JPH05164915A - カラーフィルタ及びその製造方法 - Google Patents

カラーフィルタ及びその製造方法

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JPH05164915A
JPH05164915A JP35141191A JP35141191A JPH05164915A JP H05164915 A JPH05164915 A JP H05164915A JP 35141191 A JP35141191 A JP 35141191A JP 35141191 A JP35141191 A JP 35141191A JP H05164915 A JPH05164915 A JP H05164915A
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JP
Japan
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substrate
dye layer
flat film
color filter
transparent electrode
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Application number
JP35141191A
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English (en)
Inventor
Noboru Sakaeda
暢 栄田
Hideaki Kurata
英明 倉田
Seiichiro Yokoyama
清一郎 横山
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産効率(歩留り)の向上を図ることのでき
るカラーフィルタ及びその製造方法を提供する。 【構成】 絶縁性基板上に、ブラックマトリックス、色
素層形成用透明電極、ミセル電解法で作製した色素層及
び平坦膜を形成してカラーフィルタを形成する。この
際、基板の画素部と基板の周縁部との間に、色素層形成
用透明電極、色素層及び平坦膜の周縁部が位置するよう
に、これらを形成する。例えば、色素層形成後の基板上
に、基板周縁部を避けて平坦膜を形成した後、平坦膜周
縁部より外側にある色素層形成用透明電極及び色素層を
エッチングにより除去して、基板の画素部と基板の周縁
部との間に、色素層形成用透明電極、色素層及び平坦膜
の周縁部が位置するようにする。さらに、平坦膜の周縁
部の断面形状が傾斜するように平坦膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラーフィルタ及びその
製造方法に関し、特に、生産効率の向上を図ることので
きるカラーフィルタ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶テレビ、ラップトップパソコン、ノ
ート型パソコン等のディスプレイに用いられるカラー液
晶ディスプレイには、絶縁性基板上に色素層を平面的に
分離配置して形成したカラーフィルタが使用されてお
り、このカラー液晶ディスプレイとしては、従来、図6
に示す構成のものが知られている。図6に示すカラー液
晶ディスプレイは、カラーフィルタ基板10と駆動用基
板20の間に液晶30を封入し、接着剤(封止材)40
で封止した構成としてある。カラーフィルタ基板10
は、ガラス基板1上に三原色(R,G,B)の色素層5
をそれぞれ形成するとともに、各色素層間に洩れ光によ
るコントラストや色純度の低下を防止する役割を果たす
ブラックマトリックス2を設け、これをトップコート材
(平坦膜)6で平滑化し、その上面に透明電極7を設け
たものである。駆動用基板20は、ガラス基板21上に
駆動用透明電極22(TFT、MIN又はデューティ駆
動用ITO素子)を形成したものである。
【0003】カラーフィルタの色素層は、通常、印刷機
を用いてガラス基板上にRGB三原色のインキを印刷す
る印刷法、顔料を分散させた紫外線硬化型レジストをガ
ラス基板上に塗布し、フォトリソグラフィ法によるマス
ク露光及び熱硬化をRGB三回繰返し色素層を形成する
分散法、ゼラチン上に染色防止膜としてレジストをフォ
トリソグラフィ法により形成し、染料でRGBの各色毎
に染色する染色法、電着ポリマーと顔料を分散させ、基
板上に形成された電極を利用して電着塗装を行なう電着
法、界面活性剤と顔料を分散させ、基板上に形成された
電極を利用して電解を行なうミセル電解法が知られてい
る。
【0004】このうち、ミセル電解法によってカラーフ
ィルタを製造する場合にあっては、図7及び図8に示す
ように二通りのカラーフィルタ構造が知られている(特
開平3−102302号,特願平2−23080号)。
図7に示すカラーフィルタ(特開平3−102302
号)は、TFT用のカラーフィルタであり、ガラスなど
の絶縁性透明基板1に、金属クロム等によるブラックマ
トリックス2、シリカあるいはアクリル樹脂などの絶縁
膜3、インジウム、スズの酸化物(ITO)などの膜を
パターン化した色素層形成用電極4を順次積層し、さら
に、黒顔料とアクリル樹脂あるいはアクリル樹脂からな
る電極取出層10を形成後、ミセル電解法でRGB三原
色の顔料を製膜して色素層5を形成し、アクリル樹脂や
シロキサン樹脂などを主剤として含むトップコート剤で
平坦膜6を形成し、再びインジウム、スズの酸化物(I
TO)等の透明電極7を一面に積層した構造としてあ
る。
【0005】また、図8に示すカラーフィルタ(特願平
2−23080号)は、MIM又はSTN用のカラーフ
ィルタであり、ガラスなどの絶縁性透明基板1に、イン
ジウム、スズの酸化物(ITO)などの膜をパターン化
した色素層形成用透明電極4、黒顔料とアクリル樹脂か
らなるブラックマトリックス2及び電極取出部10とを
同一平面上に形成し、さらにミセル電解法でRGB三原
色の顔料を製膜して色素層5を形成し、アクリル樹脂や
シロキサン樹脂などを主剤として含むトップコート剤で
平坦膜6を形成し、再びインジウム、スズの酸化物(I
TO)の薄膜をパターン化した透明電極7を積層した構
造としてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の二種類のカラーフィルタ構造のいずれにおいても、
色素層形成用透明電極と色素層及び平坦膜がカラーフィ
ルタ基板全面に存在するので、種々の問題が発生する。
【0007】まず、カラーフィルタの画素部の周辺部に
おいて、色素形成用透明電極及び色素層と、下地基板と
の段差(色素形成用電極及び色素層の存在による凸部
と、これらが存在しない部分の凹部との段差)が生じる
ため、カラーフィルタと駆動用基板とを接着剤を用いて
張り合わせて、液晶ディスプレイの組み立てる際に、接
着が不十分となり、カラーフィルタと駆動用基板のギャ
ップ制御や液晶封入に大きな障害が起こるという問題が
ある。
【0008】さらに、液晶駆動用透明電極の導通検査と
して、カラーフィルタの画素部の周辺部においてプロー
ブ検査を行なうことが一般的であるが、液晶駆動用電極
の下層の平坦膜が樹脂層であるため硬度が低いことと、
主に製造工程に必要な熱処理による熱膨張及び収縮率の
違いにより、無機質(ITO)層からなる液晶駆動用透
明電極と樹脂層からなる平坦膜とのなじみが悪く、接着
性が良くないことのため、検査時にプローブが液晶駆動
用透明電極を破壊し、正常な検査ができないという問題
がある。
【0009】なお、画素部周辺部に平坦膜の周縁を形成
したカラーフィルタ基板の製造方法(特開平3−129
302号,特開昭63−289532号,特開昭62−
163017号等)が提案されているが、これらの方法
は、ミセル電解法を用いるカラーフィルタに関するもの
でなく、したがって画素部周辺部にも色素形成用透明電
極と色素層が存在するミセル電解法によるカラーフィル
タにはそのまま適用できないという問題がある。
【0010】また、上記画素部周縁部に形成した平坦膜
の周縁部の断面形状が矩形であると、平坦膜上に積層す
る液晶駆動用透明電極に歪が生じ、断線を起こし易くな
る。上記特開昭62−163017号には、画素部周辺
部に形成した平坦膜の周縁部の膜厚を漸次低減する(傾
斜をもたせる)形状にして、平坦膜に積層した液晶駆動
用透明電極の断線を軽減する方法が開示されている。し
かし、特開昭62−163017号に開示の方法は、ミ
セル電解法を用いるカラーフィルタに関するものではな
いため、この方法をそのままミセル電解法によるカラー
フィルタには適用できないという問題がある。
【0011】さらに、特開昭62−163017号に開
示の方法においては、平坦膜をネガ型の感光性樹脂を用
いフォトリソグラフィ法における現像条件を制御するこ
とによって形成しているが、ネガ型の感光性樹脂を使用
しているので、現像時に感光性樹脂塗膜の膨潤がおこ
