JPH05164619A - 輻射を用いた連続材料プロセス制御装置 - Google Patents
輻射を用いた連続材料プロセス制御装置Info
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- JPH05164619A JPH05164619A JP3352797A JP35279791A JPH05164619A JP H05164619 A JPH05164619 A JP H05164619A JP 3352797 A JP3352797 A JP 3352797A JP 35279791 A JP35279791 A JP 35279791A JP H05164619 A JPH05164619 A JP H05164619A
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Abstract
酸化膜厚等の薄膜厚さや、表面合金化度等の物性を高精
度に制御する。 【構成】 輻射エネルギを放出する鋼板Pを処理する連
続焼鈍炉12に沿った異なる位置で鋼板Pの同一部位を
観測する放射温度計10a 〜e と、上記各放射温度計で
異なる波長λi 、λj についてオンラインで測定される
輝度温度Si 、Sj から放射率累乗比εi λi /εj
λj を演算するブロック14と、オフラインで実測デー
タ、理論等に基づいて作成した膜厚、物性と放射率累乗
比との相関データを記憶するブロック16と、各放射温
度計毎に相関データを用いて膜厚等の制御目標値に当る
放射率累乗比の制御目標値を求めるブロック18とを備
え、各放射温度計で得られる放射率累乗比の実測値と目
標値との差をブロック14で計算し、その差を基に補正
した制御操作量を制御装置20から出力する。
Description
に処理する連続プロセスラインにおいて、材料表面から
の輻射を放射温度計を用いて測定し、その測定結果を基
に加熱炉温度、ラインスピード等の操作量を制御して所
望の性質を備えた製品を製造する際に適用して好適な、
輻射を用いた連続材料プロセス制御装置に関する。
ス処理する際に、その表面に生じる酸化膜の厚さ(真の
制御量)を目標値に制御するためには、その膜厚をオン
ラインで計測することができないので、制御量として温
度を用い、温度と膜厚との間に一定の関係があることを
前提として、温度を制御することにより間接的に膜厚の
制御を行っていた。
ロセスラインでは、通常プロセス材料の表面温度を放射
温度計を用いて測定しているが、上記表面処理鋼板等の
プロセス材料のようにその表面に酸化膜が形成され、経
時的に成長していく場合には、その表面からの分光放射
率も変化するために制御量である温度を必ずしも正確に
測定することができないという問題がある。
的意味を明らかにしておく。
を測定する放射温度計が広く用いられており、この放射
温度計には測定に使用する波長が1つの単色温度計と2
つの2色温度計がある。単色温度計ではもとより、2波
長を使用する2色温度計でも測定対象の放射率が変化す
る場合には大きな測定誤差が生じる。
放射率がほぼ等しいか又は一定の比例関係が成立する場
合には温度測定精度に問題はないが、熱物体の表面状態
が酸化反応などで急変し、分光放射率が上記関係から外
れるときには測定精度が著しく悪くなる(単色式放射温
度計はこれよりもさらに誤差は大きい)。
して放射率を補正して使用する改良形2色温度計が、特
公平3−4855に開示されている。
の放射測温技術に、田中、D.P.Dewittによる「Theory o
f a New Radiation Thermometry Method and an Experi
mental Study Using Galvannealed Steel Specimens 」
(計測自動制御学会論文集第25巻第10号1031/
1037頁1989年10月)に開示されているTRA
CE(Thermometry Re-established by Automatic Comp
ensation of Emissivity)法がある。このTRACE法
は、特開平3−4855に開示されている改良形2色温
度計に比べ、繰り返し計算があるため、計算が複雑で時
間がかかり、又、実験式を作り難い等の欠点がある。
的に同一の計算法を採用しているので前者を中心に説明
する。
ン)の近似則をもちいて得られる下記(1)、(2)式
で表わされる分光放射率の式からTを消去して下記
(3)式を求めている。この(3)式の左辺である分光
放射率の波長のべき乗の比(Kuramasu 数)を説明の便
宜上放射率累乗比と呼ぶ。
1 、λ2の場合を表記したものであるが、近接2波長λ
1 、λ1xでも同様に成立つ。
波長検出器の出力として得られるので、上記放射率累乗
比の値は(3)式の右辺を計算することによりもとめる
ことができる。
真温度Tを表わす(4)式が得られ、この(4)式に分
光放射率の比を適用することによりTを求めるることが
できる。
と放射率累乗比の相関関数fをあらかじめ測定によって
決定しておく。
た放射率累乗比から相関関数fによって分光放射率比を
もとめ、その分光放射率比を用いて上記(4)式から真
温度Tを計算する。なお、前述の如く、旧式の2色放射
温度計は分光放射率比を1又は一定値として計算してお
り、分光放射率変化に対応していない。
酸化反応などで変化する熱物体に適用する場合には、表
面変化に対して「鈍い」測定波長を選択すればよい精度
で温度測定が可能である。ところが、選択波長の放射率
累乗比が表面状態の変化に対して敏感に変化する場合に
は、以下に詳述する如く、測定精度が著しく悪くなる。
分光放射率が敏感に変化する具体例としては、表面が酸
化され、その表面に半透明(測定波長で)の酸化膜が形
成される場合がある。この場合は、表面に形成された半
透明膜で光干渉がおこり分光放射率が激減することが起
こる。この場合は、放射率累乗比も同様に激減(急変)
する。
よって、例えば、“Heat Transfer 1986”、vol.
