JPH05159474A - 磁気記録方式および磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録方式および磁気記録再生装置

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Publication number
JPH05159474A
JPH05159474A JP32725891A JP32725891A JPH05159474A JP H05159474 A JPH05159474 A JP H05159474A JP 32725891 A JP32725891 A JP 32725891A JP 32725891 A JP32725891 A JP 32725891A JP H05159474 A JPH05159474 A JP H05159474A
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JP
Japan
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signal
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Application number
JP32725891A
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English (en)
Inventor
Hideaki Kosaka
英明 小坂
Kihei Ido
喜平 井戸
Masayuki Ota
雅之 太田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープなどの磁気記録媒体に回転ヘッド
を用いてディジタル信号を記録するための磁気記録方式
とその装置に関し、プリアンブル部後のデータブロック
においても確実に同期検出を行うことができ、確実なシ
ンボル同期とブロック区分を得られるようにすることを
目的とする。 【構成】 記録トラック中に、少なくとも、シンボルク
ロック再生のための第1の同期信号により区分される複
数個のデータブロックから構成されたデータ部と、この
データ部の前に配置され、前記第1の同期信号とは異な
るパターンからなる第2の同期信号により区分される複
数個のサブブロックから構成されたプリアンブル部とを
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープなどの磁気
記録媒体に回転ヘッドを用いてディジタル信号を記録す
るための磁気記録方式とその装置に関し、より詳しく
は、再生時にプリアンブル部直後のデータ部の先頭ブロ
ックについても確実に同期をとることのできる磁気記録
方式と磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転ヘッドを用いてディジタル信号の記
録再生を行う装置の記録方式においては、その記録フォ
ーマット中に、PLL(フェーズロックドループ)によ
ってデータのビット単位のクロック(チャンネルクロッ
ク)を再生するためのブロック(プリアンブル部)が設
けられている。
【0003】図5(b)に、従来のDAT(ディジタル
オーディオテープレコーダ)で採用されている記録フォ
ーマットの一部(メインエリア部分)を示す。図中、1
はプリアンブル部、2は同期信号によって区分された複
数個のデータブロックである。同図(c)は、図(b)
中のデータブロック2の詳細なデータ構成を示すもの
で、3は同期検出信号部、4はID部、5はIDパリテ
ィ、6はデータである。同図(a)はプリアンブル部1
の実際の記録データ波形を示し、また、同図(d1)(d
2)は同期信号部3の実際の記録データ波形を示すもの
である。
【0004】図6は、従来のDATにおける記録系の構
成を示す。図中、7は16ビットオーディオデータ入力
端子、8は信号処理回路、9はクロック生成回路、10
は変調器、11はプリアンブル・シンク・ID・パリテ
ィ生成回路、12はエリア信号入力端子、13はセレク
タ、14は記録データ出力端子である。
【0005】図7は、従来のDATにおける再生系の構
成を示す。図中、15はシリアル再生データ入力端子、
16はPLL回路、17は同期検出回路、18は復調
器、19は信号処理回路、20は16ビットオーディオ
