JPH05164836A - 車両用レーダ装置 - Google Patents

車両用レーダ装置

Info

Publication number
JPH05164836A
JPH05164836A JP3333553A JP33355391A JPH05164836A JP H05164836 A JPH05164836 A JP H05164836A JP 3333553 A JP3333553 A JP 3333553A JP 33355391 A JP33355391 A JP 33355391A JP H05164836 A JPH05164836 A JP H05164836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmitters
vehicle
distance
radar device
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3333553A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Yoshida
眞人 吉田
Yoshiro Tasaka
吉朗 田坂
Hidenori Miyazaki
秀徳 宮崎
Daisuke Itao
大助 板尾
Shoji Kamata
昭司 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP3333553A priority Critical patent/JPH05164836A/ja
Publication of JPH05164836A publication Critical patent/JPH05164836A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A90/00Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
    • Y02A90/10Information and communication technologies [ICT] supporting adaptation to climate change, e.g. for weather forecasting or climate simulation

Landscapes

  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】対象物に対する相対距離および周囲環境に応じ
て送信信号の出力の強弱を切り換えることにより、常に
正確な相対距離の検出を可能して衝突防止装置などの車
両安全装置の機能向上を図る。 【構成】演算部20において得られた相対距離情報を含
む各種情報に基づいて送信数判定回路15において駆動
すべき送信器の数を判定し、切換回路14においてこの
送信数に対応する駆動回路13a〜13nに対して符号
化パルス発生器16で生成された符号化パルス信号を供
給し、該当する送信器11a〜11nを駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は各種情報に基づいて先
行車両や障害物などの対象物との衝突の可能性を判断し
て警告を報知する衝突防止装置に対し、対象物との距離
や対象物の種別等の情報を供給する車両用レーダ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両の追突事故を防止するため、障害物
や先行車両との間の間隔を測定し、この距離が車両の走
行速度に適した距離より短くなったときに、警報等によ
り運転者に報知するようにした衝突防止装置が提案され
ている。従来の衝突防止装置では、例えばレーザレーダ
などの車両用レーダ装置を車両の前面に配置し、照射さ
れたレーザ光のエコーの受光タイミングから対象物との
距離を測定するようにしている。このようなレーザ装置
はその他にも追突防止装置や車間距離保持装置などの車
両安全装置に適用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用レーダ装
置において、検出距離を長くし、雨、霧および煙などの
悪天候下でも検出能力を維持するためには、送信器から
送信する検出信号の出力を強くしなければならず、この
ような高出力のレーザビームなどのデバイスは非常に高
価であり、また性能が不安定な場合が多く、現実の使用
に適しない問題があった。また、従来のレーザ装置では
対象物である先行車両の車種等の種別を判定する能力を
備えたものがなかった。これらのことから従来の車両用
レーダ装置では、衝突防止装置なとの車両安全装置に有