り、このため現像条件の制御だけでは、平坦膜の周縁部
に膜厚の傾斜をもたせることが難しいという問題があ
る。
【0012】本発明は上述した問題点にかんがみてなさ
れたものであり、カラーフィルタ基板と駆動用電極基板
との接着性が十分であるとともにプローブ検査時に液晶
駆動用電極が破壊することがなく、したがって、生産効
率(歩留り)の向上を図ることのできるカラーフィルタ
及びその製造方法の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカラーフィルタは、絶縁性基板上に、ブラ
ックマトリックス、色素層形成用透明電極、ミセル電解
法で作製した色素層及び平坦膜を形成してなるカラーフ
ィルタにおいて、基板の画素部と基板の周縁部との間
に、色素層形成用透明電極、色素層及び平坦膜の周縁部
を位置せしめた構成、あるいは、絶縁性基板上に、ブラ
ックマトリックス、絶縁膜、色素層形成用透明電極、ミ
セル電解法で作製した色素層、平坦膜、液晶駆動用透明
電極を順次積層してなるカラーフィルタにおいて、基板
の画素部と基板の周縁部との間に、色素層形成用透明電
極、色素層及び平坦膜の周縁部を位置せしめた構成、あ
るいは、絶縁性基板上に、色素層形成用透明電極、ブラ
ックマトリックス、ミセル電解法で作製した色素層、平
坦膜、液晶駆動用透明電極を順次積層してなるカラーフ
ィルタにおいて、基板の画素部と基板の周縁部との間
に、色素層形成用透明電極、色素層及び平坦膜の周縁部
を位置せしめた構成としてあり、好ましくは、平坦膜の
周縁部の断面形状を傾斜させた構成としてある。
【0014】また、本発明のカラーフィルタの製造方法
は、絶縁性基板上に、ブラックマトリックス、絶縁膜、
色素層形成用透明電極、ミセル電解法で作製した色素
層、基板周縁部を避けて形成した平坦膜を順次積層して
形成した後、平坦膜周縁部より外側にある色素層形成用
透明電極及び色素層をエッチングにより除去する構成、
あるいは、絶縁性基板上に、色素層形成用透明電極、ブ
ラックマトリックス、ミセル電解法で作製した色素層、
基板周縁部を避けて形成した平坦膜を順次積層して形成
した後、平坦膜周縁部より外側にある色素層形成用透明
電極及び色素層をエッチングにより除去する構成として
あり、必要に応じ、平坦膜上に液晶駆動用透明電極を形
成した後、平坦膜周縁部より外側にある色素層形成用透
明電極及び色素層のエッチングによる除去と、液晶駆動
用透明電極のパターンニングのためのエッチングを同時
に行なう構成としてある。
【0015】さらに、本発明のカラーフィルタの製造方
法は、上記カラーフィルタの製造方法において、必要に
応じ、平坦膜を、紫外線感光能および/または遠紫外線
感光能をもつ透明レジストをスピンコーターあるいはロ
ールコーターにより塗布し、マスクを用いて露光部と未
露光部の境界が基板の画素部と基板の周縁部との間に位
置するように露光し、該レジストを現像してパターニン
グ後、熱硬化して形成する構成、あるいは、平坦膜を、
透明な熱硬化性樹脂をオフセット印刷機を用い凸版と凹
版の境界部が、基板の画素部と基板の周縁部との間に位
置するように印刷し、これを熱硬化して形成する構成、
あるいは、基板の中心点と研磨面の中心点とのギャップ
をとって各々を回転させて研磨することにより平坦膜の
周縁部を傾斜させる構成、あるいは、レジスト塗布基板
とマスクとのギャップを100μm以上に保ちつつ、マ
スクを用いて露光部と未露光部の境界が基板の画素部と
基板の周縁部との間に位置するように露光し、現像して
パターニング、熱硬化して、基板周縁部を避けて平坦膜
を形成するとともに平坦膜の周縁部を傾斜させる構成と
してある。
【0016】以下、本発明を詳細に説明する。
【0017】まず、本発明のカラーフィルタについて説
明する。
【0018】図1は、本発明のカラーフィルタの一構成
例を示す図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は
図1(a)のA−A線断面図、図1(c)は図1(a)
のB−B線断図をそれぞれ示す。
【0019】図1に示すように、本発明のカラーフィル
タは、絶縁基板(ガラス)1上にブラックマトリックス
2、絶縁膜3、色素層形成用透明電極4、ミセル電解法
で作製した色素層5、平坦膜6、液晶駆動用透明電極7
を順次積層した構成としてある。
【0020】上記発明のカラーフィルタにおいては、平
坦膜6の周縁部Wを、基板の画素部S、すなわち液晶の
駆動によりカラー表示を行なう部分(画像表示部)の周
縁部と基板の周縁部Tとの間に位置せしめてある。
【0021】また、図1(b)及び(c)示すように、
平坦膜6及び液晶駆動用透明電極7の周縁部の断面形状
が傾斜(Y)している構成としてある。
【0022】さらに、平坦膜6の上層にある液晶駆動用
透明電極7は、平坦膜6の周縁部Wと基板の周縁部Tの
間で、下地の絶縁膜3と接する構造となっており、この
部分で液晶駆動用透明電極7の導通検査としてのプロー
パ検査と、カラー液晶ディスプレイの作製のために、駆
動電極基板との接着を行なえるようにしてある。すなわ
ち、図1(a)及び(c)に示すように、電極取出部1
0と平坦膜周縁部Wとの間に通常存在する色素形成用透
明電極及び色素層は、エッチングにより除去してあり、
存在していない。従って、この部分においても、絶縁膜
3上に液晶駆動用透明電極7が存在し、この部分におい
てプローパ検査が行なえるとともに、駆動電極基板との
接着部分としたとき段差なく接着を行なうことができ
る。
【0023】図1に示す構造のカラーフィルタは、TF
T駆動用に用いられる。なお、電極取出部10は、カラ
ー液晶ディスプレイ作製に不必要なので、色素層形成用
透明電極及び色素層のエッチング後に切断(スクライ
ブ)により除去される。
【0024】図2は、本発明のカラーフィルタの他の構
成例を示す図であり、図2(a)は平面図、図2(b)
は図2(a)のA−A線断面図、図2(c)は図2
(a)のB−B線断図をそれぞれ示す。
【0025】図2に示すように、本発明のカラーフィル
タは、絶縁基板1上に、色素層形成用透明電極4、ブラ
ックマトリックス2、ミセル電解法で作製した色素層
5、平坦膜6、液晶駆動用透明電極7を順次積層した構
成としてある。
【0026】図2に示すカラーフィルタにおいても、図
1に示すカラーフィルタと同様に、平坦膜6の周縁部W
を、基板の画素部S、すなわち液晶の駆動によりカラー
表示を行なう部分(画像表示部)の周縁部と基板の周縁
部Tとの間に位置せしめてある。
【0027】また、平坦膜6及び液晶駆動用透明電極7
の周縁部の断面形状が傾斜(Y)している構成としてあ
る。
【0028】さらに、平坦膜6の上層にある液晶駆動用
透明電極7は、平坦膜6の周縁部Wと基板の周縁部Tの
間で、下地の絶縁性基板1と接する構造としてある。
【0029】図2に示す構造のカラーフィルタは、MI
N及びSTN駆動用に用いられる。なお、電極取出部1
0は、図1に示すカラーフィルタカラーと同様に、色素
層形成用透明電極及び色素層のエッチング後にスクライ
ブにより除去される。なお、上記本発明のカラーフィル
タの各構成要素の形成材料、形成方法等に関しては後述
する。
【0030】次に、本発明のカラーフィルタの製造方法
について説明する。
【0031】図3は本発明のカラーフィルタの製造方法
の一具体例を示すフロー図である。なお、本製造例で製
造するカラーフィルタは図1に示したものと同じであ
る。
【0032】(1)カラーフィルタはガラス基板等の絶
縁性基板1上に形成する。ここで、ガラス基板として
は、低膨張ガラス、無アルカリガラス(NA)、ソーダ
ライムガラス(白板)、石英ガラス等が用いられる。ガ
ラスはブラックマトリックスの接着性向上の観点から研
磨品を用いることが好ましいが、無研磨品であってもよ
い。
【0033】(2)上記絶縁性基板1上に金属薄膜を形
成する。金属薄膜はCr(クロム)、Ni(ニッケル)
等の金属をスパッタリング法、蒸着法、CVD法等によ
って絶縁性基板1上に付着させて形成する。上記保護膜
上に形成された金属薄膜のパターンニングをフォトリソ
グラフィ法によって行ない、ブラックマトリックス2を
形成する。フォトリソグラフィ法による金属薄膜のパタ
ーンニングは、(イ)レジスト塗布,(ロ)露光(ブラ
ックマトリックス形成用マスク使用),(ハ)現像,
(ニ)ポストベーク(熱硬化),(ホ)金属薄膜のエッ
チング,(ヘ)レジスト剥離の順で行なわれる。
【0034】(3)上記金属製ブラックマトリックスを
覆って絶縁膜3を積層する。この場合、絶縁膜3の材質
に制限はないが、シリカ(SiO2 )、チタニア(Ti
2 )、アルミナ(Al23 )又は絶縁性ポリマーに
よって形成することが好ましい。絶縁膜3の形成手段と
しては、例えば、シリカ、チタニア又はアルミナをスパ
ッタリングしたり、シリカを浸漬(ディップ)したり、
絶縁性ポリマーをスピンコートしたりする方法が挙げら
れる。
