JPH05157140A - フライホイール装置 - Google Patents

フライホイール装置

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Publication number
JPH05157140A
JPH05157140A JP3320680A JP32068091A JPH05157140A JP H05157140 A JPH05157140 A JP H05157140A JP 3320680 A JP3320680 A JP 3320680A JP 32068091 A JP32068091 A JP 32068091A JP H05157140 A JPH05157140 A JP H05157140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
engine
clutch
flywheel
speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP3320680A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Sekiya
芳樹 関谷
Yoichi Kobayashi
洋一 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3320680A priority Critical patent/JPH05157140A/ja
Publication of JPH05157140A publication Critical patent/JPH05157140A/ja
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 始動性の向上、冷機時の回転の安定化、衝撃
音の発生防止および耐久性の向上を図ると共に、バッテ
リを保護する。 【構成】 機関回転軸1のリングギヤ2とかみ合う増速
ギヤ3と、増速ギヤ3にクラッチ4を介して接続可能な
小容量のフライホイール5と、フライホイール5に連結
した発電機を兼ねるモータ6と、機関冷却水温が所定値
以上のときに機関回転数に基づいてクラッチ4を遮断か
つモータ6を駆動する慣性質量可変手段7と、始動時お
よび冷機時にクラッチ4を接続およびモータ6の駆動を
停止する始動時および冷機時制御手段8と、バッテリ電
圧が低いときは冷機時にかかわらずクラッチ4を接続か
つモータ6から発電させる発電制御手段9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関のフライホ
イール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の回転軸には、アイドル域等の
回転の安定化を図るためにフライホイールを取付けてい
るが、この慣性質量は加速時には抵抗となる。
【0003】このため、従来内燃機関の回転軸のリング
ギヤに電磁クラッチを介して係脱可能に所定のフライホ
イールを設け、加速時には電磁クラッチを遮断すること
で、フライホイールを切り離すものが考えられている
(特開昭55ー132438号公報等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例にあっては、電磁クラッチを接続したときに
停止状態にあるフライホイールを増速回転させるように
なっていたため、衝撃音が発生すると共に、電磁クラッ
チに大きな負荷がかかり、耐久上、問題がある。
【0005】一方、機関の所定回転以上で電磁クラッチ
を遮断するが、これだと冷機時に良好な回転を得にくく
なってしまう。特に、冷機時に機関回転にしたがって電
磁クラッチの遮断、接続を行うと、接続時にエンストを
招きかねないのである。
【0006】また、冷機状態にかかわらず機関の始動時
には慣性質量を大きくしたほうが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、図1に示す
ように機関回転軸1のリングギヤ2とかみ合う増速ギヤ
3と、増速ギヤ3にクラッチ4を介して接続可能な小容
量のフライホイール5と、フライホイール5に連結した
発電機を兼ねるモータ6と、機関冷却水温が所定値以上
のときに機関回転数に基づいてクラッチ4を遮断かつモ
ータ6を駆動する慣性質量可変手段7と、始動時および
冷機時にクラッチ4を接続およびモータ6の駆動を停止
する始動時および冷機時制御手段8と、バッテリ電圧が
低いときは冷機時にかかわらずクラッチ4を接続かつモ
ータ6から発電させる発電制御手段9とを備える。
【0008】
【作用】即ち、機関の始動時および冷機時には、クラッ
チが常に接続状態に保たれるので、フライホイールによ
って安定した回転状態が維持される。
【0009】一方、クラッチを遮断後、接続するとき
に、モータ駆動によりフライホイールを増速回転しなが
らクラッチを接続することで、接続をスムーズに行え
る。
【0010】また、バッテリ電圧が低下したときに、モ
ータから発電させるので、消費電力は軽減される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図2において、10はエンジン、11はエ