効且つ安定したデータを供給することができず、安全装
置を常に正確に動作させることができない問題があっ
た。
【0004】この発明の目的は、検出距離や周囲環境に
応じて充分な送信出力で検出信号を送信することによ
り、または対象物の種別を特定できるようにすることに
より、衝突防止装置などの車両安全装置に対して常に正
確且つ有効な情報を供給できるようにし、車両安全装置
を常に正確に動作させることができる車両用レーダ装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
に係る車両用レーダ装置は図1に示すように、検出信号
の送信エリアが同一の複数の送信器と、対象物との対物
処理または周囲環境に基づいて検出信号を同時に送信す
る送信器を選択する送信器選択手段により選択された送
信器を駆動して障害物との対物距離を測定する制御手段
と、を具備したことを特徴とする。
【0006】請求項2に記載した発明に係る車両用レー
ダ装置は図2に示すように、検出信号の送信エリアがそ
れぞれ異なる複数の送信器と、各送信器から送信された
検出信号のうち対象物における反射信号が受信された送
信器の数を計数する計数手段と、計数手段の計数結果に
基づいて対象物の種別を判断する種別判断手段と、を設
けたことを特徴とする。
【0007】請求項3に記載した発明に係る車両用レー
ダ装置は、請求項2に記載した発明において、複数の送
信器を順次切り換えて駆動する切換駆動手段と、切換駆
動手段の切換タイミングに同期して反射信号を受信する
単一の受信器と、を備えたものである。
【0008】
【作用】請求項1に記載した発明においては、対象物と
の対物距離または周囲環境に基づいて検出信号を同時に
送信する送信器が選択的に駆動され、対象物との対物距
離が測定される。従って、対象物との対物距離または周
囲環境に応じた数の送信器から同一の送信エリアに対し
て検出信号が送信され、検出信号の出力は対象物との対
物距離または周囲環境に応じた値となる。
【0009】請求項2に記載した発明においては、それ
ぞれ異なる送信エリアに対して送信された検出信号のう
ち対象物における反射信号が受信された送信器の数から
対象物の種別が判断される。従って、対象物における検
出信号の反射状態に基づいて対象物の種別が判断され
る。
【0010】請求項3に記載した発明においては、それ
ぞれ異なる送信エリアに検出信号を送信する複数の送信
器が切換駆動手段により順次駆動され、この切換タイミ
ングに同期して単一の受信器により反射信号が受信され
る。従って、複数の送信器によってカバーされる広いエ
リアについての検出信号の反射状態が単一の受信器によ
り受信され、装置の構成が簡略化される。
【0011】
【実施例】図2は、この発明の実施例である車両用レー
ダ装置が適用される衝突防止装置の構成を示すブロック
図である。衝突防止装置1は相対情報検出装置2、自車
情報検出装置3、路面状態検出装置4、道路形状検出装
置5、衝突危険度推論装置6および報知装置7により構
成されている。自車情報検出装置3は車両に設けられた
車速センタおよび速度センタの検出データに基づいて自
車速度や自車加速度などの自車情報を検出する。
【0012】路面状態検出装置4は雨滴センサ、日射セ
ンサおよびストロークセンサなどの情報から路面の乾燥
または湿潤状態を検出する。このように路面状態を考慮
するのは、濡れた路面と乾燥した路面とでは制動距離に
差を生じるためである。ここにストロークセンサとは車
輪の上下動を検出するセンサである。また、道路形状検
出装置5は傾斜センサ、ステアリング角センサおよびス
トロークセンサなどの情報に基づいて直線路、カーブお
よび傾斜路などの道路形状を検出する。このように道路
形状を考慮するのは、直線路とカーブとでは相対情報検
出装置2の安全判定基準距離を変える必要があるためで
ある。
【0013】相対情報検出装置2にはこの発明の車両用
レーダ装置10の検出結果が入力される。この車両用レ
ーダ装置10は車両の前面に設けられており、相対情報
検出装置2は車両用レーダ装置の検出結果に基づいて障
害物の有無、相対距離、相対速度および相対加速度など
の相対情報を得る。
【0014】上記各検出装置2〜5により検出された相
対情報、自車情報、路面情報および道路形状は衝突危険
度推論装置6に入力される。衝突危険度推論装置6は推
論部8とこの推論部8における推論に用いられるルール
などを記憶したファイル9によって構成されており、相
対情報などを入力変数として衝突の可能性を表す危険レ
ベルを推論する。この推論は公知のファジィ推論により
行うことができる。衝突危険度推論装置6の推論結果で
ある危険レベルは報知装置7に入力され、報知装置7は
警報装置の音量やエアコンの風量などを変えることによ
