JPH05160404A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH05160404A
JPH05160404A JP32583491A JP32583491A JPH05160404A JP H05160404 A JPH05160404 A JP H05160404A JP 32583491 A JP32583491 A JP 32583491A JP 32583491 A JP32583491 A JP 32583491A JP H05160404 A JPH05160404 A JP H05160404A
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JP
Japan
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silicon layer
oxide film
region
mask
channel formation
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JP32583491A
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Motoaki Ito
元昭 伊藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、SOI基板に形成されチャネル領域
が完全空乏化する薄膜トランジスタの製造方法に関し、
シリコン層がチャネル領域では薄くソース領域及びドレ
イン領域では厚くなるような薄膜トランジスタの製造方
法を提供することを目的とする。 【構成】SOI基板のシリコン層12表面を酸化してマ
スク酸化膜14を形成し、マスク酸化膜14をパターニ
ングしてチャネル形成予定領域上のみに残存させ、シリ
コン層12のチャネル形成予定領域外にCVDシリコン
層16を形成し、マスク酸化膜12をマスクとして不純
物をイオン注入してソース領域32及びドレイン領域3
4を形成し、マスク酸化膜14を除去し、シリコン層1
2のチャネル領域上にゲート酸化膜24を介してゲート
電極30を形成するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置、特に、SO
I基板に形成されチャネル領域が完全空乏化する薄膜ト
ランジスタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコン層が下地酸化膜上に形成された
SOI(Silicon On Insulator)基板上に形成される素子
として、薄いシリコン層をチャネル領域とする薄膜トラ
ンジスタが知られている。この薄膜トランジスタは、チ
ャネル領域を完全空乏化させることにより、良好なスイ
ッチング特性が得られ、短チャネル効果を抑制でき、電
子移動度が高くなるという良好な素子特性を得ることが
できると共に、完全な素子分離が可能であるという特徴
を有している。
【0003】薄膜トランジスタのチャネル領域を完全空
乏化させるための条件は、SOI基板のシリコン層の不
純物濃度によって決定されるチャネル領域の最大空乏幅
とシリコン層の厚さによって決定される。ある程度のシ
リコン層の厚さがあっても不純物濃度が低ければチャネ
ル領域を完全空乏化することができるが、不純物濃度を
低くするにも限界があるため、シリコン層の厚さを薄く
することによりチャネル領域が完全空乏化する薄膜トラ
ンジスタを実現することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリコ
ン層の厚さを薄くすると製造工程上において種々の問題
が発生する。例えば、チャネル領域を十分に完全空乏化
するために、シリコン層の厚さを50nm以下にする
と、ソース領域及びドレイン領域を形成するための不純
物のイオン注入により発生した結晶欠陥により、コンタ
クトホールがシリコン層を突き抜けてしまうという問題
があった。コンタクトホールがシリコン層を突き抜けて
下地酸化膜まで達してしまうと、コンタクト抵抗がシリ
コン層の厚さによって決定されるようになり、シリコン
層が薄いためにコンタクト抵抗が非常に高くなりトラン
ジスタ特性を劣化させるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、シリコン層がチャネル領
域では薄くソース領域及びドレイン領域では厚くなるよ
うな薄膜トランジスタを形成することができる半導体装
置の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下地酸化膜
上にシリコン層が形成されたSOI基板の前記シリコン
層表面を酸化してマスク酸化膜を形成する第1の工程
