JPH05159544A - ビデオテープのフレーム探索方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオテープのコントロールトラック上に記
録された８１ビットアドレスコードにおいて、メーンヘ
ッダとメーンアドレスを除外した空白に所定個数の６ビ
ットサブアドレスコードを表示して画像の主要部分であ
る特定フレーム探索及び編集を可能とするフレーム探索
方法である。 【構成】 ビデオテープのコントロールトラックに対す
る画面探索がビデオテープのメーンアドレスの間に形成
された多数のサブアドレスを探索することによって遂行
され、前記サブアドレスには別途のヘッダビットにテイ
ルビットが付加される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープのフレー
ム探索方法に係り、より詳細にはビデオテープのコント
ロールトラック上に記録された８１ビットのアドレスコ
ードにおいてメーンヘッドとメーンアドレスを除外した
空白の所定個数の６ビットサブアドレスコードを表示し
て画像の重要部分である特定フレーム探索及び編集を可
能としているフレーム探索方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、ＶＨＳ方式のＶＴＲに伝送され
るＮＴＳＣ式ＴＶ信号は１秒に３０個のフレームより構
成され、１個フレーム当たり約０．０３３３３秒の時間
が与えられている。

【０００３】一方、ビデオテープのコントロールトラッ
クにあるアドレスコードを用いた従来のアドレスコーデ
ィング方法に従い画面の特定フレームを探索するために
は、それぞれコード内容の同一な３個のアドレスブロッ
クを使用する。このとき、それぞれのアドレスブロック
は１１ビットのヘッダと１６ビットのアドレスより構成
されている。従って３個のアドレスブロックは総８１個
ビットが必要とされるが、この８１ビットを探索するに
消費される時間は８１個フレームを探索するに消費され
る時間である約２．７秒に相応する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、２．７秒内
に８１個のフレームに対して画面探索を行えば細密な探
索は不可能で、またビデオテープのコントロールトラッ
クにあるアドレスの数は００００〜９９９９までであっ
て、探索する量が多くて探索時間も長くなり複雑な構成
のアドレス比較回路を採用しなければならないという問
題点があった。

【０００５】従って、本発明の目的は、８１ビットのア
ドレスコードブロック内に所定個数のサブアドレスコー
ドブロックを表示して８１フレーム内の動作画面をより
微細に探索でき、またメーンアドレスコード部分を先に
探索した後、サブアドレスコードを探索することによっ
て、探索時間を省けるビデオテープのフレーム探索方法
を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明はビデオテープで読み取った現在位置の
メーンアドレスとすでに記憶されていたり指定された基
準アドレスとを比較する過程と、前記メーンアドレスと
基準アドレスとを比較する過程で基準アドレスの値がコ
ントロールトラック上に現在占めているメーンアドレス
の値より大きければテープの進行方向にその基準アドレ
スを探索し、またコントロールトラック上に現在占めて
いるメーンアドレスの値が基準アドレス値より大きけれ
ばテープの逆進行方向にその基準アドレスを探索して基
準アドレスと現在のメーンアドレスがマッチングされた
かを判断する過程と、前記基準アドレスと現在のメーン
アドレスがマッチングされたかを判断する過程で基準ア
ドレスと現在のメーンアドレスがマッチングされていな
ければ前記ビデオテープで現在位置のメーンアドレスを
読み取る過程に復帰し、マッチングしていれば指定され
たサブアドレスを読み取ってこの指定されたサブアドレ
スが所定個数のサブアドレスブロック内にあるかを判断
する過程と、前記指定されたサブアドレスが所定個数の
サブアドレスブロック内にあるかを判断する過程で、指
定されたサブアドレスが所定個数のサブアドレスブロッ
ク内になければ前記ビデオテープで現在位置のメーンア
ドレスを読み取る過程に復帰し、所定個数のサブアドレ
スブロック内にあればサブアドレスを探索してマッチン
グ状態であるかを判断してマッチングされていなければ
サブアドレスを再び探索し、マッチングされていれば遂
行を終了する過程よりなされることを特徴とする。

【０００７】

【作用】本発明は、１．８秒に該当する５４個フレーム
内の詳細な動作画像（９個）が探索でき、メーンアドレ
スブロック部分を先に探索し、その次にサブアドレスブ
ロックを探索するのではるかに探索時間を省ける。

