JPH05157799A - 半導体素子劣化検出回路 - Google Patents

半導体素子劣化検出回路

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JPH05157799A
JPH05157799A JP3349390A JP34939091A JPH05157799A JP H05157799 A JPH05157799 A JP H05157799A JP 3349390 A JP3349390 A JP 3349390A JP 34939091 A JP34939091 A JP 34939091A JP H05157799 A JPH05157799 A JP H05157799A
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JP
Japan
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circuit
gate
mos transistor
stress
electrode
Prior art date
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JP3349390A
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English (en)
Inventor
Yuichi Kado
門  勇一
Toshiaki Tsuchiya
敏章 土屋
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直流電気特性測定用の電極端子の影響を除去
し、実際に受けている交流ストレスに近いストレスを被
測定トランジスタに印加できる。 【構成】 NMOSトランジスタ1のゲート電極および
ドレイン電極にトランスファーゲート6,7を介して電
極パッド2,5を接続し、このトランスファーゲート
6,7を集積回路の実動作時には制御回路8により非導
通とし、直流電気特性測定時には導通するように制御す
ることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極微細化され、集積回
路中で高速動作するMOSトランジスタの素子寿命を的
確に予測するのに好適な半導体素子劣化検出回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】大規模集積回路(以下、LSIと略す)
の高速化と高集積化を図るため、MOSトランジスタの
比例縮小則に従った微細化が進められている。しかしな
がら、素子性能の向上に対する配線容量等寄生容量の増
大が相対的に大きくなり、速度性能向上を図るため、素
子寸法の微細化に比例した電源電圧の低下はなされてい
ない。この結果、素子の微細化とともにドレイン付近の
電界強度が増加し、この高電界下で生ずるホットキャリ
アが雪崩イオン化を引き起こし、さらに、多くの電子や
ホール(正孔)を発生させる。このようなホット電子や
ホット正孔は、ゲート酸化膜に注入される等、種々のホ
ットキャリア効果を引き起こし、トランジスタ特性を劣
化させるため、LSIの信頼性上大きな問題になってい
る。特に、キャリアが電子であるNMOSは、PMOS
に比べ雪崩イオン化が起き易く深刻な問題になってい
る。
【0003】これまで、微細CMOS回路のホットキャ
リア寿命を考慮した電源電圧の上限は、直流バイアス
(ストレス)によるNMOSFETの寿命試験によって
行われていた(公知文献1:E.Takeda and N.Suzuki,IE
EE Electron Device Lett.,Vol.EDL-4,No.4, pp111-11
3,1983)。この方法は、基板電流のみモニタして寿命予
測できるので広く用いられている。しかしながら、最
近、交流ストレスによる寿命試験の必要性が高まってい
る。実際の素子はLSI内でダイナミックに動作してい
るのであり、その場合、劣化がどうなるのかは実用的な
素子の信頼性寿命を予測する上で重要だからである。特
に、交流ストレスが直流ストレスより劣化を加速する交
流増速劣化が存在するか否かは大きな問題になっている
(公知文献2:W.Weber,C.Werner and G.Dorda,IEEE El
ectron Device Lett.,Vol.EDL-5.pp518.1984)。さら
に、0.2μm以下の極微細CMOS回路の信頼性を評
価するためには、1ns以下の速度でスイッチング動作
する素子の交流ストレスによる劣化を実験的に明らかに
する必要がある(公知文献3:H.Wang,M.Davis,H.De,S.