【0035】(4)上記絶縁膜形成基板1上に、インジ
ュウム/スズ酸化物(ITO薄膜)あるいは酸化スズ等
の導電性薄膜層を形成する。ITO膜等の導電性薄膜
は、スパッタ法、蒸着法、バイオゾル法等によって形成
される。上記ITO薄膜等のパターンニングをフォトリ
ソグラフィ法によって行ない、色素層形成用電極(IT
O電極)4を形成する。なお、このITO電極4のパタ
ーンは、通常縦ストライプパターンとされる。フォトリ
ソグラフィ法によるパターンニングのプロセスは上記
(3)と同様である。なお、ITO電極のパターンニン
グは、ITO電極形成用マスクとブラックマトリックス
との位置合わせを行なった後、露光して行なう。
【0036】(5)上記色素層形成用ITO電極4が形
成された絶縁性基板上1の端部に帯状に電極取出窓口1
1を形成する。電極取出窓口11を形成する方法は特に
制限されない。
【0037】例えば、フォトリソグラフィ法によって電
極取出窓口11を形成する場合は、ITOパターンニン
グ絶縁性基板上に、有機顔料等を含有する遮光膜形成用
レジスト(富士ハントエレクトロニクステクノロジー社
製:カラーモザイクCRY:特願平2−117130
号、特願平2−321498号参照)及び透明レジスト
(富士ハントエレクトロニクステクノロジー社製:カラ
ーモザイクCT)をスピンコーターあるいはロールコー
ター等によって塗布し、さらに、ポリビニルアルコール
水溶液等の保護膜を同様に塗布して絶縁膜を形成する。
次いで、この遮光膜形成用レジスト等からなる絶縁膜
に、電極取出窓口11形成用のデザインマスクを用い
て、色素層形成用電極との位置合わせを行なった後、露
光を行ない、現像によって電極取出窓口11を形成し、
その後、ポストベークを行なえばよい。
【0038】取出電極窓口11に銀ペーストを帯状に塗
布し、ベークすることによって、電極取出部10が形成
され、電極の赤(R)列、緑(G)列、青(B)列各色
毎のITO電極群が導通される。
【0039】(6)上記電極取出窓口11形成後、R
(赤)、G(緑)、B(青)各色の色素層(膜)5を形
成する。色素層5の形成は、ミセル電解法あるいは電着
法等によって行なわれる。ミセル電解法は、色素を含む
ミセル溶液に基板を浸漬し、取出電極にポテンショスタ
ット(外部電極)を接続し、ITO電極(色素層形成用
透明電極)4に通電して、定電位電解を行ない、ITO
電極4上に色素層(膜)5を形成する方法である。この
場合、色素層の形成は各色毎のミセル溶液を用い、各色
毎に行なわれる。電着法は、電着ポリマーと顔料を分散
させ、基板上に形成されたITO電極を利用して電着塗
装により色素層を形成する方法である。
【0040】(7)色素層形成後、その上に平坦膜(ト
ップコート膜)6を形成する。この際、平坦膜6の周縁
部は、基板の画素部と基板の周縁部との間に、位置せし
めるようにする。具体的には、このような平坦膜を形成
する方法として、下記A法(フォトリソグラフィー法:
プロキシミティギャップ80μm以下)、B法(フォト
リソグラフィー法:プロキシミティギャップ100〜5
00μm)、C法(オフセット印刷法)が挙げられる。
【0041】A法 A法は、紫外線感光能および/または遠紫外線感光能を
有する透明レジストを用いて、フォトリソグラフィー法
によって、基板の画素部と基板の周縁部との間に平坦膜
の周縁部が位置するように平坦膜を形成する方法であ
る。紫外線・遠紫外線感光性透明レジストは、膜厚1.
0μmで、250℃で1時間処理しても可視光透過率が
95%以上であるものが好ましい。紫外線感光能および
/または遠紫外線感光能を有する透明レジストの構成成
分としては、感光性樹脂、光開始剤、溶剤等が挙げられ
る。
【0042】ここで、感光性樹脂としては、アクリル酸
系、シロキサン系、エポキシ系、ポリイミド系の官能基
を少なくとも一つ以上有するモノマー、及びバインダー
となるオリゴマーの混合物などが例示される。また、光
開始剤としては、紫外線および/または遠紫外線でラジ
カルを発生するアルキルフェノン系又はトリハロメチル
トリアジン系などの光開始剤が例示される。溶剤として
は、エチルセルソルブアセテート(ECA)、メチルセ
ロソルブアセテート(MCA)、メチルプロピレングリ
コールアセテート、シクロヘキサノンなどが例示され
る。
【0043】紫外線・遠紫外線感光性透明レジストとし
ては、より具体的には、日本合成ゴム社製 HRC−0
01(ポジ型、紫外線感光能)、日本合成ゴム社製 J
NPC−01(ネガ型、紫外線感光能)、東京応化社製
CFGR(ポジ型、遠紫外線感光能)、富士ハントエ
レクトロニクステクノロジー社製 CT(ネガ型、紫外
線感光能)、東レ社製 フォトニース(ネガ型、紫外線
感光能)、などが例示される。
【0044】フォトリソグラフィー法による平坦膜のパ
ターンニングは、例えば、イ)スピンコート、ロールコ
ートによるレジスト塗布(膜厚0.5μm〜5.0μ
m)、ロ)プリベーク(80〜150℃)、ハ)露光
[露光部と未露光部の境界が基板の画素部と基板の周縁
部との間にあるようにした平坦膜形成用マスクを用いて
露光、コンタクト又はプロキシミティー方式、ギャップ
0〜80μm、露光エネルギー20〜300mJ/cm
2 ]、ニ)現像[レジスト専用現象液、例えば0.1〜
1.0N炭酸ナトリウム水溶液(Na2 CO3 )、トリ
メチルアンモニウムヒドロキサイド水溶液(TMAH)
等を室温で使用。浸漬法又はスプレ−現像法(基板を回
転させる場合を含む)]、ホ)リンス(レジスト専用リ
ンス液、超純水又はメタノール等を常温で使用)、ヘ)
後露光(露光エネルギー100〜300mJ/cm2
ジストにより任意)、ト)ポストベーク(150〜30
0℃)、の順で行なわれる。
【0045】B法 B法はA法と比べ、プロキシミティギャップを100〜
500μmと大きくとっている点、及び、露光エネルギ
ーが20〜500J/cm2 である点で異なる。このよ
うな露光条件にすると、後述する研磨工程を要せずに平
坦膜の周縁部を傾斜させることができる。
【0046】C法 C法は、熱硬化性透明樹脂を用いて、オフセット印刷法
によって、基板の画素部と基板の周縁部との間に平坦膜
の周縁部が位置するように平坦膜を形成する方法であ
る。熱硬化性透明樹脂は、膜厚1.0μmで、250℃
で1時間処理しても可視光透過率が95%以上であるも
のが好ましい。熱硬化性透明樹脂の構成成分としては、
上述した紫外線・遠紫外線感光性透明レジストと同様の
構成成分が挙げられる。
【0047】熱硬化性透明樹脂としては、より具体的に
は、 日本合成ゴム社製 JSS−7265、 日本合成ゴム社製 JHR−8484、 長瀬産業社製 OS−808、 などが例示される。
【0048】オフセット印刷法による平坦膜の形成は、
例えば、イ)オフセット印刷機(凸版と凹版の境界部が
基板の画素部と基板の周縁部との間にあるような版を使
用)によるレジストの塗布(膜厚0.5μm〜5.0μ
m)、ロ)プリベーク(80〜150℃)、ハ)ポスト
ベーク(150〜350℃)、の順で行なわれる。
【0049】(8)平坦膜6形成後、平坦膜6の周縁部
Wより外側にある色素層及び色素層形成用透明電極をエ
ッチングにより除去する。エッチング液としては、塩
酸、硝酸、塩酸/第二塩化鉄混合水溶液、硝酸セリウム
水溶液などが挙げられる。エッチングは、例えば、浸漬
法又は超音波浸漬法によって、室温〜80℃で、30秒
〜5分間行なう。エッチング終了後、超純水でリンス
し、これを乾燥してエッチング工程を完了する。
【0050】(9)エッチング後、基板から電極取出部
10を切断する。切断は切断線(スクライブライン)1
2に沿って基板に傷を入れ、基板裏面から傷口に圧力を
かけて行なう。切断後、切口の鋭角部分(基板周縁部)
の面取りをヤスリ等で摩耗して行なう。その後、超純水
でリンスしてガラス粉等を洗い落とす。
【0051】(10)上記切断及び面取り後、平坦膜6
の周縁部(側周面)を研磨して、平坦膜周縁部の断面形
状を傾斜させる。この場合、傾斜面の表面の凹凸差が
0.5μm以下となるように研磨を行なうことが好まし
い。
【0052】研磨は、研磨機(例えば、ラップマスター
社:LLCF700など)を使用し、研磨面の中心点と
基板中心点間のギャップ(初期設定値)15〜50mm
をとり、回転速度5〜50rpm、揺動幅10〜300
mmで行なう。超純水でリンス後、乾燥して研磨工程を
終了する。
【0053】(11)上記研磨工程後、平坦膜6上にI
TO薄膜層を積層して、液晶駆動用透明電極7を形成す
る。ITO薄膜層の形成は、上記(2)と同様にして行
なう。上記ITO薄膜層は、そのまま平面状の液晶駆動
用透明電極とするか、あるいは、上記(4)と同様にフ
ォトリソグラフィー法によってITO薄膜層のパターン
ニングを行ない所望のパターン(例えばストライプ)状
の液晶駆動用透明電極とする。上述したプロセスを経て
TFT用カラーフィルタが作製される。
【0054】次に、本発明のカラーフィルタの他の製造