2、Hemishere、(1986)、PP.577−582
において実験及び光干渉理論のモデル計算から、表面酸
化が発生すると波長の短い領域に分光放射率スペクトル
の落ち込み(以下、谷という)が現われ、この谷が酸化
の進行とともに波長の長い方向に移動する特徴的変化と
して確認されている。
トルの特徴的変化の一例を模式的に示した線図である。
であり、valleyと示した部分が分光放射率スペクトルの
谷である。
等の金属表面に酸化膜が生成するに従ってその表面の分
光放射率スペクトルが変化していく様子が示されてい
る。
図27は中程度の温度に加熱されているが酸化膜が未生
成の段階、図28は中程度温度に加熱され酸化膜が生成
し始めた段階、図29は同温度で酸化膜が成長中の段
階、図30は高温度に加熱され厚い酸化膜が形成された
段階の各スペクトルである。
による光干渉に起因すると考えられており、前記牧野ら
は、干渉理論に基づくモデル計算によって分光放射率ス
ペクトルを求め、計算結果と実験値とを比較するとよく
一致する、と報告している。
する現象は、酸化膜の厚み以下のオーダの分光波長帯の
輻射エネルギーが選択的に酸化膜でトラップされるため
に現われると説明される。即ち、特異的に選択された輻
射が酸化膜で干渉乃至は多重反射をおこすために、顕著
なエネルギー減衰が生じ、酸化膜厚が厚くなるに従って
その特異的選択波長帯が移動するため谷が短波長→長波
長へと移動すると考えられる。
化が生じる場合には、放射率比が変化するため旧式の2
色放射温度計では測定誤差がでることはいうまでもな
く、前記改良型2色温度計でも使用する式の計算が困難
であるため、同様に測定誤差が生じる。
する改良型2色温度計の計算ではオフラインで2つの分
光放射率ε1 とε1xとの相関関係を実験データから予め
回帰関数として決定しておかねばならないのに、その回
帰が困難という事態に陥るためである。これを次に簡単
に説明する。
述の分光放射率スペクトルの如く、短波長→長波長へ谷
の移動が起こっている最中のデータとすると、放射率ε
1 とε1xの相関は「正相関」→「負の相関」→「正相
関」と変わる。
2波長λ1 、λ1xに対応する放射率ε1 とε1xの値の変
化を追っていけば容易に理解される。即ち、図中「vall
ey」部分の短波長側(スペクトル勾配が負である部分)
が波長λ1 、λ1xの間にきた場合に放射率ε1 とε1xの
大小関係が逆転し、相関の正負が逆転する。
す。谷が通過前(図31)と通過後(図32)とでは全
く逆の相関関係となることが理解される。
990)63〜67でも、図33に模式的に示したよう
なε1 −ε2 相関グラフが一価でなく、ループができて
いるものが示されているが、このループも酸化膜輻射干
渉によるものと推定される。
関回帰グラフは単純には決められないため、改良型2色
温度計の場合でも測定誤差が生じることが避けられない
ということになる。
板(SUS430)について上記改良型2色温度計で温
度測定したところ、600℃程度の温度域で測定誤差の
最大値が15℃程度、標準偏差が5℃程度であった。
を連続的に処理する場合のように材料の表面状態が経時
的に変化し、それに伴って放射率も変化する場合には、
プロセス材料の表面温度をオンラインで正確に測定する
ことはできない。従って、プロセス材料の表面温度を制
御量として使用し、炉温等の加熱温度やラインスピード
等の操作量を制御しても酸化膜の厚さを高精度に制御す
ることができないという問題がある。
できたとしても、その温度に酸化膜厚が正確に対応して
いるとは限らないので、同様に測定温度を制御量として
使用しても酸化膜厚を目標値に制御できるとは限らない
という問題がある。
鋼板等を連続処理する際の合金化度等の表面物性につい
ても同様に存在する。
くなされたもので、プロセス材料を連続処理する際に酸
化膜等の薄膜厚さや表面合金化度等の物性等に対する制
御精度を飛躍的に向上させ、連続処理で製造するプロセ
ス材料の品質を大幅に向上させることができる、輻射を
用いた連続材料プロセス制御装置を提供することを課題
とする。
連結材料プロセス制御装置において、輻射エネルギを放
出するプロセス材料を連続処理する連続プロセスライン
に沿って設置された複数の放射温度計と、上記各放射温
度計において、異なる2波長λi 、λj について、それ
ぞれオンラインで測定される輝度温度Si 、Sj を用い
て、次の関係式により放射率累乗比を演算する放射率累
乗比演算手段と、 εi λi /εj λj =exp {C2 (1/Sj −1/Si )} i ,j :整数で、i ≠j C2 :Plankの第2定数 実測データ、理論又は理論からの近似に基づいてオフラ
インで作成した、膜厚又は、物性等の真の制御量と放射
率累乗比との相関データを記憶するデータ記憶手段と、
各放射温度計毎に、上記相関データを用いて真の制御量
の目標値に対応する放射率累乗比の制御目標値を求める
制御目標値変換手段と、各放射温度計について、上記関
係式により算出される放射率累乗比の実測値と制御目標
値との偏差を計算する偏差計算手段と、上記放射率累乗
比の実測値と目標値との差に基づいて補正した制御操作
量を出力する制御手段とを備えた構成とすることによ
り、前記課題を達成したものである。