り危険レベルに応じた警告を報知する。
【0015】図3は、上記車両用レーダ装置の構成を示
す図である。車両用レーダ装置10は複数のレーザビー
ム送信器11a〜11nおよび単一の受信器12を備え
ている。この送信器11a〜11nのレーザビームの送
信エリアは図4に示すように全てにおいて同一にされて
いる。すなわち、送信器11a〜11nは同一のエリア
について重複して検出信号であるレーザビームを送信す
る。送信器11a〜11nのそれぞれは駆動回路13a
〜13nによりそれぞれ独立して駆動される。
【0016】この駆動回路13a〜13nには切換回路
14から駆動信号が選択的に入力される。この切換回路
14は送信数判定回路15により制御される。
【0017】送信数判定回路15は入力された各種情報
に従ってレーザビームを送信すべき送信器の数を判定
し、この判定した送信器数に従って切換回路14を制御
して駆動すべき送信器を設定する。また、切換回路14
にはクロック17の基準パルスに基づいて符号化パルス
発生器16において発生された符号化パルスが入力され
る。切換回路14は送信数判定回路15により設定され
た駆動回路に対して符号化パルスを同時に供給する。送
信器11a〜11nから照射されたレーザビームは障害
物や先行車両などの対象物において反射し、そのエコー
(反射信号)が受信器12により受信される。受信器1
2が受信した反射信号は受信アンプ18において増幅さ
れたのち相関処理回路19に入力される。相関処理回路
19には送信器11a〜11nに供給される符号化パル
スが入力されており、相関処理回路19はこの符号化パ
ルスと受信信号との相関処理を行い、この結果を演算部
22に出力する。
【0018】以下に、相関処理回路19における相関処
理に関して説明する。符号化パルス16において生成さ
れる符号化パルスは、例えば図5に示すものが使用され
る。
【0019】図に示すようにm系列の符号化パルス列の
1周期をTとし、同パルス列を生成するためのクロック
信号のパルス幅TKを最大検出距離に相当する長さに設
定する。このTKは1.25μs、すなわち最大検出距
離(例えば200m)に相当する長さに設定される。こ
のような符号化パルスを使用すると、このクロック信号
のパルス幅TKを最大距離としてその距離以下の時間ず
れ量を有する受信信号との相関値を求めることで障害物
に対する距離を測定することができる。
【0020】図6は、障害物や先行車両などの対象物が
100m先に存在する場合の相関値を測定する方法を示
している。図に示すm系列の符号化パルスは符号化パル
ス発生器に4ビットシフトレジスタを使用することによ
って1周期15ビットで構成されている。図に示すよう
に、相関処理回路19では、受信信号bの反転信号を作
成する。そして、符号化パルスによって送信器11a〜
11nから送信される送信信号が立ち上がってからは、
この送信信号aと受信信号bとの相関、すなわち、ここ
ではエクスクルーシブNORの論理をとり、送信信号a
が立ち下がってからは送信信号aと受信信号bの反転信
号cとの相関、すなわちエクスクルーシブNORの論理
をとる。その結果がdおよびeとなる。そしてこのdと
eとを合成すると、相関値データfが得られる。この相
関値データfを1周期分積分することによって相関値を
得ることができる。相関値は距離に比例するから、演算
部20はこの相関値を知ることによって距離を算出する
ことができる。
【0021】さらに、車両用レーダ装置10の対ノイズ
性を向上し、雨や霧などの影響を受け難くするために、
また、他のレーダ装置との干渉を防止するために送信信
号(符号化パルス信号)を位相シフトする位相器を設け
る方法がある。図7はこの構成を示している。すなわ
ち、符号化パルス発生器16から送信される符号化パル
ス信号を位相シフトする位相器21を設け、この位相器
21で位相シフトした複数の各位相シフト信号と受信器
12で受信した受信信号との相関値を相関処理回路19
で求める。そして、各相関値に対応する対象物までの距
離を演算部20において算出する。すなわち、相関処理
回路19において各位相シフト信号と受信信号との相関
値を求めると、図8に示すようなA点〜E点(ここで5
つの位相シフト信号と受信信号との相関値を求めてい
る。)のようなプロットを得ることができる。そこで、
この場合ではA点およびB点を結ぶ直線とC点〜E点を
結ぶ直線とを引き、この2つの直線の交点qを求め、こ
の交点qから垂線を下ろしたX軸の値を求める。この値
が前方の対象物までの距離となる。このような手法によ
り、ノイズに強く、また他の符号化変調レーダ装置から
の干渉などに対しても強いという利点か得られる。
【0022】図9は、上記車両用レーダ装置に設けられ
