JPH05157375A - 冷凍装置の運転制御装置 - Google Patents

冷凍装置の運転制御装置

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JPH05157375A
JPH05157375A JP3325686A JP32568691A JPH05157375A JP H05157375 A JPH05157375 A JP H05157375A JP 3325686 A JP3325686 A JP 3325686A JP 32568691 A JP32568691 A JP 32568691A JP H05157375 A JPH05157375 A JP H05157375A
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Kenji Tanimoto
憲治 谷本
Toshiyuki Momono
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍装置の制御目標値を設定するサーモセッ
トや温度センサの誤差に起因する制御性能の悪化を防止
する。 【構成】 能力制御手段20により、冷凍対象温度を設
定手段20の設定値と比較して、冷凍対象温度が設定値
のディファレンシャルの両端に達すると冷凍能力を増減
調節する。ディファレンシャル選択手段25により、設
定値が所定温度よりも高いときにはディファレンシャル
の幅値を標準値に、設定値が所定温度以下のときには標
準値よりも小さい縮小値に切換える。これにより、サー
モスタットの誤差に起因する凍防運転の開始温度とディ
ファレンシャル下端値との干渉を回避する。ディファレ
ンシャル切換手段26により、所定時間の間に能力の増
減が複数回繰返されると、ディファレンシャルの幅値を
拡大値に切換える。これにより、ハンチングを回避す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍装置の運転制御装
置に係り、特に設定温度の上下に冷凍能力を増減調節す
るための切換点を設けたものの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷凍装置の運転制御装置とし
て、例えば機械等の冷却水を冷凍回路の冷媒との熱交換
により冷却するようにした水冷却装置に配置される冷凍
装置では、冷媒が蒸発する蒸発器の出口における冷却水
温度をサーモスタットの設定値と比較して、冷却水温度
が下降しているときには、設定値のディファレンシャル
の下端値に達すると、圧縮機の容量を低減するなど冷凍
能力を低減する一方、冷却水温度が上昇しているときに
は、設定値のディファレンシャルの上端値に達すると、
冷凍能力を増大させることで、冷却水温度を設定値付近
に収束させるようにしており、このような技術は一般的
な制御技術として知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、下記のような問題がある。
【0004】第1に、サ―モスタットのディファレンシ
ャルの幅つまり上端値と下端値との温度差は、一般に所
定幅例えば3℃程度に定められているが、実際には製品
ごとにバラツキがあり、一般に±0.8℃程度の範囲の
一定誤差を含んでいる。一方、特に液体を冷却する場
合、冷却水が凍結するのを防止すべく凍防運転の指令信
号を出力する凍結防止サーモが設けられているが、この
凍結防止サーモの作動温度にも±1℃程度の誤差があ
る。したがって、例えば上記のような水冷却装置では、
設定温度が特に低い場合、ディファレンシャルの幅値が
誤差の範囲内で3℃よりも大きい側にバラツキをもって
いるときには、設定値が低い値に設定されると、設定値
のディファレンシャルの下端値と凍結防止サーモの作動
温度とがオーバーラップして、頻繁に凍防運転に突入
し、その間冷凍能力が失われるので、冷凍装置の機能が
低下する虞れが生じる。
【0005】第2に、一般に例えば上述のような冷却装
置では、出口温度がディファレンシャルの両端値を通り
越して上昇又は下降するいわゆるオーバーシュートを生
じるため、ディファレンシャルの両端間で出口温度が往
復変化し、能力の増減を頻繁に繰返すハンチング状態に
陥ることがある。ディファレンシャルの規格値に対して
サ―モスタットの製品誤差がプラス側の公差内にある場
合には、ハンチング状態に陥る虞れはそれ程強くない