装置において、プロセス材料の同一測定点を、異なる測
定位置において、測定波長及び測定角度の少なくとも一
方が異なる放射温度計で測定するようになされているこ
とにより、同様に前記課題を達成したものである。
装置において、各放射温度計が、測定位置に到達したプ
ロセス材料の真の制御量の目標値に対応する放射率累乗
比を検出できる測定波長及び測定角度に設定されている
ことにより、同様に前記課題を達成したものである。
装置において、真の制御量の目標値に対応する放射率累
乗比が、真の制御量の変化に対して極値であるようにし
たことにより、同様に前記課題を達成したものである。
御装置において、真の制御量の目標値に対応する放射率
累乗比の近傍における真の制御量の変化に対する放射率
累乗比の微係数が大きくなるように測定波長及び測定角
度を設定することにより、同様に前記課題を達成したも
のである。
ロセス制御について種々検討した結果、前述した如く酸
化膜厚等の成長に伴って変化する放射率累乗比を、逆に
積極的に利用することにより膜厚等の変化を直接把握す
ることができることから、前記放射温度計で測定して得
られる放射率累乗比と酸化膜厚等との間の関係を利用す
ることにより、酸化膜厚等を精度良く制御することがで
きることを発明した。
で、オフラインで実測データ、理論等に基づいて膜厚、
物性等の真の制御量と放射率累乗比との相関データを予
め作成しておくと共に、各放射温度計について上記相関
データから求められる真の制御量の目標値に対応する放
射率累乗比の制御目標値と放射率累乗比の実測値との偏
差を求め、該偏差に基づいて補正した制御操作量を出力
するようにしたので、放射率累乗比を制御量として利用
することが可能となり、真の制御量をその目標値に高精
度に制御することが可能となった。
いて放射率累乗比との相関と、この放射率累乗比を制御
量として用い、酸化膜厚を制御する原理について説明す
る。なお、以下の説明では、真の制御量(例えば酸化膜
厚)の目標値を「真の制御目標値」と、又、放射率累乗
比の目標値を「制御目標値」とも言う。
の相関を模式的に示した線図である。
セス材料の下地の放射率のみで決まり、d =∞の場合は
酸化物の放射率(図中破線で示す)のみで決まり、酸化
膜が成長しその膜厚d が増大するに従って、界面での光
学干渉により図のような波として現われる。
を示すグラフの波の形は、測定に使用する波長を小さく
すると、図2に示すようにグラフの周期が長くなり、
又、測定角度θ(プロセス材料の法線と成す角)を0°
から傾けていくと図3に示すように位相がd (+)の方
向にずれる性質がある。
との間には、測定波長λと測定角度θとを変えることに
より、種々の変化パターンが得られることから、放射率
累乗比Ku の実測値(実測放射率累乗比)と測定点にお
ける酸化膜厚d とを対応付けることができるので、放射
率累乗比Kuの実測値を求めることによりその測定点に
おける酸化膜厚d が目標値になっているか否かを判定す
ることができる。
使用する測定波長λi、λj 及び測定角θ毎に酸化膜厚d
との相関データをオフラインで予め作成しておき、該
相関データから得られる真の制御目標値に対応する放射
率累乗比の制御目標値と実測放射率累乗比とを比較し、
その差に応じて、ラインスピード又は加熱温度等の操作
量を補正することにより、真の制御量をその目標値に精
度良く制御することが可能となる。
関グラフでは、図1に示したように、第1極大値の値が
比較的大きいのでこの値を制御する際の基準として利用
し易い。従って、測定に使用する放射温度計に対して真
の制御目標値に放射率累乗比の第1極大値が現われる測
定条件、即ち測定波長λi、λj 、測定角度θを設定し
ておくことにより、容易に真の制御目標値を把握するこ
とができる利点がある。
化膜厚d との相関データを種々の測定条件について予め
作成しておくことにより、目標膜厚(真の制御目標値)
に対応する放射率累乗比の制御目標値を容易に導き出す
ことができる。従って、この放射率累乗比の制御目標値
と実測に基づく放射率累乗比とを比較してその偏差を求
め、該偏差に基づいてラインスピード、加熱温度等を補
正することにより、酸化膜厚を目標値に精度良く制御す
ることが可能となる。
間で相関データを作成することができる真の制御量とし
ては、上述した酸化膜厚の他に、窒化膜等の他の薄膜や
亜鉛鋼板における合金化度等の物性を挙げることができ
る。
細に説明する。
料プロセス制御装置を概念的に示すブロック図であり、
図5は該制御装置に含まれる連続焼鈍炉を模式的に示す
概略側面図である。
ルギを放出する鋼板(プロセス材料)Pを連続的に焼鈍
処理する焼鈍炉(連続プロセスライン)12に沿って設
置された複数の放射温度計10a 〜10e と、前記各放
射温度計10a 〜10e で異なる波長λi 、λj につい
てそれぞれオンラインで測定される輝度温度Si 、Sj
を用いて、前記(3)式に相当する次の関係式(3A)
により放射率累乗比を演算する放射率累乗比演算ブロッ
ク14とを備えている。
で実測データ、理論又は理論からの近似に基づいて作成
した酸化膜厚(真の制御量)と放射率累乗比との相関デ
ータ(相関関数f )を記憶するデータ記憶部16と、各
放射温度計毎に上記相関データを用いて真の制御目標値
