JPH0515957U

JPH0515957U - 磁気健康器具

Info

Publication number: JPH0515957U
Application number: JP7216891U
Authority: JP
Inventors: 實御宿
Original assignee: 實御宿
Priority date: 1991-08-15
Filing date: 1991-08-15
Publication date: 1993-03-02
Anticipated expiration: 2006-07-10
Also published as: JP2504626Y2

Abstract

(57)【要約】【目的】永久磁石を備えた磁気健康器具や磁気治療器
具について、磁力の強さを増強したり永久磁石の数や大
きさを増大したりすることに依らず、その治療効果をよ
り高めるためのものである。【構成】ベルト状の器具本体２に永久磁石３を、その
磁力の強さ順に器具本体２の長さ方向Ｘに沿って並べて
備える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は磁気健康器具に関するものであり、詳しくはその磁力の強さを人体に添わせて施す所定の方向に沿って変化させたものとし、磁気による治療効果を向上させるためのものである。

【０００２】

【従来の技術及び解決しようとする課題】

従来、磁気健康器具や磁気治療器具には様々なものがあり、例えば実開平２− １１６号公報のような首用ネックベルトや、実開平２−１５１６４号公報のような磁気マットレスなどがある。これらのような磁気健康器具や磁気治療器具は、磁力の強さが均一な永久磁石をそれぞれの器具本体に複数備えたものであり、この永久磁石の磁力を人体の所定の部位に作用させ、電磁誘導によってその部位の血液中に誘導電流を生じさせることにより血行を良くして血液の循環を促進させ、うっ血などを解消したり肩こりや筋肉通をやわらげたりするほか、血液中のイオンを増加させて自律神経の働きを良くしたりするものである。ところで、このような従来の磁気健康器具や磁気治療器具については、一定の治療効果は認められているものの、更に治療効果を高めたものが切望されているが、そのためには磁力の強さを増強したり、あるいは永久磁石の数やその大きさを増大したりすることが必要であった。しかしながら、永久磁石自体の性能には限界があり、また、その数や大きさを増大するにしても人体の各部位に添わせて使用するものであるため、使用状況においてその大きさや形状などに様々な制限を伴い限界があった。本考案は上記のような技術や現状に着目してなされたものであり、磁力の強さを増強したり永久磁石の数や大きさを増大したりすることに依らず、より治療効果を高めた磁気健康器具を提供せんとするものである。

【０００３】

【課題を解決するための手段及び作用】

本考案に係る磁気健康器具は上記のような課題を解決するために、永久磁石をその磁力の強さが所定方向に沿って変化している状態で器具本体に備えたものである。即ち、磁気健康器具に備えたそれぞれの永久磁石の磁力の強さが所定方向に沿って変化していることにより、各々の磁力による電磁誘導によって血液中に生じるそれぞれの誘導電流に強弱の変化が生じる。この変化は所定方向に沿っているため、誘導電流が相互に作用してより強い電流となることから更に治療効果が高くなるものである。

【０００４】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。図１は本考案の磁気健康器具１を示すものであり、ベルト状の器具本体２に永久磁石３をその磁力の強さ順に器具本体２の長さ方向Ｘに沿って並べて備えたものである。つまり、端から順に例えば磁束密度が８００ガウス、９００ガウス、１０００ガウス・・・・というように各々の磁力の強さはＸ方向に沿って段階的に変化している状態となっている。このように構成した磁気健康器具１を人体の所定の部位、例えば腕などに巻き付けて使用するようになっている。

【０００５】図２は本考案の別の実施例である磁気健康器具４を示すものであり、ゴム状の材質を用いたベルト状の器具本体５に微粒子状の永久磁石６を無数に分散・混入させて備えたものである。この実施例の場合においても、微粒子状とした永久磁石６の個々の磁力の強さが器具本体５の長さ方向Ｙに沿って次第に変化している状態となっている。つまり、先の実施例では磁力の強さが段階的に変化しているのに対して、この実施例では永久磁石６が微粒子状であるために略連続的に変化している状態となっている。尚、この実施例の磁気健康器具４の使用については先の実施例と同様である。

【０００６】永久磁石３、６をその磁力の強さ順に並べる方向については、先の二つの実施例のように直線方向とする場合に限らず、曲線あるいは何処かを拠点として多方向へ放射状としても良い。また、強弱の変化を繰り返すようにして永久磁石３、６を配列しても良い。器具本体についてもこの他に、例えば粘着テープ状とした器具本体に実施して人体に貼り付けて使用できるようにしても良く、その他様々な実施形態が考えられる。また、永久磁石を単数使用する場合であっても、その磁力の強さを部分的に順に変化させれば同様の効果を期待できるものである。

【０００７】

【考案の効果】

本考案による磁気健康器具は以上説明してきた如き内容のものであって、器具本体に備えたそれぞれの永久磁石の磁力の強さが所定方向に沿って変化していることにより、単に磁力の強さを増強したり永久磁石の数や大きさを増大したりすることに依らず、より治療効果を高めることができる。また、このことにより人体に添わせて使用する場合の大きさや形状など器具本体の形態的な制限も緩和され、様々な形態の器具本体に実施することが可能となり、より治療効果の高い磁気健康器具とすることができる。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る磁気健康器具の実施例を示す斜
視図である。

【図２】図１中の矢示Ａ−Ａ線に沿う断面図である。

【図３】この考案の他の実施例を示す図１相当の斜視図
である。

【図４】図３中の矢示Ｂ−Ｂ線に沿う断面図である。

【符号の説明】

１、４ … 磁気健康器具２、５ … 器具本体３、６ … 永久磁石

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】器具本体に永久磁石を備えその磁力を人
体の所定部位に作用させる磁気健康器具において、上記永久磁石を、その磁力の強さが所定方向に沿って変
化している状態で器具本体に備えたことを特徴とする磁
気健康器具。