Bibyk and Y.Nissan-Cohen.Tech.Dig,Int'l Electron D
evices Meet.,Washington D.C.,1989,pp79(IEEE,New Yo
rk,1989)) 。
【0004】上述した必要性から、できるだけ実動作に
近い交流ストレスをMOSトランジスタに印加して、ト
ランジスタの電気的特性劣化を加速して寿命を予測する
方法が提案されている。従来、この方法にはインバータ
を用いたリングオシレータを動作させ、1段当りの遅延
時間の増加を素子の劣化と間接的に結び付けて評価する
方法と、動作の前後で被ストレス素子の直流特性を測定
し、直接素子の特性劣化を評価する方法があった(前者
の公知文献:吉田、奥山、池田、佐伯、石田、久保田、
電子情報通信学会技術報告 SDM90−37、199
0;後者の公知文献:松崎、渡辺、南、長野、電子情報
通信学会技術報告 SDM90−54、pp41−4
5、1990)。このうち、後者の方法は従来の直流ス
トレスによる寿命試験との対応関係が明確になるので望
ましい。
【0005】図7に、後者の方法による代表的な交流ス
トレスによる寿命予測回路を示す。ここで、103は寿
命を測定する被ストレス素子であるNMOSトランジス
タ(以下、NMOSと略す)、2,3,4,5は前記N
MOS103の電気的直流特性を測定するための電極パ
ッドであり、順にNMOSのゲート,ソース,基板及び
ドレインの各々の端子に直接接続されている。10は交
流ストレス信号のモニター用パッド、11は論理ゲート
列であるCMOSインバータ・チェイン、12は高電位
側電源用電極パッド、15は低電位側電源用電極パッド
であり、被ストレス素子,被測定素子であるNMOS1
03で構成されているCMOSインバータとでリンクオ
シレーターを構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示した従来の回路では、以下の問題点がある。 被測定素子であるNMOS103のゲート電極およ
びドレイン電極に直接直流特性測定用の大きな寄生容量
を有する電極パッド2および5がついているため、交流
信号の立ち上がりおよび立ち下がり特性が実動作に比べ
劣化してしまう。その結果、高速でスイッチング動作す
るNMOS103の劣化を正確に評価できなくなる。 実際のLSIでは高速に動作する順序回路もあれ
ば、間欠的に動作する組み合わせ論理回路もあり、交流
信号の周波数は回路に依存する。しかしながら、リング
発振器を用いているので、電源電圧を決めると交流スト
レス信号の周波数はインバータの段数で一意に決まって
しまい、自由に変えることができない。従って、寿命予
測には発振周波数の異なる複数の回路が必要になる。 交流ストレスによる劣化においては、被ストレス素
子であるNMOS103のゲート電圧およびソース電圧
の位相関係が重要になるが、この回路では、この位相関
係が一意に決まってしまう。実際の論理LSIでは、論
理ゲートのファンイン数とファンアウト数により、この
論理ゲートを構成するトランジスタのゲート電圧および
ソース電圧の位相関係は変化する。従って、位相関係を
可変にして交流ストレスを印加できる回路が望ましい。
【0007】このような状況下にあって、上記の3つの
問題を解決できるトランジスタ劣化検出回路及び交流ス
トレスによる素子寿命予測回路が要請されていた。特
に、極微細・超高速CMOSおよびNMOS回路中で動
作するMOSトランジスタの寿命を予測するため、実動
作に近い速い立ち上がりおよび立ち下がり特性を持つ交
流ストレス信号を印加できる回路の実現が要請されてい
た。
【0008】本発明は、このような要請に応えるために
なされたものであり、極微細・超高速CMOS回路中で
動作しているトランジスタの劣化を検出したり、寿命を
正確に予測するため、直流電気特性測定用の電極端子の
影響を除去し、実際に受けている交流ストレスに近いス
トレスを被測定トランジスタに印加できる回路的手段を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる半導体素
子劣化検出回路は、集積回路を構成しているMOSトラ
ンジスタのソース電極および基板電極に直流電気特性測
定用の電極端子を接続し、MOSトランジスタのゲート
電極およびドレイン電極には各々トランスファー・ゲー
トを介して、直流電気特性測定用の電極端子を接続する
とともに、MOSトランジスタを含む集積回路の実動作
時にはトランスファー・ゲートを非導通とし、MOSト
ランジスタの直流電気特性測定時にはトランスファー・
ゲートを導通とする制御回路を備えたものである。
【0010】また、MOSトランジスタの入力ゲート端
に外部交流信号源により駆動が可能で、MOSトランジ
スタに電気的交流信号を印加してこのMOSトランジス
