JPH05160598A - チップ電子部品供給装置 - Google Patents

チップ電子部品供給装置

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Publication number
JPH05160598A
JPH05160598A JP3319130A JP31913091A JPH05160598A JP H05160598 A JPH05160598 A JP H05160598A JP 3319130 A JP3319130 A JP 3319130A JP 31913091 A JP31913091 A JP 31913091A JP H05160598 A JPH05160598 A JP H05160598A
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JP
Japan
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carrier tape
tape
chip electronic
electronic component
pressing mechanism
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Application number
JP3319130A
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English (en)
Inventor
Yoshio Haeda
芳夫 蝿田
Kazuo Honma
和男 本間
Akihiko Sakai
昭彦 酒井
Keisuke Fujishiro
恵介 藤代
Sotoji Hiramoto
外二 平本
Mitsuo Nakamura
光男 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チップ電子部品供給時のテープ送り精度を向
上させ部品吸着ミスを減少させると共に使い勝手を容易
にすること。 【構成】 下流側のテープ押え機構15はばね力により
テープ送り用スプロケット28Aの上部でキャリアテー
プ24を押えてテープ底面とスプロケット歯底間の透き
間が発生しない構造とするように、テープ押え板15a
と板ばね15bの組合せでテープ上面側から押すように
し、板ばね15bの押え力はテープ押え板15aの取り
付け柱13の上部先端の接触点から与える構造となって
おり、板ばね15bはテープ押え板15aに先端に取り
付け固定されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリード線のない微小なチ
ップ電子部品をプリント基板に搭載するチップマウンタ
へチップ電子部品を供給するのに好適なキャリアテープ
押え機構を有するチップ電子部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のチップ電子部品供給装置に
おいては、各チップ電子部品は例えば紙製のキャリアテ
ープの長手方向に並んで設けられたポケット内に1つず
つ収容され、該キャリアテープの上面にアッパーテープ
が貼付された状態とされている。このようにチップ電子
部品を各ポケット内に封入したキャリアテープはリール
に巻かれた状態で該供給装置に設置され、該キャリアテ
ープの側縁部の送り穴と係合するラチエットの間欠回転
により上記ポケットの間隔に相当するピッチで間欠的に
送られ、該供給装置上のチップ電子部品取り出しのため
の開口位置にきた時に上記アッパーテープがキャリアテ
ープから剥がされ、該露出したチップ電子部品がチップ
マウンタの真空吸着ノズルに吸着されて上記キャリアテ
ープのポケットから取り出されるようになり、他方で上
記キャリアテープから剥がされたアッパーテープはアッ
パーテープ巻き取り用リールに巻き取られるようになっ
ている。
【0003】従来この種のチップ電子部品供給装置にお
いて、キャリアテープ押え機構は実開昭60−1943
97号公報に記載のようにキャリアテープガイド部材と
してキャリアテープを固定の下ガイド部材上に押えるテ
ープ押え板の構造になっており、キャリアテープ送り用
スプロケット上部のキャリアテープとスプロケットのギ
