JPH05160278A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH05160278A
JPH05160278A JP32415591A JP32415591A JPH05160278A JP H05160278 A JPH05160278 A JP H05160278A JP 32415591 A JP32415591 A JP 32415591A JP 32415591 A JP32415591 A JP 32415591A JP H05160278 A JPH05160278 A JP H05160278A
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JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
wiring
wirings
dielectric constant
semiconductor device
Prior art date
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Pending
Application number
JP32415591A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Asahi
良典 朝日
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】同一配線層の配線間に形成される絶縁膜,およ
び,異なる配線層に属する配線間もしくは基板と配線と
の間に形成される絶縁膜の構造を変え,素子を微細化さ
せる際に生じるカップリングやクロスト−ク等をなく
す。 【構成】半導体基板11上には,絶縁膜12が形成され
ている。絶縁膜12の誘電率はε1 である。絶縁膜12
上には複数の配線13が形成されている。複数の配線1
3の間には,絶縁膜14Aが形成されている。絶縁膜1
4Aの誘電率はε2 である。そして,ε2 <ε1 の関係
を有する。なお,絶縁膜12の比誘電率は3.9以上,
絶縁膜14Aの比誘電率は3.0以下である。これによ
り,配線間隔が縮小されても,カップリングやクロスト
−ク等が生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,同一層または異なる層
に形成された複数の配線を互いに分離する絶縁膜の構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は,従来の半導体装置の配線構造を
示している。シリコン基板61上には,絶縁膜62が形
成されている。絶縁膜62上には,配線63が形成され
ている。また,配線63の間,および,配線63上に
は,誘電率がεの絶縁膜64が形成されている。絶縁膜
64上には,配線65が形成されている。そして,配線
65の間,および,配線65上には,パッシベ−ション
膜66が形成されている。
【0003】上記構成の半導体装置において,高集積化
のため,配線の間隔や幅は縮小される傾向にある。そし
て,回路の動作周波数の増大や配線幅の縮小は,配線の
電流密度を増加させる傾向にある。そこで,このような
電流密度の増加に伴う回路の信頼性の低下を避けるた
め,および,配線幅の縮小に伴う配線抵抗の増大を避け
るため,配線の厚さのスケ−リングは,配線幅や配線間
隔のスケ−リングに対して緩やかにせなければならな
い。
【0004】しかしながら,かかる場合,配線間隔が縮
小等すると,基板もしくは下層配線と上層配線との間の
容量,および,同一層における配線間の容量からなる配
線容量のうち,後者の容量が急激に増大し,配線間のカ
ップリングが問題となってくる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように,従来で
は,回路の信頼性の確保等のため,配線の厚さのスケ−
リングは,配線幅や配線間隔のスケ−リングに対して緩
やかであった。このため,配線間隔が縮小等により,同
一層における配線間の容量が急激に増大し,配線間のカ
ップリングやクロスト−ク等が問題となる欠点があっ
た。
【0006】本発明は,上記欠点を解決すべくなされた
もので,その目的は,同一層の配線同志を絶縁する絶縁
膜,および,異層の配線もしくは基板と配線とを絶縁す
る絶縁膜の構造を変え,半導体装置の微細化を達成する
において問題となるカップリングやクロスト−ク等を防
ぐことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明の半導体装置は,半導体基板と,前記半導体
基板上に形成される配線層と,前記配線層下に形成され
る第1の絶縁膜と,少なくとも前記配線層の間に形成さ
れる第2の絶縁膜とを備え,前記第2の絶縁膜の誘電率
が前記第1の絶縁膜の誘電率に比べて小さくなってい
る。
【0008】本発明の半導体装置は,異なる配線層の配
線間に形成される第1の絶縁膜と,同一の配線層の配線
間に形成される第2の絶縁膜とを備え,前記第2の絶縁
膜の誘電率が前記第1の絶縁膜の誘電率に比べて小さく
なっている。また,前記第1の絶縁膜の比誘電率が3.