方法について説明する。
【0055】図4は、本発明のカラーフィルタの製造方
法の他の具体例を示すフロー図である。なお、本製造例
で製造するカラーフィルタは図2に示したものと同様で
ある。
【0056】(1)カラーフィルタはガラス基板等の絶
縁性基板1上に形成する。ここで、ガラス基板として
は、ソーダライムガラス(青板)を含むこと以外は、上
述したTFT用カラーフィルタの製造の場合と同様であ
る。
【0057】(2)上記絶縁性基板1上に色素層形成用
電極4を、上述したTFT用カラーフィルタの製造の場
合と同様にして形成する。
【0058】(3)上記色素層形成用透明電極4を形成
した基板上にレジストブラックマトリックス2をフォト
リソグラフィー法によって形成する。ブラックマトリッ
クス形成用のレジスト剤としては、有機顔料系のレジス
ト剤が使用される。
【0059】ここで、有機顔料系のレジスト剤として
は、例えば、互いに補色関係にある二色の顔料を含有す
る遮光性レジスト剤(特願平2−117130号)、黒
色有機顔料、二種類以上の有機顔料を混合し擬似黒色化
した混色有機顔料、カーボンブラック等の遮光剤及び感
光性樹脂等からなる遮光膜形成用レジスト(特願平2−
321498号)等が挙げられる。
【0060】フォトリソグラフィー法によるレジストブ
ラックマトリックスのパターンニングは、ブラックマト
リックス及び電極取出窓口形成用のデザインマスクを用
いて行ない、電極取出窓口11も同時に形成する。
【0061】フォトリソグラフィー法によるパターンニ
ングは、具体的には、ア)レジスト塗布、イ)ポリビニ
ルアルコール等の保護膜塗布、ウ)露光(ブラックマト
リックス形成用マスク使用、色素層形成用透明電極と位
置合わせ後露光、エ)現像、オ)ポストベーク(熱硬
化)の順で行なう。これにより、ブラックマトリックス
と同時に電極取出部を形成する。
【0062】次いで、電極取出窓口11に銀ペーストを
帯状に塗布し、ベークすることによって、取出電極部1
0を形成し、電極の赤(R)列、青(B)列、緑(G)
列各色毎のITO電極群を導通する。
【0063】(4)上記電極取出窓口形成後、R,G,
B各色の色素層(膜)5を形成する。色素層5の形成
は、上述したTFT用カラーフィルタの製造の場合と同
様の方法で行なう。なお、色素層形成後、銀ペーストを
アセトン中に浸漬するか、もしくは超音波をかけて完全
に剥離する。
【0064】(5)色素層形成後、その上に平坦膜6を
形成する。平坦膜6の形成は上述したTFT用カラーフ
ィルタの製造の場合と同様にして行なう。
【0065】(6)平坦膜6形成後、平坦膜6の周縁部
Wより外側にある色素層及び色素層形成用透明電極をエ
ッチングにより除去する。エッチングは、上述したTF
T用カラーフィルタの製造の場合と同様にして行なう。
【0066】(7)エッチング後、基板から電極取出部
10を切断するとともに切断面の面取りを行なう。電極
取出部10の切断及び切断面の面取りは上述したTFT
用カラーフィルタの製造の場合と同様にして行なう。
【0067】(8)上記切断及び面取り後、平坦膜6の
周縁部(側周面)を研磨して平坦膜周縁部の断面形状を
傾斜させる。平坦膜周縁部の研磨は上述したTFT用カ
ラーフィルタの製造の場合と同様にして行なう。
【0068】(9)上記研磨後、平坦膜6上に液晶駆動
用透明電極7を形成する。液晶駆動用透明電極7の形成
は上述したTFT用カラーフィルタの場合と同様にして
行なう。上述したプロセスを経てMIN,STN用カラ
ーフィルタが作製される。
【0069】次に、本発明のカラーフィルタのさらに他
の製造方法について説明する。
【0070】本製造方法は、上述したTFT用カラーフ
ィルタの製造及びMIN,STN用カラーフィルタの製
造のいずれにおいても適用できる。すなわち、上述した
製造方法において、平坦膜6形成直後に色素層及び色素
層形成用透明電極のエッチングを行なわずに、平坦膜6
上に液晶駆動用透明電極層を積層後これをパターンニン
グする際に、同時に色素層及び色素層形成用透明電極を
エッチングにより除去する。
【0071】エッチングの条件及び手順は、エッチング
時間が1〜15分であること以外は、上述したカラーフ
ィルタの製造方法における色素層及び色素層形成用透明
電極のエッチングの場合と同様である。
【0072】次に、上記で作製したカラーフィルタを用
いた本発明のカラー液晶ディスプレイ及びその組立て工
程について説明する。
【0073】図5は本発明のカラー液晶ディスプレイの
組立て工程を示す図である。
【0074】(1)液晶駆動用電極基板は、ガラス基板
上に液晶駆動用透明電極を形成したものであり、単純マ
トリックス方式の場合は帯状透明電極が形成され各画素
の液晶を外部から時分割駆動する。アクティブマトリッ
クス方式の場合には、各画素ごとに画素電極及び駆動素
子(マトリックスアレイ)が形成され、各画素の液晶を
各駆動素子で駆動する。マトリックスアレイに用いられ
る非線形素子としては3端子型のTFT(Thin FilmTran
sistor)や2端子型のMIM(Metal-Insulator-Metal)
等が挙げられる。
【0075】(2)カラーフィルタとしては、上述した
本発明のカラーフィルタを使用する。
【0076】(3)スペーサは液晶層の厚みを一定に保
つためのもので、テフロンフィルムやマイラフィルム等
が用いられる。なお、表示面積の広い表示パネルを作製
する場合、パネル内部にガラスビース,プラスチックビ
ーズ等を分散させる場合がある。
【0077】(4)接着剤(封止剤)としては、有機接
着剤(例えば、エポキシ系接着剤)と無機接着剤(例え
ば、ガラスはんだ)とがある。この接着剤としては、絶
縁性基板及び絶縁性保護膜との接着性に優れたものを使
用するのが好ましい。
【0078】(5)ラビングは、分子配列を均一にする
ために行なわれる基板の表面処理であり、表示方式に応
じて、平行配向処理及び垂直配向処理等が挙げられる。
具体的には摩擦ラビング、配向蒸着等が挙げられる。
【0079】(6)液晶をパネルに封止する方法には、
表面張力を用いる方法と圧力差を利用する方法がある。
圧力差を利用した真空注入法が気泡の混入や劣化を防ぐ
ためには好ましい。封入される液晶は表示モードに応じ
て選択される。表示モードとしては、例えば、TN,S
TN,FLC,AFLC,VAN等が挙げられる。
【0080】(7)電極とドライバーICとの接続法と
しては、チップオンフレキシブルプリントサーキット
(COF)、チップオングラス(COG)等が挙げられ
る。
【0081】(8)上記工程を経て本発明のカラー液晶
ディスプレイ(パネル)が作製される。この液晶パネル
は交流駆動される。
【0082】なお、上述した本発明のカラーフィルタあ
るいはカラー液晶ディスプレイは、パソコン、ワープ
ロ、壁掛テレビ、ポケット液晶テレビなどのカラー液晶
ディスプレイやオーロラビジョン、固体撮像素子(CC
D)などのカラーフィルタ、オーディオ、車載用インパ
ネ、時計、電卓、ビデオデッキ、ファックス、通信機、
ゲーム、測定機器などのカラーディスプレイ等として好
適に利用される。
【0083】
【実施例】以下、実施例にもとづき本発明をさらに詳細
に説明する。実施例1 下記手順によってカラーフィルタ(TFT駆動用)及び
カラー液晶パネルを製造した。
【0084】ブラックマトリックスの形成 鏡面研磨した300mm角の白板ガラス基板上にスパッ
タリング装置(アルバック社製:SDP−550VT)
を用いて、クロム(Cr)薄膜を約2000オングスト
ロームスパッタした。
【0085】この上に紫外線硬化型レジスト剤(富士ハ
ントエレクトロニクステクノロジー社製:HPR20
4,ポジ型)を1,500rpmの回転速度でスピンコ
ートした。スピンコート後、105℃で30分間プリベ
ークを行ない、その後、この基板をステッパー露光機
(露光能力10mW/cm2)にセットした。マスク
は、画素サイズ90μm×310μm、ギャップ20μ
m、有効エリア168mm×221mmの格子パターン
とし、このマスクを用いて4回ステップ露光した。スキ
ャンスピード5mm/秒で露光した後、アルカリ現像液
(富士ハントエレクトロニクステクノロジー社製:LS
I現像液)にて室温で現像した。現像後、超純水でリン
スしてから、125℃で30分間ポストベークした。
【0086】次に、エッチング液(エッチャント)とし
て6N塩酸(HCl)・0.1N硝酸(HNO3)・
0.1N硝酸セリウム(Ce(NO34)の水溶液を準
備し、前記基板を50℃のエッチング液に浸漬し、基板
上のCrをエッチングしてパターンを形成した。エッチ
ングの終点は電気抵抗により測定した。前記エッチング
には約5分の時間を必要とした。エッチング後、超純水
でリンスした後、強アルカリ剥離剤(富士ハントエレク
トロニクステクノロジー社製:マイクロストリップ20
01)に90℃で10分間浸漬してレジストを剥離し
た。超純水シャワーで充分にリンスし、温風乾燥してク
