JPH05158945A - 建設工事の工程計画作成装置 - Google Patents

建設工事の工程計画作成装置

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JPH05158945A
JPH05158945A JP32558791A JP32558791A JPH05158945A JP H05158945 A JPH05158945 A JP H05158945A JP 32558791 A JP32558791 A JP 32558791A JP 32558791 A JP32558791 A JP 32558791A JP H05158945 A JPH05158945 A JP H05158945A
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哲夫 金岩
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良和 佐々木
Koichiro Tanaka
幸一郎 田中
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 最適な工程計画の作成を容易に行うことがで
きる建設工事の工程計画作成装置を得る。 【構成】 入力されたデータと工事時期に応じて定めら
れた稼働率とに基づいて、各工程の工事期間が入力され
た工事期間に一致しかつ各工程の資源量が工事期間を通
じて平準化されるように工事期間内の労務量の推移を調
整した工程計画、各工程の工事期間が入力された工事期
間に一致しかつ各工程の労務量が工事期間を通じて平準
化されるように工事期間内の資源量の推移を調整した工
程計画、及び各工程の労務量が各工程の工事期間を通じ
て平準化されるように各工程の工事期間及び工事期間内
の資源量の推移を調整した工程計画のいずれかを作成す
る。作成した工程計画及び工程計画において各工程の所
定期間毎の資源量及び労務量を積算した結果を表示し、
入力された補正データに基づいて工程計画を修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建設工事の工程計画作成
装置に係り、特に、大規模な建設工事の工程計画を検討
する際に用いられる建設工事の工程計画作成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】建設工
事では予め定められた工事期間に建設工事を完了するこ
とが重要であるが、工事期間内における施工量及び労務
量(作業員の数)の推移は工程計画によって異なる。例
として、寒冷地の工事では冬季に稼働率が低下するが、
この冬季の稼働率の低下に伴う施工量の低下を補うため
に冬季の労務量を増加させるようにした工程計画が作成
されることがある。
【0003】しかしながら、特に遠隔地の工事では人員
計画の関係から労務量が大きく変動することは好ましく
ない。また、施工量が変動すると、これに関連して建設
資材、電力、水等の資源量も変動するが、資材の安定供
給、建設工事用の電源設備、給水設備の規模の点から資
源量もなるべく一定であることが好ましい。このよう
に、工程計画の良否は建設工事の進行等に影響を及ぼす
ので、特に大規模な建設工事において施工者は、建設物
の設計の初期段階から工事期間、労務量及び資源量の推
移を考慮して工程計画案を検討、作成し、作成した工程
計画案を建設主及び設計者に提示することが多い。
【0004】また、建設物の設計が進行し、設計が前記
初期段階の設計から変更された場合、または例えば原子
力発電所の建設等の大規模な建設工事において、電源設
備等の他の設備の工程計画が変更された等の場合には、
工程計画を修正したり代替案を作成することが頻繁に発
生する。このような場合には、工程計画の作成を短時間
でかつ綿密に行うことが要求されるが、特に工事期間が
長く、多種多量の資源、労務を必要とする大規模な建設
工事では、工程計画を作成するための情報量が多く、工
程計画の作成は煩雑な作業であった。
【0005】また、大量の情報に基づいて作業手順を決
定するためのCPM(Critical Path Method)等の大型
計画有効手順決定方法や、PERT(Program Evaluati
on and Review Techniqe)等のネットワーク手法等を用
いて工程計画を作成することも考えられるが、上記手法
では一連の作業が予め定められた順序に従って実行され
