JP2004343857A - 液冷式モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化が進み、固定子や巻き線端部の単位体積当りの発熱量が増大することになっても、効率良く冷却することが可能な液冷式モータを提供する。
【解決手段】モーターケーシング11の外周を包囲する冷却ジャケット12を備えた液冷式モータ1Aにおいて、固定子13の外周を取巻く冷却液通路14がモーターケーシング11の内周面に形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】モーターケーシング11の外周を包囲する冷却ジャケット12を備えた液冷式モータ1Aにおいて、固定子13の外周を取巻く冷却液通路14がモーターケーシング11の内周面に形成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液冷式モータ、特にスクリュ圧縮機に好適な液冷式モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、モータには、銅損、鉄損等の損失が発生し、その損失が熱に変わる。そして、発生する熱によりモータ自体に不具合が生じないようにするため、モータの冷却が必ず必要となる。
このモータの冷却方式として、固定子を固定するモーターケーシングの周囲に多数の冷却フィンを設け、それに風を当てるのが一般的な空冷方式がある。さらに、冷却液を用いて冷却する液冷方式が良く知られている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−97186号公報(図1)
【特許文献2】
特開2002−168184号公報(図1)
【0004】
上記特許文献1及び2には、モーターケーシングの外周を包囲する冷却ジャケットを備えた液冷式モータを用いたモータ直結タイプのオイルフリースクリュ圧縮機が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したモータ直結タイプのオイルフリースクリュ圧縮機のモータは、例えば、回転数30,000rpm、馬力45kW程度の仕様で使用される。そして、斯かる仕様を満足するために、モータには、インバータ等を介して高速回転可能なモータ、例えば永久磁石モータが採用されるようになってきた。また、近年このようなモータの小型化が進み、その固定子等の小型化の結果、冷却ジャケットと固定子とが互いに熱交換する部分の面積が小さくなり、モータの冷却が十分に行えないという問題がある。さらに、冷却ジャケットに近接している固定子に比して、巻き線端部は、冷却ジャケットから離れ、特に冷却され難いという問題がある。
本発明は、斯る従来の問題をなくすことを課題としてなされたもので、小型化が進み、固定子や巻き線端部の単位体積当りの発熱量が増大することになっても、効率良く冷却することが可能な液冷式モータを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、第1発明は、モーターケーシングの外周を包囲する冷却ジャケットを備えた液冷式モータにおいて、固定子の外周を取巻く冷却液通路をモーターケーシングの内周面に形成した構成とした。
【0007】
第2発明は、第1発明の構成に加えて、上記固定子の両端面から張出した巻き線端部に上記冷却液通路から冷却液を吹き付け可能に形成した構成とした。
【0008】
第3発明は、第1発明の構成に加えて、上記固定子の両端面から張出した巻き線端部に上記冷却ジャケットから冷却液を吹き付け可能に形成した構成とした。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は、第1発明に係る液冷式モータ1Aを適用したモータ直結タイプのオイルフリースクリュ圧縮機10Aを示し、モータ1Aのモーターケーシング11の外周を包囲するように冷却ジャケット12が設けられている。また、モータ1Aの固定子13の外周を取巻く冷却液通路14がモーターケーシング11の内周面に形成されている。この冷却液通路14は、図示する断面において多数の溝14aからなっており、固定子13の外周に直接接触するとともに、この外周全体にわたって一様に分散するように配設されている。固定子13の熱の多くは、冷却液より熱伝導率の高い金属、即ち溝14aと溝14aとの間の金属(例:鉄)部分Mを介して冷却ジャケット12に伝わる。従って、溝14aのみならず、冷却ジャケット12も有効に固定子13の冷却に寄与する。
【0010】