ャップを規制した板の構造になっているが、スプロケッ
ト上部のキャリアテープと下面のスプロケットの歯底の
透き間を押えていない構造である。またキャリアテープ
押え機構は特公平3−15834号公報に記載のように
スプロケット上部のキャリアテープカバーとしてスプロ
ケット形状に沿った曲り板を設けた構造になっており、
これもキャリアテープとスプロケット間のギャップを一
定に保った構造になっているが、キャリアテープとスプ
ロケット間のギャップを小さくしようとするのではな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術はチップ
電子部品供給装置のキャリアテープ押え機構として、実
開昭60−194397号公報に記載のものではキャリ
アテープ送り用スプロケット上部のキャリアテープとス
プロケットの歯底の透き間を押えていない構造であるた
め、キャリアテープ送り位置精度のばらつきがち発生し
てチップ電子部品が開口位置での停止時に踊ったりポケ
ットから飛び出したりする結果、チップマウンタの吸着
ノズルの吸着ミスが発生しうる。また特公平3−158
34号公報に記載のものでもキャリアテープとスプロケ
ット間のギャップを小さくする構造ではないため、キャ
リアテープ送り精度に関しては十分ではなくてチップマ
ウンタによるチップ電子部品の吸着ミスが発生しうる。
このように何れのキャリアテープ押え機構もキャリアテ
ープガイド的な役目を果たしているが、この種の機構で
はキャリアテープ送り精度の向上が計れないという問題
があった。
【0005】上記従来技術のキャリアテープ押え機構の
問題からチップ電子部品を開口位置(吸着位置)に送る
時にチップ電子部品の位置精度が重要で、この精度が低
下するとチップマウンタの吸着ミスが発生する原因とな
るため、特にチップ電子部品の送り精度のばらつきの少
ないチップ電子部品供給装置の信頼性が望まれている。
これにはチップ電子部品の送り精度つまりキャリアテー
プの送り精度に影響する因子としてスプロケットの歯底
とキャリアテープの送り丸穴との噛み合わせが重要で、
それにはキャリアテープの送り動作中に透き間が発生し
ないキャリアテープ機構が重要となっており、またチッ
プ電子部品の開口位置(吸着位置)の上流側でのキャリ
アテープ押え機構も重要である。またキャリアテープ押
え機構はチップ電子供給部周辺にキャリアテープを切り
落す移動用カッターあるいはプリント基板を乘せるため
のXYテーブルなどが近ずくため、大きな寸法となるの
は無理でかなりの寸法的制約を受けるし、さらにキャリ
アテープ押え機構はチップ電子部品の収容されたキャリ
アテープを装着する際には上部方向に開いて停止ができ
る構造が必要となるなどの問題があった。
【0006】本発明の目的はチップ電子部品取出し開口
位置の下流側でキャリアテープを間欠的に索引する間欠
駆動手段と供給するキャリアテープ送り用スプロケット
とキャリアテープ間に透き間をなくしてチップ電子部品
を開口位置(吸着位置)へ精度よく送るためのキャリア
テープ押え機構を備えたチップ電子部品供給装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のチップ電子部品供給装置はチップ電子部品
を開口位置(吸着位置)へ送る位置精度をよくするため
のキャリアテープ押え機構として、ばね力を用いないテ
ープ押え機構ではテープ送り時に発生する力の変動を抑
制して減少させることができないことから、チップ電子
部品取出し開口位置の下流側でキャリアテープ間欠駆動
手段と結合するキャリアテープ送り用スプロケット上部
にキャリアテープの押え力を発生させる板ばねの組合せ
等のばね力によりキャリアテープを押えるキャリアテー
プ押え機構を設けるようにしたものである。また上記キ
ャリアテープ押え機構はキャリアテープ装着時には上部
方向へ押し上げた位置に静止することが可能となる機構
にしたものであり、さらに上記キャリアテープ押え機構
は板ばね形状を変えるだけでキャリアテープ押え力を変
えることが可能となる機構にしたものである。
【0008】また本発明のチップ電子部品供給装置はチ
ップ電子部品を開口位置(吸着位置)へ送る位置精度の
信頼性向上をはかったキャリアテープ押え機構として、
チップ電子部品取出し開口位置の下流側または下流側と
