JPH05159993A - 素子板マージン検出装置 - Google Patents

素子板マージン検出装置

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JPH05159993A
JPH05159993A JP31880091A JP31880091A JPH05159993A JP H05159993 A JPH05159993 A JP H05159993A JP 31880091 A JP31880091 A JP 31880091A JP 31880091 A JP31880091 A JP 31880091A JP H05159993 A JPH05159993 A JP H05159993A
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Osamu Uchida
内田  修
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積層フイルムコンデンサの原反である素子板
の表面のシワやフイルムの剥がれに影響されずにマージ
ン位置分布の中心位置を測定できる素子板マージン検出
装置を提供することを目的としている。 【構成】 積層フィルムコンデンサの原反である素子板
を素子条に切断するスリット工程で、素子板を構成する
積層された多数枚のアルミニウム蒸着フィルムのアルミ
ニウム膜にコンデンサの電極長に間隔を合わせて素子板
の幅方向の全長に設けられた多数のマージン(極細隔離
溝)の位置を検出して、そのマージン位置に基づいて、
素子板を電極長幅の素子条に切断するスリット位置を決
める素子板マージン検出装置において、素子板の片側か
ら素子板面に垂直方向にX線を照射するX線照射手段7
と、素子板を透過したX線による画像を撮像する撮像手
段5、6と、撮像された画像の映像信号から画像認識に
よって、X線透過量が多い位置をマージン位置として検
出する画像処理手段8とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層フィルムコンデン
サの製造装置に関し、特に、積層フィルムコンデンサの
原反である素子板を積層フィルムコンデンサの電極長幅
の素子条に切断するスリット工程で、素子板を構成する
ために積層されたアルミニウム蒸着フィルム上のアルミ
ニウム膜にコンデンサの電極長に間隔を合わせて素子板
の幅方向の全長に設けられた多数のマージン(極細隔離
溝)の位置を検出して、そのマージン位置に基づいて、
切断位置を決める素子板マージン検出装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の素子板マージン検出装置を説明す
る前に、積層フィルムコンデンサの原反である素子板
(以後、素子板という)を説明する。
【0003】図4は、所定の幅(例えば、図5に示す1
80.7±0.1mm)と長さ(例えば、図5に示す5
05mm)を有するシート状の素子板の縦断面図で、フ
イルム1上に積層フィルムコンデンサの電極長(例え
ば、2.6mm)に合わせた幅のアルミニウム蒸着部2
が素子板の全幅にわたって多数設けられ、隣接するアル
ミニウム蒸着部2間には、アルミニウム蒸着膜が無い極
細隔離溝であるマージン3がある。このマージン3は、
積層される前に、アルミニウム蒸着フイルムをパルス発
信レーザ光によりマージン加工されたもので、この極細
隔離溝であるマージン3の幅は、例えば、0.03m
m、加工深さは400から500A°である。素子板
は、このマージン加工された所定幅と長さを有するアル
ミニウム蒸着フイルムを、隣接して積層されるアルミニ
ウム蒸着フイルムのマージン位置が0.9mmずつ交互
に前後にずれるようにして、所定枚数積み重て積層接着
したものである。図4の縦断面図は、アルミニウム蒸着
フイルムの3枚半分を示している。
【0004】この素子板を、前記のように、電極長幅の
素子条にカッターで切断するスリット位置4は、素子板
の上から奇数枚目のマージン位置と偶数枚目のマージン
位置とのずれ距離、例えば、0.9mmの中間線位置で
あり、この位置でスリットすることによって、一枚の素
子板から多数の素子条が得られる。この素子条では、マ
ージン3の位置が、奇数枚目のアルミニウム蒸着フイル