固定子13から上記金属部分Mを介して冷却ジャケット12に熱が伝わり、固定子13が冷却される間における伝導熱量は、溝14aの深さH、溝14a,14a間の間隔B、冷却液通路14内の冷却液温度T1、固定子13の外周部における固定子温度T2、冷却ジャケット12の内周部における冷却ジャケット温度T3、溝14aを形成しているモーターケーシング11の熱伝導率λ、冷却液通路14内における冷却液とモーターケーシング11との間の熱伝達率αによって決定される。そして、これらの間には、以下の式が成り立つ。
T3−T2=(1/coshm)×(T2−T1)
m=2αH2/(Bλ)
従って、溝14aの深さHと溝14a,14a間の間隔Bとの比をどのようにするかは、モーターケーシング11の材質から定まる熱伝導率λ、モーターケーシング11の材質と上記冷却液から定まる熱伝達率α、冷却液温度T1を予め把握したうえで、固定子温度T2、冷却ジャケット温度T3について、試験等を通じて経験則的に把握される温度を上記の式に当てはめて決定すればよい。
【0011】
ところで、モーターケーシング11には、圧縮機本体ケーシング15が一体的に結合され、この圧縮機本体ケーシング15内に互いに噛合う雌雄一対のスクリュロータが回転可能に収容され、その内の一方のスクリュロータ16が図面に表れている。また、スクリュロータ16のロータ軸17と液冷式モータ1Aの出力軸18とは直結しており、出力軸18によりロータ軸17を介して一方のスクリュロータ16が回転させられ、ロータ軸17とは反対側に延びるロータ軸19に設けられた同期歯車21を介して図示しないもう一方のスクリュロータがスクリュロータ16に同期して回転させられるようになっている。
【0012】
図2は、第2発明に係る液冷式モータ1Bを適用したモータ直結タイプのオイルフリースクリュ圧縮機10Bを示し、上述した液冷式モータ1Aを適用したモータ直結タイプのオイルフリースクリュ圧縮機10Aと互いに共通する部分については、同一番号を付して説明を省略する。
この液冷式モータ1Bでは、冷却液通路14が固定子13の両端部を超えて、固定子13の両側に張出した巻き線端部22の外周の側方部にまで配設されている。そして、固定子13の両端部を超えて配設された冷却液通路14の部分から冷却液が巻き線端部22にも吹き付けられ、これまで冷却するのが難しかった巻き線端部22についても冷却されるようになり、液冷式モータ1B全体の冷却が促進されるようになっている。
また、冷却液は巻き線端部22の外周の方から吹き付けられているので、その冷却液が固定子13と、巻き線端部22を含むこの液冷式モータ1Bのロータの部分との間に混入する度合いは少ない。粘性のある冷却液の吹き付けがあっても、それによる動力上のロスは少ない。
なお、巻き線端部22に吹き付けられた冷却液は、モーターケーシング11の下部に穿設された排出孔23から機外に導かれる。
【0013】
図3は、第3発明に係る液冷式モータ1Cを適用したモータ直結タイプのオイルフリースクリュ圧縮機10Cを示し、上述した液冷式モータ1Bを適用したモータ直結タイプのオイルフリースクリュ圧縮機10Bと互いに共通する部分については、同一番号を付して説明を省略する。
この液冷式モータ1Cでは、冷却ジャケット12の内部空間の両端部を巻き線端部22の外周の側方部に連通させる貫通孔24がモーターケーシング11に穿設されている。そして、冷却ジャケット12内の冷却液が、上述した液冷式モータ1Bの場合と同様に、巻き線端部22に吹き付けられ、巻き線端部22の冷却に供せられた後、排出孔23から機外に導かれる。
【0014】
なお、本発明に係る液例式モータの適用は、オイルフリースクリュ圧縮機に限定されるものでなく、油冷式スクリュ圧縮機であってもよく、圧縮機に限定されるものでもない。
また、本発明に係る液例式モータが油冷式スクリュ圧縮機の駆動部として用いられる場合には,冷却液として油冷却器で冷却された後の潤滑油を用いることができる。
【0015】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、第1発明によれば、モーターケーシングの外周を包囲する冷却ジャケットを備えた液冷式モータにおいて、固定子の外周を取巻く冷却液通路をモーターケーシングの内周面に形成してある。
このように、冷却ジャケットと冷却液用通路の二重の冷却構造となり、限られたスペースで、固定子から熱が逃げ易くなるため、固定子や巻き線端部の単位体積当りの発熱量が増大することになっても、効率良くモータ冷却することが可能になるという効果を奏する。
【0016】