ロムブラックマトリックスを形成した。
【0087】絶縁膜の形成 次に、上記クロムブラックマトリックス(CrBM)上
に、絶縁膜として、アクリル系熱硬化性樹脂のエチルセ
ルソルブアセテート溶液(日本合成ゴム社製:JSS−
715)を1,000rpmの回転速度でスピンコート
し、250℃で60分間ベークした。次いで、シリカ
(SiO2)の分散したゾル(東京応化社製:OCD
TYPE−7)中に浸漬し、250℃で60分間ベーク
した後、室温まで冷却して絶縁膜を形成した。
【0088】色素層形成用電極の形成 次に、上記絶縁膜上にスパッタリング装置(アルバック
社製:SDP−550VT)を用いて、ITO薄膜を約
1300オングストロームスパッタした。このとき、ワ
ークを250℃にしてITO膜の表面抵抗を20Ω/□
に調製した。
【0089】この基板上に紫外線硬化型レジスト剤(富
士ハントエレクトロニクステクノロジー社製:HPR2
04,ポジ型)を1,500rpmの回転速度でスピン
コートした。スピンコート後、105℃で30分間プリ
ベークを行ない、その後、この基板をコンタクト露光機
(露光能力:10mW/cm2)にセットした。マスク
は、線幅92μm 、ギャップ18μm、線長234mm
の縦ストライプパターンとした。光源は2kwの高圧水
銀灯を用いた。プロキシミティギャップ50μmをと
り、アライメントした後、10秒間露光した後、アルカ
リ現像液(富士ハントエレクトロニクステクノロジー社
製:LSI現像液)にて室温で浸漬現像した。現像後、
超純水にてリンスしてから、125℃で30分間ポスト
ベークした。
【0090】次に、エッチャントとして1M塩化第二鉄
(FeCl3)・1N塩酸(HCl)・0.1N硝酸
(HNO3)・0.1N硝酸セリウム(Ce(N
34)の水溶液(50℃)を準備し、前記基板上のI
TO薄膜をエッチングして色素層形成用電極を形成し
た。エッチングの終点は電気抵抗により測定した。前記
エッチングには約5分の時間を必要とした。エッチング
後、超純水でリンスし、レジストを強アルカリ剥離剤
(富士ハントエレクトロニクステクノロジー社製:マイ
クロストリップ2001)に90℃で10分間浸漬して
レジストを剥離した。さらに、超純水シャワーで充分に
リンスし、温風乾燥後、ITO電極の隣接同志の電気的
リークがないことを確認し、ITO電極(色素層形成用
電極)付き基板を完成した。
【0091】電極取出窓口の形成及び銀ペーストの塗布 顔料含有アクリル系レジスト剤(富士ハントエレクトロ
ニクステクノロジー社製;カラーモザイクCR:CG:
CB:CKの1:1:1:1の混合物)を電極取出部形
成用レジスト剤として用いた。上記で作成した基板上に
前記レジストを50010rpmでスピンコートし、基
板上に均一にコートした。この基板を85℃で15分間
プリベークを行ない、さらに、ポリビニルアルコール水
溶液を同様に塗布し、プリベークを行なった。この基板
を2kwの高圧水銀灯を光源とするアライメント機能の
あるコンタクト露光機にセットし、電極取出部形成用の
デザインマスクを用いて位置合せ後露光した。その後、
0.1Nの炭酸ナトリウム水溶液で室温下1分間浸漬現
像し、さらに、超純水でリンスし、200℃で30分間
ポストベークすることによって、電極取出部10を形成
した。次に、銀ペースト(徳力化学社製:P−280)
をディスペンサーを用いて電極取出窓口に塗布し、電極
の赤(R)列、青(B)列、緑(G)列を接続した後、
100℃で15分間ベークして、銀ペーストの塗布を終
えた。
【0092】三原色色素層の形成 4リットルの純水にフェロセン誘導体ミセル化剤FPE
G(同仁化学社製)、臭化リチウム(LiBr)とジア
ントラキノン顔料を加え、それぞれ、2mM,0.1
M,10g/リットルの溶液とし、超音波ホモジナイザ
ーで30分間分散させてミセル溶液とした後、前記素層
形成用ITO電極付き基板を前記ミセル溶液に挿入し、
ストライプのR列群に接続された取出電極にポテンショ
スタットを接続した。0.5Vの定電位電解を行ない、
カラーフィルタRの色素薄膜(色素層)を得た。純水で
洗浄後、オーブンにてプリベーク(100℃)した。G
ではハロゲン化銅フタロシアニンを15g/リットル、
Bでは銅フタロシアニンを9g/リットルの濃度に変え
たほかはRの色素製膜と同じ条件で製膜し、RGBの色
素層を得た。最後に、電極取出窓口に塗布した銀ペース
トをアセトン中に浸漬して、超音波洗浄することにより
剥離し、乾燥した。
【0093】平坦膜の形成(A法) 上記で作製した基板上に紫外線感光能を有するネガ型の
アクリル酸系レジスト剤(日本合成ゴム社製:JNPC
−01)を30cc滴下し、1500rpmでスピンコ
ートし、基板上に均一な塗膜を形成した。この基板を8
0℃のオーブンに挿入して15分間プリベークし、2k
wの高圧水銀灯を光源とするコンタクト露光機(露光能
力10mWにセットした。平坦膜形成用マスクと基板と
のギャップを60μmとして、300mJ/cm2の露
光エネルギーで、露光部と未露光部の境界が基板の画素
部と基板の周縁部との間に位置するように露光し、0.
12%トリメチルアンモニウムヒドロキシド(TMA
H)水溶液に浸漬し、室温下2分間現像を行ない、超純
水シャワーでリンス後、200℃で60分間ポストベー
クして、平坦膜を得た。
【0094】色素層及び色素層形成用透明電極のエッチ
ング 上記で作製した基板を、1M塩化第二鉄と0.1N硝酸
と0.1N硝酸セリウムの水溶液(エッチャント)中
で、50℃で5分間超音波浸漬を行なった。エッチング
の終点は電気抵抗により測定した。その後、超純水スプ
レイでリンスし、基板を温風乾燥して、平坦膜周縁部よ
り外側にある色素層及び色素層形成用透明電極を完全に
取り除いた基板を得た。
【0095】スクライビング及び面取 上記基板をスクライビング装置(常陽工学技術研究所
製:JKL−451F)にセットし、アライメントした
後、カッターで傷を付け、傷口に対し基板の裏面側から
圧力をかけることにより、電極取出部10を切断した。
次に、切口をガラス両糸面取加工機(ユウコウ社製:S
W−300D P−2)で摩耗することにより、鋭角部
分を丸めた。最後に、超純水スプレイでガラス粉等を洗
浄し、温風乾燥して、スクライビング及び面取を終え
た。
【0096】研磨 上記基板を純水で湿らせ、研磨機(ラップマスター社
製:LLCF700)の上板(基板面)に設置した。一
方、下板(研磨面)には研磨クロスを敷き、研磨剤を
0.05kg/cm2の圧力で合わせ、同方向に回転さ
せ、150mm揺動させつつ5分間平坦膜の研磨を行な
った。その際、基板面と研磨面の中心点とのギャップ
(オフセット)を初期設定値として15mmとり、研磨
中に5mlの研磨剤を追加して滴下した。次いで、超純
水でリンスし、温風乾燥して研磨工程を終了した。
【0097】液晶駆動用電極(後ITO電極)の形成 上記基板上にスパッタリング装置(アルバック社製:S
DP−550VT)を用いて、ITO膜を約1300オ
ングストロームスパッタリングした。このとき、カラー
フィルタ基板を120℃とし、水蒸気と酸素の導入によ
ってITO膜の表面抵抗を20Ω/□に調整した。こう
して、平面状の液晶駆動用電極を有するTFT用カラー
フィルタを得た。
【0098】カラー液晶ディスプレイ(パネル)の作製 上記で作製したカラーフィルタ基板の表面にポリアミッ
ク酸樹脂モノマーをスピンコートした。これを250℃
で1時間硬化させ、ポリイミド樹脂化した後、ラビング
を行なって配向させた。対極には駆動用電極基板として
TFT駆動回路付きガラス基板を使用した。上記カラー
フィルタ基板とTFT駆動回路付きガラス基板との間
(液晶セル)にガラスビーズ、TN液晶の順に入れ、接
着剤にて封止し、カラー液晶ディスプレイ(パネル)を
完成させた。カラー液晶パネルにFPCにドライバーI
Cを搭載した取り出し電極を接続し、偏光板を両面に接
着した後、TFT駆動回路を作動させ、液晶の駆動を確
認した(表1)。
【0099】次に、カラー液晶ディスプレイ作製前の平
面状の液晶駆動用電極を有するカラーフィルタ基板上
に、紫外線感光性レジスト剤(富士ハントエレクトロニ
クステクノロジー社製:HPR204,ポジ型)を1,
500rpmの回転速度でスピンコートした。スピンコ
ート後、105℃で30分間プリベークを行ない、その
後、この基板をコンタクト露光機(露光能力:10mw
/cm2 )にセットした。マスクは、線幅92μm、ギ
ャップ18μm、線長207mmの縦ストライプパター
ンとした。光源は2kwの高圧水銀灯を用いた。プロキ
シミティギャップ50μmをとり、アライメントした
後、10秒間露光した後、アルカリ現像液(富士ハント
エレクトロニクステクノロジー社製:LSI現像液)に
て室温で浸漬現像した。現像後、超純水にてリンスした
後、125℃で30分間ポストベークした。次に、エッ
チャントとして1M FeCl3・1N HCl・0.
