JPH05164079A - 圧縮機用回転軸 - Google Patents

圧縮機用回転軸

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JPH05164079A
JPH05164079A JP32575191A JP32575191A JPH05164079A JP H05164079 A JPH05164079 A JP H05164079A JP 32575191 A JP32575191 A JP 32575191A JP 32575191 A JP32575191 A JP 32575191A JP H05164079 A JPH05164079 A JP H05164079A
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JP
Japan
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oil
shaft
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hole
rotary shaft
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JP32575191A
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English (en)
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Isao Kawabe
功 川邉
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】圧縮機用回転軸において、給油機能を得るため
の加工工数低減、これにより製作に係る作業能率の向
上、給油通路等の位置精度向上、構成簡単・軽量化給油
能力向上、使用時のエネルギ効率の向上等を図る。 【構成】軸14の下端部に遠心ポンプ構成用吸油孔18
をあける。軸14の内部に吸油孔18と連通して上方に
伸びる給油通路24をあける。軸14の外面に給油通路
24と連通する吐油口25,26をあける。回転軸14
の軸主体14aをパイプ材で構成する。軸主体14aの
内部に略同一長さの棒状体15を一体回転可能に挿着す
る。棒状体15の下端部に穿設した孔16を吸油孔18
の一部として遠心ポンプ19を構成する。軸主体14a
の内周面と棒状体15の外周面との間に形成される隙間
を給油通路24とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクル装置等に
適用される縦型圧縮機用回転軸に係り、特にスクロール
コンプレッサ等に設けられる給油機能付き回転軸として
好適な圧縮機用回転軸に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よく知られているように、冷蔵庫や
空気調和機等の冷凍サイクル装置に適用される縦型圧縮
機では、電動要素と圧縮要素とを連結する垂直な回転軸
が給油機能を有するものとされ、この回転軸を介してケ
ース内底部から摺動部等に潤滑油が供給されるようにな
っている。
【0003】図4は、このような回転軸の従来例とし
て、渦巻形の圧縮要素が電動要素の上方に配置されるス
クロールコンプレッサの回転軸を、使用状態に即して垂
直配置で示している。
【0004】この回転軸1は、軸主体1aとその上端部
のクランク部1bとを鋳鉄等の中実材料によって一体に
形成したもので、軸主体1aの下端部に端板1cが固定
されている。
【0005】そして、軸主体1aの下端部中心位置に、
端板1cを通して上下方向に沿う潤滑油吸上げ用の吸油
孔2が開設され、この吸油孔2の上部が径方向に折曲し
て一対の遠心孔3が形成されている。この各遠心孔3は
回転軸1の偏心位置に配置することにより、孔内部に収
容される潤滑油に回転時に遠心力を生じさせる。つま
り、吸油孔2および遠心孔3によって、潤滑油吸上げ用
の遠心ポンプが構成される。
【0006】また、各遠心孔3の外径側端部には軸主体
1aの偏心位置に形成された上方に伸びる潤滑油ガイド
用の給油通路4がそれぞれ連通し、これら給油通路4に
