JPH05156976A - 車両用走行制御装置 - Google Patents
車両用走行制御装置Info
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- JPH05156976A JPH05156976A JP3320372A JP32037291A JPH05156976A JP H05156976 A JPH05156976 A JP H05156976A JP 3320372 A JP3320372 A JP 3320372A JP 32037291 A JP32037291 A JP 32037291A JP H05156976 A JPH05156976 A JP H05156976A
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- Japan
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- vehicle
- car
- inter
- speed
- distance
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自車速及び先行車との相対速度に基づき算出
される目標車間距離となるように車間距離を制御しつつ
先行車に追従走行する車両用走行制御装置において、追
従すべき先行車にふらつきが生じた場合でも運転者に不
快感を与えない快適な追従走行を可能とする。 【構成】 車間距離センサ10及び車速センサ12から
の検出信号はマイクロコンピュータ18に入力される。
マイクロコンピュータ18は車速及び相対速度に基づき
目標車間距離LTを算出し、この目標車間距離LTに一
致するように車速制御を行う。この時、相対速度が所定
値以下であり、かつ車間距離と目標車間距離との差分が
所定値以下である場合には現在の車速を維持するように
スロットル制御を行い、先行車に追従走行する。
される目標車間距離となるように車間距離を制御しつつ
先行車に追従走行する車両用走行制御装置において、追
従すべき先行車にふらつきが生じた場合でも運転者に不
快感を与えない快適な追従走行を可能とする。 【構成】 車間距離センサ10及び車速センサ12から
の検出信号はマイクロコンピュータ18に入力される。
マイクロコンピュータ18は車速及び相対速度に基づき
目標車間距離LTを算出し、この目標車間距離LTに一
致するように車速制御を行う。この時、相対速度が所定
値以下であり、かつ車間距離と目標車間距離との差分が
所定値以下である場合には現在の車速を維持するように
スロットル制御を行い、先行車に追従走行する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用走行制御装置、特
に先行車との車間距離をほぼ一定に保ちながら先行車に
追従走行する走行制御装置に関する。
に先行車との車間距離をほぼ一定に保ちながら先行車に
追従走行する走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、高速道路走行における運転者
の運転操作低減や安全性向上などを目的とし、車両の速
度を自動調整する走行制御装置が開発されている。
の運転操作低減や安全性向上などを目的とし、車両の速
度を自動調整する走行制御装置が開発されている。
【0003】このような走行制御装置では、運転者が予
め定めた設定車速で車両を巡行させる定速走行モード
や、先行車が存在する場合にこの先行車との車間距離を
安全な車間距離に維持しつつ先行車に追従する追従走行
モードなどが設定されている。例えば、特開昭61−1
46644号公報に開示された車両走行制御装置におい
ては、車速検出手段、車間距離検出手段、距離変化演算
手段、相対速度演算手段及び相対速度の大きさに応じた
時間幅について算出した相対速度を出力する相対速度選
択手段を設け、検出した自車速及び車間距離と、出力さ
れた相対速度とに基づいて自車速を制御し、先行車に追
従するシステムが示されている。
め定めた設定車速で車両を巡行させる定速走行モード
や、先行車が存在する場合にこの先行車との車間距離を
安全な車間距離に維持しつつ先行車に追従する追従走行
モードなどが設定されている。例えば、特開昭61−1
46644号公報に開示された車両走行制御装置におい
ては、車速検出手段、車間距離検出手段、距離変化演算
手段、相対速度演算手段及び相対速度の大きさに応じた
時間幅について算出した相対速度を出力する相対速度選
択手段を設け、検出した自車速及び車間距離と、出力さ
れた相対速度とに基づいて自車速を制御し、先行車に追
従するシステムが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の走行制御装置においては、常に自車と先行車
との相対速度を制御パラメータとして用いており、従っ