が、特に、ディファレンシャルの規格値に対してマイナ
ス側の公差内にある場合には、能力の変更が頻繁になさ
れる結果、ハンチング状態に陥る虞れが強くなる。
【0006】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、冷凍装置の運転状態に応じて、設定
値のディファレンシャルの幅値を変更する手段を講ずる
ことにより、凍防運転等による連続運転の中断を回避
し、制御状態のハンチングを回避することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の講じた手段は、図1に示すように
(一点鎖線部分を除く)、冷凍能力が複数のステップ値
に変更可能に構成された冷凍回路(6)を備え、冷凍対
象の温度を検出する温度検出手段(Thw)と、冷凍対象
温度の制御目標値を設定する設定手段(22)と、上記
温度検出手段(Thw)の出力を受け、一定のサンプリン
グ時間ごとに冷凍対象温度を上記設定手段(22)で設
定された制御目標値と比較して、冷凍対象温度が下降時
には、制御目標値のディファレンシャルの下端値に達す
ると冷凍能力のステップ値を低減する一方、冷凍対象温
度が上昇時には、上記制御目標値のディファレンシャル
の上端値に達すると冷凍能力のステップ値を増大させる
よう制御する能力制御手段(20)とを備えた冷凍装置
の運転制御装置を対象とする。
【0008】そして、上記ディファレンシャルの幅値と
して標準値,該標準値よりも小さい縮小値の2種類を記
憶する記憶手段(21)と、該記憶手段(21)で記憶
される2種類のディファレンシャル幅について、上記設
定手段(22)で設定される制御目標値が所定値を越え
るときには上記標準値を選択する一方、制御目標値が所
定値以下のときには上記縮小値を選択するディファレン
シャル選択手段(25)とを設ける構成としたものであ
る。
【0009】請求項2の発明の講じた手段は、図1に示
すように(破線部分を除く)、上記請求項1の発明と同
様の冷凍装置の運転制御装置を対象とし、上記ディファ
レンシャルの幅値として標準値,該標準値よりも大きい
拡大値の2種類を記憶する記憶手段(21)と、上記能
力検出手段(20)により制御される冷凍能力を検出す
る能力検出手段と、該能力検出手段の出力を受け、冷凍
能力が低減されてから所定時間が経過したときを計測す
る計時手段と、上記能力検出手段の出力を受け、上記記
憶手段(21)で記憶される大小2種類のディファレン
シャル幅について、常時は標準値を選択する一方、上記
計時手段の出力を受けるまでに、冷凍能力の低減,増大
が複数回繰返されたときには、ディファレンシャル幅を
拡大値に切換えて一定時間の間その状態に維持するディ
ファレンシャル切換手段(26)とを設ける構成とした
ものである。
【0010】請求項3の発明の講じた手段は、図1に示
すように(破線部分及び一点鎖線部分を含む)、上記請
求項1の発明と同様の冷凍装置の運転制御装置を対象と
し、上記ディファレンシャルの幅値として標準値,該標
準値よりも小さい縮小値,上記標準値よりも大きい拡大
値の3種類を記憶する記憶手段(21)と、上記温度検
出手段(Thw)の出力を受け、上記記憶手段(21)で
記憶される上記3種類のディファレンシャル幅につい
て、上記制御目標値が所定値を越えるときには標準値を
選択し、制御目標値が所定値以下のときには縮小値を選
択するディファレンシャル選択手段(25)と、上記能
力制御手段(20)により制御される冷凍能力を検出す
る能力検出手段と、該能力検出手段の出力を受け、冷凍
能力が低減されてからの経過時間を計測する計時手段
と、上記能力検出手段の出力を受け、常時は標準値を選
択する一方、上記計時手段の出力を受けるまでに、冷凍
能力の低減,増大が複数回繰返されたときには、ディフ
ァレンシャル幅を拡大値に切換えて一定時間の間その状
態に維持するディファレンシャル切換手段(26)とを
設ける構成としたものである。
【0011】請求項4の発明の講じた手段は、上記請求
項1又は3記載の冷凍装置において、冷凍装置を液体を
冷却するための蒸発器を冷凍回路(6)に配設するもの
とし、冷凍対象温度を液体温度とする。そして、液体温
度が凍結開始温度に達したときを検出して凍結防止運転
の開始信号を出力する凍防信号出力手段(26WL)を設
けたものである。
【0012】
【作用】以上の構成により、請求項1の発明では、ディ