は、さらに圧縮機内の潤滑対象に向う回転軸1の外面部
位、例えばクランク部1bの上端面と軸主体1aの外周
面とに開口する吐油口5がそれぞれ連通している。
【0007】スクロールコンプレッサとしての組立て状
態では、図示しない電動要素に回転軸1の軸主体1aの
上下方向略中央部が連結されるとともに、圧縮要素に上
端のクランク部1bが連結され、さらに圧縮機ケースの
内底部に収容した潤滑油に回転軸1の下端部が浸漬され
る。そして、潤滑油は回転軸1の吸油孔2から常時、少
なくとも遠心孔3まで侵入する。
【0008】このような構成のもとで、回転軸1が回転
駆動された場合、前記のように吸油孔2から遠心孔3お
よび給油通路4に亘る部位で遠心ポンプ作用が行われ、
潤滑油が給油通路4内を上昇して吐油口5から吐出さ
れ、潤滑対象である摺動部等に供給される。
【0009】なお、給油通路4も偏心位置にあることか
ら、この部位でも遠心力による潤滑油の上昇機能が付与
され、これにより遠心ポンプ作用が有効的に行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の回転軸
1は上述したように、鋳鉄等によって中実な構成とされ
るのが一般的であり、これに対する潤滑油導入孔2、遠
心孔3、給油通路4および吐油口5等の形成は、孔開け
工具を用いた機械加工によって行われている。
【0011】この場合、遠心孔3および吐油口5の一方
等は、吸油孔2および給油通路4等に対して屈曲してい
るので、孔開けによる加工工数が多く必要となり、作業
が非能率となっている。
【0012】また、スクロールコンプレッサのように、
圧縮要素が電動要素よりも高所に配置される構成のもの
では、軸主体1aの下端部からクランク部1bまでに亘
る長い給油通路4が必要となる。このため、回転軸1へ
の給油通路4形成用の工具送り用ストロークも大きくな
り、工具に振れ等が生じて、孔開け位置の精度が低下す
る等の不都合も生じる。
【0013】さらに、孔開け加工によって形成される給
油通路4では、その断面積の大きさに制約を受けるた
め、必ずしも十分な給油機能が得られない場合があり、
また製造される回転軸1の重量が大きくなり、駆動時の
エネルギロスも多い等の問題もある。
【0014】なお、孔開けの省略および軽量化等を目的
として、回転軸を管基調とする構成も考えられたが、こ
れまでは単に管内部の同心的な孔を給油通路としていた
ため、その給油通路内で潤滑油に発生する遠心力が小さ
く、この部位で大きい上昇力が得にくいものであった。
このため、前述したような遠心ポンプ構成では必ずしも
十分な潤滑油の供給が行えず、確実な給油を行うために
は他の複雑な構成のポンプを適用しなければならない等
の問題があった。
【0015】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、給油機能を得るための加工工数が低減でき、こ
れにより製作に係る作業能率の向上が図れるとともに、
給油通路等の位置精度も向上でき、かつ構成が簡単で軽
量でありながら給油能力を高めることが可能で、使用時
におけるエネルギ効率の向上が図れ、しかも比較的簡単
な遠心ポンプによって有効的な給油が行える圧縮機用回
転軸を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、縦型圧縮機の電動要素と圧縮要素とを連
結する垂直な回転軸であって、下端部に潤滑油吸上げ用
の遠心ポンプを構成する吸油孔を有するとともに、内部
に前記吸油孔と連通して上方に伸びる潤滑油ガイド用の
給油通路を有し、かつ圧縮機内の潤滑対象部位に向う外
面に前記給油通路と連通する吐油口を有するものにおい
て、前記回転軸の軸主体をパイプ材によって構成すると
ともに、前記軸主体の内部にこれと略同一長さの棒状体
を一体回転可能に挿着固定し、かつ前記棒状体の下端部
の偏心位置に穿設した孔を前記吸油孔の一部として遠心
ポンプを構成する一方、前記軸主体の内周面と前記棒状
体の外周面との間に形成される隙間を前記給油通路とし
たことを特徴とする。
【0017】
【作用】このように構成された本発明の回転軸による
と、給油通路を形成する場合には、パイプ材からなる軸