第2発明によれば、第1発明の構成に加えて、上記固定子の両端面から張出した巻き線端部に上記冷却液通路から冷却液を吹き付け可能に形成してある。
また、第3発明によれば、第1発明の構成に加えて、上記固定子の両端面から張出した巻き線端部に上記冷却ジャケットから冷却液を吹き付け可能に形成してある。
このため、第1発明による効果に加えて、固定子の冷却と同時に、巻き線端部も十分に冷却できるようになり、より一層効率良くモータ冷却することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係るオイルフリースクリュ圧縮機の概略を示す断面図である。
【図2】第2発明に係るオイルフリースクリュ圧縮機の概略を示す断面図である。
【図3】第3発明に係るオイルフリースクリュ圧縮機の概略を示す断面図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C 液冷式モータ
10A,10B,10C オイルフリースクリュ圧縮機
11 モーターケーシング
12 冷却ジャケット
13 固定子
14 冷却液通路
14a 溝
15 圧縮機本体ケーシング
16 スクリュロータ
17 ロータ軸
18 出力軸
19 ロータ軸
21 同期歯車
22 巻き線端部
23 排出孔
24 貫通孔
M 金属部分
【発明の属する技術分野】
本発明は、液冷式モータ、特にスクリュ圧縮機に好適な液冷式モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、モータには、銅損、鉄損等の損失が発生し、その損失が熱に変わる。そして、発生する熱によりモータ自体に不具合が生じないようにするため、モータの冷却が必ず必要となる。
このモータの冷却方式として、固定子を固定するモーターケーシングの周囲に多数の冷却フィンを設け、それに風を当てるのが一般的な空冷方式がある。さらに、冷却液を用いて冷却する液冷方式が良く知られている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−97186号公報(図1)
【特許文献2】
特開2002−168184号公報(図1)
【0004】
上記特許文献1及び2には、モーターケーシングの外周を包囲する冷却ジャケットを備えた液冷式モータを用いたモータ直結タイプのオイルフリースクリュ圧縮機が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したモータ直結タイプのオイルフリースクリュ圧縮機のモータは、例えば、回転数30,000rpm、馬力45kW程度の仕様で使用される。そして、斯かる仕様を満足するために、モータには、インバータ等を介して高速回転可能なモータ、例えば永久磁石モータが採用されるようになってきた。また、近年このようなモータの小型化が進み、その固定子等の小型化の結果、冷却ジャケットと固定子とが互いに熱交換する部分の面積が小さくなり、モータの冷却が十分に行えないという問題がある。さらに、冷却ジャケットに近接している固定子に比して、巻き線端部は、冷却ジャケットから離れ、特に冷却され難いという問題がある。
本発明は、斯る従来の問題をなくすことを課題としてなされたもので、小型化が進み、固定子や巻き線端部の単位体積当りの発熱量が増大することになっても、効率良く冷却することが可能な液冷式モータを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、第1発明は、モーターケーシングの外周を包囲する冷却ジャケットを備えた液冷式モータにおいて、固定子の外周を取巻く冷却液通路をモーターケーシングの内周面に形成した構成とした。
【0007】
第2発明は、第1発明の構成に加えて、上記固定子の両端面から張出した巻き線端部に上記冷却液通路から冷却液を吹き付け可能に形成した構成とした。
【0008】
第3発明は、第1発明の構成に加えて、上記固定子の両端面から張出した巻き線端部に上記冷却ジャケットから冷却液を吹き付け可能に形成した構成とした。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は、第1発明に係る液冷式モータ1Aを適用したモータ直結タイプのオイルフリースクリュ圧縮機10Aを示し、モータ1Aのモーターケーシング11の外周を包囲するように冷却ジャケット12が設けられている。また、モータ1Aの固定子13の外周を取巻く冷却液通路14がモーターケーシング11の内周面に形成されている。この冷却液通路14は、図示する断面において多数の溝14aからなっており、固定子13の外周に直接接触するとともに、この外周全体にわたって一様に分散するように配設されている。固定子13の熱の多くは、冷却液より熱伝導率の高い金属、即ち溝14aと溝14aとの間の金属(例:鉄)部分Mを介して冷却ジャケット12に伝わる。従って、溝14aのみならず、冷却ジャケット12も有効に固定子13の冷却に寄与する。