(目標酸化膜厚)に対応する放射率累乗比の制御目標値
を求めるための制御目標値変換ブロック18とを備えて
いる。
は、各放射温度計10a 〜10e について上記関係式
(3A)により算出される放射率累乗比の実測値と目標
値との偏差を計算するようになされており、この実測値
と目標値との偏差は制御装置20に入力され、該制御装
置20において上記偏差に基づいて制御ゲインの変換
(補正)が行われ、連続焼鈍炉12を加熱するためのヒ
ータ電流又はラインスピード等の制御操作量が出力され
るようになっている。
5に示すような複数の放射温度計10a 〜10e のそれ
ぞれについて、各測定位置において酸化膜厚d の目標値
(真の制御目標値)に対応する放射率累乗比の制御目標
値を求めることができる、例えば図6〜図11に示すよ
うな放射率累乗比Ku と酸化膜厚d との相関グラフを表
わす相関関数f が格納されている。
れぞれの測定位置における膜厚の制御目標値(真の制御
目標値) dt を変換ブロック18に入力すると、該変換
ブロック18はデータ記憶ブロック16に各測定位置に
おける真の制御目標値 dt を出力し、該データ記憶ブロ
ック16からその真の制御目標値に対応する放射率累乗
比の制御目標値を与える相関関数f を引き出す。
御目標値を関数f で対応する真の制御目標値に変換し、
該制御目標値[Ku ]を上記放射率累乗比演算ブロック
14に出力する。
で、上記放射温度計10a 〜10e のそれぞれについて
前記(3A)式により、放射率累乗比の実測値[Ku
*]を算出し、その実測値[Ku *]と変換ブロック
18から入力された上記放射率累乗比の制御目標値[K
u ]とを対比し、この両者間の差Δ[Ku ]を制御装置
20に出力する。
]に基づいて制御ゲインを変更し、燃焼ガス流量、ヒ
ータ電流又はラインスピードを適切な値に設定する。
いて連続焼鈍炉(連続内)に沿って設置した2つの2波
長式放射温度計で測定条件を変えて鋼板表面を測定した
際に得られる放射率累乗比Ku と酸化膜厚d との相関を
示すグラフであり、図6には上段に放射率比と酸化膜厚
d との相関をも示している。
膜厚d との相関では、測定波長がλ1 、λ2 、λ3 及び
λ4 のときの放射率εをそれぞれ実線、破線、一点鎖線
及び二点鎖線で示し、図6の下段と図7〜図11では、
λ1 、λ2 の2波長について前記(3A)式から得られ
る放射率累乗比ε2 λ2 /ε1 λ1 (Ku (12)と標
記した)を実線で、同じくλ3 、λ4 の2波長について
得られる放射率累乗比ε4 λ4 /ε3 λ3 (Ku (3
4)と表記した)を破線で示した。
ように、矢印方向に移動するライン上に測定波長λ1 、
λ2 、測定角θ1 の第1放射温度計10a と、測定波長
λ3、λ4 、測定角θ2 の第2放射温度計10b とを、
測定位置が所定の間隔Lとなるように設置した場合につ
いて、以下の方法で理論的に求めたものである。又、図
では、酸化膜厚を誇張して示してある。
いる場合には、図13の模式図で示すように、下から炭
素鋼、単層酸化膜、空気の順に配置されている場合を考
える。そこで、まず、空気(1)、酸化膜(2)、炭素
鋼(3)のそれぞれについて複素屈折インデックス n1
*、 n2 *、 n3 *を次式(6)から求める。ここで、
j =1,2,3であり、i は虚数を表わす。
率」と呼ばれ、虚数部分k は「吸収係数」と呼ばれるも
ので、上記空気、酸化膜、炭素鋼SPCCについての複
素屈折インデックスは、文献値より次のように与えられ
る。
面)、酸化膜と炭素鋼との界面(23界面)におけるそ
れぞれの複素反射インデックス r *は、次の(7)式
のフレネル(Fresnel)の式で与えられる。
ックスと酸化膜厚d との間には、次の(8)、(9)式
の関係がある。
erials)では、透過率0、且つキルヒホッフ(Kirchho
ff)の法則から放射率は吸収率に等しいので、放射率ε
は次の(10)、(11)式で計算される。
素鋼についての複素屈折インデックスを適用して計算を
行い、横軸に酸化膜厚d 、縦軸に放射率累乗比Ku をと
ってグラフ化したものが前記図6〜図11である。パラ
メータは、測定波長λ、測定角θであり、酸化膜厚d は
0から1.0μm までとした。
0.9、λ2 =1.1、θ=0、第2放射温度計10b
を、λ3 =0.9、λ4 =1.1、θ=45°、の各測
定条件に設定した場合のグラフである。この場合は、第
1、第2放射温度計10a 、10b ともシリコンセンサ
とすることができる。
の第1極大値(●で示す)が約0.2μm の酸化膜厚に
位置し、Ku (34)の第1極大値(○で示す)が約
0.3μm の酸化膜厚に位置し、その差Δd0が約0.1
μm である。
点が、第2放射温度計10b で測定されるまでに距離L
だけ移動したとすると、その間に膜厚d が約0.1μm
成長したことになる。この関係を利用してプロセスを制
御することができる。
d0の膜厚増が、真の制御目標値の増加分に対応している
場合には、第1放射温度計10a で上記●点の第1極大
値を、第2放射温度計10b で○点の第1極大値をそれ
ぞれモニタし、これら両極大値を測定できるラインスピ
ードあるいは炉温に制御することにより、酸化膜厚の成