る送信数判定回路の処理手順を示すフローチャートであ
る。送信数判定回路15に入力される各種情報として、
上記図5〜図8を用いて説明した符号化変調測距方式に
よる対象物までの相対距離情報を用いた場合について以
下に説明する。送信数判定回路15は相対距離情報を読
み込み(n1)この相対距離情報の特徴量を抽出する
(n2)。この特徴量とは図8に示すq点の座標(x
a,ya)、すなわち対象物までの距離と相関値の最大
値である。この抽出された対象物までの距離および最大
相関値に基づいて最適光量の演算処理を行う(n3)。
この演算処理は一例として公知のファジィ推論により行
うことができる。
【0023】図10は最適光量の演算処理にファジィ推
論を用いた場合の、ファジィルールおよびメンバシップ
関数を示す図である。すなわち、対象物までの距離xa
および最大相関値yaを前件部の入力変数とし、この前
件部の入力変数を同図(B),(C)に示すそれぞれメ
ンバーシップ関数の横軸にとり、xaおよびyaのそれ
ぞれの値が所属するラベルを決定する。決定された前件
部ラベルに該当する後件部ラベルを同図(A)に示すフ
ァジィルールを参照して決定し、同図(D)に示す後件
部メンバーシップ関数において該当する後件部ラベルを
入力変数xa,yaの小さい方の値で頭切りする。この
頭切りを前件部ラベルの組合せによって得られる全ての
ファジィルールの後件部ラベルについて実行し、その重
心値をファジィ推論の確定値、すなわち最適光量として
得る。
【0024】このようにして例えばファジィ推論を用い
て得られた最適光量から駆動すべき送信器の数を決定し
(n4)、切換回路14に対して符号化パルスを供給す
べき駆動回路の切換を行う(n5)。以上の処理によっ
て対象物までの相対距離に応じた数の送信器が駆動され
ることになり、全ての送信器が同一の送信エリアを有す
ることから、その送信エリアに対して送信されるレーザ
ビームの出力が相対距離に応じて切り換えられることに
なる。
【0025】なお、上記実施例では説明のために相対距
離情報に基づいて最適光量を決定したが、図2に示す雨
滴センサや日射センサなどの検出信号を送信数判定回路
15に入力すべき各種情報に加えることにより、天候等
の周囲環境をも考慮して駆動すべき送信器の数、すなわ
ち送信されるレーザビームの出力を決定することができ
る。
【0026】このようにして、例えば図11に示すよう
に、n=5の送信器11a〜11eが設けられている場
合には、相対距離が長い場合には同図(A)に示すよう
に全ての送信器11a〜11eが駆動され、相対距離が
中程度である場合には同図(B)に示すように中央部の
3個の送信器11b〜11dが駆動され、相対距離が短
い場合には同図(C)に示すように中央の単一の送信器
11cのみが駆動される。また、天候については雨天時
には図12(A)に示すように全ての送信器11a〜1
1eが駆動され、晴天時には同図(B)に示すように中
央の単一の送信器11cのみが駆動される。さらに自車
速度に基づいて図13(A)および(B)に示すように
高速時には駆動する送信器の数を多くし、低速時には少
なくすることもできる。
【0027】以上のようにこの実施例によれば、比較的
安価で、且つ性能的に安定している低出力のレーザビー
ム(送信器)を用いることができるため、大幅なコスト
の上昇を招くことなく、安定して相対距離の検出を行う
ことができる。また、複数のレーザビームを同一のエリ
アに重ね合わせて送信するため、充分な検出能力を得る
ことができるとともに、送信エリアの狭いレーザビーム
を繋ぎ合わせて用いる場合に比較して光学的な設計も簡
単になり、一部のレーザビームが故障しても他のレーザ
ビームにより同一エリアに検出信号を送信できるため、
フェールセーフ機能の向上を図ることができる。さら
に、状況に応じて駆動するビーム数を可変にするため、
その機能劣化が緩慢で装置の寿命を長くすることがで
き、消費電力も最小限に抑えることができる。
【0028】図14は、請求項2に記載した発明に係る
車両用レーダ装置の構成を示す図である。車両用レーダ
装置30は、10個の送信器31a〜31jと同じく1
0個の受信器32a〜32jを備えている。10個の送
信器31a〜31jは図15に示すように、それぞれ異
なる送信エリアを備えている。これら送信器31a〜3
1jはそれぞれ個別の駆動回路33a〜33jにより駆
動される。この駆動回路33a〜33jのそれぞれには
個別の符号化パルス発生器35a〜35jからクロック
36の基準パルスに基づく符号化パルスが入力され、送
信器31a〜31jはそれぞれ異なる符号化パルス信号
によって駆動され、レーザビームによる送信信号を出力