ファレンシャル選択手段(25)により、記憶手段(2
1)に記憶されているディファレンシャルの幅値に対
し、冷凍対象の制御目標値が所定値以下のときには、標
準値よりも小さい縮小値に切換えられる。したがって、
制御目標値を設定する設定回路(サ―モスタット)(2
2)の製品誤差によって、ディファレンシャルの幅値が
規格値のプラス側にある場合にも、その下端値が冷凍対
象温度の下限値を規定するスイッチ類の作動温度との干
渉が可及的に回避され、運転可能範囲が拡大することに
なる。そして、このことにより、冷凍対象温度を下限値
近くに制御することが可能になる。
【0013】請求項2の発明では、冷凍装置の運転中、
設定回路(22)の製品誤差によって制御目標値のディ
ファレンシャルの幅値が規格値のマイナス側にあって、
ディファレンシャルの幅が小さすぎると、能力制御手段
(20)による冷凍能力の増減が頻繁に繰返されるいわ
ゆるハンチング状態に陥る虞れが生じる。その場合、能
力制御手段(20)により冷凍能力の低減、増大が複数
回繰返されると、能力検出手段によりこの増減の繰返し
が検出され、このような制御状態からサ―モスタットの
製品誤差がマイナス側にあることが検知される。そし
て、ディファレンシャル切換手段(26)により、ディ
ファレンシャルの幅値が標準値から拡大値に拡大される
ので、制御のハンチング状態への突入が可及的に回避さ
れることになる。
【0014】請求項3の発明では、ディファレンシャル
選択手段(25)とディファレンシャル切換手段(2
6)とにより、上記請求項1及び2の発明の作用が併せ
て得られるので、連続運転範囲が拡大するとともに、制
御のハンチング状態への突入が可及的に回避されること
になる。
【0015】請求項4の発明では、上記請求項1又は3
の発明の作用において、蒸発器における液体の凍結を防
止すべく、出口液温が所定温度以下になると凍防運転に
突入することになるが、設定回路(22)により設定さ
れた制御目標値のディファレンシャルの下端値が製品誤
差によっては凍防信号出力手段(26WL)の作動温度と
干渉する虞れがある。そのとき、ディファレンシャル切
換手段(25)により、ディファレンシャルの値が縮小
値に切換えられるので、ディファレンシャルの下端値と
凍防信号出力手段(26WL)の作動温度との干渉が可及
的に回避され、その結果、低温の液体の供給が可能にな
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
き説明する。
【0017】まず、請求項1の発明に係る第1実施例に
ついて説明する。図1は、第1実施例に係る液体冷却装
置の冷媒配管系統を示し、該液体冷却装置は、工作機械
等を冷却するためのチリングユニット(B)と、該チリ
ングユニット(B)の循環液を冷却するための冷凍装置
(A)とからなる。上記冷凍装置(A)は、後述のアン
ローダ機構(9)を備えた圧縮機(1)と、該圧縮機
(1)から吐出された冷媒を凝縮,液化するための凝縮
器(2)と、該凝縮器(2)で液化された冷媒を減圧す
る減圧機構(3)と、該減圧機構(3)で減圧された冷
媒を蒸発させる蒸発器(4)とを冷媒配管(5)で順次
接続してなる冷凍回路(6)を備えている。
【0018】ここで、上記減圧機構(3)は、開閉弁
(20Rn)(n=1〜4)とキャピラリチュ―ブ(C
n)(n=1〜4)との複数組を備えている。そして、
各キャピラリチュ―ブ(C1)〜(C4)の管径は順に
小さくなるよう、つまり第1キャピラリチュ―ブ(C
1)は大に、第2キャピラリチュ―ブ(C2)は中に、
第3キャピラリチュ―ブ(C3)は小に、第4キャピラ
リチュ―ブ(C4)は極小にそれぞれ設けられ、したが
って、減圧度が順に大きくなるようになされている。す
なわち、各開閉弁(R1)〜(R4)を個別に開くこと
により、各々減圧度の異なる第1〜第4キャピラリチュ
―ブ(C1)〜(C4)による減圧機構(3)の減圧度
を調節しうるようになされている。
【0019】そして、圧縮機(1)をフルロードにして
第1開閉弁(20R1)のみを開く最大能力の第1ステ
ップ(100%能力)と、圧縮機(1)をアンロードに
して第2開閉弁(20R2)のみを開く第2ステップ
(75%能力)と、圧縮機(1)をアンロードにして第
3開閉弁(20R3)のみを開く第3ステップ(50%
能力)と、圧縮機(1)をアンロードにして第4開閉弁
(20R4)のみを開く最小の第4ステップ(25%能
力)とに切換えるようになされている。