て先行車の走行にふらつきが生じた場合においてもこの
ふらつきに追従した制御が行われてしまい、自車の追従
フィーリングを悪化させ、その都度運転者が追従走行モ
ードを解除しなければならない問題があった。
うな従来の走行制御装置においては、常に自車と先行車
との相対速度を制御パラメータとして用いており、従っ
て先行車の走行にふらつきが生じた場合においてもこの
ふらつきに追従した制御が行われてしまい、自車の追従
フィーリングを悪化させ、その都度運転者が追従走行モ
ードを解除しなければならない問題があった。
【0005】そこで、本願出願人はこのような事情に鑑
み先に特願平3−21046号にて追従フィーリングに
優れた車両用走行制御装置を提案した。この走行制御装
置においては、自車速の変動が微小な場合には巡行運転
中であるとし、この巡行運転中に先行車にふらつきが生
じた場合でもこのふらつきを誤差と見なして追従を行な
わず現在の車速を保持する。より具体的には、検出され
た自車速が所定の許容範囲内であるか否かが判定され、
許容範囲内であると判定された場合には巡行であるとみ
なす。そして、巡行運転中に相対速度の変動が所定の許
容範囲内である場合には制御手段により現在の巡行運転
の車速を保持するのである。
み先に特願平3−21046号にて追従フィーリングに
優れた車両用走行制御装置を提案した。この走行制御装
置においては、自車速の変動が微小な場合には巡行運転
中であるとし、この巡行運転中に先行車にふらつきが生
じた場合でもこのふらつきを誤差と見なして追従を行な
わず現在の車速を保持する。より具体的には、検出され
た自車速が所定の許容範囲内であるか否かが判定され、
許容範囲内であると判定された場合には巡行であるとみ
なす。そして、巡行運転中に相対速度の変動が所定の許
容範囲内である場合には制御手段により現在の巡行運転
の車速を保持するのである。
【0006】ところが、このように相対速度の微小変動
に対して不感帯を設けることにより確かに追従走行の安
定性は向上するものの、例えば相対速度が長時間にわた
って徐々に変化する場合には先行車との車間距離も徐々
に減少乃至拡大してしまい、目標車間距離から徐々に外
れてしまう可能性があった。
に対して不感帯を設けることにより確かに追従走行の安
定性は向上するものの、例えば相対速度が長時間にわた
って徐々に変化する場合には先行車との車間距離も徐々
に減少乃至拡大してしまい、目標車間距離から徐々に外
れてしまう可能性があった。
【0007】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は追従すべき先行車にふらつきが生
じた場合でも運転者に不快感を与えない快適な追従走行
を可能とすると共に、先行車との車間距離を目標車間距
離に維持して追従走行することが可能な車両用走行制御
装置を提供することにある。
のであり、その目的は追従すべき先行車にふらつきが生
じた場合でも運転者に不快感を与えない快適な追従走行
を可能とすると共に、先行車との車間距離を目標車間距
離に維持して追従走行することが可能な車両用走行制御
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の車両用走行制御装置は、図1に示さ
れるように先行車との車間距離を検出する車間距離検出
手段1と、自車の速度を検出する車速検出手段2と、先
行車との相対速度を検出する相対速度検出手段3と、前
記自車の速度及び相対速度に基づき目標車間距離を算出
する目標車間距離算出手段4と、先行車との車間距離が
この目標車間距離となるようにスロットルを制御する制
御手段5とを備える車両用走行制御装置において、前記
相対速度が許容速度範囲内にあるか否かを判定する第1
判定手段6と、前記車間距離と前記目標車間距離との差
分が距離範囲内にあるか否かを判定する第2判定手段7
とを有し、前記第1判定手段6にて前記許容速度範囲内
にあると判定され、かつ前記第2判定手段7にて許容距
離範囲内にあると判定された場合に前記制御手段5は前
記自車の速度保持するようにスロットル制御することを
特徴とする。 また、上記目的を達成するために、請求
項2記載の車両用走行制御装置は、図2に示されるよう
に請求項1記載の車両用走行制御装置において前記目標
車間距離に応じて前記許容距離範囲を変更する変更手段
8とを有することを特徴とする。
に、請求項1記載の車両用走行制御装置は、図1に示さ
れるように先行車との車間距離を検出する車間距離検出
手段1と、自車の速度を検出する車速検出手段2と、先
行車との相対速度を検出する相対速度検出手段3と、前
記自車の速度及び相対速度に基づき目標車間距離を算出
する目標車間距離算出手段4と、先行車との車間距離が
この目標車間距離となるようにスロットルを制御する制
御手段5とを備える車両用走行制御装置において、前記
相対速度が許容速度範囲内にあるか否かを判定する第1
