JPH05161312A - 多相誘導電動機 - Google Patents
多相誘導電動機Info
- Publication number
- JPH05161312A JPH05161312A JP34887291A JP34887291A JPH05161312A JP H05161312 A JPH05161312 A JP H05161312A JP 34887291 A JP34887291 A JP 34887291A JP 34887291 A JP34887291 A JP 34887291A JP H05161312 A JPH05161312 A JP H05161312A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- refrigerant
- stator
- induction motor
- flow path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 雰囲気が腐食性ガスである場合においても、
鉄心及び１次巻線を腐食させずに用いる。 【構成】 固定子１及び回転子２の外表面を耐食材製カ
バー１１，１５で覆い、回転子２の回転軸９又は２次導
体６の何れか一方又は双方に冷媒１６を封入した冷媒流
路１７を形成するとともに、回転軸９の外部に拡大伝熱
面を有する冷却流路１８を形成したことにより、鉄心
３，５及び１次巻線４の腐食を防止する。
鉄心及び１次巻線を腐食させずに用いる。 【構成】 固定子１及び回転子２の外表面を耐食材製カ
バー１１，１５で覆い、回転子２の回転軸９又は２次導
体６の何れか一方又は双方に冷媒１６を封入した冷媒流
路１７を形成するとともに、回転軸９の外部に拡大伝熱
面を有する冷却流路１８を形成したことにより、鉄心
３，５及び１次巻線４の腐食を防止する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザー発振機等の腐
食性ガス中に設置するのに好適な多相誘導電動機に関す
る。
食性ガス中に設置するのに好適な多相誘導電動機に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の多相誘導電動機は、図３縦断面図
及び図４横断面図に示すように、固定子１及び回転子２
より構成され、固定子１は鉄心３及び１次巻線４から成
り、ケーシング８に固定されており、また回転子２は鉄
心５及び２次導体６，２次導体６と電気的に接続される
短絡環７，回転軸９から構成され、ケーシング８に固定
された軸受１０に支持されている。しかして固定子１の
１次巻線４にある周波数ｆの３相電流を流すとその電流
量に比例して角速度ω＝２πｆで回転する回転起磁力が
発生し、回転子２は回転数ｎ＝ｆ／ｐで回転することに
なる。
及び図４横断面図に示すように、固定子１及び回転子２
より構成され、固定子１は鉄心３及び１次巻線４から成
り、ケーシング８に固定されており、また回転子２は鉄
心５及び２次導体６，２次導体６と電気的に接続される
短絡環７，回転軸９から構成され、ケーシング８に固定
された軸受１０に支持されている。しかして固定子１の
１次巻線４にある周波数ｆの３相電流を流すとその電流
量に比例して角速度ω＝２πｆで回転する回転起磁力が
発生し、回転子２は回転数ｎ＝ｆ／ｐで回転することに
なる。
【０００３】しかしながら、このような多相誘導電動機
においては、雰囲気が腐食性ガスである場合、鉄心３，
鉄心５及び１次巻線４が腐食するおそれがあり、固定子
１及び回転子２を耐食性材料でカバーすると、鉄心３と
鉄心５の間の隙間がカバーの厚みの分だけ厚くなるの
で、固定子１及び回転子２における発熱の１次電力に対
する割合が大きくなり、固定子１及び回転子２が過熱す
る不具合があり、従来は多相誘導電動機は腐食性ガス中
で用いることができなかった。
においては、雰囲気が腐食性ガスである場合、鉄心３，
鉄心５及び１次巻線４が腐食するおそれがあり、固定子
１及び回転子２を耐食性材料でカバーすると、鉄心３と
鉄心５の間の隙間がカバーの厚みの分だけ厚くなるの
で、固定子１及び回転子２における発熱の１次電力に対
する割合が大きくなり、固定子１及び回転子２が過熱す
る不具合があり、従来は多相誘導電動機は腐食性ガス中
で用いることができなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、雰囲気が腐食性ガスで
ある場合においても、鉄心及び１次巻線を腐食させずに
用いることができ、鉄心間の間隔が広く保持でき固定子
及び回転子の過熱を防止することができる多相誘導電動
機を提供することを目的とする。
事情に鑑みて提案されたもので、雰囲気が腐食性ガスで
ある場合においても、鉄心及び１次巻線を腐食させずに
用いることができ、鉄心間の間隔が広く保持でき固定子
及び回転子の過熱を防止することができる多相誘導電動
機を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、固
定子及び回転子の外表面を耐食材製カバーで覆い、回転
子の軸又は２次導体の何れか一方又は双方に冷媒を封入
した流路を形成するとともに冷媒を循環させる手段を設
けたことと、更に冷媒を循環させる手段として回転子の
軸方向外部に拡大伝熱面を有する冷却流路を形成したこ
ととを特徴とする。
定子及び回転子の外表面を耐食材製カバーで覆い、回転
子の軸又は２次導体の何れか一方又は双方に冷媒を封入
した流路を形成するとともに冷媒を循環させる手段を設
けたことと、更に冷媒を循環させる手段として回転子の