データ出力端子である。
【0006】図8は、記録および再生時におけるデータ
と各クロックのタイミングチャートである。同図(a)
はチャンネルクロック、同図(b)はシンボルクロッ
ク、同図(c)はシンボルデータ、同図(d)は記録・
再生データを示す。
【0007】図9は、前記図7中の同期検出回路17の
具体的な回路例を示す。図中、21はチャンネルクロッ
ク入力端子、22は同期信号検出器、23は同期式2進
カウンタ、24は2入力NANDゲート、25は2入力
ANDゲート、26はシンボルクロック出力端子であ
る。また、図10は再生時のデータとシンボルクロック
のタイミングチャートを示し、同図(a)はシリアル再
生データ、同図(b)はその時のシンボルクロックであ
る。
【0008】図6および図5を参照して、記録時の動作
を説明する。図6において、オーディオデータ入力端子
7から入力された16ビットのオーディオデータは信号
処理回路8に入力され、図5(b)に示したフォーマッ
トのデータに変換され、クロック生成回路9から出力さ
れたシンボルクロックに同期した8ビットシンボルデー
タとなり、セレクタ13に送られる。
【0009】プリアンブル・シンク・ID・パリティ生
成回路11は、エリア信号入力端子12から入力されて
くるエリア信号がそれぞれプリアンブルエリア,シンク
エリア,IDエリア,パリティエリアを示す場合に、そ
れぞれの8ビットパラレル信号をセレクタ13に出力す
る。セレクタ13では、エリア信号がデータエリアを示
す場合には前記信号処理回路8からの出力を、また、そ
れ以外の場合には前記プリアンブル・シンク・ID・パ
リティ生成回路11からの出力をそれぞれ選択し、変調
器10に出力する。
【0010】変調器10は、セレクタ13より入力され
た8ビットパラレルデータを、前記エリア信号に応じ
て、10ビットのデータ信号あるいはシンク・ID・パ
リティ信号に変換し、クロック生成回路9から送られて
くるチャンネルロックに同期して、記録データ出力端子
14より出力する。この時、プリアンブル部1には、図
5(a)に示したチャンネルクロックの1/2の周期で
反転する信号が記録され、また、同期信号部3には、図
5(d1)あるいは(d2)に示した同期信号が記録さ
れる。
【0011】次ぎに、図7および図5を参照して、再生
時の動作を説明する。図7において、再生データ入力端
子15から入力されたシリアル再生データは、PLL回
路16、同期検出回路17および復調器18にそれぞれ
入力される。PLL回路16は、図5(a)に示したプ
リアンブル部の記録信号からチャンネルクロック(図8
(a))を再生し、この再生したチャンネルクロックを
同期検出回路17および復調器18に出力する。
【0012】同期検出回路17は、シンボルクロック
(図8(b))を生成し、復調器18および信号処理回
路19に送る。復調器18は、再生データ入力端子15
から入力された10ビットのシリアル再生データを、シ
ンボルクロックによりシンボル単位の符号に分け、8ビ
ットのパラレルシンボルデータに復調する。
【0013】次に、図9の同期検出回路の動作を説明す
る。図9において、チャンネルクロック入力端子21に
入力されたチャンネルクロックは、同期信号検出回路2
2および同期式2進カウンタ23に入力される。同期式
2進カウンタ23は、このチャンネルクロックの立ち上
がりをカウントする。NANDゲート24は、カウンタ
23の出力QA とQD が共に“H”の時、すなわちカウ
ンタ23のカウント値が「9」の時のみ“L”を出力
し、その他の場合には“H”を出力する。
【0014】同期信号検出器22は、再生データ入力端
子15から入力されたシリアル再生データをチャンネル
クロックの立ち上がりで順次シフトし、シフト回路のパ
ラレルビットパターンが図5(d1)または(d2)に
示した同期信号と同じパターンになった場合にのみ
“L”を出力し、それ以外の場合には“H”を出力す
る。
【0015】従って、ANDゲート25は、NANDゲ
ート24および同期信号検出器22のどちらかが“L”
の場合に“L”を出力し、同期式2進カウンタ23をリ
セットすると同時に、この“L”をシンボルクロックと
してシンボルクロック出力端子26から出力する。この
場合において、図10(b)に示すように、シンボルク
ロックはデータブロックの同期信号が再生されるまでは
不定となり、同期信号が再生された時に初めて1チャン