判定手段6と、前記車間距離と前記目標車間距離との差
分が距離範囲内にあるか否かを判定する第2判定手段7
とを有し、前記第1判定手段6にて前記許容速度範囲内
にあると判定され、かつ前記第2判定手段7にて許容距
離範囲内にあると判定された場合に前記制御手段5は前
記自車の速度保持するようにスロットル制御することを
特徴とする。 また、上記目的を達成するために、請求
項2記載の車両用走行制御装置は、図2に示されるよう
に請求項1記載の車両用走行制御装置において前記目標
車間距離に応じて前記許容距離範囲を変更する変更手段
8とを有することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の車両用走行制御装置はこのような構成
を有しており、相対速度が許容範囲内で、かつ車間距離
が目標車間距離にほぼ一致する場合にのみ現在の車速を
保持する構成とするものである。
を有しており、相対速度が許容範囲内で、かつ車間距離
が目標車間距離にほぼ一致する場合にのみ現在の車速を
保持する構成とするものである。
【0010】前述したように、相対速度の変動が微小な
場合に車速を維持すると、車間距離が徐々に減少乃至拡
大してしまう恐れがあるが、このように車間距離と目標
車間距離との差分が許容範囲内であるか否かをも判定す
ることにより、車間距離が目標車間距離から外れること
を防止することができる。
場合に車速を維持すると、車間距離が徐々に減少乃至拡
大してしまう恐れがあるが、このように車間距離と目標
車間距離との差分が許容範囲内であるか否かをも判定す
ることにより、車間距離が目標車間距離から外れること
を防止することができる。
【0011】なお、目標車間距離が小さい場合と大きい
場合とでは許容し得る車間距離差にも違いが生じるため
(目標車間距離が小さい場合には少しの車間距離差でも
影響が大きい)、変更手段により許容距離範囲を変更す
ることにより正確な追従走行を行うことができる。
場合とでは許容し得る車間距離差にも違いが生じるため
(目標車間距離が小さい場合には少しの車間距離差でも
影響が大きい)、変更手段により許容距離範囲を変更す
ることにより正確な追従走行を行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を用いながら本発明に係る車両用
走行制御装置の好適な実施例を説明する。
走行制御装置の好適な実施例を説明する。
【0013】第1実施例 図3には本第1実施例の構成ブロック図が示されてい
る。車間距離検出手段として車間距離センサ10が車両
前部に設けられている。この車間距離センサ10として
は、例えば先行車像を撮影するCCDカメラやレーダ装
置、レーザレーダ装置等を用いることができる。また、
車速検出手段として車両のドライブシャフトの回転速度
を光学的に検知する車速センサ12が設けられている。
る。車間距離検出手段として車間距離センサ10が車両
前部に設けられている。この車間距離センサ10として
は、例えば先行車像を撮影するCCDカメラやレーダ装
置、レーザレーダ装置等を用いることができる。また、
車速検出手段として車両のドライブシャフトの回転速度
を光学的に検知する車速センサ12が設けられている。
【0014】また、定速走行時における車速設定用の設
定SW14が運転席に設けられ、更にシステムのオン・
オフを行うシステムSW16が同様に運転席に設けられ
る。そして、これら各センサー及びSWからの信号はマ
イクロコンピュータ18に供給される。
定SW14が運転席に設けられ、更にシステムのオン・
オフを行うシステムSW16が同様に運転席に設けられ
る。そして、これら各センサー及びSWからの信号はマ
イクロコンピュータ18に供給される。
【0015】マイクロコンピュータ18は入出力ポー
ト、後述する処理プログラムが格納されたROM、この
処理プログラムに従って演算を行うCPU、演算結果を
記憶するRAM等を備えており、演算結果をスロットル
アクチュエータ20あるいはブレーキアクチュエータ2
2(本実施例では基本的にはスロットル制御による車速
制御を行うのでブレーキアクチュエータは制御されない
が、必要に応じてブレーキ制御を行うことも可能であ
る)及びトランスミッション24に制御信号を送って車
両の走行を制御すると共に、運転席に設けられた警報装
置26、表示装置28を介して現車間距離を表示乃至許
容できない車間距離となった場合に運転者に警報を与え
る構成である。
ト、後述する処理プログラムが格納されたROM、この
処理プログラムに従って演算を行うCPU、演算結果を
記憶するRAM等を備えており、演算結果をスロットル
アクチュエータ20あるいはブレーキアクチュエータ2
2(本実施例では基本的にはスロットル制御による車速
制御を行うのでブレーキアクチュエータは制御されない
が、必要に応じてブレーキ制御を行うことも可能であ
る)及びトランスミッション24に制御信号を送って車
