JPH0516349A - インクジエツトヘツド - Google Patents
インクジエツトヘツドInfo
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- JPH0516349A JPH0516349A JP17665091A JP17665091A JPH0516349A JP H0516349 A JPH0516349 A JP H0516349A JP 17665091 A JP17665091 A JP 17665091A JP 17665091 A JP17665091 A JP 17665091A JP H0516349 A JPH0516349 A JP H0516349A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- ink
- pressure chamber
- nozzle
- ejecting
- Prior art date
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、インクジェットプリンタの改良に
関し、供給路側を絞ることなくノズル側への圧力伝達効
率を高めることのできるインクジェットヘッドを提供す
ることを目的としている。 【構成】 インクジェットヘッドは、インク滴を噴射す
るノズル2と、該ノズル2よりインク滴を噴射させる圧
力を発生させるための圧力室7と、該圧力室7にインク
を供給する供給路9と、圧力室7上にピエゾ素子5と振
動板4とで構成された圧力発生源6とを備えている。圧
力発生源6のピエゾ素子5は、供給路9上まで取り付け
られている。
関し、供給路側を絞ることなくノズル側への圧力伝達効
率を高めることのできるインクジェットヘッドを提供す
ることを目的としている。 【構成】 インクジェットヘッドは、インク滴を噴射す
るノズル2と、該ノズル2よりインク滴を噴射させる圧
力を発生させるための圧力室7と、該圧力室7にインク
を供給する供給路9と、圧力室7上にピエゾ素子5と振
動板4とで構成された圧力発生源6とを備えている。圧
力発生源6のピエゾ素子5は、供給路9上まで取り付け
られている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タの改良に関するものである。
タの改良に関するものである。
【0002】インクジェットプリンタは、小型で低騒
音,低価格であることから、OA用プリンタとして脚光
を浴びており、特にワードプロセッサやパーソナルコン
ピュータのプリンタとしてユーザの強い要望がある。ま
た、このインクジェットプリンタは、カラー記録が容易
に行える利点もあることから、開発が急務となってい
る。
音,低価格であることから、OA用プリンタとして脚光
を浴びており、特にワードプロセッサやパーソナルコン
ピュータのプリンタとしてユーザの強い要望がある。ま
た、このインクジェットプリンタは、カラー記録が容易
に行える利点もあることから、開発が急務となってい
る。
【0003】
【従来の技術】図6は従来のインクジェットヘッドの側
面図、図7は図6のインクジェットヘッドを用いた従来
のインクジェットプリンタの要部(印字機構部)構造説
明図(図7(A)は正面図、図7(B)は側面図)で、
これらの構成,作用は次の通りである。
面図、図7は図6のインクジェットヘッドを用いた従来
のインクジェットプリンタの要部(印字機構部)構造説
明図(図7(A)は正面図、図7(B)は側面図)で、
これらの構成,作用は次の通りである。
【0004】まず、図6において、インクジェットヘッ
ド60は、インク滴を噴射するノズル61が形成された
ノズル板62と、ノズル61よりインク滴を噴射させる
圧力を発生させる振動板63とピエゾ素子64より成る
圧力発生源65を有する圧力室66と、該圧力室66に
インクを供給する供給路67と、該供給路67にインク
を供給する共通インク室68より構成されている。ピエ
ゾ素子64の電極は、フレキシブルプリント板69には
んだ付け等で接続されている。
ド60は、インク滴を噴射するノズル61が形成された
ノズル板62と、ノズル61よりインク滴を噴射させる
圧力を発生させる振動板63とピエゾ素子64より成る
圧力発生源65を有する圧力室66と、該圧力室66に
インクを供給する供給路67と、該供給路67にインク
を供給する共通インク室68より構成されている。ピエ
ゾ素子64の電極は、フレキシブルプリント板69には
んだ付け等で接続されている。
【0005】このインクジェットヘッド60のノズル6
1からのインク滴の噴射に際しては、フレキシブルプリ
ント板69からピエゾ素子64に信号を印加する。これ
により、ピエゾ素子64が収縮することで振動板63が
圧力室66側に撓み、該圧力室66に圧力が発生する。
この圧力により、ノズル61からインク滴が噴射され
る。
1からのインク滴の噴射に際しては、フレキシブルプリ
ント板69からピエゾ素子64に信号を印加する。これ
により、ピエゾ素子64が収縮することで振動板63が