ンジンの回転軸、12は回転軸11のドライブプレート
13に設けたリングギヤ、14は変速機である。
【0013】リングギヤ12には、リングギヤ12とか
み合う歯数の少ない増速ギヤ15が並設され、その増速
ギヤ15の軸方向に電磁クラッチ16、小容量のフライ
ホイール17、発電機能を持つモータ18が配置されて
いる。
【0014】電磁クラッチ16をオンすると、フライホ
イール17は軸を介して増速ギヤ15に接続するように
なっており、またフライホイール17はモータ18に直
結されている。
【0015】一方、エンジン10の回転軸端に回転数を
検出する回転センサ19が、スロットルバルブ20にス
ロットル開度を検出する負荷センサ21が、エンジン1
0のウォータジャケット内に冷却水温を検出する水温セ
ンサ22が設置され、これらの検出信号は、図示しない
スタータスイッチからの信号と共にマイクロコンピュー
タからなる制御装置23に入力されている。
【0016】制御装置23は、慣性質量可変手段、始動
時および冷機時制御手段、発電制御手段を構成するもの
で、回転センサ19、負荷センサ21、水温センサ22
等からの信号に基づいて、電磁クラッチ16の接続、遮
断およびモータ18の駆動、回転を制御すると共に、モ
ータ18からの発電を行うようになっている。
【0017】なお、ドライブプレート13は所定の慣性
質量を備えている。
【0018】次に、制御装置23の制御内容を図3のフ
ローチャートに基づいて説明する。まず、ステップ10
1にてエンジン回転数Ne、エンジン負荷L、冷却水温
Twを読み込む。
【0019】ステップ102,103では、エンジンの
スタータスイッチがオンかどうかを、そのオン後、エン
ジンの始動が完了しているかどうかを見る。
【0020】スタータスイッチがオンの場合およびエン
ジンの始動が完了してない(完爆前)場合は、ステップ
110にて電磁クラッチ16をオン(接続)、モータ1
8をオフに保つ。
【0021】エンジンの始動が完了すると、ステップ1
04にてバッテリ電圧が所定値以上かどうかを比較し、
所定値未満の場合は、ステップ111にて電磁クラッチ
16をオン、モータ18をオフした状態で、モータ18
から発電(補助発電)を行うように機能を切り替える。
この電力をバッテリに充電する。
【0022】バッテリ電圧が所定値以上であれば、ステ
ップ105に進み、冷却水温Twが所定値(例えば60
℃)以上かどうかを比較する。
【0023】冷却水温Twが所定値未満のときは、始動
時と同じくステップ110にて電磁クラッチ16をオン
(接続)、モータ18をオフに保つ。
【0024】そして、冷却水温Twが所定値以上のとき
は、ステップ106,107にてエンジン回転数Neを
設定回転数(接続回転数)1000rpm、設定回転数
(遮断回転数)1200rpmと比較する。
【0025】エンジン回転数Neが設定回転数1000
rpm以下の場合は、ステップ110にて電磁クラッチ
16をオン、モータ18をオフにする。
【0026】エンジン回転数Neが設定回転数1000
rpmより高くかつ1200rpm以下の場合は、ステ
ップ108にてエンジン負荷Lから減速かどうかを判定
し、減速でないときは、ステップ109にて電磁クラッ
チ16をオフ(遮断)、モータ18をオンにする。減速
のときは、ステップ110にて電磁クラッチ16をオ
ン、モータ18をオフにする。
【0027】エンジン回転数Neが設定回転数1200
rpmより高い場合は、ステップ109にて電磁クラッ
チ16をオフ、モータ18をオンにする。
【0028】なお、ステップ109,110では、モー
タ18からの発電はオフである。また、モータ18のオ
ン時の回転数はエンジン回転数(1200rpm)×増
速ギヤ15の増速比が良い。
【0029】このようにエンジンの始動時ならびに冷却
水温が低いときに、暖機後のアイドル運転時に同じく電
磁クラッチ16がオンつまりエンジンの回転軸11に増
速ギヤ15を介してフライホイール17が接続状態に維
持される。
【0030】このため、フライホイール17の作用によ
り、エンジンの滑らかな始動が得られると共に、冷機時
ならびに通常のアイドル運転時に、安定したエンジン回
転が確保される。
【0031】なお、この場合フライホイール17に連結
したモータ18の慣性質量も加わるため、より安定した
回転が維持される。
【0032】一方、暖機後、所定回転域からエンジンが
加速されると、エンジン回転数が設定回転数1000r
pmを越えると同時に、電磁クラッチ16が遮断され、
フライホイール17が切り離される。
【0033】このため、慣性質量が小さくなって、高い
加速応答、加速性能が確保される。
【0034】この際、モータ18が駆動され、フライホ
イール17が所定回転数で回転される。
【0035】そして、エンジンが減速に入り、設定回転
数1200rpm以下になると、フライホイール17が
所定回転数で回転している状態で、電磁クラッチ16が
接続され、モータ18が停止される。
【0036】このため、電磁クラッチ16はスムーズに
接続され、したがって電磁クラッチ16の接続時に衝撃
音等の発生が防止されると共に、電磁クラッチ16に大
きな負荷がかかるようなことはなく、耐久性を向上でき
る。
【0037】また、電磁クラッチ16の遮断回転数に対