【0020】さらに、上記圧縮機(1)には、パイロッ
ト弁(20Ru)の開閉により容量をフルロードとアン
ロードとに切換えるためのアンローダ機構(9)が配置
されている。(Cu)は逆流防止用キャピラリチュ―ブ
である。
【0021】ここで、上記蒸発器(4)の利用媒体流通
部には、チリングユニット(B)のチラ―回路(10)
を循環する冷却液が流通するようになされており、冷凍
回路(6)において凝縮器(2)で付与された冷熱を蒸
発器(4)での熱交換により冷却液に付与し、冷却液を
冷却するようになされている。
【0022】なお、上記冷凍回路(6)の液ラインと吸
入管との間には、減圧機構(3)及び蒸発器(4)をバ
イパスして液冷媒を吸入管に注入するリキッドインジェ
クション回路(7)が設けられており、このリキッドイ
ンジェクション回路(7)には、インジェクション量を
大小切換えるための容量調節機構(8)が設けられてい
る。該容量調節機構(8)は、大小管径の異なるキャピ
ラリチュ―ブ(CI1),(CI2)と開閉弁(20R
1),(20R2)とを直列に接続してなる2つの組が
互いに並列に配置されている。すなわち、各開閉弁(2
0I1),(20I2)を個別に開閉することにより、
インジェクション量及び温度を可変としている。
【0023】また、液体冷却装置にはセンサ類が配設さ
れていて、(HPS1)は高圧保護用の圧力開閉器、(HPS
2)は高圧制御用の圧力開閉器、(26CH)は吐出ガス過
熱防止器、(Thd)は吐出管温度を検出する吐出管セン
サ、(Thw)は蒸発器(4)出口の水温Twoを検出する
温度センサ(温度検出手段)を付設してなる冷水温度調
節器、(26WL)は3±1℃で作動して凍防運転の指令
信号を出力する凍防信号出力手段としての凍結防止サー
モである。上記各センサの信号は冷凍装置(A)の運転
を制御する能力制御手段としてのコントロ―ラ(20)
に入力可能になされている。さらに、上記コントローラ
(20)には、制御用データ等を記憶する記憶手段とし
ての記憶回路(21)と、冷却水の出口温度Twoの制御
目標値Twsを設定する設定手段としての設定回路(2
2)とが内蔵されており、コントローラ(20)によ
り、上記各センサの検出値や記憶回路(21)の記憶内
容,設定回路(22)の設定内容等に応じて、装置の運
転を制御するようになされている。
【0024】次に、上記コントローラ(20)に寄る冷
却水の出口水温Twoの制御内容について説明する。図3
は冷凍能力の切換えを示し、制御目標値(設定値)Tws
の上下には、所定のサーモディファレンシャルDを隔て
た上下切換点(端値)Ts1,Ts2が設けられており、出
口水温Twoが降下するときには、出口水温Twoが下側切
換点Ts1に達した後3分間経過したときに下側切換点T
s1以下の水温であれば能力のステップ値を低減し、出口
水温Twoが上昇するときには、上側切換点Ts2に達した
後3分間経過したときに上側切換点Ts2以上であれば能
力のステップ値を増大する一方、上下切換点Ts1,Ts2
に達しても3分間経過したときに出口水温が元に戻って
いるときにはそのままの能力を維持するようになされて
いる。なお、上記設定値Twsは各切換点Ts1,Ts2の中
央値となっている。
【0025】ここで、上記コントローラ(20)内の記
憶回路(21)には、上記上下切換点Ts1,Ts2間のサ
ーモディファレンシャルの値として、標準値(例えば3
±0.8℃程度の値)と、この標準値よりも小さい縮小
値(例えば2.5±0.8℃程度の値)と、標準値より
も大きい拡大値(例えば3.8±0.8℃)とが記憶さ
れている。そして、コントローラ(20)により、出口
水温Twoの変化に応じて以下のようにサーモディファレ
ンシャルの切換を行うようになされている。
【0026】図4は、コントローラ(20)のサーモデ
ィファレンシャルの切換制御の内容を示す。まず、ステ
ップST1で、設定値Twsが所定温度(8±2.1℃)
(ここで、符号±は誤差を示し、以下、同じである)以
下か否かを判別し、設定値Twsが8±2.1℃以下であ
れば、低水温条件であると判断して、ステップST2に
進み、サーモディファレンシャルを標準値(3±0.8
℃)から縮小値(2.5±0.8℃)に切換える一方、
設定値Twsが所定温度(8±0.8℃)以下でなけれ
ば、標準条件であると判断して、ステップAST3に移
行して、サーモディファレンシャルを標準値(3±0.
