の出力を記録時より落とした弱いレーザ光を光
ヘッド3から照射し、記録膜の磁化の方向に応じて変化
する反射光の偏光面の回転方向を検出することにより、
書き込まれた信号を読み出す。従来の例えば5.25インチ
(130mm)の光ディスク駆動装置では、そのバイアス
磁石装置4は、図5のような1本の永久磁石5とその両
端を支持する支持軸6とからなる可動部9と、その可動
部9を支持軸6を介して回転可能に支持するすべり軸受
10と、可動部9を反転させるコイル部材11とから構
成されている。そして、光磁気ディスク2にデータを記
録する際には、コイル部材11に通電する電流の向きを
変えることにより可動部9を上下反転させ、記録信号に
応じて永久磁石5の磁界の向きを選択するようにしてい
る。
その軸線が光磁気ディスク2の半径方向に一致するよう
におかれている。永久磁石5は光磁気ディスク2の半径
方向には移動しないから、永久磁石5の軸方向の長さは
光磁気ディスク2の記録面2aの半径方向の距離以上の
長さが必要である。また、光磁気ディスク2の記録面2
aの情報の消去/記録に必要な強さの磁界を得るため
に、通常、永久磁石5には磁気の強い希土類永久磁石が
用いられている。
記憶容量を大きくするには、光磁気ディスク2の径を大
きくして記憶面2aを拡大するのがよい。しかしなが
ら、光磁気ディスク2の径を大きくすると、それに応じ
てバイアス磁石装置4の永久磁石5の軸方向の長さを長
くしなければならない。ところが、希土類磁石は機械的
に強じんではないから、加工が難しく、また折れやすい
など取扱いにも注意が必要であり、長さの長いものは得
難いという問題点があった。それゆえ、どうしても長さ
が必要な場合には、磁気の弱い希土類以外の磁石を使用
しなければならず、したがって磁化特性の悪い光磁気デ
ィスクは使用できないという制約があった。
(300mm)以上の大きい光磁気ディスクの場合にも、
磁気の強い希土類磁石を使用できる大型のバイアス磁石
装置を提供することを目的としている。
結した複数の永久磁石とその複数の永久磁石を支持する
補強部材とを備えた可動部と、この可動部の両端を支持
する軸受と、前記可動部に対向して配設されて可動部を
反転させるコイル部材とを備えたことを特徴とする。
向に並べて補強部材で保持したため、長さが長くない希
土類磁石を使用して、径の大きい光磁気ディスクに適用
できる大型のバイアス磁石装置を形成し、光磁気ディス
クの記録面の半径方向の幅一杯に強い磁界をかけること
ができる。
明する。図1は、この発明のバイアス磁石装置の一実施
例の側面図、図2はそのII−II線断面図である。この実
施例のバイアス磁石装置14にあっては、四角柱状の複
数本(図では2本)の希土類永久磁石15,15をバイ
アス磁石として用い、その端部を突き合わせて軸方向に
並べて一本とし、これを合成樹脂製の角筒状の補強部材
17で囲んで支持し、その補強部材17の両端部を合成
樹脂製の角形の支持ブロック18で支持し、この各支持
ブロック18には支持軸6を外方に向けて軸方向に突設
することにより、全体として軸方向に長い可動部19が
形成されている。この可動部19は、高速で反転させる
ためにイナーシャの小さいことが必要であり、また、補
強部材17及び支持ブロック18はいずれも永久磁石1
5を囲んだときのバイアス磁界への影響をなくすために
非磁性体であることが好ましい。したがって補強部材1
7及び支持ブロック18の材質は比重の軽い非磁性体で
ある合成樹脂やアルミ合金とする。
は、必要に応じて接着、あるいは補強部材17と支持ブ
ロック18とは合成樹脂の成形時に一体成形されてい
る。また、複数の永久磁石15同士の間、永久磁石15
と支持ブロック18との間および永久磁石15と補強部
材17との間も、必要に応じて接着されている。補強部
材17は一個の部材であっても良く、また複数個の部材
を一体に固着したものでも良い。また、補強部材17と
支持ブロック18とは一体的に一つの部材であっても良
い。
ブロックのような軸受である玉軸受20を介して回転自
在にケース21に取付けられている。また、可動部19
を反転させるコイル部材11は、可動部19の中央部分
に近接して対面させてケース21に取付けられている。
図3は、上記バイアス磁石装置14を備えた光磁気ディ
スク駆動装置の概略図である。
所定速度に回転駆動するモータ33が配設され、図示さ
れないローディング機構でターンテーブル32上に装填
された光磁気ディスク2を正確な回転数で回転させると
ともに、光ヘッド3をリニアモータ装置36で光磁気デ
ィスク2の所定位置に移動させ、データの読み書き(信
号の消去,記録,再生)を行う構成になっている。
は、半導体レーザ37から水平方向に照射した光ビーム
38を偏光ビームスプリッタ39を経てプリズム40で
上向きに変え、対物レンズ41を介して光磁気ディスク
2の記録位置に集束させ、その光スポットで照射部分を
キュリー温度以上に加熱して、外部のバイアス磁石装置
14の永久磁石15の磁界の向きに磁化することにより
前のデータを消去し、次に、光磁気ディスク2がもう一
度同じ場所にくるまで回転する間に、バイアス磁石装置
14のコイル部材11に通電して、記録すべきデータの
磁化方向に応じてバイアス磁石15を反転させてその磁