両の走行を制御すると共に、運転席に設けられた警報装
置26、表示装置28を介して現車間距離を表示乃至許
容できない車間距離となった場合に運転者に警報を与え
る構成である。
【0016】以下、図4のフローチャートを用いてマイ
クロコンピュータ18の処理を詳細に説明する。まず、
自車が追従走行しているか否かが判定される(S10
1)。この判定はシステムSW16がONされているか
否か、そして追従すべき先行車を認識しているか否かで
判定される。ここで、車間距離センサ10としてレーザ
レーダ装置を用いた場合には、有効測距範囲がほぼ10
0mであるので、先行車が100m以下に存在する場合
にはこの車間距離センサ10から有限なデータがマイク
ロコンピュータ18に供給されるため、先行車認識中で
あると判定される。
クロコンピュータ18の処理を詳細に説明する。まず、
自車が追従走行しているか否かが判定される(S10
1)。この判定はシステムSW16がONされているか
否か、そして追従すべき先行車を認識しているか否かで
判定される。ここで、車間距離センサ10としてレーザ
レーダ装置を用いた場合には、有効測距範囲がほぼ10
0mであるので、先行車が100m以下に存在する場合
にはこの車間距離センサ10から有限なデータがマイク
ロコンピュータ18に供給されるため、先行車認識中で
あると判定される。
【0017】追従走行時である場合には、次に先行車と
の相対速度の絶対値が所定値(例えば5Km/h)以下
であるか否かが判定される(S102)。ここで、相対
速度は車間距離センサ10にて検出された車間距離の所
定時間当たりの変化量を演算することにより検出され
る。また、所定値は予めマイクロコンピュータ18のR
OM内に記憶され、追従走行時であると判定された場合
にこのROMから読み出し、CPUで相対速度と比較さ
れる。そして、相対速度の絶対値が所定値以下でないと
判定された場合には、この相対速度は誤差と見なしうる
値ではなく、先行車の運転者が意思を持って加減速を行
い自車との間に走行状態の相違が生じたものと判断し、
従来と同様の車間制御が行われる(S105)。ここ
で、車間制御は自車の速度や相対速度に基づき算出され
る目標車間距離に一致するように車速を制御するもので
あり、目標車間距離は公知の方法により算出され、本実
施例においては目標車間距離LTは次式により算出され
る。
の相対速度の絶対値が所定値(例えば5Km/h)以下
であるか否かが判定される(S102)。ここで、相対
速度は車間距離センサ10にて検出された車間距離の所
定時間当たりの変化量を演算することにより検出され
る。また、所定値は予めマイクロコンピュータ18のR
OM内に記憶され、追従走行時であると判定された場合
にこのROMから読み出し、CPUで相対速度と比較さ
れる。そして、相対速度の絶対値が所定値以下でないと
判定された場合には、この相対速度は誤差と見なしうる
値ではなく、先行車の運転者が意思を持って加減速を行
い自車との間に走行状態の相違が生じたものと判断し、
従来と同様の車間制御が行われる(S105)。ここ
で、車間制御は自車の速度や相対速度に基づき算出され
る目標車間距離に一致するように車速を制御するもので
あり、目標車間距離は公知の方法により算出され、本実
施例においては目標車間距離LTは次式により算出され
る。
【0018】LT=車速×2.5−相対速度×4そし
て、車間距離センサー10にて検出された現在の車間距
離Lとこの目標車間距離LTとの差分(L−LT)に基
づき、目標車速VT=車速+G(L−LT)(G:ゲイ
ン)により車速制御が行われる。
て、車間距離センサー10にて検出された現在の車間距
離Lとこの目標車間距離LTとの差分(L−LT)に基
づき、目標車速VT=車速+G(L−LT)(G:ゲイ
ン)により車速制御が行われる。
【0019】一方、相対速度の絶対値が所定値以下であ
る場合、すなわち相対速度が許容範囲内である場合には
更に車間距離差分の絶対値が車間所定値(例えば3m)
以下であるか否かが判定される(S103)。ここで、
車間距離差分は前述したように現車間距離Lと目標車間
距離LTとの差分(L−LT)で定義され、また車間所
定値は例えば目標車間距離LTの5%と定義され、予め
ROMに記憶させておく。そして、車間距離差分の絶対
値がこの車間所定値以上である場合には、相対速度が微
小であっても所望の走行状態ではないと判断し、前述し
た車間制御を行って目標車間距離に一致させるべく制御
が行われる。(S105)。
る場合、すなわち相対速度が許容範囲内である場合には
更に車間距離差分の絶対値が車間所定値(例えば3m)
以下であるか否かが判定される(S103)。ここで、
車間距離差分は前述したように現車間距離Lと目標車間
距離LTとの差分(L−LT)で定義され、また車間所
定値は例えば目標車間距離LTの5%と定義され、予め