1N HNO3・0.1N Ce(NO34の水溶液を
準備し、前記基板のITO膜を50℃で浸漬エッチング
してパターンを形成した。エッチングの終点は電気抵抗
により測定した。エッチングには約5分の時間を必要と
した。エッチング後、超純水でリンスし、レジストを強
アルカリ剥離剤(富士ハントエレクトロニクステクノロ
ジー社製:マイクロストリップ2001)に90℃で1
0分間浸漬して剥離し、超純水シャワーでリンス後、温
風乾燥した。こうして形成した液晶駆動用電極の断線本
数をプローバ検査により調べ、断線がないことを確認し
た(表1)。
【0100】実施例2 B法によって、平坦膜を形成し、平坦膜の研磨工程を省
略したこと以外は、実施例1と同様にして、カラー液晶
ディスプレイを作製し、液晶の駆動を確認した。 な
お、B法による平坦膜の形成は次のようにして行なっ
た。色素層形成後の基板上に紫外線感光能を有するネガ
型のアクリル酸系レジスト剤(日本合成ゴム社製:JN
PC−01)を30cc滴下し、1500rpmでスピ
ンコートし、基板上に均一な塗膜を形成する。この基板
を80℃のオーブンに挿入して15分間プリベークし、
2kwの高圧水銀灯を光源とするコンタクト露光機(露
光能力10mW)にセットする。平坦膜形成用マスクと
基板とのギャップを200μmとして、400mJ/c
2の露光エネルギーで、露光部と未露光部の境界が基
板の画素部と基板の周縁部との間に位置するように露光
し、0.12%トリメチルアンモニウムヒドロキシド
(TMAH)水溶液に浸漬し、室温下2分間現像を行な
い、超純水シャワーでリンス後、200℃で60分間ポ
ストベークして、平坦膜を得る。
【0101】また、B法によって平坦膜を形成し、平坦
膜の研磨工程を省略したこと以外は、実施例1と同様に
して、平面状の液晶駆動用電極をパターンニングしたカ
ラーフィルタを作製し、パターンニングされた液晶駆動
用ITO電極液晶の断線評価を行なった。その結果、断
線がないことが確認された。
【0102】実施例3 C法によって、平坦膜を形成し、平坦膜の研磨工程を省
略したこと以外は、実施例1と同様にして、カラー液晶
ディスプレイを作製し、液晶の駆動を確認した。 な
お、C法による平坦膜の形成は次のようにして行なっ
た。色素層形成後の基板上に熱硬化性樹脂オリゴマー
(日本合成ゴム社製:JSS7265,アクリル酸−シ
ロキサン樹脂系)をオフセット印刷機(日本写真印刷社
製:オングストローマー)で凸版と凹版の境界部が基板
の画素部と基板の周縁部との間に位置するように位置合
わせして印刷した後、80℃のオーブンに挿入して5分
間プリベークし、さらに、180℃で60分間ポストベ
ークすることにより平坦膜を得る。また、C法によって
平坦膜を形成したこと以外は、実施例1と同様にして、
平面状の液晶駆動用電極をパターンニングしたカラーフ
ィルタを作製し、パターンニングされた液晶駆動用IT
O電極液晶の断線評価を行なった。その結果、断線がな
いことが確認された。
【0103】実施例4 下記手順によってカラーフィルタ(MIN,STN駆動
用)及びカラー液晶パネルを製造した。
【0104】色素層形成用電極の形成 青板ガラス基板(松崎真空社製:ソーダライムガラス,
300mm角)上にスパッタリング装置(アルバック社
製:SDP−550VT)を用いて、ITO薄膜を約1
300オングストロームスパッタした。このとき、ワー
クを250℃にしてITO膜の表面抵抗を20Ω/□に
調製した。この基板上に紫外線硬化型レジスト剤(富士
ハントエレクトロニクステクノロジー社製:HPR20
4,ポジ型)を1,500rpmの回転速度でスピンコ
ートした。スピンコート後、105℃で30分間プリベ
ークを行ない、その後、この基板をコンタクト露光機
(露光能力:10mW/cm2)にセットした。マスク
は、線幅92μm 、ギャップ18μm、線長234mm
の縦ストライプパターンとした。光源は2kwの高圧水
銀灯を用いた。プロキシミティギャップ60μmをと
り、10秒間露光した後、アルカリ現像液(富士ハント
エレクトロニクステクノロジー社製:LSI現像液)に
て室温で浸漬現像した。現像後、超純水にてリンスして
から、125℃で30分間ポストベークした。次に、エ
ッチャントとして1M塩化第二鉄(FeCl3)・1N
塩酸(HCl)・0.1N硝酸(HNO3)・0.1N
硝酸セリウム(Ce(NO34)の水溶液(50℃)を
準備し、前記基板上のITO薄膜をエッチングによりパ
ターンニングして色素層形成用電極を形成した。エッチ
ングの終点は電気抵抗により測定した。前記エッチング
には約5分の時間を必要とした。エッチング後、超純水
でリンスし、レジストを強アルカリ剥離剤(富士ハント
エレクトロニクステクノロジー社製:マイクロストリッ
プ2001)に90℃で10分間浸漬してレジストを剥
離した。さらに、超純水シャワーで充分にリンスし、温
風乾燥後、ITO電極の隣接同志の電気的リークがない
ことをプローブ検査で確認し、ITO電極(色素層形成
用電極)付き基板を完成した。
【0105】レジストブラックマトリックス及び電極取
出窓口の形成 顔料含有アクリル系レジスト剤(富士ハントエレクトロ
ニクステクノロジー社製;カラーモザイクCR:CG:
CB:CKの1:1:1:1の混合物)をブラックマト
リックス及び電極取出部形成用レジスト剤として用い
た。上記で作成した基板上に前記レジストを500rp
mでスピンコートし、基板上に均一にコートした。この
基板を85℃で15分間プリベークを行ない、さらに、
ポリビニルアルコール水溶液を同様に塗布し、プリベー
クを行なった。この基板を2kwの高圧水銀灯を光源と
するアライメント機能のあるコンタクト露光機にセット
し、ブラックマトリックス及び電極取出部形成用のデザ
インマスクを用いて位置合せ後露光した。その後、0.