軸方向外部に拡大伝熱面を有する冷却流路を形成したこ
ととを特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明多相誘導電動機においては、固定子及び
回転子は耐食材製カバーで覆われているため、腐食性ガ
ス中で使用しても腐食しない。しかして回転子の発熱は
回転子に封入された冷媒が蒸発することによって冷却さ
れ、蒸発した冷媒蒸気は回転子の軸方向外部の拡大伝熱
面を有する冷却流路内で冷却されて凝縮し、凝縮した冷
媒は回転による遠心力により流路壁に液膜を形成して回
転子に還流する。また固定子の鉄心の１次巻線部を冷媒
が流れる場合には、それによって鉄心及び１次巻線が冷
却される。
回転子は耐食材製カバーで覆われているため、腐食性ガ
ス中で使用しても腐食しない。しかして回転子の発熱は
回転子に封入された冷媒が蒸発することによって冷却さ
れ、蒸発した冷媒蒸気は回転子の軸方向外部の拡大伝熱
面を有する冷却流路内で冷却されて凝縮し、凝縮した冷
媒は回転による遠心力により流路壁に液膜を形成して回
転子に還流する。また固定子の鉄心の１次巻線部を冷媒
が流れる場合には、それによって鉄心及び１次巻線が冷
却される。
【０００７】
【実施例】本発明多相誘導電動機の一実施例を図面につ
いて説明すると、図１は縦断面図、図２は図１のII−II
に沿った横断面図である。上図において、１は固定子
で、鉄心３及び１次巻線４から成り、ケーシング８に固
定されており、更に耐食材製カバー１１により覆われる
とともに、絶縁油又はフッ素系不活性液体等の冷媒１２
で満たされている。この冷媒１２はポンプ１３で循環さ
れ、循環流路には熱交換器１４が配設されている。
いて説明すると、図１は縦断面図、図２は図１のII−II
に沿った横断面図である。上図において、１は固定子
で、鉄心３及び１次巻線４から成り、ケーシング８に固
定されており、更に耐食材製カバー１１により覆われる
とともに、絶縁油又はフッ素系不活性液体等の冷媒１２
で満たされている。この冷媒１２はポンプ１３で循環さ
れ、循環流路には熱交換器１４が配設されている。
【０００８】２は回転子で、鉄心５及び２次導体６，２
次導体６と電気的に接続される短絡環７，回転軸９から
構成され、ケーシング８に固定された軸受１０に支持さ
れており、また回転子２の鉄心５は耐食材製カバー１５
により覆われ、この耐食材製カバー１５と短絡環７は接
続されて鉄心５は密閉されている。更に２次導体６及び
短絡環７には冷媒１６を封入した冷媒流路１７が形成さ
れており、各冷媒流路１７は接続しており、回転子２の
軸方向外部に外面をフィン構造にした拡大伝熱面を有す
る冷却流路１８に接続している。なお冷却流路１８の内
径は端部から離れるに従って大きくなっている。
次導体６と電気的に接続される短絡環７，回転軸９から
構成され、ケーシング８に固定された軸受１０に支持さ
れており、また回転子２の鉄心５は耐食材製カバー１５
により覆われ、この耐食材製カバー１５と短絡環７は接
続されて鉄心５は密閉されている。更に２次導体６及び
短絡環７には冷媒１６を封入した冷媒流路１７が形成さ
れており、各冷媒流路１７は接続しており、回転子２の
軸方向外部に外面をフィン構造にした拡大伝熱面を有す
る冷却流路１８に接続している。なお冷却流路１８の内
径は端部から離れるに従って大きくなっている。
【０００９】かくしてこの多相誘導電動機においては、
雰囲気が腐食性ガスである場合においても、鉄心３，５
及び１次巻線４を腐食させずに用いることができる。な
お腐食材製カバー１１，１５を用いることによって鉄心
３と鉄心５の間の間隔が広くなり、固定子１及び回転子
２における１次電力に対する発熱割合が増大するが、冷
媒流路１７を設けることによって従来並の軸出力を得る
ことができる。
雰囲気が腐食性ガスである場合においても、鉄心３，５
及び１次巻線４を腐食させずに用いることができる。な
お腐食材製カバー１１，１５を用いることによって鉄心
３と鉄心５の間の間隔が広くなり、固定子１及び回転子
２における１次電力に対する発熱割合が増大するが、冷
媒流路１７を設けることによって従来並の軸出力を得る
ことができる。
【００１０】
【発明の効果】要するに本発明によれば、固定子及び回
転子の外表面を耐食材製カバーで覆い、回転子の軸又は
２次導体の何れか一方又は双方に冷媒を封入した流路を
形成するとともに冷媒を循環させる手段を設けたこと
と、更に冷媒を循環させる手段として回転子の軸方向外
部に拡大伝熱面を有する冷却流路を形成したこととによ
り、雰囲気が腐食性ガスである場合においても、鉄心及
び１次巻線を腐食させずに用いることができ、鉄心間の
間隔が広く保持でき固定子及び回転子の過熱を防止する
ことができる多相誘導電動機を得るから、本発明は産業
上極めて有益なものである。
転子の外表面を耐食材製カバーで覆い、回転子の軸又は
２次導体の何れか一方又は双方に冷媒を封入した流路を
形成するとともに冷媒を循環させる手段を設けたこと
と、更に冷媒を循環させる手段として回転子の軸方向外
部に拡大伝熱面を有する冷却流路を形成したこととによ
り、雰囲気が腐食性ガスである場合においても、鉄心及
び１次巻線を腐食させずに用いることができ、鉄心間の
間隔が広く保持でき固定子及び回転子の過熱を防止する
ことができる多相誘導電動機を得るから、本発明は産業
上極めて有益なものである。
【図１】本発明多相誘導電動機の一実施例の縦断面図で
ある。
ある。
【図２】図１のII−IIに沿った横断面図である。
【図３】従来の多相誘導電動機の縦断面図である。
【図４】図３のIV−IVに沿った横断面図である。