タの電気的特性劣化を加速する論理ゲート列を設けたも
のである。
【0011】
【作用】本発明においては、被測定素子のMOSトラン
ジスタを含む集積回路の実動作時にはトランスファー・
ゲートを閉じてあるので、ゲート電極とドレイン電極に
接続されている電極パッドが切り離され、寄生容量がな
くなるので、高速スイッチング動作をさせることができ
る。
【0012】また、電気的特性劣化を加速する論理ゲー
ト列は、外部交流信号源により駆動できるので、任意の
周波数を被測定素子に印加することができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明にかかる半導体素子劣化検出
回路の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】図1に本発明の第1の実施例を示す。本回
路は、CMOS回路を構成しているNMOSが回路内で
動作する時の性能劣化を検出し、寿命を予測する回路的
手段を提供している。ここで、1は寿命を測定する被測
定素子であるNMOSトランジスタ(以下NMOSと略
す)、2,3,4,5は前記NMOS1の電気的直流特
性を測定するための電極パッドであり、順にNMOS1
のゲート、ソース、基板及びドレインの各々の端子に接
続されている。6および7はトランスファーゲート(以
下、TGという)であり、各々電極パッド2および5と
NMOS1のゲートおよびドレイン電極とを接続してい
る。8はこれらのTG6,7の制御回路、12は高電位
側電源用電極パッド、13は前記被測定素子のNMOS
1の入力ゲート接続されている任意の論理回路、14は
出力ドレイン端に接続されている任意の論理回路であ
る。図2(a)は本発明の図1の交流ストレス試験回路
からNMOS1の電気的直流特性を測定するときの等価
回路を抜き出したものであり、図2(b)は、NMOS
1の電気的直流特性を測定するときの回路である。図2
(a),(b)は、いずれも交流ストレス印加後でのし
きい値電圧や相互コンダクタンス等の電気的直流特性の
変化を測定するための基準となる特性を測定するための
回路である。特に、図2(b)はTG6,7が挿入され
ていないので、電気的直流特性の基準とすることができ
る。
【0015】以上の本発明の回路を用いた交流ストレス
によるトランジスタの素子劣化検出法と寿命予測法につ
いて述べる。最初にLSIを動作させる前に電極パッド
2,3,4,5を用いて被測定素子であるNMOS1の
しきい値電圧や相互コンダクタンス等の電気的直流特性
を測定する。この電気的直流特性測定時には、TG6お
よび7のゲート電圧を制御回路8により制御して導通状
態にしておく。次に、同じくTG6および7のゲート電
圧を制御して非導通状態にして、規定の電源電圧でLS
Iを動作させ、一定時間経過後、再びTG6および7の
ゲート電圧を制御回路8により制御して導通状態にし
て、NMOS1のしきい値電圧や相互コンダクタンス等
の電気的直流特性を測定する。そして、前回の測定結果
と比較することにより、交流ストレスを受けた結果生じ
た素子劣化の程度を検出することができる。また、スト
レス時間を変えてしきい値電圧や相互コンダクタンスの
劣化量を測定することにより、実動作させた時の素子寿
命を推定することができる。本発明の回路を用いると、
TG6,7を非導通状態にして測定できるので、電気的
直流特性測定用の電極パッド容量の影響を低減し、被測
定素子が実際に受ける交流ストレス波形に近いストレス
を印加することができる。これにより、LSIの中で用
いている任意の素子の交流ストレス劣化を本回路を用い
て検出し、その素子の寿命を確実に予測することができ
る。
【0016】図3に本発明の第2の実施例を示す。図1
と同じ符号は同一部分を示し、9は外部からパルスを入
力するための入力パッドで、これから入力された信号を
CMOSインバータ・チェイン11Aにインバータを構
成しているトランジスタの固有の動特性で、NMOS1
へ交流ストレス信号を伝達する。11BもCMOSイン
バータ・チェインであり、NMOS1に対して現実的な
負荷となると同時に、交流ストレス信号をモニター用パ
ッド10に伝達する。この実施例の場合も交流ストレス
印加後でのしきい値電圧や、相互コンダクタンス等の電
気的直流特性の変化を測定するための基準となる特性を
測定するための回路は図2(a),(b)のようにな
る。
【0017】以上の本発明の回路を用いた交流ストレス
によるトランジスタの寿命予測法と本回路の特徴につい
て述べる。最初に、交流ストレスを印加する前に電極パ
ッド2,3,4,5を用いて被測定素子であるNMOS
1のしきい値電圧や相互コンダクタンス等の電気的直流
特性を測定する。次に、入力パッド9に外部パルス発生
器(図示せず)から発生させたパルスを入力してCMO
Sインバータ・チェイン11Aを駆動し、交流ストレス