ムと、偶数枚目のアルミニウム蒸着フイルムとで、夫々
素子条の反対側の断面に極く近い位置にあるので、この
マージン3に隔離されて、奇数枚目のアルミニウム蒸着
フイルムのアルミニウム蒸着部2の断面は素子条の一方
の断面にあり、偶数枚目のアルミニウム蒸着フイルムの
アルミニウム蒸着部2の断面は素子条の反対側の断面に
ある。従って、この素子条の両断面に導体を取り付ける
と、各導体は夫々奇数枚目又は偶数枚目のアルミニウム
蒸着部2に接続し、櫛が向かい合ってその歯を組み合わ
せた状態で積層フィルムコンデンサの電極が構成され
る。導体を取り付けた後に、この素子条は所定長さ(コ
ンデンサの幅)に切断されて積層フイルムコンデンサに
加工される。
【0005】図5は、素子板の平面図である。素子板は
所定の幅(180.7±0.1mm)と長さ(505m
m)と厚さ(0.8から2.4mm)とを有し、素子板
を構成する積層されたアルミニウム蒸着フイルムのアル
ミニウム蒸着膜のマージン3は2.6±0.05mmの
所定ピッチ間隔でマージン加工されている。勿論、図
4、図5の寸法は積層フィルムコンデンサの機種によっ
て異なる。
【0006】従来の素子板マージン検出装置を図6、図
7に基づいて説明する。
【0007】従来の素子板マージン検出装置は、素子板
の表面を照明光で照射し、その反射光を利用して、素子
板の表面をCCDカメラで撮像し、画像処理して、マー
ジン位置を検出している。
【0008】図6、図7において、第1CCDカメラ4
0と第2CCDカメラ41とが、Y軸に垂直な認識基準
線上で、素子板17の幅方向に所定間隔L2を保って、
素子板17の上方に、その光軸を素子板17に垂直にし
て配置される。Y軸方向(素子板17の長さ方向)に、
Y軸ドライバ45に駆動されるY軸モータ47が回転す
るボール螺子21によって移動し、θ軸ドライバ46に
駆動されるθ軸モータ48によってθ軸16のθ(θは
マージン3と認識基準線とが成す角度)の0調整が行わ
れる支持手段15に、素子板17が、その最上面を上に
して水平に支持される。
【0009】照明手段(図示せず)によって素子板17
が照明され、素子板17らの反射光による表面像を、第
1CCDカメラ40と第2CCDカメラ41とが撮像
し、その画像をディジタル映像信号として画像処理手段
42に送信する。画像処理手段42は、送られてきたデ
ィジタル映像信号を2値化又は射影等の処理によって、
マージン3(図4、図5)の位置を抽出し、第1CCD
カメラ40と第2CCDカメラ41とによって夫々得ら
れたマージン3のY軸上の位置が等しければ、マージン
3と認識基準線が平行なので、シーケンサ43とモータ
コントローラ44を介して、Y軸ドライバ45とY軸モ
ータ47とボール螺子21を動作させて、素子板17を
Y軸+方向に移動し、第1CCDカメラ40と第2CC
Dカメラ41は次のマージン3を撮像する。第1CCD
カメラ40と第2CCDカメラ41とによって得られた
マージン3の夫々のY軸上の位置が等しくなければ、画
像処理手段42は、その位置の差と、第1CCDカメラ
40と第2CCDカメラ41間の距離L2 とからθを計
算し、そのθに基づいて、シーケンサ43とモータコン
トローラ44を介して、θ軸ドライバ46とθ軸モータ
48を動作させ、マージンのθを0に調整し、マージン
3と認識基準線とを平行にして、第1CCDカメラ40
と第2CCDカメラ41は再度、マージン3を撮像す
る。このようにして、θを0に調整しながら隣接するマ
ージン3の測定間隔を求め、この測定間隔が所定のマー
ジンピッチ±許容公差内にはいっているかどうかを検定
し、これに合格した場合のマージン3の測定位置をマー
ジン位置とする。これらの動作を繰り返して、素子板の
最上層の全マージン位置を検出し、このマージン位置に
基づいて素子板17を切断するスリット位置を決めてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の素子板
マージン検出装置では、素子板17の最上層からの反射
光を利用しているので、積層工程中に異物が接触する等
の原因で、素子板表面にシワや表面フイルムの一部に剥
がれがあった場合に、そのシワや剥がれの影響が避けら
れず、この場合に第1CCDカメラ40と第2CCDカ
メラ41が撮像した画像によるマージン位置には、その