圧力室66側に撓み、該圧力室66に圧力が発生する。
この圧力により、ノズル61からインク滴が噴射され
る。
【0006】また、図7の印字機構部では、プラテン7
0により記録紙71を搬送し、キャリッジ72上に搭載
したインクジェットヘッド60のピエゾ素子に選択的に
信号を印加して、ノズル61よりインクを噴射し、記録
紙71上に記録を行う。そしてインクジェットヘッド6
0へのインク供給は、別置きのインクタンク73よりチ
ューブ74を介し行っている。
0により記録紙71を搬送し、キャリッジ72上に搭載
したインクジェットヘッド60のピエゾ素子に選択的に
信号を印加して、ノズル61よりインクを噴射し、記録
紙71上に記録を行う。そしてインクジェットヘッド6
0へのインク供給は、別置きのインクタンク73よりチ
ューブ74を介し行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来構
造では、ノズルよりインクを噴射させる際に圧力発生源
で発生させた圧力は、ノズル側と供給路側の両方に伝わ
り、ノズル側への圧力伝達効率を高めるために供給路側
を絞ると、インク供給が円滑に行われないという問題が
あった。
造では、ノズルよりインクを噴射させる際に圧力発生源
で発生させた圧力は、ノズル側と供給路側の両方に伝わ
り、ノズル側への圧力伝達効率を高めるために供給路側
を絞ると、インク供給が円滑に行われないという問題が
あった。
【0008】本発明は、供給路側を絞ることなくノズル
側への圧力伝達効率を高めることのできるインクジェッ
トヘッドを提供することを目的としている。
側への圧力伝達効率を高めることのできるインクジェッ
トヘッドを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明では、インク滴を噴射するノズルと、該ノズ
ルよりインク滴を噴射させる圧力を発生するための圧力
室と、該圧力室にインクを供給する供給路と、前記圧力
室上にピエゾ素子と振動板とで構成された圧力発生源と
を備えたインクジェットヘッドにおいて、前記圧力発生
源のピエゾ素子を前記供給路上まで取り付けたことを特
徴とする構成(第1の構成)とする。
め、本発明では、インク滴を噴射するノズルと、該ノズ
ルよりインク滴を噴射させる圧力を発生するための圧力
室と、該圧力室にインクを供給する供給路と、前記圧力
室上にピエゾ素子と振動板とで構成された圧力発生源と
を備えたインクジェットヘッドにおいて、前記圧力発生
源のピエゾ素子を前記供給路上まで取り付けたことを特
徴とする構成(第1の構成)とする。
【0010】また、インク滴を噴射するノズルと、該ノ
ズルよりインク滴を噴射させる圧力を発生するための圧
力室と、該圧力室にインクを供給する供給路と、前記圧
力室上にピエゾ素子と振動板とで構成された圧力発生源
とを備えたインクジェットヘッドにおいて、前記圧力室
のインク供給側の周辺に、浅く掘り下げた補助供給路を
設け、前記圧力発生源のピエゾ素子を前記補助供給路ま
で取り付けたことを特徴とする構成(第2の構成)とす
る。
ズルよりインク滴を噴射させる圧力を発生するための圧
力室と、該圧力室にインクを供給する供給路と、前記圧
力室上にピエゾ素子と振動板とで構成された圧力発生源
とを備えたインクジェットヘッドにおいて、前記圧力室
のインク供給側の周辺に、浅く掘り下げた補助供給路を
設け、前記圧力発生源のピエゾ素子を前記補助供給路ま
で取り付けたことを特徴とする構成(第2の構成)とす
る。
【0011】また、インク滴を噴射するノズルと、該ノ
ズルよりインク滴を噴射させる圧力を発生するための圧
力室と、該圧力室にインクを供給する供給路とを有する
ヘッド本体と、前記圧力室に対応させてピエゾ素子と振
動板とで構成された圧力発生源とを備えたインクジェッ
トヘッドにおいて、前記圧力発生源を前記ヘッド本体か
ら結合可能に分離し、かつ前記振動板に、前記圧力室に
対向する該圧力室より小さいサイズの凸部を設けて、該
凸部の凹側内に前記ピエゾ素子を配置するとともに、前
記ヘッド本体の前記圧力発生源と対向する面に、前記ヘ
ッド本体と前記圧力発生源を結合する際に前記振動板の
凸部により前記圧力室内に絞り込まれる補助振動板を設
け、前記圧力発生源で発生した圧力を効率よく伝えるよ
うにしたことを特徴とする構成(第3の構成)とする。
ズルよりインク滴を噴射させる圧力を発生するための圧
力室と、該圧力室にインクを供給する供給路とを有する
ヘッド本体と、前記圧力室に対応させてピエゾ素子と振
動板とで構成された圧力発生源とを備えたインクジェッ
トヘッドにおいて、前記圧力発生源を前記ヘッド本体か
ら結合可能に分離し、かつ前記振動板に、前記圧力室に
対向する該圧力室より小さいサイズの凸部を設けて、該
凸部の凹側内に前記ピエゾ素子を配置するとともに、前
記ヘッド本体の前記圧力発生源と対向する面に、前記ヘ
ッド本体と前記圧力発生源を結合する際に前記振動板の
凸部により前記圧力室内に絞り込まれる補助振動板を設
け、前記圧力発生源で発生した圧力を効率よく伝えるよ