ることが前提となっている。建設工事では各工程の工事
順序にある程度の規則はあるものの、各工程の工事期間
が重なったり重なっている期間が伸縮することを許容す
る。また複数の建設物を建設する工事においては、各建
設物をどのような順序で建設してもよい場合が多い。
【0006】しかしながら、前記手法を用いて工程計画
を作成する場合には、前記手法に適合させるために新た
な規則や建設順序等を予め定める必要があり、前記手法
によって作成された工程計画が必ずしも最適な工程計画
であるとは限らない。
【0007】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、最適な工程計画の作成を容易に行うことができる建
設工事の工程計画作成装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る建設工事の工程計画作成装置は、建設工
事の各工程の工事期間、各工程毎の施工量に関連する資
源量及び単位労務量当りの施工量を含むデータ及び前記
データを補正する補正データを入力する入力手段と、前
記入力手段によって入力されたデータと工事時期に応じ
て定められた稼働率とに基づいて、各工程の工事期間が
前記入力された工事期間に一致しかつ各工程の資源量が
前記工事期間を通じて平準化されるように前記工事期間
内の労務量の推移を調整した工程計画、各工程の工事期
間が入力された工事期間に一致しかつ各工程の労務量が
前記工事期間を通じて平準化されるように前記工事期間
内の資源量の推移を調整した工程計画、及び各工程の労
務量が各工程の工事期間を通じて平準化されるように各
工程の工事期間及び前記工事期間内の資源量の推移を調
整した工程計画の少なくとも1つを作成する作成手段
と、前記作成手段によって作成された工程計画及び前記
工程計画において各工程の所定期間毎の資源量及び労務
量を積算した結果を表示する表示手段と、入力手段によ
って入力された前記補正データに基づいて前記工程計画
を修正する修正手段と、を有している。
【0009】
【作用】本発明において、入力手段は建設工事の各工程
の工事期間、各工程毎の施工量に関連する、例えば建設
資材、電力、水等の資源量及び単位労務量当りの施工量
を含むデータを入力する。作成手段は入力されたデータ
と工事時期に応じて定められた稼働率とに基づいて、各
工程の工事期間が入力された工事期間に一致しかつ各工
程の資源量が前記工事期間を通じて平準化されるように
前記工事期間内の労務量の推移を調整した工程計画を作
成することができる。これにより、例えばある工程にコ
ンクリート打設作業が含まれている場合には、工事期間
内で稼働率が変動しているときにも、前記工程において
施工量に関連する資源量であるコンクリート量が工事期
間を通じて平準化された工程計画が作成される。このた
め、例えば施工時の条件として資源量を大きく変動させ
ることができない建設工事に適した工程計画が得られ
る。
【0010】また作成手段は、各工程の工事期間が入力
された工事期間に一致しかつ各工程の労務量が前記工事
期間を通じて平準化されるように前記工事期間内の資源
量の推移を調整した工程計画を作成することができる。
この場合には、施工時の条件として労務量を大きく変動
させることができない建設工事に好適な工程計画が得ら
れる。また、工事期間がそれ程重要でない建設工事の場
合には、各工程の労務量が各工程の工事期間を通じて平
準化されるように各工程の工事期間及び前記工事期間内
の資源量の推移を調整した工程計画を作成することもで
きる。
【0011】作成手段によって作成された工程計画は表
示手段によって表示され、さらに前記工程計画において
各工程の所定期間毎の資源量及び労務量を積算した結果
も表示される。このため、オペレータは前記積算結果に
基づいて資源量の推移及び労務量の推移が適切か否か、
すなわち作成された工程計画が適切か否かの検討を容易
に行うことができる。上記のように工程計画の検討を行
って、例えば工程計画が適切でない等の場合には、入力
手段によって、例えばある工程の工事時期を移動させ
る、各工程の工事期間の重なっている部分を伸縮する、
複数の建設物を建設する大規模な建設工事において各建
設物の建設順序を変更する等の補正データが入力され
る。
【0012】修正手段はこの補正データに基づいて工程
計画を修正する。修正された工程計画及び該工程計画に
おいて各工程の資源量及び労務量を所定期間毎に積算し