ネルクロック幅のシンボルクロックが出力され、それ以
降においては、10チャンネルクロック毎に1チャンネ
ルクロック幅のシンボルクロックが出力される。
【0016】なお、一旦同期信号が検出された後は、同
期信号の欠落に対してブロック区分の判断誤りを防止す
るため、シンボルクロックによってカウントされる1ブ
ロック周期のリングカウンタを用いた同期保護がかけら
れる。
【0017】以上のようにして復調器18で復調された
データは、テープ走行変動やドラム回転ジッタ等による
時間軸変動があるので、信号処理処理回路19におい
て、PLL系のシンボルクロックによって一旦メモリに
蓄えられた後、水晶系のクロックで読み出すことにより
時間軸変動の吸収処理が行われる。その際、メモリへの
書き込みに対してアドレスを設定する必要があるが、シ
ンボルアドレスは、前記同期信号毎にリセットされるカ
ウント値により決定され、ブロックアドレスは記録フォ
ーマット中のID部(図5(c))に記録されたブロッ
クアドレス情報に従って設定される。
【0018】従って、テープ上に記録されたブロックア
ドレス情報は信頼度の高いものである必要があり、ID
パリティに異常がない時にのみブロックアドレス情報を
有効とする構成となっている。なお、ブロックアドレス
情報が正しく再生されないときのために、同期信号情報
によりブロックアドレスをカウントアップするように保
護がかけられている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気記録再生装
置の場合、図5(b)(c)に明らかななように、プリ
アンブル部後のデータブロックの同期検出信号部におい
て1チャンネル幅のシンボルクロックを同期検出しなけ
ればならず、この同期検出が行えない場合には、シンボ
ル同期およびブロックの区分が行えないという問題があ
った。
【0020】さらに、時間軸変動の吸収処理に対して
は、プリアンブル部直後のデータブロックについて、前
記同期検出のみならず、IDパリティまでの4シンボル
のデータが正しく再生されなければブロックアドレスの
設定が不可能であり、プリアンブル部直後のデータブロ
ックの全データを正確にメモリに書き込めないという問
題があった。
【0021】本発明は、前記のような問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、プリ
アンブル部後のデータブロックにおいても確実に同期検
出を行うことができ、確実なシンボル同期とブロック区
分を得られるととともに、時間軸変動吸収用のメモリへ
のアドレスの設定も確実に行うことのできる磁気記録方
式と磁気記録再生装置を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の磁気記録方式は、記録トラック中に、少な
くとも、シンボルクロック再生のための第1の同期信号
により区分される複数個のデータブロックから構成され
たデータ部と、このデータ部の前に配置され、前記第1
の同期信号とは異なるパターンからなる第2の同期信号
により区分される複数個のサブブロックから構成された
プリアンブル部とを形成したことを特徴とするものであ
る。
【0023】また、前記プリアンブル部をデータブロッ
クと同一ブロック長とするとともに、プリアンブル部内
のサブブロックをデータ部のデータブロックのm分の1
の長さ(m;1以上の整数)に構成し、各サブブロック
には前記第2の同期信号とアドレス情報とパリティ情報
を記録するようにしたことを特徴とするものである。
【0024】また、再生時のプリアンブル部のパリティ
信号処理により生じる時間差を考慮してプリアンブル部
のアドレス情報を設定するようにしたことを特徴とする
ものである。
【0025】さらに、本発明の磁気記録再生装置は、再
生されたプリアンブル部のアドレス情報にパリティ誤り
がない場合にのみ、当該アドレス情報中のシンボルアド
レスとブロックアドレスをシンボルアドレスカウンタと
ブロックアドレスカウンタにプリセットするように構成
したことを特徴とするするものである。
【0026】
【作用】本発明の場合、データ部の先頭ブロックで同期
検出を行う前に、その前のプリアンブル部において第2
の同期信号を用いて確実に同期検出を行うことができ
る。従って、プリアンブル部直後のデータブロックにつ
いても引き続いて確実に同期検出を行うことができ、確