下に積層されたフイルムのマージン位置からのずれがあ
り、適正なマージン位置を測定できないという問題点が
ある。
【0011】又、従来の素子板マージン検出装置では、
素子板17を照明する照明光の反射光で測定しているの
で、素子板の中層部から下層部のマージン位置の測定が
できないという問題点がある。
【0012】本発明は、上記の問題点を解決して、素子
板表面のシワやフイルムの剥がれに影響されず、且つ、
素子板の中層部から下層部のマージン位置も測定できる
素子板マージン検出装置を提供することを課題としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願第1発明の素子板マ
ージン検出装置は、上記の課題を解決するために、積層
フィルムコンデンサの原反である素子板を素子条に切断
するスリット工程で、素子板を構成する積層された多数
枚のアルミニウム蒸着フィルムのアルミニウム膜にコン
デンサの電極長に間隔を合わせて素子板の幅方向の全長
に設けられた多数のマージン(極細隔離溝)の位置を検
出して、そのマージン位置に基づいて、素子板を電極長
幅の素子条に切断するスリット位置を決める素子板マー
ジン検出装置において、素子板の片側から素子板面に垂
直方向にX線を照射するX線照射手段と、素子板を透過
したX線による画像を撮像する撮像手段と、撮像された
画像の映像信号から画像認識によって、X線透過量が多
い位置をマージン位置として検出する画像処理手段とを
有することを特徴とする。
【0014】本願第2発明の素子板マージン検出装置
は、上記の課題を解決するために、積層フィルムコンデ
ンサの原反である素子板を素子条に切断するスリット工
程で、素子板を構成する積層された多数枚のアルミニウ
ム蒸着フィルムのアルミニウム膜にコンデンサの電極長
に間隔を合わせて素子板の幅方向の全長に設けられた多
数のマージン(極細隔離溝)の位置を検出して、そのマ
ージン位置に基づいて、素子板を電極長幅の素子条に切
断するスリット位置を決める素子板マージン検出装置に
おいて、素子板の片側から素子板面に垂直方向にX線を
照射するX線照射手段と、素子板を透過したX線による
画像を撮像する撮像手段と、撮像された画像の映像信号
から画像認識によって、マージン位置でのX線透過量の
減少度の大小により素子板内の一部のアルミニウム蒸着
フィルムのマージン位置の位置ずれの有無を検出する画
像処理手段とを有することを特徴とする。
【0015】
【作用】本願第1発明の素子板マージン検出装置では、
X線照射手段から照射されるX線は、アルミニウム蒸着
部では一部吸収されるが、アルミニウムが無いマージン
を透過するので、素子板の表面のシワや剥がれ等に影響
されずに、X線の透過量が最も多い位置を、素子板を構
成するの多数枚のアルミニウム蒸着膜の、素子板の同一
位置に在るべきマージンの分布の中心位置として検出す
ることができ、このマージン位置から決められるスリッ
ト位置は素子板の切断位置として適している。
【0016】又、本願第2発明の素子板マージン検出装
置は、マージンの透過X線量の減少量の大小によって、
素子板内の一部のアルミニウム蒸着フィルムのマージン
位置の位置ずれの有無を検出することができる。
【0017】
【実施例】本発明の素子板マージン検出装置の一実施例
は、素子板の片側から素子板面に垂直方向に軟X線を照
射し、素子板を透過したX線を利用して、素子板のマー
ジン位置の分布の中心位置を示す画像をCCDカメラで
撮像し、その画像処理によって、素子板の切断線位置を
決定するものである。
【0018】本発明の一実施例を図1、図2に基づいて
説明する。
【0019】図1、図2において、第1CCDカメラ5
と第2CCDカメラ6は、所定間隔L2 を隔てて、Y軸
に垂直な認識基準線上に、且つ、Y軸方向に移動する素
子板17の下方に配される。θ軸16は、θ軸基準線に
対するチャック部15の方向を調整する。カッター基準
線と認識基準線とθ軸基準線とは互いに平行で、且つ、
Y軸に垂直である。カッター基準線と認識基準線との間
隔は所定間隔L1 に保たれる。先ず、図4、図5に示し
た素子板17が、Y軸ドライバ11に駆動されるY軸モ
ータ13が回転するボール螺子21によってY軸方向
(素子板の長さ方向)に移動し、θ軸ドライバ12に駆