【０００８】

【実施例】以下、添付した図面を参照して本発明をより
詳細に説明する。

【０００９】図１は本発明によるビデオテープのフレー
ム探索方法を遂行するに適合したシステムブロック図で
ある。図１において、コントロールヘッド（ＣＴＬ Ｈ
ＥＡＤ）がビデオテープ上のコントロールトラックから
一連の信号を読み取ると、再生増幅部１０ではその信号
を増幅した後波形整形部２０に伝送する。この波形整形
部２０は、再生増幅部１０で増幅された信号を入力して
その増幅信号を整形化する。

【００１０】一方、デューティ比を検出して、それぞれ
“０”又は“１”であるかをデータ比較部４０で判断し
た後、そのデータを直列／並列バッファ部５０を通じて
マイクロプロセッサ６０に伝送する。このデューティ比
は、たとえば６０％時“０”、２７．５％時“１”の信
号が発生できる。この時、コントロールヘッドＣＴＬＨ
ＥＡＤを通じてビデオテープにデータを記録することを
制御するためには、マイクロプロセッサ６０に入力され
たデータの内容に従って相応する記録制御信号をタイミ
ング信号発生部７０に伝送して記録信号制御部８０と記
録信号増幅部９０を通過させる。

【００１１】タイミング信号発生部７０は、再生制御時
には“オフ”信号をスイッチＳＷに伝送する。上記のよ
うなシステムでビデオテープのアドレス位置を検出する
ことによって、このシステムを採用したビデオカメラは
多様な機能を行う。

【００１２】図２は本発明によるビデオテープのフレー
ム探索方法を図示したフローチャートである。

【００１３】図２において、ビデオテープの現在位置に
あるメーンアドレスを読み取った状態で（第１ステッ
プ）、すでに記憶されていたり指定された基準アドレス
とコントロールトラック上に現在占めているメーンアド
レスとを比較する（第２ステップ）。第２ステップです
でに記憶されていたり指定された基準アドレスの値がコ
ントロールトラック上に現在占めているメーンアドレス
より大きければテープの進行方向にその指定された基準
アドレスを探索し（第３ステップ）、またコントロール
トラック上に現在占めているメーンアドレスがすでに記
憶されていたり指定された基準アドレスを探索して（第
４ステップ）基準アドレスと現在メーンアドレスがマッ
チングされたかを判断する（第５ステップ）。

【００１４】第５ステップで基準アドレスと現在のメー
ンアドレスがマッチングされていなければ第１ステップ
に復帰し、マッチングされていれば指定されたサブアド
レスを読み取って（第６ステップ）、この指定されたサ
ブアドレスが所定個数（０≦指定されたサブアドレス≦
９）のサブアドレスブロック内になるかを判断する（第
７ステップ）。

【００１５】第７ステップで指定されたサブアドレスが
所定個数（０≦指定されたサブアドレス≦９）のサブア
ドレスブロック内になければ第１ステップに復帰し、所
定個数（０≦指定されたサブアドレス≦９）のサブアド
レスブロック内になれば移行してサブアドレスを探索す
る（第８ステップ）。

【００１６】第８ステップを行った後、現在のサブアド
レスと基準サブアドレスがマッチングされたかを判断し
て（第９ステップ）、マッチングされていなければ第８
ステップに復帰してサブアドレスを再び探索し、マッチ
ングされていれば遂行を完了する。

【００１７】図３は本発明によるフレーム探索方法を実
施するためにビデオテープのコントロールトラックに記
録したアドレスブロックの構成を示す。

【００１８】図３において、本発明によるアドレスブロ
ックは既存のアドレスブロック部分の３個分量分の代わ
りに１１ビットのメーンヘッダと１６ビットのメーンア
ドレス、そして６ビットサブアドレスブロックより詰め
る。この時、６ビットのサブアドレスブロックは図４に
示したように４ビットのサブアドレスコードと前後ビッ
トずつのヘッダとテイル（Ｔａｉｌ）ビットより構成さ
れる。このサブアドレスブロックは順次に１ずつ増加さ
れるアドレスであり、メーンヘッダとメーンアドレスブ
ロックの検出時間は総２７個ビットの０．９秒である。

【００１９】６ビットのサブアドレスブロックは検出時
間が０．２秒なので１．８秒内で９個のフレームがアド
レシングできる。従って、一応メーンアドレスを９９９
９番地まで指定した後、１つのアドレスブロック内のサ
ブアドレスコードを使用して細密なフレーム探索が可能
である。すなわち、９９９９個の探索数より９倍多い８
９９９１（９９９９×９＝８９９９１）個所が探索でき
る。