実なシンボル同期とブロック区分を行うことが可能とな
る。また、再生時のパリティ信号処理による時間差を考
慮してプリアンブル部のアドレス情報を設定することに
より、プリアンブル部に記録したアドレス情報によって
データ部の先頭ブロックのアドレス情報をプリセットす
ることができる。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
き説明する。図1(a)は、本発明の磁気記録方式によ
る記録フォーマットを示し、トラックの先頭位置にマー
ジン部が配置され、次にPLLによる再生クロックの生
成を安定させるまでの時間を確保するプリアンブル部、
その次にPCM音声等を記録するためのデータ部が設け
られている。データ部の後ろ側には、データを重ね書き
(オーバーライト)する際に以前のデータを完全に消す
ためのポストアンブル部が設けられ、最後にマージン部
が配置されている。
【0028】図1(b)は、同図(a)中のプリアンブ
ル部の詳細なデータ構成を示す。プリアンブル部は、m
個(m;1以上の整数)のサブブロックの繰り返しから
なる。従って、各サブブロックのブロック長はm分の1
ブロック(=nシンボル)からなる。各サブブロックに
は、サブブロックを区分する第2の同期信号であるシン
クII信号、プリアンブル部であることを示すブロックア
ドレス、サブブロック中の情報の位置を示すシンボルア
ドレス、前記ブロックアドレスとシンボルアドレスが正
しく再生されたか否かを判定するためのパリティ信号、
およびサブブロックの長さをm分の1ブロックに調整す
るためのダミー信号から構成されている。
【0029】図1(c)は、同図(a)中のデータ部の
データブロックについての詳細なデータ構成を示す。デ
ータブロックは、各データブロックを区分する第1の同
期信号であるシンクI信号、各ブロックのメモリへの書
き込み時のアドレスを示すブロックアドレス、IDデー
タ、およびブロックアドレスとIDデータが正しく再生
されたかを否かを判定するためのパリティ信号、および
PCM音声等のデータより構成されている。
【0030】図2は、本発明の磁気記録方式を適用して
構成した磁気記録再生装置における記録系の一実施例を
示す。図2において、7は16ビットオーディオデータ
入力端子、8は入力信号を変調回路で扱える信号形式に
変換する信号処理回路、9はチャンネルクロックやシン
ボルクロックを生成するクロック生成回路、36は変調
器、37はシンクI・ブロックアドレス・ID・パリテ
ィ生成回路、59はシンクII・シンボルアドレス・ブロ
ックアドレス・パリティ・ダミー生成回路(以下、サブ
ブロック生成回路と称す)、12はブロック内のデータ
の区分(マージン、アンブル、データ)を示すエリア信
号を入力するエリア信号入力端子、13aはエリア信号
に従って信号処理回路8の出力とシンクI・ブロックア
ドレス・ID・パリティ生成回路37の出力のいずれか
を選択するセレクタ、13bはエリア信号に従って13
aより出力されるデータ部の記録信号とサブブロック生
成回路59の出力のいずれかを選択するセレクタ、14
は記録データ出力端子である。
【0031】次に、前記図1および図2を参照して、記
録時の動作を説明する。まず、図1の記録フォーマット
のうち、図1(c)のデータ部は次のようにしてフォー
マッティングされる。すなわち、図2において、オーデ
ィオデータ入力端子7から入力された16ビットデータ
は、信号処理回路8において誤り訂正符号化処理が行わ
れた後、クロック生成回路9から入力されたシンボルク
ロックに同期した8ビットパラレルデータとなってセレ
クタ13aに出力される。
【0032】一方、シンクI・ブロックアドレス・ID
・パリティ生成回路37は、前記シンボルクロックに従
って、各ブロックの先頭位置からシンクI,ブロックア
ドレス,ID,パリティの順にセレクタ13aへ出力す
る。セレクタ13aは、各データブロックの先頭から4
シンボル期間は、このシンクI・ブロックアドレス・I
D・パリティ生成回路37の出力を選択し、それ以降の
期間では信号処理回路8からの出力をそれぞれ選択し、
セレクタ13bへ出力する。これにより、データ部は図
1(c)に示すようにフォーマットされる。
【0033】さらに、図1の記録フォーマットのうち、
図1(b)に示すプリアンブル部は次のようにしてフォ
ーマッテングされる。すなわち、図2のサブブロック生