界の向きを選び、再び光スポットで加熱すると外部磁界
の向きに応じて磁化された新しいデータが記録されるよ
うにされている。
は、半導体レーザ37の出力を記録時より落とし、光ビ
ーム38をキュリー温度以下の弱いものにして照射す
る。光磁気ディスク2の読み出すべきデータが記録され
ている位置に光ヘッド3を運び、レーザ光を照射する
と、その部分の光磁気膜の磁化の方向に応じて反射光の
偏光面の回転方向が変わる。その偏光面の回転の向きを
検出して、書き込まれた信号を読み出すようにされてい
る。
置14は、軸方向長さの長くない永久磁石15を複数
個、軸方向に並べて補強部材17で保持する構成である
から、希土類磁石を二個使用して、軸方向に十分に長い
磁石を有する可動部が形成できる。それゆえ、300mm
といった大径の光磁気ディスク2にも十分に対応できる
大型のバイアス磁石装置を形成して光磁気ディスクの記
録面の半径方向の幅一杯に及ぶ強い磁界をかけることが
できる。
を囲む補強部材17及び支持ブロック18を軽量の合成
樹脂あるいはアルミ合金等で形成したため、可動部19
が軽くそのイナーシャが小さい。したがって、バイアス
磁石装置14のコイル部材11への通電で可動部19を
回転させて、永久磁石15を反転させるバイアス磁界の
反転を高速で行うことができる。
持したため、従来のすべり軸受によるものより回転抵抗
が遙かに低減され、バイアス磁界の反転を一層高速で行
うことができる。以上の結果、光磁気ディスク2に関す
る磁化特性の制約が少なくなるとともに、光磁気ディス
ク駆動装置のアクセス時間を短縮することができる。
9の他の実施例の断面を示す。この例では、複数個の永
久磁石15は両側面に長方形の補強部材17を接着して
支持されている。第一の実施例のように、永久磁石15
の周囲全体を補強部材17で囲む構成より可動部19を
軽くでき、したがって可動部19のイナーシャが一層小
さくなる利点がある。なお、補強部材17及び支持ブロ
ック18は、非磁性体が好ましいが必ずしも非磁性体で
ある必要はない。
ス磁石装置によれば、複数個の永久磁石を軸方向に連結
して補強部材で保持するものとしたため、長いものが得
にくいが磁気の強い希土類磁石を使用して、長くてしか
も磁気の強いバイアス磁石を提供することが可能とな
り、その結果、大型の光磁気ディスクに対しても磁化特
性の制約を少なくできるという効果が得られる。また、
補強部材を軽量化すると、バイアス磁石装置の可動部の
イナーシャが小さくなり、その結果反転に要する時間が
短縮されて、光磁気ディスク駆動装置のアクセス時間を
短縮できるという効果を奏する。
図である。
ィスク駆動装置の模式的な側面図である。
部断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 軸方向に連結した複数の永久磁石とその
複数の永久磁石を支持する補強部材とを備えた可動部
と、該可動部の両端を支持する軸受と、前記可動部に対
向して配設されて可動部を反転させるコイル部材とを備
えたことを特徴とする光磁気ディスク駆動装置のバイア
ス磁石装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3330498A JPH05166105A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 光磁気ディスク駆動装置のバイアス磁石装置 |
US07/952,691 US5327417A (en) | 1991-09-27 | 1992-09-28 | Optical disk drive and read/write apparatus |
GB9220489A GB2260019A (en) | 1991-09-27 | 1992-09-28 | Optical disk drive and read/write apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3330498A JPH05166105A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 光磁気ディスク駆動装置のバイアス磁石装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05166105A true JPH05166105A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18233295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3330498A Pending JPH05166105A (ja) | 1991-09-27 | 1991-12-13 | 光磁気ディスク駆動装置のバイアス磁石装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05166105A (ja) |
-
1991
- 1991-12-13 JP JP3330498A patent/JPH05166105A/ja active Pending
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