JPH05158140A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH05158140A
JPH05158140A JP28937491A JP28937491A JPH05158140A JP H05158140 A JPH05158140 A JP H05158140A JP 28937491 A JP28937491 A JP 28937491A JP 28937491 A JP28937491 A JP 28937491A JP H05158140 A JPH05158140 A JP H05158140A
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cartridge
film
lever
fork
supply spool
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JP28937491A
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Tsutomu Aoshima
力 青島
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Canon Inc
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムカ−トリッジの取り出しの際に不用
意に供給スプ−ルが回転してしまうといった事の防止
を、簡単な構造で、様々のカ−トリッジ室構造であって
も実現することが可能となる。 【構成】 カ−トリッジ蓋18の開閉動作に連動してロ
ック手段12,13の状態を切換える切換手段を設け、
カ−トリッジ室蓋が開かれることにより、ロック手段に
よる供給スプ−ルの回転阻止を行い、カ−トリッジ室蓋
が閉じられることにより、ロック手段による供給スプ−
ルの回転阻止解除を行うようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムカ−トリッジ
装填用のカ−トリッジ室と、該カ−トリッジ室を遮閉あ
るいは開放するカ−トリッジ室蓋とを備え、フィルムカ
−トリッジ内の供給スプ−ルの回転を阻止する位置と阻
止しない位置とに切換え可能なロック手段を有するフィ
ルムカ−トリッジを用いるカメラの改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】フィルムカ−トリッジのフィルムの使用
状態を供給スプ−ルもしくはそれに連動する部材にて表
示する表示手段と、供給スプ−ルの回転を阻止する位置
と阻止しない位置とに変位可能なロック手段とを備えた
フィルムカ−トリッジを本出願人は特願平3−1839
48号或は特願平3−213026号にて既に提案して
いる。
【0003】このフィルムカ−トリッジは、次に述べる
米国特許第4834306号等で提案されている新しい
方式のフィルムカ−トリッジと同じ方式を用いている。
【0004】フィルム通過スリットと、一端を供給スプ
−ルに固着され該供給スプ−ルに巻かれたフィルムと、
供給スプ−ルに同軸上に配置されフィルム最外周の半径
の拡がりを規制部にて規制し、フィルムの最外周がフィ
ルムカ−トリッジの内壁に実質的に接触するのを防ぐ押
え部材と、前記押え部材の一部を変形させ、押え部材の
半径方向の規制からフィルム最外周部を連続的に解除す
る解除部と、規制から解除されたフィルムの部分をフィ
ルム通過スリットに導く誘導部とを備え、供給スプ−ル
のフィルム押出し方向の回転によって生じるフィルムの
巻き緩みによる最外周の拡がりによりフィルムの外周と
押え部材間をすべりのない状態とし、フィルムの押出し
方向の駆動力を与え、フィルムカ−トリッジからのフィ
ルムの押出しを可能にしたものである。
【0005】この方式のフィルムカ−トリッジは、該カ
−トリッジ内の供給スプ−ルの回転により、フィルムを
フィルムカ−トリッジ内に引込んだ後も再びカ−トリッ
ジ外へフィルムの排出が可能となっており、この事か
ら、フィルムの途中の駒まで露光を行い、一旦フィルム
をフィルムカ−トリッジ内に巻戻し、カメラから取出し
た後、再びカメラに装填して残りのフィルムの露光を行
うことも可能となる。
【0006】ここで、本願出願人が提案しているフィル
ムカ−トリッジに関しての説明を行う。なお、該フィル
ムカ−トリッジは上記の方式のフィルムカ−トリッジで