8℃)に戻す。
【0027】以上のステップST1〜ST3の制御によ
り、請求項1の発明にいうディファレンシャル選択手段
(25)が構成されている。
【0028】上記第1実施例では、出口水温Twoの制御
目標値である設定値Twsが標準条件よりも低い低水温条
件(例えば8±2.1℃以下)のとき、見掛上設定値T
wsと凍結防止サーモ(26WL)の作動温度とが十分離れ
ていても、製品誤差によっては設定値Twsの下側切換点
Ts1が凍結防止サーモ(26WL)の作動温度(上記実施
例では3±1.0℃)にオーバーラップすることがあ
る。すなわち、温度センサの誤差等を考慮すると凍結防
止サーモ(26WL)の作動温度は最高4℃になり、冷水
温度調節器(Thw)(サ―モスタット)の製品誤差が規
格値3℃のプラス側にあると、設定温度Twsが例えば
6.3℃のとき下側切換点Ts1は最低4.0℃となり、
両者の温度領域がオーバーラップするので、設定温度T
wsを6.3℃以下には設定できないことになる。
【0029】ここで、上記実施例では、ディファレンシ
ャル選択手段(25)により、記憶回路(21)に記憶
されるディファレンシャルの値に対し、出口水温の設定
値Twsが所定値(8±2.1℃)以下のときには、標準
値(上記実施例では3±0.8℃)よりも小さい縮小値
(上記実施例では2.5±0.8℃)に切換えられるの
で、出口水温の設定値Twsと凍結防止サーモ(26WL)
が作動する温度(上記実施例では3±1.0℃)との干
渉が可及的に回避され、運転可能範囲が拡大することに
なる。そして、このことにより、低水温の供給が安定し
て行われるのである。
【0030】なお、水温が低いときには冷却能力が低下
するので、ディファレンシャルを小さくしてもハンチン
グを生ずる虞れは極めて少ない。
【0031】次に、請求項2の発明に係る第2実施例に
ついて説明する。第2実施例においても、水冷却装置の
構成は上記第1実施例と同じであり、説明を省略する。
図5及び図6は第2実施例におけるコントローラ(2
0)の制御内容を示し、ステップSR1で、装置の停止
指令が出力されたか否かを判別し、停止指令が出力され
ていなければ、ステップSR2に進み、さらに、サーモ
ディファレンシャルの拡大を許容する時間(1時間程
度)を定める後述の拡大タイマ(図示せず)(計時手
段)をカウント中か否かを判別して、カウントアップ中
であれば、ステップSR3で、拡大タイマがカウントア
ップしたか否かを判別する。そして、上記ステップSR
2の判別で拡大タイマがカウント中でないとき或は拡大
タイマがカウントアップしていなければ、ステップSR
4に進んで、設定回路(22)の設定値Twsが低水温条
件(8±2.1℃以下)と標準条件(8±2.1℃より
高い温度)との間で変更されたか否かを判別し、判別結
果がYESであれば、ステップSR5に移行して、サー
モディファレンシャルを元の標準値(3±0.8℃)に
戻す。なお。上記ステップSR3の判別で、拡大タイマ
がカウントアップしたYESのときにも、上記ステップ
SR5の制御に移行する。
【0032】次に、上記ステップSR4の判別で、設定
値Twsが変更されていないときには、ステップSR6,
SR7に進んで、能力がロードダウンしたか否か、アッ
プタイマが開始条件になったか否かをそれぞれ判別し、
いずれかがNOであれば上記ステップSR1の制御に戻
る一方、判別結果がいずれもYESであれば、ステップ
SR8に進んで、アップタイマ(図示せず)がカウント
中でないときにはカウントを開始させた後、アップタイ
マがカウント中であればそのままで、ステップSR9に
進んで、アップタイマがカウントアップするまで上記制
御を繰り返す。
【0033】そして、アップタイマがカウントアップす
ると、ステップSR10の制御に進んで、能力のロード
アップ条件か否かを判別し、ロードアップ条件でなけれ
ば、ステップSR11に進んで、再びアップタイマのタ
ウントを開始した後、ステップSR1の制御に戻る。ま
た、ロードアップ条件であれば、ステップSR12に進
んで、所定時間10分間をカウントするための10分タ
イマのカウント中か否かを判別し、10分タイマのカウ
ント中でなければ、ステップSR13に移行して、10
分タイマのカウントを開始した後、ステップSR1の制
御に戻る一方、10分タイマがカウント中であれば、ス
テップSR14に移行して、10分タイマがカウントア
ップしたか否かを判別する。
【0034】そして、ステップSR14の判別で、10