と、前記マスク酸化膜をパターニングして前記シリコン
層のチャネル形成予定領域上のみに前記マスク酸化膜を
残存させる第2の工程と、前記シリコン層のチャネル形
成予定領域外の領域上にCVD法によるCVDシリコン
層を形成する第3の工程と、前記マスク酸化膜をマスク
として不純物をイオン注入することにより、前記CVD
シリコン層及び前記チャネル形成予定領域外の前記シリ
コン層にソース領域及びドレイン領域を形成する第4の
工程と、前記マスク酸化膜を除去する第5の工程と、前
記シリコン層のチャネル形成予定領域上にゲート酸化膜
を形成する第6の工程と、前記ゲート酸化膜上にゲート
電極を形成する第7の工程とを有することを特徴とする
半導体装置の製造方法によって達成される。
【0007】
【作用】本発明によれば、シリコン層のチャネル領域が
完全空乏化するのに十分なほど薄いにもかかわらず、チ
ャネル領域外のソース領域及びドレイン領域ではコンタ
クトホールの突き抜けが発生しない程度に厚くなるよう
な薄膜トランジスタを形成することができる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例による半導体装置の製造方
法を図1乃至図4を用いて説明する。まず、例えば、S
IMOX(Separation by Implanted Oxygen)技術によ
り、下地酸化膜10上に約200nm厚のシリコン層1
2が形成されたSOI基板を形成する。このSOI基板
のシリコン層12表面を約150nm厚さだけウェット
酸化して、シリコン層12を約50nm厚だけ残し、約
300nm厚のマスク酸化膜14を形成する(図1
(a))。
【0009】次に、マスク酸化膜14をパターニングし
て、シリコン層12のチャネル形成予定領域上のみにマ
スク酸化膜14を残存させる(図1(b))。次に、C
VD法により約400nm厚のアモルファスシリコン層
16を全面に堆積する(図1(c))。なお、アモルフ
ァスシリコン層16の代わりにCVD法による多結晶シ
リコン層を堆積してもよい。
【0010】次に、チャネル形成予定領域上に形成され
たマスク酸化膜14をストッパーとしてアモルファスシ
リコン層16を機械的に研磨し、シリコン層12のチャ
ネル形成予定領域外の領域上に約300nm厚のアモル
ファスシリコン層16を残存させる(図2(a))。次
に、CVD法により約15nm厚のCVD酸化膜18を
堆積した後に、チャネル形成予定領域上のマスク酸化膜
14をマスクとして、加速エネルギが50keV、ドー
ズ量が4E15cm-2の条件により、砒素(As)をイ
オン注入する(図2(b))。チャネル形成予定領域外
の領域は、約50nm厚のシリコン層12上に約300
nm厚のアモルファスシリコン層16が積層されている
ので、砒素のイオン注入により発生した結晶欠陥の回復
が容易であり、その後、コンタクトホールを形成しても
従来のように下地酸化膜10までコンタクトホールが突
き抜けることがない。
【0011】次に、約950℃で約60分間アニールす
ると、アモルファスシリコン層16が再結晶化すると共
に、イオン注入された砒素が活性化して、チャネル形成
予定領域外にソース領域20及びドレイン領域22が形
成される(図2(c))。次に、マスク酸化膜14をフ
ッ酸により除去すると、チャネル形成予定領域のシリコ
ン層12が薄く、周囲のソース領域20及びドレイン領
域22が厚い素子構造が実現する(図3(a))。
【0012】次に、ドライ酸化により薄いゲート酸化膜
24を全面に形成する(図3(b))。次に、CVD法
により約400nm厚の多結晶シリコン層26を全面に
堆積する(図3(c))。次に、多結晶シリコン層26
に燐(P)を拡散させて低抵抗化した後に、ゲート酸化
膜24をストッパーとして多結晶シリコン層26を機械
的に研磨し、チャネル形成予定領域上に多結晶シリコン
層26を残存させると共に、周囲のゲート酸化膜24を
除去してソース領域20及びドレイン領域22を露出さ
せる(図4(a))。
【0013】次に、全面にカバー膜28を形成して、ゲ
ート電極26、ソース領域20及びドレイン領域22と
コンタクトするためのコンタクトホールをカバー膜28
に形成し、アルミニウムからなるゲート電極30、ソー
ス電極32、ドレイン電極34を形成して、薄膜トラン
ジスタを完成する(図4(b))。このように本実施例
によれば、シリコン層のチャネル領域が完全空乏化する
のに十分なほど薄いにもかかわらず、チャネル領域外の
ソース領域及びドレイン領域ではコンタクトホールの突
き抜けが発生しない程度に厚くなるような薄膜トランジ
スタを形成することができる。
【0014】本発明は上記実施例に限らず種々の変形が
可能である。例えば、上記実施例では、CVDシリコン
層を堆積した後に機械的に研磨することにより、チャネ
ル形成予定領域外の領域上にCVDシリコン層を残存さ