動されるθ軸モータ14によってθ軸16のθ(θは認
識基準線と平行なθ軸基準線とマージン3とが成す角
度)を0調整する支持手段15に、その最上面を上にし
て水平に支持される。X線照射手段7が、Y軸方向に移
動する素子板17の上方に設けられ軟X線を素子板17
に垂直に照射し、第1CCDカメラ5と第2CCDカメ
ラ6が、Y軸方向に移動する素子板の下方で、且つ、X
線照射手段7の下方に、その光軸を素子板17に垂直に
して設けられ、X線照射手段7から素子板17に照射さ
れ素子板17を透過した軟X線による画像を撮像する。
第1CCDカメラ5と第2CCDカメラ6は撮像した画
像をディジタル映像信号として画像処理手段8に送信す
る。画像処理手段8は、送られてきたディジタル映像信
号を2値化又は射影等の処理によって、マージン3(図
4、図5)の位置を抽出し、第1CCDカメラ5と第2
CCDカメラ6によって夫々得られたマージン3のY軸
上の位置が等しければ、その位置を記憶すると共に、シ
ーケンサ9とモータコントローラ10とを介して、Y軸
ドライバ11とY軸モータ13とボール螺子21とを動
作させて、素子板17をY軸方向に移動し、第1CCD
カメラ5と第2CCDカメラ6は次のマージン3を撮像
する。第1CCDカメラ5と第2CCDカメラ6によっ
て得られたマージン3の夫々のY軸上の位置が等しくな
ければ、マージン3が認識基準線に平行でないので、画
像処理手段8は、その位置の差と、第1CCDカメラ5
と第2CCDカメラ6間の距離L2 からマージン3と認
識基準線とが成す角θを計算し、そのθを記憶すると共
に、そのθに基づいて、シーケンサ9とモータコントロ
ーラ10を介して、θ軸ドライバ12とθ軸モータ14
を動作させて、マージンのθを0に調整し、マージン3
と認識基準線とを平行にして、第1CCDカメラ5と第
2CCDカメラ6は再度、マージン3を撮像する。この
ようにして、θを0に調整しながら隣接するマージン3
の測定間隔を求め、この測定間隔が所定のマージンピッ
チ±許容公差内にはいっているかどうかを検定し、これ
に合格したマージン3の測定位置をマージン位置とす
る。これらの動作を繰り返して、素子板17の全マージ
ン位置を検出する。尚、X線照射手段7は防X線材質シ
ールド22で囲まれている。
【0020】図3は、素子板17のチャック部15の詳
細図で、チャック部15が、チャック用シリンダ19の
動作によって素子板17をチャックする。θ軸モータ1
4が減速機20を介してチャック部のθを調整する。Y
軸モータ13がボール螺子21を介してチャック部15
をY軸方向に移動させる。
【0021】次に、図2に基づいて、本実施例の動作を
説明する。
【0022】チャック部15によって素子板17をチャ
ックし、素子板17をY軸+方向に移動させる。素子板
17の上方で且つ認識基準線の上方にあるX線照射手段
(図示せず)から、認識基準線に最も近い方のマージン
3に軟X線を照射する。このマージン3を透過した軟X
線による画像を第1CCDカメラ5と第2CCDカメラ
6が撮像し、その映像信号を画像処理手段8(図1)に
送る。画像処理手段8は画像処理してマージン3のY軸
上の位置を検出し、認識基準線からマージン3までの距
離(Y軸上の位置)を測定する。第1CCDカメラ5と
第2CCDカメラ6とによって夫々得られた測定データ
に差があれば、マージン3と認識基準線とが平行でない
ので、その差と、第1CCDカメラ5と第2CCDカメ
ラ6間の距離L2 からマージン3と認識基準線とが成す
角θを計算し、そのθを記憶すると共に、そのθの基づ
いて、チャック部15のθ軸で、θ方向補正を行う。θ
方向補正を行って、マージン3と認識基準線とが平行に
なった状態で、再度測定を行い、認識基準線を基準と
し、カメラ視野内のマージン3の現在位置、チャック部
15のY軸現在位置、及びチャック部15のθ軸16の
現在位置を画像処理手段8にて記憶する。
【0023】このようにして、素子板17上の全マージ
ン3の上記の位置情報を得た後に、素子17を切断する
スリット動作に入る。スリットも測定と同様に、カッタ
ー基準線に近い方のマージン3より行う。先ず、チャッ
ク部15のθ軸を測定時に記憶しておいたθ軸現在位置
に移動させた後に、測定時に記憶しておいたデータに基
づいて、素子板17上のスリット位置(前記の0.9m