分タイマがカウントアップしていなければ、ステップS
R16に移行し、上記ロードアップ,ロードダウンが2
回繰返されたか否かを判別し、NOであればステップS
R1の制御に戻る一方、能力のロードダウン,ロードア
ップが2回繰返されると、所定時間内に連続して能力の
ロードダウンとロードアップとが繰返されたことからチ
ャタリングを生じていると判断して、ステップSR17
で、上記拡大タイマ(1時間程度に設定されている)の
カウントを開始するとともに、ステップSR18でサー
モディファレンシャルの幅値を標準値(3±0.8℃)
から拡大値(3.8±0.8℃)に変更した後、ステッ
プSR1の制御に戻る。
【0035】なお、上記ステップSR14の判別で、1
0分タイマがカウントアップすると、所定時間を越えて
いるため、ハンチングになる虞れは小さいと判断し、サ
ーモディファレンシャル値を変更することなくステップ
SR1の制御に戻る。
【0036】上記フローにおいて、ステップSR17の
制御により、請求項2の発明にいうディファレンシャル
切換手段(26)が構成されている。また、請求項2の
発明にいう能力検出手段は、コントローラ(20)内に
内蔵されている。
【0037】ここで、上記第2実施例において、水冷却
装置の運転中、製品の設定値Twsのディファレンシャル
の幅値Dが規格値3℃のマイナス側の公差内にあって、
例えば2.2℃になったとすると、ディファレンシャル
の幅が小さすぎて、能力の増減が頻繁に繰返されるいわ
ゆる制御のハンチング状態に陥る虞れが強くなる。半
面、これを防止すべく、ディファレンシャルの規格値を
広げると、上記第1実施例のように、凍防運転の開始温
度と設定値Twsのディファレンシャル域とがオーバーラ
ップして、頻繁に凍防運転に突入する虞れが生じること
になる。
【0038】その場合、上記第2実施例では、出口水温
Twoの制御中に、出口水温Twoが設定値Twsの上下切換
点Ts1,Ts2の区間を越えて変化し、制御のハンチング
が生じるような条件下でのみ、つまりこのような制御状
態からサ―モスタットの製品誤差がマイナス側にあるこ
とを検知して、ディファレンシャル切換手段(26)に
より、ディファレンシャルの値が標準値(3±0.8
℃)から拡大値(3.8±0.8℃)に拡大されるの
で、制御のハンチング状態への突入が可及的に回避され
ることになる。
【0039】また、実施例は省略するが、上記第1,第
2実施例から推測されるように、記憶装置(21)に、
ディファレンシャルの幅値Dとして標準値(3±0.8
℃),縮小値(2.5±0.8℃),縮小値(3.8±
0.8℃)の3種類を予め記憶させておき、出口水温の
設定値Twoが所定温度(例えば8±2.1℃)よりも高
い温度である標準条件では、設定値Twsの上下切換点T
s1,Ts2間のディファレンシャルの幅値Dとして標準値
(3±0.8℃)を選択し、出口水温の制御を行う一
方、出口水温の設定値Twsが所定温度(8±2.1℃)
以下となる低水温条件では、ディファレンシャルの幅値
Dとして縮小値(2.5±0.8℃)を選択するととも
に、所定時間内に、上下切換点Ts1,Ts2間で能力のロ
ードダウンとロードアップとが連続してなされたときに
は、ディファレンシャルの幅値Dを拡大値にするよう切
換えることにより、安定した低水温の供給を確保しなが
ら制御のハンチング状態への突入を可及的に回避するこ
とができる、次に、第3実施例について説明する。図7
は第3実施例におけるコントローラ(20)の制御内容
を示し、上記図2に示す水冷却装置を前提とする。ま
ず、ステップSP1で、出口水温Twoが6℃(−0〜+
3℃の誤差を含む)以下か否かを判別し、6℃以下でな
ければ、ステップSP2で10秒タイマをリセットして
戻る一方、6℃以下であれば、ステップSP3に進ん
で、能力をロードアップしてから20秒が経過したか否
かを判別し、20秒が経過するまでは上記ステップSP
2の制御を行った後、ステップSP1の制御に戻る。
【0040】そして、ステップSP4で、10秒タイマ
のカウントを開始してなければカウントを開始した後、
カウントを開始していればそのままで、ステップSP5
に進み、10秒タイマがカウントアップするまで待つ。
10秒タイマがカウントアップすると、ステップSP6
に進み、10秒間における出口水温差が0.5℃以上あ
るか否かを判別し、出口水温差が0.5℃以上なけれ
ば、ステップSP7で10秒タイマのカウントを開始し
てステップSP1の制御に戻る一方、出口水温差が0.