長を直接的にしかも極めて高精度に制御することが可能
となる。
放射率累乗比Ku (12)、Ku (34)のそれぞれの
第1極大値をモニタする方法を採用することにより、図
7〜図11に種々の変形例を示したように、放射温度計
の測定条件、即ち選択する2波長及び測定角度θを、又
は必要に応じて放射温度計の設置高さHを任意に変更す
ることにより、任意の膜厚制御に対応することができ
る。なお、測定角度θは立体角であり、鋼板表面は均一
と考えてよいため、ラインの流れ方向に対して任意の方
向に設定できる。
をλ3 =1.05、λ4 =1.25、θ2=45とした
以外は、前記図6の場合と同一である。この場合も、両
放射温度計としてシリコンセンサを使用でき、第2放射
温度計10b については光学フィルタを切換えることで
上記波長に設定できるようにすることができる。
波長を長くすることにより、放射率累乗比Ku (34)
の第1極大値がd (+)方向に移動するため、第1極大
値間の差Δd1が約0.15μm となり、図6の場合の差
Δd0より約0.05μm 長くすることができる。従っ
て、図7の相関グラフを用いることにより、距離Lの間
の酸化膜厚d を0.15μm 成長させる制御が可能とな
る。
θ2を30°と小さくした以外は前記図6の場合と同一
である。
第1極大値の間の差Δd2を約0.05とすることができ
る。従って、図8の相関グラフは、膜厚成長の微小制御
に利用できる。
=λ4 =1.7μm とし、且つ測定角度θ1 =0、θ2
=45°とした場合であり、放射温度計としてはゲルマ
ニウムセンサを使用することができる。
リコンセンサを使用する時に比べてd (+)方向にシフ
トする。
0.9、λ2 =1.1、θ=0、第2放射温度計10b
のλ3 =1.5、λ4 =1.7、θ=45°とした場合
であり、シリコンセンサとゲルマニウムセンサを併用す
ることができる。又、この場合は、第1極大値間の差Δ
d4を更に大きくすることができる。
=λ4 =2μm 、θ1 =0、θ2 =45とした場合の相
関グラフであり、この場合の両第1極大値は更に長波長
側にシフトしている。
計10b をそれぞれ同一位置に設置したままで、2種類
の測定機能を持たせることもできる。
第1極大値をそれぞれ測定させる場合には、第2放射温
度計10b に(0.9,1.05)、(1.0,1.2
5)の計4つの波長を分光する光学フィルタを設け、2
波長毎に測定できるようにすればよい。
はd1の膜厚に、他の材料ではd2の膜厚に選択的に制御す
ることが可能となる。又、選択できる波長の数を増やす
ことにより、更に多品種のプロセス制御にも容易に対応
することが可能となる。
d との相関グラフに現われる第1極大値をモニタする場
合を示したが、他の極大値でもよく、又、極小値をモニ
タするようにしても、更には極値を使用せずに、例えば
放射率累乗比が1.0となる中間点をモニタするように
してもよく、傾斜が最大の点をモニタするようにしても
よい。
あれば、全ての放射温度計の測定位置でそれぞれの制御
目標値に対応する第1極大値が測定されるようにライン
スピードや加熱温度を制御することにより、常に膜厚を
真の制御目標値に制御することができるのであるが、あ
る放射温度計で放射率累乗比を測定した結果、その値が
第1極大値からずれて測定された場合には、その点のグ
ラフの傾き(ΔKu /Δd )を演算し、その傾きが±の
いずれであるかによって極大値がd (+)又はd (−)
のいずれの方向にずれ、且つその測定値と制御目標値と
の差がどれだけあるかを判定し、その差に基づいて、例
えばラインスピードを調節する等の制御を行うこともで
きる。
変化に対する放射率累乗比の微係数(ラウンドKu /ラ
ウンドd )をモニタする場合であれば、酸化膜厚の目標
値(真の制御目標値)に対応する放射率累乗比の値の近
傍で僅かの酸化膜厚d 変化で放射率累乗比が比較的大き
く変化するように測定波長、測定角度を設定すればよ
い。例えば、図6の実線の例であれば、d =0.15近
傍(A点)、d =0.25近傍(B点)で微係数(ラウ
ンドKu /ラウンドd )が大きくなる。ここでの制御は
d の変化に対してKu の変化が大きく、いわゆる感度の
高いセンシングがなされているので制御性が良い。又、
上記の例でd が約0.15の場合とd が約0.25の場
合での微係数(ラウンドKu /ラウンドd )の正負が反
対であるので複数の制御目標の弁別もできる。
ようであれば、A〜E点についても同様に適用できる。
因にこれらA〜E点は微係数の極値に相当するため、そ
の値が大きく、感度が高い。
材料Pの上方に測定波長がλ1 、λ2 、測定角度がθ1
の放射温度計10a と、測定波長がλ3 、λ4 、測定角
度がθ2 の放射温度計10b を所定の間隔をおいて設置
し、放射温度計10a における放射率累乗比と膜厚d の
相関が図14(B)に示すように破線の関係にあり、放
射温度計10b における相関が同じく実線で示すような
関係にあるようにすることもできる。このように離隔し
た位置に放射温度計を設置してそれぞれの放射率累乗比
が極大値となるように制御すれば、その中間位置に目標
膜厚 dt に制御することが可能となる。
的に同一の装置を用いると共に、図15(A)の側面