成回路59において、シンボルクロックとエリア信号に
従って、プリアンブル部の先頭からシンクII、シンボル
アドレス、ブロックアドレス、パリティ、ダミー信号の
順にセレクタ13bへ繰り返し出力する。これより、プ
リアンブル部は図1(b)に示すようにフォーマットさ
れる。
【0034】なお、前記プリアンブル部のシンボルアド
レスに関しては、後述する再生時のパリティ信号処理に
おけるシンボルアドレス読み取り時の時間的ずれを考慮
して、シンボルアドレス生成カウンタの値を正しいアド
レス値からその分だけずらして設定するようにしてい
る。また、ダミー信号は、サブブロックの長さをm分の
1ブロック(m;1以上の整数)に調整するための冗長
信号である。
【0035】図2のセレクタ13bは、エリア信号がデ
ータ部を指示する場合に、信号処理回路8の出力を選択
し、それ以外の場合には、サブブロック生成回路59の
出力を選択して、変調器36へ出力する。変調器36
は、セレクタ13bの出力をクロック生成回路9より送
られてくるチャンネルクロックに同期したシリアルデー
タとして記録データ出力端子14より出力する。このよ
うにして、図1に示した記録フォーマットで各信号が記
録される。
【0036】図3は、本発明の磁気記録方式を適用して
構成した磁気記録再生装置における再生系の一実施例を
示すブロック図である。図3において、15はシリアル
再生データ入力端子、36はPLL回路16からのチャ
ンネルクロックに従ってシリアル再生データを10ビッ
トのパラレルデータに変換するシリアル/パラレル(S
/P)変換器、39はチャンネルクロックに従ってシリ
アル/パラレル変換器38から送られてくるパラレルデ
ータから同期信号を検出する同期検出回路、40は復調
器、19は復調後の信号を一旦内蔵のTBC(タイムベ
ースコレクタ)メモリに格納し、誤り訂正処理を行った
後、16ビットのオーディオデータに変換して出力する
信号処理回路、20はオーディオデータ出力端子であ
る。
【0037】図4は、図3中のシリアル/パラレル変換
器38、同期検出回路39、復調器40および信号処理
回路19の一部(TBCメモリ部分)の具体的な回路例
を示す。図中、21はチャンネルクロック入力端子、1
5はシリアル再生データ入力端子、38はシリアル/パ
ラレル(S/P)変換器、41はプリアンブル部に記録
された第2の同期信号(シンクII)を検出するシンクII
検出器、42はデータ部に記録された第1の同期信号
(シンクI)を検出するシンクI検出器、43は3入力
ANDゲート、44はチャンネルクロックよりシンボル
クロックを生成するためのシンボルクロック生成カウン
タ、45は2入力NANDゲートである。
【0038】46はデータ部の各データブロックのパリ
ティチェックを行うパリティチェックI回路、47はプ
リアンブル部の各サブブロックのパリティチェックを行
うパリティチェックII回路、48はシンボルアドレスを
カウントするシンボルアドレスカウンタ、49は同期保
護回路、50は復調された8ビットのデータの出力タイ
ミングを調整するラッチ回路、51はブロックアドレス
をカウントするブロックアドレスカウンタ、52は2入
力ANDゲート、53はTBCメモリ回路である。
【0039】次に、前記図3を参照して、再生時の動作
を説明する。なお、図3中のPLL回路16の動作は従
来(図7)と同じであるので、その説明は省略する。シ
リアル/パラレル変換器38は、PLL回路16から出
力されるチャンネルクロックに同期して、再生データ入
力端子15から入力されたシリアル再生データを10ビ
ットのパラレル変調データに変換し、同期検出回路39
および復調器40に出力する。
【0040】同期検出回路39は、シリアル/パラレル
変換器38からの10ビットパラレル変調データおよび
PLL回路16からのチャンネルクロックに基づいて、
シンボル区分を行うためのシンボルクロックを生成し、
復調器40および信号処理回路19に出力する。復調器
40は、シリアル/パラレル変換器38より出力された
10ビットパラレル変調データを、同期検出回路39か
らのシンボルクロックによりシンボル単位の符号に分
け、8ビットのシンボルデータに復調する。
【0041】信号処理回路19は、復調器40からの8
ビットシンボルデータを内蔵のTBCメモリに格納して
時間軸の変動を吸収するとともに、誤り訂正を行った
後、元の16ビットのオーディオデータに逆変換してオ