をNMOS1に印加する。この時の入力パルスの繰り返
し周波数は、従来のリングオシレータを用いた発振回路
と異なり、外部パルス発生器により任意に選ぶことがで
きる。さらに、TG6および7のゲート電圧を制御回路
8で制御することにより、前記被測定素子であるNMO
S1のゲート入力負荷容量とドレイン出力負荷容量を変
化させ、前記トランジスタのゲート電圧変化およびドレ
イン電圧変化の立ち上がりおよび立ち下がり速度、両電
圧変化の位相関係を変化させることができる。
【0018】図4にTG6および7のゲート電圧と被測
定素子であるNMOS1のゲートおよびドレイン端の電
圧変化との関係を示す。図4(a)に示したのは、TG
6,7のゲート電圧を、共にlowレベルとした場合で
あり、TG6,7が共に非導通となる。このとき、被測
定素子であるNMOS1のゲート端の入力負荷容量およ
びドレイン端の出力負荷容量はTG6および7の接合容
量のみになる。その結果、直流特性測定用の大きな電極
パッド容量の影響がなくなり、論理ゲート固有のドレイ
ン電圧変化の立ち上がりおよび立ち下がり速度を実現で
きる。例えば0.2μmゲートのCMOSインバータで
回路を構成した場合には、100ps以下の立ち上がり
および立ち下がり時間を実現できる。これにより極微細
CMOSおよびNMOS回路中で超高速動作するMOS
トランジスタの素子寿命を的確に予測することが可能に
なる。図4(b)に示したのはTG6,7のゲート電圧
を共にhighレベルとした場合であり、TG6,7が
共に導通となる。この時、被測定素子であるNMOS1
のゲート端およびドレイン端には、TG6および7を通
して直流特性測定用の大きな電極パッド容量が接続され
ている。図4(c)に示したのはNMOS1のゲート側
TG6が導通、ドレイン側のTG7が非導通の場合であ
り、NMOS1のゲート側に大きな付加容量が接続され
ることになる。これは、実際の回路ではファンイン数が
大きい場合に対応する。図4(d)に示したのはNMO
S1のゲート側のTG6が非導通、ドレイン側のTG7
が導通の場合であり、NMOS1のドレイン側に大きな
付加容量が接続されることになる。これは、実際の回路
ではファンアウト数が大きい場合に対応する。
【0019】以上の四つの条件で交流ストレスを印加す
ることにより、ゲート電圧変化およびドレイン電圧変化
の立ち上がりおよび立ち下がり速度、両電圧変化の位相
関係がトランジスタの劣化に与える影響について明らか
にすることができる。図5にCMOS回路において、2
入力NAND論理ゲートを構成しているNMOSトラン
ジスタの交流ストレス試験回路に、本発明の回路を適用
した例を示す。同様に、多入力のNANDやNOR論理
ゲートを構成するNMOSおよびPMOSトランジスタ
についても適用することができる。
【0020】さらに、図6にはNMOSのみで構成され
たE/E型MOS回路を構成しているNMOSトランジ
スタの交流ストレス試験回路に、本発明の回路を適用し
た例を示す。同様に、多入力のNANDやNOR論理ゲ
ートを構成するNMOSトランジスタについても適用す
ることができる。図5および図6において、101およ
び102は寿命を測定する被ストレス素子であるNMO
Sトランジスタ(以下NMOSと略す)であり、その他
は図3と同じであり、図2(a),(b)も同様に適用
できる。
【0021】なお、図3,5,6の実施例では、CMO
Sインバータ・チェイン11A,11Bを用いている
が、本発明はこれに限定されず、他の論理ゲート列であ
ってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体素
子劣化検出回路は、集積回路を構成しているMOSトラ
ンジスタのソース電極および基板電極に直流電気特性測
定用の電極端子を接続し、MOSトランジスタのゲート
電極およびドレイン電極には各々トランスファー・ゲー
トを介して、直流電気特性測定用の電極端子を接続する
とともに、MOSトランジスタを含む集積回路の実動作
時にはトランスファー・ゲートを非導通とし、MOSト
ランジスタの直流電気特性測定時にはトランスファー・
ゲートを導通とする制御回路を備え、また、MOSトラ
ンジスタの入力ゲート端に外部交流信号源により駆動が
可能で、MOSトランジスタに電気的交流信号を印加し
てこのMOSトランジスタの電気的特性劣化を加速する
論理ゲート列を設けたので、LSIの中で動作するMO
Sトランジスタの劣化を検出し、寿命を予測する場合、
以下に記す優れた効果がある。 被ストレス素子であるMOSトランジスタのゲート
電極およびソース電極に寄生する容量の大きさは実際の
論理回路で生ずる程度に抑制できるので、論理ゲート固
有のドレイン電圧変化の立ち上がりおよび立ち下がり速
度を持った交流ストレス信号を実現できる。例えば0.
