JPH05164091A - 軸流ファン - Google Patents

軸流ファン

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Publication number
JPH05164091A
JPH05164091A JP35012391A JP35012391A JPH05164091A JP H05164091 A JPH05164091 A JP H05164091A JP 35012391 A JP35012391 A JP 35012391A JP 35012391 A JP35012391 A JP 35012391A JP H05164091 A JPH05164091 A JP H05164091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inlet guide
slit plate
flow
guide vane
circulation flow
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP35012391A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisato Arimura
久登 有村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP35012391A priority Critical patent/JPH05164091A/ja
Publication of JPH05164091A publication Critical patent/JPH05164091A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入口案内翼の可変角の絞られた領域において
安定した運転を可能とする。 【構成】 複数の入口案内翼13のうちの1つの軸14
にピニオン歯車19を取付ける。このピニオン歯車19
は、入口案内翼13の回転角に応じてラック20を円周
方向に回転させる。このラック20には多数の開口部2
2Aを有する駆動スリット板22を接続し、入口案内翼
13の回転角に応じて該駆動スリット板22が円周方向
に移動し得るようにしている。一方、駆動スリット板2
2に隣接して、多数の開口部23Aを有する固定スリッ
ト板23を配設し、循環流回路内の循環流24を入口案
内翼13の回転角に応じて変化する駆動スリット板22
と固定スリット板23との開口率により調整する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸流ファンに関し、更
に詳細には入口案内翼可変ピッチ式軸流ファンに適用さ
れる循環流制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の入口案内翼可変ピッチ式軸流ファ
ンを図8、図9に示す。該軸流ファンは、ロータ1と該
ロータ1に取り付けられた複数枚の動翼2とから成る回
転体と、該動翼2に対応して設けられた複数枚の入口案
内翼3とから構成されている。また、各々の入口案内翼
3は、駆動リング4を介して駆動されるようになってい
る。さらに、各入口案内翼3のケーシング5には、整流
ベーン6とエアセパレータ7とから成る循環流回路が設
けられている。
【0003】通常、軸流ファンは失速点があるため運転
可能風量範囲が狭い。この失速は、動翼2の先端での上
流側に向かっての逆流と上流からの流入流れとが干渉し
て全体の流れが不安定となり、発生するといわれてい
る。このため、この逆流を動翼2の回転方向の旋回力を
利用して流れより取り出し、整流して上流側に戻すため
に設けられたのが整流ベーン6とエアセパレータ7とか
らなる循環流回路で、これにより失速が改善され作動領
域が広がる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の軸流ファンの失速点を改善するために設けられた循
環流回路は、入口案内翼3を絞っていくと、循環流回路
出口での気流8と循環流9との混合がうまく行われず、
同じ循環流9が何度も循環流回路部を流れるという現象
が発生した。このため長時間、この状態で運転を続ける
と、循環流回路部が発熱し、高温となって運転不能とな
るという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたもので、入口案内翼の可変角の絞
られた領域において安定した運転を可能とした軸流ファ
ンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、複数枚の動翼を有するロータと、該動
翼に対応する複数枚の入口案内翼を有するケーシング
と、上記動翼の上流側の入口案内翼部のケーシングに設
けられかつ整流ベーンとエアセパレータとから成る循環
流回路を備えた軸流ファンにおいて、上記入口案内翼の
可変角度に応じて回転する駆動スリット板と、該駆動ス
リット板に隣接して設けた固定スリット板とから成る循
環流制御手段を備えたものである。
【0007】
【作用】上記の手段によれば、整流ベーンとエアセパレ
ータとから成る循環流回路を流れる循環流の流量は、入
口案内翼の可変角度、すなわち主流路を流れる気流の量
に応じた量に調節される。したがって、循環流回路出口
での循環流と主流路を流れる気流との混合が良好に行わ
れる。このため、同じ循環流が何度も循環流回路を流れ
るという現象がなくなり、この部分の発熱が防止され
る。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図7を参照して本発明の一実施
例について詳細に説明する。図1は本実施例に係る軸流
ファンを示す要部の概略断面図、図2は図1のA−A線
断面図、図3は同軸流ファンの要部の拡大概略断面図、
図4は図3のB−B線断面図、図5〜図7はそれぞれ同
軸流ファンの作動状態を示す展開図である。
【0009】図1、図2において、ロータ11には複数
枚の動翼12が取り付けられており、該動翼12に対応
して複数枚の入口案内翼13が設けられている。該入口
案内翼13は軸14を介してケーシング15に回動自在
に取り付けられており、駆動リング16を介して駆動さ
れるよう構成されている。また、ケーシング15内には
整流ベーン17とエアセパレータ18とから成る循環流
回路が設けられている。以上述べた構成は、図8、図9
に示した従来例のものと同じである。
【0010】そして、本実施例によれば、図3、図4に
詳細に示すように、入口案内翼13の軸14にはピニオ
ン歯車19が取り付けられている。このピニオン歯車1