ROMに記憶させておく。そして、車間距離差分の絶対
値がこの車間所定値以上である場合には、相対速度が微
小であっても所望の走行状態ではないと判断し、前述し
た車間制御を行って目標車間距離に一致させるべく制御
が行われる。(S105)。
【0020】また、車間距離差分(L−LT)の絶対値
が車間所定値以下である場合には相対速度が微小であ
り、かつ現在の車間距離がほぼ目標車間距離に一致して
いることを意味するから、この相対速度の変動に追従す
ることを中止し、快適な走行を行うために現在の車速を
維持すべくスロットル制御を行う(S104)。
が車間所定値以下である場合には相対速度が微小であ
り、かつ現在の車間距離がほぼ目標車間距離に一致して
いることを意味するから、この相対速度の変動に追従す
ることを中止し、快適な走行を行うために現在の車速を
維持すべくスロットル制御を行う(S104)。
【0021】図5には以上述べた走行制御の様子が図示
されている。図5において横軸は相対速度を表してお
り、また縦軸は車間距離を表している。相対速度の絶対
値が所定値以下であり、かつ車間距離差分の絶対値が所
定車間距離以下である領域は図において斜線で示されて
おり、この領域内に車両の相対速度及び車間距離が位置
する場合には、先行車との相対速度の変動に関わらず自
車速が維持される。このように、相対速度及び車間距離
が所定の範囲内にある場合に相対速度によらず現車速を
維持することにより、先行車のふらつきに追従しない快
適な追従走行が可能となる。
されている。図5において横軸は相対速度を表してお
り、また縦軸は車間距離を表している。相対速度の絶対
値が所定値以下であり、かつ車間距離差分の絶対値が所
定車間距離以下である領域は図において斜線で示されて
おり、この領域内に車両の相対速度及び車間距離が位置
する場合には、先行車との相対速度の変動に関わらず自
車速が維持される。このように、相対速度及び車間距離
が所定の範囲内にある場合に相対速度によらず現車速を
維持することにより、先行車のふらつきに追従しない快
適な追従走行が可能となる。
【0022】第2実施例 本第2実施例の構成は図3に示された第1実施例の構成
とほぼ同様であるが、本第2実施例においてはシステム
SW16が目標車間距離の遠/中/近の切替SWをも兼
用している。このように、目標車間距離を遠/中/近の
3段階切替可能とすることにより運転者の運転嗜好に沿
った追従走行が可能となる。すなわち、余裕を持ったの
んびりした走行を行いたい運転者は目標車間距離切替を
遠に設定することにより先行車との車間距離を十分大き
くしてのんびりした走行を行うことができ、また先行車
の動きに対して素早い応答を行いたい運転者は目標車間
距離を近に設定することにより応答性の良い追従走行を
行うことができる。
とほぼ同様であるが、本第2実施例においてはシステム
SW16が目標車間距離の遠/中/近の切替SWをも兼
用している。このように、目標車間距離を遠/中/近の
3段階切替可能とすることにより運転者の運転嗜好に沿
った追従走行が可能となる。すなわち、余裕を持ったの
んびりした走行を行いたい運転者は目標車間距離切替を
遠に設定することにより先行車との車間距離を十分大き
くしてのんびりした走行を行うことができ、また先行車
の動きに対して素早い応答を行いたい運転者は目標車間
距離を近に設定することにより応答性の良い追従走行を
行うことができる。
【0023】具体的には、運転者により遠/中/近のい
ずれかがシステムSW16にて設定された場合、マイク
ロコンピュータ18はこのシステムSW16からの信号
に基づき目標車間距離を以下の算出式に基づき算出す
る。
ずれかがシステムSW16にて設定された場合、マイク
ロコンピュータ18はこのシステムSW16からの信号
に基づき目標車間距離を以下の算出式に基づき算出す
る。
【0024】LT=車速×2.5−相対速度×4(近)
LT=車速×3−相対速度×5(中)LT=車速×4−
相対速度×6(遠)そして、このように算出された目標
車間距離LTと現車間距離Lとを比較し、前述した第1
実施例と同様に相対速度及び車間距離が所定値と比較さ
れる。
LT=車速×3−相対速度×5(中)LT=車速×4−
相対速度×6(遠)そして、このように算出された目標
車間距離LTと現車間距離Lとを比較し、前述した第1
実施例と同様に相対速度及び車間距離が所定値と比較さ
れる。
【0025】ここで、本第2実施例において特徴的なこ
とは、このように目標車間距離が遠/中/近の3段階に
設定されることに伴い、車間所定値もこの3段階の目標
車間距離に応じて変更することにある。
とは、このように目標車間距離が遠/中/近の3段階に
設定されることに伴い、車間所定値もこの3段階の目標
車間距離に応じて変更することにある。
【0026】図7には目標車間距離に応じた車間所定値
が示されている。図7において横軸は自車速を表し、縦
軸は車間距離を表している。目標車間距離としては、前