上流側にねじりコイルばね力を利用した簡単な機構でキ
ャリアテープの送り時に発生する上下動を抑制できるよ
うにねじりコイルばね力によりキャリアテープを押える
キャリアテープ押え機構を設けるようにしたものであ
る。また上記キャリアテープ押え機構はキャリアテープ
の装着を容易にするためのテープ押え機構を上部上方に
押し上げるだけで開いた状態となって何ら手を加えるこ
となく停止できるように、キャリアテープ装着時には上
部方向へ押し上げた位置に静止することが可能となる機
構としたものであり、また上記キャリアテープ押え機構
はねじりコイルばね形状を変えるだけでキャリアテープ
押え力を加えることが可能となる機構としたものであ
り、さらに上記キャリアテープ押え機構はねじりコイル
ばねを複数本用いた機構としたものである。
【0009】
【作用】上記チップ電子部品供給装置は例えばキャリア
テープを送るためのプッシャーをチップマウンタ側から
押すことによりキャリアテープ間欠駆動手段のラチエッ
トが間欠的に回転して同時回転のスプロケットによりチ
ップ電子部品を開口位置(吸着位置)へ送り、アッパー
テープの巻き取り動作がテープ送り用のプッシャー動作
とリンク機構で連結されることによりキャリアテープ送
りと同時にアッパーテープが剥ぎ取られて巻き取りリー
ルに巻かれる。チップ電子部品は開口位置(吸着位置)
でチップマウンタ側の吸着ノズルで真空吸着させるわけ
であるが、ここでキャリアテープの送り時に振動が発生
しないように開口位置つまり吸着ノズル位置の上流側と
下流側の2箇所でキャリアテープを走行面のフレームと
スプロケットの歯底にばね力を利用して押し当てるが、
特にテープ送り精度つまりチップ電子部品の開口位置
(吸着位置)へ送る精度が該チップ電子部品の開口位置
(吸着位置)の下流側のキャリア押え機構により影響さ
れ、これが適切でないとスプロケットとキャリアテープ
の透き間ができるためテープ送り精度が劣化するのを上
記板ばねの組合せ等のばね力によりキャリアテープを押
えるキャリアテープ押え機構の使用で該透き間をなくす
ることにより防止して、テープ送り位置精度をよくする
ことができるのでチップ電子部品の吸着ミスが発生しな
い。また上記キャリアテープ押え機構はチップ電子部品
が収容されたキャリアテープを装着する時には上部方向
に持ち上げるだけで任意の位置に止めることができる機
構になっているが、このキャリアテープ押え機構のテー
プ押え板にはキャリアテープに接する面の上面に板ばね
を取り付けて固定し、チップ電子部品の開口位置(吸着
位置)の下流側つまりテープ押え板の取り付け側のフレ
ーム上端に鋭部を設け、上記板ばねが該鋭部との接触圧
力によって任意の位置に停止することが可能になってい
る。さらには上記板ばねはテープ押え力が発生する板ば
ね形状となっており、この板ばね形状を変えるだけでキ
ャリアテープ押え力を変えることを可能にしており、ま
た該板ばねは1枚構造となっているが数板の重ね合せ構
造であってもよい。
【0010】また上記チップ電子部品供給装置はチップ
電子部品が開口位置(吸着位置)に送られてチップマウ
ンタ側の吸着ノズルで真空吸着されるが、ここでキャリ
アテープ送り時に上下振動が発生しないように吸着ノズ
ル位置の上流側と下流側の2箇所でテープを走行面のフ
レームとスプロケットの歯底にねじりコイルばね力を利
用して押し当てるが、この時のテープ送り精度つまりチ
ップ電子部品の開口位置(吸着位置)へ送る位置精度が
チップ電子部品の開口位置(吸着位置)の上流側と下流
側のキャリア押え機構により影響されるため、本ねじり
コイルばね力によるキャリアテープ押え機構を用いてテ
ープ送り時の上下振動を減少させることとスプロケット
の歯底とテープとの透き間ができるのをなくすことによ
りテープ送り精度をよくしている。また上記キャリアテ
ープ押え機構は使い勝手としてチップ電子部品が収容さ
れたテープを装着する時に上部方向に持ち上げるだけで
任意の位置に止めることができる機構になっているが、
このキャリア押え機構はねじりコイルばね力を利用して
テープ押え板の背面より押す構造となっており、このね
じりコイルばねでテープ押え板が開く位置で停止できる
のはねじりコイルばね形状を変えることにより実現して
いる。また上記キャリアテープ押え機構はねじりコイル