し接続回転数を高くし、エンジン回転数が高いときに電
磁クラッチ16を接続するので、回転低下時にその接続
によってあるいは応答遅れがあっても、回転変動を招い
たり、回転が必要以上に降下することはない。
【0038】これにより、エンジンの急減速時にも、安
定した回転状態を保つことができ、エンスト等を確実に
防止できる。
【0039】また、冷機時、通常運転時にかかわらず、
エンジンの始動後、バッテリ電圧が低下しているとき
は、電磁クラッチ16が接続されると共に、モータ18
の機能が切り替えられ、モータ18から発電が行われ
る。
【0040】この場合、増速ギヤ15を介して高速で回
転するモータ18にて発電を行わせるため、発電効率が
高く、短時間でバッテリに充電でき、したがってバッテ
リを保護できると共に、発電による燃費の悪化を最小限
に抑えることができる。
【0041】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、機関回転軸の
リングギヤとかみ合う増速ギヤと、増速ギヤにクラッチ
を介して接続可能な小容量のフライホイールと、フライ
ホイールに連結した発電機を兼ねるモータと、機関冷却
水温が所定値以上のときに機関回転数に基づいてクラッ
チを遮断かつモータを駆動する慣性質量可変手段と、始
動時および冷機時にクラッチを接続およびモータの駆動
を停止する始動時および冷機時制御手段と、バッテリ電
圧が低いときは冷機時にかかわらずクラッチを接続かつ
モータから発電させる発電制御手段とを備えたので、良
好な始動性ならびに通常運転時に同じく冷機時に安定し
たエンジン回転を確保することができ、またフライホイ
ールのモータ駆動によってクラッチの接続をスムーズに
行え、衝撃音の発生を防止でき、耐久性を向上できると
共に、バッテリの消費電力を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】全体の概略構成図である。
【図3】制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 回転軸 12 リングギヤ 15 増速ギヤ 16 電磁クラッチ 17 フライホイール 18 モータ 19 回転センサ 21 負荷センサ 22 水温センサ 23 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関回転軸のリングギヤとかみ合う増速
    ギヤと、増速ギヤにクラッチを介して接続可能な小容量
    のフライホイールと、フライホイールに連結した発電機
    を兼ねるモータと、機関冷却水温が所定値以上のときに
    機関回転数に基づいてクラッチを遮断かつモータを駆動
    する慣性質量可変手段と、始動時および冷機時にクラッ
    チを接続およびモータの駆動を停止する始動時および冷
    機時制御手段と、バッテリ電圧が低いときは冷機時にか
    かわらずクラッチを接続かつモータから発電させる発電
    制御手段とを備えてなるフライホイール装置。
JP3320680A 1991-12-04 1991-12-04 フライホイール装置 Pending JPH05157140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3320680A JPH05157140A (ja) 1991-12-04 1991-12-04 フライホイール装置

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JP3320680A JPH05157140A (ja) 1991-12-04 1991-12-04 フライホイール装置

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Publication Number Publication Date
JPH05157140A true JPH05157140A (ja) 1993-06-22

Family

ID=18124135

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3320680A Pending JPH05157140A (ja) 1991-12-04 1991-12-04 フライホイール装置

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JP (1) JPH05157140A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003074641A (ja) * 2001-09-05 2003-03-12 Ygk:Kk 可変質量フライホイール

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003074641A (ja) * 2001-09-05 2003-03-12 Ygk:Kk 可変質量フライホイール
JP4669172B2 (ja) * 2001-09-05 2011-04-13 株式会社ワイ.ジー.ケー 可変質量フライホイール

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