た結果は再度表示手段に表示することができるので、工
程計画の検討及び修正を繰り返し行うことができ、最適
な工程計画の作成を容易に行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。なお、本発明は本実施例に記載した数値に
限定されるものではない。図1には本実施例に係る建設
工事の工程計画作成装置10が示されている。
【0014】工程計画作成装置10はパーソナルコンピ
ュータ12と、パーソナルコンピュータ12の入出力ポ
ート20に接続される各種の入出力機器と、から構成さ
れる。パーソナルコンピュータ12は、CPU14、R
OM16、RAM18及び入出力ポート20を備え、こ
れらは互いにバスによって接続されている。本実施例で
は入出力ポート20に接続される入出力機器として、フ
ロッピーディスク、ハードディスク等の記録媒体で構成
され記憶したプログラム、データが読み出されると共に
データが書き込まれる外部記憶装置22と、オペレータ
がデータ等を入力するためのキーボード24及びマウス
26と、処理結果を表示するためのディスプレイ28
と、処理結果を印刷するためのレーザビームプリンタ3
0と、を用いている。なお、レーザビームプリンタ30
に代えてXYプロッタ等を用いてもよい。
【0015】パーソナルコンピュータ12及び各入出力
機器を工程計画作成装置10として作用させるためのプ
ログラムは、前記外部記憶装置22に記憶されている。
このプログラムは工程計画作成装置10に電源が投入さ
れると読み出され、実行される。なお本工程計画作成装
置10は、例えば複数の建設物を建設するような大規模
な建設工事の工程計画を作成できるようになっている。
前記のような大規模な建設工事では複数の建設物の工程
を同時に進行させることが多い。このため、工程表上の
混乱を避け各建設物に対する工事を区別するために、本
工程計画作成装置10では1つの工程を単工程と呼び、
特定の建設物に関する単工程の集まりを1つのグループ
工程として認識するようにしている。
【0016】次に本実施例の作用として、工程計画の作
成処理を図2及び図3のフローチャートを参照して説明
する。本工程計画検討装置10では複数の工程計画案を
作成、記憶し、必要に応じて任意の工程計画案を表示、
印刷できるようになっている。図2のフローチャートの
ステップ100では、ディスプレイ28に図4に示すよ
うな工程計画案の選択・入力画面40を表示し、新たに
工程計画案の作成を行うか、または既に作成された工程
計画案の修正、表示、印刷を行うかをオペレータに選択
させる。また新たに工程計画案の入力を行う場合には、
計画案の名称、工事開始年月をキーボード24を介して
入力するよう指示する。
【0017】次のステップ102では今回の工程計画案
の作成が特定の建設工事に対する最初の工程計画案の作
成であるか否か判定する。ステップ102の判定が肯定
された場合には、ステップ104で前記特定の建設工事
に特有のデータ、すなわち作業所の名称、グループ工程
の名称、単工程の名称、資材の名称、職種(労務の種
類)の名称等を入力させる。例えばグループ工程の名称
を入力させる場合には、図5に示すようなグループ工程
名データ入力画面42を表示し、各建設物及びトレンチ
(建設物間の地下の配管)毎にグループ工程の名称を入
力させる。なお資材の名称としては例えば「鉄筋」、
「型枠」、「コンクリート」等が入力され、職種の名称
としては例えば「型枠大工」、「鉄筋組立工」等が入力
される。
【0018】次のステップ106では、複数の工程計画
案に共通の処理条件として、ディスプレイ28への表示
を行うときのグループ工程毎の表示色の設定を行う。こ
れにより、各グループ工程に関する情報、例えば各単工
程の工事期間、資材や労務の集計結果を同時に表示した
ときに、各グループ工程を容易に識別することができ
る。また、同様に単工程名毎の表示色の設定も行う。ス
テップ106を実行した後はステップ108へ移行す
る。なお、ステップ102の判定が否定された場合には
ステップ104及びステップ106の処理を実行するこ
となくステップ108へ移行する。
【0019】ステップ108乃至ステップ116では工
程表の作成処理を行う。すなわち、ステップ108では
工程表を作成するグループ工程を選択する。次のステッ
プ110では図6に示すような工程表表示画面44を表
示し、選択されたグループ工程を構成する単工程毎に工