9以上,前記第2の絶縁膜の比誘電率が3.0以下であ
る。
【0009】
【作用】上記構成によれば,近年における素子の微細化
により,配線間隔が縮小されても,同一の配線層に属す
る配線間に形成される絶縁膜の誘電率,および,異なる
配線層に属する配線間もしくは基板と配線との間に形成
される絶縁膜の誘電率を異なる値に設定することによ
り,線間容量と全配線容量の比を減少させ,半導体装置
のカップリングやクロスト−ク等を防ぐことができる。
また,前記第1の絶縁膜の比誘電率が3.9以上,前記
第2の絶縁膜の比誘電率が3.0以下であれば,実際の
半導体装置に最も適した値となる。
【0010】
【実施例】以下,図面を参照しながら本発明の一実施例
について詳細に説明する。
【0011】図1は,本発明の一実施例に係わる半導体
装置を示している。この実施例は,2層配線構造を有す
る場合である。図1において,シリコン基板11中に
は,半導体素子(図示せず)が形成されている。そし
て,基板11上には,誘電率がε1 の絶縁膜12が形成
されている。なお,絶縁膜12は,例えば酸化膜,もし
くは,H(水素)やC(炭素)等の微量の不純物を含む
酸化膜である。絶縁膜12上には,第1層目の複数の金
属配線13が形成されている。複数の金属配線13の
間,および,その金属配線13上には,誘電率がε2
絶縁膜14が形成されている。なお,絶縁膜14は,絶
縁膜12に比べ,誘電率が小さい物質,例えばテフロン
等の有機系の絶縁膜である。絶縁膜14上には,第2層
目の金属配線15が形成されている。金属配線15上に
は,保護膜16が形成されている。
【0012】上記構成の半導体装置によれば,基板11
と第1層目の金属配線13との間には,誘電率がε1
絶縁膜12が形成され,第1層目の金属配線13の間,
および,第1層目と第2層目の金属配線13,15の間
には,誘電率がε2 の絶縁膜14が形成されている。し
かも,絶縁膜14の誘電率ε2 は,絶縁膜12の誘電率
ε1 よりも小さくなっている。この結果,図2に示すよ
うに,配線間隔が縮小されるに従い,配線間の容量が増
大してくるが,従来に比べ,配線間隔が縮小されても全
配線容量との比を小さく設定することができる。これに
より,第1層目の金属配線13の間隔が縮小されても,
配線間のカップリングやクロスト−ク等を防ぐことがで
きる。なお,上記実施例において,絶縁膜12の比誘電
率は3.9以上,絶縁膜14の比誘電率は3.0以下で
あるのが最も効果的である。図3〜図5は,それぞれ本
発明の他の実施例に係わる半導体装置を示している。な
お,図3〜図5において,図1と同じ部分には,同じ符
号が付してある。
【0013】図3は,図1の変形例であって,第1層目
の金属配線13の間に誘電率がε2の絶縁膜14Aを形
成し,その金属配線13上に誘電率がε3 の絶縁膜14
Bを形成した場合である。なお,誘電率ε2 は,誘電率
ε3 に比べて小さくなっている。この場合,金属配線1
3の間における容量のみを低減できるため,さらに効果
的に配線間のカップリングやクロスト−ク等を防止でき
る。なお,誘電率ε2の絶縁膜14Aは,エッチバック
等の方法を用いて,第1層目の金属配線13の間にのみ
形成することができる。
【0014】図4は,図1の変形例であって,3層配線
構造を有する場合である。図4において,第2層目の複
数の金属配線15の間に形成される絶縁膜17Aは,誘
電率ε2 を有している。また,第1層目の金属配線13
と第2層目の金属配線15の間に形成される絶縁膜14
Bは,誘電率ε1 を有している。さらに,第2層目の金
属配線15と第3層目の金属配線18の間に形成される
絶縁膜17Bは,誘電率ε3 を有している。そして,誘
電率ε2 は,誘電率ε1 ,ε3 よりも小さく設定されて
いる。
【0015】図5は,多層配線構造の半導体装置におい
て,同一層の配線の間に形成される絶縁膜14A,19
Aの誘電率ε2 を,異なる配線層の間に形成される絶縁
膜12,14B,17B,19Bの誘電率ε1 ,ε3
りも小さく設定したものである。なお,20は,第4層
目の金属配線を示している。
【0016】
【発明の効果】以上,説明したように,本発明によれば
次のような効果を奏する。
【0017】配線間のカップリングは,線間容量と全配
線容量との比を減少させることによって防止することが
できる。本発明では,従来技術に比べ,同一層の配線間
の絶縁膜の比誘電率を,配線層と基板の間または配線層
間の比誘電率よりも小さくすることにより,線間容量を
減少させることができる。この結果,線間容量と全配線
容量との比を著しく減少させることができ,配線間のカ
ップリングやクロスト−ク等がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる半導体装置を示す断
面図。
【図2】従来品と発明品について配線間隔と容量の関係
を示す図。
【図3】本発明の他の実施例に係わる半導体装置を示す
断面図。
【図4】本発明の他の実施例に係わる半導体装置を示す
断面図。
【図5】本発明の他の実施例に係わる半導体装置を示す
断面図。
【図6】従来の半導体装置を示す断面図。
【符号の説明】
11…シリコン基板, 12,17B…誘電率ε1 の絶縁膜, 13…第1層目の金属配線, 14,14A,17A,19A…誘電率ε2 の絶縁膜, 14B,19B…誘電率ε3 の絶縁膜, 15…第2層目の金属配線, 16…保護膜。 18…第3層目の金属配線, 20…第4層目の金属配線。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と,前記半導体基板上に形成
    される配線層と,前記配線層下に形成される第1の絶縁
    膜と,少なくとも前記配線層の間に形成される第2の絶
    縁膜とを具備し,前記第2の絶縁膜の誘電率が前記第1
    の絶縁膜の誘電率に比べて小さいことを特徴とする半導
    体装置。
  2. 【請求項2】 多層配線構造の半導体装置において,異
    なる配線層の配線間に形成される第1の絶縁膜と,同一
    の配線層の配線間に形成される第2の絶縁膜とを具備
    し,前記第2の絶縁膜の誘電率が前記第1の絶縁膜の誘
    電率に比べて小さいことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の絶縁膜の比誘電率が3.9以
    上であり,前記第2の絶縁膜の比誘電率が3.0以下で
    あることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装
    置。
JP32415591A 1991-12-09 1991-12-09 半導体装置 Pending JPH05160278A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015111446A1 (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 ソニー株式会社 固体撮像装置および電子機器

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