ばね形状を変えるだけでテープ押え力を変えることが可
能であり、さらに上記キャリアテープ押え機構は1本の
ねじりコイルばねを用いているが複数本とした組合せ構
造でも実現可能である。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1から図12図に
より説明する。図1は本発明によるチップ電子部品供給
装置の一実施例を示す全体正面図である。図1におい
て、1はフレーム、2はテープ送りレバー、3は図示し
ないチップマウンタの動作と同期して上下に動かされる
テープ送りプッシャー、4はプッシャー3の動きをカム
フォロア4Aを介して伝達されるレバーAで、プッシャ
ー3の戻りはレバーA4とフレーム1との間に設けたば
ね16で行なう。8は巻き取りリールで、アッパーテー
プ25は巻き取りリール8へ巻き取られるが、巻き取り
リール8の駆動はレバーA4の動作と連結されてねじ1
8Aに乘った状態のレバーB5がねじ18Aから離れな
いようにばね18で行ない、レバーB5の駆動力はレバ
ーC6を介してレバーD7へ伝達される。レバーD7は
支軸7Aを支点に一定量の間欠回転の動作をするが、レ
バーD7には送り爪9が取り付けられ、巻き取りリール
8の外周にある送り用の歯溝を送り爪9で回転させ、歯
溝から送り爪9が離れないようにばね9Aで引張ってお
り、巻き取りリール8が戻らないように固定爪10があ
る。11はスプロケット28Aと結合したラチエット2
8を廻す送り爪、12はラチエット28の逆転防止用の
固定爪、13はキャリアテープ押え機構15を取り付け
る柱、14は空になったキャリアテープ24の空テープ
ガイドである。26は上流側のテープ押え機構、26a
はテープ押え板、26bはその支軸であり、キャリアテ
ープ24の押え力はばね17で与えられ、テープ押え板
26aの先端位置でアッパーテープ25を剥ぎ取る。キ
ャリアテープ24の送り量はボルト29の高さで調整
し、19,20は図示していないチップマウンタのチッ
プ電子部品供給テーブルへフレーム1を装着すると共に
位置決めをするピンである。21はチップ電子部品供給
リールで、支軸21Aを支点として回転し、22は部品
供給リール21の挿えレバーであって、ばね23のばね
力でキャリアテープ24の引張り力を抑制する。
【0012】上記構成の動作を次に説明すると、チップ
電子部品を各ポケットに収容して且つアッパーテープで
被覆されたキャリアテープ24は部品供給リール21か
ら巻き出され、テープガイド27を経てチップ電子部品
取出しのための開口位置(吸着位置)Bの上流側のキャ
リアテープ押え機構26のテープ押え板26aの下を通
り、下流側のキャリアテープ押え機構15の下部でラチ
エット28と結合したキャリアテープ送り用のスプロケ
ット28Aと係合する。ここで図示していないチップマ
ウンタからのテープ送りシリンダによりプッシャー3が
矢印Aのように押されると、プッシャー3は上方向に動
いて、テープ送り爪11がラチエット28を一定量だけ
間欠回転させることにより、スプロケット28Aと係合
するキャリアテープ24が送られる。このキャリアテー
プ24の送りと同時にアッパーテープ25はテープ押え
板26aの先端位置で剥ぎ取られて巻き取りリール8に
巻かれ、キャリアテープ24のポケットに収容されたチ
ップ電子部品は開口位置(吸着位置)Bにおいて図示し
ていない吸着ノズルにより真空吸着されてチップマウン
タへ供給され、空になったキャリアテープ24は空テー
プガイド14へ送られる。
【0013】図2は図1のキャリアテープ押え機構の部
分拡大正面図である。図3は図2のキャリアテープ押え
機構15の上面図である。図4は図2のキャリアテープ
押え機構15の側面図である。なお各図面を通じて図1
と同一符号は同一部分を示すものとする。図2に示した
正面からのテープ押え機構15は図2から分るように全
体構造から外にはみ出たものはないため図示していない
チップマウンタの妨げになることがなく、テープ押え機
構15はテープ押え板15aの上部に板ばね15bがボ
ルトで固定される構造となっている。柱13の上端は板
ばね15bの面圧を上げるために鋭角の構造とし、テー
プ押え板15aがキャリアテープ24をスプロケット2
8Aへ押しつける力は板ばね15aのばね力であり、こ