する。受信器32a〜32jは、それぞれ送信器31a
〜31jの送信信号の対象物における反射信号を受信
し、この受信信号はそれぞれ個別の受信アンプ34a〜
34jによって増幅されて個別の相関処理回路37a〜
37jに入力される。
【0029】相関処理回路37a〜37jには符号化パ
ルス発生器35a〜35jから符号化パルス信号が入力
されており、相関処理回路37a〜37jはこの符号化
パルス信号と受信信号との相関をとる。この処理は前述
の図3および図7の相関処理回路19における処理と同
様である。相関処理回路37a〜37jのそれぞれにお
いて得られた相関値は演算部38a〜38jに入力さ
れ、それぞれの相関値から相対距離が算出される。した
がって、演算部38a〜38jは送信器31a〜31j
のそれぞれが対向する位置における対象物の反射板まで
の位置を検出することができる。この演算部38a〜3
8jにおいて得られた相対距離は車種判定回路39に入
力される。車種判定回路39に入力された相対距離デー
タに基づいて対象物である先行車両の車種の判別を行
う。
【0030】図17は上記車両用レーダ装置を構成する
車種判定回路の処理手順を示すフローチャートである。
車種判定回路39は演算部38a〜38jにおいて得ら
れた相対距離情報を読み込み(n11)、入力された相
対距離情報の数が2個であるか否かの判別を行う(n1
2)。送信器31a〜31jのうち対象物である先行車
両のリフレクタに対向しない送信器から送信されたレー
ザビームは受信器32a〜32jに反射せず、受信器3
2a〜32jは反射信号を受信することがない。したが
って、このような受信器に対応する演算部からは距離情
報が入力されず、リフレクタに対向する受信器に接続さ
れた演算部からのみ距離情報が入力される。
【0031】距離情報が2個入力されている場合には車
種判定回路39はその感覚が4以下であるか否かの判別
を行い(n13)、図18(A)に示すように、2個の
距離情報が4以下の間隔の送信器から得られたものであ
る場合には先行車両は小型車であると判断する(n1
4)。一方、同図(C)に示すように間隔が5以上であ
る場合には先行車両は大型車であると判断する(n1
5)。入力された距離情報が2個でない場合には距離情
報が1個であるか否かの判別を行い(n16)、18E
に示すように1個の距離情報が入力された場合には先行
車両は二輪車であると判断する(n17)。(n16)
において距離情報が1個でない場合、すなわち図18
(F)に示すように3個以上の距離情報が入力された場
合には先行車両として複数台の車両が存在すると判断す
る(n18)。
【0032】以上のようにしてそれぞれ個別の送信エリ
アを有する10個の送信器31a〜31jから送信され
たレーザビームを先行車両における反射信号の受信状態
に応じて車種判別を行うことができる。先行車両までの
相対距離が充分に長い場合には4輪車の両端部および二
輪車の中央に設けられたリフレクタにおいてのみ送信信
号が反射されるが、相対距離が比較的近距離の場合には
リフレクタ以外の部分においても送信信号が反射され
る。そのため、図18(B)および(D)に示すように
一定幅について多数個の受信器から距離情報が入力され
る場合があり、この場合には全体の間隔から車種を判別
することができる。
【0033】図19は請求項3に記載した発明に係る車
両用レーダ装置の構成を示す図である。10個の送信器
31a〜31jのそれぞれに駆動する駆動回路33a〜
33jに対して符号化パルス発生器44において発生し
た符号化パルス信号が切換回路43を介して順次入力さ
れる。この切換回路43における切換タイミングを図1
9に示す。同図に示すように、送信器31a〜31jの
駆動タイミングを順次切り換えることにより受信器4
1、受信アンプ42、符号化パルス発生器44、相関処
理回路45および演算部46を単一のものとすることが
でき、回路構成を簡略化することができる。この場合に
おいて相関処理回路45は切換回路における切換タイミ
ングに基づいて受信器41が受信した反射信号と符号化
パルス発生器44において発生した符号化パルス信号と
の相関をとることにより、送信器31a〜31jのそれ
ぞれが対応する送信エリア毎に距離情報を演算すること
ができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、対象
物との対物距離または周囲環境に応じた出力で送信信号
を送信することができ、それぞれの送信器の出力が比較
的弱い場合であっても状況に応じた出力で送信信号が発
生され、対象物との間の距離を常に正確に検出すること
ができるため、衝突防止装置などの車両安全装置の機能
を常に適正に制御できる利点がある。