図、同図(B)の正面図に示すように、放射温度計10
a 〜10c を、加熱ゾーンA〜Cの各ゾーン間にそれぞ
れ設置し、各放射温度計10a〜10c に、それぞれ図
16(A)〜(C)に示す放射率累乗比−膜厚特性を測
定する機能を与えた例である。
8に破線で示したKu(34)の、図9に実線で示した
Ku (12)の、図11に破線で示したKu (34)の
各相関曲線に相当するグラフである。
0b 及び10c により、それぞれ図16(A)の第1極
大値(約1.12)、同図(B)の第2極小値(約1.
0)及び同図(C)の第2極小値(約1.2)をモニタ
し、この測定状態を維持することにより、各放射温度計
の測定位置においてそれぞれ酸化膜厚d が約0.25μ
m 、0.5μm 及び0.75μm になるように制御する
ことができる。
標値のd 値より大きいKu 値が測定された場合には、加
熱ゾーンAの加熱温度を下げる等の制御を行うことによ
り適切な膜厚に制御することが可能となる。
射温度計10a 〜10e が前記図5に示したと同様に設
置した以外は、前記図4と実質的に同一の装置を使用す
る例である。
測定角度が異なる複数の放射温度計をそれぞれ所定位置
に設置して用いる場合について説明したが、同一の放射
温度計を、同様に配置することもできる。
用い、放射率累乗比をライン上の複数位置でモニタする
ことにより、酸化膜厚d の成長傾向を概ね把握すること
ができる。これを以下に説明する。
(λi 、λj 、θ)に設定された5つの放射温度計10
a 〜10e で、放射率累乗比をモニタした結果、図17
のような放射率累乗比−時間グラフが得られたとする。
図中A〜Eの●点はそれぞれ放射温度計10a 〜10e
でモニタした放射率累乗比の値を示す。
とすると、例えば放射温度計10cによる放射率累乗比
の最大値が第1極大値にほぼ近い十分に大きな値であ
り、且つ酸化膜厚d に対して図18に示したような第1
極大値前後の放射率累乗比の変化が判明しているときに
は、図19に示すようなオンラインプロセス情報が得ら
れる。
一定なので測定位置にしても同じ)と、前記図17に示
したデータ情報(図19(A))、オフラインで作成し
た上記図18の放射率累乗比リファレンス情報(図19
(B))とから、上記図19(C)に示す酸化膜厚d と
時間の関係が得られる。
セス時間(位置)と膜厚の関係、即ちオンラインで膜厚
が時間的にどのように変化しているかの情報が得られ
る。
0b にかけてゆっくりと膜厚が増加し、その後比較的速
やかに膜厚が増加したことが分かる。このように本実施
例によれば、ライン全体に亘る膜厚の変化情報をオンラ
インで把握することができる。
は、例えば前記図5に示したように、連続焼鈍炉が加熱
ゾーンAと加熱ゾーンBとに分割されている場合に、例
えば酸化膜厚d を更に直線的に増加するように制御した
いときには(通常、急激に膜厚が増加する変化は、品質
上好ましくないとされている)、加熱ゾーンBの温度を
下げることにより、酸化膜厚d の増加率を抑制するとい
ったコントロールアクションが適切にとれる。更に、そ
のアクションの結果をモニタすることもできる。
には、ラインスピードを変化させることで、図20、図
21に示すような情報を取り込むことができ、放射率累
乗比の極大、極小検索を行うこともできる。なお、ライ
ンスピードの代わりに加熱炉温を変化させてもよい。但
し、炉温は応答性が悪いので実用的ではない。
0a 〜10c により測定される放射率累乗比A〜Cが全
てほぼ等しい場合には制御は不可能であるが、例えばラ
インスピードを上昇させることによって放射温度計10
aで測定した放射率累乗比が図21に示すように放射温
度計10a で測定される放射率累乗比Aが上昇し、他の
B、Cが下降する場合には、該放射温度計10a の側に
極大値があることが分かる。この放射率累乗比の値が第
1極大値に近い値まで上昇する場合には、上記放射温度
計10a 側で既にこの第1極大値に対応する酸化膜厚が
存在することが分かる。
放射率累乗比−酸化膜厚d の相関グラフは図22に示す
ように原点側に短縮し、ラインスピードを低下させると
逆に引き伸ばされる。
極大値(極小値も同じ)を探索することが可能となり、
図23に示すように2つの温度計の間に極値が1つ以上
存在することに起因する制御ミスを起こすことを未然に
防止することができる。上記23図では、放射温度計1
0a では、既に第1極大値ではない放射率累乗比を測定
していることから、第1極大値を制御目標として制御し
ている場合には制御ミスが生じることになる。
値探索は、例えば連続ラインでの材料接続のためのスピ
ード低下、ないしはプロセス条件変更のための次材のプ
ロセス条件を先行材プロセスを犠牲にして事前にセット
する際に実行することができる。
を使用する場合には、次のようにして膜厚d を制御する
こともできる。
間に図24に示すような相関がある場合には、図25に
示すように、プロセス材料Pが図中右方向に一定のライ
ンスピードで移動している場合、所定の間隔をおいて測
定条件が同一の2つの放射温度計10a 、10b を設置
し、放射温度計10a では第1極大値Aを、放射温度計
10b は第2極大値Bをそれぞれ測定可能なようにす
る。
ンの中間位置で膜厚dをd (A)<d <d (B)にコン