述したように遠/中/近の3段階が設定されるが、車間
所定値はこれら3段階の目標車間距離に応じて設定され
る。すなわち、目標車間距離が近の場合には素早い応答
性が要求されるため、車間所定値も小さく、一方目標車
間距離が遠の場合にはゆったりした走行を保証するため
車間所定値も大きく設定される。例えば、目標車間距離
が近/中/遠の場合に、それぞれ車間所定値を目標車間
距離の5%、10%、15%に設定することができる。
が示されている。図7において横軸は自車速を表し、縦
軸は車間距離を表している。目標車間距離としては、前
述したように遠/中/近の3段階が設定されるが、車間
所定値はこれら3段階の目標車間距離に応じて設定され
る。すなわち、目標車間距離が近の場合には素早い応答
性が要求されるため、車間所定値も小さく、一方目標車
間距離が遠の場合にはゆったりした走行を保証するため
車間所定値も大きく設定される。例えば、目標車間距離
が近/中/遠の場合に、それぞれ車間所定値を目標車間
距離の5%、10%、15%に設定することができる。
【0027】このように、車間所定値を目標車間距離に
応じて変更することにより、目標車間距離のレベルに応
じた車間距離差分の判定が可能となり、運転者の運転嗜
好に合致した追従走行を行うことができる。
応じて変更することにより、目標車間距離のレベルに応
じた車間距離差分の判定が可能となり、運転者の運転嗜
好に合致した追従走行を行うことができる。
【0028】図6には本第2実施例におけるマイクロコ
ンピュータ18の処理フローチャートが示されている。
図4に示された第1実施例のフローチャートとほぼ同様
であるが、本第2実施例においては前述したように相対
速度の絶対値が所定値以下である場合には、目標車間距
離から車間所定値が算出される(S203)。この算出
は、前述したように例えば目標車間距離が近の場合には
目標車間距離の5%、目標車間距離が中の場合には10
%、目標車間距離が遠の場合には15%に車間所定値を
設定する。そして、このようにして算出された車間所定
値と車間距離差分との大小比較が行われ(S204)、
車間距離差分が車間所定値以上である場合には車間制御
が行われ(S206)、車間所定値以下の場合には現車
速を維持して巡行運転を行う(S205)。
ンピュータ18の処理フローチャートが示されている。
図4に示された第1実施例のフローチャートとほぼ同様
であるが、本第2実施例においては前述したように相対
速度の絶対値が所定値以下である場合には、目標車間距
離から車間所定値が算出される(S203)。この算出
は、前述したように例えば目標車間距離が近の場合には
目標車間距離の5%、目標車間距離が中の場合には10
%、目標車間距離が遠の場合には15%に車間所定値を
設定する。そして、このようにして算出された車間所定
値と車間距離差分との大小比較が行われ(S204)、
車間距離差分が車間所定値以上である場合には車間制御
が行われ(S206)、車間所定値以下の場合には現車
速を維持して巡行運転を行う(S205)。
【0029】このように、本第2実施例においては運転
者が設定した目標車間距離に応じて車間所定値も変更す
ることにより、運転者の運転嗜好に合致させながら滑ら
かな追従走行を行うことができる。
者が設定した目標車間距離に応じて車間所定値も変更す
ることにより、運転者の運転嗜好に合致させながら滑ら
かな追従走行を行うことができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
用走行制御装置によれば、追従すべき先行車にふらつき
が生じた場合でも運転者に不快感を与えない快適な追従
走行を可能とし、かつ先行車との車間距離を目標車間距
離維持して走行することが可能となる。
用走行制御装置によれば、追従すべき先行車にふらつき
が生じた場合でも運転者に不快感を与えない快適な追従
走行を可能とし、かつ先行車との車間距離を目標車間距
離維持して走行することが可能となる。
【図1】本発明の構成ブロック図である。
【図2】本発明の構成ブロック図である。
【図3】本発明の1実施例の構成ブロック図である。
【図4】同実施例の処理フローチャート図である。
【図5】同実施例の不感帯領域説明図である。
【図6】本発明の他の実施例の処理フローチャート図で
ある。
ある。
【図7】同実施例の車間所定値説明図である。
10 車間距離センサ 12 車速センサ 14 設定SW 16 システムSW 18 マイクロコンピュータ 20 スロットルアクチュエータ 22 ブレーキアクチュエータ
Claims (2)
- 【請求項1】 先行車との車間距離を検出する車間距離
検出手段と、自車の速度を検出する車速検出手段と、先
行車との相対速度を検出する相対速度検出手段と、前記
自車の速度及び相対速度に基づき目標車間距離を算出す
る目標車間距離算出手段と、先行車との車間距離がこの