【0035】また請求項2に記載した発明によれば、そ
れぞれ異なる送信エリアに対応する複数の送信器の送信
信号に基づいて対象物である先行車両の車種判別を行う
ことができ、この判別結果を衝突防止装置などの車両安
全装置に入力することによって先行車両の車種に応じて
安全機能を適正に動作させることができる利点がある。
【0036】さらに、請求項3に記載した発明によれ
ば、先行車両の車種判別を極めて簡単な構成により実現
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施例である車両用レーダ装置が適
用される衝突防止装置の構成を示す図である。
【図3】請求項1に記載した発明に係る車両用レーダ装
置の実施例の構成を示す図である。
【図4】同車両用レーダ装置の送信器の送信エリアを示
す図である。
【図5】同車両用レーダ装置における送信器の送信信号
を示す図である。
【図6】同車両用レーダ装置における相関処理を示す図
である。
【図7】請求項1に記載した発明に係る車両用レーダ装
置の別の実施例の構成を示す図である。
【図8】同別の実施例における相関処理を示す図であ
る。
【図9】同別の実施例における送信数判定回路の処理手
順を示すフローチャートである。
【図10】同送信数判定回路におけるファジィ推論に用
いられるファジィルールおよびメンバシップ関数を示す
図である。
【図11】請求項1に記載した発明に係る車両用レーダ
装置の実施例における送信器の駆動状態を示す図であ
る。
【図12】同駆動状態を示す図である。
【図13】同駆動状態を示す図である。
【図14】請求項2に記載した発明に係る車両用レーダ
操作の実施例の構成を示す図である。
【図15】同実施例における送信器の送信エリアを示す
図である。
【図16】同別の実施例における車種判定回路の処理手
順を示すフローチャートである。
【図17】同車種判定回路に対する距離情報の入力状態
を示す図である。
【図18】請求項3に記載した発明に係る車両レーダ装
置の実施例の構成を示す図である。
【図19】同実施例における送信器の駆動タイミングを
示す図である。
【符号の説明】
10−車両用レーダ装置 11a〜11n−送信器 12−受信器 15−送信数判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板尾 大助 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 鎌田 昭司 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出信号の送信エリアが同一の複数の送信
    器と、対象物との対物処理または周囲環境に基づいて検
    出信号を同時に送信する送信器を選択する送信器選択手
    段により選択された送信器を駆動して障害物との対物距
    離を測定する制御手段と、を具備したことを特徴とする
    車両用レーダ装置。
  2. 【請求項2】検出信号の送信エリアがそれぞれ異なる複
    数の送信器と、各送信器から送信された検出信号のうち
    対象物における反射信号が受光された送信器の数を計数
    する計数手段と、計数手段の計数結果に基づいて対象物
    の種別を判断する種別判断手段と、を設けたことを特徴
    とする車両用レーダ装置。
  3. 【請求項3】前記複数の送信器を順次切り換えて駆動す
    る切換駆動手段と、切換駆動手段の切換タイミングに同
    期して反射信号を受光する単一の受信器と、を有する請
    求項2に記載の車両用レーダ装置。
JP3333553A 1991-12-17 1991-12-17 車両用レーダ装置 Pending JPH05164836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3333553A JPH05164836A (ja) 1991-12-17 1991-12-17 車両用レーダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3333553A JPH05164836A (ja) 1991-12-17 1991-12-17 車両用レーダ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05164836A true JPH05164836A (ja) 1993-06-29

Family