5℃以上あれば、凍結防止運転に突入の虞れがあると判
断し、ステップSP8に進んで、能力を最低ロード(2
5%運転)に設定する。
【0041】すなわち、上記第3実施例では、低水温条
件下で水冷却装置を運転する場合、設定温度Twsが凍結
防止サーモ(26WL)の作動温度に近付くため、オーバ
ーシュートによって凍防運転に突入する虞れがあるが、
出口水温Twoの急激な温度の低下によりその状態を検知
して、能力を最低ロード(25%)にすることで、凍防
運転(強制サーモオフ)への突入を可及的に回避するこ
とができ、連続運転範囲の拡大及び圧縮機(1)の発停
回数の低減を図ることができる。
【0042】なお、上記実施例では、冷凍装置として水
冷却装置を対象としたが、本発明はかかる実施例に限定
されるものではなく、空気調和装置の冷房運転時に、吸
込空気温度や吹出空気温度を制御目標として制御する場
合にも適用することができ、ディファレンシャル下端値
と下限温度への突入を防止するサ―モスタットの作動温
度との干渉を防止する効果や、ディファレンシャル幅の
過小に起因するチャタリングの防止効果等を得ることが
できる。
【0043】ただし、水冷却装置に適用することによ
り、出口水温の設定値Twsのディファレンシャル下端値
(下側切換点Ts1)が凍結防止サーモ(26WL)の作動
温度と干渉するのを可及的に回避することができ、特に
効果が顕著になる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、冷凍装置の冷凍能力を複数のステップ値に制御
可能にしておき、冷凍対象の温度とその制御目標値とを
比較して、冷凍対象温度が制御目標値のディファレンシ
ャルの両端値に達すると、冷凍能力を増減変更するよう
にした冷凍装置の運転制御装置において、冷凍対象の目
標温度が所定温度よりも高い標準条件下では、制御目標
値のディファレンシャルの幅値として標準値を選択する
一方、冷凍対象の温度が所定温度以下の低温条件下で
は、ディファレンシャルの幅値として標準値よりも小さ
い縮小値を選択するようにしたので、運転可能範囲の拡
大を図ることができる。
【0045】請求項2の発明によれば、冷凍装置の冷凍
能力を複数のステップ値に制御可能にしておき、冷凍対
象の温度とその制御目標値とを比較して、冷凍対象温度
が制御目標値のディファレンシャルの両端値に達する
と、冷凍能力を増減変更するようにした冷凍装置の運転
制御装置において、所定時間内に冷凍能力の低減,増大
が複数回繰返されたときには、ディファレンシャルの幅
値を標準値から縮小値に切換えるようにしたので、制御
のハンチングの発生を可及的に抑制することができ、よ
って、制御の安定化を図ることができる。
【0046】請求項3の発明によれば、冷凍装置の冷凍
能力を複数のステップ値に制御可能にしておき、冷凍対
象の温度とその制御目標値とを比較して、冷凍対象温度
が制御目標値のディファレンシャルの両端値に達する
と、冷凍能力を増減変更するようにした冷凍装置の運転
制御装置において、冷凍対象の目標温度が所定温度より
も高い標準条件下では、制御目標値のディファレンシャ
ルの幅値として標準値を選択する一方、冷凍対象の温度
が所定温度以下の低水温条件下では、ディファレンシャ
ルの幅値として標準値よりも小さい縮小値を選択すると
ともに、所定時間内に冷凍能力の低減,増大が複数回繰
返されたときには、ディファレンシャルの幅値を標準値
から縮小値に切換えるようにしたので、運転可能範囲の
拡大を図りつつ、制御の安定化を図ることができる。
【0047】請求項4の発明によれば、上記請求項1又
は3の発明において、冷凍装置を液体の冷却装置とし、
冷凍対象温度を液体温度としたので、液体温度の制御目
標値のディファレンシャルの下端値が誤差等のために液
体の凍結防止運転の開始温度と干渉するのを回避するこ
とができ、よって、著効を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例に係る水冷却装置の配管系統図である。
【図3】冷水温度調節器の切換特性を示す図である。
【図4】第1実施例における制御内容を示すフロ―チャ
―ト図である。
【図5】第2実施例における制御内容の前半部分を示す
フロ―チャ―ト図である。
【図6】第2実施例における制御内容の後半部分を示す
フロ―チャ―ト図である。
【図7】第3実施例における制御内容を示すフロ―チャ
―ト図である。
【符号の説明】 6 冷凍回路 20 コントローラ(能力制御手段) 21 記憶回路(記憶手段) 22 設定回路(設定手段) 25 ディファレンシャル選択手段 26 ディファレンシャル切換手段 Thw 冷水温度調節器(温度検出手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍能力が複数のステップ値に変更可能
    に構成された冷凍回路(6)を備え、冷凍対象の温度を
    検出する温度検出手段(Thw)と、冷凍対象温度の制御
    目標値を設定する設定手段(22)と、上記温度検出手
    段(Thw)の出力を受け、一定のサンプリング時間ごと
    に冷凍対象温度を上記設定手段(22)で設定された制
    御目標値と比較して、冷凍対象温度が下降時には、制御
    目標値のディファレンシャルの下端値に達すると冷凍能
    力のステップ値を低減する一方、冷凍対象温度が上昇時
    には、上記制御目標値のディファレンシャルの上端値に
    達すると冷凍能力のステップ値を増大させるよう制御す
    る能力制御手段(20)とを備えた冷凍装置の運転制御