2μmゲートのCMOSインバータで回路を構成した場
合には、100ps以下の立ち上がりおよび立ち下がり
時間を実現できる。これにより、極微細CMOSおよび
NMOS回路中で超高速動作するMOSトランジスタの
素子寿命を的確に予測することが可能になる。 論理ゲート列で交流ストレス印加回路を構成してい
るので、交流ストレス信号の周波数を自由に変えること
ができる。 被ストレス素子であるMOSトランジスタのゲート
およびソース電極に接続されているTGを制御すること
により、ゲートおよびソース電圧の位相関係を制御して
交流ストレスを印加することができる。これにより、実
際の論理LSIで論理ゲートのファンイン数とファンア
ウト数に依存して起きている現象を模擬することが可能
になると同時に、交流ストレスによる劣化のメカニズム
を解明する有効な手段を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体素子劣化検出回路の第1
の実施例を示す回路図である。
【図2】図1の実施例におけるNMOSの電気的直流特
性を測定するときTGを介する場合と介さない場合の等
価回路である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図4】図3の実施例のトランスファー・ゲートのゲー
ト電圧と被測定素子であるNMOSのゲート及びドレイ
ン端の電圧変化との関係を示した図である。
【図5】CMOS回路において2入力NAND論理ゲー
トを構成しているNMOSトランジスタの交流ストレス
試験回路に、本発明の回路を適用した例を示す回路図で
ある。
【図6】NMOSのみで構成されたE/E型MOS回路
を構成しているNMOSトランジスタの交流ストレス試
験回路に、本発明の回路を適用した例を示す回路図であ
る。
【図7】従来の交流ストレス試験回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
101 NMOSトランジスタ 102 NMOSトランジスタ 103 NMOSトランジスタ 1 NMOSトランジスタ 2 電極パッド 3 電極パッド 4 電極パッド 5 電極パッド 6 トランスファーゲート 7 トランスファーゲート 8 制御回路 9 入力パッド 10 モニター用パッド 11 CMOSインバータ・チェイン 11A CMOSインバータ・チェイン 11B CMOSインバータ・チェイン 12 高電位側電源用電極パッド 13 論理回路 14 論理回路 15 低電位側電源用電極パッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路を構成しているMOSトランジ
    スタのソース電極および基板電極に直流電気特性測定用
    の電極端子を接続し、前記MOSトランジスタのゲート
    電極およびドレイン電極には各々トランスファー・ゲー
    トを介して、直流電気特性測定用の電極端子を接続する
    とともに、前記MOSトランジスタを含む集積回路の実
    動作時には前記トランスファー・ゲートを非導通とし、
    前記MOSトランジスタの直流電気特性測定時には前記
    トランスファー・ゲートを導通とする制御回路を備えた
    ことを特徴とする半導体素子劣化検出回路。
  2. 【請求項2】 MOSトランジスタの入力ゲート端に外
    部交流信号源により駆動が可能で、前記MOSトランジ
    スタに電気的交流信号を印加してこのMOSトランジス
    タの電気的特性劣化を加速する論理ゲート列を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体素子劣化検出回
    路。
JP3349390A 1991-12-09 1991-12-09 半導体素子劣化検出回路 Pending JPH05157799A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100472004B1 (ko) * 2002-07-30 2005-03-10 동부아남반도체 주식회사 반도체 장치
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