ーディオデータ出力端子20から出力する。
【0042】次に、図4を参照して、シリアル/パラレ
ル変換器38からTBCメモリ回路53までの詳細な動
作を説明する。図4において、チャンネルクロック入力
端子21より入力されたチャンネルクロックは、シリア
ル/パラレル変換器38およびシンボルクロック生成カ
ウンタ44に送られる。また、シリアル再生データ入力
端子15より入力されたシリアル再生データは、シリア
ル/パラレル変換器38に入力され、チャンネルクロッ
クの立ち上がり位置で順次シフトされ、10ビットのパ
ラレルデータとなり、シンクII信号検出器41、シンク
I信号検出器42および復調器40に出力される。
【0043】一方、シンボルクロック生成カウンタ44
は、チャンネルクロックの立ち上がりをカウントし、3
入力ANDゲート43の出力が“L”、すなわちシンク
I信号もしくはシンクII信号が検出されたとき、あるい
は、2入力NANDゲート45が“L”、すなわちシン
ボルクロック生成カウンタ44のカウント値が“9”と
なったときに、そのカウント値をリセットすることによ
り、チャンネルクロックの10分の1周期からなるシン
ボルクロックを生成し、シンボルアドレスカウンタ4
8、パリティチェックII回路47、パリティチェックI
回路46、復調器40およびラッチ回路50へそれぞれ
出力する。
【0044】なお、回転ヘッド式の磁気記録再生装置で
は、テープから読み取られる再生信号がバースト的であ
るため、バーストごとにPLLのロックが一旦外れてし
まい、図1(a)の記録フォーマットのマージン部から
プリアンブル部の先頭位置までは、再生データとシンボ
ルクロックの関係が非同期状態になっている。そこで、
本発明では、PLLがロックしたプリアンブル部におい
てシンボル同期をとるようにするため、シンクII検出器
41において前記10ビットパラレルデータがシンクII
信号と判断された場合にのみ、3入力ANDゲート43
を通してシンボルクロック生成カウンタ44をリセット
し、シンボル同期をとるようにしている。
【0045】しかし、プリアンブル部のデータは信号が
正常に再生された直後のデータであり、再生データの誤
りが多い。そこで、本発明では、シンボル同期をとるこ
とのできるシンクII信号によって区分されるサブブロッ
クを複数個設けることによりこれに対処している。この
ように、複数のサブブロックを設けることにより、いず
れかのサブブロックの同期信号によって必ず同期をとる
ことが可能となる。る。
【0046】以上のようにしてプリアンブル部において
シンボル同期がとられることにより、プリアンブル部に
記録されているブロックアドレス、シンボルアドレス、
パリティの3つの情報を復調器40で正常に復調するこ
とが可能となる。この再生した3つの情報に誤りがなけ
れば、パイティチェックII回路47からシンボルアドレ
スカウンタ48に対して、ラッチ回路50にラッチされ
ているシンボルアドレスデータをロードするためのロー
ドパルスが出力される。その結果、シンボルアドレスカ
ウンタ48はブロック同期が可能となる。
【0047】なお、シンボルアドレスカウンタ48はn
シンボルのリングカウンタであり、シンボルアドレスカ
ウンタ48にロードするシンボルアドレスデータは、デ
ータ部に記録されているシンクI信号が先頭シンボルと
なるようにセットする必要がある。したがって、予めプ
リアンブル部のアドレス部に記録しておくシンボルアド
レス情報はこの条件を満たすように配慮しておく必要が
ある。
【0048】本発明においては、再生された情報が正し
いと判断された場合にのみシンボルアドレスカウンタ4
8に対してシンボルアドレス情報をロードするように構
成しているため、シンボルアドレスを再生した後、それ
が正しいアドレス情報であると判断され、シンボルアド
レスカウンタ48にシンボルアドレスデータがロードさ
れるまでの間に、少なくとも2シンボルの遅延が生じ
る。そこで、ブリアンブル部のアドレス記録時に、この
2シンボルの遅延分だけシンボルアドレスをずらせて記
録しておけば、再生したシンボルアドレスデータを修正
することなくそのままシンボルアドレスカウンタ48へ
のロードデータとして用いることが可能となる。
【0049】以上のようにして、本発明では、シンボル
アドレスカウンタ48はデータ部のシンクI信号が入力
される前に正常なリングカウンタの状態にプリセットさ
れ、シンクI信号の誤検出や欠落に対しても同期保護回
路49が正常に動作し、同期保護がかかるようにセット
される。従って、データ部の先頭ブロックのシンクI信
号が欠落しても、シンボルアドレスカウンタ48にセッ
トされているシンボルアドレスデータは正しい値である
ので、引き続いて同期保護回路49より出力される信号
をデータ部のシンクI信号とみなして用いることができ
る。
【0050】さらに、パリティチェックII回路47より
ロードパルスが出力されるのは、プリアンブル部のシン
クII信号が検出され、しかも、プリアンブル部の記録情
報にパリティ誤りがない場合のみであるから、予めプリ
アンブル部のブロックアドレス情報として、データ部の
先頭ブロックに記録されているブロックアドレスより1
つ前のブロックアドレスを記録しておき、このブロック
アドレス情報をゲート52を介したパリティチェックII
回路47からのロードパルスによってブロックアドレス
カウンタ51にセットすることにより、プリアンブル部
直後のデータ部の先頭ブロックのためのブロックアドレ
スのプリセットが可能となる。
【0051】上記プリアンブル部の再生処理の後、処理
がデータ部へ移ると、以後は従来と同様の動作がなさ
れ、シンクI検出器42でデータ部のシンクI信号を検
出した場合に、同期保護回路49を介してシンボルクロ
ック生成カウンタ44およびシンボルアドレスカウンタ
48がリセットされ、データ部でのブロック毎のシンボ
ル同期が実現される。
【0052】また、パリティチェックI回路46では、
データ部の各データブロックに記録されたブロックアド
レス、ID、パリティが正しく再生された場合にのみ、
ゲート52を通してロードパルスをブロックアドレスカ
ウンタ51へ送り、ラッチ回路50にラッチされている
ブロックアドレスをブロックアドレスカウンタ51に読
み込む。
【0053】なお、前記した実施例は、8ビットのデー
タを10ビットの符号に変換する8−10変換符号を用
いた場合を例に採って説明したが、他のビット数のデー
タおよび他の変換符号に対しても本発明を適用できるこ
とは勿論である。
【0054】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明の磁気記録方式によるときは、記録トラック中
に、少なくとも、シンボルクロック再生のための第1の
同期信号により区分される複数個のデータブロックから
構成されたデータ部と、このデータ部の前に配置され、
前記第1の同期信号とは異なるパターンからなる第2の
同期信号により区分される複数個のサブブロックから構
成されたプリアンブル部とを形成したので、プリアンブ
ル部において確実にシンボル同期やブロック同期をとる
ことができ、プリアンブル部直後のデータブロックから
データを確実に再生することができる。
【0055】また、プリアンブル部をデータブロックと
同一ブロック長とするとともに、プリアンブル部内のサ
ブブロックをデータブロックのm分の1の長さに構成
し、各サブブロックには第2の同期信号とアドレス情報
とパリティ情報を記録するようにしたので、データ部再
生のための回路をそのままプリアンブル部のデータ再生
にも利用することができ、装置の構成を簡潔にすること
ができる。
【0056】また、再生時のプリアンブル部のパリティ
信号処理により生じる時間差を考慮してプリアンブル部
のアドレス情報を設定するようにしたので、データ部の
先頭ブロックのアドレス情報をプリセットすることがで
きるとともに、時間軸変動吸収用のメモリへのアドレス
設定も確実に行うことができる。
【0057】さらに、本発明の磁気記録再生装置による
ときは、再生されたプリアンブル部のアドレス情報にパ
リティ誤りがない場合にのみ、当該アドレス情報中のシ
ンボルアドレスとブロックアドレスをシンボルアドレス
カウンタとブロックアドレスカウンタにプリセットする
ように構成したので、プリアンブル部後のデータブロッ
クにおいて確実な同期検出を行うことができ、正確なシ
ンボル同期とブロック区分を行うことができるととも
に、時間軸変動吸収用のメモリへのアドレス設定も確実
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録方式の記録フォーマットを示
す図である。
【図2】本発明方式を適用して構成した磁気記録再生装
置における記録系の一実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明方式を適用して構成した磁気記録再生装
置における再生系の一実施例を示すブロック図である。
【図4】図3中のシリアル/パラレル検出器、同期検出
器および復調器の一部分の具体的な回路例を示す図であ
る。
【図5】従来のDATにおける記録フォーマットの一部
(メインエリア部分)を示す図である。
【図6】従来の磁気記録再生装置の記録系の構成を示す
ブロック図である。
【図7】従来の磁気記録再生装置の再生系の構成を示す
ブロック図である。
【図8】従来の磁気記録再生装置の記録および再生時に
おけるデータと各ブロックのタイミングチャートであ
る。
【図9】図7中の同期検出回路の具体的な回路例を示す
図である。
【図10】従来の磁気記録再生装置の再生時におけるデ
ータとシンボルクロックのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 プリアンブル部 2 データブロック 13a セレクタ 13b セレクタ 37 シンクI・ブロックアドレス・ID・パリティ
生成回路 39 同期検出回路 41 シンクII検出器 42 シンクI検出器 44 シンボルクロック生成カウンタ 46 パリティチェックI回路 47 パリティチェックII回路 48 シンボルアドレスカウンタ 51 ブロックアドレスカウンタ 53 TBCメモリ回路 59 サブブロック生成回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープなどの磁気記録媒体に回転ヘ
    ッドを用いてディジタル信号を記録する磁気記録方式に
    おいて、 記録トラック中に、少なくとも、シンボルクロック再生
    のための第1の同期信号により区分される複数個のデー
    タブロックから構成されたデータ部と、このデータ部の
    前に配置され、前記第1の同期信号とは異なるパターン
    からなる第2の同期信号により区分される複数個のサブ
    ブロックから構成されたプリアンブル部とを形成したこ
    とを特徴とする磁気記録方式。
  2. 【請求項2】 前記プリアンブル部をデータブロックと
    同一ブロック長とするとともに、プリアンブル部内のサ
    ブブロックをデータ部のデータブロックのm分の1の長
    さ(m;1以上の整数)に構成し、各サブブロックには
    前記第2の同期信号とアドレス情報とパリティ情報を記
    録するようにしたことを特徴とする請求項1記載の磁気
    記録方式。
  3. 【請求項3】 再生時のプリアンブル部のパリティ信号
    処理により生じる時間差を考慮してプリアンブル部のア
    ドレス情報を設定することを特徴とする請求項2記載の
    磁気記録方式。
  4. 【請求項4】 前記磁気記録方式により記録された磁気
    テープなどの磁気記録媒体を再生するための磁気記録再
    生装置であって、 再生されたプリアンブル部のアドレス情報にパリティ誤
    りがない場合にのみ、当該アドレス情報中のシンボルア
    ドレスとブロックアドレスをシンボルアドレスカウンタ
    とブロックアドレスカウンタにプリセットするように構
    成したことを特徴とする磁気記録再生装置。
JP32725891A 1991-12-11 1991-12-11 磁気記録方式および磁気記録再生装置 Pending JPH05159474A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6209117B1 (en) 1997-11-21 2001-03-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for canceling abnormal synchronization signal

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6209117B1 (en) 1997-11-21 2001-03-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for canceling abnormal synchronization signal

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