主体内に棒状体を挿着固定する工程、棒状体の下端部に
吸油孔の一部となる孔を穿設する工程、ならびにパイプ
材の周壁に吐油口を穿設する工程等を行えばよい。
【0018】この場合、棒状体への吸油孔の形成および
パイプ材周壁への吐油口の形成等は、孔開け距離として
は極めて短い。よって工具の移動ストロークは小さくて
済み、また孔開け作業は組立て前に予め個別的に行え
る。しかも給油通路形成用の軸主体への棒状体の固定
は、圧入または焼嵌等によって容易に行える。
【0019】したがって、給油機能を得るための加工工
数が従来に比して極めて少くなり、これにより製作に係
る作業能率の向上が図れるとともに、給油通路が長い場
合でも孔開け工具が振れる等の虞れもないので、給油通
路等の加工位置精度も向上できる。
【0020】また、回転軸に形成される給油通路は、軸
主体と棒状体との間の隙間からなるので構成が極めて簡
単であり、また従来の中実材に孔加工する場合に比べて
断面積の拡大が図れるので、給油能力を高めることがで
きる。それと同時に、給油通路の拡大により回転軸が軽
量となるので、使用時におけるエネルギ効率の向上も図
れる。
【0021】さらに、駆動時には潤滑油が棒状体に穿設
した孔を含む吸油孔から回転軸内に遠心ポンプ作用によ
って吸上げられ、給油通路を介して上昇した後、吐油口
から摺動部等に供給されるが、この給油通路は軸主体と
棒状体との隙間であることから必然的に回転軸の偏心位
置に設定される。
【0022】したがって、その給油通路でも遠心力によ
る潤滑油の上昇が円滑に行われるので、構成が比較的簡
単な遠心ポンプの採用により、十分に有効な給油が行え
るようになる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0024】図1および図2は一実施例を示している。
図1はスクロールコンプレッサの全体構成を示し、図2
は回転軸を拡大して示している。
【0025】図1に示すように、本実施例のスクロール
コンプレッサは、密閉ケース11内の下部に電動要素1
2を有するとともに、上部に圧縮要素13を有してい
る。圧縮要素13は、固定スクロール13aと旋回スク
ロール13bとにより構成され、旋回スクロール13b
は、電動要素12に垂直な回転軸14を介して連結され
ている。
【0026】ケース11の側壁には、圧縮要素13の下
側に位置して冷媒ガスの吸込管15が、また圧縮要素1
3の上側に位置して冷媒ガスの吐出管16がそれぞれ水
平に設けられている。
【0027】圧縮要素13の固定スクロール13bの上
方には冠状のマフラ17が固定され、これら固定スクロ
ール13bの上面部とマフラ17とによって閉空間18
が形成されている。この閉空間18の下部には、固定ス
クロール13bの中心部に設けられた冷媒ガスの吐出孔
である流入口19が上向きに開口するとともに、吐出管
16の開口部である流出口20が横向きに開口してい
る。
【0028】そして圧縮機の運転時には、吸込管15を
介して冷媒ガスが吸込まれ、この冷媒ガスは圧縮要素1
3に外周側から流入して圧縮された後、圧縮要素13の
吐出孔である流入口19から閉空間18に上向きに吐出
され、ここで逆止弁機能および流れ方向変更機能を有す
る弁装置21によって流れを略90度変えられて横向き
流とされ、流出口20を介して吐出管16から外部に吐
出される。
【0029】ところで、本実施例では図2に示すよう
に、回転軸14が軸主体14aと、その軸主体14aの
上端部に固定したクランク部14bと、軸主体14aの
下端部に固定した端板14cとによって構成されてい
る。
【0030】軸主体14aは円管状パイプ材によって構
成され、この軸主体14aの内部1には、これと略同一
長さの円管状パイプ材からなる棒状体15が一体回転可
能に挿着固定されている。
【0031】棒状体15の外径は、全体として軸主体1
4aの内径よりも小径とされているが、その上下端部1
5a,15bは、外径が軸主体14aの内径よりも若干
大径となるように拡径されている。そして、この棒状体
15が軸主体14aに挿入され、その棒状体15の上下
端部15a,15bが圧入または焼嵌等により軸主体1
4aに固定されて、両者が一体回転可能とされている。
【0032】また、棒状体15の下端部15bの周壁に