あり、詳細は以下に述べるものである。
【0007】図1乃至図3において、1はフィルムカ−
トリッジの外装カバ−、1aはフィルム通過スリット、
1bは「S」から「36」までフィルムの使用駒数が表
示される表示部、2は供給スプ−ル、2a1,2a2は
不図示のカメラのフォ−クと係合するスプライン、2b
は指標部であり、供給スプ−ル2の回転位置により前記
表示部1bのどこを指すかが決り、それによってフィル
ムの使用駒数、或は、未使用駒数を表示する。
【0008】ここで、供給スプ−ル2と指標部2bとの
位置関係を特定化するために、スプライン2a1と2a
2とは互いに異なる形状をしている。
【0009】3はロックレバ−で、図9に示すように軸
部3cを回転中心として外装カバ−1に回動可能に取付
けられている。4はフィルムで、図8に示すように供給
スプ−ル2に巻き付けられている。
【0010】5,6は供給スプ−ル2の溝2c,2dに
取付けられた押え部材、7は一端を外装カバ−1に、他
端をロックレバ−3に取付けられているスプリングで、
ロックレバ−3に右回転の付勢力を与えている。
【0011】上記スプリング7によりロックレバ−3が
右回転の付勢力を受けることにより、該ロックレバ−3
の爪部3bが供給スプ−ル2のV字溝2eと係合し、供
給スプ−ル2は回転が係止される。フィルムカ−トリッ
ジを不図示のカメラに装填しない状態では、突出部3a
がフィルムカ−トリッジに備わった窓1cより突出して
おり、また上記のように供給スプ−ル2は回転が係止さ
れているが、フィルムカ−トリッジを不図示のカメラの
カ−トリッジ室に装填すると、カ−トリッジ室の壁によ
りロックレバ−3の突出部3aが押し込まれ、上記ロッ
クレバ−3はスプリング7の付勢力に抗して左回転し、
その結果、爪部3bとV字溝2cの係合は解かれ、供給
スプ−ル2は自由に回転可能となり、不図示のカメラの
フォ−クにより回転させられるようになる。
【0012】また、本出願人は、この(図1〜図3)の
フィルムカ−トリッジを用いるカメラとして、特願平3
−2060016号にて、途中まで露光したフィルムを
一旦フィルムカ−トリッジ内に巻戻した後、フォ−クを
供給スプ−ルが撮影済駒数等のそのフィルムカ−トリッ
ジのフィルムの使用状況を示す位置になるよう、停止さ
せるようにしたものを提案している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、供給スプ−ル2をそのフィルムカ−トリッジ
のフィルム4の使用状況を示す位置に停止させた後、フ
ィルムカ−トリッジのカ−トリッジ室からの排出の過程
で、前記ロックレバ−3が供給スプ−ル2の回転を阻止
する位置に切り換るようにしてあるので、フィルムカ−
トリッジの取出しの際、このロックレバ−3が回転阻止
位置に切り換る前に使用者がフィルムカ−トリッジをつ
かんだ衝撃やイジェクト部材によりフィルムカ−トリッ
ジに排出する方向に付勢した衝撃等によって供給スプ−
ル2が回転してしまい、誤った使用状況を示す様になっ
てしまうことがあった。
【0014】また、供給スプ−ル2と係合しこれを駆動
するフォ−クを、少なくとも前記ロックレバ−3が供給
スプ−ル2の回転を阻止する位置に切り換るまで、該供
給スプ−ル2と係合するようにしたカメラが考えられる
が、回転駆動されるフォ−ク、或は、フォ−クギヤを更
にフィルムカ−トリッジの軸方向に大きく移動可能に構
成することは構造が複雑になる、或はコンパクト性に欠
ける、或は回転駆動の特性を悪くする(部品のガタの増
大による)等の問題点がある。
【0015】また、本出願人が特願平3−169086
号にて提案しているカメラ、つまり笠歯ギヤを用い、フ
ォ−ク,フォ−クギヤ,カ−トリッジ室蓋,フィルムカ
−トリッジ等を該笠歯ギヤを中心に回転させてカ−トリ
ッジ室蓋を開けるようにし、カ−トリッジ室蓋の開きに
連動してフォ−クを供給スプ−ルに係合しない位置へ引
っ込めるように構成したカメラにおいても、フォ−クを
引っ込めた後、フォルムカ−トリッジをカ−トリッジ蓋
と共に笠歯ギヤを中心に回転させる際に衝撃や振動等に
より、フィルムカ−トリッジの供給スプ−ル2が回転し
てしまうことがある。
【0016】本発明の目的は、上記の点に鑑み、フィル
ムカ−トリッジの取り出しの際に不用意に供給スプ−ル
が回転してしまうといった事の防止を、簡単な構造で、
様々のカ−トリッジ室構造であっても実現することので