9は、入口案内翼13の回転角に応じて、隣接するラッ
ク20を円周方向に回転させるようになっている。この
ラック20はブッシュ21により支持された駆動スリッ
ト板22にねじにより接続されており、上記入口案内翼
13の回転角に応じて該駆動スリット板22が円周方向
に作動し得るようになっている。一方、駆動スリット板
22に隣接して固定スリット板23がケーシング15に
取り付けられており、循環流回路内の循環流24は入口
案内翼13の回転角に応じて変化する駆動スリット板2
2と固定スリット板23との開口率により調整されるよ
う構成されている。
【0011】図5〜図7は上記入口案内翼13の可変角
度に応じた作動状態の展開図を示す。すなわち、図5に
示す、入口案内翼13の可変ピッチ角度+40°では、
駆動スリット板22の開口部22Aは全て固定スリット
板23の開口部23Aに面している。次に、図6に示
す、入口案内翼13の可変ピッチ角度+0°では、駆動
スリット板22の開口部22Aは、その2/3の部分が
固定スリット板23の開口部23Aに面している。次
に、図7に示す、入口案内翼13の可変ピッチ角度−4
0°では、駆動スリット板22の開口部22Aは、その
1/3の部分が固定スリット板23の開口部23Aに面
している。
【0012】以上のようにして、循環流回路を流れる循
環流24の流量が入口案内翼13の可変角度に応じて調
節される。したがって、循環流回路出口での循環流24
と主流路を流れる気流25との混合が良好に行われる。
また、全体の開口部面積を確保するため、入口案内翼1
3に取り付けるピニオン歯車19と駆動スリット板22
に取り付けるラック20とは、互いに隣接しない複数の
入口案内翼13に取り付けられている。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、複
数枚の動翼を有するロータと、該動翼に対応する複数枚
の入口案内翼を有するケーシングと、上記動翼の上流側
の入口案内翼部のケーシングに設けられかつ整流ベーン
とエアセパレータとから成る循環流回路を備えた軸流フ
ァンにおいて、上記入口案内翼の可変角度に応じて回転
する駆動スリット板と、該駆動スリット板に隣接して設
けた固定スリット板とから成る循環流制御手段を備えた
構成としたことにより、循環流回路を流れる循環流が主
流路の気流の量に応じた量に制御されるので、循環流回
路出口での循環流と主流路を流れる気流との混合が良好
に行われる。したがって、同じ循環流が何度も循環流回
路を流れるという現象がなくなり、この部分の発熱が防
止されるので、入口案内翼の可変角の絞られた領域での
安定した運転が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る軸流ファンを示す要部
の概略断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】同軸流ファンの要部の拡大概略断面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】同軸流ファンの作動状態を示す展開図である。
【図6】同じく、同軸流ファンの作動状態を示す展開図
である。
【図7】同じく、同軸流ファンの作動状態を示す展開図
である。
【図8】従来の軸流ファンの一例を示す要部の概略断面
図である。
【図9】図8のC−C線断面図である。
【符号の説明】
11 ロータ 12 動翼 13 入口案内翼 14 軸 15 ケーシング 16 駆動リング 17 整流ベーン 18 エアセパレータ 19 ピニオン歯車 20 ラック 21 ブッシュ 22 駆動スリット板 22A 開口部 23 固定スリット板 23A 開口部 24 循環流 25 気流

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の動翼を有するロータと、該動翼に
    対応する複数枚の入口案内翼を有するケーシングと、上
    記動翼の上流側の入口案内翼部のケーシングに設けられ
    かつ整流ベーンとエアセパレータとから成る循環流回路
    を備えた軸流ファンにおいて、上記入口案内翼の可変角
    度に応じて回転する駆動スリット板と、該駆動スリット
    板に隣接して設けた固定スリット板とから成る循環流制
    御手段を備えたことを特徴とする軸流ファン。
JP35012391A 1991-12-10 1991-12-10 軸流ファン Withdrawn JPH05164091A (ja)

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JP35012391A JPH05164091A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 軸流ファン

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JP35012391A JPH05164091A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 軸流ファン

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JPH05164091A true JPH05164091A (ja) 1993-06-29

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ID=18408392

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JP35012391A Withdrawn JPH05164091A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 軸流ファン

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6907733B2 (en) * 2001-11-30 2005-06-21 Komatsu Ltd. Variable turbocharger
JP2006233899A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 遠心圧縮機
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CN107429708A (zh) * 2015-04-14 2017-12-01 三菱重工业株式会社 入口引导叶片及离心压缩机

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