うにしたことを特徴とする構成(第3の構成)とする。
【0012】
【作用】第3の構成の場合は、ヘッド本体と圧力発生源
とを結合して使用される。いずれの構成の場合も、印字
に際しピエゾ素子に通電すると、ピエゾ素子が収縮する
ことで振動板が圧力側に撓む。これにより、圧力室に圧
力が発生し、ノズルからインクが噴射される。
とを結合して使用される。いずれの構成の場合も、印字
に際しピエゾ素子に通電すると、ピエゾ素子が収縮する
ことで振動板が圧力側に撓む。これにより、圧力室に圧
力が発生し、ノズルからインクが噴射される。
【0013】この際に、第1の構成の場合は、ピエゾ素
子が供給路までかかっているために、供給路の流路抵抗
が一時的に上昇し、圧力室からノズルへの圧力伝達は効
率良く行われる。そして、第2の構成の場合は、ピエゾ
素子が補助供給路までかかっているために、補助供給路
の流路抵抗が一時的に上昇し、圧力室からノズルへの圧
力伝達効率は向上する。また、第3の構成の場合は、ヘ
ッドの低コスト化として、ヘッド本体と圧力発生源を分
離させ、圧力発生源で発生した圧力のヘッド本体への伝
達は、振動板の凸部で補助振動板を絞り込ませて、伝達
効率を向上するようにする。
子が供給路までかかっているために、供給路の流路抵抗
が一時的に上昇し、圧力室からノズルへの圧力伝達は効
率良く行われる。そして、第2の構成の場合は、ピエゾ
素子が補助供給路までかかっているために、補助供給路
の流路抵抗が一時的に上昇し、圧力室からノズルへの圧
力伝達効率は向上する。また、第3の構成の場合は、ヘ
ッドの低コスト化として、ヘッド本体と圧力発生源を分
離させ、圧力発生源で発生した圧力のヘッド本体への伝
達は、振動板の凸部で補助振動板を絞り込ませて、伝達
効率を向上するようにする。
【0014】
【実施例】以下、図1乃至図5に関連して本発明の実施
例を説明する。
例を説明する。
【0015】図1に第1の実施例を示す。
【0016】図1は本例のインクジェットヘッドでの側
面図で、インクジェットヘッド1は、インク滴を噴射す
るノズル2を形成したノズル板3と、ノズル2よりイン
ク滴を噴射させる圧力を発生する振動板4とピエゾ素子
5とより成る圧力発生源6を有する圧力室7と、該圧力
室7に共通インク室8よりインクを供給する供給路9と
を備えている。
面図で、インクジェットヘッド1は、インク滴を噴射す
るノズル2を形成したノズル板3と、ノズル2よりイン
ク滴を噴射させる圧力を発生する振動板4とピエゾ素子
5とより成る圧力発生源6を有する圧力室7と、該圧力
室7に共通インク室8よりインクを供給する供給路9と
を備えている。
【0017】圧力発生源6のピエゾ素子5は、供給路9
上まで取り付けられ、該ピエゾ素子5の電極は、フレキ
シブルプリント板10にはんだ付け等で接続されてい
る。また、インクジェットヘッド1には、共通インク室
8にインクを補充するインクタンク11が取り付けられ
ている。
上まで取り付けられ、該ピエゾ素子5の電極は、フレキ
シブルプリント板10にはんだ付け等で接続されてい
る。また、インクジェットヘッド1には、共通インク室
8にインクを補充するインクタンク11が取り付けられ
ている。
【0018】いま、印字に際しピエゾ素子5に電圧を印
加すると、該ピエゾ素子5が収縮することで振動板4が
圧力室7側及び供給路9側に撓み、供給路9の流路抵抗
を一時的に上昇させるため、供給路9側への圧力の伝わ
りが減少し、圧力室7内で発生した圧力はノズル2側に
効率良く伝達される。
加すると、該ピエゾ素子5が収縮することで振動板4が
圧力室7側及び供給路9側に撓み、供給路9の流路抵抗
を一時的に上昇させるため、供給路9側への圧力の伝わ
りが減少し、圧力室7内で発生した圧力はノズル2側に
効率良く伝達される。
【0019】図2に第2の実施例を示す。
【0020】図2は本例のインクジェットヘッドの側面
図で、インクジェットヘッド21は、インク滴を噴射す
るノズル22を形成したノズル板23と、ノズル22よ
りインク滴を噴射させる圧力を発生する振動板24とピ
エゾ素子25とより成る圧力発生源26を有する圧力室
27と、該圧力室27の周辺を浅く掘り下げた補助供給
路28Aと、該補助供給路28Aに共通インク室29よ
りインクを供給する供給路28Bとを備えている。
図で、インクジェットヘッド21は、インク滴を噴射す
るノズル22を形成したノズル板23と、ノズル22よ
りインク滴を噴射させる圧力を発生する振動板24とピ
エゾ素子25とより成る圧力発生源26を有する圧力室
27と、該圧力室27の周辺を浅く掘り下げた補助供給
路28Aと、該補助供給路28Aに共通インク室29よ
りインクを供給する供給路28Bとを備えている。
【0021】圧力発生源26のピエゾ素子25は補助供
給路28A上まで取り付けられ、該ピエゾ素子25の電
極は、フレキシブルプリント板10にはんだ付け等で接
続されている。また、インクジェットヘッド21には、
共通インク室29にインクを補充するインクタンク11
が取り付けられている。
給路28A上まで取り付けられ、該ピエゾ素子25の電