mずらしたマージン3の中間位置)をカッター基準線に
合わせて位置決めし、スリットする。
【0024】又、画像処理手段8は、マージン3部分を
透過する軟X線量を、素子板17内の全てのアルミニウ
ム蒸着フィルムのマージン位置が正確に位置した場合の
軟X線量の透過量(素子板17を構成するアルミニウム
蒸着フイルムの半数のアルミニウム膜を透過する場合の
透過量)と比較して、その減少量を検出し、その減少量
によって、素子板17内の一部のアルミニウム蒸着フィ
ルムのマージン位置の位置ずれの有無(マージン位置が
ずれているアルミニウム蒸着フィルムの枚数分だけ、X
線を吸収するアルミニウム膜の枚数が増加し、その増加
分に対応して、透過X線量が減少する。)を検出する。
この位置ずれの検出は、ずれ枚数と透過量の関係を予め
測定しておけば簡単に検出できる。
【0025】本発明の素子板マージン検出装置は、上記
の実施例に限らず種々の態様が可能である。例えば、第
1CCDカメラ5と第2CCDカメラ6と画像認識手段
8の機能配分と設計は、目的に合わせて自由にできる。
【0026】又、実施例ではて電圧が低い軟X線を使用
したが、X線電圧は、素子板の厚さ等に応じて選択すれ
ば良い。
【0027】
【発明の効果】本願第1発明の素子板マージン検出装置
は、素子板の表面にシワや剥がれ等が発生していても、
これらに影響されずに、X線の透過量が最も多い位置を
マージン位置分布の中心位置として検出することができ
るという効果を奏する。
【0028】又、本願第2発明の素子板マージン検出装
置は、マージン部の透過X線量の減少度によって、素子
板内の一部のアルミニウム蒸着フィルムのマージン位置
の位置ずれの有無を検出することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】図1の動作図である。
【図3】図2のチャック部の詳細図である。
【図4】素子板の縦断面図である。
【図5】素子板の平面図である。
【図6】従来例の構成図である。
【図7】従来例の動作図である。
【符号の説明】
5 第1CCDカメラ 6 第2CCDカメラ 7 X線照射手段 8 画像処理手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層フィルムコンデンサの原反である素
    子板を素子条に切断するスリット工程で、素子板を構成
    する積層された多数枚のアルミニウム蒸着フィルムのア
    ルミニウム膜にコンデンサの電極長に間隔を合わせて素
    子板の幅方向の全長に設けられた多数のマージン(極細
    隔離溝)の位置を検出して、そのマージン位置に基づい
    て、素子板を電極長幅の素子条に切断するスリット位置
    を決める素子板マージン検出装置において、素子板の片
    側から素子板面に垂直方向にX線を照射するX線照射手
    段と、素子板を透過したX線による画像を撮像する撮像
    手段と、撮像された画像の映像信号から画像認識によっ
    て、X線透過量が多い位置をマージン位置として検出す
    る画像処理手段とを有することを特徴とする素子板マー
    ジン検出装置。
  2. 【請求項2】 積層フィルムコンデンサの原反である素
    子板を素子条に切断するスリット工程で、素子板を構成
    する積層された多数枚のアルミニウム蒸着フィルムのア
    ルミニウム膜にコンデンサの電極長に間隔を合わせて素
    子板の幅方向の全長に設けられた多数のマージン(極細
    隔離溝)の位置を検出して、そのマージン位置に基づい
    て、素子板を電極長幅の素子条に切断するスリット位置
    を決める素子板マージン検出装置において、素子板の片
    側から素子板面に垂直方向にX線を照射するX線照射手
    段と、素子板を透過したX線による画像を撮像する撮像
    手段と、撮像された画像の映像信号から画像認識によっ
    て、マージン位置でのX線透過量の減少度の大小により
    素子板内の一部のアルミニウム蒸着フィルムのマージン
    位置の位置ずれの有無を検出する画像処理手段とを有す
    ることを特徴とする素子板マージン検出装置。
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