【0010】
固定子13から上記金属部分Mを介して冷却ジャケット12に熱が伝わり、固定子13が冷却される間における伝導熱量は、溝14aの深さH、溝14a,14a間の間隔B、冷却液通路14内の冷却液温度T1、固定子13の外周部における固定子温度T2、冷却ジャケット12の内周部における冷却ジャケット温度T3、溝14aを形成しているモーターケーシング11の熱伝導率λ、冷却液通路14内における冷却液とモーターケーシング11との間の熱伝達率αによって決定される。そして、これらの間には、以下の式が成り立つ。
T3−T2=(1/coshm)×(T2−T1)
m=2αH2/(Bλ)
従って、溝14aの深さHと溝14a,14a間の間隔Bとの比をどのようにするかは、モーターケーシング11の材質から定まる熱伝導率λ、モーターケーシング11の材質と上記冷却液から定まる熱伝達率α、冷却液温度T1を予め把握したうえで、固定子温度T2、冷却ジャケット温度T3について、試験等を通じて経験則的に把握される温度を上記の式に当てはめて決定すればよい。
【0011】
ところで、モーターケーシング11には、圧縮機本体ケーシング15が一体的に結合され、この圧縮機本体ケーシング15内に互いに噛合う雌雄一対のスクリュロータが回転可能に収容され、その内の一方のスクリュロータ16が図面に表れている。また、スクリュロータ16のロータ軸17と液冷式モータ1Aの出力軸18とは直結しており、出力軸18によりロータ軸17を介して一方のスクリュロータ16が回転させられ、ロータ軸17とは反対側に延びるロータ軸19に設けられた同期歯車21を介して図示しないもう一方のスクリュロータがスクリュロータ16に同期して回転させられるようになっている。
【0012】
図2は、第2発明に係る液冷式モータ1Bを適用したモータ直結タイプのオイルフリースクリュ圧縮機10Bを示し、上述した液冷式モータ1Aを適用したモータ直結タイプのオイルフリースクリュ圧縮機10Aと互いに共通する部分については、同一番号を付して説明を省略する。
この液冷式モータ1Bでは、冷却液通路14が固定子13の両端部を超えて、固定子13の両側に張出した巻き線端部22の外周の側方部にまで配設されている。そして、固定子13の両端部を超えて配設された冷却液通路14の部分から冷却液が巻き線端部22にも吹き付けられ、これまで冷却するのが難しかった巻き線端部22についても冷却されるようになり、液冷式モータ1B全体の冷却が促進されるようになっている。
また、冷却液は巻き線端部22の外周の方から吹き付けられているので、その冷却液が固定子13と、巻き線端部22を含むこの液冷式モータ1Bのロータの部分との間に混入する度合いは少ない。粘性のある冷却液の吹き付けがあっても、それによる動力上のロスは少ない。
なお、巻き線端部22に吹き付けられた冷却液は、モーターケーシング11の下部に穿設された排出孔23から機外に導かれる。
【0013】
図3は、第3発明に係る液冷式モータ1Cを適用したモータ直結タイプのオイルフリースクリュ圧縮機10Cを示し、上述した液冷式モータ1Bを適用したモータ直結タイプのオイルフリースクリュ圧縮機10Bと互いに共通する部分については、同一番号を付して説明を省略する。
この液冷式モータ1Cでは、冷却ジャケット12の内部空間の両端部を巻き線端部22の外周の側方部に連通させる貫通孔24がモーターケーシング11に穿設されている。そして、冷却ジャケット12内の冷却液が、上述した液冷式モータ1Bの場合と同様に、巻き線端部22に吹き付けられ、巻き線端部22の冷却に供せられた後、排出孔23から機外に導かれる。
【0014】
なお、本発明に係る液例式モータの適用は、オイルフリースクリュ圧縮機に限定されるものでなく、油冷式スクリュ圧縮機であってもよく、圧縮機に限定されるものでもない。
また、本発明に係る液例式モータが油冷式スクリュ圧縮機の駆動部として用いられる場合には,冷却液として油冷却器で冷却された後の潤滑油を用いることができる。
【0015】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、第1発明によれば、モーターケーシングの外周を包囲する冷却ジャケットを備えた液冷式モータにおいて、固定子の外周を取巻く冷却液通路をモーターケーシングの内周面に形成してある。