きるカメラを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、カ−トリッジ
室蓋の開閉動作に連動してロック手段の状態を切換える
切換手段を設けている。
【0018】
【作用】カ−トリッジ室蓋が開かれることにより、ロッ
ク手段による供給スプ−ルの回転阻止を行い、カ−トリ
ッジ室蓋が閉じられることにより、ロック手段による供
給スプ−ルの回転阻止解除を行うようにしている。
【0019】
【実施例】図4,図5は本発明の第1の実施例に係る図
である。
【0020】これらの図において、8はフィルムカ−ト
リッジの供給スプ−ル2のスプライン2a1,2a2と
係合し、これを駆動するためのフォ−ク、9は公知のフ
ィルム給送ギヤ列に噛み合い駆動されるフォ−クギヤで
あり、カメラ本体10により回転可能に保持されてい
る。
【0021】前記フォ−ク8の突起8a,8bはフォ−
クギヤ9の溝9a,9bに入り込んでいるため、該フォ
−ク8はフォ−クギヤ9と一体的に回転可能であり、又
フォ−クギヤ9に対して8c部にて嵌合しており、上下
方向に移動可能である。また、フォ−ク8は突起8a,
8bが溝9a,9bの端面に当接することにより、位置
決めされている。
【0022】11はフォ−クギヤ9とフォ−ク8との間
で互いを離反方向に付勢する圧縮スプリングである。1
2はカメラ本体に軸部12aにて回動自在に取付けられ
た解除レバ−であり、腕部12bはフィルムカ−トリッ
ジのロックレバ−3の突出部3aと当接可能である。但
し、図4の状態では当接していない。
【0023】13はカメラ本体の突起14,15と長穴
13a,13bにおいて摺動可能に取付けられている連
動レバ−、16は一端をカメラ本体に、他端を連動レバ
−にそれぞれ取付けられ、前記連動レバ−13を図中上
方向に付勢しているスプリングである。17は連動レバ
−13に固着されたピンであり、前記解除レバ−12の
溝12cが摺動可能に嵌合しており、よって連動レバ−
13が下方に動くと解除レバ−12は右回転するように
なっている。18は軸部18aにて回転可能に取付けら
れているカ−トリッジ室蓋であり、連動レバ−13の端
部13cと当接可能である。19はフィルムカ−トリッ
ジが装填されるカ−トリッジ室であり、溝19aが側面
に形成されている。
【0024】フィルムカ−トリッジをカ−トリッジ室1
9に装填する際、ロックレバ−3の突出部3aが外装カ
バ−1より突出しているが、この突出部3aは溝19a
を通過するのでロックレバ−3により供給スプ−ル2の
回転を阻止している状態のままでフィルムカ−トリッジ
は装填可能である(図4参照)。
【0025】図4の状態からカ−トリッジ室蓋18を閉
じると、該カ−トリッジ室蓋18が連動レバ−13の端
部13cと当接し、スプリング16の付勢力に抗して連
動レバ−13を下方に押し下げる。これにより、解除レ
バ−12は右回転し、その腕部12bでロックレバ−3
の突出部3aを押込み、ロックレバ−3による供給スプ
−ル2の回転阻止の解除が行われる(図5参照)。
【0026】この図5の状態は、フィルム給送が公知の
フィルム給送系によって行われることが可能な状態であ
る。
【0027】規定駒への撮影終了後、フィルムカ−トリ
ッジ内にフィルム4を巻戻し、供給スプ−ル2をフィル
ム4の使用状況を示す位置まで回転させ停止した後に、
使用者によりフィルムカ−トリッジの取出しが行われる
のであるが、この際、使用者はまず図5の状態からカ−
トリッジ室蓋18を開放することになる。
【0028】すると、連動レバ−13の端部13cのカ
−トリッジ室蓋18による当接が解除され、スプリング
16の付勢力により該連動レバ−13は上方に移動す
る。それに伴い解除レバ−12は左回転し、腕部12b
によるロックレバ−3の突出部3aの押込みが解除さ
れ、この結果、ロックレバ−3により供給スプ−ル2は
回転を阻止された状態になり、不用意に回転しなくな
る。つまり、図4の状態に戻ったことになる。
【0029】この後、使用者はカメラを逆さまにすると
か、或は、フィルムカ−トリッジをつかんで引出すとか
して、該フィルムカ−トリッジをカ−トリッジ室19か
ら排出する。
【0030】図6乃至図13は本発明の第2の実施例に
係る図である。
【0031】これらの図において、51はカメラカバ
−、52はカメラ本体、54はファインダである。55
はカ−トリッジケ−スの一部を成す裏蓋であり、長穴5
5aはフィルムカ−トリッジから排出されたフィルムが
通過するための穴である。フィルムカ−トリッジの装填