ID=18267331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3333553A Pending JPH05164836A (ja) 1991-12-17 1991-12-17 車両用レーダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05164836A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11109030A (ja) * 1997-10-01 1999-04-23 Fujitsu Ten Ltd 車載用レーダ装置
JP2018205042A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 日本信号株式会社 レーザー測距装置
JP2020076773A (ja) * 2018-11-09 2020-05-21 株式会社東芝 調査システムおよび方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11109030A (ja) * 1997-10-01 1999-04-23 Fujitsu Ten Ltd 車載用レーダ装置
JP2018205042A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 日本信号株式会社 レーザー測距装置
JP2020076773A (ja) * 2018-11-09 2020-05-21 株式会社東芝 調査システムおよび方法
US11143759B2 (en) 2018-11-09 2021-10-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Investigation system and method
GB2578788B (en) * 2018-11-09 2022-10-05 Toshiba Kk An investigation system and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5754123A (en) Hybrid ultrasonic and radar based backup aid
US4757450A (en) Method and system for automatically detecting a preceding vehicle
US5314037A (en) Automobile collision avoidance system
US5572449A (en) Automatic vehicle following system
AU768163B2 (en) Method and apparatus for controlling trains by determining direction taken by a train through a railroad switch
US3516056A (en) Traffic control system
AU2002211733B2 (en) Collision avoidance method and system
NO20033006D0 (no) Tunnelovervåkningssystem i en kjöretöytunnel
KR20000062430A (ko) 물체와 위치 가변성 장치 사이의 직각 위치를 특정하는 방법
WO2003081514A1 (en) Vehicle navigation, collision avoidance and control system
US5835203A (en) Vehicle laser radar system
JPH09159757A (ja) 車載レーダ装置
US5373446A (en) Vehicle ground-speed detecting apparatus
JPH05164836A (ja) 車両用レーダ装置
KR101123737B1 (ko) 통신을 이용한 이동체의 탐지영역 확장 방법 및 시스템
JPH09288179A (ja) 車両用カーブ径推定装置および目標先行車検出装置
JPH1172562A (ja) 車間距離警報装置
JPH0554298A (ja) 衝突防止装置
JPH0587921A (ja) 被追突防止装置
JPH0587920A (ja) 追突防止装置
JPH11167698A (ja) 車両の障害物警報装置
EP1040462B1 (en) System for avoiding collision of vehicles in low visibility conditions
KR100220194B1 (ko) 차선변경시 도플러 효과를 이용한 배후차 경고 시스템
JPH0357429B2 (ja)
JPH08254577A (ja) 車両用衝突警報装置