は、径方向に沿う孔16が複数穿設されている。この孔
16は、端板14cの中心部に穿設した孔17に連通す
るとともに、軸主体14aの外周面と棒状体15の内周
面との隙間にも連通しており、両孔16,17によって
吸油孔18が形成されている。
【0033】そして、棒状体15の孔16は中心部から
距離lだけ偏心しているので、この孔16内に侵入して
いる潤滑油には、回転軸14の駆動時に遠心力が作用す
るようになり、これにより遠心ポンプ19が構成され
る。
【0034】なお、遠心ポンプ19は図1に示すよう
に、回転軸14の下端部にこれと一体回転可能に嵌着し
たスリーブ20と、このスリーブ20を摺動回転自在に
保持するポンプケース21をを含めて構成されている。
そして圧縮機ケース11の内底部の油溜室が、スリーブ
20およびポンプケース21に形成した油路22を介し
て回転軸14の吸油孔18に連通し、これにより油溜室
に収容されている潤滑油23が常時、回転軸14内に吸
油孔18よりも高い位置まで侵入する状態となってい
る。
【0035】そして、回転軸14が回転した場合には、
遠心ポンプ19としての作用により、潤滑油23が吸油
孔18を介して、回転軸14の軸主体14aの外周面と
棒状体15の内周面との隙間に吸上げられる。
【0036】軸主体14aの外周面と棒状体15の内周
面との隙間は、吸上げた潤滑油を上方にガイドする給油
通路24とされている。この給油通路24には、圧縮機
内の潤滑対象部位に向う外面、例えばクランク部14b
の上端面と軸主体14aの外周面とに開口する吐油口2
5,26がそれぞれ連通している。
【0037】なお、クランク部14bの吐油口25に臨
む給油通路24は、棒状体15の大径な上端部15aに
よって塞がれた状態となるので、この上端部15aには
連通用の孔27が穿設されている。
【0038】しかして、給油通路24内を上昇する潤滑
油は、図2に矢印で示すように、各吐油口25,26か
ら摺動部等に供給され、これにより所定の潤滑が行われ
る。
【0039】本実施例によれば、回転軸14に給油機能
部分を形成する場合には、パイプ材からなる軸主体14
a内に棒状体15を挿着固定する工程と、その軸主体1
4aにクランク部14bおよび端板14cを接合する工
程と、棒状体15の上下端部に連通用の孔27および吸
油孔18の一部となる孔16を穿設する工程と、軸主体
14a、クランク部14の周壁および端板14cに、そ
れぞれ吐油口25,26および吸油孔18の一部となる
孔17を穿設する工程とを行えばよい。
【0040】この場合、棒状体15への孔16,27の
形成、棒状体15であるパイプ材周壁への吐油口26の
形成、クランク部14bへの吐油口25の形成および端
板14cへの孔17の形成等は、孔開け距離としては極
めて短い。よって工具の移動ストロークは小さくて済
み、また孔開け作業は組立て前に予め個別的に行える。
しかも給油通路24形成用の軸主体14aへの棒状体1
5の固定は、圧入または焼嵌等によって容易に行える。
【0041】したがって、給油機能を得るための加工工
数が従来に比して極めて少くなり、これにより製作に係
る作業能率の向上が図れるとともに、給油通路24が長
いにも拘らず、孔開け工具が振れる等の虞れもないの
で、給油通路24等の加工位置精度も向上できる。
【0042】また、回転軸14に形成される給油通路2
4は、軸主体14aと棒状体15との間の隙間からなる
ので構成が極めて簡単であり、また従来の中実材に孔加
工する場合に比べて断面積の拡大が図れるので、給油能
力を高めることができる。それと同時に、給油通路24
の拡大により回転軸14が軽量となるので、使用時にお
けるエネルギ効率の向上も図れる。
【0043】さらに、駆動時には潤滑油23が棒状体1
5に穿設した孔16を含む吸油孔18から回転軸14内
に遠心ポンプ作用によって吸上げられ、給油通路24を
介して上昇した後、吐油口25,26から摺動部等に供
給されるが、この給油通路24は軸主体14aと棒状体
15との隙間であることから必然的に回転軸の偏心位置
に設定される。
【0044】したがって、その給油通路24でも遠心力
による潤滑油の上昇が円滑に行われるので、構成が比較
的簡単な遠心ポンプ19の採用により、十分に有効な給