    装置において、 上記ディファレンシャルの幅値として標準値,該標準値
    よりも小さい縮小値の2種類を記憶する記憶手段(2
    1)と、該記憶手段(21)で記憶される2種類のディ
    ファレンシャル幅について、上記設定手段(22)で設
    定される制御目標値が所定値を越えるときには上記標準
    値を選択する一方、制御目標値が所定値以下のときには
    上記縮小値を選択するディファレンシャル選択手段(2
    5)とを備えたことを特徴とする冷凍装置の運転制御装
    置。
  2. 【請求項2】 冷凍能力が複数のステップ値に変更可能
    に構成された冷凍回路(6)を備え、冷凍対象の温度を
    検出する温度検出手段(Thw)と、冷凍対象温度の制御
    目標値を設定する設定手段(22)と、上記温度検出手
    段(Thw)の出力を受け、一定のサンプリング時間ごと
    に冷凍対象温度を上記設定手段(22)で設定された制
    御目標値と比較して、冷凍対象温度が下降時には、制御
    目標値のディファレンシャルの下端値に達すると冷凍能
    力のステップ値を低減する一方、冷凍対象温度が上昇時
    には、上記制御目標値のディファレンシャルの上端値に
    達すると冷凍能力のステップ値を増大させるよう制御す
    る能力制御手段(20)とを備えた冷凍装置の運転制御
    装置において、 上記ディファレンシャルの幅値として標準値,該標準値
    よりも大きい拡大値の2種類を記憶する記憶手段(2
    1)と、上記能力検出手段(20)により制御される冷
    凍能力を検出する能力検出手段と、該能力検出手段の出
    力を受け、冷凍能力が低減されてから所定時間が経過し
    たときを計測する計時手段と、上記能力検出手段の出力
    を受け、上記記憶手段(21)で記憶される大小2種類
    のディファレンシャル幅について、常時は標準値を選択
    する一方、上記計時手段の出力を受けるまでに、冷凍能
    力の低減,増大が複数回繰返されたときには、ディファ
    レンシャル幅を拡大値に切換えて一定時間の間その状態
    に維持するディファレンシャル切換手段(26)とを備
    えたことを特徴とする冷凍装置の運転制御装置。
  3. 【請求項3】 冷凍能力が複数のステップ値に変更可能
    に構成された冷凍回路(6)を備え、冷凍対象温度を検
    出する温度検出手段(Thw)と、冷凍対象温度の制御目
    標値を設定する設定手段(22)と、上記温度検出手段
    (Thw)の出力を受け、一定のサンプリング時間ごとに
    冷凍対象温度を上記設定手段(22)で設定された制御
    目標値と比較して、冷凍対象温度が下降時には、制御目
    標値のディファレンシャルの下端値に達すると冷凍能力
    のステップ値を低減する一方、冷凍対象温度が上昇時に
    は、上記制御目標値のディファレンシャルの上端値に達
    すると冷凍能力のステップ値を増大させるよう制御する
    能力制御手段(20)とを備えた冷凍装置の運転制御装
    置において、 上記ディファレンシャルの幅値として標準値,該標準値
    よりも小さい縮小値,上記標準値よりも大きい拡大値の
    3種類を記憶する記憶手段(21)と、上記温度検出手
    段(Thw)の出力を受け、上記記憶手段(21)で記憶
    される上記3種類のディファレンシャル幅について、上
    記制御目標値が所定値を越えるときには標準値を選択
    し、制御目標値が所定値以下のときには縮小値を選択す
    るディファレンシャル選択手段(25)と、上記能力制
    御手段(20)により制御される冷凍能力を検出する能
    力検出手段と、該能力検出手段の出力を受け、冷凍能力
    が低減されてからの経過時間を計測する計時手段と、上
    記能力検出手段の出力を受け、常時は標準値を選択する
    一方、上記計時手段の出力を受けるまでに、冷凍能力の
    低減,増大が複数回繰返されたときには、ディファレン
    シャル幅を拡大値に切換えて一定時間の間その状態に維
    持するディファレンシャル切換手段(26)とを備えた
    ことを特徴とする冷凍装置の運転制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3記載の冷凍装置におい
    て、 冷凍装置は液体を冷却するための蒸発器を冷凍回路
    (6)に配設するものであり、冷凍対象温度は液体温度
    であるとともに、 液体温度が凍結開始温度に達したときを検出して凍結防
    止運転の開始信号を出力する凍防信号出力手段(26W
    L)を備えたことを特徴とする冷凍装置の運転制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011169559A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Iseki & Co Ltd 食品保冷庫

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61173546A (ja) * 1985-01-29 1986-08-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd チヤネル制御方法

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