このように、冷却ジャケットと冷却液用通路の二重の冷却構造となり、限られたスペースで、固定子から熱が逃げ易くなるため、固定子や巻き線端部の単位体積当りの発熱量が増大することになっても、効率良くモータ冷却することが可能になるという効果を奏する。
【0016】
第2発明によれば、第1発明の構成に加えて、上記固定子の両端面から張出した巻き線端部に上記冷却液通路から冷却液を吹き付け可能に形成してある。
また、第3発明によれば、第1発明の構成に加えて、上記固定子の両端面から張出した巻き線端部に上記冷却ジャケットから冷却液を吹き付け可能に形成してある。
このため、第1発明による効果に加えて、固定子の冷却と同時に、巻き線端部も十分に冷却できるようになり、より一層効率良くモータ冷却することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係るオイルフリースクリュ圧縮機の概略を示す断面図である。
【図2】第2発明に係るオイルフリースクリュ圧縮機の概略を示す断面図である。
【図3】第3発明に係るオイルフリースクリュ圧縮機の概略を示す断面図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C 液冷式モータ
10A,10B,10C オイルフリースクリュ圧縮機
11 モーターケーシング
12 冷却ジャケット
13 固定子
14 冷却液通路
14a 溝
15 圧縮機本体ケーシング
16 スクリュロータ
17 ロータ軸
18 出力軸
19 ロータ軸
21 同期歯車
22 巻き線端部
23 排出孔
24 貫通孔
M 金属部分
Claims (3)
- モーターケーシングの外周を包囲する冷却ジャケットを備えた液冷式モータにおいて、固定子の外周を取巻く冷却液通路をモーターケーシングの内周面に形成したことを特徴とする液冷式モータ。
- 上記固定子の両端面から張出した巻き線端部に上記冷却液通路から冷却液を吹き付け可能に形成したことを特徴とする請求項1に記載の液冷式モータ。
- 上記固定子の両端面から張出した巻き線端部に上記冷却ジャケットから冷却液を吹き付け可能に形成したことを特徴とする請求項1に記載の液冷式モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003135713A JP2004343857A (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | 液冷式モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003135713A JP2004343857A (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | 液冷式モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004343857A true JP2004343857A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33525887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003135713A Pending JP2004343857A (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | 液冷式モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004343857A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11658542B2 (en) | 2020-12-23 | 2023-05-23 | Hamilton Sundstrand Corporation | Cabin air compressor with liquid cooled jacket |
-
2003
- 2003-05-14 JP JP2003135713A patent/JP2004343857A/ja active Pending
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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