トロールしたい場合には、上記放射温度計10a 、10
b の出力から得られる放射率累乗比Ku (a )、Ku
(b )の値をモニタしておき、Ku (a )及びKu (b
)がそれぞれKu (A)及びKu (B)とそれぞれほ
ぼ一致するようにラインスピード又は加熱炉の加熱温度
をコントロールすることにより、略所望の酸化膜厚に制
御することが可能となる。
が、本発明は、前記実施例に示したものに限られるもの
でなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
る。
酸化膜厚d の相関を理論的に求めた場合について説明し
たが、これに限定されるものでなく、実験を行って実測
データに基づいて作成してもよく、又、理論式から近似
に基づいて作成してもよい。
を示したが、他の薄膜、例えば窒化膜とすることもでき
る。
等の物性であってもよい。例えば、合金化亜鉛めっき鋼
板における合金化度や他の表面物性で放射率累乗比との
間に相関があるものについては、同様に本発明を適用す
ることができる。
ロセス材料を連続処理する際に、制御量として放射率累
乗比を用いることにより、酸化膜等の薄膜の厚さや表面
合金化度等の物性である真の制御量の制御精度を飛躍的
に向上させることが可能となり、連続処理で製造するプ
ロセス材料の品質を大幅に向上させることが可能とな
る。
式的に示す線図である。
ぼす波長の影響を示す線図である。
ぼす測定角の影響を示す線図である。
念的に示すブロック図である。
面図である。
の相関を示す線図である。
す他の線図である。
す更に他の線図である。
す更に他の線図である。
を示す更に他の線図である。
を示す更に他の線図である。
の配置を説明するための説明図である。
図である。
の配置と、酸化膜厚dの制御の仕方を示す説明図であ
る。
を示す概略説明図である。
射率累乗比と膜厚との相関を模式的に示した線図であ
る。
設置して測定した放射率累乗比の値を示す概略説明図で
ある。
と酸化膜厚の関係を示す線図である。
導いた酸化膜厚と時間の関係を示す線図である。
比の時間変化を示す線図である。
乗比の時間変化を示す他の線図である。
比の変動を示す線図である。
防止を説明するための線図である。
を模式的に示す他の線図である。
度計の配置を示す概略説明図である。
ペクトルを示す線図である。
率スペクトルを示す線図である。
ペクトルを示す線図である。
クトルを示す線図である。
率スペクトルを示す線図である。
放射率スペクトルを示す線図である。
放射率スペクトルを示す線図である。
線図である。
Claims (5)
- 【請求項1】輻射エネルギを放出するプロセス材料を連
続処理する連続プロセスラインに沿って設置された複数
の放射温度計と、 上記各放射温度計において、異なる2波長λi 、λj に
ついて、それぞれオンラインで測定される輝度温度Si
、Sj を用いて、次の関係式により放射率累乗比を演
算する放射率累乗比演算手段と、 εi λi /εj λj =exp {C2 (1/Sj −1/Si )} i ,j :整数で、i ≠j C2 :Plankの第2定数 実測データ、理論又は理論からの近似に基づいてオフラ
インで作成した、膜厚又は物性等の真の制御量と放射率
累乗比との相関データを記憶するデータ記憶手段と、 各放射温度計毎に、上記相関データを用いて真の制御量
の目標値に対応する放射率累乗比の制御目標値を求める
制御目標値変換手段と、 各放射温度計について、上記関係式により算出される放
射率累乗比の実測値と制御目標値との偏差を計算する偏
差計算手段と、 上記放射率累乗比の実測値と目標値との差に基づいて補
正した制御操作量を出力する制御手段と、 を備えていることを特徴とする輻射を用いた連続材料プ
ロセス制御装置。 - 【請求項2】請求項1において、 プロセス材料の同一測定点を、異なる測定位置におい
て、測定波長及び測定角度の少なくとも一方が異なる放
射温度計で測定するようになされていることを特徴とす
る輻射を用いた連続材料プロセス制御装置。 - 【請求項3】請求項1において、 各放射温度計が、測定位置に到達したプロセス材料の真
の制御量の目標値に対応する放射率累乗比を検出できる
測定波長及び測定角度に設定されていることを特徴とす
る輻射を用いた連続材料プロセス制御装置。 - 【請求項4】請求項3において、 真の制御量の目標値に対応する放射率累乗比が、真の制
御量の変化に対して極値であることを特徴とする輻射を
用いた連続材料プロセス制御装置。 - 【請求項5】請求項3において、 真の制御量の目標値に対応する放射率累乗比の近傍にお
ける真の制御量の変化に対する放射率累乗比の微係数が
大きくなるように測定波長及び測定角度を設定すること
を特徴とする輻射を用いた連続材料プロセス制御装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3352797A JPH05164619A (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 輻射を用いた連続材料プロセス制御装置 |
DE69209270T DE69209270T2 (de) | 1991-12-13 | 1992-12-11 | Verfahren und Vorrichtung zur Prozesssteuerung eines Strahlung aussendenden Materials |
EP92121157A EP0555544B1 (en) | 1991-12-13 | 1992-12-11 | Method and apparatus for process control of material emitting radiation |
CA002085143A CA2085143C (en) | 1991-12-13 | 1992-12-11 | Method and apparatus for process control of material emitting radiation |
KR1019920024390A KR0137451B1 (ko) | 1991-12-13 | 1992-12-14 | 복사에너지 방출재료의 공정제어방법 및 그 장치 |
US08/296,168 US5481112A (en) | 1991-12-13 | 1994-08-29 | Method and apparatus for process control of material emitting radiation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3352797A JPH05164619A (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 輻射を用いた連続材料プロセス制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05164619A true JPH05164619A (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=18426506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3352797A Pending JPH05164619A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-16 | 輻射を用いた連続材料プロセス制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05164619A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010521588A (ja) * | 2007-03-22 | 2010-06-24 | フェストアルピネ シュタール ゲーエムベーハー | 被覆鋼帯のフレキシブルロール圧延のための方法 |
KR20210052546A (ko) * | 2018-11-09 | 2021-05-10 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 산화막 두께 측정 장치 및 그 방법 |
KR20210056409A (ko) * | 2018-11-09 | 2021-05-18 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 산화막 두께 측정 장치 및 그 방법 |
-
1991
- 1991-12-16 JP JP3352797A patent/JPH05164619A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010521588A (ja) * | 2007-03-22 | 2010-06-24 | フェストアルピネ シュタール ゲーエムベーハー | 被覆鋼帯のフレキシブルロール圧延のための方法 |
KR20210052546A (ko) * | 2018-11-09 | 2021-05-10 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 산화막 두께 측정 장치 및 그 방법 |
KR20210056409A (ko) * | 2018-11-09 | 2021-05-18 | 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 | 산화막 두께 측정 장치 및 그 방법 |
EP3848668A4 (en) * | 2018-11-09 | 2021-10-20 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | DEVICE AND METHOD FOR MEASURING THE THICKNESS OF AN OXIDE LAYER |
EP3848667A4 (en) * | 2018-11-09 | 2021-10-20 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | DEVICE AND METHOD FOR MEASURING THE THICKNESS OF AN OXIDE FILM |
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