目標車間距離となるようにスロットルを制御する制御手
段と、を備える車両用走行制御装置において、前記相対
速度が許容速度範囲内にあるか否かを判定する第1判定
手段と、前記車間距離と前記目標車間距離との差分が許
容距離範囲内にあるか否かを判定する第2判定手段と、
を有し、前記第1判定手段にて前記許容速度範囲内にあ
ると判定され、かつ前記第2判定手段にて前記許容距離
範囲内にあると判定された場合に前記制御手段は前記自
車の速度を保持するようにスロットルを制御することを
特徴とする車両用走行制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の車両用走行制御装置にお
いて、前記目標車間距離に応じて前記許容距離範囲を変
更する変更手段と、を有することを特徴とする車両用走
行制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3320372A JPH05156976A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 車両用走行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3320372A JPH05156976A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 車両用走行制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05156976A true JPH05156976A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18120742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3320372A Pending JPH05156976A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 車両用走行制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05156976A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007030849A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の走行制御装置 |
JP2008137593A (ja) * | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Mazda Motor Corp | 車両の走行制御装置 |
JP2012196998A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両の運転動作設定システム |
JP2016028925A (ja) * | 2014-07-25 | 2016-03-03 | 株式会社デンソー | 車両制御装置および車両制御プログラム |
US11458969B2 (en) | 2019-03-27 | 2022-10-04 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle control device, and vehicle |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP3320372A patent/JPH05156976A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007030849A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の走行制御装置 |
JP2008137593A (ja) * | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Mazda Motor Corp | 車両の走行制御装置 |
JP2012196998A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両の運転動作設定システム |
JP2016028925A (ja) * | 2014-07-25 | 2016-03-03 | 株式会社デンソー | 車両制御装置および車両制御プログラム |
US11458969B2 (en) | 2019-03-27 | 2022-10-04 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle control device, and vehicle |
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