1Nの炭酸ナトリウム水溶液で室温下1分間浸漬現像
し、さらに、超純水スプレイでリンスし、200℃で3
0分間ポストベークすることによって、ブラックマトリ
ックス及び電極取出部10を同時形成した。次に、銀ペ
ースト(徳力化学社製:P−280)をディスペンサー
を用いて電極取出窓口に塗布し、電極の赤(R)列、青
(B)列、緑(G)列を接続した後、100℃で15分
間ベークして、銀ペーストの塗布を終えた。
【0106】三原色色素層の形成 実施例1と同様にしてRGBの色素層を得た。
【0107】平坦膜の形成(A法) 上記で作製した基板上に紫外線感光能を有するポジ型の
アクリル系レジスト剤(日本合成ゴム社製:HRC−0
01)を30cc滴下し、1500rpmでスピンコー
トし、基板上に均一な塗膜を形成した。この基板を80
℃のオーブンに挿入して15分間プリベークし、2kw
の高圧水銀灯を光源とするコンタクト露光機(露光能力
10mWにセットした。平坦膜形成用マスクと基板との
ギャップを60μmとして、200mJ/cm2の露光
エネルギーで、露光部と未露光部の境界が基板の画素部
と基板の周縁部との間に位置するように露光し、0.1
2%トリメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)
水溶液に浸漬し、室温下2分間現像を行ない、超純水シ
ャワーでリンス後、200mJ/cm2で後露光してか
ら、200℃で60分間ポストベークして、平坦膜を得
た。
【0108】色素層及び色素層形成用透明電極のエッチ
ング 実施例1と同様にして行なった。
【0109】スクライビング及び面取 実施例1と同様にして行なった。
【0110】研磨 実施例1と同様にして行なった。
【0111】液晶駆動用電極(後ITO電極)の形成 上記基板上にスパッタリング装置(アルバック社製:S
DP−550VT)を用いて、ITO膜を約1300オ
ングストロームスパッタリングした。このとき、カラー
フィルタ基板を120℃とし、水蒸気と酸素の導入によ
ってITO膜の表面抵抗を20Ω/□に調整した。その
後、上記基板上に、紫外線感光性レジスト剤(富士ハン
トエレクトロニクステクノロジー社製:HPR204,
ポジ型)を1,500rpmの回転速度でスピンコート
した。スピンコート後、105℃で30分間プリベーク
を行ない、その後、この基板をコンタクト露光機(露光
能力:10mw/cm2 )にセットした。マスクは、線
幅92μm、ギャップ18μm、線長207mmの縦ス
トライプパターンとした。光源は2kwの高圧水銀灯を
用いた。プロキシミティギャップ50μmをとり、アラ
イメントした後、10秒間露光した後、アルカリ現像液
(富士ハントエレクトロニクステクノロジー社製:LS
I現像液)にて室温で浸漬現像した。現像後、超純水に
てリンスした後、125℃で30分間ポストベークし
た。次に、エッチャントとして1M FeCl3・1N
HCl・0.1N HNO3・0.1N Ce(N
34の水溶液を準備し、前記基板のITO膜を50℃
で浸漬エッチングしてパターンを形成した。エッチング
の終点は電気抵抗により測定した。エッチングには約5
分の時間を必要とした。エッチング後、超純水でリンス
し、レジストを強アルカリ剥離剤(富士ハントエレクト
ロニクステクノロジー社製:マイクロストリップ200
1)に90℃で10分間浸漬して剥離し、超純水シャワ
ーでリンス後、温風乾燥した。こうして、パターンニン
グされた液晶駆動用電極を有するMIN又はSTN用カ
ラーフィルタを得た。次いで、上記のようにして形成し
た液晶駆動用電極の断線本数をプローバ検査により調
べ、断線がないことを確認した(表1)。
【0112】カラー液晶ディスプレイ(パネル)の作製 上記で作製したカラーフィルタ基板の表面にポリアミッ
ク酸樹脂モノマーをスピンコートした。これを250℃
で1時間硬化させ、ポリイミド樹脂化した後、ラビング
を行なって配向させた。対極には駆動用電極基板として
MIN駆動回路付きガラス基板及びSTN駆動用ITO
パターンニング(縦ストライプ)ガラス基板を使用し
た。上記カラーフィルタ基板とMIN又はSTN駆動用
ガラス基板との間(液晶セル)にガラスビーズ、TN液
晶の順に入れ、接着剤にて封止し、カラー液晶ディスプ
レイ(パネル)を完成させた。カラー液晶パネルに、F
PCにドライバーICを搭載した取り出し電極を接続
し、偏光板を両面に接着した後、MIN又はSTN駆動
回路を作動させ、いずれについても液晶の駆動を確認し
た(表1)。
【0113】実施例5 平坦膜の形成(A法) 実施例1と同様にして色素層まで順次形成した基板を作
製した。上記で作製した基板上に遠紫外線感光能を有す
るポジ型のアクリル系レジスト剤(東京応化社製:CF
GR,ポジ型,アクリル系)を30cc滴下し、150
0rpmでスピンコートし、基板上に均一な塗膜を形成
した。この基板を170℃のオーブンに挿入して15分
間プリベークし、2kwの高圧キセノン灯(253n
m)を光源とするコンタクト露光機(露光能力10m
W)にセットした。平坦膜形成用のマスク(石英製)と
基板とのギャップを60μmとして、300mJ/cm
2の露光エネルギーで、露光部と未露光部の境界が基板
の画素部と基板の周縁部との間に位置するように露光
し、プロピレングリコールモノメチルエーテルに浸漬
し、室温下で2分間現像を行ない、メチルイソブチルケ
トンに浸漬してリンス後、200℃で60分間ポストベ
ークして、平坦膜を得た。
【0114】スクライビング及び面取 実施例1と同様にして行なった。
【0115】研磨 実施例1と同様にして行なった。
【0116】液晶駆動用電極の形成及び色素層及び色素
層形成用透明電極の同時エッチング 上記基板上にスパッタリング装置(アルバック社製:S
DP−550VT)を用いて、ITO膜を約1300オ
ングストロームスパッタリングした。このとき、カラー
フィルタ基板を120℃とし、水蒸気と酸素の導入によ
ってITO膜の表面抵抗を20Ω/□に調整した。その
後、上記基板上に、紫外線感光性レジスト剤(富士ハン
トエレクトロニクステクノロジー社製:HPR204,
ポジ型)を1,500rpmの回転速度でスピンコート
した。スピンコート後、105℃で30分間プリベーク
を行ない、その後、この基板をコンタクト露光機(露光
能力:10mw/cm2 )にセットした。マスクは、線
幅312μm、ギャップ18μm、線長260mmの横
ストライプパターンとした。光源は2kwの高圧水銀灯
を用いた。プロキシミティギャップ50μmをとり、ア
ライメントした後、10秒間露光した後、アルカリ現像
液(富士ハントエレクトロニクステクノロジー社製:L
SI現像液)にて室温で浸漬現像した。現像後、超純水
にてリンスした後、125℃で30分間ポストベークし
た。次に、エッチャントとして1M FeCl3・1N
HCl・0.1N HNO3・0.1N Ce(N
34の水溶液を準備し、前記基板のITO膜及び色素
層・色素層形成用透明電極を50℃で浸漬エッチングし
てITO膜のパターンを行なうとともに、平坦膜周縁部
より外側にある色素層・色素層形成用透明電極をエッチ
ングにより除去した。液晶駆動用ITO電極のエッチン
グの終点は電気抵抗により測定した。エッチングには約
10分の時間を必要とした。エッチング後、超純水でリ
ンスし、レジストを強アルカリ剥離剤(富士ハントエレ
クトロニクステクノロジー社製:マイクロストリップ2
001)に90℃で10分間浸漬して剥離し、超純水シ
ャワーでリンス後、温風乾燥した。こうして、パターン
ニングされた液晶駆動用電極を有するMIN又はSTN
用カラーフィルタを得た。次いで、上記のようにして形
成した液晶駆動用電極の断線本数をプローバ検査により
調べ、断線がないことを確認した(表1)。
【0117】カラー液晶ディスプレイ(パネル)の作製 実施例4と同様にしてカラー液晶ディスプレイ(パネ
ル)を作製し、MIN又はSTN駆動回路を作動させ、
いずれについても液晶の駆動を確認した(表1)。
【0118】比較例1 実施例1において、平坦膜を基板全面に形成し、色素層
・色素層形成用透明電極をエッチング及び平坦膜の研磨
工程を省略したこと以外は、実施例1と同様にして操作
を行なったが、液晶の封入が不十分で、カラー液晶ディ
スプレイを作製できなかった。また、実施例1と同様に
して、液晶駆動用電極の断線本数をプローバ検査により
調べたところ、251本の断線が確認された(表1)。
【0119】比較例2 実施例1において、色素層・色素層形成用透明電極をエ
ッチングを行なわなかったこと以外は、実施例1と同様
にして操作を行なったが、液晶の封入が不十分で、カラ
ー液晶ディスプレイを作製できなかった。また、実施例
1と同様にして、液晶駆動用電極の断線本数をプローバ
検査により調べたところ、451本の断線が確認された
(表1)。
【0120】比較例3 実施例1において、平坦膜の研磨工程を省略したこと以
外は、実施例1と同様にして操作を行なった。その結
果、カラー液晶ディスプレイを作製することはできた。
しかし、実施例1と同様にして、液晶駆動用電極の断線
本数をプローバ検査により調べたところ、150本の断
線が確認された(表1)。 [以下、余白]
【0121】 表 1 断線本数(本) カラー液晶ディスプレイの作製の可否 実施例1 0 可 実施例2 0 可 実施例3 0 可 実施例4 0 可 実施例5 0 可 比較例1 251 否 比較例2 451 否 比較例3 150 可
【0122】表1から明らかなように、基板の画素部と
基板の周縁部との間に、色素層、色素層形成用透明電極
及び平坦膜の周縁部が位置しない場合(比較例1)に
は、液晶駆動用電極とその下層の平坦膜との接着性が悪
く、プローブ検査時に液晶駆動用透明電極が破壊され、
液晶駆動用透明電極に断線が生じる。また、平坦膜周縁
部より外側にある色素層・色素層形成用透明電極をエッ
チングにより除去しない場合(比較例2)、及び平坦膜
周縁部の断面形状に傾斜がない場合(比較例3)には、
平坦膜周縁部の急激な段差のため液晶駆動用透明電極に
断線が生じる。さらに、色素層・色素層形成用透明電極
をエッチングにより除去しない場合(比較例1,2)に
は、カラーフィルタと駆動用基板とを接着剤を用いて張
り合わせて、液晶ディスプレイの組み立てる際に、接着
が不十分となり、カラーフィルタと駆動用基板のギャッ
プ制御や液晶封入に大きな障害が起こり、カラー液晶デ
ィスプレイの作製が不可能となる。
【0123】以上のことから、基板の画素部と基板の周
縁部との間に、色素層、色素層形成用透明電極及び平坦
膜周縁部を位置させること、色素層・色素層形成用透明
電極をエッチングにより除去すること、及び平坦膜周縁
部に傾斜をもたせることがカラー液晶ディスプレイの生
産効率の向上に不可欠であることがわかる。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラーフ
ィルタ及びその製造方法によれば、カラーフィルタ基板
と駆動用電極基板との接着性が十分であるとともにプロ
ーブ検査時に液晶駆動用電極が破壊することがなく、し
たがって、生産効率(歩留り)の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーフィルタの一構成例を示す図で
あり、図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)の
A−A線断面図、図1(c)は図1(a)のB−B線断
図をそれぞれ示す。
【図2】本発明のカラーフィルタの他の構成例を示す図
であり、図2(a)は平面図、図2(b)は図2(a)
のA−A線断面図、図2(c)は図2(a)のB−B線
断図をそれぞれ示す。
【図3】本発明のカラーフィルタの製造方法の一具体例
を示すフロー図である。
【図4】本発明のカラーフィルタの製造方法の他の具体
例を示すフロー図である。
【図5】カラー液晶ディスプレイの組立て工程を示す工
程図である。
【図6】従来のカラー液晶ディスプレイを示す断面図で
ある。
【図7】従来のカラーフィルタの一構成例を示す図であ
り、図7(a)は平面図、図7(b)は図7(a)のA
−A線断面図、図7(c)は図7(a)のB−B線断図
をそれぞれ示す。
【図8】従来のカラーフィルタの他の構成例を示す図で
あり、図8(a)は平面図、図8(b)は図8(a)の
A−A線断面図、図8(c)は図8(a)のB−B線断
図をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1…絶縁性基板 2…ブラックマトリックス 3…絶縁膜 4…色素層形成用透明電極 5…色素層 6…平坦膜 7…液晶駆動用透明電極 10…電極取出部 20…駆動用基板 30…液晶 40…封止剤

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に、ブラックマトリック
    ス、色素層形成用透明電極、ミセル電解法で作製した色
    素層及び平坦膜を形成してなるカラーフィルタにおい
    て、基板の画素部と基板の周縁部との間に、色素層形成
    用透明電極、色素層及び平坦膜の周縁部を位置せしめた
    ことを特徴とするカラーフィルタ。
  2. 【請求項2】 絶縁性基板上に、ブラックマトリック
    ス、絶縁膜、色素層形成用透明電極、ミセル電解法で作
    製した色素層、平坦膜、液晶駆動用透明電極を順次積層
    してなるカラーフィルタにおいて、基板の画素部と基板
    の周縁部との間に、色素層形成用透明電極、色素層及び
    平坦膜の周縁部を位置せしめたことを特徴とするカラー
    フィルタ。
  3. 【請求項3】 絶縁性基板上に、色素層形成用透明電
    極、ブラックマトリックス、ミセル電解法で作製した色
    素層、平坦膜、液晶駆動用透明電極を順次積層してなる
    カラーフィルタにおいて、基板の画素部と基板の周縁部
    との間に、色素層形成用透明電極、色素層及び平坦膜の
    周縁部を位置せしめたことを特徴とするカラーフィル
    タ。
  4. 【請求項4】 平坦膜の周縁部の断面形状が傾斜してい
    ることを特徴とする請求項1,2又は3記載のカラーフ
    ィルタ。
  5. 【請求項5】 絶縁性基板上に、ブラックマトリック
    ス、絶縁膜、色素層形成用透明電極、ミセル電解法で作
    製した色素層、基板周縁部を避けて形成した平坦膜を順
    次積層して形成した後、平坦膜周縁部より外側にある色
    素層形成用透明電極及び色素層をエッチングにより除去
    することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  6. 【請求項6】 絶縁性基板上に、色素層形成用透明電
    極、ブラックマトリックス、ミセル電解法で作製した色
    素層、基板周縁部を避けて形成した平坦膜を順次積層し
    て形成した後、平坦膜周縁部より外側にある色素層形成
    用透明電極及び色素層をエッチングにより除去すること
    を特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  7. 【請求項7】 絶縁性基板上に、ブラックマトリック
    ス、絶縁膜、色素層形成用透明電極、ミセル電解法で作
    製した色素層、基板周縁部を避けて形成した平坦膜を順
    次積層して形成した後、エッチングによって、平坦膜周
    縁部より外側にある色素層形成用透明電極及び色素層の
    除去と、液晶駆動用透明電極のパターンニングを同時に
    行なうことを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  8. 【請求項8】 絶縁性基板上に、色素層形成用透明電
    極、ブラックマトリックス、ミセル電解法で作製した色
    素層、基板周縁部を避けて形成した平坦膜を順次積層し
    て形成した後、エッチングによって、平坦膜周縁部より
    外側にある色素層形成用透明電極及び色素層の除去と、
    液晶駆動用透明電極のパターンニングを同時に行なうこ
    とを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  9. 【請求項9】 絶縁性基板上に、ブラックマトリック
    ス、絶縁膜、色素層形成用透明電極、ミセル電解法で作
    製した色素層を順次積層した基板上に、紫外線感光能お
    よび/または遠紫外線感光能をもつ透明レジストをスピ
    ンコーターあるいはロールコーターにより塗布し、マス
    クを用いて露光部と未露光部の境界が基板の画素部と基
    板の周縁部との間に位置するように露光し、該レジスト
    を現像してパターニング後熱硬化して、基板周縁部を避
    けて平坦膜を形成し、さらに基板の中心点と研磨面の中
    心点とのギャップをとって各々を回転させて研磨するこ
    とにより平坦膜の周縁部を傾斜させることを特徴とする
    請求項5又は7記載のカラーフィルタの製造法。
  10. 【請求項10】 絶縁性基板上に、色素層形成用透明電
    極、ブラックマトリックス、ミセル電解法で作製した色
    素層を順次積層した基板上に、紫外線感光能および/ま
    たは遠紫外線感光能をもつ透明レジストをスピンコータ
    ーあるいはロールコーターにより塗布し、マスクを用い
    て露光部と未露光部の境界が基板の画素部と基板の周縁
    部との間に位置するように露光し、該レジストを現像し
    てパターニング後、熱硬化して基板周縁部を避けて平坦
    膜を形成し、さらに基板の中心点と研磨面の中心点との
    ギャップをとって各々を回転させて研磨することにより
    平坦膜の周縁部を傾斜させることを特徴とする請求項6
    又は8記載のカラーフィルタの製造法。
  11. 【請求項11】 絶縁性基板上に、ブラックマトリック
    ス、絶縁膜、色素層形成用透明電極、ミセル電解法で作
    製した色素層を順次積層した基板上に、紫外線および/
    または遠紫外線感光能をもつ透明レジストをスピンコー
    ターあるいはロールコーターにより塗布し、該レジスト
    塗布基板とマスクとのギャップを100μm以上に保ち
    つつ、マスクを用いて露光部と未露光部の境界が基板の
    画素部と基板の周縁部との間に位置するように露光し、
    現像してパターニング後熱硬化して、基板周縁部を避け
    て平坦膜を形成するとともに平坦膜の周縁部を傾斜させ
    ることを特徴とする請求項5又は7記載のカラーフィル
    タの製造法。
  12. 【請求項12】 絶縁性基板上に、色素層形成用透明電
    極、ブラックマトリックス、ミセル電解法で作製した色
    素層を順次積層した基板上に、紫外線および/または遠
    紫外線感光能をもつ透明レジストをスピンコーターある
    いはロールコーターにより塗布し、該レジスト塗布基板
    とマスクとのギャップを100μm以上に保ちつつ、マ
    スクを用いて露光部と未露光部の境界が基板の画素部と
    基板の周縁部との間に位置するように露光し、現像して
    パターニング後熱硬化して、基板周縁部を避けて平坦膜
    を形成するとともに平坦膜の周縁部を傾斜させることを
    特徴とする請求項6又は8記載のカラーフィルタの製造
    法。
  13. 【請求項13】 絶縁性基板上に、ブラックマトリック
    ス、絶縁膜、色素層形成用透明電極、ミセル電解法で作
    製した色素層を順次積層した基板上に、透明な熱硬化性
    樹脂をオフセット印刷機を用い凸版と凹版の境界部が、
    基板の画素部と基板の周縁部との間に位置するように印
    刷し、これを熱硬化して平坦膜を形成し、さらに基板の
    中心点と研磨面の中心点とのギャップをとって各々を回
    転させて研磨することにより、平坦膜の周縁部が傾斜し
    たカラーフィルタを製造することを特徴とする請求項5
    又は7記載のカラーフィルタの製造法。
  14. 【請求項14】 絶縁性基板上に、色素層形成用透明電
    極、ブラックマトリックス、ミセル電解法で作製した色
    素層を順次積層した基板上に、透明な熱硬化性樹脂をオ
    フセット印刷機を用い凸版と凹版の境界部が、基板の画
    素部と基板の周縁部との間に位置するように印刷し、こ
    れを熱硬化して平坦膜を形成し、さらに基板の中心点と
    研磨面の中心点とのギャップをとって各々を回転させて
    研磨することにより、平坦膜の周縁部が傾斜したカラー
    フィルタを製造することを特徴とする請求項6又は8記
    載のカラーフィルタの製造法。
  15. 【請求項15】 請求項1,2,3,又は4記載のカラ
    ーフィルタと、液晶駆動用電極基板と、これらの間に封
    入した液晶からなることを特徴とするカラー液晶ディス
    プレイ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005108678A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Optrex Corp 有機el発光装置およびその製造方法

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JP2005108678A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Optrex Corp 有機el発光装置およびその製造方法

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