せたが、エッチング等の他の平坦化技術により行っても
よい。また、上記実施例では、多結晶シリコン層を堆積
した後に機械的に研磨することにより、ゲート電極を形
成したが、他の方法によりゲート電極を形成してもよ
い。
【0015】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、シリコン
層のチャネル領域が完全空乏化するのに十分なほど薄い
にもかかわらず、チャネル領域外のソース領域及びドレ
イン領域ではコンタクトホールの突き抜けが発生しない
程度に厚くなるような薄膜トランジスタを形成すること
ができる。したがって、チャネル領域を完全空乏化させ
ることにより、スイッチング特性が良好で、短チャネル
効果を抑制でき、電子移動度が高い良好なトランジスタ
特性を有すると共に、ソース電極及びドレイン電極のコ
ンタクト抵抗が低い薄膜トランジスタを実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法
を示す工程図(その1)である。
【図2】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法
を示す工程図(その2)である。
【図3】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法
を示す工程図(その3)である。
【図4】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法
を示す工程図(その4)である。
【符号の説明】
10…下地酸化膜 12…シリコン層 14…マスク酸化膜 16…アモルファスシリコン層 18…CVD酸化膜 20…ソース領域 22…ドレイン領域 24…ゲート酸化膜 26…多結晶シリコン層 28…カバー膜 30…ゲート電極 32…ソース電極 34…ドレイン電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地酸化膜上にシリコン層が形成された
    SOI基板の前記シリコン層表面を酸化してマスク酸化
    膜を形成する第1の工程と、 前記マスク酸化膜をパターニングして前記シリコン層の
    チャネル形成予定領域上のみに前記マスク酸化膜を残存
    させる第2の工程と、 前記シリコン層のチャネル形成予定領域外の領域上にC
    VD法によるCVDシリコン層を形成する第3の工程
    と、 前記マスク酸化膜をマスクとして不純物をイオン注入す
    ることにより、前記CVDシリコン層及び前記チャネル
    形成予定領域外の前記シリコン層にソース領域及びドレ
    イン領域を形成する第4の工程と、 前記マスク酸化膜を除去する第5の工程と、 前記シリコン層のチャネル形成予定領域上にゲート酸化
    膜を形成する第6の工程と、 前記ゲート酸化膜上にゲート電極を形成する第7の工程
    とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第3の工程は、 前記マスク酸化膜上及び前記シリコン層上にCVD法に
    よりCVDシリコン層を堆積する工程と、 前記マスク酸化膜をストッパーとして前記CVDシリコ
    ン層を研磨することにより、前記シリコン層のチャネル
    形成予定領域外の領域上に前記CVDシリコン層を残存
    させる工程とを有することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体装置の製造
    方法において、 前記第7の工程は、 全面に多結晶シリコン層を堆積する工程と、 前記多結晶シリコン層を研磨することにより、前記チャ
    ネル形成予定領域上に前記多結晶シリコン層を残存させ
    て前記ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
JP32583491A 1991-12-10 1991-12-10 半導体装置の製造方法 Withdrawn JPH05160404A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100450762B1 (ko) * 2002-09-19 2004-10-01 한국전자통신연구원 초미세 에스오아이 모스 전계효과 트랜지스터 및 그의제조방법
US7456473B2 (en) 2005-01-20 2008-11-25 Fujitsu Limited MOS field effect transistor and manufacture method thereof

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Effective date: 19990311