油が行えるようになり、ひいては低コストで給油性能の
よい高信頼性のスクロールコンプレッサの提供が可能と
なる。
【0045】なお、回転軸14の下端に設けられる端板
14cは、軸主体14aおよび棒状体15の下端開口部
を塞ぎ、孔17によって吸油量を規制する機能を有する
ので、ポンプ効果を高めるものとなる。
【0046】また、前記実施例では遠心ポンプ19を1
段構成としたが、2段以上の構成としてもよい。その場
合、ポンプ構成用の孔は前記の孔16と同様に棒状体1
5を穿つことで容易に形成できるので、孔開け加工が特
に増大することもなく、少ない手間で能率よく作業する
ことができる。
【0047】図3は本発明の他の実施例を示している。
【0048】本実施例の回転軸14が前記一実施例のも
のと異なる点は、棒状体15を中実材料で構成した点で
ある。この棒状体15の外周面には螺旋溝15dが形成
され、給油通路24内で潤滑油に上向き旋回流が生じる
ようになっている。
【0049】その他の構成は前記一実施例と略同様であ
るから、図の対応部位に図2と同一符号を付して説明を
省略する。
【0050】本実施例によっても、前記一実施例と略同
様の効果が奏されるが、棒状体15の外周面の螺旋溝1
5dによって旋回流が生じるので、いわゆるねじポンプ
と同様の作用によって、さらに潤滑油の上昇を能率よく
行えるようになる。
【0051】なお、以上の各実施例では、スクロールコ
ンプレッサ用回転軸について説明したが、これは最も効
果的な場合を示したものであり、本発明はこれ以外の種
々の圧縮機に対しても適用できるものである。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、圧縮機用
回転軸において、軸主体をパイプ材により構成するとと
もに、その内部へ中空または中実な棒状体を挿着する等
の構成によって、給油機能を得るための加工工数が低減
でき、これにより製作に係る作業能率の向上が図れると
ともに、給油通路等の位置精度も向上でき、かつ構成が
簡単で軽量でありながら給油能力を高めることが可能
で、使用時におけるエネルギ効率の向上が図れ、しかも
比較的簡単な遠心ポンプによって有効的な給油が行える
等の優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す圧縮機全体の概略断面
図。
【図2】前記実施例における回転軸構造を示す断面図。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図。
【図4】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
12 電動要素 13 圧縮要素 14 回転軸 14a 軸主体 15 棒状体 16 吸油孔構成用の孔 18 吸油孔 19 遠心ポンプ 23 潤滑油 24 給油通路 25,26 吐油口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦型圧縮機の電動要素と圧縮要素とを連
    結する垂直な回転軸であって、下端部に潤滑油吸上げ用
    の遠心ポンプを構成する吸油孔を有するとともに、内部
    に前記吸油孔と連通して上方に伸びる潤滑油ガイド用の
    給油通路を有し、かつ圧縮機内の潤滑対象部位に向う外
    面に前記給油通路と連通する吐油口を有するものにおい
    て、前記回転軸の軸主体をパイプ材によって構成すると
    ともに、前記軸主体の内部にこれと略同一長さの棒状体
    を一体回転可能に挿着固定し、かつ前記棒状体の下端部
    の偏心位置に穿設した孔を前記吸油孔の一部として遠心
    ポンプを構成する一方、前記軸主体の内周面と前記棒状
    体の外周面との間に形成される隙間を前記給油通路とし
    たことを特徴とする圧縮機の回転軸構造。
JP32575191A 1991-12-10 1991-12-10 圧縮機用回転軸 Pending JPH05164079A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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