程ライン46を描画させる。この工程ライン46は始点
46Aが単工程の工事開始時期を、終点46Bが単工程
の工事終了時期を表し、始点46Aの位置と終点46B
の位置とが指定されることによって工程ライン46が描
画され、単工程の工事期間が入力される。
【0020】次のステップ112では描画した工程ライ
ン46の単工程名及び該単工程の施工量に関連する資源
量として、使用する資材の名称及び数量を入力させる。
これにより、例として図6の工程ライン46では、単工
程名として「トレンチ躯体工事」が工程ライン46の近
傍に表示され、使用する資材「型枠」、「鉄筋」、「コ
ンクリート」とその数量が表示欄48に表示される。ス
テップ114では、単一のグループ工程を構成する全て
の単工程に対して工事期間及び資材の入力が終了したか
否か判定する。ステップ114の判定が否定された場合
にはステップ110へ戻り、ステップ114の判定が肯
定されるまでステップ110乃至ステップ114の処理
を繰り返す。
【0021】ステップ114の判定が肯定された場合に
はステップ116へ移行し、全てのグループ工程に対す
る工事期間及び資材の入力が終了したか否か判定する。
ステップ116の判定が否定された場合にはステップ1
08へ戻り、他のグループ工程を選択させて同様の処理
を繰り返す。
【0022】全てのグループ工程に対する工事期間及び
資材の入力処理が終了するとステップ116の判定が肯
定され、ステップ118へ移行する。ステップ118で
は図7に示すような歩掛入力画面50を表示し、歩掛り
を入力させる。歩掛りは1人または1組の作業員の1月
の作業量、すなわち単位労務量当りの施工量を表してお
り、例えば型枠大工の場合の歩掛り=10〔m2 /人・
月〕は、1人の型枠大工が1月に10m2 の型枠を製作
することを示している。また、歩掛りは各単工程毎の所
謂作業効率の違いを考慮して、各単工程毎に定められて
いる。例えば作業を行う場所が上層になると、足場が必
要になる、資材の運搬に時間がかかる、等の理由によっ
て作業効率は低下する。このため、歩掛りは例えば作業
場所が上層の工程になるに従って低い値となるように設
定される。
【0023】次のステップ120では図8に示すような
月別稼働係数入力画面52を表示し、工事期間内の半月
毎の月別稼働係数を入力させる。稼働係数は工事時期に
よって左右される建設工事全体の稼働率を表しており、
例えば寒冷地での建設工事の場合には冬季の稼働率は大
幅に低下する。また、雨の多い時期や休日の多い時期も
稼働率は低下することになる。これらが考慮された稼働
係数が入力される。
【0024】ステップ122では工程計画の検討処理を
行う。この工程計画検討処理について図3のフローチャ
ートを参照して詳細に説明すると、ステップ130では
図9に示す第1の作表条件設定画面54を表示し、山積
みグラフとして集計、表示する資材、労務を選択させ
る。例えば図9では太線の枠によって囲まれた部分、す
なわち集計する資材としては「型枠」が、集計する労務
としては「型枠大工」が選択されている。
【0025】ステップ132では、図10に示す第2の
作表条件設定画面56を表示し、ステップ130で選択
された集計する資材及び労務について、どの工程を対象
として集計するかを選択させる。集計対象選択欄58に
表示されている「グループ別選択」が選択された場合に
は、特定のグループ工程の前記資材量及び労務量を集計
対象であると判断する。また、「単工程別選択」が選択
された場合には、特定の単工程の前記資材量及び労務量
を集計対象であると判断する。さらに集計対象選択欄5
8の表示が選択されなかった場合には全ての工程の前記
資材量及び労務量を集計対象であると判断する。
【0026】ステップ134では、ステップ132で選
択された集計対象に関係する歩掛り、月別稼働係数を取
り込む。次のステップ136では集計方法が資材固定で
あるか否か判定する。集計方法は図10の集計方法選択
欄60の「労務固定」または「資材固定」のいずれかが
選択されることによって指定される。ステップ136の
判定が肯定された場合にはステップ138へ移行し、集
計対象とされた単一あるいは複数の単工程の各々につい
て、工事期間を固定とし、かつ資材量が各月で一定とな
るように割付けたときの労務量の割付けを演算する。例