時には、ストッパ51aに当接する位置まで後述の軸5
8を回転中心として開かれる。
【0032】56はその長穴56a,56bで裏蓋55
の突起63,64と摺動可能に嵌合している開閉レバ−
であり、腕部56cが裏蓋5より突出しており、手動操
作可能となっている。また、この開閉レバ−56にはフ
ィルムカ−トリッジのロックレバ−3の突出部3aと当
接可能な立曲部56fやテ−パ部56gを有している。
【0033】57は隙間を覆うためのゴム、58は笠歯
ギヤより成るフォ−ク駆動用ギヤ60に固着された軸で
あり、該軸58に前記裏蓋55が回転可能に軸支されて
いる。59はカメラカバ−51,カメラ本体52と共に
カ−トリッジケ−スを構成する裏蓋55の底部に回転自
在に組込まれているフォ−クであり、フィルムカ−トリ
ッジの供給スプ−ル2とフォ−ク部59aにて係合可能
である。
【0034】60は図示せぬ減速系を介して給送モ−タ
(不図示)に直結されているフォ−ク駆動用ギヤ、61
はフォ−ク駆動用ギヤ60と常に噛み合った状態にある
笠歯車であり、フォ−ク59の突起部59cが笠歯車6
1の溝61aに嵌り込んでいるので、フォ−ク59と笠
歯車61は一体的に回転し、且つフォ−ク59は笠歯車
61に対して図7の矢印A及びその逆方向に移動可能と
なっている。
【0035】62は一端を開閉レバ−56に、他端を裏
蓋55にそれぞれ取付けられ、開閉レバ−56を図9等
の上方に付勢しているスプリングである。
【0036】上記フォ−ク59の小径部59bと開閉レ
バ−56の溝56hは図12に示すように係合してお
り、開閉レバ−56の上下方向の移動に伴いフォ−ク5
9は矢印A方向に、或はその逆方向に移動する。又、笠
歯車61はフォ−ク駆動用ギヤ60と常に噛み合った状
態にある笠歯部61bを有している。
【0037】65はフォ−ク駆動ギヤ60を常に図8の
左方向に付勢するバネであり、何らかの不具合でフォ−
ク59が停止した場合、笠歯車61とフォ−ク駆動ギヤ
60との回転がバネに抗して外れるようになっている。
【0038】裏蓋56を閉じた状態では、図7,図9に
示すように開閉レバ−56の56d部がカメラ本体52
に設けられた突起部52bに係合し、該裏蓋56はロッ
クされた状態にある。
【0039】又、裏蓋56を開ける場合には、腕部56
cを手動操作にてスプリング62の付勢力に抗して押し
下げると、突起部52bと56d部の係合が解除され、
裏蓋55は開状態となる。この際、開閉レバ−56の5
6e部はカメラ本体52の突起部52bに摺接するか、
或はその下方にある。この状態を示したのが図11であ
り、開閉レバ−56はフォ−ク59を下方に押し下げて
いる状態となり、フォ−ク59のフォ−ク部59aとフ
ィルムカ−トリッジの供給スプ−ル2とは係合しない位
置となる。
【0040】上記構成において、フィルムカ−トリッジ
の装填時について説明する。
【0041】フィルムカ−トリッジを装填する場合、裏
蓋55は図11に示すようにストッパ51aに当接する
まで開かれる。この際、裏蓋55は軸58を中心にして
回動するため、フォ−ク駆動用ギヤ60と笠歯車61と
の噛み合い状態は保たれ、裏蓋55の左方向の回動に伴
って前記笠歯車61がフォ−ク駆動用ギヤ60上を同方
向に回転することになる。この時、フォ−ク駆動用ギヤ
60は図示せぬ減速系を介して給送モ−タ(不図示)に
直結されているため、回転しない。そのため、フォ−ク
59と笠歯車61は裏蓋55の開き動作に伴い自転す
る。
【0042】上記の状態(図6参照)においてフィルム
カ−トリッジは装填されるが、前述したように開閉レバ
−56がカメラ本体52の突起部52bにより下方に押
し下げられてフォ−ク59を下方に移動させ、フォ−ク
部59aとフィルムカ−トリッジの給送スプ−ル2とは
係合していない。
【0043】又、立曲部56fは図13及び図11に示
すように、フィルムカ−トリッジのロックレバ−3の突
出部3aとは当接していない。従って、供給スプ−ル2
はその回転をロックレバ−3により阻止されている状態
にある。
【0044】その後、裏蓋55は閉じられるが、この際
は前述とは逆に裏蓋55は軸58を中心に右に回動し、
これに伴って笠歯車61が回転不能状態にあるフォ−ク
駆動用ギヤ60上を同方向に回転することになる。この
場合も前述と同様フォ−ク駆動用ギヤ60とフォ−ク5
9の笠歯車61との噛み合い状態は保たれたままであ
る。そのため、笠歯車61及びフォ−ク59は自転する