【００２０】一方、サブアドレスブロックをヘッダとテ
イルビットを含めて６ビットにした理由は、図４に示さ
れたサブアドレスブロックでのような４ビットのコード
であって、１６種類のアドレスを表せるので１．８秒内
ではサブアドレスブロックの大きさにより９個のみ指定
できる。

【００２１】このとき、サブアドレスブロックが３ビッ
トのときは８種類のアドレス値のみ指定できるが、時間
上（１．８秒）では１０種類アドレス値が指定可能にな
り非効率的であり、サブアドレスブロックが５ビットの
場合は３２種類のアドレスが指定できる反面、時間上
（１．８秒）で７種類のアドレス値が指定できるのでこ
れもやはり非効率的である。従って、その中間ビット大
きさである図４の４ビットコードフォーマットを用いる
のが一番経済的である。

【００２２】

【発明の効果】今まで述べてきたように、本発明は既存
の３個のアドレスブロック（８１個のフレーム分）内に
サブアドレスブロックを多数個おいて探索できる解像度
（ｒｅｓｏｌｕｔｉｏｎ）を高めるものであり、すなわ
ち１．８秒に該当する５４個フレーム内の詳細な動作画
面（９個）が探索でき、メーンアドレスブロック部分を
先に探索した後、その次のサブアドレスブロックを探索
するので探索時間もはるかに省ける。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるビデオテープのフレーム探索方法
を遂行するに適合した装置のブロック図である。

【図２】本発明によるビデオテープのフレーム探索方法
を説明するためのフローチャートである。

【図３】本発明によるビデオテープのフレーム探索方法
を実施するためにビデオテープのコントロールトラック
に記録された全体アドレスコードの構成図である。

【図４】本発明によるビデオテープのフレーム探索方法
を実施するためにビデオテープのコントロールトラック
に記録されたサブアドレスコードの構成図である。

【符号の説明】

１０ 再生増幅部 ２０ 波形整形部 ３０ デューティ比検出部 ４０ データ比較部 ５０ 直列／並列バッファ部 ６０ マイクロプロセッサ ７０ タイミング信号発生部 ８０ 記録信号制御部 ９０ 記録信号増幅部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ビデオテープで読み取った現在位置のメ
   ーンアドレスとすでに記憶されていたり指定された基準
   アドレスとを比較する過程と、 前記メーンアドレスと基準アドレスとを比較する過程で
   基準アドレスの値がコントロールトラック上に現在占め
   ているメーンアドレスの値より大きければテープの進行
   方向にその基準アドレスを探索し、またコントロールト
   ラック上に現在占めているメーンアドレスの値が基準ア
   ドレス値より大きければテープの逆進行方向にその基準
   アドレスを探索して基準アドレスと現在のメーンアドレ
   スがマッチングされたかを判断する過程と、 前記基準アドレスと現在のメーンアドレスがマッチング
   されているかを判断する過程で基準アドレスと現在のメ
   ーンアドレスがマッチングされていなければ前記ビデオ
   テープで現在位置のメーンアドレスを読み取る過程に復
   帰し、マッチングしていれば指定されたサブアドレスを
   読み取ってこの指定されたサブアドレスが所定個数のサ
   ブアドレスブロック内にあるかを判断する過程と、 前記指定されたサブアドレスが所定個数のサブアドレス
   ブロック内にあるかを判断する過程で、指定されたサブ
   アドレスが所定個数のサブアドレスブロック内になけれ
   ば前記ビデオテープで現在位置のメーンアドレスを読み
   取る過程に復帰し、所定個数のサブアドレスブロック内
   にあればサブアドレスを探索してマッチング状態である
   かを判断してマッチングされていなければサブアドレス
   を再び探索し、マッチングされていれば遂行を終了する
   過程よりなされることを特徴とするビデオテープのフレ
   ーム探索方法。
2. 【請求項２】 ビデオテープのコントロールトラックに
   対する画面探索がビデオテープのメーンアドレスの間に
   形成された多数のサブアドレスを探索することによって
   遂行されることを特徴とする請求項１記載のビデオテー
   プのフレーム探索方法。
3. 【請求項３】 前記サブアドレスは４ビットより構成さ
   れることを特徴とする請求項２記載のビデオテープのフ
   レーム探索方法。
4. 【請求項４】 前記サブアドレスには別途のヘッダビッ
   ト及びテイルビットが付加されることを特徴とする請求
   項３記載のビデオテープのフレーム探索方法。