えば条件を、 集計する資材 :型枠面積 集計する労務 :型枠大工 集計対象の工事期間 :3か月 上記工事期間の資材量:900 m2 歩掛り :10.00 m2 /人・月 各月の稼働係数 :0.5 1.0 1.0 とすると、 毎月の資材量(一定)=900 ÷ 3 = 300m2 第1の月の労務量 =300 ÷10.00 ÷0.5 =60人 第2の月の労務量 =300 ÷10.00 ÷1.0 =30人 第3の月の労務量 =300 ÷10.00 ÷1.0 =30人 上記のように労務量の割付けが演算される(図15
(A)及び(B)参照)。このように、「資材固定」と
すると毎月の施工量及びこれに関連する資材量が一定と
なるように各月の労務量が調整されて割付けされる。上
記例では第1の月の稼働係数が低い値とされており、こ
れを考慮して第1の月の労務量が多くなるように割付け
される。
【0027】また、ステップ136の判定が否定された
場合にはステップ140で、集計対象とされた単一ある
いは複数の単工程の各々について、工事期間を固定と
し、かつ労務量が各月で一定となるように割付けたとき
の資材量の割付けを演算する。例えば前記と同一の条件
の場合には、 毎月の労務量(一定)=900 ÷10.00 ÷(0.5+1.0+1.0
)=36人 第1の月の資材量 =36×10.00 ×0.5 = 180m2 第2の月の資材量 =36×10.00 ×1.0 = 360m2 第3の月の資材量 =36×10.00 ×1.0 = 360m2 上記のように資材量の割付けが演算される(図15
(C)及び(D)参照)。このように、「労務固定」と
すると毎月の労務量が一定となるように各月の施工量及
びこれに関連する資材量が調整されて割付けされる。上
記例では第1の月の資材量が少なくなるように割付けさ
れる。次のステップ142では、集計対象とされた全て
の単工程について割付けた資材量及び労務量を積算し、
積算結果を例として図11に示すような山積みグラフ6
2として表示する。
【0028】ステップ144では表示された山積みグラ
フ62に基づいて資材量及び労務量の推移が適切か否か
判定する。例えば「労務固定」とした場合には各月の資
材量にばらつきが生ずるが、ばらつきが極端に大きい場
合、あるいは資材量のピーク値が施工時の条件としての
資材供給の限界を超えていた等の場合には、資材量及び
労務量の推移が適切でないと判断され、単工程の工事時
期を修正する補正データが入力される。この補正データ
が入力されるとステップ144の判定が否定されてステ
ップ146へ移行し、入力された補正データに応じて単
工程の工事時期を移動させたり、単工程の重なりを伸縮
する等によって工程計画を修正する。
【0029】例として、図12(A)に示す単工程6
4、66について、図12(B)に示す資材量または労
務量の山積みグラフに注目すると、単工程66に対応す
る部分の資材量または労務量が突出している。このた
め、単工程66の工事期間は単工程66の施工量に対し
て短かすぎると判断することができる。この場合には、
例えば単工程64と単工程66の工事期間の重なりを設
けることができる(図12(C)参照)。この工事期間
が重なっている部分の長さが適切か否はオペレータが判
断する必要があるが、これによって図12(D)に示す
ように、山積みグラフの資材量または労務量がある程度
平準化される。なお、工事の工法を変更することによっ
て単工程の工事順序を変えて平準化することもできる。
【0030】ステップ146を実行した後はステップ1
30へ戻り、ステップ130乃至ステップ142で修正
された工程計画に基づいて再度資材量及び労務量の割付
けを演算し、割付けた資材量及び労務量を積算して山積
みグラフとして表示する。
【0031】例えば型枠面積及び型枠大工数の推移が適
切であると判断されステップ144の判定が肯定された
場合にはステップ148へ移行し、全ての資材及び労務
の推移が適切か否か判定する。ステップ148の判定が
否定された場合にはステップ130に戻り、上記と同様
にして他の資材及び労務の推移が適切であるか否か判定
し、補正データが入力された場合には推移が適切でない
と判断し、工程計画を修正する。
【0032】ステップ148の判定が肯定された場合に
はステップ150へ移行し、建設工事の全工事期間にお
いて各資材量、各労務量の推移が適切か否か判定する。
各資材量及び各労務量の推移が適切でないと判断され、
工程計画を修正する補正データが入力されるとステップ
150の判定が否定され、ステップ152では入力され
た補正データに基づいてグループ工程の工事開始年月、
グループ工程の工事順序等を修正し、ステップ130へ