のばね力は柱13の高さと板ばね15aが反る量の大き
さにより変る。図3にテープ押え機構15を上部方向か
ら見た上面図が示されているが、図3において傾斜状の
破線で示してある部分がテープ押え機構15で、板ばね
15bはテープ押え機構15の約半分の面積からなって
おり、テープ押え板15aはスプロケット28Aの中心
径の付近まであることが分かる。このテープ押え機構1
5の構造によってスプロケット28A上部のキャリアテ
ープ24を確実に押えることができる。図3の30はチ
ップ電子部品、Bは開口位置(吸着位置)である。なお
板ばね15bはテープ押え板15aにボルト15dを固
定されており、テープ押え機構15は支軸15cを支点
に上部方向へ開くことができる。また図4にテープ押え
機構15を側面から見た側面図が示されているが、図4
において板ばね15bが柱13の上端部に乘っている。
【0014】図5は図2のキャリアテープ押え機構15
の詳細拡大正面図である。図6は図2のキャリアテープ
押え機構15の上部に開いた状態の詳細拡大正面図であ
る。図7は図2のキャリアテープ押え機構15の詳細拡
大裏面図である。図8は図2のキャリアテープ押え機構
のテープ装着時の部分正面図である。図5に示すように
スプロケット28Aに装着されているキャリアテープ2
4をキャリアテープ押え機構15のテープ押え板15a
が押えている状態で板ばね15bのばね力によって押し
つけており、この板ばね15aの反り(曲り)と柱13
の上端部の高さでテープ押え力を変化させることができ
るから、この板ばね15aのばね力によりテープ送り時
の過渡振動を完全に抑制することができてテープ送り精
度が高められる。図6にはキャリアテープ押え機構15
が上部方向に開いている状態を示しており、この開いた
状態で静止しているのは板ばね15aが柱13に固定さ
れる状態になるためである。図7には反対側(裏側)か
ら見たキャリアテープ押え機構15のテープ押え板15
aおよび板ばね15bの支軸15cおよびボルト15d
による取り付け状態が示されている。図8はチップ電子
部品を収容したキャリアテープ24を装着する時のキャ
リアテープ押え機構15,26の動作を示しており、チ
ップ電子部品取出し開口位置(吸着位置)の下流側のテ
ープ押え機構15と上流側のテープ押え板26が上部開
へ放した状態にすることができる構造となっている。な
おキャリアテープ押え機構15は板ばね15bの形状寸
法を変えるだけでキャリアテープ押え力を変えることが
容易にできる。
【0015】つぎに図9は本発明によるチップ電子部品
供給装置の他の実施例を示す全体正面図である。1はフ
レーム、2はテープ送りレバー、3は図示しないチップ
マウンタの動作と同期して上下に動かされるテープ送り
プッシャー、4は支軸4Bを支点としてプッシャー3の
動きをカムフォロア4Aを介して伝達されるレバーA
で、プッシャー3の戻りはレバーA4とフレーム1との
間に設けたばね16で行なう。アッパーテープ25は巻
き取りリール8へ巻き取られるが、巻き取りリール8の
駆動はレバーA4の動作と連結されてねじ18Aに乘っ
た状態のレバーB5がねじ18Aから離れないようにば
ね18で行ない、レバーB5の駆動力はレバーC6を介
してレバーD7へ伝達される。レバーD7は支軸Aを支
点に一定量の間欠回転の動作をするが、レバーD7には
送り爪9が取り付けられ、巻き取りリール8の外周にあ
る送り用の歯溝を送り爪9で回転させ、歯溝から送り爪
9が離れないようにばね9Aで引張っており、巻き取り
リール8が戻らないように固定爪10がある。11はラ
チエットを廻す送り爪、12はラチエット逆転防止用の
固定爪、13はキャリアテープ押え機構15を取り付け
る柱、14は空になったキャリアテープ24の空テープ
ガイドである。26は上流側のキャリアテープ押え機構
であり、26Aは上流側のテープ押え板で支軸26Cに
ボルト26Dで固定されており、26Bはねじりコイル
ばねでコイル取り付け軸26Eに取り付けられていてテ
ープ押え板26Aを上部方向から押えている。31はテ
ープ走行ガイドであり、テープ押え板26Aの先端でア
ッパーテープ25を剥ぎ取っており、ボルト29の高さ
でキャリアテープ24の送り量を調整する。19,20
は図示していないチップマウンタのチップ電子部品供給
テーブルへフレーム1を装着すると共に位置決めするピ