が、フォ−ク59のフォ−ク部59aとフィルムカ−ト
リッジの供給スプ−ル2とは係合しない位置にあるた
め、供給スプ−ル2がこの時回転することはない。
【0045】そして、裏蓋55がカメラ本体52の当接
部52aに突当った時点において、カメラ本体52の突
起部52bと開閉レバ−56の56e部との当接が解除
され、スプリング62の付勢力により開閉レバ−56は
上方に移動し、開閉レバ−56の56d部がカメラ本体
52の突起部52bと係合し、裏蓋55の閉じ操作が終
了する。
【0046】また、同時にフォ−ク59も上方に移動す
るので、そのフォ−ク部59aがフィルムカ−トリッジ
の供給スプ−ル2と係合する。また、フォ−ク部59a
と供給スプ−ル2のスプライン2a1,2a2との位相
が合わない場合はフォ−ク部59aが供給スプ−ル2と
当接した位置で開閉レバ−56は停止するが、この開閉
レバ−56の位置でも56b部は突出部52bと係合し
ており、裏蓋55の閉じ位置の係止は行われる。そし
て、公知のギヤ列によりフォ−ク59が回転させられて
いくと、フォ−ク部59aと供給スプ−ル2のスプライ
ンとの位相が合うと開閉レバ−56と共にフォ−ク56
は上方に移動し、フォ−ク部59aが供給スプ−ル2と
係合する。何れにせよ、フォ−ク部59aがフィルムカ
−トリッジの供給スプ−ル2と係合する位置に開閉レバ
−56が移動する際、立曲部56fも上方向に移動する
ので、まずテ−パ部56gがロックレバ−3の突出部3
aと当接しこれを押込み、その後図10及び図9に示す
ように立曲部56fにてロックレバ−3の突出部3aを
押込んだ状態に保持する。これにより、ロックレバ−3
による供給スプ−ル2の回転阻止は解除され、供給スプ
−ル2はフォ−ク59を介して公知のギヤ列により駆動
可能な状態になり、フィルムカ−トリッジの装填操作が
終了したことになる。図7,図9がこの状態を示す図で
ある(但し、図7ではフィルムカ−トリッジは省略して
ある)。
【0047】規定駒への撮影終了後、フィルムカ−トリ
ッジ内へフィルム4を巻戻し、該フィルムカ−トリッジ
を取出す場合は、前述したように開閉レバ−56の腕部
56cを手動操作にてスプリング62の付勢力に抗して
押し下げる。これにより、カメラ本体52の突出部52
bと開閉レバ−56の56d部の係合が解除され、裏蓋
55は開状態となる。
【0048】この際、開閉レバ−56の56e部は前述
したようにカメラ本体52の突起部52bに摺接する
か、或はその下方にある。この状態は図11に示すよう
な状態であり、開閉レバ−56はフォ−ク59を下方に
押し下げている状態であって、フォ−ク59のフォ−ク
部59aとフィルムカ−トリッジの供給スプ−ル2とは
係合しない位置にある為、フォ−ク59が自転してもフ
ィルムカ−トリッジの供給スプ−ル2は駆動せず、また
開閉レバ−56の立曲部56fは下方に移動している
為、ロックレバ−3の突出部3aの押込みを解除してい
るので、供給スプ−ル2はロックレバ−3により回転を
阻止された状態になっている。
【0049】したがって、ここで何らかの衝撃をカメラ
が受けても供給スプ−ル2が回転してしまうことはな
い。よって、誤った誤ったフィルム4の使用状況を示す
といった事が一切無くなる。
【0050】図14,15は本発明の第3の実施例に係
る図である。
【0051】図14において、101はカメラ本体、1
02は軸部102aにて回動可能にカメラ本体101に
取付けられているカ−トリッジ室蓋、103はカ−トリ
ッジ室である。
【0052】図15はフィルムカ−トリッジの斜視図で
あり、ロックレバ−3の突出部3aが例えば図14に示
すような位置にあれば、図14に示す様に直接カ−トリ
ッジ室蓋102によりロックレバ−3を切換えることが
できる。
【0053】更に詳述すると、カ−トリッジ室103に
フィルムカ−トリッジを装填し、カ−トリッジ室蓋10
2を閉じると、それに伴いカ−トリッジ室蓋102の凸
部102bにてロックレバ−3の突出部3aは押込ま
れ、供給スプ−ル2は初めて回転可能な状態となる。
【0054】以上の各実施例によれば、カ−トリッジ室
蓋の開閉操作に連動してフィルムカ−トリッジ内に設け
られたロックレバ−の状態を切換えるようにしたので、
フィルムカ−トリッジの取り出しの際に不用意に供給ス
プ−ルが回転してしまうといった事を防止することがで
きる。また、このような構成を、様々のカ−トリッジ室
構造を持つものであっても、簡単な構造により、適用す
ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カ−トリッジ室蓋の開閉動作に連動してロック手段の状
態を切換える切換手段を設け、カ−トリッジ室蓋が開か
れることにより、ロック手段による供給スプ−ルの回転
阻止を行い、カ−トリッジ室蓋が閉じられることによ
り、ロック手段による供給スプ−ルの回転阻止解除を行
うようにしている。よって、フィルムカ−トリッジの取
り出しの際に不用意に供給スプ−ルが回転してしまうと
いった事の防止を、簡単な構造で、様々のカ−トリッジ
室構造であっても実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施例において用いら
れるフィルムカ−トリッジの斜視図である。
【図2】図1のフィルムカ−トリッジの縦断面図であ
る。
【図3】図1のフィルムカ−トリッジの要部構成を示す
横断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例におけるカメラのカ−ト
リッジ室周辺を示す縦断面図である。
【図5】図4の状態からカ−トリッジ室蓋を閉じたとき
の状態を示すカ−トリッジ室周辺を示す縦断面図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例を示すカメラの斜視図で
ある。
【図7】図6のカ−トリッジ室周辺を示す縦断面図であ
る。
【図8】図7のフォ−ク部周辺の詳細を示す縦断面図で
ある。
【図9】図7のカ−トリッジ室にフィルムカ−トリッジ
を装填した時の状態を示す縦断面図である。
【図10】図9の状態におけるフィルムカ−トリッジと
開閉レバ−との関係を示す側面図である。
【図11】図9の状態からカ−トリッジ室蓋を開放した
ときの状態を示す縦断面図である。
【図12】図6に示す開閉レバ−の構造を示す斜視図で
ある。
【図13】図11の状態におけるフィルムカ−トリッジ
と開閉レバ−との関係を示す側面図である。
【図14】本発明の第3の実施例におけるカメラのカ−
トリッジ室周辺を示す横断面図である。
【図15】本発明の第3の実施例において用いられるフ
ィルムカ−トリッジの斜視図である。
【符合の説明】
2 フィルムカ−トリッジの供給スプ−ル 3 ロックレバ− 12 解除レバ− 13 連動レバ− 18 カ−トリッジ室蓋 55 裏蓋 56 開閉レバ− 102 カ−トリッジ室蓋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムカ−トリッジ内の供給スプ−ル
    の回転を阻止する位置と阻止しない位置とに切換え可能
    なロック手段を有するフィルムカ−トリッジを用いるカ
    メラであって、フィルムカ−トリッジ装填用のカ−トリ
    ッジ室と、該カ−トリッジ室を遮閉あるいは開放するカ
    −トリッジ室蓋と、該カ−トリッジ室蓋の開閉動作に連
    動して前記ロック手段の状態を切換える切換手段とを設
    けたことを特徴とするカメラ。
JP28937491A 1991-09-06 1991-10-09 カメラ Pending JPH05158140A (ja)

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JP28937491A JPH05158140A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 カメラ
US08/388,898 US5563673A (en) 1991-09-06 1995-02-14 Camera

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0801322A1 (en) * 1996-04-12 1997-10-15 Ikegami Tsushinki Co., Ltd. Ejecting device for image pick up apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0801322A1 (en) * 1996-04-12 1997-10-15 Ikegami Tsushinki Co., Ltd. Ejecting device for image pick up apparatus
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