戻る。
【0033】このように、作成された工程計画に対し
て、資材量及び労務量の推移を参照しながら単工程の重
なりやグループ工程の開始年月、工事順序等を修正する
ことにより、最適な工程計画を短時間で作成することが
できる。
【0034】ステップ150の判定が肯定されると工程
計画の検討処理を終了し、図2のフローチャートのステ
ップ124へ移行する。ステップ124では、例として
図13及び図14に示すように、作成した工程計画案の
工程表68、山積みグラフ70をレーザビームプリンタ
30によって印刷する。このようにして1つの工程計画
案が作成されるが、さらに他の工法を用いた場合の工程
計画案を別途作成し、両者を比較検討することもでき
る。また、建設物の設計の変更、他の設備の工程変更等
が発生した場合には、既に作成された工程計画案を修正
して建設主及び設計者に提示することも可能である。
【0035】なお、本実施例では工事期間を固定とし、
かつ各月の資材量が一定となるように割付けたときの労
務量の割付けを演算するか、または工事期間を固定と
し、かつ各月の労務量が一定となるように割付けたとき
の資材量の割付けを演算して工程計画を作成するように
していたが、工事期間をある程度伸縮できる場合には、
各月の労務量が一定となるように工事期間及び資材量を
調整するようにして工程計画を作成するようにしてもよ
い。例えば前述の条件において各月の労務量の限度が3
0人で、かつ工事期間をある程度伸縮できる場合、すな
わち、 集計する資材 :型枠面積 集計する労務 :型枠大工 上記工事期間の資材量:900 m2 歩掛り :10.00 m2 /人・月 各月の労務量の限度 :30人 各月の稼働係数 :0.5 1.0 1.0 0.5 上記の条件では3か月で工事が完了しないので工事期間
を1か月伸ばし、 毎月の労務量(一定)=900 ÷10.00 ÷(0.5+1.0+1.0+
0.5 )=30人 第1の月の資材量 =30×10.00 ×0.5 = 150m2 第2の月の資材量 =30×10.00 ×1.0 = 300m2 第3の月の資材量 =30×10.00 ×1.0 = 300m2 第4の月の資材量 =30×10.00 ×0.5 = 150m2 上記のように労務量及び資材量の割付けを演算すること
ができる(図15(E)及び(F)参照)。
【0036】また、本実施例では施工量に関連する資源
量として、「型枠面積」、「コンクリート量」等の資材
量を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、資源量として「消費電力量」、「水使用量」
等を加え、これらの推移も考慮して工程計画を作成する
ことも可能である。
【0037】さらに、本実施例では単工程の工事期間内
において資材量または労務量が一定となるように工程計
画を作成していたが、例えばある単工程においてコンク
リート打設作業が工事期間の後半に集中することが予め
予想される場合には、例えばコンクリート量が前記単工
程の後半に一定となるように工程計画を作成するように
してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、入力さ
れたデータと工事時期に応じて定められた稼働率とに基
づいて、各工程の工事期間が入力された工事期間に一致
しかつ各工程の資源量が工事期間を通じて平準化される
ように工事期間内の労務量の推移を調整した工程計画、
各工程の工事期間が入力された工事期間に一致しかつ各
工程の労務量が工事期間を通じて平準化されるように工
事期間内の資源量の推移を調整した工程計画、及び各工
程の労務量が各工程の工事期間を通じて平準化されるよ
うに各工程の工事期間及び工事期間内の資源量の推移を
調整した工程計画の少なくとも1つを作成し、作成され
た工程計画及び前記工程計画において各工程の所定期間
毎の資源量及び労務量を積算した結果を表示し、入力さ
れた補正データに基づいて前記表示された工程計画を修
正するようにしたので、最適な工程計画の検討を容易に
行うことができる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る建設工事の工程計画作成装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の作用を説明するフローチャートであ
る。