ンである。21はチップ電子部品供給リールで支軸21
Aを支点として回転し、27はテープガイドである。1
5は下流側のキャリアテープ押え機構であり、15Aは
下流側のテープ押え板、15Bはねじりコイルばねで、
15Cはねじりコイルばねの反力を受けるためのピン、
15Dは支軸である。28はラチエット、28Aはスプ
ロケットである。
【0016】上記構成の動作を次に説明すると、チップ
電子部品を収容して且つアッパーテープ24で被覆され
たキャリアテープ24はリール21から巻きだされ、ガ
イド27から走行ガイド31を経て上流側のキャリアテ
ープ押え機構26のテープ押え板26Aの下を通り、下
流側のキャリアテープ押え機構15のテープ押え板15
Aの下部でラチエット28と結合したスプロケット28
Aと係合する。ここで図示していないチップマウンタか
らのテープ送りシリンダによりプッシャー3が矢印Aの
ように押されると、プッシャー3は上方向に動いて、テ
ープ送り爪11がラチエット28を一定量の間欠回転さ
せることにより、ラチエット28と結合したスプロケッ
ト28Aと係合するキャリアテープ24が送られる。こ
のキャリアテープ24の送りと同時にアッパーテープ2
5はテープ押え板26Aの先端で剥ぎ取られて巻き取り
リールに巻かれ、キャリアテープ24に収容されたチッ
プ電子部品は開口位置(吸着位置)Bにおいて図示して
いない吸着ノズルにより吸着され、空になったキャリア
テープ24は空テープガイド14へ送られる。
【0017】図10は図9のキャリアテープ押え機構1
5,26の部分拡大正面図である。図11は図10のキ
ャリアテープ押え機構15,26の拡大上面図である。
図12は図10のキャリアテープ押え機構15,26の
テープ装着時の正面図である。なお各図面を通じて図1
0と同一符号は同一部分を示すものとする。図10から
図12によりキャリアテープ押え機構15,26につい
て説明する。まず図10に示した上流側のキャリアテー
プ押え機構26について説明すると、図2はキャリアテ
ープ押え機構26のテープ押え板26Aがキャリアテー
プを押えている正常状態を示したもので、テープ押え板
26Aにはねじりコイルばね26Bが当っていて上部方
向から押えつけている。テープ押え板26Aには支軸2
6Cがあって固定ボルト26Dでされており、ねじりコ
イルばね26Bは取り付け軸26Eで固定されている。
図11には図10のキャリアテープ押え機構15,26
を上部方向から見た上面図を示しており、上流側とキャ
リアテープ押え機構26はテープ押え板26Aとねじり
コイルばね26Bと、図10に示す取り付け支軸26C
および固定ボルト26Dと取り付け軸26Eとの少ない
部品の組立て構造となっている。アッパーテープの剥離
は図11に示すテープ押え板26Aの先端位置26Fで
行ない、チップ電子部品は図11に示す開口位置(吸着
位置)Bで図示していない吸着ノズルによって真空吸着
される。
【0018】図10に示した下流側のキャリアテープ押
え機構15について次に説明すると、上記開口位置(吸
着位置)Bの下流側のスプロケット28Aの上部におい
て、キャリアテープ押え機構15のテープ押え板15A
が支軸15Dで柱13の上部に設けられ、テープ押え板
15Aの押え力はねじりコイルばね15Bで与える構造
になっている。そしてねじりコイルばね15は取り付け
軸15Dで支柱13に取付けられており、ねじりコイル
ばね15のテープ押え板15Aを押すための力の反力は
ピン15Cで受けるようにし、ねじりコイルばね15B
は図10および図11に示すようにテープ押え板15A
の位置15Fを側面から押す構造となっている。図12
には図9のチップ電子部品が収容されたキャリアテープ
24を装着する時に行なう図10のキャリアテープ押え
機構15,26のテープ押え板15A,26Aを上部方
向に押し上げて停止している動作状態を示している。図
12において開口位置(吸着位置)Bの上流側のキャリ
アテープ押え機構26のテープ押え板26Aは斜面26
Fで停止させるようにしており、この斜面26Fにはね
じりコイルばね26Bが入るが、この斜面26Fに円形
の溝が切られていると安定した停止動作ができる。また
下流側のキャリアテープ押え機構15はテープ押え板1
5Aの位置15Fを背面からねじりコイルばね15Bで