極は、フレキシブルプリント板10にはんだ付け等で接
続されている。また、インクジェットヘッド21には、
共通インク室29にインクを補充するインクタンク11
が取り付けられている。
【0022】印字に際しピエゾ素子25に電圧を印加す
ると、前例と同様に振動板24が圧力室27側に撓み、
補助供給路28Aの流路抵抗を一時的に上昇させるた
め、供給路28Bへの圧力の伝わりが減少し、圧力室2
7内で発生した圧力はノズル22側に効率良く伝達され
る。
ると、前例と同様に振動板24が圧力室27側に撓み、
補助供給路28Aの流路抵抗を一時的に上昇させるた
め、供給路28Bへの圧力の伝わりが減少し、圧力室2
7内で発生した圧力はノズル22側に効率良く伝達され
る。
【0023】図3乃至図5に第3の実施例を示す。
【0024】図3は本例のインクジェットヘッドの側面
図で、インクジェットヘッド31は、インク滴を噴射す
るノズル32を形成したノズル板33と、ノズル32よ
りインク滴を噴射させる圧力を発生させる圧力室34
と、該圧力室34に供給路35を介しインクを供給する
共通インク室36と、圧力室34を覆う補助振動板37
と、共通インク室36にインクを補充するインクタンク
38とを一体化して成るヘッド本体39に、圧力発生部
40を分離可能に取り付けて構成されている。
図で、インクジェットヘッド31は、インク滴を噴射す
るノズル32を形成したノズル板33と、ノズル32よ
りインク滴を噴射させる圧力を発生させる圧力室34
と、該圧力室34に供給路35を介しインクを供給する
共通インク室36と、圧力室34を覆う補助振動板37
と、共通インク室36にインクを補充するインクタンク
38とを一体化して成るヘッド本体39に、圧力発生部
40を分離可能に取り付けて構成されている。
【0025】圧力発生部40は、振動板41とピエゾ素
子42とより成る圧力発生源43に、カバー44を取り
付けた一体構造のものである。振動板41には、各圧力
室34に対応する凸部45が形成され、ピエゾ素子42
はこの凸部45の凹側に接着されている。ピエゾ素子4
2の電極は、フレキシブルプリント板46に、はんだ付
け等で接続されている。
子42とより成る圧力発生源43に、カバー44を取り
付けた一体構造のものである。振動板41には、各圧力
室34に対応する凸部45が形成され、ピエゾ素子42
はこの凸部45の凹側に接着されている。ピエゾ素子4
2の電極は、フレキシブルプリント板46に、はんだ付
け等で接続されている。
【0026】図4は上記インクジェットヘッド31の実
装構造説明図(図4(A)は正面図、図4(B)は側面
図)で、圧力発生部40はキャリッジ47上に固定さ
れ、アーム状の押え板48は、ラック49とピニオン5
0で開閉できるように、ピン51を介しキャリッジ47
に支持されている。ヘッド本体39は、押え板48によ
り、圧力発生部40との間にクランプされて実装され
る。押え板48の開閉は、モータ52によりピニオン5
0を回転させることにより行われる。ピニオン50が図
4(B)の時計方向に回転すると、ラック49は左方に
移動し、該ラック49のピン53と長穴54を介し係合
する押え板48は閉じる。また、ピニオン50が反時計
方向に回転すると押え板48は開く。
装構造説明図(図4(A)は正面図、図4(B)は側面
図)で、圧力発生部40はキャリッジ47上に固定さ
れ、アーム状の押え板48は、ラック49とピニオン5
0で開閉できるように、ピン51を介しキャリッジ47
に支持されている。ヘッド本体39は、押え板48によ
り、圧力発生部40との間にクランプされて実装され
る。押え板48の開閉は、モータ52によりピニオン5
0を回転させることにより行われる。ピニオン50が図
4(B)の時計方向に回転すると、ラック49は左方に
移動し、該ラック49のピン53と長穴54を介し係合
する押え板48は閉じる。また、ピニオン50が反時計
方向に回転すると押え板48は開く。
【0027】図5は、このように実装されたインクジェ
ットヘッドのヘッド本体クランプ状態を示す側面図で、
補助振動板37は、圧力発生源43の凸部45により、
該凸部45になじむように圧力室34上より撓ませて絞
り成形されている。圧力発生部40からヘッド本体39
への圧力伝達は、この補助振動板37の絞り成形された
部分を介し行われるが、供給路35側への圧力の伝わり
が凸部45の突出により減少する。従って、前例と同様
に、ノズル側への圧力伝達効率を高めることができる。
また本例の場合は、圧力発生部が、ヘッド本体と分離さ
れていて、ヘッド本体交換時にも使用できるため、コス
ト的に有利である。
ットヘッドのヘッド本体クランプ状態を示す側面図で、
補助振動板37は、圧力発生源43の凸部45により、
該凸部45になじむように圧力室34上より撓ませて絞
り成形されている。圧力発生部40からヘッド本体39
への圧力伝達は、この補助振動板37の絞り成形された
部分を介し行われるが、供給路35側への圧力の伝わり
が凸部45の突出により減少する。従って、前例と同様
に、ノズル側への圧力伝達効率を高めることができる。