【図3】本実施例の工程計画の検討処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】工程計画案の選択・入力時の画面イメージであ
る。
【図5】グループ工程名データ入力時の画面イメージで
ある。
【図6】工程表作成時の画面イメージである。
【図7】単工程名毎の歩掛り入力時の画面イメージであ
る。
【図8】月別稼働係数入力時の画面イメージである。
【図9】山積みグラフを作成するための作表条件の一部
を設定する時の画面イメージである。
【図10】山積みグラフを作成するための作表条件の一
部を設定する時の画面イメージである。
【図11】山積みグラフの例として、労務を固定したと
きの型枠面積の山積みグラフが表示されたときの画面イ
メージである。
【図12】(A)は工程期間修正前の工程を示す概念
図、(B)は工程期間修正前の山積みグラフを示す概念
図、(C)は工程期間修正後の工程を示す概念図、
(D)は工程期間修正後の山積みグラフを示す概念図で
ある。
【図13】工程表の印刷例を示す図表である。
【図14】山積みグラフの印刷例を示す図表である。
【図15】(A)及び(B)は資材固定としたときの労
務量及び資材量の山積みの例を示す図表、(C)及び
(D)は労務固定としたときの労務量及び資材量の山積
みの例を示す図表、(E)及び(F)は本発明の他の例
として労務量を固定して期間を自由とした場合の山積み
の例を示す図表である。
【符号の説明】
10 建設工事の工程計画作成装置 12 パーソナルコンピュータ 24 キーボード 26 マウス 28 ディスプレイ 30 レーザビームプリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯浅 洋一 東京都江東区南砂二丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設工事の各工程の工事期間、各工程毎
    の施工量に関連する資源量及び単位労務量当りの施工量
    を含むデータ及び前記データを補正する補正データを入
    力する入力手段と、 前記入力手段によって入力されたデータと工事時期に応
    じて定められた稼働率とに基づいて、各工程の工事期間
    が前記入力された工事期間に一致しかつ各工程の資源量
    が前記工事期間を通じて平準化されるように前記工事期
    間内の労務量の推移を調整した工程計画、各工程の工事
    期間が入力された工事期間に一致しかつ各工程の労務量
    が前記工事期間を通じて平準化されるように前記工事期
    間内の資源量の推移を調整した工程計画、及び各工程の
    労務量が各工程の工事期間を通じて平準化されるように
    各工程の工事期間及び前記工事期間内の資源量の推移を
    調整した工程計画の少なくとも1つを作成する作成手段
    と、 前記作成手段によって作成された工程計画及び前記工程
    計画において各工程の所定期間毎の資源量及び労務量を
    積算した結果を表示する表示手段と、 入力手段によって入力された前記補正データに基づいて
    前記工程計画を修正する修正手段と、 を有する建設工事の工程計画作成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010097532A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Asahi Kasei Homes Co 職人ローテーション管理システム
JP2021147879A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 株式会社奥村組 仮設足場の選定方法
CN114611749A (zh) * 2022-01-14 2022-06-10 北京全路通信信号研究设计院集团有限公司 一种缩短工期的优化方法及系统

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JP2021147879A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 株式会社奥村組 仮設足場の選定方法
CN114611749A (zh) * 2022-01-14 2022-06-10 北京全路通信信号研究设计院集团有限公司 一种缩短工期的优化方法及系统

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