押す構造で、テープ押え板15Aを押すための力の反力
はピン15Cで受ける構造となっている。図12に示さ
れるようにキャリアテープ押え機構15,26のねじり
コイルばね15B,26Bの形状も大切で、1本のねじ
りコイルばねで上記機能を果すことができる。このよう
にキャリアテープ押え機構15,26に1本のねじりコ
イルばね15B,26Bを用いることにより、テープ押
え板15A,26Bをばね力で押えることができると共
に、テープ装着時にはテープ押え板15A,26Bを上
部方向に押し上げて上部方向の位置に停止させることが
できる構造となっている。なおねじりコイルばねによる
キャリアテープ押え機構を下流側にのみ適用するように
してもよい。またキャリアテープ押え機構15,26は
ねじりコイルばねを複数本用いた構造とすることもでき
る。なおねじりコイルばねの形状寸法を変えるだけでキ
ャリアテープ押え力を変えることが容易にできる。
【0019】
【発明の効果】本発明のチップ電子部品供給装置によれ
ば、キャリアテープに収容されたチップ電子部品が開口
位置(吸着位置)に送られる際にテープ送りスプロケッ
トの歯底とテープが密着されるため透き間の発生する現
象がなくなるので、テープ送り精度が正確にスプロケッ
トの回転角精度になってテープ送り位置精度の向上が計
れる。またテープの複雑な動きに対してもスプロケット
上部で完全に抑制してしまうためテープ送り精度の信頼
性が高く、さらにテープ装置時の作業においてもテープ
押え機構の開放停止動作が可能なため操作が容易となっ
て作業性も大幅に向上できる。このようなキャリアテー
プ送り精度が向上できるために極微小電子部品にもチッ
プ電子部品供給装置として使用でき、そして開口位置
(吸着位置)でのチップ電子部品の踊りの防止と吸着ミ
スの大幅な低減が可能となって、チップマウンタへの電
子部品の供給を確実にして部品供給率を向上させること
ができると共にチップマウンタの稼働率も向上が計れる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明によるチップ電子部品供給装置の
一実施例を示す全体正面図
【図2】図2は図1のキャリアテープ押え機構の部分拡
大正面図
【図3】図3は図2のキャリアテープ押え機構の上面図
【図4】図4は図2のキャリアテープ押え機構の側面図
【図5】図5は図2のキャリアテープ押え機構の詳細拡
大正面図
【図6】図6は図2のキャリアテープ押え機構の上部に
開いた状態の詳細拡大正面図
【図7】図7は図2のキャリアテープ押え機構の詳細拡
大裏面図
【図8】図8は図2のキャリアテープ押え機構のテープ
装着時の部分正面図
【図9】図9は本発明によるチップ電子部品供給装置の
他の実施例を示す全体正面図
【図10】図10は図9のキャリアテープ押え機構の部
分拡大正面図
【図11】図11は図10のキャリアテープ押え機構の
拡大上面図
【図12】図12は図10のキャリアテープ押え機構の
テープ装着時の正面図
【符号の説明】
1…フレーム、2…テープ送りレバー、3…テープ送り
プッシャー、4…レバーA、4A…カムフォロア、4B
…支軸、5…レバーB、6…レバーC、7…レバーD、
7A…支軸、8…巻き取りリール、9…送り爪、10…
固定爪、11…送り爪、12…固定爪、13…柱、14
…空テープガイド、15…キャリアテープ押え機構、1
5a,15A…テープ押え板、15b…板ばね、15B
…ねじりコイルばね、15c、15C…支軸、15d…
固定ボルト、15D…支軸、15E…ピン、15F…背
面、16…ばね、17…ばね、18…ばね、18A…ね
じ、19,20…位置決めピン、21…供給リール、2
1A…支軸、22…押えレバー、23…ばね、24…キ
ャリアテープ、25…アッパーテープ、26…テープ押
え機構、26a、26A…テープ押え板、26B…ねじ
りコイルばね、26b、26C…支軸、26D…固定ボ
ルト、26E…コイル取り付け軸、26F…先端位置、
27…テープガイド、28…ラチエット、28A…スプ
ロケット、29…ボルト、30…チップ電子部品、31