１ 固定子 ２ 回転子 ３ 鉄心 ４ １次巻線 ５ 鉄心 ６ ２次導体 ７ 短絡環 ８ ケーシング ９ 回転軸 10 軸受 11 耐食材製カバー 12 冷媒 13 ポンプ 14 熱交換器 15 耐食材製カバー 16 冷媒 17 冷媒流路 18 冷却流路
Claims (3)
- 【請求項１】 固定子及び回転子の外表面を耐食材製カ
バーで覆い、回転子の軸又は２次導体の何れか一方又は
双方に冷媒を封入した流路を形成するとともに冷媒を循
環させる手段を設けたことを特徴とする多相誘導電動
機。 - 【請求項２】 冷媒を循環させる手段として回転子の軸
方向外部に拡大伝熱面を有する冷却流路を形成したこと
を特徴とする請求項１記載の多相誘導電動機。 - 【請求項３】 固定子及び回転子の外表面を耐食材製カ
バーで覆い、回転子の軸又は２次導体の何れか一方又は
双方に冷媒を封入した流路を形成するとともに回転子の
軸方向外部に拡大伝熱面を有する冷却流路を形成し、更
に固定子に冷媒を循環する流路を接続するとともに同流
路にポンプ及び熱交換器を配設したことを特徴とする多
相誘導電動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34887291A JPH05161312A (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 多相誘導電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34887291A JPH05161312A (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 多相誘導電動機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05161312A true JPH05161312A (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=18399960
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34887291A Withdrawn JPH05161312A (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 多相誘導電動機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05161312A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100465024B1 (ko) * | 2002-07-23 | 2005-01-13 | 한국전기연구원 | 전도냉각형 고온초전도 회전자 냉각시스템 |
| JP2014502488A (ja) * | 2010-11-04 | 2014-01-30 | ヴォッベン プロパティーズ ゲーエムベーハー | 同期発電機を有する風力発電装置、並びに緩慢に回転する同期発電機 |
| CN105422485A (zh) * | 2015-12-09 | 2016-03-23 | 南京磁谷科技有限公司 | 鼓风机转子的冷却结构 |
| US11018555B2 (en) * | 2019-02-13 | 2021-05-25 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Induction motor rotor cooling design |
-
1991
- 1991-12-05 JP JP34887291A patent/JPH05161312A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100465024B1 (ko) * | 2002-07-23 | 2005-01-13 | 한국전기연구원 | 전도냉각형 고온초전도 회전자 냉각시스템 |
| JP2014502488A (ja) * | 2010-11-04 | 2014-01-30 | ヴォッベン プロパティーズ ゲーエムベーハー | 同期発電機を有する風力発電装置、並びに緩慢に回転する同期発電機 |
| JP2015228794A (ja) * | 2010-11-04 | 2015-12-17 | ヴォッベン プロパティーズ ゲーエムベーハーＷｏｂｂｅｎ Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ Ｇｍｂｈ | 同期発電機を有する風力発電装置、並びに緩慢に回転する同期発電機 |
| US9377008B2 (en) | 2010-11-04 | 2016-06-28 | Wobben Properties Gmbh | Wind energy installation having a synchronous generator, and slowly rotating synchronous generator |
| CN105422485A (zh) * | 2015-12-09 | 2016-03-23 | 南京磁谷科技有限公司 | 鼓风机转子的冷却结构 |
| US11018555B2 (en) * | 2019-02-13 | 2021-05-25 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Induction motor rotor cooling design |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |