JPH0515910U - X線ct装置 - Google Patents
X線ct装置Info
- Publication number
- JPH0515910U JPH0515910U JP6482691U JP6482691U JPH0515910U JP H0515910 U JPH0515910 U JP H0515910U JP 6482691 U JP6482691 U JP 6482691U JP 6482691 U JP6482691 U JP 6482691U JP H0515910 U JPH0515910 U JP H0515910U
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- tube temperature
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャリブレーションファイルの調整に含まれ
るX線管温度の差による誤差を小さく出来るX線CT装
置を提供する。 【構成】 X線管温度が所定温度に達するのに要するス
キャン数/クーリング時間を計算するスキャン数/クー
リング時間計算部4と、その計算結果によるスキャン/
クーリングを実行したのちにキャリブレーションファイ
ルの作成を行なうキャリブレーション部5と、前記計算
結果によるスキャン/クーリングを実行したのちにウォ
ームアップデータを取得するウォームアップ部6とを備
える。 【効果】 キャリブレーションファイルの作成とウォー
ムアップデータの取得を、X線管温度の設定を同じにし
て行なえるため、キャリブレーションファイルの調整に
含まれるX線管温度の差による誤差が小さくなる。この
ため、画質が向上する。また、X線管温度の設定を通常
のスキャンのときのX線管温度にし、通常のスキャンに
即した高精度なキャリブレーションファイルの作成が可
能となる。
るX線管温度の差による誤差を小さく出来るX線CT装
置を提供する。 【構成】 X線管温度が所定温度に達するのに要するス
キャン数/クーリング時間を計算するスキャン数/クー
リング時間計算部4と、その計算結果によるスキャン/
クーリングを実行したのちにキャリブレーションファイ
ルの作成を行なうキャリブレーション部5と、前記計算
結果によるスキャン/クーリングを実行したのちにウォ
ームアップデータを取得するウォームアップ部6とを備
える。 【効果】 キャリブレーションファイルの作成とウォー
ムアップデータの取得を、X線管温度の設定を同じにし
て行なえるため、キャリブレーションファイルの調整に
含まれるX線管温度の差による誤差が小さくなる。この
ため、画質が向上する。また、X線管温度の設定を通常
のスキャンのときのX線管温度にし、通常のスキャンに
即した高精度なキャリブレーションファイルの作成が可
能となる。
Description
【0001】
この考案は、X線CT装置に関し、さらに詳しくは、データ収集系で収集した X線データをキャリブレーション(Calibration)ファイルのデータに基づいて 補正して画像を生成するX線CT装置に関する。
【0002】
X線CT装置では、データ収集系で収集したX線データをキャリブレーション ファイルのデータに基づいて補正して画像を生成している。前記キャリブレーシ ョンファイルの作成は、ユーザの使用に先立って、サービスマンが行なっている 。
【0003】 前記キャリブレーションファイルのデータは、毎日、ユーザがウォームアップ スキャンを実行して得られるウォームアップデータによって調整される。
【0004】 例えば、キャリブレーションファイルの各thickness ごとのAir−DAS( data acquisition system)カウントについてのデータCthは、次式のように調 整される。 調整後のCth=(W10/C10)・Cth ただし、C10は、キャリブレーションファイルの thickness=10mmでのAi
r −DASカウントのデータ,W10は、thickness=10mm でのAir−DASカウ ントのウォームアップデータである。
r −DASカウントのデータ,W10は、thickness=10mm でのAir−DASカウ ントのウォームアップデータである。
【0005】 このような調整は、前記データCth,ウォームアップデータW10がX線管,フ ィルタ,ディテクタなどのデータ収集系の状態に応じて変わることから、キャリ ブレーションファイルの作成後におけるデータ収集系の経時変化による誤差を除 去するために行なわれている。
【0006】 ところが、データ収集時のX線管温度の差によっても前記データCth,ウォー ムアップデータW10が変わるので、キャリブレーションファイルの作成時とウォ ームアップデータの取得時のX線管温度をなるべく一致させることが望ましい。
【0007】 そこで、ウォームアップデータの取得時には、毎日、ユーザがX線管の冷えた 状態から一定数のスキャンを実行したのちに(このときのX線管温度をTwとす る)、ウォームアップデータを取得している。つまり、毎日、ほぼ一定のX線管 温度Twにしてウォームアップデータを取得している。
【0008】 そして、キャリブレーションファイルの作成時には、前記X線管温度Twにほ ぼ等しくなると考えられるスキャン数をサービスマンが経験から算出し、そのス キャンを実行したのちに(このときのX線管温度をTcとする)、キャリブレー ションファイルの作成を行なっている。
【0009】
上記従来のX線CT装置では、サービスマンの経験に基づいてキャリブレーシ ョンファイルの作成を行なっている。このため、サービスマン個々により、作成 されるキャリブレーションファイルの精度が異なる問題点がある。
【0010】 また、X線管温度TcとX線管温度Twとが一致する保証がないので、キャリ ブレーションファイルの調整にX線管温度の差による誤差が含まれる問題点があ る。
【0011】 そこで、この考案の目的は、サービスマン個々によらず精度の揃ったキャリブ レーションファイルの作成が可能であると共に、キャリブレーションファイルの 調整に含まれるX線管温度の差による誤差を小さく出来るX線CT装置を提供す ることにある。
【0012】
この考案のX線CT装置は、X線管温度が所定温度に達するのに要するスキャ ン数/クーリング時間を計算するスキャン数/クーリング時間計算手段と、その 計算結果によるスキャン/クーリングを実行したのちにキャリブレーションファ イルの作成を行なうキャリブレーション手段と、前記計算結果によるスキャン/ クーリングを実行したのちにウォームアップデータを取得するウォームアップ手 段とを具備したことを構成上の特徴とするものである。
【0013】
この考案のX線CT装置では、スキャン数/クーリング時間計算手段が、X線 管温度が所定温度に達するのに要するスキャン数/クーリング時間を計算する。 その計算結果によるスキャン/クーリングを実行したのちに、キャリブレーショ ン手段がキャリブレーションファイルの作成を行なう。このため、サービスマン 個々の経験によらず精度の揃ったキャリブレーションファイルの作成が可能とな る。
【0014】 また、前記計算結果によるスキャン/クーリングを実行したのちに、ウォーム アップ手段がウォームアップデータを取得する。そこで、キャリブレーションフ ァイルの作成とウォームアップデータの取得を、X線管温度の設定を同じにして 行なうことが出来るため、キャリブレーションファイルの調整に含まれるX線管 温度の差による誤差が小さく出来る。
【0015】 また、前記所定温度を、通常のスキャンを実行するときのX線管温度に設定す ることにより、通常のスキャンに即した高精度なキャリブレーションファイルの 作成が可能となる。
【0016】
以下、図に示す実施例に基づいてこの考案をさらに詳細に説明する。なお、こ れによりこの考案が限定されるものではない。 図1は、この考案のX線CT装置の一実施例の要部ブロック図である。 このX線CT装置1は、スキャン制御部2が制御して、データ収集部3でスキ ャンを行なう。データ収集部3には、例えばX線管X,フィルタF,ディテクタ Dが属している。
【0017】 また、このX線CT装置1は、X線管温度が所定温度に達するのに要するスキ ャン数/クーリング時間を計算するスキャン数/クーリング時間計算部4と、そ の計算結果によるスキャン/クーリングを実行したのちにキャリブレーションフ ァイルの作成を行なうキャリブレーション部5と、前記計算結果によるスキャン /クーリングを実行したのちにウォームアップデータを取得するウォームアップ 部6とを具備している。
【0018】 次に、キャリブレーションファイルの作成について、図2のフローチャートを 参照して説明する。
【0019】 ステップS1にて、オペレータからのキャリブレーションファイル作成要求を 受けて、キャリブレーション部5がスキャン数/クーリング時間の計算要求をス キャン数/クーリング時間計算部4へ出力する。
【0020】 ステップS2にて、前記スキャン数/クーリング時間の計算要求を受けて、ス キャン数/クーリング時間計算部4が、図3のフローチャートに示すように、現 時点でのX線管温度Tが通常のスキャンを実行するときのX線管温度Tsに上昇 /下降するのに要するスキャン数/クーリング時間を計算する。
【0021】 すなわち、ステップS21にて、スキャン数M=0,クーリング時間=0に初 期化する。 ステップS22にて、現時点でのX線管温度Tを検出して通常のスキャンを実 行するときのX線管温度Tsと比較する。
【0022】 X線管温度T≧X線管温度Tsのときは、ステップS23にて、X線管温度T からX線管温度Tsまで下降するのに要するクーリング時間を計算する。そして 、その計算結果をキャリブレーション部5へ出力する。ただし、X線管温度T= X線管温度Tsのときは、クーリング時間=0のままである。
【0023】 また、X線管温度T<X線管温度Tsのときは、ステップS24にて、スキャ ン数M=M+1としてステップS25に進む。
【0024】 ステップS25にて、スキャン後のX線管温度Tmを計算する。 ステップS26にて、計算したスキャン後のX線管温度TmとX線管温度Ts とを比較する。
【0025】 X線管温度Tm≧X線管温度Tsのときは、スキャン数Mをキャリブレーショ ン部5へ出力する。 また、X線管温度Tm<X線管温度Tsのときは、ステップS27にて、次の スキャンまでのデレイを考慮し、そのデレイ後のX線管温度を計算する。 そして、ステップS24〜を繰り返し、スキャン後のX線管温度Tm≧X線管 温度Tsとなったところで、スキャン数Mをキャリブレーション部5へ出力する 。
【0026】 図2に戻って、ステップS3にて、上記のようなスキャン数/クーリング時間 計算部4からの計算結果を受けて、キャリブレーション部5がスキャン制御部2 へ前記計算結果によるスキャン/クーリングの実行要求を出力する。
【0027】 ステップS4にて、前記計算結果によるスキャン/クーリングの実行要求を受 けて、スキャン制御部2がデータ収集部3に前記計算結果によるスキャン/クー リングを実行させる。
【0028】 ステップS5にて、前記計算結果によるスキャン/クーリングを実行したのち に、すなわち、X線管温度が通常のスキャンを実行するときのX線管温度Tsと ほぼ等しくなったところで、キャリブレーション部5がキャリブレーションファ イルの作成を行なう。
【0029】 キャリブレーションファイルの調整では、ステップS1にて、オペレータから のキャリブレーションファイル調整要求を受けて、ウォームアップ部6がスキャ ン数/クーリング時間の計算要求をスキャン数/クーリング時間計算部4へ出力 する。
【0030】 ステップS2〜ステップS4では、キャリブレーションファイルの作成におけ るキャリブレーション部5と同様な動作をウォームアップ部6が行なう。
【0031】 そして、ステップS5にて、前記計算結果によるスキャン/クーリングを実行 したのちに、ウォームアップ部6がウォームアップデータを取得し,キャリブレ ーションファイルの調整を行なう。
【0032】
この考案のX線CT装置によれば、サービスマン個々の経験によらず精度の揃 ったキャリブレーションファイルの作成が可能となる。
【0033】 キャリブレーションファイルの作成とウォームアップデータの取得を、X線管 温度の設定を同じにして行なうことが出来るため、キャリブレーションファイル の調整に含まれるX線管温度の差による誤差が小さくなる。このため、画質が向 上する。
【0034】 また、キャリブレーションファイルの作成とウォームアップデータの取得を、 通常のスキャンを実行するときのX線管温度の設定にして行なうことにより、通 常のスキャンに即した高精度なキャリブレーションファイルの作成が可能となる 。
【図1】この考案のX線CT装置の一実施例の要部ブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】図1の装置に係るキャリブレーションファイル
の作成,調整についてのフローチャートである。
の作成,調整についてのフローチャートである。
【図3】図1の装置のスキャン数/クーリング時間計算
部の動作についてのフローチャートである。
部の動作についてのフローチャートである。
1 X線CT装置 2 スキャン制御部 3 データ収集部 4 スキャン数/クーリング時間計算部 5 キャリブレーション部 6 ウォームアップ部
Claims (1)
- 【請求項1】 X線管温度が所定温度に達するのに要す
るスキャン数/クーリング時間を計算するスキャン数/
クーリング時間計算手段と、その計算結果によるスキャ
ン/クーリングを実行したのちにキャリブレーションフ
ァイルの作成を行なうキャリブレーション手段と、前記
計算結果によるスキャン/クーリングを実行したのちに
ウォームアップデータを取得するウォームアップ手段と
を具備したことを特徴とするX線CT装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6482691U JP2544621Y2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | X線ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6482691U JP2544621Y2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | X線ct装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0515910U true JPH0515910U (ja) | 1993-03-02 |
JP2544621Y2 JP2544621Y2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=13269441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6482691U Expired - Lifetime JP2544621Y2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | X線ct装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544621Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51113748U (ja) * | 1975-03-10 | 1976-09-14 | ||
JPS51129131U (ja) * | 1975-04-01 | 1976-10-19 | ||
JP2021045536A (ja) * | 2019-08-16 | 2021-03-25 | ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー | X線管の調整のための方法およびシステム |
-
1991
- 1991-08-16 JP JP6482691U patent/JP2544621Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51113748U (ja) * | 1975-03-10 | 1976-09-14 | ||
JPS576382Y2 (ja) * | 1975-03-10 | 1982-02-05 | ||
JPS51129131U (ja) * | 1975-04-01 | 1976-10-19 | ||
JPS573983Y2 (ja) * | 1975-04-01 | 1982-01-25 | ||
JP2021045536A (ja) * | 2019-08-16 | 2021-03-25 | ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー | X線管の調整のための方法およびシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2544621Y2 (ja) | 1997-08-20 |
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