…テープ送行ガイド、B…開口位置(吸着位置)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤代 恵介 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 平本 外二 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 中村 光男 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ電子部品を夫々収容した長手方向
    に並んだ凹部を有して上面に剥離可能なアッパーテープ
    が貼着されているキャリアテープが巻回されているリー
    ルを回転可能に軸支する手段と、該リールから引き出さ
    れた上記キャリアテープをチップ電子部品取出し開口位
    置へ案内する手段と、該開口位置の下流側で上記キャリ
    アテープを間欠的に索引する間欠駆動手段と、上記開口
    位置で上記キャリアテープから上記アッパーテープを剥
    離する手段とを備えたチップ電子部品供給装置におい
    て、上記チップ電子部品取出し開口位置の下流側で上記
    間欠駆動手段と結合したキャリアテープ送り用スプロケ
    ット上部に上記キャリアテープをばね力により押えるキ
    ャリアテープ押え機構を設けたことを特徴とするチップ
    電子部品供給装置。
  2. 【請求項2】 上記キャリアテープ押え機構はキャリア
    テープ装着時には上部方向へ押し上げた位置に静止する
    ことが可能となる機構としたことを特徴とする請求項1
    記載のチップ電子部品供給装置。
  3. 【請求項3】 上記キャリアテープ押え機構は板ばね形
    状寸法を変えるだけでキャリアテープ押え力を変えるこ
    とが可能となる機構としたことを特徴とする請求項1記
    載のチップ電子部品供給装置。
  4. 【請求項4】 チップ電子部品を夫々収容した長手方向
    に並んだ凹部を有して上面に剥離可能なアッパーテープ
    が貼着されているキャリアテープが巻回されているリー
    ルを回転可能に軸支する手段と、該リールから引き出さ
    れた上記キャリアテープをチップ電子部品取出し開口位
    置へ案内する手段と、該開口位置の下流側で上記キャリ
    アテープを間欠的に索引する間欠駆動手段と、上記開口
    位置で上記キャリアテープから上記アッパーテープを剥
    離する手段とを備えたチップ電子部品供給装置におい
    て、上記チップ電子部品取出し開口位置の下流側または
    下流側と上流側に上記キャリアテープをねじりコイルば
    ね力により押えるキャリアテープ押え機構を設けたこと
    を特徴とするチップ電子部品供給装置。
  5. 【請求項5】 上記キャリアテープ押え機構はキャリア
    テープ装着時には上部方向へ押し上げた位置に静止する
    ことが可能となる機構としたことを特徴とする請求項4
    記載のチップ電子部品供給装置。
  6. 【請求項6】 上記キャリアテープ押え機構はねじりコ
    イルばね形状寸法を変えるだけでキャリアテープ押え力
    を変えることが可能となる機構としたことを特徴とする
    請求項4記載のチップ電子部品供給装置。
  7. 【請求項7】 上記キャリアテープ押え機構はねじりコ
    イルばねを複数本用いた機構としたことを特徴とする請
    求項4記載のチップ電子部品供給装置。
JP3319130A 1991-12-03 1991-12-03 チップ電子部品供給装置 Pending JPH05160598A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR980007927A (ko) * 1996-06-28 1998-03-30 다까노 야스야끼 부품 공급 장치
JP2009212190A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Panasonic Corp テープフィーダ

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KR980007927A (ko) * 1996-06-28 1998-03-30 다까노 야스야끼 부품 공급 장치
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