また本例の場合は、圧力発生部が、ヘッド本体と分離さ
れていて、ヘッド本体交換時にも使用できるため、コス
ト的に有利である。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、供
給路を絞ることなくノズル側への圧力伝達効率を高める
ことができ、ピエゾ素子を小さくすることが可能にな
る。また、供給路側への圧力の伝わりが減少し、インク
供給を円滑に行うことが可能となった。このことは、ヘ
ッドの小型化及び高速化を図る上できわめて有利とな
る。さらに、ヘッド本体と圧力発生部を分離することに
より、ヘッドの低コスト化も可能となる。
給路を絞ることなくノズル側への圧力伝達効率を高める
ことができ、ピエゾ素子を小さくすることが可能にな
る。また、供給路側への圧力の伝わりが減少し、インク
供給を円滑に行うことが可能となった。このことは、ヘ
ッドの小型化及び高速化を図る上できわめて有利とな
る。さらに、ヘッド本体と圧力発生部を分離することに
より、ヘッドの低コスト化も可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例のインクジェットヘッド
の側面図である。
の側面図である。
【図2】本発明の第2の実施例のインクジェットヘッド
の側面図である。
の側面図である。
【図3】本発明の第3の実施例のインクジェットヘッド
の側面図である。
の側面図である。
【図4】本発明の第3の実施例のインクジェットヘッド
実装構造説明図で、図4(A)は正面図、図4(B)は
側面図である。
実装構造説明図で、図4(A)は正面図、図4(B)は
側面図である。
【図5】本発明の第3の実施例のヘッド本体クランプ状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図6】従来のインクジェットヘッドの側面図である。
【図7】図6のインクジェットヘッドを用いた従来のイ
ンクジェットプリンタの要部構造説明図で、図7(A)
は正面図、図7(B)は側面図である。
ンクジェットプリンタの要部構造説明図で、図7(A)
は正面図、図7(B)は側面図である。
1,21,31 インクジェットヘッド
2,22,32 ノズル
4,24,41 振動板
5,25,42 ピエゾ素子
6,26,43 圧力発生源
7,27,34 圧力室
9,28B,35 供給路
28A 補助供給路
37 補助振動板
39 ヘッド本体
40 圧力発生部
45 凸部
Claims (3)
- 【請求項1】 インク滴を噴射するノズル(2)と、該
ノズル(2)よりインク滴を噴射させる圧力を発生する
ための圧力室(7)と、該圧力室(7)にインクを供給
する供給路(9)と、前記圧力室(7)上にピエゾ素子
(5)と振動板(4)とで構成された圧力発生源(6)
とを備えたインクジェットヘッドにおいて、 前記圧力発生源(6)のピエビ素子(5)を、前記供給
路(9)上まで取り付けたことを特徴とするインクジェ
ットヘッド。 - 【請求項2】 インク滴を噴射するノズル(22)と、
該ノズル(22)よりインク滴を噴射する圧力を発生す
るための圧力室(27)と、該圧力室(27)にインク
を供給する供給路(28B)と、前記圧力室(27)上
にピエゾ素子と振動板(24)とで構成された圧力発生
源(26)とを備えたインクジェットヘッドにおいて、 前記圧力室(27)のインク供給側の周辺に、浅く堀り
下げた補助供給路(28A)を設け、 前記圧力発生源(26)のピエゾ素子(25)を、前記
補助供給路(28A)まで取り付けたことを特徴とする
インクジェットヘッド。 - 【請求項3】 インク滴を噴射するノズル(32)と、
該ノズル(32)よりインク滴を噴射させる圧力を発生
するための圧力室(34)と、該圧力室(34)にイン
クを供給する供給路(35)とを有するヘッド本体(3
9)と、 前記圧力室(34)に対応させてピエゾ素子(42)と
振動板(41)とで構成された圧力発生源(43)とを
備えたインクジェットヘッドにおいて、 前記圧力発生源(43)を前記ヘッド本体(39)から
結合可能に分離し、かつ、前記振動板(41)に、前記
圧力室(34)に対向する該圧力室(34)より小サイ
ズの凸部(45)を設けて、該凸部(45)の凹側内に
前記ピエゾ素子(42)を配置するとともに、前記ヘッ
ド本体(39)の前記圧力発生源(43)と対向する面
に、前記ヘッド本体(39)と前記圧力発生源(43)
を結合する際に前記振動板(41)の凸部(45)によ
り前記圧力室(34)内に絞り込まれる補助振動板(3
7)を設け、前記圧力発生源(43)で発生した圧力を
効率よく伝えるようにしたことを特徴とするインクジェ
ットヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17665091A JPH0516349A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | インクジエツトヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17665091A JPH0516349A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | インクジエツトヘツド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0516349A true JPH0516349A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=16017294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17665091A Withdrawn JPH0516349A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | インクジエツトヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0516349A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1972438A1 (en) | 2007-03-20 | 2008-09-24 | FUJIFILM Corporation | Lithographic printing plate precursor and method of preparing lithographic printing plate |
EP2226367A1 (en) | 2009-03-03 | 2010-09-08 | Fujifilm Corporation | Active energy ray-curable ink composition, inkjet recording method and printed material |
EP2233542A1 (en) | 2009-03-27 | 2010-09-29 | Fujifilm Corporation | Active energy ray-curable composition, active energy ray-curable ink composition and inkjet recording method |
EP2236570A2 (en) | 2009-03-31 | 2010-10-06 | Fujifilm Corporation | Ink composition, ink composition for inkjet recording, inkjet recording method, and printed article obtained by inkjet recording method |
EP2298753A1 (en) | 2009-08-27 | 2011-03-23 | Fujifilm Corporation | Novel oxetane compound, active energy ray-curable composition, active energy ray-curable ink composition and inkjet recording method |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP17665091A patent/JPH0516349A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP2233542A1 (en) | 2009-03-27 | 2010-09-29 | Fujifilm Corporation | Active energy ray-curable composition, active energy ray-curable ink composition and inkjet recording method |
EP2236570A2 (en) | 2009-03-31 | 2010-10-06 | Fujifilm Corporation | Ink composition, ink composition for inkjet recording, inkjet recording method, and printed article obtained by inkjet recording method |
EP2298753A1 (en) | 2009-08-27 | 2011-03-23 | Fujifilm Corporation | Novel oxetane compound, active energy ray-curable composition, active energy ray-curable ink composition and inkjet recording method |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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